JPH06221487A - 銅製管の接続構造 - Google Patents
銅製管の接続構造Info
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- JPH06221487A JPH06221487A JP5034512A JP3451293A JPH06221487A JP H06221487 A JPH06221487 A JP H06221487A JP 5034512 A JP5034512 A JP 5034512A JP 3451293 A JP3451293 A JP 3451293A JP H06221487 A JPH06221487 A JP H06221487A
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- Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
Abstract
接続し得る銅製管の接続構造を提供する。 【構成】 銅製の本管1に銅製の枝管2を接続する接続
構造であって、前記本管1をバーリング加工することに
よりその一側周面1aから筒状に突出する環状立ち上げ
壁3が設けられ、この環状立ち上げ壁3の内径が前記本
管1の外径と同一に形成され、前記枝管2の外径が本管
1と同一径に形成されてなることを特徴とする。
Description
冷媒や冷温水を流通させる導管として用いられる銅製管
の接続構造に関するものである。
媒や冷温水を通す導管として銅管が採用されている。こ
の銅管は、適当な長さに切断され、この直管相互を接続
したり、配設場所に応じた曲率半径で折り曲げられた曲
管に直管を接続するといった加工が行われる。
続する側を枝管としたとき、これらを接続するために、
図14に示すようなT字形接続具30が用いられる。こ
のT字形接続具30は、直管部30aの中央の側周面に
筒状の分岐部30dを一体形成したもので、この分岐部
30dの内径は前記本管1の外径と同一に形成されてい
る。このため、T字形接続具30の分岐部30dに本管
1の外径と同一の枝管2を嵌入することができる。
本管1の枝管接続箇所を切断してから、T字形接続具3
0の両端30b,30cに本管1の端部を嵌入し、分岐
部30dに枝管2の端部を嵌入すると、本管1と枝管2
とがT字形接続具30を介して接続されるものである。
ような接続構造においては、本管1と枝管2との接続に
際して本管1を一旦切断してからT字形接続具30を取
り付けなければならず、切断加工とともに3箇所の接続
作業を要することから、配管工事が甚だ面倒なものとな
っていた。また、常にT字形接続具30を要するので、
接続箇所が増す分だけ材料費が高くなるという不具合も
あった。本発明は、上記課題を解決することを目的とし
ている。
本発明は、銅製の本管に銅製の枝管を接続する接続構造
であって、前記本管をバーリング加工することによりそ
の一側周面から筒状に突出する環状立ち上げ壁が設けら
れ、この環状立ち上げ壁の内径が前記本管の外径よりや
や大きく形成され、前記枝管の外径が本管と同一径に形
成されてなることを特徴とする。
合、本管に一体形成された環状立ち上げ壁の内面に枝管
の一端部を嵌入する。この環状立ち上げ壁は、本管の側
周面から突出する筒状となっているので、本管と枝管と
の嵌合部分における接触面積が大となる。また、環状立
ち上げ壁の内径が前記本管の外径よりやや大きく、前記
枝管の外径が本管の外径と同一径となっているので、本
管と同一径の枝管を環状立ち上げ壁に嵌入して、両者を
接続するすることができる。
つつ説明する。図1は本発明に係る銅製管の接続構造を
示す斜視図である。この接続構造が適用される銅製管
は、冷暖房機や空調機等の熱交換機における冷媒や冷温
水を通す導管として用いられるもので、外径が4mm〜5
0mm程度のサイズを対象としている。本例では、適当な
長さに切断された外径Aが25mmの直管を2本用い、接
続される側を本管1としてバーリング加工により環状立
ち上げ壁3を形成し、接続する側を枝管2とすることに
より、同一径の両者1,2をT字形に接続する構成にな
っている。
置は、主に穿穴具5、下穴拡開具6、開口拡開具10お
よび補助用具11等であり、通常は本管1の太さに応じ
て各種サイズが備えられている。
ルの切先であって、この切先5により本管1の一側周面
1aに対向する他側周面1b側に向けて下穴1cを穿設
する。また、下穴拡開具6は、前記下穴1cを内方から
押し拡げて予備的な立ち上げ部4を形成するもので、図
3に示す如く拡開部材7、連結軸8および台座9を備え
ている。
状に形成され、全体は本管1内に挿入可能な大きさにな
っている。この拡開部材7は、一端部7aから後端部7
b側に向けてネジ孔7cが形成されている。また、連結
軸8は、一端部にネジ部8aが形成され、後端部に図示
しない油圧シリンダのロッドが連結される。
に螺入した状態で、油圧シリンダを駆動させると、前記
拡開部材7を軸方向に引っ張ることができるものであ
る。さらに、台座9は断面が凸状で、前面9aには本管
1の曲率にほぼ等しい彎曲面9bを形成している。ま
た、この彎曲面9bの中央から後面9c側に向けて貫通
孔9dが開設されている。
ら押し拡げて環状立ち上げ部3を形成するもので、図4
に示す如く先端部10aが円錐形に、基端部10bが円
柱形に形成されている。この基端部10bは、大径部1
0dと一体形成されており、この大径部10dが連結さ
れた回転駆動部によって開口拡開具10が回転および進
退動するようになっている。
cの内径Dより小さくし、基端部10bは、外径を本管
1および枝管2の外径Aより僅かに大きくしている。ま
