JPH06219559A - 蒸籠の移送方法及び移送装置 - Google Patents
蒸籠の移送方法及び移送装置Info
- Publication number
- JPH06219559A JPH06219559A JP2351993A JP2351993A JPH06219559A JP H06219559 A JPH06219559 A JP H06219559A JP 2351993 A JP2351993 A JP 2351993A JP 2351993 A JP2351993 A JP 2351993A JP H06219559 A JPH06219559 A JP H06219559A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steam
- basket
- steam basket
- moving
- baskets
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Special Conveying (AREA)
- De-Stacking Of Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 積み重ねられた蒸籠山Aから、下から2段目
以上の蒸籠を両側から一対の保持アームで挟持し、最下
段の蒸籠のみを移動ベルト又は移動チェーン4に載置し
て、乾燥台車15の所定位置に移行させるに当り、2段
目以上の蒸籠の保持を蒸籠の移動方向に対し、直角方向
の二辺で挟持して行うとともに、移動ベルト又は移動チ
ェーン4を一方向のみに循環させ、かつ蒸籠の移動方向
の長さに対応させて、移動ベルト又は移動チェーン4の
適所に複数の押し込みフックを固定取り付けし、この押
し込みフックにより蒸籠を押し出して乾燥台車15に積
載する操作を繰り返して、蒸籠山Aの蒸籠のすべてを乾
燥台車15に移行させる。 【効果】 これまで、2人掛かりで行っていた煮釜から
取り出された大型の蒸籠の乾燥台車への移送を、挟持の
不完全による脱落等のトラブルを伴うことなく、しかも
簡単な移動機構により機械的に行うことができる。
以上の蒸籠を両側から一対の保持アームで挟持し、最下
段の蒸籠のみを移動ベルト又は移動チェーン4に載置し
て、乾燥台車15の所定位置に移行させるに当り、2段
目以上の蒸籠の保持を蒸籠の移動方向に対し、直角方向
の二辺で挟持して行うとともに、移動ベルト又は移動チ
ェーン4を一方向のみに循環させ、かつ蒸籠の移動方向
の長さに対応させて、移動ベルト又は移動チェーン4の
適所に複数の押し込みフックを固定取り付けし、この押
し込みフックにより蒸籠を押し出して乾燥台車15に積
載する操作を繰り返して、蒸籠山Aの蒸籠のすべてを乾
燥台車15に移行させる。 【効果】 これまで、2人掛かりで行っていた煮釜から
取り出された大型の蒸籠の乾燥台車への移送を、挟持の
不完全による脱落等のトラブルを伴うことなく、しかも
簡単な移動機構により機械的に行うことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、いわし、白魚などの
小魚の煮干し製造に際し、煮釜によって煮込まれた直後
の、多数段に積み重ねられた蒸籠山から1個の蒸籠を抜
き取って台車に自動的に積み込む移送方法及びそれに用
いる移送装置に関するものである。
小魚の煮干し製造に際し、煮釜によって煮込まれた直後
の、多数段に積み重ねられた蒸籠山から1個の蒸籠を抜
き取って台車に自動的に積み込む移送方法及びそれに用
いる移送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、煮干を製造するには、方形状の木
枠の底に網を張った蒸籠に、所定量の魚を入れ、これを
多数段に積み上げたものを煮釜に浸漬し、所定時間煮込
んだ後、煮釜から取り出し、次いでこの蒸籠を1枚ずつ
乾燥台車の棚に移し、各棚に蒸籠を満載した乾燥台車を
乾燥室に装入して乾燥する方法がとられている。これら
の作業はいずれも手作業で行われるが、100℃近くの
煮釜から取り出された直後の熱い蒸籠を、乾燥台車の最
下段から最上段までの棚に移すことは、危険を伴う過酷
な作業であるため、最近これを機械的に行う自動装置が
提案され、そのいくつかは実用に供されている。
枠の底に網を張った蒸籠に、所定量の魚を入れ、これを
