JPH06220861A - アンカー補強土壁の構造 - Google Patents

アンカー補強土壁の構造

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Publication number
JPH06220861A
JPH06220861A JP2741393A JP2741393A JPH06220861A JP H06220861 A JPH06220861 A JP H06220861A JP 2741393 A JP2741393 A JP 2741393A JP 2741393 A JP2741393 A JP 2741393A JP H06220861 A JPH06220861 A JP H06220861A
Authority
JP
Japan
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wall
tension
resistance
tensile
members
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Application number
JP2741393A
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English (en)
Inventor
Shohei Senda
昌平 千田
Kiyoshi Misawa
清志 三澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OKASAN KOGYO KK
Original Assignee
OKASAN KOGYO KK
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Publication date
Application filed by OKASAN KOGYO KK filed Critical OKASAN KOGYO KK
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 壁面材と抵抗部材とに作用される所定の張力
を調整するためのターンバックルを不要とし得て、コス
トの低減を果たし得るアンカー補強土壁の構造を実現す
ることにある。 【構成】 壁面材4とこの壁面材の背面10に対して略
平行に盛土6に埋設される抵抗部材12とに抗張部材1
4を所定の張力により緊張して取付けて設けたアンカー
補強土壁22の構造において、前記抗張部材の途中に張
力を調整すべく延伸屈曲される調整部20を形成して設
けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はアンカー補強土壁の構
造に係り、特に壁面材と抵抗部材とに作用される所定の
張力を調整するためのターンバックルを不要とし得て、
コストの低減を果たし得るアンカー補強土壁の構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】アンカー補強土壁の構造としては、図4
に示すものがある。図4において、102は地盤、10
4は壁面材、106は盛土である。壁面材ブロック10
4aを水平方向に載置するとともに上下方向に重積され
て形成される壁面材104は、最下部を基礎108によ
り支持して地盤102に立設され、壁面材ブロック10
4aとこの壁面材ブロック104aの背面110に対し
て略平行に盛土106に埋設される抵抗部材112とに
鉄筋等の抗張部材114を取付けて設ける。
【0003】前記抗張部材14は、壁面材ブロック10
4aの背面110に取付具116により取付けて設け
る。また、この抗張部材114は、壁面材ブロック10
4aの背面110に対して略平行に盛土6に埋設される
抵抗部材112に取付具118より取付けて設ける。抗
張部材114の途中には、張力を調整するターンバック
ル120を設けている。
【0004】壁面材104の構築に際しては、先ず、最
下部において水平方向に載置した複数の壁面材ブロック
104aと抵抗部材112とに抗張部材114を所定の
張力により緊張して取付けて盛土106を投入・転圧
し、次いで、最下部の壁面材ブロック104aに重積し
て水平方向に載置した複数の壁面材ブロック104aと
抵抗部材112とに盛土106上において抗張部材11
4を所定の張力により緊張して取付けて盛土106を投
入・転圧するという作業を、下部から上部に向かって層
状に順次に行い、壁面材104と抵抗部材112との間
にアンカー補強土壁122を形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のアン
カー補強土壁122の構造においては、壁面材ブロック
104aと抵抗部材112とに所定の張力を作用させる
必要がある。そこで、壁面材ブロック104aと抵抗部
材112とに取付けられる抗張部材114には、張力を
調整するターンバックル120を設けていた。
【0006】ところが、抗張部材114は、壁面材10
4を形成する複数の壁面材ブロック104aと、この壁
面材ブロック104aの背面110に対して平行に盛土
106に複数埋設される抵抗部材112とに夫々取付け
られる。このため、ターンバックル120は、多数の抗
張部材114の各々の途中に設けなければならず、部品
点数の増加によりコストの上昇を招く不都合があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、このような不都
合を解消すべく、この発明は、壁面材とこの壁面材の背
面に対して略平行に盛土に埋設される抵抗部材とに抗張
部材を所定の張力により緊張して取付けて設けたアンカ
ー補強土壁の構造において、前記抗張部材の途中に張力
を調整すべく延伸屈曲される調整部を形成して設けたこ
とを特徴とする。
【0008】
【作用】この発明の構成によれば、壁面材とこの壁面材
の背面に対して略平行に盛土に埋設される抵抗部材とに
取付けられる抗張部材の途中に、張力を調整すべく延伸
屈曲される調整部を形成して設けたことにより、この調
整部を延伸屈曲させることにより、ターンバックルを要
することなく、壁面材と抵抗部材とに作用される張力を
調整することができる。
【0009】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を説明
する。
【0010】図1〜図3は、この発明を実施例を示すも
のである。図1において、2は地盤、4は壁面材、6は
盛土である。壁面材ブロック4aを水平方向に載置する
とともに上下方向に重積して形成される壁面材4は、最
下部を基礎8により支持して地盤2に立設される。
【0011】前記盛土6には、壁面材4の背面10と略
平行に水平方向及び上下方向に配列して抵抗部材12が
埋設される。壁面材4と抵抗部材12とには、鉄筋等か
らなる抗張部材14を取付けて設けている。前記抗張部
材14は、一端側を壁面材ブロック4Aの背面10に取
付具16により取付けて設ける。この抗張部材14の他
端側は、壁面材4の背面10に対して略平行に水平方向
に配列して盛土6に埋設される複数の抵抗部材12に取
付具18より取付けて設ける。
【0012】前記抗張部材14の途中には、調整部20
