JPH0622172Y2 - 渦検出器 - Google Patents

渦検出器

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JPH0622172Y2
JPH0622172Y2 JP4014589U JP4014589U JPH0622172Y2 JP H0622172 Y2 JPH0622172 Y2 JP H0622172Y2 JP 4014589 U JP4014589 U JP 4014589U JP 4014589 U JP4014589 U JP 4014589U JP H0622172 Y2 JPH0622172 Y2 JP H0622172Y2
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vortex
piezoelectric sensor
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piezoelectric
detector
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JP4014589U
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JPH02131623U (ja
Inventor
直基 松原
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オーバル機器工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、渦検出器、より詳細には、一端を流管または
渦発生体端部に片持ち状に固着され、他端は渦発生体空
室内に挿入され渦変動圧力に応動して渦信号を検出する
渦検出器の構造に関する。
従来技術 本出願人は特公昭63−31726号公報において、渦
検出器を渦発生体内に着脱自在に挿入してなる渦流量計
を提案した。
第3図は、上記公報に記載された渦流量計の概要を示す
図で、(a)図は流れ方向からみた渦流量計の断面図、
(b)図は(a)図のB−B線断面図である。図におい
て、10は流量計本体、11は該本体10内の対称位置
に装着された渦発生体で、軸方向に圧力検知室11aが
穿設され、該圧力検知室11aには複数の圧力導入口1
1b,11b…が貫通しており、本体1に流通する流体
圧を導入する。該圧力検知室11aには、渦検出器15
が緩挿され、圧力検知室11a内に導入される渦変動圧
力を検知する。渦検出器15は振動管12と、該振動管
12の円筒体12bの凹陥部12dに挿着され、受圧板
12cに作用する渦変動圧力を電気信号変換する圧電セ
ンサ13と、該圧電センサ13を凹陥部12d内に絶縁
封着する絶縁材とからなり、これらが一体成形されてい
る。振動管12は渦発生体11又は本体10の取付座1
0aに“O”リング10bにより液密にボルト等により
フランジ12aにおいて固着される。12fはこの取付
孔である。
第4図は、圧電センサ13を示した斜視図であるが、こ
の圧電センサ13に関しては特開昭59−63537号
公報において本出願人が既に提案している。第4図にお
いて、1はステンレス又はニッケル等の金属からなる短
冊状の母材で、端部に電極棒7が接合されている。2,
3は厚さ方向に分極されたニオブ酸リチューム等の圧電
素子で、母材1と等しい寸法の短冊状体である。4,5
は母材1と同じ金属からなる電極板で、電極取出部4
a,5aが母材1より伸びており、該電極取出部4a,
5a間には電極棒8を挿着した電極取付金具6が接合さ
れ、渦圧力変動による信号は前記電極棒7,8間におい
て取出される。圧電センサ13は、電極板4−圧電素子
2−母材1−圧電素子3−電極板5の順に配列される
が、各々の部材の接合面には金ペーストを塗布し、80
0℃±100℃で焼成後、再び金ペーストを接合面に塗
布圧接し、再び同温で焼成固着し、冷却後、該圧電セン
サの露出表面にセラミックス溶剤を塗布し300℃程度
の温度で焼成して絶縁皮膜を形成する。
叙上の如くして形成された圧電センサは、振動管12の
円筒体12bの凹陥部12d内に同軸とする治具を用い
て、低融点のガラス粉を投入圧縮して、ガラス粉の溶融
温度600℃前後に昇温溶融後、徐冷して圧電センサ1
3と振動管12とを一体化される。
従来技術の問題点 圧電センサ13には振動管12が受ける渦変動力を正確
に伝達させなければならず、その目的のために圧電セン
サ13を振動管12内にガラス封着している。ガラス封
着の他の目的は、被測定流体が蒸気のように高温である
場合においても高い絶縁抵抗を保つことであるが、第1
にガラスを溶融して封着する場合に気泡が発生するのを
防ぐため徐冷するため長時間の冷却効間を要する。第2
に長時間をかけて徐冷したとしても、低融点ガラスの膨
張係数は圧電素子2,3の膨張係数よりも大きいために
熱ひずみが残存し好ましくない。第3に圧電センサ13
の製造過程において母材1、電極板4,5と圧電素子
2,3との接合のため加熱冷却の繰返しがなされたが、
ガラス封着において更に加熱冷却がなされ、脆弱な圧電
素子2,3に対し破損事故の機会を増すこととなり品質
管理上思わしくない等の問題点があった。また、ガラス
の絶縁抵抗が高温になるにしたがって低下するため、使
用温度が300℃程度と制限される問題点もあった。
問題点解決のための手段 本考案は叙上の問題点に鑑みなされたもので、圧電セン
サ13をガラス封着することによる固着手段によらず、
振動管12内に固着し、しかも該振動管12の振動を圧
電センサ13に伝達するようにするとともに、センサ1
3を着脱可能とする程度に迅速に組立できる安価な渦検
出器を提供することを目的とするとともに使用温度をさ
らに高温域まで広げることができる。その要旨とするも
のは、渦流量計本体内の軸対称位置に両端を固着した渦
発生体の一端から中央部に向け空室を穿設し、該空室の
