JPH0622074Y2 - 窓枠用水抜き弁 - Google Patents

窓枠用水抜き弁

Info

Publication number
JPH0622074Y2
JPH0622074Y2 JP1986095798U JP9579886U JPH0622074Y2 JP H0622074 Y2 JPH0622074 Y2 JP H0622074Y2 JP 1986095798 U JP1986095798 U JP 1986095798U JP 9579886 U JP9579886 U JP 9579886U JP H0622074 Y2 JPH0622074 Y2 JP H0622074Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
valve
window frame
side opening
thin plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986095798U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS631190U (ja
Inventor
繁 古屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP1986095798U priority Critical patent/JPH0622074Y2/ja
Publication of JPS631190U publication Critical patent/JPS631190U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0622074Y2 publication Critical patent/JPH0622074Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両の窓枠下端側に形成される水抜き穴に対
し装着される水抜き弁に関する。
(従来の技術) 車両用窓の内、引違窓は、特に中、大型車両の側面に多
用されている。
ところで、この引違窓のようにその下部の上向板部にレ
ール部を上向きに突出形成したものではレール部内側に
雨水等が滞留することがあり、これを排除すべく適所に
水抜き穴を形成することが多い。
ところが走行時の車室の低圧化により、水抜き穴を空気
が逆流する場合がある。この時、水抜き穴を通して埃が
車内に流入したり、降雨時であるとレール間に滞留して
いる雨水に逆気流が流入し、泡立ち現象を生じることも
あり、場合によっては水抜き不良による車室側へのオー
バーフローが生じてしまうこともある。
これを防止すべく第5図に示すように、窓枠の上向板部
1上の水抜き穴2に薄いゴム板弁3を接着した装置が知
られている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、従来のゴム板弁は、通常時は2点鎖線で示す
ように閉じ、雨水等がある程度滞留すると実線で示すよ
うに湾曲して水抜き穴2を開き雨水を流下させる構造で
あり、上向板部1の水はけが比較的悪かった。しかも、
接着材の耐久性がないとゴム板弁3が脱落することとな
り、ゴム板交換のためには窓枠の脱着作業を必要とする
という問題をも有していた。
本考案の目的は、水はけの良好な窓枠用水抜き弁を提供
することにある。
(問題点を解決するための手段) 上述の目的を達成するため、本考案は、上方開口より流
入した水を側方開口側に導びく内側壁の形成された器状
の基枠を、窓枠の上向板部に穿設された水抜き穴に対し
て上端部が係止された状態で嵌着し、薄板弁の回動中心
側端部を、上記側方開口の上縁に枢支することにより上
記薄弁を垂下し、この垂下する薄板弁の下側回動端部
を、上記側方開口の下縁に自重によって接触させつつ、
その接触部上方には隙間を形成した構成を採っている。
(作用) 基枠内に流入した水を内側壁により側方開口側に導び
き、側方開口を閉じる薄板弁の下側回動端部を水の自重
により押し開き、水を流下するよう作動出来、しかも、
薄板弁の下方回動端部と側方開口の下縁とがその接触部
上方の隙間に滞留する少量の水の張力で接合付勢され
る。
(実施例) 第1図に示した窓枠用水抜き弁(以後単に水抜き弁と記
す)は、図示しないバスの側壁面に装着された引違窓に
複数個装着される。この引違窓の窓枠10は図示しない上
部及び側部と図示した下部とが短形をなすよう形成され
た周知の形状を呈す。この窓枠の下部は外側の縦板部11
と、縦板部11の上端より横向に延出する上向板部12と、
上向板部12の内側端より上向に延出する内側フランジ部
13とで形成される。この内、縦板部11は車体基部側の窓
枠基部14の覆いとして、上向板部12は、一対のレール部
15,15の支持板として、内側フランジ部13は窓枠基部14
との連結部材としてそれぞれ働く。
一対のレール部15・15は互いに並設され、それぞれはガ
ラス16,16を摺動自在に支持する。
ところで上向板部12には各レール部15の内側(車体中央
側)に複数の水抜き穴23が形成され、それぞれに水抜き
弁17が装着される。
この水抜き弁17は第2図及び第3図に示すように常開の
上方開口18と常閉の側方開口19を形成した器状の基枠20
と、側方開口19を開閉する薄板弁21とで形成される。
基枠20は全体が箱型を呈し、その上縁には左右に延出す