多数段に積み上げたものを煮釜に浸漬し、所定時間煮込
んだ後、煮釜から取り出し、次いでこの蒸籠を1枚ずつ
乾燥台車の棚に移し、各棚に蒸籠を満載した乾燥台車を
乾燥室に装入して乾燥する方法がとられている。これら
の作業はいずれも手作業で行われるが、100℃近くの
煮釜から取り出された直後の熱い蒸籠を、乾燥台車の最
下段から最上段までの棚に移すことは、危険を伴う過酷
な作業であるため、最近これを機械的に行う自動装置が
提案され、そのいくつかは実用に供されている。
【0003】これらの装置としては、積み重ねられた状
態で搬入された蒸籠の山を、その2段目以上で挟持して
いる間に、最下段のもののみを移動させて台車の空いて
いる棚に移すという操作を繰り返して、乾燥台車に積載
するものが一般的である。この場合、2段目以上の蒸籠
を挟持する場合、蒸籠の移動方向に対し平行の両側面を
把持レバーで押し付けて支持するが、この蒸籠は進行方
向が長辺、横方向が短辺の場合は問題ないが、進行方向
が短辺、横方向が長辺でしかも800ミリメートル以上
の大型蒸籠となると、その重量が挟持する際に両側面間
の押圧力に抗し切れず、完全な保持が行われなくなると
いう欠点がある。
態で搬入された蒸籠の山を、その2段目以上で挟持して
いる間に、最下段のもののみを移動させて台車の空いて
いる棚に移すという操作を繰り返して、乾燥台車に積載
するものが一般的である。この場合、2段目以上の蒸籠
を挟持する場合、蒸籠の移動方向に対し平行の両側面を
把持レバーで押し付けて支持するが、この蒸籠は進行方
向が長辺、横方向が短辺の場合は問題ないが、進行方向
が短辺、横方向が長辺でしかも800ミリメートル以上
の大型蒸籠となると、その重量が挟持する際に両側面間
の押圧力に抗し切れず、完全な保持が行われなくなると
いう欠点がある。
【0004】また、従来の装置においては、2段目以上
の蒸籠を挟持し、最下段の蒸籠のみを移動させるのに、
チェーンに取り付けた係止フックを用い、このチェーン
を往復運動させて、係止フックにより乾燥台車方向へ押
し出す方式をとるため、上記のチェーンが戻る場合には
係止フックを倒して2段目以上の蒸籠の運動を阻害しな
いような機構を特別に設ける必要があり、また、係止フ
ックの位置合わせの関係から、この移動ベルトは前工程
の装置から本装置への蒸籠山の搬入には使用できず、係
止フック付の移動ベルトより少し高い位置に、蒸籠山搬
入専用の移動ベルトが必要となるので、移動部の構造が
複雑になるのを免れない。
の蒸籠を挟持し、最下段の蒸籠のみを移動させるのに、
チェーンに取り付けた係止フックを用い、このチェーン
を往復運動させて、係止フックにより乾燥台車方向へ押
し出す方式をとるため、上記のチェーンが戻る場合には
係止フックを倒して2段目以上の蒸籠の運動を阻害しな
いような機構を特別に設ける必要があり、また、係止フ
ックの位置合わせの関係から、この移動ベルトは前工程
の装置から本装置への蒸籠山の搬入には使用できず、係
止フック付の移動ベルトより少し高い位置に、蒸籠山搬
入専用の移動ベルトが必要となるので、移動部の構造が
複雑になるのを免れない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、多段に積み
重ねられた蒸籠山から最下段のもののみを乾燥台車に移
動させるチェーン機構を簡単化するとともに、2段目以
上の大型の蒸籠の保持を確実に行いうるように改良する
ことを目的としてなされたものである。
重ねられた蒸籠山から最下段のもののみを乾燥台車に移
動させるチェーン機構を簡単化するとともに、2段目以
上の大型の蒸籠の保持を確実に行いうるように改良する
ことを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、蒸籠山か
ら最下段の蒸籠のみを機械的に抜き出し、乾燥台車に移
行される際に、蒸籠の保持位置を、従来のように台車へ
の挿入方向と平行な二辺ではなく、挿入方向と直角な二
辺とするとともに、この蒸籠を移動させるチェーンを、
一方向のみに循環させ、そのチェーンの長さを、蒸籠の
移動方向の長さに対応して、等分割した位置に、係止フ
ックを固着させることにより、チェーンの往復運動の際
の係止フックの倒立機構を省略し、かつ大型の蒸籠の安
定した保持を行いうることを見出し、この知見に基づい
