JPH0622212A - 特殊効果発生装置 - Google Patents

特殊効果発生装置

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JPH0622212A
JPH0622212A JP17236292A JP17236292A JPH0622212A JP H0622212 A JPH0622212 A JP H0622212A JP 17236292 A JP17236292 A JP 17236292A JP 17236292 A JP17236292 A JP 17236292A JP H0622212 A JPH0622212 A JP H0622212A
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JP
Japan
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circuit
quantization
processing
special effect
signal
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JP17236292A
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Inventor
Kenji Shimoda
乾二 下田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH0622212A publication Critical patent/JPH0622212A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、高能率符号化及び復号化処理機能
を有する記録再生システムで、ビット数を増大させるこ
となく充分実用的な特殊効果処理を施し得る特殊効果発
生装置を提供することを目的としている。 【構成】デジタル化された映像信号に直交変換処理,量
子化処理及び符号化処理を順次施す高能率符号化処理手
段と、この高能率符号化処理手段で高能率符号化処理さ
れた映像信号に復号化処理,逆量子化処理及び逆直交変
換処理を施す高能率復号化処理手段とを有するシステム
において、映像信号に特殊効果与えるために、量子化処
理または逆量子化処理のための量子化テーブルまたは逆
量子化テーブルの値を制御する制御手段45を備えるよ
うにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、映像信号に各種の特
殊効果処理を施す特殊効果発生装置に係り、特に映像信
号に高能率符号化処理や高能率復号化処理を施すシステ
ムに使用されるものに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、映像信号に対して、例え
ばフェードイン,フェードアウト,モザイク,ペイン
ト,ミラー効果及びソフトフォーカス等の種々の特殊効
果処理を施すために、特殊効果発生装置が開発されてい
る。図9は、映像信号にフェードイン,フェードアウト
処理を施すための従来の特殊効果発生装置を示してい
る。すなわち、入力端子11に供給されたアナログ映像
信号は、A/D(アナログ/デジタル)変換回路12で
デジタル化された後、乗算回路13によって係数作成回
路14から出力される係数が乗算される。
【0003】この係数作成回路14は、例えばフェード
アウト処理の場合、入力端子15に垂直同期信号Vsync
が入力される毎に128/128,127/128,…
…,1/128,0/128のように順次小さくなる係
数を出力する。このため、乗算回路13から出力される
デジタル映像信号のAC(交流)成分は、振幅レベルが
次第に低下し129Vsync後に0となる。つまり、例え
ば50%白信号が入力しているとすれば、50%×(1
28/128),50%×(127/128),……,
50%×(1/128),50%×(0/128)と順
次演算され、最終的に振幅レベルが0(黒レベル)とな
るように変換される。
【0004】そして、乗算回路13から出力されたデジ
タル映像信号は、D/A(デジタル/アナログ)変換回
路16でアナログ映像信号に変換された後、出力端子1
7を介して取り出され、ここに、映像信号のフェードア
