JPH0622313B2 - ロジカルフイルタ回路 - Google Patents

ロジカルフイルタ回路

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JPH0622313B2
JPH0622313B2 JP59158038A JP15803884A JPH0622313B2 JP H0622313 B2 JPH0622313 B2 JP H0622313B2 JP 59158038 A JP59158038 A JP 59158038A JP 15803884 A JP15803884 A JP 15803884A JP H0622313 B2 JPH0622313 B2 JP H0622313B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はノイズ等を含む複数の信号が多重された信号
から、所望の信号を抽出するロジカルフイルター回路に
関する。
背景技術とその問題点 例えばテレビジヨン信号の場合、画像情報は水平周波数
の整数倍にエネルギーが集中しているので、この性質を
利用したクシ型フイルターで、テレビジヨン信号中に含
まれているノイズを分離したり、輝度信号と色信号とを
分離している。又更に高度な技術としては、放送機器等
の装置に使用されているアダマール変換による処理があ
げられる。
しかし、これらの従来のフイルターは画像信号と、不要
な信号(例えばノイズ)のエネルギー比であるS/Nは
改善するものの、抽出された本来の信号のステツプの立
上がり、下がりがなまつてしまい画質劣化を生じる。
このことは周波数空間上で所望の信号を分離、抽出する
従来フイルターの持つ原理的な問題点と言える。
ところで、本願発明者は先に論理フイルタと呼ばれる新
規な論理フイルタ装置を提案した(特願昭57−983
71号等)。すなわち従来のフイルタは時間の次元で変
化する信号をフーリエ変換によつて周波数の次元に変換
し、その周波数成分をフイルタリングしている。これに
対して論理フイルタでは、時間の次元で変化する信号を
パターンの集合と見なし、このパターンの変化によつて
フイルタリングを行うものである。
以下に図面を参照しながらそのような論理フイルタにつ
いて説明しよう。
例えば、第4図に示す信号f(t)において、サンプル値
f(i)とその近傍値f(i-1),f(i+1)の3点の値によ
り、パターンp(i)が構成される。同様にサンプル値f
(i+1)とその近傍値f(i),f(i+2)よりパターンp(i+1)
が構成される。信号f(t)はこのようにして得られたパ
ターンp(t)の集合と見なすことができる。
また、3つのサンプル値例えばf(i-1),f(i),f(i+
1)で構成されるパターンp(i)は、第5図Aに示すよう
に中心値f(i)をB軸に、2つの近傍値f(i-1),f(i+
1)をそれぞれA,C軸に取ることによつて、3次元空間
上の一点として表わすことができる。従つて信号f(t)
の全てのパターンp(t)の集合は第5図Bに示すように
3次元空間上の点の分布として表される。なお図中の実
線の枠は各値の最大値の範囲を示す。
そしてこの第5図Bにおいて、A軸上のパターンp(t)
は3つの値が図中のaに示すようにステツプ状に推移し
たものであり、A軸に対向するA′軸上のパターンp
(t)は3つの値がbに示すようにステツプ状に推移した
ものである。またB軸上のパターンp(t)は3つの値が
cに示すようにパルス状に推移したものであり、B軸に
対向するB′軸上のパターンp(t)は3つの値がdに示
すようにパルス状に推移したものである。またC軸上の
パターンp(t)は3つの値がeに示すようにステツプ状
に推移したものであり、C軸に対向するC′軸上のパタ
ーンp(t)は3つの値がfに示すようにステツプ状に推
移したものである。さらに原点Oと枠の対向する頂点
O′を結ぶ軸上のパターンp(t)は3つの値がgに示す
ように直線的に推移したものであり、これらの間のパタ
ーンp(t)はそれぞれ間の形状に推移したものである。
このようなパターンを表わす空間をパターン空間と呼
び、論理フイルタにおいては、上述のパターン空間上
で、特定の領域のパターン集合を別のパターン集合に変
換することによつてフイルタリング機能を得るものであ