て本発明をなすに至った。
ら最下段の蒸籠のみを機械的に抜き出し、乾燥台車に移
行される際に、蒸籠の保持位置を、従来のように台車へ
の挿入方向と平行な二辺ではなく、挿入方向と直角な二
辺とするとともに、この蒸籠を移動させるチェーンを、
一方向のみに循環させ、そのチェーンの長さを、蒸籠の
移動方向の長さに対応して、等分割した位置に、係止フ
ックを固着させることにより、チェーンの往復運動の際
の係止フックの倒立機構を省略し、かつ大型の蒸籠の安
定した保持を行いうることを見出し、この知見に基づい
て本発明をなすに至った。
【0007】すなわち、本発明は、積み重ねられた蒸籠
山から、下から2段目以上の蒸籠を両側から一対の保持
アームで挟持し、最下段の蒸籠のみを移動ベルトに載置
して乾燥台車の所定位置に移行させるに当り、2段目以
上の蒸籠の保持を蒸籠の移動方向に対し、直角方向の二
辺で挟持して行うとともに、移動ベルトを一方向のみに
循環させ、かつ蒸籠の移動方向の長さに対応させて、移
動ベルトの適所に、複数の押出しフックを固定取り付け
し、この押出しフックにより蒸籠を押し出して乾燥台車
に積載する操作を繰り返して、蒸籠山の蒸籠のすべてを
乾燥台車に移行させることを特徴とする蒸籠の移送方法
及びそれを行うに適した構造の移送装置を提供するもの
である。
山から、下から2段目以上の蒸籠を両側から一対の保持
アームで挟持し、最下段の蒸籠のみを移動ベルトに載置
して乾燥台車の所定位置に移行させるに当り、2段目以
上の蒸籠の保持を蒸籠の移動方向に対し、直角方向の二
辺で挟持して行うとともに、移動ベルトを一方向のみに
循環させ、かつ蒸籠の移動方向の長さに対応させて、移
動ベルトの適所に、複数の押出しフックを固定取り付け
し、この押出しフックにより蒸籠を押し出して乾燥台車
に積載する操作を繰り返して、蒸籠山の蒸籠のすべてを
乾燥台車に移行させることを特徴とする蒸籠の移送方法
及びそれを行うに適した構造の移送装置を提供するもの
である。
【0008】
【実施例】次に、本発明の方法及び装置の実施例を添付
図面に従って説明する。
図面に従って説明する。
【0009】図1は、本発明装置の側面図、図2は図1
X‐X線矢視正面図である。煮釜で煮込まれた蒸籠山A
は、常法に従い、例えばチェーンベルト(図示せず)を
介して、装置本体1へ搬入される。この装置本体1は、
本体フレーム2と昇降台3から構成されている。装置本
体1は本体フレーム2と昇降台3からなる。
X‐X線矢視正面図である。煮釜で煮込まれた蒸籠山A
は、常法に従い、例えばチェーンベルト(図示せず)を
介して、装置本体1へ搬入される。この装置本体1は、
本体フレーム2と昇降台3から構成されている。装置本
体1は本体フレーム2と昇降台3からなる。
【0010】本体フレーム2は直方体状の骨組を持ち、
その内部で昇降台3が4本のチェーンに吊るされ昇降す
る。昇降台3を吊るすチェーンの他端は、ウェート8が
吊るされ支柱7の中を上下する。チェーンはフレーム上
部のスプロケット9の回転により駆動され、スプロケッ
ト9は軸13に取り付けられ、軸12、13は昇降用モ
ーター14を中央に挟んで、傘歯車10、11によって
コの字状に連結されている。このため四つのスプロケッ
ト9の動きは同期され、昇降台3は水平状態を保ちなが
ら上下に昇降する。4は挿入コンベア、5は蒸籠保持
部、15は乾燥台車、16は台車棚である。
その内部で昇降台3が4本のチェーンに吊るされ昇降す
る。昇降台3を吊るすチェーンの他端は、ウェート8が
吊るされ支柱7の中を上下する。チェーンはフレーム上
部のスプロケット9の回転により駆動され、スプロケッ
ト9は軸13に取り付けられ、軸12、13は昇降用モ
ーター14を中央に挟んで、傘歯車10、11によって
コの字状に連結されている。このため四つのスプロケッ
ト9の動きは同期され、昇降台3は水平状態を保ちなが
ら上下に昇降する。4は挿入コンベア、5は蒸籠保持
部、15は乾燥台車、16は台車棚である。
【0011】図3、図4、図5は昇降台3、特に蒸籠保
持部5の詳細であり、図3は蒸籠山Aを挟持した状態の
平面図、図4は側面図、図5は搬入経路を開けるため蒸
籠保持アーム17を全開した状態の平面図である。蒸籠
保持アーム17は軸20に固定され水平面上を揺動す
る。蒸籠の辺b′側の軸20の下部にはレバー21が固
定され、辺b側の下部にはレバー22が固定されてお
