JPH06221245A - 燃料噴射弁 - Google Patents
燃料噴射弁Info
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- JPH06221245A JPH06221245A JP2988693A JP2988693A JPH06221245A JP H06221245 A JPH06221245 A JP H06221245A JP 2988693 A JP2988693 A JP 2988693A JP 2988693 A JP2988693 A JP 2988693A JP H06221245 A JPH06221245 A JP H06221245A
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- Japan
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- valve
- tip
- fixed core
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品形状を簡略化するとともに製造コストを
低減し、安価な燃料噴射弁を提供する。 【構成】 本体ハウジングと、本体ハウジング内に配置
される電磁コイルと、固定コアに吸引される可動コア
と、先端に弁部が形成され可動コアに取着された弁体
と、弁体の弁部にて開閉され本体ハウジングの先端に取
着される弁座形成体と、よりなる燃料噴射弁において、
本体ハウジング２０を、底部２１Ａを有し、その先端２
１Ｂが開口する有底筒状の筒状ハウジング部２１と、底
部２１Ａの中心より先端方向に向かって突出し筒状ハウ
ジング部２１の内周と環状の間隙を形成する固定コア部
２２と、底部２１Ａの中心より後端方向に向かって突出
するソケット部２３と、ソケット部２３の後端２３Ａよ
り固定コア部２２の先端２２Ａに向かって貫通して穿設
される燃料流路２４と、により構成し、前記筒状ハウジ
ング部、固定コア部、ソケット部、燃料流路、を磁性材
料にて一体形成する。
低減し、安価な燃料噴射弁を提供する。 【構成】 本体ハウジングと、本体ハウジング内に配置
される電磁コイルと、固定コアに吸引される可動コア
と、先端に弁部が形成され可動コアに取着された弁体
と、弁体の弁部にて開閉され本体ハウジングの先端に取
着される弁座形成体と、よりなる燃料噴射弁において、
本体ハウジング２０を、底部２１Ａを有し、その先端２
１Ｂが開口する有底筒状の筒状ハウジング部２１と、底
部２１Ａの中心より先端方向に向かって突出し筒状ハウ
ジング部２１の内周と環状の間隙を形成する固定コア部
２２と、底部２１Ａの中心より後端方向に向かって突出
するソケット部２３と、ソケット部２３の後端２３Ａよ
り固定コア部２２の先端２２Ａに向かって貫通して穿設
される燃料流路２４と、により構成し、前記筒状ハウジ
ング部、固定コア部、ソケット部、燃料流路、を磁性材
料にて一体形成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料噴射装置に用いら
れる燃料噴射弁に関するもので、この燃料噴射弁は、Ｅ
ＣＵからの噴射信号に基づいて燃料の噴射を行なうもの
で、電気信号を燃料流量に変換するとともに燃料を霧化
して機関に向けて噴射する。
れる燃料噴射弁に関するもので、この燃料噴射弁は、Ｅ
ＣＵからの噴射信号に基づいて燃料の噴射を行なうもの
で、電気信号を燃料流量に変換するとともに燃料を霧化
して機関に向けて噴射する。
【０００２】
【従来の技術】従来一般的に使用される燃料噴射弁は例
えば特開昭６０−１１９３６３号公報に示される。この
燃料噴射弁について図３により説明する。１は、磁性材
料よりなり、底部１Ａより後方Ａに向かって筒体よりな
る第１筒状部１Ｂが突出し、その後端１Ｃが係止段部１
Ｄを介して開口するとともに底部１Ａより先方Ｂに向か
