JPH0621828A - ベクトル量子化復号化器 - Google Patents

ベクトル量子化復号化器

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JPH0621828A
JPH0621828A JP17293192A JP17293192A JPH0621828A JP H0621828 A JPH0621828 A JP H0621828A JP 17293192 A JP17293192 A JP 17293192A JP 17293192 A JP17293192 A JP 17293192A JP H0621828 A JPH0621828 A JP H0621828A
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JP
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representative
vector
representative pattern
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pattern
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JP17293192A
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Kimio Matsumoto
公雄 松本
Atsuro Nishigaki
敦郎 西垣
Akitoshi Yamashita
明俊 山下
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 符号化の際に使用される代表ベクトルの各成
分を大きさ順に並べ換えたものと同一のまたは極めて近
似する代表パターンを代表パターンメモリ部18に記録
しておく。そして、代表パターンアドレス発生部14が
入力インデックスiに基づいて代表パターンメモリ部1
8のアドレスを指定し、代表パターンメモリ部18は置
換処理部20に代表パターンを与える。一方、アドレス
変換テーブル16は入力インデックスiから代表ベクト
ルの成分の並べ換え情報として得られる置換情報を置換
処理部20に与える。置換処理部20はこの置換情報に
従って代表パターンの成分を並べ換えて元の代表ベクト
ルに近似したものを作成する。 【効果】 復号処理に必要な記録容量を効果的に削減で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ベクトル量子化復号
化器に関し、特に伝送や記録のためにベクトル量子化符
号化された画像データを復号化する、ベクトル量子化復
号化器に関する。
【0002】
【従来の技術】映像データをディジタル化し、光ディス
クなどのディジタル記録メディアに記録する技術が開発
されているが、動画像データをアナログからディジタル
に変換してそのまま記録する場合には膨大な記録容量が
必要である。さらに、その動画像データを再生する場合
には高速のデータ転送レートが必要であることから、通
常はデータ圧縮を行った後処理される。
【0003】データ圧縮には各種の方式があるが、その
1つにベクトル量子化がある。ベクトル量子化では符号
化(圧縮)に対して復号化(伸長)が簡単になるという
特徴がある。このベクトル量子化については、たとえば
平成3年4月2日付で出願公告された特公平3−241
01号に詳しく記載されている。しかしながら、ここ
で、この発明の理解に必要な範囲で、ベクトル量子化に
ついて簡単に説明する。
【0004】図7に示す典型的なベクトル量子化器1に
おいては、たとえば画像を複数のブロックに分割して1
つのブロック内の画素を1まとめとしてベクトル化す
る。そのために代表的な有限個のベクトルを予め決定し
ておき、コードブック2として記録しておく。そして、
代表ベクトル選定部3によって、入力ベクトルに対して
その入力ベクトルに最もよく似た代表ベクトルをコード
ブック2から選出し、そのインデックスを出力する。そ
の後、出力されたインデックスを符号化部4で符号化し
て伝送または記録する。
【0005】復号器では、符号化されたインデックスに
対して復号化部5で必要な復号化処理を行い、代表ベク
トル選定部6によって、復号化されたインデックスに対
応した代表ベクトルをコードブック2と同じ内容のコー
ドブック7から選出して出力する。ベクトル量子化を数
学的に定義すると以下のようになる。入力ベクトルを
=(x1 ,x2 ,x3 ,…,xK )(ただし、下線はベ
クトルを表す。以下同様。)とすると、この入力ベクト
ルはK次元のベクトルであり、各変数が任意の実数をと
り得る場合、このベクトルが作る空間がK次元ベクトル