た、先端部10aの頂部から基端部10bに向けてドリ
ルの切先のように、周面に螺旋溝10dが設けられてい
るが、通常、この螺旋溝10dに沿って立てられる刃は
設けていない。
時に本管1を補強しておくもので、図4に示すように、
補強金型12,13と整形金型14とからなり、これら
も本管1の太さに応じて各種サイズが備えられる。
右一対の金型であって、図示省略しているが左右の両金
型12,13を挟持するクランプを具備している。この
左右の金型12,13の対向面には、長さ方向に沿って
本管1の外周に等しい曲率の彎曲保持面12a,13a
をそれぞれ形成している。また、左右の金型12,13
の中央には、上面12b,13bから彎曲保持面12
a,13aの下部に達する彎曲溝12c,13cをそれ
ぞれ形成しており、前記開口拡開具10を挿入可能とし
ている。なお、この彎曲溝12c,13cは、本管1の
外周面が外方に膨出可能となる分だけ余裕を持たしてあ
る。
止するもので、本管1の内径よりも若干小径の円柱状に
形成されている。そして、中央には、前記枝管2の外径
Aよりも大径の凹所14aを凹設している。14bは切
り欠き部である。上記補助用具11を使用するに際して
は、整形金型14を本管1内に挿入した後、この本管1
を補強用左右の金型12,13により挟む。そして、立
ち上げ部4の開口4aに向けて前記開口拡開具10の一
端部10a側を押し込むことにより、環状立ち上げ壁3
を形成するのである。
壁の形成および銅管の接続作業について図を参照しつつ
説明する。まず、本管1の枝管接続位置に下穴1cを穿
設する。この下穴1cは、図2に示すように、枝管2の
外径Aよりも相当小径の切り先5を用いて形成する。本
例では、形成すべき環状立ち上げ壁3について、図6に
示す如く開口3aの内径をB、高さをCとする場合、下
穴1cの径D=B−2×Cの寸法に設定するのが好まし
い。
を形成する。この際は、図3に示す如く本管1内に拡開
部材7を挿入して下穴1c側に拡開部材7の一端部7a
を向ける。そして、台座9の彎曲面9bを本管1の一側
周面1aに当接させる。この状態で、台座9の貫通孔9
dに連結軸8の一端を挿入し、下穴1c側から拡開部材
7のネジ孔7cに連結軸8のネジ部8aを螺合して連結
する。
8を同図の矢印方向に引っ張る。すると、拡開部材7の
一端部7aが円錐形となっているので、一端が外方に引
き出されるときに下穴1cの周縁を押し拡げる。そし
て、この周縁が貫通孔9d内に延出した時点で油圧シリ
ンダを停止し、拡開部材7と連結軸8との係合を解除し
て本管1内から拡開部材7を取り除いておく。これによ
り、本管1には図4に示すような短い筒状の立ち上げ部
4が形成されるが、この立ち上げ部4の開口4aにおけ
る端縁4bは、本管1の幅方向が低く、長さ方向が若干
高い波形となっている。
上げ壁3を形成する。この場合は、立ち上げ部4の開口
4aに対向する位置に開口拡開具10を配し、その先端
部10aを本管1の他側周面1bに向けて降下させて開
口4aに当接する。そして、この開口拡開具10を回転
しつつ押し下げると、円錐形の先端部10aによって開
口4aが順次押し拡げられてゆく。
が本管1内に入り込み、円柱形の基端部10bが立ち上
げ部4を通過するとき、この立ち上げ部4の始端側であ
る本管1の側壁が幅方向に押し出され、外周部1eが外
方に膨出する(図6、図7参照)。そして、大径部10
dに端縁が当接する位置で、本管の一側周面1aより筒
状に突出する環状立ち上げ壁3が形成される。
部4が圧延された状態となるため、開口3aの端縁は、
図6の3bのように、本管1の長さ方向における側面視
が凸状の凸辺部3cと、幅方向における形状が凹状の凹
辺部3dとを有する。また、本管1の側壁が開口拡開具
10によって膨出したことにより、環状立ち上げ壁3の
始端は、図6の仮想線3eに示すような形状となる。
示す中央横断面においては略U字形で、本管1の他側周
面1b(同図の下方)側から本管1の一側周面1a(同
図の上方)側に向けて平行に立ち上がった左右の側壁3
f,3gが形成される。この側壁3f,3g間の幅B
は、始端3eの上部側から凹辺部3d側に向けて、本管
1の肉厚に枝管2を挿入可能とする分だけ拡大させてい
るので、本管1と同一径である枝管2の外径Aよりも僅
かに大きくなっている。また、開口3aの端縁3bは、
外方向に僅かに拡大し、枝管を嵌入し易くしてある。
管2を挿入して容易に嵌合することができる。この嵌合
に際しては、図9および図10に示すように、枝管2の
一端部2aを環状立ち上げ壁3の始端3eの形状に合わ
せて切断しておく。この始端3eは、本管1の長さ方向
における側面視が凹状で、幅方向においては本管1の曲
率と同径の凸状となることから、これに適合するように
枝管2の一端部2aを凹凸のある波形にする。すると、
図9の縦断面では凸状2bとなり、図10の縦断面では
凹状2cとなる。
は、図11に示すように、環状立ち上げ壁3の凹辺部3
dに一端部2aの凸状部2bを、凸辺部3cに凹状部2
cをそれぞれ対向させて環状立ち上げ壁3の開口3aに
枝管2を嵌入する。
管2の最先端2dが達するように、枝管2を強く押し込
むと、本管1の内周壁1dにおける環状立ち上げ壁3の
始端3eに枝管2の一端部2aが連続する状態となる。
このときは、一端部2aが始端3eの形状に等しく形成
されているので、本管1内には枝管2の一端部2aがは
み出すことはないから、枝管2の接続によって流体の流
通障害は生じない。
周面1aから突出する筒状となっており、環状立ち上げ
壁3の内周面3hと枝管2の外周面との接触面積が大と
なるので、環状立ち上げ壁3を介して枝管2がガタツキ
等なく緊密状態に保持される。よって、この嵌入後に開
口端縁3bをろう付け15すると、枝管2の抜け防止が
