JPH06218768A - ディスクの成形金型装置 - Google Patents

ディスクの成形金型装置

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Publication number
JPH06218768A
JPH06218768A JP3265793A JP3265793A JPH06218768A JP H06218768 A JPH06218768 A JP H06218768A JP 3265793 A JP3265793 A JP 3265793A JP 3265793 A JP3265793 A JP 3265793A JP H06218768 A JPH06218768 A JP H06218768A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disc
molding
punch
central opening
disk
Prior art date
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Pending
Application number
JP3265793A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Kizawa
隆行 鬼澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP3265793A priority Critical patent/JPH06218768A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金型を変形させることなくディスクの成形と
同時に中央開口部を完成することができるディスクの成
形金型装置を提供する。 【構成】 ディスク16の中央開口部17を形成するポ
ンチ14を有するディスクの成形金型装置において、ポ
ンチの外周に、上記ディスクの中央開口部の周縁にテー
パ面16Aを形成するためのテーパ部18を有するブッ
シュ金型部材13を配置し、この金型部材のディスク中
心側の端部に補強凸部19を形成する。これにより、デ
ィスク成形時の樹脂圧や上記ポンチとの摺動摩耗による
金型の変形を阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形機に用いられ
る、ディスクの成形金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光学的または光磁気的に情報の
記録・再生を行うディスクでは中央開口部の周縁にはテ
ーパ面は付いていない。しかし、ディスクをターンテー
ブルに装着する場合にはディスクの中心開口部をターン
テーブルの回転中心部に挿入するのであるが、この場
合、ターンテーブルの回転中心とディスク中心との偏芯
を軽減させ、更にはディスク中心開口部の角部の損傷を
防止するために、上記ディスクの中心開口部の周縁に
は、その厚さが薄くなる方向へ傾斜させたテーパ面を設
ける必要があった。
【0003】このテーパ面を形成する方法としては、例
えば特開昭62−109623号公報に開示されたよう
な成形金型装置を用いて成形される。この成形金型装置
にあっては、金型の中心部にポンチを設け、その周囲に
テーパ面部を有する固定金型を配置してあり、内部に形
成されるキャビティに樹脂を射出成形した後にポンチを
作用させてその中心に補助開口部を形成する。この時の
ディスク成形体の要部断面は図3に示される。その後、
ディスク成形体1を金型より取り出して補助開口部2の
周縁に形成された突縁部3をリーマ等によって切削して
完全な中央開口部の形成されたディスクを形成するよう
になっている。この場合、上記ポンチの直径はテーパ面
部を有する固定金型の端部を保護するために最終的に形
成されるべき中央開口部の直径よりも小さくなされてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うな従来の金型装置にあっては、ポンチが摺動可能に接
触する固定金型の内側先端を保護する必要から、この部
分がテーパ面部形成のために断面鋭角となることを阻止
するために固定金型の中心側端部をディスク中心側に僅
かに寄せて形成してある。そのために、前述のようにデ
ィスク成形体1の中心部に突縁部3ができてしまい、こ
れをリーマ等で削除するという後工程が必要とされ、作
業工程数が増大するという問題点があった。本発明は、
以上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく
創案されたものであり、その目的は金型を変形させるこ
となくディスクの成形と同時にテーパ面を有する中央開
口部を完成することができるディスクの成形金型装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために、ディスクを射出成形する射出成形機の
