JPH08317393A - 画像データ処理装置 - Google Patents

画像データ処理装置

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JPH08317393A
JPH08317393A JP11855895A JP11855895A JPH08317393A JP H08317393 A JPH08317393 A JP H08317393A JP 11855895 A JP11855895 A JP 11855895A JP 11855895 A JP11855895 A JP 11855895A JP H08317393 A JPH08317393 A JP H08317393A
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JP
Japan
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image data
circuit
data
bits
block
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Pending
Application number
JP11855895A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Kondo
和彦 近藤
Minoru Takeuchi
実 竹内
Toru Akiyama
徹 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP11855895A priority Critical patent/JPH08317393A/ja
Publication of JPH08317393A publication Critical patent/JPH08317393A/ja
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像データ処理装置で用いる画像メモリの容
量を小さくする。 【構成】 誤差拡散回路11でビット数を縮小した画像
データY(n)を1行単位で画像メモリ12に書き込み、
続いて、所定数の行及び列からなる1ブロック単位で読
み出してラスタブロック変換を行う。画像メモリから読
み出された画像データY(n)は、下位に固定データを付
加し、はじめの画像データX(n)と同じビット数にして
JPEGエンコーダ14に入力する。これにより、JP
EGエンコーダ17のビット数の構成を変えることなく
画像メモリ12の容量を小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の規則に従って圧
縮処理された圧縮画像データに対して伸長処理を施し、
画像データを再生する画像データ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像データの伝送及び記録においては、
画像データを圧縮してデータ量を減らし、効率よく処理
することが重要である。このような画像データの圧縮に
ついては、従来より種々の方法が考えられているが、近
年、国際的な符号化方式の標準化がJPEG(Joint Pho
tographic Expert Group)によって進められている。こ
のJPEGによる符号化方式は、JPEGアルゴリズム
と称され、CD−ROM等の画像データの処理に広く用
いられている。
【0003】JPEGアルゴリズムに従う符号化方式で
は、図7に示すように、1つの画面を8×8画素単位で
複数のブロックB11〜Bijに分割し、各ブロック毎に符
号化処理が行われる。即ち、各ブロックB11〜Bijを構
成する8行×8列分の画素a1〜h8を表す64個のデ
ータを1単位として符号化することにより、データ量の
圧縮が行われる。
【0004】JPEGアルゴリズムに従う符号化回路
(JPEGエンコーダ)は、図8に示すように、DCT
回路1、量子化回路2及び符号化回路3より構成され、
さらに、しきい値テーブル4及びハフマンテーブル5を
有する。DCT回路1は、1ブロック分(64画素分)
の画像データを取り込み、画像データに対して2次元の
離散的コサイン変換(DCT:Discrete Cosine Transform)
を行って64個のDCT係数を生成する。量子化回路2