り、二つのレバーは連結棒23によって互いに逆回転の
水平揺動可能に連結され、前後の蒸籠保持アームは連動
して開閉する。またシリンダー18と19は背中合わせ
に固定され、その一端をレバー21に、他端を昇降台フ
レームに水平揺動可能に連結されている。これによっ
て、シリンダー19の押し引きで蒸籠抜き取り動作中の
保持アーム17の開閉が、シリンダー18、19の押し
によって搬入時の保持アーム17の全開が作動する。蒸
籠受け台6は挿入コンベア4の左右の無端ベルト例えば
チェーンベルトの間にあり、水平状態を保ちながら上中
下の三位置を上下する。
持部5の詳細であり、図3は蒸籠山Aを挟持した状態の
平面図、図4は側面図、図5は搬入経路を開けるため蒸
籠保持アーム17を全開した状態の平面図である。蒸籠
保持アーム17は軸20に固定され水平面上を揺動す
る。蒸籠の辺b′側の軸20の下部にはレバー21が固
定され、辺b側の下部にはレバー22が固定されてお
り、二つのレバーは連結棒23によって互いに逆回転の
水平揺動可能に連結され、前後の蒸籠保持アームは連動
して開閉する。またシリンダー18と19は背中合わせ
に固定され、その一端をレバー21に、他端を昇降台フ
レームに水平揺動可能に連結されている。これによっ
て、シリンダー19の押し引きで蒸籠抜き取り動作中の
保持アーム17の開閉が、シリンダー18、19の押し
によって搬入時の保持アーム17の全開が作動する。蒸
籠受け台6は挿入コンベア4の左右の無端ベルト例えば
チェーンベルトの間にあり、水平状態を保ちながら上中
下の三位置を上下する。
【0012】図6と図7は蒸籠受け台6の詳細な正面図
と平面図である。シリンダー32と33は連結金具31
によって本体どうしが連結され、シリンダー32のロッ
ドは昇降台3のフレームに、シリンダー33のロッドは
テーブル30に連結されており、これによってテーブル
30は上段から中段、中段から下段の二段動作を行う。
また軸24と2個の軸25が傘歯車26、27によって
コの字状に連結されており、軸25に固定されたピニオ
ン29と、これと噛み合ったラック28の動きは4か所
で同期する。したがって、このラック4本に支えられた
テーブル30は水平を保ちながら上下する。挿入コンベ
ア4は図4に示すように、蒸籠押し込みフック34がチ
ェーンベルト半周に一個取り付けられており、ベルトが
半周すると蒸籠が台車15に挿入されることになってい
る。この押し込みフック34は、蒸籠の長さに応じ、さ
らに増加することができる。
と平面図である。シリンダー32と33は連結金具31
によって本体どうしが連結され、シリンダー32のロッ
ドは昇降台3のフレームに、シリンダー33のロッドは
テーブル30に連結されており、これによってテーブル
30は上段から中段、中段から下段の二段動作を行う。
また軸24と2個の軸25が傘歯車26、27によって
コの字状に連結されており、軸25に固定されたピニオ
ン29と、これと噛み合ったラック28の動きは4か所
で同期する。したがって、このラック4本に支えられた
テーブル30は水平を保ちながら上下する。挿入コンベ
ア4は図4に示すように、蒸籠押し込みフック34がチ
ェーンベルト半周に一個取り付けられており、ベルトが
半周すると蒸籠が台車15に挿入されることになってい
る。この押し込みフック34は、蒸籠の長さに応じ、さ
らに増加することができる。
【0013】図8は台車15の側面図である。台車15
は台車リフター35と図示しない台車固定アームよりな
り、リフター35は下部35bが本体フレーム2に固定
され、上部35aが水平状態を保ちながら昇降する。上
部35aと下部35bはレバー37、38によって連結
されている。レバー37は一端が上部35aに垂直揺動
可能に連結され、他端が下部35b上をスライドする。
レバー38は一端が下部35bに垂直揺動可能に連結さ
れ、他端が上部35a上をスライドする。このレバー3
7、38はピン39によって中央で回転可能に連結され
る。これを左右に一対設置しており、35aと35bの
平行運動を可能にしている。レバー36は軸43を中心
に回転し35aを持ち上げる。モーター41はチェーン
40を介してウェート42の助けをかりてレバー36を
動かす。台車を保持する時は、35aが下限に有る状態
で台車15がリフター35を跨ぐ形にし、その後35a