ウト処理が施される。なお、映像信号のフェードイン処
理については、係数作成回路14から上記と逆に0から
順次大きくなる係数を発生させることによって実現され
る。
【0005】また、フェードアウト処理は、図10に示
すように、係数ROM(リードオンリーメモリ)18に
格納された係数を、TF(トランスバーサルフィルタ)
回路19に与えることにより、A/D変換回路12から
出力されるデジタル映像信号の水平帯域を順次劣化させ
るようにしても実現することができる。なお、フェード
イン処理についても、TF回路19に与える係数をフェ
ードアウト処理と逆にすることで実現される。
【0006】ところで、近時では、デジタル化された映
像信号に高能率符号化による圧縮処理を施して記録媒体
に記録し、この記録媒体を再生して得られたデジタル映
像信号に高能率復号化による伸張処理を施して元の映像
信号を復元する記録再生システムが開発されてきてい
る。図11は、このような記録再生システムの記録側の
構成を示している。
【0007】すなわち、入力端子20に供給された輝度
信号Yは、A/D変換回路21でデジタル化され、フレ
ーム信号作成回路22でフィールド信号からフレーム信
号に変換されるとともに、垂直方向8画素×水平方向8
画素のブロックデータに分割された後、DCT(離散コ
サイン変換)回路23で時間軸から周波数軸への変換処
理を施される。
【0008】DCT処理後の出力は、量子化回路24で
再量子化された後、低域符号化回路25及び高域符号化
回路26にそれぞれ供給されるとともに、1フレームの
情報量(画像の精細度、アクティビィティと称する)を
見積もり、その見積もり結果によって、量子化回路24
に与える量子化テーブルを変える処理と、高域符号化処
理における可変長符号化に際しての各ブロックの符号量
を定める処理とに供される。
【0009】具体的に言えば、DCT回路23の出力
は、アクティビィティ計算回路27に供給される。この
アクティビィティ計算回路27は、各ブロックのアクテ
ィビィティを計算し、算出されたブロックアクティビィ
ティを1フレームにわたって累積加算することによって
フレームアクティビィティを算出している。この場合、
色差信号系も輝度信号系と同様にDCT処理されてい
て、そのDCT係数が入力端子28を介してアクティビ
ィティ計算回路27に供給されており、アクティビィテ
ィ計算回路27では、輝度信号と色差信号との間のビッ
ト配分も行なっている。
【0010】アクティビィティ計算回路27で算出され
たフレームアクティビィティは、量子化テーブル計算回
路29及びビット配分計算回路30にそれぞれ供給され
る。量子化テーブル計算回路29は、量子化回路24で
情報量を制限するための量子化テーブルを定めるもの
で、情報量が多いときは、量子化回路24の出力が減少
するように量子化テーブルを大きくし、逆のときは、量
子化テーブルを小さくしている。
【0011】ビット配分計算回路30は、可変長符号化
する各ブロックの符号量をフレームアクティビィティと
ブロックアクティビィティとの比で、使用ビット数を配
分している。このビット配分結果は、高域符号化回路2
6に与えられる。低域符号化回路25は、固定長符号化
処理または最初に低域符号化処理を行ないしかる後に余
剰ビットで高域を符号化処理する。そして、低域及び高
域符号化回路25,26の各出力は、マルチプレクサ3
1で多重化された後、出力端子32を介して取り出さ
れ、図示しない記録媒体への記録に供される。
【0012】また、図12は、上記記録再生システムの
再生側の構成を示している。すなわち、上記記録媒体か
ら再生されたデジタル輝度信号は、エラー訂正処理され
た後、入力端子33を介してデマルチプレクサ34に供
給され低域符号と高域符号とに分離される。これら低域
符号及び高域符号は、それぞれ低域復号化回路35及び
高域復号化回路36で元の固定長符号に戻されマルチプ
レクサ37で多重化された後、逆量子化回路38に供給
される。
【0013】この逆量子化回路38は、デマルチプレク
サ34で分離された量子化テーブルまたは量子化テーブ
ルの係数値に基づいて逆量子化テーブル作成回路39で
作られた逆量子化テーブルを用いて、マルチプレクサ3
7の出力に逆量子化処理を施している。逆量子化回路3
8の出力は、逆DCT回路40で周波数軸から時間軸に