は、DCT回路1から供給されるDCT係数をしきい値
テーブル4に格納されたしきい値を参照して量子化す
る。この量子化の際のしきい値は、画像データの圧縮率
や再生画像の画質を決定するものであり、装置の使用目
的に合わせて任意に設定される。符号化回路3は、量子
化されたDCT係数をハフマンテーブル5に格納された
ハフマン符号に基づいて可変長符号化し、圧縮画像デー
タを生成する。ハフマン符号は、量子化されたDCT係
数に対して予め予想される出現頻度に応じて割り当てら
れる可変長の符号であり、出現頻度の高いものに対して
短く割り当てられる。従って、JPEGエンコーダによ
れば、画像データのデータ量が1/5から1/40程度
にまで圧縮される。
【0005】JPEGアルゴリズムに従う復号化回路
(JPEGデコーダ)は、図9に示すように、符号化回
路6、逆量子化回路7及びIDCT回路8より構成さ
れ、さらに、ハフマンテーブル9及びしきい値テーブル
10を有する。復号化回路6は、1ブロック(8×8画
素)分の圧縮画像データを取り込み、ハフマンテーブル
9に格納されたハフマン符号に基づいて、符号化回路3
とは逆に、圧縮画像データを可変長復号する。この可変
長復号処理によって得られる係数は、JPEGエンコー
ダでDCT係数を量子化したものに対応する。また、ハ
フマンテーブル9に格納されるハフマン符号は、JPE
Gエンコーダ側のハフマンテーブル5に格納されるハフ
マン符号に対応する。逆量子化回路7は、量子化回路2
とは逆に、しきい値テーブル10に格納されたしきい値
を参照して復号化回路7から供給される係数を逆量子化
し、DCT係数を再生する。このしきい値テーブル10
に格納されるしきい値についても、JPEGエンコーダ
側のしきい値テーブル5に格納されるしきい値に対応す
る。そして、IDCT回路8は、逆量子化回路7から供
給されるDCT係数に対して、離散的逆コサイン変換(I
DCT:Inverse Discrete Cosine Transform)を行い、伸長
した画像データを再生する。このIDCT回路8におい
ては、1ブロック(8×8画素)分のデータが同時に変
換処理され、1画素毎に所定の順序で連続的に出力され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これらのJPEGエン
コーダおよびJPEGデコーダにおいては、画像データ
の入力及び出力が所定数の行及び列を1単位とした1ブ
ロック毎に行われるため、画像データの入力段階及び出
力段階で画像データの配列順序の変換処理、いわゆるラ
スタブロック変換(逆変換)が必要になる。このラスタ
ブロック変換(逆変換)においては、適数行の画像デー
タを画像メモリに一旦記憶し、その画像メモリから所定
の順序で画像データを読み出すように構成される。この
ため、画像メモリとしては、画像データの書き込みと読
み出しとを並行して行えるように、少なくとも2段分の
ブロックの画像データを同時に記憶するだけの容量が必
要になる。上述のJPEGアルゴリズムに従えば、1ブ
ロックが8×8画素であり、16行分の画像データを記
憶する必要がある。そこで、例えば、1画素が24ビッ
ト(8ビット×3原色)で表されて、1行の画素数が6
40であると、16行分の画像データのデータ量が、約
246Kビット(640画素×16行×24ビット)と
なり、画像メモリとして、256Kクラスのメモリが必
要となる。
【0007】そこで、そこで本発明は、JPEGエンコ
ーダの入力側とJPEGデコーダの出力側とで画像デー
タを記憶する画像メモリの容量を小さくして、装置のコ
ストを低減することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために成されたもので、その特徴とするところ
は、1画面の画像を形成する複数の画素にそれぞれ対応
する画像データを所定数の行及び列毎にまとめられた1
ブロック単位で圧縮処理を施して圧縮画像データを生成
するエンコード部及び圧縮画像データに対して1ブロッ
ク単位で伸長処理を施して伸長画像データを生成するデ
コード部を有する画像データ処理装置において、上記エ
ンコード部は、1行単位で連続する第1の画像データの
ビット数を縮小して第2の画像データを生成するデータ
縮小回路と、上記第2の画像データを所定の行数毎に取
り込み、所定数の行及び列毎にまとめられた1ブロック
単位で取り出すブロック変換回路と、上記ブロック変換