が蒸籠挿入可能な高さまで上昇する。上昇停止後、台車
固定アームが台車15の左右の前側支柱を抱き込む様に
本体フレームに固定する。これで蒸籠挿入可能となる。
44は台車車輪である。
は台車リフター35と図示しない台車固定アームよりな
り、リフター35は下部35bが本体フレーム2に固定
され、上部35aが水平状態を保ちながら昇降する。上
部35aと下部35bはレバー37、38によって連結
されている。レバー37は一端が上部35aに垂直揺動
可能に連結され、他端が下部35b上をスライドする。
レバー38は一端が下部35bに垂直揺動可能に連結さ
れ、他端が上部35a上をスライドする。このレバー3
7、38はピン39によって中央で回転可能に連結され
る。これを左右に一対設置しており、35aと35bの
平行運動を可能にしている。レバー36は軸43を中心
に回転し35aを持ち上げる。モーター41はチェーン
40を介してウェート42の助けをかりてレバー36を
動かす。台車を保持する時は、35aが下限に有る状態
で台車15がリフター35を跨ぐ形にし、その後35a
が蒸籠挿入可能な高さまで上昇する。上昇停止後、台車
固定アームが台車15の左右の前側支柱を抱き込む様に
本体フレームに固定する。これで蒸籠挿入可能となる。
44は台車車輪である。
【0014】
【作用】魚を一定量乗せ、積み上げられた状態で煮込ま
れた蒸籠は、釜から揚がった後、この装置により、煮込
まれた直後の柔らかい魚体を損傷することなく、また蒸
籠内で魚が偏ることなく、乾燥台車の棚に最下段から最
上段まで順次一枚ずつ自動的に挿入され、台車は次々と
満載されてゆく。作業者が行うのは、満載された台車と
空台車の交換とその時のボタン操作及び待機用コンベア
への蒸籠山の搬入とその時のボタン操作のみである。装
置本体内部の具体的動作については図9により説明す
る。図9Fは蒸籠保持アーム17が全開し、蒸籠受け台
6が下段(挿入コンベア4のチェーンベルトより下)に
位置し、ここで蒸籠山Aが昇降台3に搬入された後、受
け台6は中段(挿入コンベア4のチェーンベルトより上
で保持アーム17下限より蒸籠の厚み1枚分下の高さ)
まで蒸籠山Aを乗せて上昇する(G)。次に保持アーム
17が閉じ(D)、受け台6が下限まで下降し(E)、
蒸籠が挿入コンベア4の上に一枚抜き取られる。そし
て、挿入コンベア4が半周して蒸籠が台車15に挿入さ
れる。この時、蒸籠保持部5の蒸籠の有無をセンサーに
より検知し、蒸籠がない場合は、昇降台3上の挿入コン
ベア4が、この移動ベルト上面と図示しない待期コンベ
アの移動ベルト上面が同じ高さになるまで移動し、その
後Fの動作から始める。蒸籠がある場合は、昇降台3は
挿入コンベア4と一段上の台車棚16が同じ高さになる
まで上昇する。この時受け台6は上限まで上昇し、保持
アーム17によって保持されている蒸籠山Aを下から受
ける(A)。次に、保持アーム17は小さく開き
(B)、受け台6が中段まで下降し(C)、保持アーム
17が再び閉じて(D)、受け台6が下限まで下降する
(E)。以上の動作が台車15が満載されるまで繰り返
される。
れた蒸籠は、釜から揚がった後、この装置により、煮込
まれた直後の柔らかい魚体を損傷することなく、また蒸
籠内で魚が偏ることなく、乾燥台車の棚に最下段から最
上段まで順次一枚ずつ自動的に挿入され、台車は次々と
満載されてゆく。作業者が行うのは、満載された台車と
空台車の交換とその時のボタン操作及び待機用コンベア
への蒸籠山の搬入とその時のボタン操作のみである。装
置本体内部の具体的動作については図9により説明す
る。図9Fは蒸籠保持アーム17が全開し、蒸籠受け台
6が下段(挿入コンベア4のチェーンベルトより下)に
位置し、ここで蒸籠山Aが昇降台3に搬入された後、受
け台6は中段(挿入コンベア4のチェーンベルトより上
で保持アーム17下限より蒸籠の厚み1枚分下の高さ)
まで蒸籠山Aを乗せて上昇する(G)。次に保持アーム
17が閉じ(D)、受け台6が下限まで下降し(E)、
蒸籠が挿入コンベア4の上に一枚抜き取られる。そし
て、挿入コンベア4が半周して蒸籠が台車15に挿入さ
れる。この時、蒸籠保持部5の蒸籠の有無をセンサーに
より検知し、蒸籠がない場合は、昇降台3上の挿入コン
ベア4が、この移動ベルト上面と図示しない待期コンベ
アの移動ベルト上面が同じ高さになるまで移動し、その
