JPH06220001A - 3−イミノ−3−アルコキシ−プロピオン酸ラクテート類およびそれらの互変異性アクリル酸ラクテート類 - Google Patents

3−イミノ−3−アルコキシ−プロピオン酸ラクテート類およびそれらの互変異性アクリル酸ラクテート類

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JPH06220001A
JPH06220001A JP5269495A JP26949593A JPH06220001A JP H06220001 A JPH06220001 A JP H06220001A JP 5269495 A JP5269495 A JP 5269495A JP 26949593 A JP26949593 A JP 26949593A JP H06220001 A JPH06220001 A JP H06220001A
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alkoxy
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JP5269495A
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Juergen Stoltefuss
ユルゲン・シユトルテフス
Michael Negele
ミヒヤエル・ネゲレ
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Bayer AG
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C257/00Compounds containing carboxyl groups, the doubly-bound oxygen atom of a carboxyl group being replaced by a doubly-bound nitrogen atom, this nitrogen atom not being further bound to an oxygen atom, e.g. imino-ethers, amidines
    • C07C257/04Compounds containing carboxyl groups, the doubly-bound oxygen atom of a carboxyl group being replaced by a doubly-bound nitrogen atom, this nitrogen atom not being further bound to an oxygen atom, e.g. imino-ethers, amidines without replacement of the other oxygen atom of the carboxyl group, e.g. imino-ethers
    • C07C257/06Compounds containing carboxyl groups, the doubly-bound oxygen atom of a carboxyl group being replaced by a doubly-bound nitrogen atom, this nitrogen atom not being further bound to an oxygen atom, e.g. imino-ethers, amidines without replacement of the other oxygen atom of the carboxyl group, e.g. imino-ethers having carbon atoms of imino-carboxyl groups bound to hydrogen atoms, to acyclic carbon atoms, or to carbon atoms of rings other than six-membered aromatic rings

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 一般式(I) [R1は式 の互変異性基を、R2とR3は同一又は相異なり、C6〜
10のアリールの1−イミノ−3−アルコキシ−プロピ
オン酸ラクテート類およびそれらの互変異性アクリル酸
ラクテート類。 【効果】 2−アミノ−ジヒドロピリジン類の製造に有