回路から取り出される上記第2の画像データの下位に一
定ビット数の固定データを付加する固定データ発生回路
と、上記固定データが付加された上記第2の画像データ
に対して1ブロック単位で所定の規則に従う圧縮処理を
施して第3の画像データを生成するエンコード回路と、
を有し、上記デコード部は、上記エンコード部で生成さ
れる上記第3の画像データに対して1ブロック単位で所
定の規則に従う伸長処理を施して第4の画像データを生
成するデコード回路と、上記第4の画像データの下位ビ
ットを切り捨てて上位の特定ビットを第5の画像データ
として取り出す選択回路と、上記第5の画像データを所
定のブロック単位で取り込んで1行単位で連続して取り
出す逆ブロック変換回路と、を有することにある。
【0009】
【作用】本発明によれば、画像データの入力段階でビッ
ト数を縮小することにより、画像データの入力側でブロ
ック変換を行うための画像メモリの容量を小さくするこ
とができる。このとき、エンコード回路への画像データ
の入力においては、ビット数が縮小された画像データに
固定データが付加されて所定のビット数となるため、画
像データ縮小回路の有無に拘わらずエンコード回路を共
通に構成することができる。また、画像データの出力段
階で下位ビットを切り捨ててビット数を縮小することに
より、画像データの出力側で逆ブロック変換を行うため
の画像メモリの容量も入力側と同様に小さくすることが
できる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の画像データ処理装置の構成
を示すブロック図である。エンコード側は、誤差拡散回
路11、画像メモリ12、固定データ発生回路13、J
PEGエンコーダ14及びデータ記録部15より構成さ
れる。誤差拡散回路11は、1行毎に連続して入力され
る画像データX(n)の下位の適数ビットを切り捨て、所
望のビット数に縮小された画像データY(n)を生成す
る。例えば、8ビットの画像データX(n)の下位4ビッ
トを切り捨てて上位の4ビットを画像データY(n)とし
て取り出すように構成される。この下位ビットの切り捨
て処理においては、切り捨てられるビットに対して四捨
五入の処理が行われる。具体的には、切り捨てられるビ
ットの最上位が「1」であるとき、取り出されるビット
に「1」を加算するように構成される。同時に、誤差拡
散回路11は、ビット数の縮小によって生じた誤差(X
(n)−Y(n)=E(n))を隣接画素を表す画像データX(n)
に順次加算する。画像メモリ12は、それぞれ一定の行
数分の画像データY(n)を記憶する容量の第1及び第2
のメモリ領域12a、12bを有し、誤差拡散回路11
から出力される画像データY(n)を第1及び第2のメモ
リ領域12a、12bに交互に記憶する。この画像メモ
リ12の各メモリ領域12a、12bでは、1行単位で
連続する画像データY(n)が所定の行数分だけ記憶さ
れ、所定数の行及び列が1ブロック単位でまとめて出力
されることにより、ラスタブロック変換が行われる。例
えば、各第1及び第2のメモリ領域12a、12bに8
行分の画像データY(n)を記憶し、その画像データY(n)
を8×8画素からなる1ブロック単位で読み出すように
構成される。この画像メモリ12では、第1及び第2の
メモリ領域12a、12bの一方に画像データY(n)が
書き込まれている間、第1及び第2のメモリ領域12
a、12bの他方に既に書き込まれている画像データY
(n)の読み出しが行われる。即ち、画像メモリ12にお
いては、第1及び第2のメモリ領域12a、12bが画
像データY(n)の書き込み及び読み出しが相補的に繰り
返され、誤差拡散回路11から出力される画像データY
(n)を常時記憶すると同時に、記憶されている画像デー
タY(n)を常時読み出すことができるようにしている。
固定データ発生回路13は、誤差拡散回路11で切り捨
てられた下位ビットのビット数に対応した固定データを
発生し、画像メモリ12から読み出される画像データY
(n)の下位ビットとして画像データY(n)と共にJPEG
エンコーダ14に入力する。この固定データは、JPE
Gエンコーダ14での画像データX(n)の圧縮効率が良
くなるようなデータであり、通常は全ビットが「0」と
なっている。例えば、先の誤差拡散回路11において、
8ビットの画像データX(n)から4ビットの画像データ
Y(n)が生成された場合、この固定データ発生回路13