って筒体よりなる第２筒状部１Ｅが突出し、その先端１
Ｆが開口する本体ハウジングである。２は磁性材料より
なる環状の上側磁極片であり、この上側磁極片２の中心
より先方Ｂに向かって固定コア３が突出して形成され、
一方上側磁極片２の中心より後方Ａに向かってソケット
部４が突出して形成される。固定コア３とソケット部４
とは上側磁極片２に一体形成されるものでソケット部４
の後端４Ａから固定コア３の先端３Ａに向けて燃料流路
５が貫通して穿設される。６は、固定コア３の外周と第
１筒状部１Ｂの内周との間に形成される環状の間隙内に
配置される電磁コイルであり、この電磁コイル６は端子
８に接続され、端子８はプラグソケット７を介して外方
に向けて突起する。そしてＥＣＵ（図示せず）より出力
される電気信号は端子８を介して電磁コイル６に入力さ
れる。９は固定コア３の先端３Ａに対向して配置された
可動コアであってスプリング１０によって固定コア３よ
り離反する側に付勢される。前記可動コア９には弁体１
１が一体的に取着されるもので、弁体１１は弁座形成体
１２の流路１２Ａ内に移動自在に案内配置されるととも
に弁体１１の先端には弁座形成体１２の流路１２Ａの先
端近傍に形成される弁座１２Ｂを開閉する弁部１１Ａが
形成される。又、弁体１１に形成される鍔部１１Ｂと可
動コア９の先端９Ａとの間にはＣ溝１３Ａが穿設される
ストップ部材１３が配置されるもので、弁体１１の鍔部
１１Ｂがストップ部材１３に当接することによって弁体
１１の固定コア３側への移動ストローク（いいかえると
弁部１１Ａが弁座１２Ｂを開放する開放側のストロー
ク）が規制される。尚、弁座１２Ｂは弁座形成体１２の
先端に穿設される燃料噴射孔１２Ｃによって先方Ｂに開
口する。
えば特開昭６０−１１９３６３号公報に示される。この
燃料噴射弁について図３により説明する。１は、磁性材
料よりなり、底部１Ａより後方Ａに向かって筒体よりな
る第１筒状部１Ｂが突出し、その後端１Ｃが係止段部１
Ｄを介して開口するとともに底部１Ａより先方Ｂに向か
って筒体よりなる第２筒状部１Ｅが突出し、その先端１
Ｆが開口する本体ハウジングである。２は磁性材料より
なる環状の上側磁極片であり、この上側磁極片２の中心
より先方Ｂに向かって固定コア３が突出して形成され、
一方上側磁極片２の中心より後方Ａに向かってソケット
部４が突出して形成される。固定コア３とソケット部４
とは上側磁極片２に一体形成されるものでソケット部４
の後端４Ａから固定コア３の先端３Ａに向けて燃料流路
５が貫通して穿設される。６は、固定コア３の外周と第
１筒状部１Ｂの内周との間に形成される環状の間隙内に
配置される電磁コイルであり、この電磁コイル６は端子
８に接続され、端子８はプラグソケット７を介して外方
に向けて突起する。そしてＥＣＵ（図示せず）より出力
される電気信号は端子８を介して電磁コイル６に入力さ
れる。９は固定コア３の先端３Ａに対向して配置された
可動コアであってスプリング１０によって固定コア３よ
り離反する側に付勢される。前記可動コア９には弁体１
１が一体的に取着されるもので、弁体１１は弁座形成体
１２の流路１２Ａ内に移動自在に案内配置されるととも
に弁体１１の先端には弁座形成体１２の流路１２Ａの先
端近傍に形成される弁座１２Ｂを開閉する弁部１１Ａが
形成される。又、弁体１１に形成される鍔部１１Ｂと可
動コア９の先端９Ａとの間にはＣ溝１３Ａが穿設される
ストップ部材１３が配置されるもので、弁体１１の鍔部
１１Ｂがストップ部材１３に当接することによって弁体
１１の固定コア３側への移動ストローク（いいかえると
弁部１１Ａが弁座１２Ｂを開放する開放側のストロー
ク）が規制される。尚、弁座１２Ｂは弁座形成体１２の
先端に穿設される燃料噴射孔１２Ｃによって先方Ｂに開
口する。
【０００３】以上の構成よりなる燃料噴射弁は以下によ
って組みつけられる。まず、本体ハウジング１の第１筒
状部１Ｂの後端１Ｃの開口より底部１Ａに向けて電磁コ
イル６が挿入され、次いで固定コア３を電磁コイル６の