用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、新規な3−イミノ−3−アルコ
キシ−プロピオン酸ラクテート類およびそれらの互変異
性アクリル酸ラクテート類、それらの製造方法、並びに
2−アミノ−置換された1,4−ジヒドロピリジン類の
合成におけるそれらの使用に関する。
【0002】イミノエーテル類およびイミドエステル類
は既知である[S.A.グリックマン(Glickmann)、A.
C.コープ(Cope)、ザ・ジャーナル・オブ・ザ・アメリ
カン・ケミカル・ソサイエテイ(J. Amer. Chem. So
c.)、67(1945)、1017参照]。
【0003】本発明は、一般式(I)
【0004】
【化7】
【0005】[式中、R1は式
【0006】
【化8】
【0007】の互変異性基を表し、ここでR3は炭素数
が6〜10のアリール;場合によりハロゲン、ヒドロキ
シル、カルボキシル、シアノ、ニトロにより、または各
場合とも炭素数が8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のア
ルキルチオ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アシ
ルもしくはアシルオキシにより、またはそれ自体が各場
合とも炭素数が6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
キルもしくはアルコキシにより同一もしくは相異なって
2回まで置換されていてもよいフェノキシもしくはフェ
ニルにより、同一もしくは相異なって1回もしくは2回
置換されていてもよい、各場合とも炭素数が10までの
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、アルケニル、アル
カジエニルまたはアルキニルを示し、R2は上記のR3
意味を有しており、そしてR3と同一であるかまたは相
異なっている]の新規な1−イミノ−3−アルコキシ−
プロピオン酸ラクテート類およびそれらの互変異性アク
リル酸ラクテート類、並びにそれらの塩類、遊離塩基類
および純粋なエナンチオマー類に関するものである。
【0008】塩類は、本発明に従う化合物と無機または
有機酸との塩類である。例えば塩酸、臭化水素酸、燐酸
または硫酸の如き無機酸との塩類が好適である。
【0009】本発明に従う化合物は、互いに像および鏡
像の関係にある(エナンチオマー)かまたは関係にない
(ジアステレオマー)立体異性体形で存在する。本発明
は、対掌体およびラセミ形、並びにジアステレオマー混
合物の両者にも関するものである。ラセミ形は、ジアス
テレオマーと同様に、既知の方法で立体異性的に均質な
成分に分離することができる。
【0010】例えば、これは一般式(I)に関しては式
(II)および(IIa)の基を用いて説明されるであろ
う:
【0011】
【化9】
【0012】R1が式
【0013】
【化10】
【0014】の互変異性基を表し、ここでR3がフェニ
ル、ナフチル;場合によりハロゲン、ヒドロキシル、カ
ルボキシル、シアノにより、または各場合とも炭素数が
6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルチオ、アル
コキシカルボニル、アルコキシ、アシルもしくはアシル
オキシ、フェノキシまたはフェニルにより置換されてい
てもよい、各場合とも炭素数が10までの直鎖状もしく
は分枝鎖状のアルキルまたはアルケニルを示し、R2
上記のR3の意味を有し、そしてR3と同一であるかまた
は相異なっている、一般式(I)の化合物、並びにそれ
らの塩類、遊離塩基および純粋なエナンチオマーが好適
である。
【0015】R1が式
【0016】
【化11】
【0017】の互変異性基を表し、ここでR3がフェニ
ル或いは場合により弗素、塩素、ヒドロキシル、カルボ
キシル、シアノにより、または各場合とも炭素数が4ま
での直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシカルボニル、
アルコキシもしくはアシルオキシにより置換されていて
もよい、各場合とも炭素数が8までの直鎖状もしくは分
枝鎖状のアルキルまたはアルケニルを示し、R2が上記
のR3の意味を有しており、そしてR3と同一であるかま
たは相異なっている、一般式(I)の化合物、並びにそ
れらの塩類、遊離塩基および純粋なエナンチオマーが特
に好適である。
【0018】R1が式
【0019】
【化12】
【0020】の互変異性基を表し、ここでR3が場合に