金型装置であって、中心部に前記ディスクの中央開口部
を形成するポンチを有するディスクの成形金型装置にお
いて、前記ポンチの外周に、前記ディスクの中央開口部
の周縁にテーパ面を形成するためのテーパ部を有するブ
ッシュ金型部材を配置し、このブッシュ金型部材のディ
スク中心側の端部に補強凸部を形成したものである。
【0006】
【作用】本発明は、以上のように構成されたのでディス
クの成形時にポンチを押し出し操作することによりディ
スクの中央開口部が同時に成形される。この場合、ポン
チの外周に位置するブッシュ金型部材のテーパ部の内側
端部には補強凸部が形成されて厚みを持たしているの
で、この部分の強度が強くなり、変形等が生ずることな
くディスクの成形と同時にテーパ面を有する中央開口部
も形成することができる。
【0007】
【実施例】以下に、本発明に係るディスクの成形金型装
置の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。図1は本
発明のディスクの成形金型装置の要部を示す断面図、図
2は図1に示す装置により成形されたディスクの要部を
示す断面図である。
【0008】この成形金型装置4は、図示されない射出
成形機に設けられ、この装置4の周縁部には固定金型5
が配置されると共にその中心にはスタンパ押さえ5を介
してスプルブッシュ7が設けられている。このスタンパ
押さえ5の中心にはブッシュ挿通孔6Aが形成されてお
り、この挿通孔6Aに上記スプルブッシュ7が図中上下
方向に往復運動可能に挿通される。このスプルブッシュ
7の中心には溶融樹脂8を流入させるための湯道9が形
成される。そして、上記固定金型5のキャビティ10側
の表面には、ピットやグルーブ等の信号が表面に形成さ
れたリング状のスタンパ11が上記スタンパ押さえ6に
よって取り付け固定されている。
【0009】上記固定金具5及びスタンパ押さえ6の対
向側にはキャビティ10を隔てて可動金型12が図中上
下方向へ移動可能に配置されている。この可動金型12
の内側にはブッシュ金型部材13が配置され、このブッ
シュ金型部材13の中心部には、上記スプルブッシュ7
と同じ径のポンチ14が図中上下方向へ往復移動可能に
設けられている。また、このポンチ14の中心には往復
移動可能に突出ロッド15が設けられている。本実施例
にあっては、上記スプルブッシュ7及びポンチ14の直
径は、図2に示す完成時におけるディスク16の中央開
口部17の直径D1の大きさとなるように設定されてお
り、ディスク成形時にポンチ14により同時に中央開口
部17の穴抜きを行うようになっている。
【0010】また、上記ブッシュ金型部材13の上面の
ディスク中心側の端部には、ディスク16の中央開口部
17の周縁にディスクをターンテーブルに搭載する時の
位置合わせを行うテーパ面16Aを形成するために、中
心方向に向かって図中上向き傾斜された、すなわちディ
スクの厚さ方向へ傾斜された断面略三角形のリング状の
テーパ部18が形成されている。そして、このテーパ部
18の金型中心側(ディスク中心側)の端部には、この
部分が断面鋭角状に成形されることを防止して強度を増
すために所定の厚さD2を有する補強凸部19がリング
状に形成されており、ポンチ14の摺動時にこの部分に
作用する力に対して対向し得るように構成されている。
そして、この補強凸部19の上面は、上記ポンチ14の
周縁部に形成された断面三角状のポンチ側凸部20の上
面に連続している。
【0011】次に、以上のように構成された装置の動作
について説明する。まず、ディスクを成形する場合に
は、固定金型5、可動金型12を初めとして各部材、例
えばスタンパ押さえ6、ブッシュ金型部材13、スプル
ブッシュ7、ポンチ14等を図1に示すように組み付
け、内部にキャビティ10を形成する。
【0012】次に、ポリカーボネイト等の溶融樹脂8を
スプルブッシュ7の湯道9を介してキャビティ10内に
導入して充填する。この充填操作により、スタンパ11
の表面に形成されたピット信号等が転写されたディスク
が成形され、同時に、ブッシュ金型部材13のテーパ部
18に対応する部分には、位置合わせ用のテーパ面16
Aが形成されると共にその内側端部には補強凸部19に
対応して僅かな幅の段部21が形成される。
【0013】次に、図中下方向から上方に向けてポンチ
14を前進させることによりスプルブッシュ7が後退し
て図中上方向に退避し、これによりこれら2つの部材間
に注入された樹脂がディスク側から取り除かれて中央開
口部17が形成される。その後、可動金型12及びブッ
シュ金型部材13等を下方に移動させて開き、図示しな
い取り出し装置によってディスクを取り出す。
【0014】このように形成することにより図2に示す
ようなディスク16が得られ、中央開口部17の周縁部
に位置合わせ用のテーパ面16Aを有し、また中央開口