戻され、フィールド信号作成回路41でフレーム信号の
8×8の画素ブロックからフィールド信号に変換された
後、D/A変換回路42で元のアナログ輝度信号Yに戻
されて、出力端子43から取り出される。
【0014】そして、このように映像信号に高能率符号
化処理や高能率復号化処理を施す記録再生システムにお
いても、映像信号が符号化されていないときには、上述
した特殊効果処理を施すことができる。つまり、記録側
で符号化処理される前あるいは再生側で復号化処理され
た後の映像信号に対して、図9及び図10に示した手段
により特殊効果処理を施すことができるものである。
【0015】しかしながら、上記のように映像信号に高
能率符号化処理や高能率復号化処理を施す記録再生シス
テムで、映像信号に特殊効果処理を施す場合、なめらか
な特殊効果の変化を得るためには、A/D変換及びD/
A変換のビット数や各種係数値に充分な精度を持たせる
ことが必要であり、符号化処理前の映像信号に特殊効果
処理を施すためには、量子化ビット数を増大させる必要
があるという問題が生じる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、映像信
号に高能率符号化及び復号化処理を施す記録再生システ
ムに特殊効果処理機能を付加する場合、量子化ビット数
を増大させる必要があるため、構成が複雑で大型化し経
済的な不利を招くという問題を有している。
【0017】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、高能率符号化及び復号化処理機能を有す
る記録再生システムで、ビット数を増大させることなく
充分実用的な特殊効果処理を施し得る極めて良好な特殊
効果発生装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明に係る特殊効果
発生装置は、デジタル化された映像信号に直交変換処
理,量子化処理及び符号化処理を順次施す高能率符号化
処理手段と、この高能率符号化処理手段で高能率符号化
処理された映像信号に復号化処理,逆量子化処理及び逆
直交変換処理を施す高能率復号化処理手段とを有するシ
ステムを対象としている。そして、映像信号に特殊効果
与えるために、量子化処理または逆量子化処理のための
量子化テーブルまたは逆量子化テーブルの値を制御する
ようにしたものである。
【0019】また、この発明に係る特殊効果発生装置
は、上記対象において、映像信号に特殊効果与えるため
に、量子化処理または逆量子化処理された信号に所定の
係数を演算するようにしたものである。
【0020】
【作用】上記のような構成によれば、いずれも高能率符
号化処理における直交変換後のビット数が大きいことを
利用して特殊効果処理を施すようにしたので、ビット数
を増大させることなく充分実用的な特殊効果処理を施す
ことができる。
【0021】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して詳細に説明する。図1は、高能率符号化処理側で
特殊効果処理を施す場合の例を示しており、図11と同
一部分に同一符号を付して示すと、図中44が前記フレ
ーム信号作成回路22の出力が供給される入力端子であ
り、量子化テーブル計算回路29と量子化回路24との
間に量子化値変更回路45を介在させ、量子化テーブル
計算回路29から出力される量子化テーブルの各量子化
値を、一定周期で段階的に変化させて量子化回路24に
供給するようにしたことが、従来と異なる部分である。
【0022】量子化値変更回路45は、通常の映像信号
の記録状態では、量子化テーブル計算回路29から出力
される量子化テーブルをそのまま量子化回路24に供給
するように動作するが、特殊効果処理が要求されたこと
を示すモード信号が入力端子46を介して入力されたと
き、入力端子47に供給される基準クロック信号CKに
同期して、量子化テーブル計算回路29から出力される
量子化テーブルの各量子化値を段階的に変化させるよう
に動作するもので、例えばモザイク効果とフィルタ効果
とを兼備したモザイクフェード効果が発生されるもので
ある。
【0023】図2(a)は、1ブロックを4×4画素と
した場合のDCT係数あるいはまた基本量子化テーブル
を示している。DCは低域成分を示し、AC1,AC
5,AC6は水平方向成分の低周波から高周波を示し、