図られるとともに、本管1と枝管2との接続が強固にな
される。
機を使用する際、この熱交換機に振動が加えられたり何
らかの外力が作用しても、本管1と枝管2との間に間隙
が生じることなく、ガスや冷温水が漏れる問題が防止さ
れる。
1に環状立ち上げ壁3を一体形成する場合について説明
したが、本管1を曲げて曲管とし、この曲管の一側周面
にバーリング加工を施して環状立ち上げ壁を形成しても
よい。
によれば、本管に一体形成された環状立ち上げ壁が筒状
となっているので、この環状立ち上げ壁に枝管の端部を
嵌入すると、この枝管の嵌合部分における接触面積が大
となり、本管に対して枝管が強固に保持されて、両者の
接続が確実なものとなる。このため、銅管を流通する流
体が漏れたり、振動が加えられることによって枝管が抜
けるといった問題が回避される。また、環状立ち上げ壁
の内径が本管および枝管の外径と同一であるから、従来
例のようにT字形接続具等を用いず、環状立ち上げ壁を
介して同一径の本管と枝管とを接続することができる。
よって、銅管の配管に伴う接続作業時には切断加工を要
せず、接続用の部材も省略されて工事が大幅に簡略化さ
れる等の効果がある。
された本管と枝管との接続状態を示す斜視図である。
示す展開斜視図である。
る。
ある。
る。
ある。
る。
である。
図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 銅製の本管に銅製の枝管を接続する接続
構造であって、 前記本管をバーリング加工することによりその一側周面
から筒状に突出する環状立ち上げ壁が設けられ、この環
状立ち上げ壁の内径が前記本管の外径よりやや大きく形
成され、前記枝管の外径が本管と同一径に形成されてな
ることを特徴とする銅製管の接続構造。 - 【請求項2】 枝管の一端部を本管の内周面側における
環状立ち上げ壁の始端の形状に合わせて形成してなるこ
とを特徴とする請求項1項記載の銅製管の接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5034512A JP2623203B2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 銅製管の接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5034512A JP2623203B2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 銅製管の接続構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06221487A true JPH06221487A (ja) | 1994-08-09 |
JP2623203B2 JP2623203B2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=12416318
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5034512A Expired - Lifetime JP2623203B2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 銅製管の接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2623203B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5810032A (en) * | 1995-03-22 | 1998-09-22 | Chevron U.S.A. Inc. | Method and apparatus for controlling the distribution of two-phase fluids flowing through impacting pipe tees |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55122999A (en) * | 1979-03-12 | 1980-09-22 | Nishimatsu Constr Co Ltd | Segment for shield temporary assembly |
-
1993
- 1993-01-28 JP JP5034512A patent/JP2623203B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55122999A (en) * | 1979-03-12 | 1980-09-22 | Nishimatsu Constr Co Ltd | Segment for shield temporary assembly |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5810032A (en) * | 1995-03-22 | 1998-09-22 | Chevron U.S.A. Inc. | Method and apparatus for controlling the distribution of two-phase fluids flowing through impacting pipe tees |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2623203B2 (ja) | 1997-06-25 |
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