空間RK (Rはベクトルの各成分が実数であることを示
す)である。この空間RK をN個の部分空間{P1 ,P
2 ,…,PN }に分割し、各部分空間Pi 内に代表ベク
トル i =(yi1,yi2,yi3,…,yiK)を決めてお
く。コードブックは、この代表ベクトルの集合{ 1
2 3 ,…, N }であり、各代表ベクトル i
はコードワードと呼ばれる指標(インデックス)が付さ
れている。
【0006】以上のように定義すると、ベクトル量子化
Qは、入力ベクトルを代表ベクトル i に対応付ける
写像であるとみなすことができ、数1に示すように表現
され得る。
【0007】
【数1】Q()= i if x∈Pi すなわち、対象となるベクトル空間を部分空間に分割し
て各部分空間で代表ベクトル( 1 N )を決めてお
き、或るベクトルが入力されるとそれに最も近い代表
ベクトル i を選出してそのインデックスiを出力す
る。このとき、ベクトル量子化に伴う近さの尺度として
は、数2に示す式を用いることが多い。
【0008】
【数2】
【0009】ベクトル量子化においては、K次元ベクト
ルの代わりにインデックスiが伝送あるいは記録される
ことになるため、極めて符号化効率がよい。インデック
スiをそのままディジタル表示(等長符号化)する場
合、符号化率および圧縮率は以下のようになる。K次元
のベクトルの情報量は、各変数のビット数がaビットで
あるとすると、(a×K)ビットであり、これが元の情
報量である。画像データをN個の空間に分割して代表ベ
クトルをN個決定した場合、代表ベクトルのインデック
スもN個存在する。このインデックスをディジタル表示
する場合に必要なビット数をmビットとすると、2m
Nの条件が必要であり、m=〔log2N〕(ただし、
〔N〕はN以上の最小の整数を表し、以下これに準ず
る。)が成り立つ。すなわち、情報量が(a×K)ビッ
トからmビットになるので、圧縮率rは数3で表され
る。
【0010】
【数3】r=m/(a×K)=〔log2N〕/a×K また、達成される符号化率Rは数4で表される。
【0011】
【数4】R=m/K=〔log2N〕/K(ビット/画素) たとえば、各画素値が8ビットの2次元画像を4×4画
素のブロックに分割し、各ブロックを入力ベクトルとし
て256個の代表ベクトルを持つコードブックを使用す
る場合、a=8,K=16,N=256であり、r=1
/16,R=0.5(ビット/画素)となる。
【0012】このように、図7に示すベクトル量子化器
においては、復号化器では符号化器から送られるインデ
ックスに対応したベクトルを予め記録しているコードブ
ックの中から読み出すだけでデータを再生できるので、
処理が極めて簡単になる。しかし、ベクトル量子化にお
いて、元データに近いデータを復号するためには、代表
ベクトルを多く設定して符号化する必要があり、復号化
器側にもそれに見合った大きい記録容量のコードブック
が必要になるという問題点があった。
【0013】これを解決する手法として、テレビジョン
学会誌,vol.3,No. 11(1989),pp. 1276
〜1284に掲載された斎藤隆広氏による論文“画像符
号化アルゴリズム(III) ベクトル量子化”に示されてい
る多段ベクトル量子化という手法がある。また、今一つ
の手法として、Proc. IEEE Int. Conf. Acoust.,Speec
h,Signal Processing,Mar.1985,pp.339〜342 に掲載さ
れたH.F.Sun 氏とM.Goldberg氏とによる論文“Ad
aptive vector quantization for image sequence codi
ng”、およびIEEE Trans. Commun.,vol.COM-34,pp.703
〜710,July 1986に掲載されたM.Goldberg氏とH.
F.Sun 氏による論文“Image sequence coding using
vector quantization ”に示されているCodebook Reple
nishment VQ(コードブック補充ベクトル量子化)の手
法がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前者は複数のベクトル
量子化器を用いて段階的に量子化を行う方法であり、前
段のベクトル量子化の段差ベクトル(入力ベクトルと選
択された代表ベクトルとの差)が次段のベクトル量子化
器で量子化される。ここで、前段のベクトル量子化の際
のコードブックの代表ベクトルをN個とし、次段のベク
トル量子化の際に使用されるコードブックの代表ベクト
ル数をM個とすると、全体として見れば、量子化レベル
の組み合わせがN×M通りであることから、N×M個の
代表ベクトルで量子化したことに相当する。しかし、量
子化に要する乗算回数やメモリ量はベクトル量子化の次