AC2,AC3,AC9は垂直方向の低周波から高周波
成分を示し、これら以外の成分はDCからAC15にか
けて斜め方向成分の低周波から高周波成分を示してい
る。
【0024】DCT係数は、DCT変換された後、高域
符号化されるまでの間に、ジグザグスキャンと称される
走査順序の変換が行なわれる。このジグザグスキャン
は、水平及び垂直の両方向を均一に低周波成分から高周
波成分にかけて順に読み出すために行なわれるもので、
図2(b)に矢印で示すような順序で読み出しが行なわ
れる。
【0025】一方、このDCT係数を量子化するための
量子化テーブルも同じ形状になっている。すなわち、4
×4画素のデータを量子化する場合、各DCT係数毎に
量子化値(除数)が異なることが多いため、量子化テー
ブルも4×4となる。
【0026】図2(c),(d),(e),(f)は、
それぞれ段階的に基本量子化テーブルを変化させる順序
を示している。まず、図2(c)の場合は、AC15,
AC14,……,AC1の順、つまり通常のジグザグス
キャンの逆に順次係数を大きくしている。例えばダイナ
ミックレンジが8ビットなら8ビットの最大値としてい
る。これは、DCT係数を量子化した際に量子化出力が
0になるようにしたものである。
【0027】この結果、DCT係数は量子化されて、例
えば基準クロック信号CKがフレーム周期であるとすれ
ば、1フレーム毎に段階的にAC15,AC14,……
が順次0になるため、符号化された映像信号は、順次高
周波成分がなくなり徐々に低周波成分のみが残り、最終
的にAC1まで0になると低域成分であるDC成分だけ
が残りモザイク画となる。
【0028】図2(d),(e),(f)は、その段階
的な変化の順序を変えたもので、図2(d)は水平方向
の高周波成分から順に低周波に向けて変化させる場合を
示し、図2(e)は垂直方向の高周波成分から順に低周
波に向けて変化させる場合を示し、図2(f)は斜め方
向の高周波成分から順に低周波に向けて変化させる場合
を示している。そして、図1で示したモード信号は、図
2(c)〜(f)に示した変化の順序を指定する情報
や、段階的に変化させる際の間隔を指定する情報等を含
むものとする。
【0029】次に、図3は、高能率復号化処理側で特殊
効果処理を施す場合の例を示しており、図12と同一部
分に同一符号を付して示すと、逆量子化テーブル作成回
路39と逆量子化回路38との間に逆量子化値変更回路
48を介在させ、逆量子化テーブル作成回路39から出
力される逆量子化テーブルの各逆量子化値を、一定周期
で段階的に変化させて逆量子化回路38に供給するよう
にしたことが、従来と異なる部分である。なお、逆DC
T回路40の出力は、出力端子49を介して前記フィー
ルド信号作成回路41に供給されている。
【0030】逆量子化値変更回路48は、通常の映像信
号の再生状態では、逆量子化テーブル作成回路39から
出力される逆量子化テーブルをそのまま逆量子化回路3
8に供給するように動作するが、特殊効果処理が要求さ
れたことを示すモード信号が入力端子50を介して入力
されたとき、入力端子51に供給される基準クロック信
号CKに同期して、逆量子化テーブル作成回路39から
出力される逆量子化テーブルの各逆量子化値を段階的に
変化させるように動作するものである。
【0031】逆量子化値を段階的に変化させる形態は、
図2で説明したのと同様であり、ただ扱うのが量子化テ
ーブルか逆量子化テーブルかの違いだけである。すなわ
ち、逆量子化テーブルは、逆量子化した結果0になるよ
うに、ダイナミックレンジの最小値とする点が異なる。
これは、量子化時はDCT係数を量子化テーブルで除算
していたのに比して、逆量子化時は量子化値に逆量子化
テーブルを乗算しているからである。
【0032】次に、図4は、高能率符号化処理側で特殊
効果処理を施す場合の他の例を示している。すなわち、
量子化回路24の出力を高域符号化回路25で符号化す
る前に、演算回路52によって演算信号作成回路53か
ら出力される係数値を演算することにより、特殊効果処
理を施すようにしたものである。
【0033】演算信号作成回路53は、特殊効果処理が
要求されたことを示すモード信号が入力端子54を介し
て入力されたとき、入力端子55に供給される垂直同期
信号周期の基準クロック信号CKに同期して、例えば
0.99,0.98,0.97,……,(1−N×0.