コイルボビン６Ａ内に挿入する。これによると、電磁コ
イル６は第１筒状部１Ｂ内に臨む底部１Ａ上に配置さ
れ、固定コア３はコイルボビン６Ａ内にあり、上側磁極
片２は第１筒状部１Ｂの係止段部１Ｄ上にあり、ソケッ
ト部４は第１筒状部１Ｂの後端１Ｃより突出する。次い
で第１筒状部１Ｂの後端１Ｃを上側磁極片２に向けて内
方へカシメるもので、これによると、電磁コイル６、固
定コア３、上側磁極片２、ソケット部４は第１筒状部１
Ｂに固着される。尚、電磁コイル６の端子８は上側磁極
片２より外方に突出する。一方、本体ハウジング１の第
２筒状部１Ｅの先端１Ｆの開口より底部１Ａに向けて弁
体１１が取着された可動コア９が挿入されるもので、こ
のとき可動コア９は底部１Ａに穿設した通孔１Ｇを通り
固定コア３の先端３Ａに対向して配置されるとともに弁
体１１の鍔部１１Ｂ上にＣ溝１３Ａを介して挿入配置し
たストップ部材１３は第２筒状部１Ｅに臨む底部１Ａ上
に配置される。又、このときスプリング１０の一端は可
動コア９の後端上に配置され、スプリング１０の他端は
固定コア３の燃料流路５内に配置される管状の調整部材
Ｐの先端に配置される。次いで弁座形成体１２を第２筒
状部１Ｅ内に配置するもので、これによると、弁座形成
体１２の後端はストップ部材１３に対接し、流路１２Ａ
内に弁体１１が挿入配置され、弁体１１の弁部１１Ａは
弁座形成体１２の弁座１２Ｂに対向して配置される。か
かる組みつけ状態において、第２筒状部１Ｅの先端１Ｆ
を弁座形成体１２の外周に向けて内方へカシメるもの
で、これによって第２筒状部１Ｅ内にストップ部材１３
と弁座形成体１２とを固着でき、さらに弁座形成体１２
の流路１２Ａ内に弁体１１を移動自在に配置できるとと
もに固定コア３の先端３Ａに対向して可動コア９を配置
できるものである。尚、プラグソケット７は少なくとも
第１筒状部１Ｂの後端１Ｃを上側磁極片２の外周に向け
て内方へカシメた後にアウトモールドされる。
って組みつけられる。まず、本体ハウジング１の第１筒
状部１Ｂの後端１Ｃの開口より底部１Ａに向けて電磁コ
イル６が挿入され、次いで固定コア３を電磁コイル６の
コイルボビン６Ａ内に挿入する。これによると、電磁コ
イル６は第１筒状部１Ｂ内に臨む底部１Ａ上に配置さ
れ、固定コア３はコイルボビン６Ａ内にあり、上側磁極
片２は第１筒状部１Ｂの係止段部１Ｄ上にあり、ソケッ
ト部４は第１筒状部１Ｂの後端１Ｃより突出する。次い
で第１筒状部１Ｂの後端１Ｃを上側磁極片２に向けて内
方へカシメるもので、これによると、電磁コイル６、固
定コア３、上側磁極片２、ソケット部４は第１筒状部１
Ｂに固着される。尚、電磁コイル６の端子８は上側磁極
片２より外方に突出する。一方、本体ハウジング１の第
２筒状部１Ｅの先端１Ｆの開口より底部１Ａに向けて弁
体１１が取着された可動コア９が挿入されるもので、こ
のとき可動コア９は底部１Ａに穿設した通孔１Ｇを通り
固定コア３の先端３Ａに対向して配置されるとともに弁
体１１の鍔部１１Ｂ上にＣ溝１３Ａを介して挿入配置し
たストップ部材１３は第２筒状部１Ｅに臨む底部１Ａ上
に配置される。又、このときスプリング１０の一端は可
動コア９の後端上に配置され、スプリング１０の他端は
固定コア３の燃料流路５内に配置される管状の調整部材
Ｐの先端に配置される。次いで弁座形成体１２を第２筒
状部１Ｅ内に配置するもので、これによると、弁座形成
体１２の後端はストップ部材１３に対接し、流路１２Ａ
内に弁体１１が挿入配置され、弁体１１の弁部１１Ａは
弁座形成体１２の弁座１２Ｂに対向して配置される。か
かる組みつけ状態において、第２筒状部１Ｅの先端１Ｆ
を弁座形成体１２の外周に向けて内方へカシメるもの
で、これによって第２筒状部１Ｅ内にストップ部材１３
と弁座形成体１２とを固着でき、さらに弁座形成体１２
の流路１２Ａ内に弁体１１を移動自在に配置できるとと
もに固定コア３の先端３Ａに対向して可動コア９を配置
できるものである。尚、プラグソケット７は少なくとも