元数をKとすると、K×(N+M)であり、N×Mレベ
ルの1つの量子化器の場合(乗算回数およびメモリ量は
K×N×Mとなる)よりも減少する。したがって、レベ
ル数の大きい量子化の場合に有効であり、N×Mレベル
の量子化と同じ画質を少ないメモリ量のコードブックで
実現することができる。しかし、符号側と復号側との両
方に多段のベクトル量子化器およびコードブックが必要
であり、構成および処理が複雑である。
【0015】一方、後者の手法は、画像を互いに重なり
合わない部分画像に分割してそれぞれの部分画像に応じ
たコードブックを用いてベクトル量子化する手法であ
る。この部分画像は、画像上のパターンの変化を境界と
して検出し、その境界で画像を区切ることによって分割
される。したがって、部分画像内では局所的な特徴が似
ているため、コードブックの代表ベクトル数をその分削
減することができる。しかし、画像内のパターンの変化
を示すピークが大まかな画像、たとえばフォーカスの甘
い画像などには有効であるが、ピークが細かい画像すな
わちパターンの細かい画像には有効ではない。
【0016】それゆえに、この発明の主たる目的は、ど
のようなパターンの画像に対しても比較的簡単な処理で
復号処理に必要な記録容量を削減することができる、ベ
クトル量子化復号化器を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数の代表
ベクトルよりも少数の代表パターンを記録する第1のメ
モリ、代表パターン内の成分を代表ベクトルに近似する
ように置換するための置換情報を記録する第2のメモ
リ、入力インデックスに基づいて第1のメモリ内の代表
パターンを選定する代表パターン選定手段、および置換
情報に従って選定された代表パターン内の成分を置換す
る置換手段を備える、ベクトル量子化復号化器である。
【0018】
【作用】符号化の際に使用される代表ベクトルに関し
て、たとえば、代表ベクトルの各成分を大きさによって
順序付けて並べ換えたものと同一のまたは極めて近似す
る代表パターンを第1のメモリに記録しておく。そし
て、代表パターン選定手段で符号化側から送られてくる
インデックスに基づいて、それに対応する代表パターン
が記録されている第1のメモリのアドレスを指定する。
第1のメモリは代表パターン選定手段からの指定アドレ
スに記録されている代表パターンを選出して置換手段に
与える。一方、第2のメモリには、符号化側から送られ
てくるインデックスに基づいて代表パターンを元の代表
ベクトルに対応させるように、たとえば代表パターンの
アドレスを置換するための置換情報が記録されている。
したがって、この第2のメモリからその置換情報が置換
手段に与えられる。置換手段では、第2のメモリからの
置換情報に基づいて、たとえば第1のメモリからの代表
パターンのアドレスを置換することによって選ばれた代
表パターンの成分を置換して、符号化側から送られてき
たインデックスで示される元の代表ベクトルに対応した
代表ベクトルを生成する。これによって、復号化側の処
理だけで画像の内容に左右されずに復号処理に必要な記
録容量を削減することができる。
【0019】
【発明の効果】この発明によれば、比較的簡単に復号処
理に必要な記録容量を効果的に削減することができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点
は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から
一層明らかとなろう。
【0020】
【実施例】図1を参照して、この実施例のベクトル量子
化復号化器10においては、符号化側から送られてきた
インデックスiがインデックスラッチ12でラッチされ
る。インデックスラッチ12でラッチされたインデック
スiは代表パターンアドレス発生部14およびアドレス
変換テーブルメモリ部16に入力される。
【0021】代表パターンアドレス発生部14では、入
力されるインデックスiが示す代表ベクトルが代表パタ
ーンメモリ部18のどのアドレスに記録された代表パタ
ーンに対応するかが指定され、そのアドレスが代表パタ
ーンメモリ部18に与えられる。代表パターンメモリ部
18には、ベクトル量子化復号化器10に入力されるイ
ンデックスiが示す代表ベクトル i の成分を大きい順
に並べ換えたものが各アドレスに分けて記録されてい
る。ここで、この実施例のベクトル量子化においては、
各画素値がaビットの輝度値である2次元画像n画素×
n画素のブロックに分割して各ブロックをn2 次元ベク
トルとして取り扱う。また、符号化において使用される
コードブックはm個の代表ベクトル i の集合であると
する。
【0022】たとえばn=4とすると、画像は図2に示
すように4画素×4画素のブロックに分割され、各ブロ
