JPH06218535A - 端子と電線の接続方法 - Google Patents
端子と電線の接続方法Info
- Publication number
- JPH06218535A JPH06218535A JP1141893A JP1141893A JPH06218535A JP H06218535 A JPH06218535 A JP H06218535A JP 1141893 A JP1141893 A JP 1141893A JP 1141893 A JP1141893 A JP 1141893A JP H06218535 A JPH06218535 A JP H06218535A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric wire
- terminal
- solder
- heating furnace
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Wire Processing (AREA)
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 端子と電線の接続を半田接続でかつ連続的に
高速で処理する方法である。 【構成】 端子1の接続端に予め電線2の先端を接触さ
せその部分に半田片を置いておく。そしてこれをベルト
コンベア4に乗せて移動させ加熱炉5内で溶融接続す
る。
高速で処理する方法である。 【構成】 端子1の接続端に予め電線2の先端を接触さ
せその部分に半田片を置いておく。そしてこれをベルト
コンベア4に乗せて移動させ加熱炉5内で溶融接続す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気機器等の接続配
線に用いられる電線と端子の連続接続方法に関する。
線に用いられる電線と端子の連続接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用その他の用途に用いられ
る電子機器や電気機器等には多くの配線が施され、その
端部に設けられる配線接続のために必要な端子金具は、
例えば自動車用の場合は圧着という機械的にかしめる方
法で接続される。これは圧着接続という方法が量産性に
非常に優れているためである。
る電子機器や電気機器等には多くの配線が施され、その
端部に設けられる配線接続のために必要な端子金具は、
例えば自動車用の場合は圧着という機械的にかしめる方
法で接続される。これは圧着接続という方法が量産性に
非常に優れているためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年自動車
用等の電子機器や電気機器に対する信頼性が種々の点で
ますます厳しく要求されており、電線とその接続端子と
の結線に対しても信頼性の向上が所望されている。
用等の電子機器や電気機器に対する信頼性が種々の点で
ますます厳しく要求されており、電線とその接続端子と
の結線に対しても信頼性の向上が所望されている。
【0004】例えば、従来自動車用で多用されている圧
着接続方法は、かしめによる機械的な圧力により接続し
ているが、高温にさらされた場合はかしめで塑性変形し
ている端子の金属材料に応力緩和が発生し、電線を繋ぎ
止めている機械的圧力が低下したり、接続部の接触抵抗
が増大したり、あるいは接続強度が低下することがあ
る。従って、信頼性の観点から何らかの対策を施すのが
望ましい。
着接続方法は、かしめによる機械的な圧力により接続し
ているが、高温にさらされた場合はかしめで塑性変形し
ている端子の金属材料に応力緩和が発生し、電線を繋ぎ
止めている機械的圧力が低下したり、接続部の接触抵抗
が増大したり、あるいは接続強度が低下することがあ
る。従って、信頼性の観点から何らかの対策を施すのが
望ましい。
【0005】一方、半田付けは圧着等に比較して信頼性
の上では優れているが、近年開発されている種々の自動
機を使用しても量産性が悪く、従って自動車用等の価格
的に厳しい分野での応用範囲は限られている。
の上では優れているが、近年開発されている種々の自動
機を使用しても量産性が悪く、従って自動車用等の価格
的に厳しい分野での応用範囲は限られている。
【0006】この発明は、上述した従来の電線とその接
続端子との接続方法の現状に留意して、電線と端子の接
続は半田付方法を用いてかつその半田付作業を加熱炉を
用いて高速に連続的に処理できる接続方法を提供するこ
とを課題とする。
続端子との接続方法の現状に留意して、電線と端子の接
続は半田付方法を用いてかつその半田付作業を加熱炉を
用いて高速に連続的に処理できる接続方法を提供するこ
とを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
としてこの発明は、予め結線部で端子と電線を接触させ
ておき、その接触部に一定量の半田を置き、その後連続
的に加熱炉に通すことにより半田を溶解させて結線する
ことから成る端子と電線の接続方法としたのである。
としてこの発明は、予め結線部で端子と電線を接触させ
ておき、その接触部に一定量の半田を置き、その後連続
的に加熱炉に通すことにより半田を溶解させて結線する
ことから成る端子と電線の接続方法としたのである。
【0008】
【作用】一般的に半田は溶解と凝固に時間を要するた
め、自動車用等で多用されている圧着のように高速化が
困難であったが、この発明においては、あらかじめ結線
部で端子と電線を接触させておき、その上に圧着と同等
の高速で一定量の半田を設置し、その後、例えばベルト
コンベア等に並べて連続的に高温炉を通すことにより半
田を溶解させて結線するので、量産性に関しては、圧着
と同等以上となる。
め、自動車用等で多用されている圧着のように高速化が
困難であったが、この発明においては、あらかじめ結線
部で端子と電線を接触させておき、その上に圧着と同等
の高速で一定量の半田を設置し、その後、例えばベルト
コンベア等に並べて連続的に高温炉を通すことにより半
田を溶解させて結線するので、量産性に関しては、圧着
と同等以上となる。
【0009】
【実施例】以下この発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1、図2はこの発明の端子接続方法によ
る処理工程を示す図である。図1の(a)は一般的な端
子1の外形を示しており、例えば図示のようなメス嵌合
部1aと基部1bが一体に形成されている。この端子1
に電線2の先端をあらかじめ接触させておく。電線2の
先端は予め保護被覆を剥しておくものとする。
て説明する。図1、図2はこの発明の端子接続方法によ
る処理工程を示す図である。図1の(a)は一般的な端
子1の外形を示しており、例えば図示のようなメス嵌合
部1aと基部1bが一体に形成されている。この端子1
に電線2の先端をあらかじめ接触させておく。電線2の
先端は予め保護被覆を剥しておくものとする。
【0010】次に(b)に示すように、上記電線2の先
端の、端子1と接触部の上に高速で半田片3を乗せる。
この半田片3は、図示省略の自動供給装置又はロボット
ハンドで供給する。
端の、端子1と接触部の上に高速で半田片3を乗せる。
この半田片3は、図示省略の自動供給装置又はロボット
ハンドで供給する。
【0011】その後、図2に示すように上記半田片を供
給した電線2と端子1をベルトコンベア4上に乗せ、矢
印方向に移動させて加熱炉5内を通過させる。この加熱
炉5は、単なる電気ヒータを備えたものでもよいし、あ
