JPH06219907A - 塗布形動物忌避組成物 - Google Patents

塗布形動物忌避組成物

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JPH06219907A
JPH06219907A JP2975493A JP2975493A JPH06219907A JP H06219907 A JPH06219907 A JP H06219907A JP 2975493 A JP2975493 A JP 2975493A JP 2975493 A JP2975493 A JP 2975493A JP H06219907 A JPH06219907 A JP H06219907A
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JP
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solvent
microcapsules
resin
capsaicin
composition
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JP2975493A
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Kenji Nagata
健二 永田
Kimisato Hamano
公里 浜野
Kanji Yoshizawa
寛治 吉沢
Mitsuo Kurata
三男 倉田
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Nippon Kayaku Co Ltd
Shinto Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
Shinto Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 溶剤系樹脂とカプサイシン類のマイクロカプ
セルを必須成分とする塗布形動物忌避組成物。 【効果】 安全性が高く、長期間有効な動物忌避効果が
得られる。また着色する事で、塗りむら防止や美装も兼
ねる事ができ、紫外線遮断成分を加える事で屋外で用い
ても長期間効力を持続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動物忌避剤、特に脊髄
動物、哺乳類の忌避機能を有する塗布形動物忌避剤に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィスのOA化、ビルのインテ
リジェント化が進む都市構造の変化に伴い、配線、ケー
ブル、電気、情報機器、および包装資材、建築物の構造
物等に、ネズミ等が齧る、いわゆる咬害が重大な事故、
甚大な経済的損失をもたらしている。また、衛生上の面
でも、尿、糞、などの臭害、さらにはこれらが媒介して
ダニ、ノミ、バクテリアがもたらす伝染病の被害に至ら
しめる。従ってこれ等の事前防護策の必要性が益々増大
している。産業上および衛生上において、ネズミなど小
動物に対する、忌避成分は現在までに数千種以上開発ま
たは、提案されている。その中で我が国では、代表的ネ
ズミ忌避剤として商品化され、文献で、狩野雅史、高橋
輝行、塗装工学 Vol. 27、No. 2(1992)防鼠コ
ーティングで示されるシクロヘキシミドのマイクロカプ
セル剤があり、また特開平4−119835号等に開示
されたものがあるがその効果は満足すべきものではなか
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の塗布形ネズミ忌
避剤は、塩素系溶剤や安全衛生上毒性の強い有機溶剤
(有機溶剤中毒予防規則区分1〜2種有機溶剤)のもの
が含まれるものが多く、狭い場所や、換気の悪い環境で
は人体に影響を与える危険性が大きかった。また忌避成
分についても抗生物質など毒性や劇物が用いられ、安全
性の面でも欠点を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】従来の問題点を解消し、
安全でかつ、従来の塗布形ネズミ忌避剤に比べ、より忌
避効果が勝れて長時間その効果の持続する塗布形忌避剤