外壁を貫通する導圧孔より導入される渦変動圧力に応動
し渦を検知する検出器であり、該検出器を、前記空室内
に非接触に挿入され一端を流体外で開口する密閉された
円筒体で、本体又は渦発生体に片持式に装着される振動
管と、該振動管内に着脱可能に一端を嵌挿し、他端を固
着手段により振動管に固着した縦長の圧電センサとで構
成したものである。
実施例 第1図は、本考案の渦検出器の構造を示す図で、(a)
図は(b)図のA−A線断面図(但し圧電センサ13は
1部断面)、(b)図は(a)図のB−B線断面図を示
す。図において、第3図に示した従来例に共通する部分
は同一符号を付してあり説明は省く。圧電センサ13
は、第4図の従来例においては圧電センサ2,3および
電極板4,5と母材1とは同一長さであるが、本考案に
おいては、該圧電素子2,3および電極板4,5は第4
図と同様の形状であるのに対し母材101は点線L以下
の挿入端を有する。1aは切欠、1bは突起部、1cは
割溝で、該割溝1cは切欠1a部迄達する深さであり、
該割溝1cで区割された両突起1bは、ばね作用により
開閉するような横方向への移動可能となる。突起部1b
は円筒体12bの凹陥部12dの底部に更に下方に穿設
された小径の嵌挿穴121d内にばね力により張設され
る。また、突起1bは図においては矩形で示している
が、鋭角又は円弧状が好ましい。16は固定補助板で母
材101他端の電極7,8近傍で圧電素子2,3の非接
触面に溶接等で固着される。圧電センサ12は円筒体1
2b内に同軸に挿入され嵌挿穴121dに突起1bを一
端において張設するが他端は溶着された前記固定補助板
16でビス14により両側部から均等に螺着される。ビ
ス14はフランジ12a上部の厚肉の円筒体12に螺刻
されたビス穴12gに螺合される。尚、7a,8aは電
極棒7,8に溶着されたリード細線でありリード細管1
7により圧電渦信号を導出する。
第2図は、電極板4の他の実施例を示すもので、4aは
圧電素子2と接着する接着面に穿孔された微小で多数の
微細孔である。これは、圧電素子2,3との接着におい
て、金ペーストが均一となり且つ接着を強固にするため
のものである。従来においては電極板4は平板であり圧
電素子2も同様に平板であるため金ペーストを貼付して
押圧し乍ら焼成することが行われていたが、平面相互の
押圧であるものの、実際は電極板4が薄板形成されるた
めひずみが多く完全な平板ではないため金ペースト層が
均一とならず局部接着となり易く、強固な接着とするこ
とが困難であった。微細孔4aを穿孔することにより金
ペーストが、該微細孔4aに溜まるので焼成により金層
が微細孔壁面に及び、均一で強固な接着が得られる。
効果 叙上の如く本考案の渦検出器によると、圧電センサを振
動管内にガラス封着することがないため圧電素子を損傷
することが少なくなり、且つガラス溶融後の徐冷による
時間的損失もなく更に着脱可能となるため効率的で歩留
りも向上する結果、安価な渦検出器を提供できる。更
に、電極板に微細孔を設けることにより圧電素子との接
着が強固となり、圧電センサ部の歩留りも向上するので
信頼性、経済性は更に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の渦検出器の構造を示す図で、(a)
図は(b)図のA−A線断面図、(b)図は(a)図の
B−B線断面図、第2図は、電極板の他の実施例を示す
図、第3図は、従来の渦検出器と該渦検出器の装着例を
示す図、第4図は、従来の圧電センサを示す図である。 1,101……母材、1a……切欠部、1b……突起、
1c……割溝、2,3……圧電素子、4,5……電極
板、10……本体、11……渦発生体、121d……嵌
挿孔、14……ビス。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】渦流量計本体内の軸対称位置に両端を固着
    した渦発生体の一端から中央部に向け空室を穿設し、該
    空室の外壁を貫通する導圧孔より導入される渦変動圧力
    に応動し渦を検知する検出器であり、該検出器を、前記
    空室内に非接触に挿入され一端を流体外で開口する密閉
    された円筒体で、本体又は渦発生体に片持式に装着され
    る振動管と、該振動管内に着脱可能に一端を嵌挿し、他
    端を固着手段により振動管に固着した縦長の圧電センサ
    とで構成したことを特徴とする渦検出器。
  2. 【請求項2】前記圧電センサは、短冊状金属で端部に一
    方の電極を設けた母材と、該母材両面に貼着される同形
    の圧電素子と、該圧電素子の他面に各々貼着され互いに
    短絡して他の電極を固着した電極板とからなり、貼着を
    貼着面に金ペーストを塗布し焼成してなり、他の電極板
    に多数の細孔を穿設したことを特徴とする請求項第1項
    記載の渦検出器。
  3. 【請求項3】圧電センサ母材の一端を圧電素子より伸長
    し、該伸長部外周に突起を設けて軸方向に割溝を設け、
    該伸長部を振動管円筒体底部に穿設した挿入孔に固着し
    たことを特徴とする請求項第1項又は第2項記載の渦検
    出器。
  4. 【請求項4】圧電センサ母材他端の電極近傍で圧電素子
    の非接着面に固定補助板を溶着し、該圧電センサと振動
    管とを固定補助板を介して螺着したことを特徴とする請
    求項第1項又は第2項又は第3項記載の渦検出器。
JP4014589U 1989-04-05 1989-04-05 渦検出器 Expired - Lifetime JPH0622172Y2 (ja)

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JPH02131623U JPH02131623U (ja) 1990-11-01
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