るいは高周波加熱炉でもよく、短時間で半田を加熱溶融
し得る溶融温度に内部を加熱することができるものとす
る。但し、電線の保護被覆が融けないように電線の先端
と端子との接触部のみが通過するようにするものとす
る。
給した電線2と端子1をベルトコンベア4上に乗せ、矢
印方向に移動させて加熱炉5内を通過させる。この加熱
炉5は、単なる電気ヒータを備えたものでもよいし、あ
るいは高周波加熱炉でもよく、短時間で半田を加熱溶融
し得る溶融温度に内部を加熱することができるものとす
る。但し、電線の保護被覆が融けないように電線の先端
と端子との接触部のみが通過するようにするものとす
る。
【0012】なお、上記実施例では電線と端子をベルト
コンベアにより移動させるようにしたが、反対に加熱炉
の方を移動させるようにしてもよいことは勿論である。
コンベアにより移動させるようにしたが、反対に加熱炉
の方を移動させるようにしてもよいことは勿論である。
【0013】又、上記実施例では端子の基部形状とし
て、その断面が半円状(U字状)のものを示したが、こ
の他にもV字状、凹形状としてもよい。フラットな端子
基部を用いた場合、ロボット等により高速で半田片を置
くとき、あるいはベルトコンベアで加熱炉を通過する時
等に振動などにより半田片が脱落することが多く、この
半田片を乗せる部分がU字状、V字状、凹形状などとす
れば半田片の脱落を防止することができるからである。
て、その断面が半円状(U字状)のものを示したが、こ
の他にもV字状、凹形状としてもよい。フラットな端子
基部を用いた場合、ロボット等により高速で半田片を置
くとき、あるいはベルトコンベアで加熱炉を通過する時
等に振動などにより半田片が脱落することが多く、この
半田片を乗せる部分がU字状、V字状、凹形状などとす
れば半田片の脱落を防止することができるからである。
【0014】
【効果】以上詳細に説明したように、この発明では電線
と端子の接続部に半田片を予め乗せておき、これを加熱
炉で加熱溶融して接続する方法としたから、接続は半田
による確実な接続固定ができかつ電線と端子の接続部を
連続的に加熱炉に通すことにより高速で処理することが
可能となり量産性は圧着と同等以上となるという極めて
優れた効果が得られる。
と端子の接続部に半田片を予め乗せておき、これを加熱
炉で加熱溶融して接続する方法としたから、接続は半田
による確実な接続固定ができかつ電線と端子の接続部を
連続的に加熱炉に通すことにより高速で処理することが
可能となり量産性は圧着と同等以上となるという極めて
優れた効果が得られる。
【図1】端子と電線の接続準備状態を示す図
【図2】端子と電線の接続部を加熱炉で接続する状態の
説明図
説明図
1 端子 2 電線 3 半田片 4 ベルトコンベア 5 加熱炉
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01R 43/02 A 7250−5E
Claims (1)
- 【請求項1】 予め結線部で端子と電線を接触させてお
き、その接触部に一定量の半田を置き、その後連続的に
加熱炉に通すことにより半田を溶解させて結線すること
から成る端子と電線の接続方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1141893A JPH06218535A (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | 端子と電線の接続方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1141893A JPH06218535A (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | 端子と電線の接続方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06218535A true JPH06218535A (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=11777511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1141893A Pending JPH06218535A (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | 端子と電線の接続方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06218535A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0721231A2 (en) * | 1995-01-05 | 1996-07-10 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | An apparatus for heating a wire connection or a connector |
JP2011124178A (ja) * | 2009-12-14 | 2011-06-23 | Autonetworks Technologies Ltd | 端子金具付き電線及びその製造方法 |
CN103331501A (zh) * | 2013-07-05 | 2013-10-02 | 苏州圣利线缆有限公司 | 自动化漆包线焊接器及焊接方法 |
TWI841212B (zh) * | 2023-01-31 | 2024-05-01 | 台達電子工業股份有限公司 | 輸出線與端子結合結構 |
-
1993
- 1993-01-27 JP JP1141893A patent/JPH06218535A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0721231A2 (en) * | 1995-01-05 | 1996-07-10 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | An apparatus for heating a wire connection or a connector |
EP0721231A3 (en) * | 1995-01-05 | 1998-01-14 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | An apparatus for heating a wire connection or a connector |
JP2011124178A (ja) * | 2009-12-14 | 2011-06-23 | Autonetworks Technologies Ltd | 端子金具付き電線及びその製造方法 |
CN103331501A (zh) * | 2013-07-05 | 2013-10-02 | 苏州圣利线缆有限公司 | 自动化漆包线焊接器及焊接方法 |
CN103331501B (zh) * | 2013-07-05 | 2015-06-17 | 苏州圣利线缆有限公司 | 自动化漆包线焊接器及焊接方法 |
TWI841212B (zh) * | 2023-01-31 | 2024-05-01 | 台達電子工業股份有限公司 | 輸出線與端子結合結構 |
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