JPH062207U - マイクロフォーカスx線透視検査装置 - Google Patents
マイクロフォーカスx線透視検査装置Info
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- JPH062207U JPH062207U JP4871692U JP4871692U JPH062207U JP H062207 U JPH062207 U JP H062207U JP 4871692 U JP4871692 U JP 4871692U JP 4871692 U JP4871692 U JP 4871692U JP H062207 U JPH062207 U JP H062207U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】マイクロフォーカスX線管装置1と撮像装置1
01との間に位置する被検査物装置,透視位置決め用の
X,Yテーブル7の上下動により幾何学的拡大をかけて
透視像を拡大可能なマイクロフォーカスX線透視検査装
置において、モニタ画面表示画像の拡大率をリアルタイ
ムで知らせて検査効率の向上を図る。 【構成】X,Yテーブル7の上下方向の位置を検出し、
これによりモニタ画面表示画像の拡大率を求めて表示す
る画像拡大率表示手段100(ポテンショメータ10,
変換回路13,表示回路14)を設ける。
01との間に位置する被検査物装置,透視位置決め用の
X,Yテーブル7の上下動により幾何学的拡大をかけて
透視像を拡大可能なマイクロフォーカスX線透視検査装
置において、モニタ画面表示画像の拡大率をリアルタイ
ムで知らせて検査効率の向上を図る。 【構成】X,Yテーブル7の上下方向の位置を検出し、
これによりモニタ画面表示画像の拡大率を求めて表示す
る画像拡大率表示手段100(ポテンショメータ10,
変換回路13,表示回路14)を設ける。
Description
【0001】
本考案は、モニタ画面表示画像の拡大率を表示可能のマイクロフォーカスX線 透視検査装置に関するものである。
【0002】
X線源にマイクロフォーカスX線管装置を使用すると、鮮鋭度(解像力,コン トラスト)の高い画像が得られ、またマイクロフォーカスX線管装置及び被検査 物の距離と、マイクロフォーカスX線管装置及びX線透視像撮像装置の距離とで 定まる幾何学的拡大率を大きくとっても、被検査物をX線管装置により近付けて 配置することにより鮮鋭度の高い画像が得られ、検査の信頼性が高められる。こ の際の幾何学的拡大率の調整も、上記各距離の調整という簡単な作業で済む。 そこで近年、X線源にマイクロフォーカスX線管装置を用いたX線透視検査装 置(マイクロフォーカスX線透視検査装置)が使用されてきている。
【0003】 従来、マイクロフォーカスX線管装置と被検査物のX線透視像(以下、単に透 視像という)を撮像する撮像装置との間に位置する被検査物装置,透視位置決め 用のX,Yテーブルの上下動により幾何学的拡大をかけ、透視像の拡大像を得る マイクロフォーカスX線透視検査装置においては、透視像の他には、X,Yテー ブルの移動距離(左右(X),前後(Y)及び上下(Z)の各方向の移動距離) が表示されるに過ぎなかった。 このため従来、モニタ画面表示画像の拡大率は、X,Yテーブルの上下(Z) 方向の移動距離により計算で求めていた。
【0004】
上記のように従来装置では、モニタ画面表示画像の拡大率を計算により求めて いるため面倒であり、検査効率を低下させることにもなった。 特に、マイクロフォーカスX線管装置を用いたX線透視検査装置は、モニタ画 面上の拡大率を広範に調整でき、2〜150ないし200倍となると、X,Yテ ーブルの上下(Z)方向の移動距離からの計算では容易に求めにくくなり、多数 の被検査物を次々と検査する場合には検査効率を著しく低下させるという問題点 があった。
【0005】 本考案の目的は、モニタ画面表示画面の拡大率をリアルタイムで表示し、検査 者は計算をすることなく拡大率を知ることができ、検査効率を著しく向上するこ とができるマイクロフォーカスX線透視検査装置を提供することにある。
【0006】
上記目的は、マイクロフォーカスX線管装置と被検査物のX線透視像を撮像す る撮像装置との間に位置する被検査物装置,透視位置決め用のX,Yテーブルの 上下動により幾何学的拡大をかけ、X線透視像の拡大像を得るマイクロフォーカ スX線透視検査装置において、前記X,Yテーブルの上下方向の位置を検出し、 これによりモニタ画面開示画像の拡大率を求めて表示する画像拡大率表示手段を 設けることにより達成される。
【0007】
画像拡大率表示手段は、X,Yテーブルの上下方向の位置(移動距離)を例え ばポテンショメータで検出する。マイクロフォーカスX線管装置と撮像装置との 距離は一定であり、したがってX,Yテーブルの上下方向の位置(移動距離) 、換言すればポテンショメータの電圧値は、モニタ画面表示画像の拡大率を表わ す。したがって、モニタ画面表示画像の拡大率がポテンショメータの電圧値によ って求められることになる。 画像拡大率表示手段は、適宜の表示器に上記のようなポテンショメータの電圧 値に基づくモニタ画面表示画像の拡大率を表示する。