る。
そして例えば画像信号では、近傍画素間の相関が非常に
強いために、そのパターンの大部分が第5図Aに斜線で
示す直線あるいはステツプ状のパターン領域に分布する
と仮定できる。そしてステツプ状のパターンを含む、こ
の斜線領域のパターンは視覚上最も重要な領域である。
これに対してノイズは全領域に等しく分布する。従つて
ノイズを含む画像信号からノイズを除去するには、パタ
ーン空間上で第6図Aの斜線以外の領域のパルス状のパ
ターンを、第6図Bに示す様に直線あるいはステツプ状
のパターンに変換し抑圧すれば良い。このようなフイル
タリングを行なうことによつて画像信号のステツプ波形
を劣化させることなく、ノイズを除去、抑圧しようとす
るのが論理フイルタの考えである。
ところで、いわゆるデジタル論理(オン・オフ論理)に
おいて、正論理と負論理の2つの考え方があるのと同様
に、パターン空間の論理においても正、負2つの論理を
考える必要がある。
例えば第7図において、AとBとは全く同一の波形であ
る。しかし、Aは2つのステップ状のパターンに見える
のに対しBはパルス状のパターンに見える。また第7図
のC、Dについても、AとB間の違いと同様のことが生
じる。そこで以下の説明ではこれらを次のように定義す
る。
すなわちローレベルを基準とした第7図A、Cの見方を
正論理と言い、ハイレベルを基準とした第7図B、Dの
見方を負論理と言う。
従つて第5図におけるC−0軸上のパターンは第7図
C、Dと同一であり、正論理でパルスパターンと言え
る。これに対しC′−0軸上のパターンは負論理でパル
スパターンである。
ここでノイズを抑圧するには、これら両者のパルスパタ
ーンが抑圧されねばならない。図面を参照しながら説明
しよう。
まず、上述のf(i)とその近傍画素f(i-1),f(i+1)をパ
ターンp(i)とする。
P(i)={f(i-1),f(i),f(i+1)} ……(1) このパターンP(i)を要素とする集合 となり、正のパルスパターンを抑圧するには、第5図の
如く集合 を、関数 によつて、正のパルスパターンを含まない の部分集合 に変換すれば良いことになる。
そこで変換された部分集合GのパターンG(i)の順序対
を G(i)=(a,b,c) ……(3) a,b,c:それぞれA,B,C軸の値 とすると、関数 は次式で示される。
但し、MAXは以下のかつこ内で最大のものを取り出すこ
と、MINは最小のものを取り出すことを示す。
よつて G(i)={f(i-1),MAX〔MIN(f(i-1),f(i)),MIN(f(i),f(i+1)〕,f(i+1)} ……(5) このようにして変換されたパターンG(i)のB軸の値b
をフイルタリングされた新たなビデオ信号をf(i)′と
すれば良い。
f(i)′=MAX〔MIN(f(i-1),f(i)),MIN(f(i),f(i+1))〕
≡X1 ……(6) (第8図参照) 同様に負論理におけるパルスパターンを抑圧する関数を
rとし、変換されたパターンをH(i);H(i)=(a,b,c)
とし、パターンH(i)を要素とする集合を とすれば関数 となり、よつて H(i)={f(i-1),MIN〔MAX(f(i-1),f(i)),MIN(f(i),f(i+1))〕,f(i+1)} ……(8) となる。
又出力f″(i)は次式となる。
f″(i)=MIN(MAX(f(i-1),f(i)),MAX(f(i),f(i+1))〕≡
2 ……(9) (第9図参照) 論理フイルターとはこのような論理処理の組み合せによ
つて所望のフイルター特性を得るものである。
従つて、正論理処理系と負論理処理系に入力信号を供給
すれば、正論理処理系で正方向のノイズが抑圧され、負
論理処理系で負方向のノイズが抑圧されるから、これら
の出力を加算して1/2にレベルダウンすれば、ノイズは
両方向ともに6dB抑圧されることになる。
互いに隣り合う3個のサンプリング点の入力信号を用い
てロジカルフイルタ回路を構成する場合には第10図の
ようになる。
第10図において、入力端子(1)からの信号が信号間の
時間差(サンプリング間隔)に相当する2個の遅延回路
(2),(3)の直列回路に供給され、この入力端子(1)から
の信号及び遅延回路(2),(3)の出力端の信号が正論理演
算回路(5P)と負論理演算回路(5M)とに供給される。