につき鋭意研究を重ねた結果、塗布剤としては安全衛生
上より良い溶剤(労働安全衛生法、有機溶剤中毒予防規
則、第3種有機溶剤等)と溶剤系樹脂を用い、これに忌
避成分としてカプサイシン類のマイクロカプセルを組み
合わせることにより安全性を大幅に改善させ、かつ忌避
効果が大きく、長時間持続をさせうる塗布形式の動物忌
避組成物となることを見いだし、この知見に基づいて本
発明を完成させた。
【0005】本発明は、溶剤系樹脂(有機溶剤分散性ま
たは可溶性樹脂)とカプサイシン類のマイクロカプセル
を必須成分として含有し、塗布または表面に付着させる
ことで、防鼠、防犬猫、防野獣の忌避効果がある塗布形
動物忌避組成物である。本発明の塗布形動物忌避剤を塗
布時の作業を容易にするためにエアゾール化する事も可
能である。また塗布したところの判別を容易ならしめる
ため、または美装も兼ねて着色剤を加え着色する事も可
能である。また、太陽光の当る場所に塗布すると、塗布
膜およびカプサイシン類のマイクロカプセルが紫外線破
壊を受ける恐れもあるので、紫外線遮断剤を加えること
によって、忌避効果を長期に持続させることもできる。
【0006】本発明の組成物においては溶剤系樹脂は9
9〜50重量部(固形分として)、マイクロカプセルは
1〜50重量部の割合で含有させる。カプサイシン類の
マイクロカプセルの含有割合が、1重量部より少ない
と、忌避効果が低下し、また塗布した時の膜厚のバラツ
キで、膜厚が薄くなると、面積当りの量が減少すること
もある。一方カプサイシン類のマイクロカプセルの量を
多くするほど忌避効果は大きいが、50重量部を越すと
塗布膜の強度、被塗物に対する付着力の低下が著しく経
済的にも問題がある。溶剤系樹脂とカプサイシン類のマ
イクロカプセルを含有させた本発明の塗布形動物忌避組
成物は、さらに、エアゾール化も可能で塗装作業も容易
にできる。また美装又は塗布した場合の明示および屋外
使用における長期耐用の目的で着色剤や紫外線遮断剤を
含有させることができる。
【0007】本発明の塗布形動物忌避組成物は溶剤系樹
脂(有機溶剤溶液または分散液の形態としての)にカプ
サイシン類のマイクロカプセルを含有させたもので、そ
の使用にあたっては所望箇所に塗布して乾燥させる。か
くして形成された塗膜中ではマイクロカプセルが樹脂中
に点在して、固定化される。鼠などの動物がこの塗膜を
かじると、歯を入れた時点で、カプセルが壊れ、カプサ
イシン類が放出され、かじりを止める、つまり忌避効果
が出るのである。即ちカプサイシン類のマイクロカプセ
ルそのものを塗布した場合は表面より脱落したり、動物
がかじる時、マイクロカプセル粒子が動き、巧く破壊さ
れず、また触ると人の手足に付き安全性の点の不都合が
あるのに比べて本発明の組成物を使用するときはそのよ
うな問題は克服される。更に樹脂に包括されているため
カプセルの保存状態も大幅に改善される。
【0008】本発明で用いられるカプサイシン類は下記
式(1)
【0009】
【化1】
【0010】(式中Rは炭素数7〜12のアルキル基ま
たはアルケニル基を示す。)で示されるものである。
【0011】式(1)のRのうちより好ましいものは以
下のような炭素数が7〜10のものであるがこれらに限
定される訳ではない。
【0012】即ち、RがCH3 (CH26 −のもの
(カプリリックアシドバニリルアミド)、RがCH3
(CH27 −のもの(ノナノイルバニリルアミド)、
RがCH3 (CH28 −のもの(デシリックアシドバ
ニリルアミド)、Rが(CH32 CH(CH25
のもの(ノルジヒドロカプサイシンI)、Rが(CH
32 CH(CH26 −のもの(ジヒドロカプサイシ
ン)、Rが(CH32 CH(CH27 −のもの(ホ
モジヒドロカプサイシンI)、RがCH3 CH2 CH
(CH3 )(CH24 −のもの(ノルジヒドロカプサ
イシンII)、RがCH3CH2 CH(CH3 )(CH
26 −のもの(ホモジヒドロカプサイシンII)、Rが
(CH32 CHCH=CH(CH24 −のもの(カ
プサイシン)、Rが(CH32 CHCH2 CH=CH
(CH24 −のもの(ホモカプサイシンI)、RがC
3 CH2 CH(CH3 )CH=CH(CH24 −の
もの(ホモカプサイシンII)である。