第１筒状部１Ｂの後端１Ｃを上側磁極片２の外周に向け
て内方へカシメた後にアウトモールドされる。
【０００４】以上によって形成される燃料噴射弁による
と、端子８を介して電磁コイル６に通電されると、固定
コア３、上側磁極片２、第１筒状部１Ｂ、底部１Ａ、可
動コア９、によって磁気回路が形成され、可動コア９が
スプリング１０のバネ力に抗して固定コア３の先端３Ａ
に向けて吸引されるので、弁体１１は鍔部１１Ｂがスト
ップ部材１３に当接する迄移動し、もって弁体１１の弁
部１１Ａが弁座１２Ｂを規定量開口し、燃料流路５内に
供給される加圧された燃料が弁座１２Ｂを介して燃料噴
射孔１２Ｃより機関に向けて噴射される。尚、１４は弁
座形成体１２を保護する為のカバーである。
と、端子８を介して電磁コイル６に通電されると、固定
コア３、上側磁極片２、第１筒状部１Ｂ、底部１Ａ、可
動コア９、によって磁気回路が形成され、可動コア９が
スプリング１０のバネ力に抗して固定コア３の先端３Ａ
に向けて吸引されるので、弁体１１は鍔部１１Ｂがスト
ップ部材１３に当接する迄移動し、もって弁体１１の弁
部１１Ａが弁座１２Ｂを規定量開口し、燃料流路５内に
供給される加圧された燃料が弁座１２Ｂを介して燃料噴
射孔１２Ｃより機関に向けて噴射される。尚、１４は弁
座形成体１２を保護する為のカバーである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の燃料噴射
弁によるとその製造コストの大きな低減を達成できな
い。これは以下の理由による。 （１）第１筒状部１Ｂと第２筒状部１Ｅとを含む本体ハ
ウジング１と、固定コア３とソケット部４とを含む上側
磁極片２と二体に分割されており、部品形状が複雑とな
って部品コストが上昇する。 （２）組みつけにおいて、第１筒状部１Ｂの開口より構
成部品を挿入する第１の工程と、第２筒状部１Ｅの開口
より構成部品を挿入する第２の工程との挿入方向が異な
る（対向してる）ことより組みつけ工程が複雑となると
ともに第１筒状部１Ｂ及び第２筒状部１Ｅの端部をそれ
ぞれカシメる必要がありカシメ工程が２工程必要となる
もので組みつけ工数が増加する。 本発明になる燃料噴射弁は前記課題に鑑み成されたもの
で部品形状の簡略化と製造工数を削減することのできる
安価な燃料噴射弁を提供することにある。
弁によるとその製造コストの大きな低減を達成できな
い。これは以下の理由による。 （１）第１筒状部１Ｂと第２筒状部１Ｅとを含む本体ハ
ウジング１と、固定コア３とソケット部４とを含む上側
磁極片２と二体に分割されており、部品形状が複雑とな
って部品コストが上昇する。 （２）組みつけにおいて、第１筒状部１Ｂの開口より構
成部品を挿入する第１の工程と、第２筒状部１Ｅの開口
より構成部品を挿入する第２の工程との挿入方向が異な
る（対向してる）ことより組みつけ工程が複雑となると
ともに第１筒状部１Ｂ及び第２筒状部１Ｅの端部をそれ
ぞれカシメる必要がありカシメ工程が２工程必要となる
もので組みつけ工数が増加する。 本発明になる燃料噴射弁は前記課題に鑑み成されたもの
で部品形状の簡略化と製造工数を削減することのできる
安価な燃料噴射弁を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決する為の手段】本発明になる燃料噴射弁に
よると、前記目的達成の為に、本体ハウジングと、該本
体ハウジング内に配置される電磁コイルにより固定コア
に磁気吸引される可動コアと、先端に弁部が形成される
とともに可動コアに取着された弁体と、弁体の弁部にて
開閉される弁座と弁座に連なって先端に向けて開口する
燃料噴射孔とを有し、本体ハウジングの先端に取着され
る弁座形成体と、を備える燃料噴射弁において、本体ハ
ウジングを、底部を有し、その先端が開口する有底筒状
の筒状ハウジング部と、底部の中心より先端方向に向か
って突出し筒状ハウジング部の内周と環状の間隙を形成