正論理演算回路(5P)は、最小値(MIN)の論理演算手段
(6),(7)と最大値(MAX)の論理演算手段(8)とで構成さ
れ、MIN手段(6)と(7)とで互いに隣接する2点〔f(i-1),
f(i)〕,〔f(i),f(i+1)〕でのMINが求められ、MAX手段
(8)でそれらのMINのうちのMAXが求められて、(6)式の演
算が実行される。
負論理演算回路(5M)は一対のMAX手段(11),(12)とMIN手
段(13)とで構成され、(9)式の論理演算が実行される。
正及び負論理演算回路(5P),(5M)の各出力X1,X2は合
成器(15)で合成されると共に、減衰器(16)で1/2にレベ
ルダウンされる。従つて、出力端子(17)には正及び負パ
ルスが夫々1/2に抑圧された出力信号が得られる。
このように、任意の画素の振幅f(i)と、2つの近傍画
素の振幅f(i-1),f(i+1)の3つの振幅に対し、 X1=(g(i)=)MAX〔MIN(f(i-1),f(i)),MIN(f(i),f(i+
1))〕……(6) X2=(h(i)=)MIN〔MAX(f(i-1),f(i)),MAX(f(i),f(i+
1))〕……(9) X0=(f0(i)=)(g(i)+h(i))/……(10) なる処理を全画面について行なうことによつて、輝度信
号の周波数帯域を劣化させることなくノイズの抑圧され
た映像信号を得ることができる。
ところで、第10図に示すロジカルフイルタ回路(10)を
デジタル化する場合には、上述のMIN手段及びMAX手段は
いずれもデジタルコンパレータとそのコンパレータ出力
によつていずれかのデジタル入力を選択するセレクタと
で構成しなければならないので、第11図に示すように
構成する必要がある。
この第11図において、COMPはデジタルコンパレータを
示し、SWはセレクタを示す。
従つて、デジタル信号処理を行なう場合、デジタルコン
パレータの数が多くなり、回路規模が増大する欠点があ
る。サンプル点を3以上にすれば、デジタルコンパレー
タの数がさらに増え、回路規模が一層増大してしまう。
発明の目的 そこで、この発明はロジカルフイルタ回路をデジタル的
に構成する場合でも、デジタルコンパレータの数を大幅
に削減できるようにしたものである。
発明の概要 この発明では、デジタル入力信号を互いに隣接するN個
の参照点のデジタル入力信号に変換してロジカル演算処
理を行なう場合には、N!個に振幅関係に分類すること
ができ、しかもそれらの振幅の大小関係から正及び負論
理演算出力X1,X2を求めるときには、N(N-1)/2個の
デジタルコンパレータと簡単なロジツク回路の組合せで
一義的に決めることができることに注目したものであ
る。
そのため、この発明に係るロジカルフイルタ回路では、
例えば、第1図に示すように、直列に接続される(N−
1)個(第1図例では2個)の遅延回路(2)(3)と、これ
ら(N−1)個の遅延回路(2)(3)の入力点と出力点と各
接続点に現れるN個のデジタル信号(第1図例ではf
(i+1),f(i),f(i−1)の3個)の振幅の
大小関係を全て比較するためのN(N−1)/2個(し
たがって、3個)のデジタルコンパレータ(30),(31),
(32)と、上記N個のデジタル信号がそれぞれ供給され、
それぞれN個のスイッチング素子{((20)(21)(22)),
((24)(25)(26))}を有する第1及び第2のスイッチン
グ手段(23)(27)と、上記N(N−1)/2個のデジタル
コンパレータの出力の基づいて、上記第1のスイッチン
グ手段のオン・オフを制御する第1の論理回路(34)を有
する正論理演算ロジック回路(5P)と、上記N(N−1)
/2個のデジタルコンパレータの出力に基づいて、上記
第2のスイッチング手段のオン・オフを制御する第2の
論理回路(35)を有する負論理演算ロジック回路(5M)と、
上記第1のスイッチング手段から出力される正極性のパ
ルス信号が抑圧された第1のデジタル出力信号X1と上
記第2のスイッチング手段から出力される負極性パルス
信号が抑圧された第2のデジタル出力信号X2とを合成
して、正及び負パルスの抑圧された出力信号X0を出力
する合成回路(15)(16)とを備えるものである。
実施例 続いて、この発明に係るロジカルフイルタ回路の一例を