ックは16次元ベクトルとして取り扱われる。このと
き、或る代表ベクトルの成分を横軸をアドレスとしてグ
ラフにすると図3に示すようになる。そして、図3に示
すような代表ベクトルの成分を画素値の大きい順に並べ
換えると図4に示すようになる。すなわち、図3に示す
ような代表ベクトルを示すインデックスは図4に示すよ
うな代表パターンに対応し得る。この代表パターンが代
表パターンメモリ部18にたとえば図5に示すようにk
種類記録される。すなわち、符号化側のコードブック内
のm個の代表ベクトル i を分析して似通ったものをk
個(k<m)の集合に分類する。そして、各集合内のパ
ターンがよく似通っていることから、1つの集合を1つ
の代表パターンpj (j=1〜k)で代表させる。この
代表パターンpj は集合内のパターンから選択されても
よいし集合内のパターンをよく近似するものであれば全
く別のパターンでもよい。なお、全代表パターンの記録
に必要なビット数B1 は数5で表される。
【0023】
【数5】B1 =n2 ×a×k 代表パターンアドレス発生部14では、入力されるイン
デックスiに基づいて代表パターンメモリ部18に記録
されたk個の代表パターンのアドレスjが指定される。
代表パターンアドレス発生部14は代表ベクトル i
どの代表パターンpj に対応するかを配列(i,j)の
形でテーブルT(i→j)としてもっている。なお、i
=1〜mであり、j=1〜kである。そして、全テーブ
ルT(i→j)の記録に必要なビット数B2 は数6で表
される。
【0024】
【数6】B2 =(〔log2m〕+〔log2k〕)×m こうして代表パターンメモリ部18から抽出された代表
パターンpj が置換処理部20に与えられる。置換処理
部20では、代表パターンpj の成分を入力インデック
スiが示す元の代表ベクトルに対応させるように、その
アドレスを並べ換える処理が行われる。このアドレスの
並べ換え処理すなわちアドレス置換処理に必要な置換情
報はアドレス変換テーブルメモリ部16から与えられ
る。
【0025】アドレス変換テーブルメモリ部16には、
前述のように入力インデックスiが与えられる。アドレ
ス変換テーブルメモリ部16では、この入力インデック
スiから置換処理部20での並べ換え処理に必要な置換
情報が置換配列(アドレス変換テーブル)Ai として記
録される。たとえば、入力インデックスiが示す代表ベ
クトルが図3に示すようなものである場合には、置換配
列Ai としては図4に示す代表パターンのアドレス順序
すなわち(9,3,1,10,…,13)を記録してお
けばよい。そして、全置換配列の記録に必要なビット数
3 は、置換配列の次元数がn2 、アドレスには〔log2
2 〕ビット、置換配列の個数はm個必要であることか
ら、数7で表される。
【0026】
【数7】B3 =n2 ×〔log22 〕×m このようなアドレス変換テーブルメモリ部16から与え
られる置換配列Ai に基づいて、置換処理部20では代
表パターンメモリ部18から与えられる代表パターンp
j の成分を並べ換えて代表ベクトル i ′とし、画像メ
モリ部22に出力する。画像メモリ部22では入力され
たデータが2次元画像のブロックとされ所定のアドレス
に記録される。
【0027】上述のような処理が画像1枚分相当する回
数繰り返されることによって、1枚の画像が画像メモリ
部22内に形成され、表示部24に与えられる。表示部
24では、D/A変換など表示に必要な処理が行われた
後画像が表示される。以上の処理動作をまとめると、図
6に示すフロー図のような処理動作となる。まず、ステ
ップS1において、インデックスラッチ12で入力され
るインデックスiがラッチされる。そして、ステップS
3において、インデックスiが代表パターンアドレス発
生部14およびアドレス変換テーブルメモリ部16に出
力される。代表パターンアドレス発生部14では、ステ
ップS5において、インデックスiに対応したテーブル
p(i→j)を参照して代表パターンのアドレスjが求
められ、代表パターンメモリ部18に出力される。そし
て、代表パターンメモリ部18では、ステップS7にお
いて、代表パターンアドレス発生部14で指定されたア
ドレスjに記録されている代表パターンpj が置換処理
部20に出力される。一方、アドレス変換テーブルメモ
リ部16では、ステップS9において、入力インデック
スiに対応する置換配列Ai が置換処理部20に出力さ
れる。そして、置換処理部20では、ステップS11に
おいて、代表パターンメモリ部18から入力された代表
パターンpj がアドレス変換テーブルメモリ部16から
入力された置換配列Ai に応じて並べ換えられる。そし
て、置換処理部20から出力されたデータがステップS
13において、画像メモリ部22に記録される。その
後、ステップS15において、画像1枚分の全ブロック