より塩素、弗素、メトキシまたはエトキシにより置換さ
れていてもよい、炭素数が4までの直鎖状もしくは分枝
鎖状のアルキルを示し、R2が上記のR3の意味を有して
おり、そしてR3と同一であるかまたは相異なってい
る、一般式(I)の化合物、並びにそれらの塩類、遊離
塩基および純粋なエナンチオマーが特に非常に好適であ
る。
【0021】さらに、一般式(III)
【0022】
【化13】
【0023】[式中、R2は上記の意味を有しそして好
適にはエナンチオマー的に純粋な形(*RまたはS)で
すでに存在する]の化合物を最初に不活性溶媒で酸の存
在下に一般式(IV)
【0024】
【化14】R3−OH (IV) [式中、R3は上記の意味を有する]のアルコールと反
応させ、そして遊離塩基の場合には次に塩基で処理する
ことを特徴とする、一般式(I)の化合物の新規な製造
方法も見いだされた。
【0025】例えば、本発明に従う方法は下記の反応式
により示すことができる:
【0026】
【化15】
【0027】* 以下では、[A]はモル量範囲の一般
式(III)の化合物の反応を示しており、[B]は半−
工業的規模(kg量)に関する量を表す。
【0028】反応条件下で変化しない全ての有機溶媒
が、適している溶媒である。これらには好適には、エー
テル類、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエー
テル、メチルターシャリー−ブチルエーテル、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン、グリコールジメチルエーテ
ル、もしくはジエチレングリコールジメチルエーテル、
またはハロゲンされた炭化水素類、例えば塩化メチレ
ン、四塩化炭素もしくはクロロホルム、または炭化水素
類、例えばベンゼンもしくはトルエンが包含される。
【0029】ジエチルエーテルが[A]に従う一般式
(III)の化合物の反応用に特に好適であり、[B]に
従う半−工業的反応(kg範囲)の場合にはトルエンで
ある。
【0030】適当な酸は、特に、気体状の無水ハロゲン
化水素類、例えばHClまたはHBr、である。HCl
が好適である。
【0031】反応温度は広い範囲で変えることができ
る。一般的には、−25℃〜+25℃、好適には−10
℃〜+10℃の温度範囲が使用される。−10℃〜0℃
の範囲が反応Aの場合に好適であり、そして範囲−5℃
〜+5℃が反応Bの場合に好適である。
【0032】本発明に従う一般式(I)の化合物の最適
収率に関しては、反応時間は1−48時間、好適には4
−24時間の範囲内である。
【0033】反応は大気圧において実施することができ
るが、加圧または減圧(例えば0.5〜30バール)に
おいて実施することもできる。一般的には、大気圧が使
用される。
【0034】一般的には、各場合とも1モルの一般式
(III)の化合物類を基にして1〜5モルの式(IV)の
アルコールおよび1〜30モルの酸が使用される。
【0035】塩基の遊離は一般的にはアルカリ金属また
はアルカリ土類金属炭酸塩類、例えば炭酸ナトリウムま
たはカリウムを使用して行われる。
【0036】本発明に従う新規方法は、当技術の現状と
は対照的に、一方では例えば活性化されたエステル類の
分解、イミノエステル類の加水分解および/または最終
生成物類の副反応、例えば塩基で触媒作用を受ける分子
内エステル縮合、の如き可能な既知の副反応が上記の最
適条件により抑制されそして他方では本発明に従う一般
式(I)の化合物を穏やかで且つ簡素な方式により非常
に良好な収率で製造できるということにより特徴づけら
れている。
【0037】本発明に従う一般式(I)の化合物は、
1,4−ジヒドロピリジン化学において非常に重要であ
る、特に、偏光性2−アミノ−ジヒドロピリジン類の製
造用の価値ある中間生成物である。
【0038】一般式(IV)のアルコール類は既知であ
る。
【0039】一般式(III)の化合物は一部は既知であ
り、そして式(V)
【0040】
【化16】NC−CH2−CO2H (V) のシアノ酢酸を上記の溶媒の1種、好適にはテトラヒド
ロフラン、の中でそして脱水剤の存在下に一般式(VI)
【0041】
【化17】 [式中、R2は上記の意味を有し、そしてXは塩素また
はヒドロキシル、好適にはヒドロキシルを表す]の化合
物と反応させることにより製造することができる。
【0042】適当な脱水試薬は、カルボジイミド類、例
えばジイソプロピルカルボジイミド、ジシクロヘキシル
カルボジイミドもしくはN−(3−ジメチルアミノプロ