第1図〜第3図を参照して詳細に説明するも、サンプル
値(参照点)Nとしては、上述したようにN=3を例に
とつて説明することにする。
サンプル値Nが3である場合、この3サンプル点の組合
せによつて得られる振幅関係、すなわちパターン集合 は第2図に示すように までの6種類(3!=6)のパターンでそのすべてを表
現できる。そして、これらのパターン集合 の夫々について正論理演算(この出力はX1)、及び負
論理演算(その出力はX2)を行なうと、パターン集合 と出力X1、X2の関係は第3図に示すようになる。
さらに、パターン集合 を構成するサンプル点のうち特定の2サンプル点、すな
わち 〔f(i-1)とf(i)〕,〔f(i)とf(i-1)〕及び〔f(i-1)とf
(i+1)〕 の振幅関係を夫々のパターン集合 について比較すると、第3図のような出力関係が得られ
る。ここに、「1」は比較出力が大きいとき、「0」は
小さいときを示す。
これらの振幅関係と、論理演算出力X1、X2との関係を
比較考量すると、正論理演算出力X1のうち、f(i-1)は
IとIIの振幅の大小関係(破線領域)をみるだけでその
出力が得られ、f(i+1)はIIとIIIの振幅の大小関係(破
線領域)をみるだけでその出力が得られ、残りの出力f
(i)はf(i-1)とf(i+1)とから演算して簡単に求めるこ
とができる。
同様に、負論理演算出力X2も第3図実線領域の振幅関
係から演算して簡単に求めることができる。
従つて、6種類のパターン集合 の夫々について正及び負論理演算出力X1、X2を求める
には比較器として3個、N個のサンプル点を使用する場
合には の比較器と、簡単な論理回路で実現できる。すなわち、
(6)式あるいは(9)式の通りの論理演算を行なう場合より
もその回路規模を大幅に削減することができるものであ
る。
第1図はこのような考えに基いて具体化されたロジツク
フイルタ回路(10)の要部の一例を示す。
図において、遅延回路(2)及び(3)の遅延信号及び現信号
は夫々対応するスイツチング素子(20)〜(22)を介して加
算器(15)に供給され、同様に遅延回路(2),(3)の各遅延
信号及び現信号は夫々対応するスイツチング素子(24)〜
(26)を介して加算器(15)に供給される。そして、遅延回
路(2),(3)の各遅延信号が第1のデジタルコンパレータ
(30)に供給され、現信号と遅延回路(3)の遅延信号が第
2のデジタルコンパレータ(31)に供給され、現信号と遅
延回路(2)の遅延信号が第3のデジタルコンパレータ(3
2)に供給される。
第1〜第3のコンパレータ出力は第1及び第2の論理回
路(34),(35)に供給され、第1の論理回路(34)の出力で
第1のスイツチング素子群(23)がスイツチング制御さ
れ、また第2の論理回路(35)の出力で第2のスイツチン
グ素子群(27)がスイツチング制御される。従つて、デジ
タルコンパレータ群(33)と第1の論理回路(34)と第1の
スイツチング素子群(23)とで正論理演算手段(5P)が構成
され、デジタルコンパレータ群(33)と第2の論理回路(3
5)と第2のスイツチング素子群(27)とで負論理演算手段
(5M)が構成され、デジタルコンパレータ群(33)は共通に
使用される。
第1の論理回路(34)は一対のアンド回路(40),(41)とノ
ア回路(42)を有し、第2のコンパレータ出力とインバー
タ(43)を介した第3のコンパレータ出力がアンド回路(4
0)に供給され、そのアンド出力A1でスイツチング素子
(20)がコントロールされる。また、第3のコンパレータ
出力とインバータ(44)を介した第2のコンパレータ出力
がアンド回路(41)に供給され、そのアンド出力A2でス
イツチング素子(21)がコントロールされる。そして、こ
れらアンド出力A1,A2がノア回路(42)に供給され、そ
のノア出力N1でスイツチング素子(22)がコントロール
される。
従つて、例えばパターン集合 の場合、第1〜第3のデジタルコンパレータの出力は
「0」,「1」,「0」であるので、アンド出力A1
み「1」となり、スイツチング素子(20)のみオンして、遅
延回路(3)の遅延信号のみ出力される。
パターン集合 の場合には、第1〜第3のコンパレータ出力は「0」,
「0」,「1」であるので、アンド出力A2のみ「1」