は、4ビットの固定データ「0000」をJPEGエン
コーダ14に供給する。
【0011】JPEGエンコーダ14は、1ブロック
(8×8画素)単位で入力される画像データY(n)に対
してJPEGアルゴリズムに従う圧縮処理を施し、圧縮
画像データZ(n)を生成する。このJPEGエンコーダ
14の構成は、図8に示すブロック図に一致する。そし
て、データ記録部15は、圧縮画像データZ(n)を記録
媒体としてのCD−ROM等に記憶する。このデータ記
録部15については、圧縮画像データZ(n)を記録媒体
に記録する他、圧縮画像データZ(n)を通信回線に直接
送出する場合もある。
【0012】このように、画像データX(n)の入力段階
でビット数を縮小すれば、ラスタブロック変換のための
画像メモリ12の容量を小さくすることができる。例え
ば、画像データY(n)が画像データX(n)に対して1/2
のビット数に縮小されるとすれば、画像メモリ12の容
量を1/2とすることができる。また、JPEGエンコ
ーダ14については、画像データY(n)に固定データが
付加された状態で予め定められた所定のビット数として
JPEGエンコーダ14に供給されるため、JPEGエ
ンコーダ14自体の構成は、誤差拡散回路11の有無に
拘わりなく同じにできる。
【0013】デコード側は、データ記録部16、JPE
Gデコーダ17、選択回路18及び画像メモリ19より
構成される。データ記録部16は、エンコード側のデー
タ記録部15で記録された圧縮画像データz(n)を記録
媒体であるCD−ROMから読み出し、JPEGデコー
ダ17に供給する。このデータ記録部16では、記録媒
体から圧縮画像データz(n)を読み出す他、エンコード
側から伝送されてくる圧縮画像データz(n)を通信回線
から取り込む場合もある。JPEGデコーダ17は、J
PEGアルゴリズムに従って圧縮処理された圧縮画像デ
ータz(n)を1ブロック(8×8画素)単位で伸長処理
し、画像データy(n)を再生する。このJPEGデコー
ダ17の構成は、図9に示すブロック図に一致する。こ
こで再生される画像データy(n)は、エンコード側のJ
PEGエンコーダ14の入力段階で画像データY(n)の
下位に固体ビットが付加されたものに一致している。但
し、JPEGエンコーダ14及びJPEGデコーダ17
による圧縮伸長処理で誤差が生じる場合があるため、下
位ビットには、その誤差分が表れることになる。
【0014】選択回路18は、固定データ発生回路13
で付加された固定データ分を除いて画像データy(n)の
上位ビットを取り出すように構成されており、エンコー
ダ側の誤差拡散回路11で生成される画像データY(n)
と同一ビット数の画像データx(n)を生成する。この選
択回路18においては、下位ビットを四捨五入した上で
切り捨てるようにしている。例えば、エンコーダ側で4
ビットの画像データY(n)に4ビットの固体データが付
加された場合、画像データy(n)の上位4ビットを取り
出し、切り捨てられる下位4ビットの最上位が「1」で
あれば、取り出した上位4ビットに「1」を加算して4
ビットの画像データx(n)を生成する。
【0015】画像メモリ19は、それぞれ所定行数分の
画像データx(n)を記憶する第1及び第2のメモリ領域
19a、19bを有し、選択回路18から出力される画
像データx(n)を第1及び第2のメモリ領域19a、1
9bに交互に記憶する。この画像メモリ19の各メモリ
領域19a、19bでは、1ブロック単位で書き込まれ
る画像データx(n)が所定のブロック分だけ記憶され、
1行単位で連続して力されることにより、逆ラスタブロ
ック変換が行われる。例えば、各第1及び第2のメモリ
領域19a、19bに1ブロック(8×8画素)単位で
入力される画像データx(n)を1段分記憶し、その画像
データx(n)を1行単位で読み出すように構成される。
この画像メモリ19では、第1及び第2のメモリ領域1
9a、19bの一方に画像データx(n)が書き込まれて
いる間、第1及び第2のメモリ領域19a、19bの他
方に既に書き込まれている画像データx(n)の読み出し
が行われる。即ち、画像メモリ19においては、第1及
び第2のメモリ領域19a、19bが画像データx(n)
の書き込み及び読み出しを相補的に繰り返すことで、選
択回路18から出力される画像データx(n)を常時記憶
すると同時に、記憶されている画像データx(n)を常時
読み出すことができるようにしている。このようにして