を設けている。この調整部20は、図2に示す如く、抗
張部材14の途中を湾曲して形成される。抗張部材14
は、鉄筋等からなることにより、壁面材ブロック4aと
抵抗部材12とに作用する張力に耐えてこの張力を維持
し得るとともに、調整部20を延伸屈曲させて高さHあ
るいは幅Wを変化させることにより全長Lを伸縮させて
張力を変化させることができる。
【0013】次に作用を説明する。
【0014】壁面材4の構築に際しては、先ず、最下部
において複数の壁面材ブロック4aを水平方向に載置し
て図示しない連結手段により連結し、また、これら壁面
材ブロック4aの背面10に対して略平行に水平方向に
複数の抵抗部材12を盛土6上に配列する。
【0015】抗張部材14は、一端側を最下部において
水平方向に載置した複数の壁面材ブロック4aの背面1
0に取付具16により取付けて設ける。また、この抗張
部材14は、他端側を壁面材ブロック4aの背面10に
対して略平行に配列した抵抗部材12に取付具18より
取付けて設ける。
【0016】壁面材ブロック4aと抵抗部材12とに取
付けられた抗張部材14は、途中に設けた調整部20を
適宜の手段により延伸屈曲させて高さHあるいは幅Wを
変化させると、全長Lが伸縮されることにより、壁面材
ブロック4aと抵抗部材12とに作用する張力を変化さ
せることができる。これにより、抗張部材14は、壁面
材ブロック4aと抵抗部材12とに所定の張力により緊
張して取付けられる。
【0017】所定の張力により緊張して壁面材ブロック
4aと抵抗部材12とに取付けられた抗張部材14上に
は、盛土106を投入・転圧する。
【0018】次いで、最下部の複数の壁面材ブロック4
aに重積して複数の壁面材ブロック4aを水平方向に載
置して連結し、また、前記最下部の複数の抵抗部材12
の上方に位置させて、これら載置された壁面材ブロック
4aの背面10に対して略平行に水平方向に複数の抵抗
部材12を盛土6上に配列する。
【0019】これら壁面材ブロック4aと抵抗部材12
とには、前記と同様に、抗張部材14を調整部20によ
り所定の張力に緊張して取付けて設け、抗張部材14上
に盛土6を投入して転圧する。
【0020】この抗張部材14の壁面材ブロック4a及
び抵抗部材12への取付けと盛土6の投入・転圧との作
業は、壁面材ブロック4aの重積により下部から上部に
向かって順次に行われ、壁面材4の最上部まで達すると
終了する。
【0021】これにより、最下部を基礎8により支持し
て地盤2に立設される壁面材4は、壁面材4とこの壁面
材4の背面10に対して略平行に水平方向に配列して盛
土6に埋設される複数の抵抗部材12とに、抗張部材1
4を調整部20により所定の張力に緊張して取付けて設
ける。壁面材4は、これら抵抗部材12及び抗張部材1
4により支持され、アンカー補強土壁22を形成する。
【0022】このように、このアンカー補強土壁22の
構造は、壁面材ブロック4aとこの壁面材ブロック4a
の背面10に対して略平行に盛土に埋設される抵抗部材
12とに取付けられる抗張部材14の途中に、張力を調
整すべく延伸屈曲される調整部20を形成して設けてい
る。
【0023】これにより、抗張部材14の調整部20を
延伸屈曲させることによって、従来のターンバックルを
要することなく、壁面材4と抵抗部材14とに作用され
る張力を調整することができる。
【0024】このため、壁面材4と抵抗部材12とに作
用される所定の張力を調整するためのターンバックルを
不要とし得て、コストの低減を果たすことができる。
【0025】なお、この実施例においては、接続部材1
4の途中に1つの調整部20を設けたが、図3に示す如
く、抗張部材14の途中に2つの調整部20・20を設
けることもできる。これにより、抗張部材14は、伸縮
量を大とし得て、壁面材4と抵抗部材12とに作用され
る張力の調整範囲を大きくすることができる。
【0026】
【発明の効果】このように、この発明によれば、壁面材
と抵抗部材とに取付けられる抗張部材の途中に設けた調
整部を延伸屈曲させることによって、ターンバックルを
要することなく、壁面材と抵抗部材とに作用される張力
を調整することができる。
【0027】このため、壁面材と抵抗部材とに作用され
る所定の張力を調整するためのターンバックルを不要と
し得て、コストの低減を果たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すアンカー補強土壁の構
造の断面図である。
【図2】抗張部材の途中に設けた調整部の拡大側面図で
ある。
【図3】この発明の別の実施例を示すアンカー補強土壁
の構造の断面図である。
【図4】従来例のアンカー補強土壁の構造の断面図であ
る。
【符号の説明】
2 地盤 4 壁面材 6 盛土 8 基礎 10 背面 12 抵抗部材 14 抗張部材 16 取付部 18 取付部 20 調整部 22 アンカー補強土壁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面材とこの壁面材の背面に対して略平
    行に盛土に埋設される抵抗部材とに抗張部材を所定の張
    力により緊張して取付けて設けたアンカー補強土壁の構
    造において、前記抗張部材の途中に張力を調整すべく延
    伸屈曲される調整部を形成して設けたことを特徴とする
    アンカー補強土壁の構造。
JP2741393A 1993-01-22 1993-01-22 アンカー補強土壁の構造 Pending JPH06220861A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2741393A JPH06220861A (ja) 1993-01-22 1993-01-22 アンカー補強土壁の構造

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JPH06220861A true JPH06220861A (ja) 1994-08-09

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ID=12220408

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JP2741393A Pending JPH06220861A (ja) 1993-01-22 1993-01-22 アンカー補強土壁の構造

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JP (1) JPH06220861A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08326074A (ja) * 1995-05-30 1996-12-10 Kyokado Eng Co Ltd 補強土構造物の壁面構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08326074A (ja) * 1995-05-30 1996-12-10 Kyokado Eng Co Ltd 補強土構造物の壁面構造

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