する固定コア部と、底部の中心より後端方向に向かって
突出するソケット部と、ソケット部の後端より固定コア
部の先端に向かって貫通して穿設される燃料流路と、に
より構成し、前記筒状ハウジング部、固定コア部、ソケ
ット部、燃料流路、を磁性材料にて一体形成したもので
ある。
よると、前記目的達成の為に、本体ハウジングと、該本
体ハウジング内に配置される電磁コイルにより固定コア
に磁気吸引される可動コアと、先端に弁部が形成される
とともに可動コアに取着された弁体と、弁体の弁部にて
開閉される弁座と弁座に連なって先端に向けて開口する
燃料噴射孔とを有し、本体ハウジングの先端に取着され
る弁座形成体と、を備える燃料噴射弁において、本体ハ
ウジングを、底部を有し、その先端が開口する有底筒状
の筒状ハウジング部と、底部の中心より先端方向に向か
って突出し筒状ハウジング部の内周と環状の間隙を形成
する固定コア部と、底部の中心より後端方向に向かって
突出するソケット部と、ソケット部の後端より固定コア
部の先端に向かって貫通して穿設される燃料流路と、に
より構成し、前記筒状ハウジング部、固定コア部、ソケ
ット部、燃料流路、を磁性材料にて一体形成したもので
ある。
【０００７】以上によると、筒状ハウジング部と固定コ
ア部とソケット部とを含む本体ハウジングの形状が簡略
化されるとともに燃料噴射弁を構成する各部品の挿入が
一方向からでよく、且つ本体ハウジングのカシメ作業も
１回ですむことから製造コストの低減を達成しうる。
ア部とソケット部とを含む本体ハウジングの形状が簡略
化されるとともに燃料噴射弁を構成する各部品の挿入が
一方向からでよく、且つ本体ハウジングのカシメ作業も
１回ですむことから製造コストの低減を達成しうる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明になる燃料噴射弁の一実施例を
図により説明する。図１は本体ハウジングの縦断面図、
図２は組みつけられた燃料噴射弁を示す縦断面図であ
る。尚、図３の従来例と同一構成部品については同一符
号を使用して説明を省略する。図１により磁性材料によ
って形成された本体ハウジング２０について説明する。
筒状ハウジング部２１は底部２１Ａより先方Ｂに向かっ
て延び、その先端２１Ｂが開口する有底筒状をなし、筒
状ハウジング部２１に臨む底部２１Ａの中心より先方Ｂ
に向かって固定コア部２２が延び、筒状ハウジング部２
１Ａの内周と固定コア部２２の外周との間に環状の間隙
が形成される。尚、固定コア部２２の先端２２Ａは筒状
ハウジング部２１Ａの先端２１Ｂより後方Ａにあって筒
状ハウジング部２１Ａの先端２１Ｂより突出しない。
又、底部２１Ａの中心より後方Ａに向かってソケット部
２３が突出するもので、ソケット部２３の後端２３Ａか
ら固定コア部２２の先端２２Ａに向けて燃料流路２４が
貫通して穿設される。尚、２１Ｃは端子８を挿通する端
子挿通孔であって底部２１Ａに穿設され、２１Ｄは係止
段部である。更に燃料流路２４内には管状調整部材１３
が圧挿入される。以上の構成をもって本体ハウジング２
０が形成された。
図により説明する。図１は本体ハウジングの縦断面図、
図２は組みつけられた燃料噴射弁を示す縦断面図であ
る。尚、図３の従来例と同一構成部品については同一符
号を使用して説明を省略する。図１により磁性材料によ
って形成された本体ハウジング２０について説明する。
筒状ハウジング部２１は底部２１Ａより先方Ｂに向かっ
て延び、その先端２１Ｂが開口する有底筒状をなし、筒
状ハウジング部２１に臨む底部２１Ａの中心より先方Ｂ
に向かって固定コア部２２が延び、筒状ハウジング部２
１Ａの内周と固定コア部２２の外周との間に環状の間隙
が形成される。尚、固定コア部２２の先端２２Ａは筒状
ハウジング部２１Ａの先端２１Ｂより後方Ａにあって筒
状ハウジング部２１Ａの先端２１Ｂより突出しない。
又、底部２１Ａの中心より後方Ａに向かってソケット部
２３が突出するもので、ソケット部２３の後端２３Ａか