となり、スイツチング素子(22)だけがオンして、現信号
のみ出力されることになる。
その他の場合には、アンド出力A1,A2はいずれも
「0」であるから、このときはノア出力N1のみが
「1」になつてスイツチング素子(21)がオンして遅延回
路(21)の遅延信号が選択的に出力される。これらスイツ
チング素子群(23)の出力はいずれも各パターン集合 のときの正論理演算出力X1である。
第2の論理回路(35)も一対のアンド回路(50),(51)とノ
ア回路(52)とで構成され、一対のアンド回路(50),(51)
には第1の論理回路(34)における場合と同様な信号関係
をもつて第1〜第3のコンパレータ出力か供給される
が、第3図から明らかなように論理値は逆になるので、
それに対応して極性をもつて一対のアンド回路(50),(5
1)に第1〜第3のコンパレータ出力が供給される。従つ
て、アンド回路(50)には第1のコンパレータ出力と、イ
ンバータ(44)で位相反転されたものが供給され、他方の
アンド回路(51)には第2のコンパレータ出力と、インバ
ータ(53)で位相反転されたものが供給される。
そして、アンド出力Aaでスイツチング素子(24)が、ア
ンド出力Abでスイツチング素子(26)が、ノア出力Naで
スイツチング素子(25)が夫々コントロールされる。
第2の論理回路(35)をこのように構成すると各パターン
集合 に対応して第3図に示すように負論理演算出力X2が夫
々得られることは明らかである。
なお、上述ではいずれもN=3の場合について説明した
が、N=5の場合には、例えば正論理演算は、 となり、デジタルコンパレータは、 使用すればよい。
発明の効果 以上説明したようにこの発明によれば、正論理演算ロジ
ック回路と負論理演算ロジック回路とでデジタルコンパ
レータを共用することができ、特にN個のサンプル値を
使用した場合でも、 のデジタルコンパレータだけで済み、それだけ回路規模
を少なくできる。そのため、この発明ではロジカルフイ
ルタ回路の大幅なコストダウンを図ることができる。従
つて、この発明は輝度信号中に含まれるノイズの除去
や、Y/C分離器などのロジカルフイルタ回路に適用し
て極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るロジカルフイルタ回路の一例を
示す系統図、第2図はこの発明の動作説明に供するパタ
ーン集合の説明図、第3図はこの発明の説明に供する図
表、第4図〜第9図はこの発明の説明に供する図、第1
0図及び第11図はこの発明の説明に供するロジカルフ
イルタ回路の系統図である。 (5P)は正論理演算手段、(5M)は負論理演算手段、(33)は
デジタルコンパレータ群、(23),(27)はスイツチング素
子群、(34),(35)は第1及び第2の論理回路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直列に接続される(N−1)個の遅延回路
    と、 これら(N−1)個の遅延回路の入力点と出力点と各接
    続点に現れるN個のデジタル信号の振幅の大小関係を全
    て比較するためのN(N−1)/2個のデジタルコンパ
    レータと、 上記N個のデジタル信号がそれぞれ供給され、それぞれ
    N個のスイッチング素子を有する第1及び第2のスイッ
    チング手段と、 上記N(N−1)/2個のデジタルコンパレータの出力
    の基づいて、上記第1のスイッチング手段のオン・オフ
    を制御する第1の論理回路を有する正論理演算ロジック
    回路と、 上記N(N−1)/2個のデジタルコンパレータの出力
    に基づいて、上記第2のスイッチング手段のオン・オフ
    を制御する第2の論理回路を有する負論理演算ロジック
    回路と、 上記第1のスイッチング手段から出力される正極性のパ
    ルス信号が抑圧された第1のデジタル出力信号と上記第
    2のスイッチング手段から出力される負極性パルス信号
    が抑圧された第2のデジタル出力信号とを合成して、正
    及び負パルスの抑圧された出力信号を出力する合成回路
    とを備えるロジカルフィルタ回路。
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