ピル)−N′−エチルカルボジイミド塩酸塩、またはカ
ルボニル化合物類、例えばカルボニルジイミダゾール、
または1,2−オキサゾリウム化合物類、例えば2−エ
チル−5−フェニル−1,2−オキサゾリウム−3−ス
ルホン酸エステル、または無水プロパンホスホン酸また
はクロロ蟻酸イソブチルまたはヘキサフルオロ燐酸ベン
ゾトリアゾリルオキシ−トリス−(ジメチルアミノ)ホス
ホニウムまたはホスホルアミジン酸ジフェニルまたは塩
化メタンスルホニルであり、任意に例えばトリエチルア
ミンまたはN−エチルモルホリンまたはN−メチルピペ
リジンまたはジシクロヘキシルカルボジアミドまたはN
−ヒドロキシスクシンイミドの如き塩基類の存在下であ
ってもよい。
【0043】
【実施例】出発化合物 実施例Z1 (S)−2−シアノアセトキシ−プロピオン酸メチル
【0044】
【化18】
【0045】100g(0.96モル)の(S)−乳酸メ
チルおよび81.8g(0.96モル)のシアノ酢酸を1
リットルの乾燥テトラヒドロフラン中に溶解させた。1
98.3g(0.96モル)のジシクロヘキシルカルボジ
イミドの350mlの乾燥THF中溶液を20℃〜30
℃においてこの混合物中に急速に滴々添加した。混合物
を次に30分間にわたり撹拌しそして吸引濾過して沈澱
したジシクロヘキシルウレアを除去し、それをTHFで
洗浄した。濾液を濃縮し、そして得られた油を蒸留し
た。302g(理論値の91.8%)の0.2ミリバール
における110−112℃の沸点を有する無色の油が得
られた。
【0046】製造実施例 実施例1 (S)−3−イミノ−3−エトキシ−プロピオン酸1−
(メトキシカルボニル)エチル塩酸塩
【0047】
【化19】
【0048】322g(1.8モル)の実施例Z1から
の化合物を1.2リットルの乾燥エーテルおよび132
ml(2.26モル)のエタノールの中に溶解させた。
乾燥塩化水素気体を−10℃〜0℃において飽和に達す
るまで通した。混合物を0℃において一夜撹拌し、そし
て真空中で濃縮した。約476gの半固体が得られた。
【0049】実施例2 (S)−3−イミノ−3−エトキシ−プロピオン酸1−
(メトキシカルボニル)エチル
【0050】
【化20】
【0051】476gの実施例1からの化合物を10−
15℃において300gの炭酸カリウムの1リットルの
水中溶液の中で撹拌し、そして1.5リットルのジエチ
ルエーテルを加えた。撹拌しながら、飽和炭酸カリウム
の添加により水相をわずかにアルカリ性とした。この工
程中に、求められている塩基の主要部分が結晶化した。
それを吸引濾別し、そしてエーテルで洗浄した。濾液の
エーテル相を水相から分離し、乾燥し、濃縮し、少量の
冷たいエーテルと共に撹拌し、そして吸引濾過した。3
80g(理論値の93%)の90−92℃の融点を有す
る無色の結晶が得られた。
【0052】表1に挙げられている化合物が実施例1お
よび2の指示と同様にして製造された。
【0053】
【表1】
【0054】実施例6 (S)−3−イミノ−3−メトキシプロピオン酸1−(メ
トキシカルボニル)エチル
【0055】
【化21】
【0056】12リットルのトルエン中の8.55kg
(50モル)の(S)−2−シアノアセトキシ−プロピオ
ン酸メチルおよび2.12kg(66.13モル)のメタ
ノールを−5℃(ジャケット冷却)において25リット
ルの撹拌されている容器(エナメル)の中に加えた。4
時間以内に、そして撹拌しながら、約4.5kgの塩化
水素(120モル)を温度が0℃に上昇しないような且
つHClができるだけ最大程度に吸収されるような速度
で通した。飽和後に、外部冷却しながら混合物を次に約
5℃において撹拌した。イミノエステルを遊離させるた
めに、反応溶液を5−10℃においてpH10に調節さ
れているNaHCO3/K2CO3(30リットルの水中
の5kgのNaHCO3、2.8kgのK2CO3)の溶液
の中に撹拌しながら加えた。pHは急速に7.5にな
り、そして適宜別量のK2CO3溶液の添加により補正す
べきである。遊離イミノエステルが結晶化し、そしてさ
らに約1時間の撹拌期間後に吸引濾別した。結晶を次に
各回毎に10リットルの水で2回洗浄し、そして真空中
で40℃において一夜乾燥した。
【0057】収量:7.52kg(理論値の74%)の
結晶。
【0058】融点:81−82℃。
【0059】トルエン相から濃縮後にさらに165g
(理論値の1.6%)が得られた。
【0060】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0061】1.一般式(I)
【0062】