ら固定コア部２２の先端２２Ａに向けて燃料流路２４が
貫通して穿設される。尚、２１Ｃは端子８を挿通する端
子挿通孔であって底部２１Ａに穿設され、２１Ｄは係止
段部である。更に燃料流路２４内には管状調整部材１３
が圧挿入される。以上の構成をもって本体ハウジング２
０が形成された。
【０００９】そして燃料噴射弁は次のように組みつけら
れる。筒状ハウジング部２１の先端２１Ｂの開口より、
電磁コイル６が底部２１Ａに向けて挿入される。これに
よると、電磁コイル６は筒状ハウジング部２１の内周と
固定コア部２２の外周との環状の間隙内にあってコイル
ボビン６Ａの内径部は固定コア部２２の外周に挿入され
て案内される。一方、電磁コイル６に植設された端子８
は底部２１Ａの端子挿通孔２１Ｃ内を通過して底部２１
Ａより突出する。次いで、筒状ハウジング部２１の係止
段部２１Ｄ上に磁性材料よりなる環状の下側磁極片２５
を配置するもので下側磁極片２５は電磁コイル６上に配
置される。次いで、弁体１１が取着された可動コア９を
固定コア部２２の先端２２Ａに対向して配置するもの
で、このとき可動コア９は下側磁極片２５に穿設される
貫通孔２５Ａ内の移動が許容され、一方、可動コア９の
先端９Ａと弁体１１の鍔部１１Ｂとの間にＣ溝１３Ａを
介して挿入されたストップ部材１３は下側磁極片２５上
に配置される。尚、可動コア９と管状調整部材Ｐとの間
にはスプリング１０が縮設される。次いで、ストップ部
材１３に向けて弁座形成体１２が挿入配置されるもの
で、これによると弁体１１は流路１２Ａに移動自在に案
内配置されるとともに弁体１１の弁部１１Ａは弁座１２
Ｂに対向する。以上をもって筒状ハウジング部２１内へ
の部品の挿入は終了し、かかる状態において、筒状ハウ
ジング部２１の先端２１Ｂを弁座形成体１２の外周に向
けて内方へカシメる。尚、プラグソケット７は底部２１
Ａとソケット部２３の一部を囲繞してアウトモールドさ
れる。以上述べた筒状ハウジング部２１内への部品の挿
入作業及び筒状ハウジング部２１の先端２１Ｂのカシメ
作業をもって燃料噴射弁の組みつけは終了する。
れる。筒状ハウジング部２１の先端２１Ｂの開口より、
電磁コイル６が底部２１Ａに向けて挿入される。これに
よると、電磁コイル６は筒状ハウジング部２１の内周と
固定コア部２２の外周との環状の間隙内にあってコイル
ボビン６Ａの内径部は固定コア部２２の外周に挿入され
て案内される。一方、電磁コイル６に植設された端子８
は底部２１Ａの端子挿通孔２１Ｃ内を通過して底部２１
Ａより突出する。次いで、筒状ハウジング部２１の係止
段部２１Ｄ上に磁性材料よりなる環状の下側磁極片２５
を配置するもので下側磁極片２５は電磁コイル６上に配
置される。次いで、弁体１１が取着された可動コア９を
固定コア部２２の先端２２Ａに対向して配置するもの
で、このとき可動コア９は下側磁極片２５に穿設される
貫通孔２５Ａ内の移動が許容され、一方、可動コア９の
先端９Ａと弁体１１の鍔部１１Ｂとの間にＣ溝１３Ａを
介して挿入されたストップ部材１３は下側磁極片２５上
に配置される。尚、可動コア９と管状調整部材Ｐとの間
にはスプリング１０が縮設される。次いで、ストップ部
材１３に向けて弁座形成体１２が挿入配置されるもの
で、これによると弁体１１は流路１２Ａに移動自在に案
内配置されるとともに弁体１１の弁部１１Ａは弁座１２
Ｂに対向する。以上をもって筒状ハウジング部２１内へ
の部品の挿入は終了し、かかる状態において、筒状ハウ
ジング部２１の先端２１Ｂを弁座形成体１２の外周に向
けて内方へカシメる。尚、プラグソケット７は底部２１
Ａとソケット部２３の一部を囲繞してアウトモールドさ
れる。以上述べた筒状ハウジング部２１内への部品の挿
入作業及び筒状ハウジング部２１の先端２１Ｂのカシメ
作業をもって燃料噴射弁の組みつけは終了する。
【００１０】以上によって形成された燃料噴射弁による
と、端子８を介して電磁コイル６に通電されると、固定
コア部２２、底部２１Ａ、筒状ハウジング部２１、下側