出力される画像データx(n)については、その画像デー
タx(n)を再生側の規格に従うフォーマットの画像信号
に変換する表示プロセッサに供給され、所定の表示装置
に表示される。ここで画像メモリ19については、切り
捨て回路18によってビット数の縮小された画像データ
x(n)を記憶するようにしているため、容量を小さくす
ることができる。例えば、8ビットの画像データy(n)
から4ビットの画像データx(n)が生成される場合に
は、画像メモリ19の容量を1/2にすることができ
る。
【0016】図2は、誤差拡散回路11の構成の第1の
例を示すブロック図である。この図においては、各画素
で生じる誤差を水平方向に隣接する画素に拡散する場合
を示している。誤差拡散回路11は、加算器31、分配
回路32及びラッチ33により構成されれる。加算器2
1は、画像データX(n)に1つ前の誤差データE(n-1)を
加算し、加算結果を分配回路22に供給する。この分配
回路22の入力時点までは、画像データX(n)のビット
数がそのまま維持されており、例えば、画像データX
(n)が8ビット構成であれば8ビットのままのデータが
分配回路22に供給される。また、この加算器21にお
いては、誤差データE(n-1)の加算でオーバーフローが
生じたとき、出力を最大値で固定するようにしている。
分配回路22は、誤差データE(n-1)が加算された画像
データX(n)の内の上位ビットを新たな画像データY(n)
として取り出すと共に、残りの下位ビットを誤差データ
E(n)として出力する。例えば、8ビット構成の画像デ
ータX(n)を4ビットに縮小する場合には、誤差データ
E(n-1)が加算された8ビットの画像データX(n)の上位
4ビットが画像データY(n)となり、下位4ビットが誤
差データE(n)となる。尚、この分配回路22について
は、画像データX(n)の下位ビットを四捨五入して切り
捨てるようにしてもよい。例えば、切り捨てられるビッ
トの最上位が「1」であるとき、残されるビットに
「1」を加算して画像データY(n)とし、その画像デー
タY(n)に対する画像データX(n)の差を誤差データE
(n)として出力するように構成する。ラッチ23は、分
配回路22から出力される誤差データE(n)をラッチ
し、その誤差データE(n)を、次の画像データX(n+1)が
入力されるタイミングに加算器21に供給する。これに
より、各画素に対応した画像データX(n)から画像デー
タY(n)が生成される毎に、その変換誤差が誤差データ
E(n)として順次隣の画素の画像データX(n+1)に加算さ
れるようになる。
【0017】図3は、誤差拡散回路11の第2の例を示
すブロック図である。この図においては、各画素の画像
データY(n)に生じる誤差を水平方向及び垂直方向へ拡
散する場合を示す。誤差拡散回路11は、加算器31、
分配回路32、誤差分離回路33及びラッチ34により
構成され、ラインメモリ35が接続される。
【0018】加算器31は、画像データX(n)に1つ前
の水平誤差データEh(n-1)および1行前の垂直誤差デー
タEv(n-m)を加算し、加算結果を分配回路32に供給す
る。この分配回路32の入力時点までは、画像データX
(n)のビット数がそのまま維持される。また、この加算
器31においては、水平誤差データEh(n-1)及び垂直誤
差データEv(n-m)の加算でオーバーフローが生じたと
き、出力を最大値で固定するようにしている。分配回路
32は、水平誤差データEh(n-1)及び垂直誤差データE
v(n-m)が加算された画像データX(n)の上位ビットを新
たな画像データY(n)として取り出すと共に、残りの下
位ビットを誤差データE(n)として出力する。例えば、
8ビット構成の画像データX(n)を4ビットに縮小する
場合には、水平誤差データEh(n-1)及び垂直誤差データ
Ev(n-m)が加算された8ビットの画像データX(n)の上
位4ビットが画像データY(n)となり、下位4ビットが
誤差データE(n)となる。この分配回路32について
は、下位ビットを四捨五入して切り捨てるように構成し
てもよい。例えば、切り捨てられるビットの最上位が
「1」であるとき、残されるビットに「1」を加算して
画像データY(n)とし、その画像データY(n)に対する画
像データX(n)の差を誤差データE(n)として出力するよ
うに構成する。誤差分離回路33は、誤差データE(n)