【化22】
【0063】[式中、R1は式
【0064】
【化23】
【0065】の互変異性基を表し、ここでR3は炭素数
が6〜10のアリール;場合によりハロゲン、ヒドロキ
シル、カルボキシル、シアノ、ニトロにより、または各
場合とも炭素数が8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のア
ルキルチオ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アシ
ルもしくはアシルオキシにより、またはそれ自体が各場
合とも炭素数が6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
キルもしくはアルコキシにより同一もしくは相異なって
2回まで置換されていてもよいフェノキシもしくはフェ
ニルにより、同一もしくは相異なって1回もしくは2回
置換されていてもよい、各場合とも炭素数が10までの
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、アルケニル、アル
カジエニルまたはアルキニルを示し、R2は上記のR3
意味を有し、そしてR3と同一であるかまたは相異なっ
ている]の1−イミノ−3−アルコキシ−プロピオン酸
ラクテート類およびそれらの互変異性アクリル酸ラクテ
ート類、並びにそれらの塩、遊離塩基および純粋なエナ
ンチオマー。
【0066】2.R1が式
【0067】
【化24】
【0068】の互変異性基を表し、ここでR3がフェニ
ル、ナフチル;場合によりハロゲン、ヒドロキシル、カ
ルボキシル、シアノにより、または各場合とも炭素数が
6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルチオ、アル
コキシカルボニル、アルコキシ、アシルもしくはアシル
オキシ、フェノキシまたはフェニルにより置換されてい
てもよい、各場合とも炭素数が10までの直鎖状もしく
は分枝鎖状のアルキルまたはアルケニルを示し、R2
上記のR3の意味を有し、そしてR3と同一であるかまた
は相異なっている、上記1の一般式(I)の化合物、並
びにそれらの塩、遊離塩基および純粋なエナンチオマ
ー。
【0069】3.R1が式
【0070】
【化25】
【0071】の互変異性基を表し、ここでR3がフェニ
ル或いは任意に弗素、塩素、ヒドロキシル、カルボキシ
ル、シアノにより、または各場合とも炭素数が4までの
直鎖もしくは分枝鎖状のアルコキシカルボニル、アルコ
キシもしくはアシルオキシにより置換されていてもよ
い、各場合とも炭素数が8までの直鎖もしくは分枝鎖状
のアルキルまたはアルケニルを示し、R2が上記のR3
意味を有しており、そして後者と同一であるかまたは異
なっている、上記1の一般式(I)の化合物類、並びに
それらの塩類、遊離塩基類および純粋なエナンチオマー
類。
【0072】4.R1が式
【0073】
【化26】
【0074】の互変異性基を表し、ここでR3が任意に
塩素、弗素、メトキシまたはエトキシにより置換されて
いてもよい、炭素数が4までの直鎖もしくは分枝鎖状の
アルキルを示し、R2が上記のR3の意味を有しており、
そして後者と同一であるかまたは異なっている、上記1
の一般式(I)の化合物類、並びにそれらの塩類、遊離
塩基類および純粋なエナンチオマー類。
【0075】5.一般式(I)
【0076】
【化27】
【0077】[式中、R1は式
【0078】
【化28】
【0079】の互変異性基を表し、ここでR3は炭素数
が6〜10のアリール;場合によりハロゲン、ヒドロキ
シル、カルボキシル、シアノ、ニトロにより、または各
場合とも炭素数が8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のア
ルキルチオ、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アシ
ルもしくはアシルオキシにより、またはそれ自体が各場
合とも炭素数が6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
キルもしくはアルコキシにより同一もしくは相異なって
2回まで置換されていてもよいフェノキシもしくはフェ
ニルにより、同一もしくは相異なって1回もしくは2回
置換されていてもよい、各場合とも炭素数が10までの
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、アルケニル、アル
カジエニルまたはアルキニルを示し、R2は上記のR3