【0013】本発明で用いる式(1)の化合物はトウガ
ラシから抽出することもでき、該トウガラシ抽出物は例
えば以下のようにして得ることができる。即ち乾燥し、
粉砕したトウガラシをメタノール、エタノール等のアル
コール系溶剤、エチルエーテル等のエーテル系溶剤、ア
セトン等のケトン系溶剤、ベンゼン等の芳香族系溶剤、
ジクロルエタン、クロロホルム等の塩素系溶剤等で抽出
し、濾過した後、濾液をエバポレーターで加熱、減圧し
て溶剤を留去し、トウガラシ抽出物を得る。また、この
抽出物をシリカゲルまたはアルミナ等を使用したカラム
クロマトグラフィを利用してより高濃度のカプサイシン
類を含むトウガラシ抽出物を得ることができる。
【0014】本発明に使用されるマイクロカプセルを調
製するためのマイクロカプセル化技術は特に限定され
ず、一般的に知られているところの例えばカプセル化さ
れる側のカプサイシン類を含む芯物質に膜材を溶解して
これを不溶の分散媒中に分散させ、撹拌しながら分散媒
に可溶の反応材を添加して分散粒子の表面で両者を反応
させて芯物質を内包した高分子のカプセル膜を形成せし
める界面重合法、或いは分散粒子か分散媒のどちらか一
方のみから膜材が供給され分散粒子の表面でカプセル膜
が形成されるin situ重合法、その他、コアセルベーシ
ョン法、液中硬化被覆法(オリフィス法)、液中乾燥
法、噴霧・造粒法等の何れの方法でマイクロカプセル化
してもよい。マイクロカプセルは通常平均粒径5〜50
μmのものを使用するが、粒径はこの範囲に限定されな
い。また、本発明で使用できるマイクロカプセル中のカ
プサイシン類の含有量は通常1重量%以上、好ましくは
5〜80重量%である。なお膜材としては例えば多価イ
ソシアネート類と多価アミンとの反応により得られるウ
レタン膜があげられる。
【0015】本発明の塗布形動物忌避組成物には、溶剤
系樹脂として例えば油長45〜80%の中〜長油性アル
キド樹脂、ビニル変性アルキド樹脂、フェノール変性ア
ルキド樹脂、シリコーン変性アルキド樹脂、ウレタン化
アルキド樹脂、油変性ポリウレタン、ラッカー形アクリ
ル、NAD形アクリル、エステルガム・石油樹脂・ボイ
ル油混合樹脂等をあげる事が出来る。また溶剤としては
上記の樹脂を溶解しうるもので安全衛生上毒性の低い有
機溶剤(例えばアルコール系、エーテル系、ケトン系、
芳香族系等)、例えばミネラルスピリットを使用するこ
とができる。
【0016】忌避剤としては、例えば抗生物質シクロヘ
キシミド(ナラマイシン)、有機スズメルカプタイド、
フェニル尿素、1・17−ジグアニジノ−9−アザヘプ
タデカンとその塩、アルキルピリジン、塩化ベンゾー
ル、レモングラス油系、アリルイソチオシアネート、な
どが提案又は実用化されているが、いずれも、抗生物
質、毒物、劇物、など人体に影響するものであり好まし
くない。これに対し本発明では忌避成分として、カプサ
イシン類のマイクロカプセルを用いるが、カプサイシン
類は香辛料として広く用いられており安全である。更に
好ましくは特開平4−36201号公報に記載の合成方
法で調製したものを用いる。エアゾール化するためには
エアゾール缶に塗布形動物忌避剤と液化ガスを充填する
が、液化ガスとしては液化石油ガス(LPG)、ジメチ
ルエーテル(DME)等、ガスとしては炭酸ガス(CO
2 )、窒素ガス(N2 )等をあげることができる。
【0017】着色剤としては、塗料に使用されている顔
料類であればいずれでも良く、例えば二酸化チタン、カ
ーボンブラック、黒色酸化鉄黒、黄鉛、黄色酸化鉄黄、
チタンイエロー、ハンザイエロー等の有機系黄色顔料
類、モリブデートオレンジ、ペリノンオレンジなどの有
機オレンジ系顔料類、ベンガラ、キナクリドン等の有機
・無機赤色顔料類、ジオキサンバイオレッド等の紫色顔
料類、コバルトブルー、紺青、群青、シアニンブルー等
の無機、有機青色顔料、クロムグリーン、シアニングリ
ーンなどの無機・有機緑系顔料、蛍光顔料、アルミニウ
ムなどの金属粉顔料等をあげることができる。
【0018】本発明の塗布形動物忌避組成物の塗膜およ
びカプサイシン類のマイクロカプセルの劣化防止のため
の紫外線遮断剤には紫外線吸収または光を反射するもの
を用いれば良く、塗布膜中に二酸化チタン、炭酸カルシ