【0008】 これにより、検査者は計算をすることなく、表示器を見るだけでモニタ画面表 示画像の拡大率をリアルタイムで知ることができ、検査効率が著しく向上するこ とになる。
【0009】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。 図1は、本考案によるマイクロフォーカスX線透視検査装置の一実施例を示す 構成図で、従来装置との相違点は、X,Yテーブルの上下方向の位置を検出し、 これによりモニタ画面表示画像の拡大率を求めて表示する画像拡大率表示手段 100が付加された点である。以下、この図1により本考案装置について説明す る。
【0010】 図1において、被検査物15は、透視位置決め用のX,Yテーブル7上に置か れている。このX,Yテーブル7は、左右(X)方向及び前後(Y)方向の移動 により透視位置決めを行う。 被検査物15は、マイクロフォーカスX線管装置(以下、単にX線管装置とい う)1からのX線が照射され、その透視像は撮像装置101で撮像される。すな わち透視像は、イメージインテンシファイア(以下、I.I.と略記する)2で光 学像に変換され、光学レンズ系を配した光分配器3を通してテレビカメラ4で撮 像される。 撮像された透視像は、カメラコントローラ5を介してテレビモニタ6の画面に 映し出される。
【0011】 ここで、拡大像を得るには幾学的拡大をかければよく、そのためには図1に示 すようにX線管装置1にX,Yテーブル7を近付ける。仮に検査当初、X,Yテ ーブル7が鎖線で示すX,Yテーブル7a(X,Yテーブル7の上限位置)との 中間位置にあるとすれば、操作器11によりモータ駆動部9を駆動させ、ボール ネジ8を回転させて下方に移動させればよい。この駆動手段については、ボール ネジ8の他、タイミングベルトなどであってもよい。
【0012】 また、視野サイズ切換可能なI.I.2では、I.I.サイズ切換器12により視 野サイズを切り換えることによっても拡大像を得ることができる。一般的には、 標準が9インチ視野で、4.5 インチ視野に切り換えれば2倍の拡大像が得られ る。 上記幾何学的拡大,I.I.視野サイズによる拡大の他、光分配器3の光学レン ズによっても一定の拡大像を得ることができる。
【0013】 図示本考案装置において、X,Yテーブル7のモータ駆動部9に連結されたポ テンショメータ10は、X,Yテーブル7の上下動の移動距離(上下方向位置) に比例した値の電圧を発生する。この電圧は、変換回路13に出力されてA/D 変換され、表示回路14にて数字表示器(図示せず)、ここでは発光ダイオード による数字表示器を点灯させ、拡大率としての数字表示を行わせる。
【0014】 ここで、視野サイズ切換可能なI.I.2では、前記のように視野サイズを切り 換えることによっても拡大像を得られるので、換言すれば拡大率が変えられるの で、A/D変換するに当たりI.I.2の視野サイズによって誤差が生じないよう に、I.I.サイズ切換器12からI.I.サイズに応じた補正電圧を変換回路13 に与えて補正が施され、総合の拡大率が表示されるようになされている。
【0015】 次に、図2を併用して前記拡大率について説明する。 まず、X,Yテーブル7の上下方向位置(上下動の移動距離)による幾何学的 拡大による拡大率をMgとし、また光分配器3の光学レンズによる拡大率をMl とし、更にI.I.2の視野サイズに対するモニタ6の画面サイズによる拡大率を Miとすると、これらの拡大率は下記のようになる。
【0016】 A.幾何学的拡大による拡大率Mg Mg=L/l L:X線管焦点1a位置とI.I.2の受像面2a間距離 l:X線管焦点1a位置とX,Yテーブル7間距離
【0017】 B.光分配器3の光学レンズによる拡大率Ml Ml=K 光学レンズの初期設計で決定
【0018】 C.I.I.2の視野サイズとモニタ6の画面サイズによる拡大率Mi Mi=Ms/Is Ms:モニタ6の画面サイズ Is:I.I.2の視野サイズ
【0019】 D.総拡大率M M=Mg×Ml×Mi となる。
【0020】 したがって、一例としてL=840mm,l=30〜480mm,Ml=3,Ms =12″,Is=9″,7″,4.5″とすると、Mg=1.75〜28,Mi= 0.9〜1.8となり、M≒3〜150倍となる。
【0021】 なお上述実施例では、画像拡大率表示手段100をポテンショメータ10,変 換回路13及び表示回路14で構成したが、これのみに限定されることはない。 また、拡大率の表示はモニタ6で行ってもよく、この場合には表示回路14を省 略できる。
【0022】
以上説明したように本考案によれば、X,Yテーブルの上下方向の位置を検出 し、これによりモニタ画面表示画像の拡大率を求めて表示する画像拡大率表示手 段を設けたので、検査者は計算をすることなく、表示器を見るだけでモニタ画面 表示画像の拡大率をリアルタイムで知ることができ、検査効率を著しく向上させ ることができるという効果がある。