部17とテーパ面16Aの接合部には、図3に示す突縁
部3が形成されておらず、ディスクの成形と同時に所定
の径を有する中央開口部17を形成でき、従来装置にお
いて行われていたようなリーマ等による突縁部3の切削
除去操作をなくすことができる。
【0015】また、ポンチ14の摺動時等においてはこ
の外周面とブッシュ金型部材13の内側面とが摺動する
が、ブッシュのテーパ部18先端の補強凸部19はある
程度の厚さを有しているので摺動が生じても摩耗しにく
くなり、また、成形中に樹脂の圧力が加わっても変形す
ることはない。
【0016】もし、従来装置において、ディスク成形時
に同時に完全な中央開口部を形成するためにポンチ径等
を大きく設定すると金型のテーパ部の先端部を断面鋭角
に形成しなければならず、この場合にはこの先端部の強
度が弱くなることからディスク成形中に加わる樹脂の圧
力によりこの部分が変形したり、或いはこの内側に位置
するポンチとの摺動によって摩耗し易くなって全体が変
形したりし、その結果、形成されたディスクの中央開口
部に不要な突部等が形成されてしまい、例えばディスク
をターンテーブルに挿入した時にテーパ面で接触しなく
なる場合が発生する。
【0017】これに対して、本実施例にあっては前述し
たようにポンチ14の径を完成時の中央開口部17の直
径と同じになるように設定してディスク成形時に中央開
口部を同時に形成するようにし、またブッシュ金型部材
13のテーパ部18の先端部には所定の厚さの補強凸部
19を形成したのでこの部分が樹脂の圧力等により変形
することがなく、しかもポンチ外周面との摺動によって
も摩擦変形することがない。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のディスク
の成形金型装置によれば次のように優れた作用効果を発
揮することができる。ブッシュ金型部材のテーパ部の先
端に補強凸部を設けるようにしたので、金型を樹脂圧や
摩耗等により変形させることなくディスク成形時にテー
パ面を有する中央開口部を同時に完成することができ、
従って、従来必要とされた開口部の突縁部の切削工程を
不要にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスクの成形金型装置の要部を示す
断面図である。
【図2】図1に示す装置により成形されたディスクの要
部を示す断面図である。
【図3】従来の成形金型装置により成形されたディスク
の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
4…成形金型装置、5…固定金型、8…溶融樹脂、9…
湯道、10…キャビティ、11…スタンパ、12…可動
金型、13…ブッシュ金型部材、14…ポンチ、15…
突出ロッド、16…ディスク、16A…テーパ面、17
…中央開口部、18…テーパ部、19…補強凸部、20
…ポンチ側凸部、21…段部、D1…直径、D2…厚
さ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを射出成形する射出成形機の金
    型装置であって、中心部に前記ディスクの中央開口部を
    形成するポンチを有するディスクの成形金型装置におい
    て、前記ポンチの外周に、前記ディスクの中央開口部の
    周縁にテーパ面を形成するためのテーパ部を有するブッ
    シュ金型部材を配置し、このブッシュ金型部材のディス
    ク中心側の端部に補強凸部を形成したことを特徴とする
    ディスクの成形金型装置。
JP3265793A 1993-01-28 1993-01-28 ディスクの成形金型装置 Pending JPH06218768A (ja)

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JP3265793A JPH06218768A (ja) 1993-01-28 1993-01-28 ディスクの成形金型装置

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JP3265793A JPH06218768A (ja) 1993-01-28 1993-01-28 ディスクの成形金型装置

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JPH06218768A true JPH06218768A (ja) 1994-08-09

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JP3265793A Pending JPH06218768A (ja) 1993-01-28 1993-01-28 ディスクの成形金型装置

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