後Fの動作から始める。蒸籠がある場合は、昇降台3は
挿入コンベア4と一段上の台車棚16が同じ高さになる
まで上昇する。この時受け台6は上限まで上昇し、保持
アーム17によって保持されている蒸籠山Aを下から受
ける(A)。次に、保持アーム17は小さく開き
(B)、受け台6が中段まで下降し(C)、保持アーム
17が再び閉じて(D)、受け台6が下限まで下降する
(E)。以上の動作が台車15が満載されるまで繰り返
される。
【0015】
【発明の効果】これまで、2人掛かりで行っていた煮釜
から取り出された大型の蒸籠の乾燥台車への移送を、挟
持の不完全による脱落等のトラブルを伴うことなく、し
かも簡単な移動機構により機械的に行うことができるの
で、過酷で危険な作業を、安全かつ省力的に行うことが
できるという効果を奏する。
から取り出された大型の蒸籠の乾燥台車への移送を、挟
持の不完全による脱落等のトラブルを伴うことなく、し
かも簡単な移動機構により機械的に行うことができるの
で、過酷で危険な作業を、安全かつ省力的に行うことが
できるという効果を奏する。
【図1】 本発明装置の実施例の側面図。
【図2】 図1と同じ実施例の正面図。
【図3】 本発明装置の蒸籠保持部の蒸籠を挟持した状
態の平面図。
態の平面図。
【図4】 図3と同じ状態の面図。
【図5】 蒸籠保持部の保持アームを全開した状態の平
面図。
面図。
【図6】 蒸籠受け台の正面図。
【図7】 図6と同じ蒸籠受け台の平面図。
【図8】 乾燥台車の側面図。
【図9】 本発明装置の作用を示す説明図。
1 装置本体 2 本体フレーム 3 昇降台 4 挿入コンベア 5 蒸籠保持部 9 スプロケット 10、11、26、27 傘歯車 17 蒸籠保持アーム 18、19、32、33 シリンダー 21、22、36、37、38 レバー 30 テーブル 34 押し込みフック 35 リフター 41 モーター
Claims (2)
- 【請求項1】 積み重ねられた蒸籠山から、下から2段
目以上の蒸籠を両側から一対の保持アームで挟持し、最
下段の蒸籠のみを移動ベルト又は移動チェーンに載置し
て、乾燥台車の所定位置に移行させるに当り、2段目以
上の蒸籠の保持を蒸籠の移動方向に対し、直角方向の二
辺で挟持して行うとともに、移動ベルト又は移動チェー
ンを一方向のみに循環させ、かつ蒸籠の移動方向の長さ
に対応させて、移動ベルト又は移動チェーンの適所に複
数の押し込みフックを固定取り付けし、この押し込みフ
ックにより蒸籠を押し出して乾燥台車に積載する操作を
繰り返して、蒸籠山の蒸籠のすべてを乾燥台車に移行さ
せることを特徴とする蒸籠の移送方法。 - 【請求項2】 蒸籠山を載置する受け台、受け台を上、
中、下3段に移動させる機構、受け台が中段に位置した
とき蒸籠山の2段目以上の蒸籠をその移動方向と直角方
向に二辺によって挟持する一対の保持アーム、受け台が
下段に位置したとき、受け台上に挟持されないで載置さ
れている1枚の蒸籠を受支しうるように配置した、乾燥
台車方向に循環し、かつ適所に押し込みフックを固定取
り付けした無端ベルト又は無端チェーンから成る移動ベ
ルト及び移動ベルトによって押し出された蒸籠を順次所
定の棚段に送り込むために、上下に高さを移動する、受
け台・保持アーム・移動ベルトからなる昇降台、乾燥台
車を蒸籠の送り込みに必要な適当高さまで持ち上げ保持
する台車リフター及び昇降台・台車リフターの上下機
構、台車固定アームの開閉機構を備えた本体フレームか
ら構成され、かつ受け台の上、中、下の運動、保持アー
ムの開閉運動、移動ベルトの押し込み運動及び昇降台の
上下運動とが、互いにタイミングを合わせて作動するこ
とを特徴とする蒸籠の移送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2351993A JPH06219559A (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 蒸籠の移送方法及び移送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2351993A JPH06219559A (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 