る一対のフランジ22,22を有し、これにより水抜き穴23
の縁部を係止し、上向板部12の上面と略同一面上に上向
開口18を保持する。しかも、基枠20はその内側壁24の下
部を湾曲させ、その側方開口19側端が最下位置となるよ
う形成される。この基枠の前後壁201,201の上端、即ち
側方開口19の上縁にはそれぞれ横向きの一対の貫通孔2
4,24が形成され、この貫通が薄板弁21を回動可能に垂下
する。
薄板弁21は基枠20と同様に樹脂製であり、極く薄い板状
を呈し、その上端に軸部211を形成し、この横向きの軸
部211の両突出端を一対の貫通孔24に枢支させ、この軸
部により決まる回動中心線回りに回動可能である。しか
も、薄板弁21の下縁である下側回動端部212は、この薄
板弁に自重のみが加わっている場合、側方開口19の下縁
に接触し、接触部上方には隙間30を形成するように垂下
される。
このような水抜き弁17を備えたバスが降雨時に走行する
とする。この場合、両ガラス戸16が閉じられているが、
一対のレール部15,15間や内側レール部15の内側にも雨
水が滞留を始める。すると、各水抜き弁17の上方開口18
に雨水がスムーズに流れ込み、これらは各基枠20の低部
側より薄板弁21の下側回動端部212を水の重力により押
圧する。このため、回動トルクが極く小さく働いても、
薄板弁21は開作動し、雨水を下方に流下させることがで
き、上向板部12上の雨水の滞留量は常に少量に保たれ、
オーバーフローの発生を防止できる。特に、薄板弁の下
方回動端部212と側方開口19の下縁との接触部上方の隙
間30に滞留する少量の水はその水の張力によって薄板弁
21を側方開口の下縁に接合付勢出来、この点でシール性
の向上を図れる。
更に、車内の低圧化が進んだ場合、複数の水抜き弁17の
内、上方開口18より弁の内側空域が低圧化したものは、
その薄板弁21を閉方向に吸い込むよう作用し、側方開口
19を閉鎖することとなり、車外側より車内側への逆気流
の発生を抑えるよう作動する。このため、雨水がたとえ
上向板部12に滞留していてもこれが泡立ち現象を生じる
ことがない。
しかも、この水抜き弁17は水抜き穴23に上方より落し込
みにより装着でき、交換が容易であり、耐久性も従来装
置(第5図参照)と比べ接着材等を使用しないため優れ
る。
上述の水抜き弁17は箱型を呈していたが第4図に示すよ
うに横向き三角柱状に形成されてもよい。この場合も薄
板弁21aの下方回動端部212aと側方開口19aの下縁との接
触部上方の隙間30aに滞留する少量の水の張力によって
薄板弁21aを側方開口の下縁に接合付勢出来、第1図の
水抜き弁17と同様の作用効果を得ることができる。
(考案の効果) 本考案の水抜き弁は、薄板弁が自重により閉状態を保て
るので水の重力による極く小さい回動トルクにより開作
動が可能であり、かつ、薄板弁の下方回動端部と基枠の
側方開口の下縁との接触部上方の隙間に滞留する水の張
力によって薄板弁21を側方開口の下縁に接合付勢してシ
ールの役目を果たさせることが出来る。このため、薄板
弁が効率良く水を流下させることが出来て水はけが良
く、かつ埃等の車内への浸入を容易に防止できるという
両効果が成立する。しかも、薄板弁が弾性材でないので
へたり等による開閉作動の悪化を考慮する必要もない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例としての水抜き弁を装着した
窓枠の要部断面図、第2図は同上水抜き弁の斜視図、第
3図は同上水抜き弁の正面図、第4図は本考案の他の実
施例としての水抜き弁の正面図、第5図は従来装置の断
面図をそれぞれ示している。 10……窓枠、12……上向板部、18……上方開口、19……
側方開口、20……基枠、21……薄板弁、211……軸部、2
12……下側回動端部、23……水抜き穴、24……内側壁、
30,30a……隙間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓枠の上向き板部に穿設された水抜き穴に
    対して上端部が係止された状態で嵌着されると共に、上
    方開口より流入した水を側方開口側に導く内側壁の形成
    された器状の基枠と、 上記側方開口の上縁に回動中心側端部が枢支されること
    により垂下されると共に上記側方開口の下縁と下側回動
    端部の接触部上方には少量の水を保持せしめる隙間を形
    成してなる薄板弁とを有する構成の窓枠用水抜き弁。
JP1986095798U 1986-06-23 1986-06-23 窓枠用水抜き弁 Expired - Lifetime JPH0622074Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986095798U JPH0622074Y2 (ja) 1986-06-23 1986-06-23 窓枠用水抜き弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986095798U JPH0622074Y2 (ja) 1986-06-23 1986-06-23 窓枠用水抜き弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS631190U JPS631190U (ja) 1988-01-06
JPH0622074Y2 true JPH0622074Y2 (ja) 1994-06-08