を処理したかどうかが判断され、全ブロックが処理され
ていなければステップS1〜S13の処理が繰り返され
る。ステップS15において全ブロックについて処理さ
れていれば、そのまま終了する。
【0028】このように、ベクトル量子化復号化器10
においては、テーブルP(i→j),代表パターンpj
(j=1〜k)および置換配列Ai を記録しておけば、
入力インデックスiに基づいて代表ベクトル i に近似
するベクトル i ′が作成できる。このときに必要な記
録容量(ビット数)はB1 +B2 +B3 で表される。し
たがって、符号化時のコードブック容量がn2 ×a×m
(ビット)であることから、メモリ削減率βは数8で表
される。
【0029】
【数8】
【0030】数8において、〔log22 〕≧aとなる
と、第3項だけで符号化時のコードブック容量を超えて
しまうので、記録容量削減の効果はなくなる。したがっ
て、n<2a/2 でなければならない。たとえば、a=8
(ビット)の場合、n<16でなければ記録容量削減の
効果はない。このように、β<1の条件を満たすよう
に、n,mおよびkを設定することによってメモリの削
減が可能である。たとえば、a=8,n=4,m=51
2およびk=32とすると、β≒0.67となり、30
%以上メモリが削減できる。また、a=8,n=2,m
=256およびk=16とすると、β≒0.56とな
り、40%以上メモリが削減できる。
【0031】このようなメモリ削減の効果は代表パター
ン数に依存しており、パターン数を少なくするほど効果
は大きい。しかし、あまり少なすぎると再現されたベク
トルと元のベクトルとの歪みが大きくなるので、歪みが
許容できる範囲内に制限されることが望ましい。なお、
上述の実施例では代表パターンとして代表ベクトルの成
分を大きい順に並べ換えたものを使用したが、これは小
さい順に並べ換えたものであってもよい。
【0032】また、代表ベクトル i と代表パターンp
j を対応づけるものとして配列(i,j)の形でテーブ
ルP(i→j)として記録する方法をとったが、これは
以下のような方法であってもよい。すなわち、代表パタ
ーンp1 に対応する代表ベクトルに1〜i1 のインデッ
クスを付け、次の代表パターンp2 に対応する代表ベク
トルにi1 +1〜i2 のインデックスを付ける。そし
て、以下同様に代表ベクトルのインデックスを付け直せ
ば、境界となるインデックスi1 ,i2 ,…,i k-1
記録しておけばよい。すなわち、入力インデックスiが
n +1≦i<i n+1 であれば、代表パターンをpn+1
とすればよい。この方法をとるために必要な記録容量
(ビット数)B4 は数9で表され、この場合、数6で表
される記録容量B2 よりも小さくなる。
【0033】
【数9】B4 =〔log2m〕×(k−1) さらに、上述の実施例では画像をブロック毎に分割して
得られるベクトルを対象としたが、ブロック内の各成分
からブロック内の平均値を引き算してこの差分をベクト
ル量子化する平均値分離ベクトル量子化や、動画像にお
けるフレーム間差分した結果のベクトル量子化など各種
のベクトル量子化にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】画像を分割したブロック内のアドレスを示す図
解図である。
【図3】代表ベクトルのアドレス毎の画素値を示すグラ
フである。
【図4】図3のアドレスを画素値の大きい順に並べ換え
たグラフである。
【図5】代表パターンの例を示す図解図である。
【図6】復号処理動作を示すフロー図である。
【図7】従来技術を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 …ベクトル量子化復号化器 14 …代表パターンアドレス発生部 16 …アドレス変換テーブルメモリ部 18 …代表パターンメモリ部 20 …置換処理部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の代表ベクトルよりも少数の代表パタ
    ーンを記録する第1のメモリ、 前記代表パターン内の成分を前記代表ベクトルに近似す
    るように置換するための置換情報を記録する第2のメモ
    リ、 入力インデックスに基づいて前記第1のメモリ内の代表
    パターンを選定する代表パターン選定手段、および前記
    置換情報に従って前記選定された代表パターン内の成分
    を置換する置換手段を備える、ベクトル量子化復号化
    器。
JP17293192A 1992-06-30 1992-06-30 ベクトル量子化復号化器 Withdrawn JPH0621828A (ja)

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