ウム、タルク、硫酸バリウム、炭酸バリウム、カオリン
等の体質顔料、および紫外線吸収剤であるベンゾフェノ
ン系、ベンゾトリアジン系等の市販品を含有させること
ができる。以下本発明に関わる水系塗布動物忌避組成物
を実施例を上げて説明する。
【0019】
【実施例】
実施例 1 ミネラルスピリット可溶アクリル樹脂49.0重量部に
ミネラルスピリット50.5重量部を加え、混合する。
ついでノナノイルバニリルアミドのマイクロカプセルを
0.5重量部加えて均一混合して、本発明の塗布形動物
忌避組成物を得た(樹脂/カプセル=98/1)。塩化
ビニルシートに、この忌避組成物を刷毛で乾燥膜厚30
μmに塗布し、24時間乾燥し、忌避試験に供試するシ
ートとした。このシートの忌避成分の塗布した面を外側
にして、二つに折り中にラット用固形飼料を数個入れホ
チキスで周囲を止めて餌袋を作成した。同様に無塗布の
塩化ビニルシートで餌袋を作り比較対照とした。動物
(ラット)を収容したケージに各々を1個ずついれて1
夜放置後餌袋を回収して咬害の程度を観察した。放置期
間中は餌を与えず水のみとした。本発明組成物処理検体
と無塗布の検体を比較した結果を表1に示す。カプサイ
シン類マイクロカプセルを1%以上含有させたものは何
れもほとんど咬害傷を認めず良好であった。また本発明
組成物処理シートを50℃中3カ月間放置して、顕微鏡
下で膜を観察したが包含されたカプサイシン類のマイク
ロカプセルは変化を認めず屋内では10年程度の持続効
力が期待される結果であった。
【0020】実施例 2 実施例1と同一組成物をエアゾール缶に165ccとLP
Gガス135cc(55/45容量比)を充填し、塩化ビ
ニルシートに乾燥膜厚30μmになる様にスプレー塗装
して、24時間乾燥後、忌避試験に供試するシートとし
た。このシートを実施例1と同一試験方法で忌避試験を
行った。本試験の結果を表1に示す。また本忌避剤を−
18℃に3カ月放置後室温に戻して、ガラス面にスプレ
ー塗装したが、スプレー塗装に変化、変質は無く、塗布
したガラス面上の膜を顕微鏡下で観察したが包含された
カプサイシン類のマイクロカプセルの変化も認められな
かった。 表 1検 体 咬 害 程 度 本発明組成物(実施例1) − 塗布餌袋 本発明組成物(実施例2) − 塗布餌袋 (エアゾール化) 無塗布餌袋 +++
【0021】実施例 3 250ccのマヨネーズ瓶に、ミネラルスピリット可溶ア
クリル樹脂15重量部とミネラルスピリット27重量
部、更にアンチテラーU(BYケミー社製)0.2重量
部及びシアニンブルー#5191(大日精化株式会社
製)3重量部を加え1.5〜2.0φmmのガラスビーズ
50重量部と共にペイントシェーカーで1時間分散した
後、ミネラルスピリット24.8重量部、カプサイシン
類マイクロカプセル15重量部を加え混合。ガラスビー
ズを金網で取り除いて、着色忌避組成物を得た。本組成
物をミネラルスピリットで外20%希釈しエアースプレ
ーガン(エアー圧3.5kg/2cm2 )で、塩化ビニルシ
ートに乾燥膜厚30μm塗布、24時間乾燥後、その塗
面の外観を目視によって判定した(樹脂/カプセル比=
15/15)。その結果を表2に示す。塗り残し、膜厚
のムラが明確に判定でき、美装も兼ね良好であった。 表 2検 体 外 観 本発明組成物(実施例3) 美しく塗布面の 塗布餌袋 判別良好 (着色剤入り) 比較対照 塗布場所の判別 (着色剤無し) 不良
【0022】実施例 4 紫外線遮断成分ベンゾトリアゾール系のチヌビン#32
0(チバ・ガイギー社製)を15重量部、ミネラルスピ
リット可溶アクリル樹脂30重量部、ミネラルスピリッ
ト55重量部を250ccのマヨネーズ瓶に1.5〜2.
0φmmのガラスビーズ100重量部と共にいれペイント
シェーカーで30分間分散した。この分散液を用い、次
の配合で混合し本発明組成物を得た。ミネラルスピリッ
ト可溶アクリル樹脂27重量部、ミネラルスピリット4
3重量部、チヌビン#320 30%分散液3.0重量
部、カプサイシン類のマイクロカプセル27重量部(樹
脂/マイクロカプセル比=27/27)比較対照として
チヌビン#320 分散液無添加のものを用いた。実施
例1と同じ様にしてそれぞれ塗布乾燥しサンシャインカ
ーボンアーク灯式(JIS K 5400 9.8.