Family

ID=30960813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986095798U Expired - Lifetime JPH0622074Y2 (ja) 1986-06-23 1986-06-23 窓枠用水抜き弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0622074Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2566113Y2 (ja) * 1992-10-22 1998-03-25 三菱自動車工業株式会社 車体のサイドウインド構造
JP3404308B2 (ja) * 1998-12-28 2003-05-06 トステム株式会社 引違いサッシ
JP6408391B2 (ja) * 2015-01-27 2018-10-17 株式会社レニアス 車両の側窓排水口の逆流防止構造

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55150191U (ja) * 1979-04-16 1980-10-29
JPS5974297U (ja) * 1982-11-08 1984-05-19 日本軽金属株式会社 小窓の排水装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS631190U (ja) 1988-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0622074Y2 (ja) 窓枠用水抜き弁
JP3657570B2 (ja) サンルーフ装置のディフレクタ
US20200009950A1 (en) Sunroof apparatus
JPH0418929Y2 (ja)
JPH09207580A (ja) サンルーフのシール構造
JPH0659782B2 (ja) 幌式サンルーフ装置のシール構造
JPH05147430A (ja) 移動車輌におけるキヤビン室空気取込装置
CN206155118U (zh) 用于汽车车门的排水孔堵盖
JP2000177384A (ja) 車両用サッシュの水抜き構造
JP3820741B2 (ja) 側方視界窓への水付着防止構造
US20230165424A1 (en) Sewage storage tank and cleaning robot
JP4064310B2 (ja) 開口部装置
KR0139597Y1 (ko) 자동차용 도어의 배수구조
JPH0558159A (ja) 移動車両キヤビン室の換気装置
CN113662463B (zh) 一种可实现干湿分离的淋浴隔断装置
JP2001039166A (ja) サンルーフのディフレクタ構造
JPH0434131Y2 (ja)
JP4076133B2 (ja) 建設機械におけるドアの支持構造
JPH0238814Y2 (ja)
JPS6342656Y2 (ja)
JPS5926070Y2 (ja) 建設機械用運転室
JPH0144333Y2 (ja)
JPS5926069Y2 (ja) 建設機械用運転室
JPH0642335U (ja) 車体のサイドウインド構造
JPH0521461Y2 (ja)