意味を有し、そしてR3と同一であるかまたは相異なっ
ている]の化合物、並びにそれらの塩、遊離塩基および
純粋なエナンチオマーの製造をする方法であって、一般
式(III)
【0080】
【化29】
【0081】[式中、R2は上記の意味を有しそして好
適にはエナンチオマー的に純粋な形(*RまたはS)で
すでに存在する]の化合物を最初に不活性溶媒で酸の存
在下に一般式(IV)
【0082】
【化30】R3−OH (IV) [式中、R3は上記の意味を有する]のアルコールと反
応させ、そして遊離塩基の場合には次に塩基で処理する
ことを特徴とする方法。
【0083】6.2−アミノ−ジヒドロピリジン類の製
造における上記1の一般式(I)の化合物の使用。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 [式中、R1は式 【化2】 の互変異性基を表し、ここでR3は炭素数が6〜10の
    アリール;場合によりハロゲン、ヒドロキシル、カルボ
    キシル、シアノ、ニトロにより、または各場合とも炭素
    数が8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルチオ、
    アルコキシ、アルコキシカルボニル、アシルもしくはア
    シルオキシにより、またはそれ自体が各場合とも炭素数
    が6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルもしくは
    アルコキシにより同一もしくは相異なって2回まで置換
    されていてもよいフェノキシもしくはフェニルにより、
    同一もしくは異なって1回もしくは2回置換されていて
    もよい、各場合とも炭素数が10までの直鎖状もしくは
    分枝鎖状のアルキル、アルケニル、アルカジエニルまた
    はアルキニルを示し、R2は上記のR3の意味を有し、そ
    してR3と同一であるかまたは相異なっている]の1−
    イミノ−3−アルコキシ−プロピオン酸ラクテートおよ
    びそれらの互変異性アクリル酸ラクテート、並びにそれ
    らの塩、遊離塩基および純粋なエナンチオマー。
  2. 【請求項2】 一般式(I) 【化3】 [式中、R1は式 【化4】 の互変異性基を表し、ここでR3は炭素数が6〜10の
    アリール;場合によりハロゲン、ヒドロキシル、カルボ
    キシル、シアノ、ニトロにより、または各場合とも炭素
    数が8までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルチオ、
    アルコキシ、アルコキシカルボニル、アシルもしくはア
    シルオキシにより、またはそれ自体が各場合とも炭素数
    が6までの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルもしくは
    アルコキシにより同一もしくは相異なって2回まで置換
    されていてもよいフェノキシもしくはフェニルにより、
    同一もしくは異なって1回もしくは2回置換されていて
    もよい、各場合とも炭素数が10までの直鎖状もしくは
    分枝鎖状のアルキル、アルケニル、アルカジエニルまた
    はアルキニルを示し、R2は上記のR3の意味を有し、そ
    してR3と同一であるかまたは相異なっている]の化合
    物、並びにそれらの塩、遊離塩基および純粋なエナンチ
    オマーを製造する方法であって、一般式(III) 【化5】 [式中、R2は上記の意味を有しそして好適にはエナン
    チオマー的に純粋な形(*RまたはS)ですでに存在す
    る]の化合物を最初に不活性溶媒で酸の存在下に一般式
    (IV) 【化6】R3−OH (IV) [式中、R3は上記の意味を有する]のアルコールと反
    応させ、そして遊離塩基の場合には次に塩基で処理する
    ことを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 2−アミノ−ジヒドロピリジン類の製造
    における請求項1に記載の一般式(I)の化合物の使
    用。
JP5269495A 1992-10-06 1993-10-04 3−イミノ−3−アルコキシ−プロピオン酸ラクテート類およびそれらの互変異性アクリル酸ラクテート類 Pending JPH06220001A (ja)

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