01),……(Nは垂直同期信号の計数値)なる係数を
生成して出力する。このため、演算回路52が乗算機能
を持つものであれば、1フレーム毎に各DCT係数が段
階的に減少されるようになる。例えばDCT係数2とい
う値は、2,1.98,1.96,1.94,……と段
階的に小さくなり、最終的に0となる。
【0034】次に、図5は、高能率復号化処理側で特殊
効果処理を施す場合の他の例を示している。すなわち、
高域復号化回路36の出力をマルチプレクサ37で低域
復号化回路35の出力と多重化する前に、演算回路56
によって演算信号作成回路57から出力される係数値を
演算することにより、特殊効果処理を施すようにしたも
のである。演算信号作成回路57は、上記演算信号作成
回路53と同様に、特殊効果処理が要求されたことを示
すモード信号が入力端子58を介して入力されたとき、
入力端子59に供給される垂直同期信号周期の基準クロ
ック信号CKに同期して所定の係数を生成して出力す
る。
【0035】次に、図6は、高能率符号化処理側で特殊
効果処理を施す場合のさらに他の例を示している。すな
わち、量子化回路24の出力を低域符号化回路25で符
号化処理する前に、演算回路60によって演算信号作成
回路61から出力される係数値を演算することにより、
特殊効果処理を施すようにしたものである。演算信号作
成回路61は、特殊効果処理が要求されたことと、例え
ばフェードの方向(フェードインかフェードアウトか、
白レベルに持っていくか黒レベルに持っていくか等)を
示すモード信号が入力端子62を介して入力されたと
き、入力端子63に供給される基準クロック信号CKに
同期して所定の係数を生成して出力する。
【0036】例えば演算信号作成回路61が基準クロッ
ク信号CKをカウントアップし、演算回路60が量子化
回路24の出力と演算信号作成回路61の出力とを加算
するものとすると、ブロックのDC値(平均直流値)を
徐々に上昇させることができる。これは、画像信号で言
えば輝度レベルが上り100%白レベルに近付くことで
あり、フェード効果を得ることができる。なお、図6で
は、量子化テーブル計算回路29の出力を演算回路60
にも供給して、演算回路60における計算を確実なもの
としている。
【0037】この場合(図4及び図5の場合にも該当す
ることがあるが)、DCT係数を強制的に変化させてい
るため、復号化後に逆量子化を行ない逆DCTで元の時
間軸情報に戻したとき、オーバーフローまたはアンダー
フローを発生させることがある。このため、量子化回路
24及び演算回路60の各出力を入力とするオーバーフ
ロー/アンダーフローの処理回路64を備え、元の時間
軸情報に戻したときにオーバーフロー,アンダーフロー
を発生させないように高周波の成分から順次0とするよ
うに、高域符号化回路26で高域成分を可変長符号化処
理させている。
【0038】次に、図7は、高能率復号化処理側で特殊
効果処理を施す場合のさらに他の例を示している。すな
わち、逆量子化回路38の出力を逆DCT回路40で周
波数軸から時間軸に戻す前に、演算回路65によって演
算信号作成回路66から出力される係数値を演算するこ
とにより、特殊効果処理を施すようにしている。この演
算信号作成回路66は、特殊効果処理が要求されたこと
を示すモード信号が入力端子67を介して入力されたと
き、基準クロック信号CKに同期して所定の係数を生成
して出力する。この場合、逆量子化回路38及び演算回
路65の各出力を入力とするオーバーフロー/アンダー
フローの処理回路69を備え、逆DCT回路40で元の
時間軸情報に戻したときにオーバーフロー,アンダーフ
ローを発生させないように制御している。
【0039】次に、図8は、この発明の第7の実施例を
示している。図11と同一部分には同一符号を付して説
明すると、量子化回路24の出力は、低域及び高域に分
けられることなく符号化回路70で符号化された後、デ
ータバッファ71を介して出力端子72から取り出さ
れ、図示しない記録媒体への記録に供される。ここで、
データバッファ71の出力は、レート制御回路73に供
給され、このレート制御回路73によって量子化回路2
4及び符号化回路70の各処理がそれぞれ制御されてい
る。
【0040】この場合、レート制御回路73と量子化回
路24との間に量子化値変更回路74を介在させ、レー
ト制御回路73から量子化回路24に出力される量子化
テーブルの各量子化値を、一定周期で段階的に変化させ
るようにすることで、特殊効果処理を行なうことができ
る。なお、この発明は上記各実施例に限定されるもので
はなく、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々変形し
て実施することができる。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
高能率符号化及び復号化処理機能を有する記録再生シス