磁極片２５、可動コア部９によって磁気回路が形成され
可動コア９がスプリング１０のバネ力に抗して固定コア
部２２の先端２２Ａに向けて吸引されるので弁体１１は
鍔部１１Ｂがストップ部材１３に当接する迄移動し、も
って弁体１１の弁部１１Ａが弁座１２Ｂを規定量開口
し、燃料流路２４内に供給される加圧された燃料が弁座
１２Ｂを介して燃料噴射孔１２Ｃより機関に向けて噴射
される。
と、端子８を介して電磁コイル６に通電されると、固定
コア部２２、底部２１Ａ、筒状ハウジング部２１、下側
磁極片２５、可動コア部９によって磁気回路が形成され
可動コア９がスプリング１０のバネ力に抗して固定コア
部２２の先端２２Ａに向けて吸引されるので弁体１１は
鍔部１１Ｂがストップ部材１３に当接する迄移動し、も
って弁体１１の弁部１１Ａが弁座１２Ｂを規定量開口
し、燃料流路２４内に供給される加圧された燃料が弁座
１２Ｂを介して燃料噴射孔１２Ｃより機関に向けて噴射
される。
【００１１】本発明になる燃料噴射弁によると、可動コ
ア９を除く磁気回路の構成を筒状ハウジング部２１、底
部２１Ａ、固定コア部２２を一体的に形成した本体ハウ
ジング２０と下側磁極片２５とによって構成したので磁
気回路を構成する部品の形状、特に下側磁極片２５の形
状が従来に比して簡略化されたもので部品の製造コスト
の低減を達成できるものである。又、燃料噴射弁の組み
つけは、先方Ｂ（図２において下方）よりの一方向から
部品を順次挿入すればよいので部品の挿入作業の効率を
大きく向上できたものであり、更には筒状ハウジング部
２１に挿入配置された部品を筒状ハウジング部２１内に
固着する為の固着作業は単一のカシメ作業をもって終了
するもので前記と合わせて作業工数の大幅な向上を達成
できたものである。
ア９を除く磁気回路の構成を筒状ハウジング部２１、底
部２１Ａ、固定コア部２２を一体的に形成した本体ハウ
ジング２０と下側磁極片２５とによって構成したので磁
気回路を構成する部品の形状、特に下側磁極片２５の形
状が従来に比して簡略化されたもので部品の製造コスト
の低減を達成できるものである。又、燃料噴射弁の組み
つけは、先方Ｂ（図２において下方）よりの一方向から
部品を順次挿入すればよいので部品の挿入作業の効率を
大きく向上できたものであり、更には筒状ハウジング部
２１に挿入配置された部品を筒状ハウジング部２１内に
固着する為の固着作業は単一のカシメ作業をもって終了
するもので前記と合わせて作業工数の大幅な向上を達成
できたものである。
【００１２】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明になる燃料噴射
弁によると、燃料噴射弁を構成する部品コストの低減と
組みつけ作業及びカシメ作業の効率を向上することがで
きたもので安価な燃料噴射弁を提供できたものである。
弁によると、燃料噴射弁を構成する部品コストの低減と
組みつけ作業及びカシメ作業の効率を向上することがで
きたもので安価な燃料噴射弁を提供できたものである。
【図１】本発明になる燃料噴射弁に用いられる本体ハウ
ジングの一実施例を示す縦断面図。
ジングの一実施例を示す縦断面図。
【図２】本発明になる燃料噴射弁の一実施例を示す縦断
面図。
面図。
【図３】従来の燃料噴射弁を示す縦断面図。
６ 電磁コイル ９ 可動コア １１ 弁体 １１Ｂ 鍔部 １２ 弁座形成体 １３ ストップ部材 ２０ 本体ハウジング ２１ 筒状ハウジング部 ２１Ａ 底部 ２１Ｂ 先端 ２２ 固定コア部 ２２Ａ 先端 ２３ ソケット部 ２３Ａ 後端 ２４ 燃料流路 ２５ 下側磁極片
Claims (2)
- 【請求項１】 本体ハウジングと、該本体ハウジング内
に配置される電磁コイルにより固定コアに磁気吸引され
る可動コアと、先端に弁部が形成されるとともに可動コ
アに取着された弁体と、弁体の弁部にて開閉される弁座
と弁座に連なって先端に向けて開口する燃料噴射孔とを
有し、本体ハウジングの先端に取着される弁座形成体