【図1】本考案装置の一実施例を示す構成図である。
【図2】本考案装置によるモニタ画面表示画像の拡大率
の説明図である。
の説明図である。
1 マイクロフォーカスX線管装置 1a X線管焦点 2 I.I.(イメージインテンシファイア) 2a I.I.受像面 3 光分配器 4 テレビカメラ 5 カメラコントローラ 6 テレビモニタ 7 X,Yテーブル 8 ボールネジ 9 モータ駆動部 10 ポテンショメータ 11 操作器 12 I.I.サイズ切換器 13 変換回路 14 表示回路 100 画像拡大率表示手段 101 撮像装置
Claims (1)
- 【請求項1】マイクロフォーカスX線管装置と被検査物
のX線透視像を撮像する撮像装置との間に位置する被検
査物装置,透視位置決め用のX,Yテーブルの上下動に
より幾何学的拡大をかけ、X線透視像の拡大像を得るマ
イクロフォーカスX線透視検査装置において、前記X,
Yテーブルの上下方向の位置を検出し、これによりモニ
タ画面開示画像の拡大率を求めて表示する画像拡大率表
示手段を具備することを特徴とするマイクロフォーカス
X線透視検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4871692U JPH062207U (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | マイクロフォーカスx線透視検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4871692U JPH062207U (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | マイクロフォーカスx線透視検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH062207U true JPH062207U (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=12811030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4871692U Pending JPH062207U (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | マイクロフォーカスx線透視検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH062207U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004163279A (ja) * | 2002-11-13 | 2004-06-10 | Toshiba It & Control Systems Corp | X線透視検査装置及びx線透視検査装置の較正方法 |
JP2007064906A (ja) * | 2005-09-02 | 2007-03-15 | Shimadzu Corp | X線撮影装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5555685U (ja) * | 1978-10-04 | 1980-04-15 | ||
JPH0252245A (ja) * | 1988-08-15 | 1990-02-21 | Tokyo Electron Ltd | X線検査装置 |
-
1992
- 1992-06-19 JP JP4871692U patent/JPH062207U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5555685U (ja) * | 1978-10-04 | 1980-04-15 | ||
JPH0252245A (ja) * | 1988-08-15 | 1990-02-21 | Tokyo Electron Ltd | X線検査装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004163279A (ja) * | 2002-11-13 | 2004-06-10 | Toshiba It & Control Systems Corp | X線透視検査装置及びx線透視検査装置の較正方法 |
JP2007064906A (ja) * | 2005-09-02 | 2007-03-15 | Shimadzu Corp | X線撮影装置 |
JP4636258B2 (ja) * | 2005-09-02 | 2011-02-23 | 株式会社島津製作所 | X線撮影装置 |
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