テムで、ビット数を増大させることなく充分実用的な特
殊効果処理を施し得る極めて良好な特殊効果発生装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る特殊効果発生装置の一実施例を
示すブロック構成図。
【図2】同実施例の動作を説明するために示す図。
【図3】この発明の第2の実施例を示すブロック構成
図。
【図4】この発明の第3の実施例を示すブロック構成
図。
【図5】この発明の第4の実施例を示すブロック構成
図。
【図6】この発明の第5の実施例を示すブロック構成
図。
【図7】この発明の第6の実施例を示すブロック構成
図。
【図8】この発明の第7の実施例を示すブロック構成
図。
【図9】従来の特殊効果発生装置の一例を示すブロック
構成図。
【図10】従来の特殊効果発生装置の他の例を示すブロ
ック構成図。
【図11】高能率符号化処理による映像信号の記録シス
テムを示すブロック構成図。
【図12】高能率復号化処理による映像信号の再生シス
テムを示すブロック構成図。
【符号の説明】
11…入力端子、12…A/D変換回路、13…乗算回
路、14…係数作成回路、15…入力端子、16…D/
A変換回路、17…出力端子、18…係数ROM、19
…TF回路、20…入力端子、21…A/D変換回路、
22…フレーム信号作成回路、23…DCT回路、24
…量子化回路、25…低域符号化回路、26…高域符号
化回路、27…アクティビィティ計算回路、28…入力
端子、29…量子化テーブル計算回路、30…ビット配
分計算回路、31…マルチプレクサ、32…出力端子、
33…入力端子、34…デマルチプレクサ、35…低域
復号化回路、36…高域復号化回路、37…マルチプレ
クサ、38…逆量子化回路、39…逆量子化テーブル作
成回路、40…逆DCT回路、41…フィールド信号作
成回路、42…D/A変換回路、43…出力端子、44
…入力端子、45…量子化値変更回路、46,47…入
力端子、48…逆量子化値変更回路、49…出力端子、
50,51…入力端子、52…演算回路、53…演算信
号作成回路、54,55…入力端子、56…演算回路、
57…演算信号作成回路、58,59…入力端子、60
…演算回路、61…演算信号作成回路、62,63…入
力端子、64…処理回路、65…演算回路、66…演算
信号作成回路、67,68…入力端子、69…処理回
路、70…符号化回路、71…データバッファ、72…
出力端子、73…レート制御回路、74…量子化値変更
回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル化された映像信号に直交変換処
    理,量子化処理及び符号化処理を順次施す高能率符号化
    処理手段と、この高能率符号化処理手段で高能率符号化
    処理された映像信号に復号化処理,逆量子化処理及び逆
    直交変換処理を施す高能率復号化処理手段とを有するシ
    ステムにおいて、前記映像信号に特殊効果与えるため
    に、前記量子化処理または逆量子化処理のための量子化
    テーブルまたは逆量子化テーブルの値を制御する制御手
    段を具備してなることを特徴とする特殊効果発生装置。
  2. 【請求項2】 デジタル化された映像信号に直交変換処
    理,量子化処理及び符号化処理を順次施す高能率符号化
    処理手段と、この高能率符号化処理手段で高能率符号化
    処理された映像信号に復号化処理,逆量子化処理及び逆
    直交変換処理を施す高能率復号化処理手段とを有するシ
    ステムにおいて、前記映像信号に特殊効果与えるため
    に、前記量子化処理または逆量子化処理された信号に所
    定の係数を演算する演算手段を具備してなることを特徴
    とする特殊効果発生装置。
  3. 【請求項3】 前記演算手段の出力に前記符号化処理を
    施した信号を復号化処理及び逆量子化処理した場合、ま
    たは、前記演算手段の出力が前記逆量子化処理された信
    号に対して、前記符号化処理または復号化処理を制御し
    てアンダーフローやオーバーフローの発生を防止する手
    段を具備してなることを特徴とする請求項2記載の特殊
    効果発生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007158703A (ja) * 2005-12-05 2007-06-21 Fujifilm Corp 動画生成装置、動画生成方法、及びプログラム

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JP2007158703A (ja) * 2005-12-05 2007-06-21 Fujifilm Corp 動画生成装置、動画生成方法、及びプログラム

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