と、を備える燃料噴射弁において、本体ハウジング２０
を、底部２１Ａを有し、その先端２１Ｂが開口する有底
筒状の筒状ハウジング部２１と、底部２１Ａの中心より
先端方向に向かって突出し筒状ハウジング部２１の内周
と環状の間隙を形成する固定コア部２２と、底部２１Ａ
の中心より後端方向に向かって突出するソケット部２３
と、ソケット部２３の後端２３Ａより固定コア部２２の
先端２２Ａに向かって貫通して穿設される燃料流路２４
と、により構成し、前記筒状ハウジング部、固定コア
部、ソケット部、燃料流路、を磁性材料にて一体形成し
てなる燃料噴射弁。 - 【請求項２】 前記、本体ハウジング２０の筒状ハウジ
ング部２１の底部２１Ａに、筒状ハウジング部２１の先
端２１Ｂの開口より、電磁コイル６、下側磁極片２５、
弁体１１の鍔部１１Ｂと可動コア９との間に配置されて
弁体１１の固定コア部２２側への移動ストロークを規制
するストップ部材１３、弁座形成体１２、を挿入配置す
るとともに筒状ハウジング部２１の先端２１Ｂを弁座形
成体１２の外周に向けて内方にカシメ固着してなる請求
項１記載の燃料噴射弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2988693A JPH06221245A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 燃料噴射弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2988693A JPH06221245A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 燃料噴射弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06221245A true JPH06221245A (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=12288462
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2988693A Pending JPH06221245A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 燃料噴射弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06221245A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR19990013734A (ko) * | 1997-07-11 | 1999-02-25 | 시스토 루이지 데 마따에이스 | 내연기관 연료분사기 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61178553A (ja) * | 1985-02-04 | 1986-08-11 | Honda Motor Co Ltd | 電磁式燃料噴射弁 |
-
1993
- 1993-01-26 JP JP2988693A patent/JPH06221245A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61178553A (ja) * | 1985-02-04 | 1986-08-11 | Honda Motor Co Ltd | 電磁式燃料噴射弁 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR19990013734A (ko) * | 1997-07-11 | 1999-02-25 | 시스토 루이지 데 마따에이스 | 내연기관 연료분사기 |
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