蒸籠の移送方法及び移送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06219559A true JPH06219559A (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=12112702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2351993A Pending JPH06219559A (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 蒸籠の移送方法及び移送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06219559A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019148066A (ja) * | 2018-02-26 | 2019-09-05 | 豊国工業株式会社 | 水門開閉装置 |
-
1993
- 1993-01-20 JP JP2351993A patent/JPH06219559A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019148066A (ja) * | 2018-02-26 | 2019-09-05 | 豊国工業株式会社 | 水門開閉装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3506140A (en) | Apparatus for handling eggs | |
EP2366281B1 (fr) | Machine de retournement automatique d'objets conditionnés sur claies | |
CN110790180B (zh) | 一种托盘升降机构 | |
EP0534558B1 (en) | Device for loading and unloading egg containers | |
JPH0124578B2 (ja) | ||
JPH06219559A (ja) | 蒸籠の移送方法及び移送装置 | |
JPS58100024A (ja) | パレツト荷積装置 | |
JPS6247771B2 (ja) | ||
JP3824458B2 (ja) | 自動炊飯装置 | |
JPS59138526A (ja) | 受皿の自動循環移送装置 | |
JPH0565412B2 (ja) | ||
FR2562523A1 (fr) | Systeme de transfert d'objets entre deux dispositifs dont l'un comporte un ensemble de plateaux verticalement espaces | |
CN213585916U (zh) | 一种手机屏全自动检测设备 | |
CN214141392U (zh) | 一种用于蔬菜运输的升降机 | |
KR20230170160A (ko) | 우수한 로딩성능으로 제조효율과 품질을 향상시키는 부침개 제조장치 | |
JPH06197718A (ja) | 麺茄で上げ盛り付け装置 | |
KR20060031349A (ko) | 자동 라면 조리기 | |
JP2000083473A (ja) | 人工栽培茸取り出し装置 | |
JP3697022B2 (ja) | 複数段セイロ差し込装置 | |
RU1791328C (ru) | Грузозахватное устройство | |
JPS5828259A (ja) | 角缶用殺菌装置 | |
JPH01213462A (ja) | 繊維材料の自動処理方法およびそれに用いる装置 | |
JPS6077029A (ja) | パレツト荷積み装置 | |
EP0094705A1 (fr) | Procédé pour le chargement et le déchargement des piles de tuiles ou autres produits en terre cuite sur les chariots d'alimentation des fours de cuisson | |
JPH0686254B2 (ja) | コンテナ移載装置 |