1)で480時間、促進耐候性試験を行った。結果は表
3に示す。紫外線遮断成分の配合は、カプサイシン類の
マイクロカプセル及び樹脂の安定化に効果があった。
【0023】実施例 5 実施例3の組成物97.0重量に、実施例4のチヌビン
#320 30%分散液3.0重量部を混合して実施例
1と同じ様にしてそれぞれ塗布乾燥し、サンシャインカ
ーボンアーク灯式(JIS K 5400 9.8.
1)で480時間促進耐候性試験を行った。結果は表3
に示す。 表 3検 体 外 観 本発明組成物(実施例4) 変化無し 塗布餌袋 (紫外線遮断成分添加) 本発明組成物(実施例5) 変化無し 塗布餌袋 (紫外線遮断成分添加及び着色剤併用) 比較対照 黄変 (紫外線遮断成分無)
【0024】注) 1.咬害程度表示略号 −:ほとんど咬害無し ±:試験面積に対して咬害傷面積 3%以下 +: 同上 10%以下 ++: 同上 30%以下 +++: 同上 30%以上 2.ミネラルスピリット可溶樹脂 本実施例に於てはアクリル樹脂(アクリディック56−
1128 大日本インキ株式会社製)を用いた例を示し
たが記載の他の樹脂系でもカプサイシン類のマイクロカ
プセル1%以上含有での忌避効果は良好であった。 3.カプサイシン類のマイクロカプセル 本実施例に用いたカプサイシン類のマイクロカプセルは
日本化薬株式会社製R−731(ノナノイルバニリルア
ミド32%含有・アミノ樹脂系マイクロカプセル)を用
いた。
【0025】なお、以上の実施例における組成物成分の
重量割合を表で示すと下記のとおりである。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるとき
は毒性、臭気の少ない溶剤で可溶の樹脂とカプサイシン
類のマイクロカプセルを組み合わせる事で安全性が高く
長期間有効な動物忌避効果を示す組成物が得られる。こ
の組成物は刷毛又はエアースプレーなどいずれの塗装方
法でも塗布可能であり更にエアゾール化することもでき
るため塗装作業が容易となる。着色する事で、塗りむら
防止、膜厚の管理、美装なども兼ねる事ができる。紫外
線遮断成分を加える事で屋外用としても長期間効力を持
続させることもできる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉沢 寛治 埼玉県桶川市上日出谷960−37 (72)発明者 倉田 三男 埼玉県上尾市浅間台1−14−15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶剤系樹脂とカプサイシン類のマイクロ
    カプセルを必須成分とする塗布形動物忌避組成物。
  2. 【請求項2】 溶剤系樹脂とカプサイシン類のマイクロ
    カプセルの混合比が、溶剤系樹脂固形分は99重量部か
    ら50重量部でマイクロカプセルは固形分1重量部から
    50重量部である請求項1記載の塗布形動物忌避組成
    物。
  3. 【請求項3】 液化ガス、炭酸ガス、窒素ガスと共にエ
    アゾール化する事を特徴とする請求項1又は2に記載の
    塗布形動物忌避組成物。
  4. 【請求項4】 着色剤を含有する事を特徴とする請求項
    1,2又は3に記載の塗布形動物忌避組成物。
  5. 【請求項5】 紫外線遮断剤を含有する事を特徴とする
    請求項1,2,3又は4に記載の塗布形動物忌避組成
    物。
JP2975493A 1993-01-25 1993-01-25 塗布形動物忌避組成物 Pending JPH06219907A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001035268A (ja) * 1999-07-23 2001-02-09 Riken Vinyl Industry Co Ltd 発光ケーブル、およびその施工方法
KR100436895B1 (ko) * 2002-04-26 2004-06-23 (주)사천화섬 조류피해 방지용 직물 및 그 제조방법
JP2004217623A (ja) * 2002-12-27 2004-08-05 Arkhe Kikaku:Kk 有害動物による食害の防御用保護材
JP2008260742A (ja) * 2007-04-14 2008-10-30 Haruo Wakabayashi 鳥害被害物被覆材および被覆方法

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