を所定の割合で2つに分離し、水平誤差データEh(n)及
び垂直誤差データEv(n)を生成する。例えば、誤差デー
タE(n)を水平方向と垂直方向とに同じ割合で拡散する
場合には、誤差データE(n)を下位側へ1ビットシフト
して1/2とし、そのデータを水平誤差データEh(n)及
び垂直誤差データEv(n)として出力する。ラッチ34
は、誤差分離回路33から出力される水平誤差データE
h(n)をラッチし、その水平誤差データEh(n)を、次の画
像データX(n+1)が入力されるタイミングに加算器31
に供給する。ラインメモリ35は、誤差分離回路33か
ら出力される垂直誤差データEv(n)を順次記憶し、その
垂直誤差データEv(n)を1行後の画像データX(n+m)が
入力されるときに読み出して加算器31に供給する。こ
のラインメモリ35については、垂直誤差データEv(n)
が読み出されると次の行の垂直誤差データEv(n+m)が新
たに記憶されるものであり、1行分の垂直誤差データE
v(n)を記憶できる容量を有している。これにより、各画
素に対応した画像データX(n)から画像データY(n)が生
成される毎に、その変換誤差が水平誤差データEh(n)及
び垂直誤差データEv(n)として順次隣の画素及び次の行
の画素の画像データX(n)に加算されるようになる。
【0019】図4は、本発明の画像データ処理装置の他
の実施例の構成を示すブロック図である。この図におい
て、エンコード側の画像メモリ12からデータ記録部1
5までの構成及びデコード側の構成は、図1と同一であ
る。この実施例においては、図1の画像データ処理装置
において、誤差拡散回路11に変えてディザ処理による
再量子化回路回路41を用いるようにしている。
【0020】再量子化回路41は、1行単位で入力され
る画像データX(n)の上位ビットを取り出し、残された
下位ビットをディザマトリクス42の基準値を参照しな
がらディザ処理して二値化する。そして、その二値化し
た結果を取り出した上位ビットに加算することにより、
画像データX(n)に対してビット数が縮小された画像デ
ータY(n)が出力される。ディザマトリクス42は、そ
れぞれ異なる複数の基準値に対して所定数の行アドレス
及び列アドレスが対応付けられ、各基準値を所定の順序
で繰り返し発生するように構成される。このディザマト
リクス42は、例えば、図5に示すように、4行×4列
に設定され、16個の基準値R01〜R16がランダムに割
り当てられる。尚、基準値R01〜R16の割り当て方法と
しては、種々のパターンが提案されており、ここではBa
yer型を例示している。即ち、4行×4列のマトリクス
に割り当てられた16階調分の基準値R01〜R16を所定
の順序で各画素の画像データX(n)の下位ビットに対応
させて二値化するように構成される。実際の処理では、
画面の1行目の画素の画像データX(n)に対してディザ
マトリクスの1行目の4つの基準値(R01、R09、R0
3、R11)が繰り返し参照され、続いて、2行目〜4行
目の画素に対して2行目〜4行目のそれぞれ4つの基準
値(R13、R05、R15、R07)(R04、R12、R02、R
10)(R16、R06、R14、R06)が繰り返し参照され
る。5行目以下の画素の画像データX(n)に対しては、
1行目の4つの基準値(R01、R09、R03、R11)に戻
り再度参照される。このように、1画面に対して4行×
4列のディザマトリクスを繰り返して対応付けるように
してディザ処理が行われる。以上のように、16階調分
の基準値R01〜R16を用いてディザ処理を行えば、擬似
的に4ビット分のデータを表現することができ、その分
のデータの縮小が可能になる。
【0021】従って、画像メモリ12に入力される画像
データY(n)は、ディザ処理によってビット数が縮小さ
れているため、この画像データY(n)が書き込まれる画
像メモリ12の容量を小さくすることができる。ここ
で、画像データY(n)が画像データX(n)に対して1/2
のビット数に縮小されるとすれば、画像メモリ12の容
量も1/2とすることができる。
【0022】図6は、再量子化回路41の構成を示すブ
ロック図である。再量子化回路41は、分配回路43、
加算回路44及び二値化回路45からなり、ディザマト
リクス42が接続される。分配回路43は、1行単位で
入力される画像データX(n)を所定のビット数で上位ビ
ットと下位ビットとに分配し、上位ビットを加算回路4
4に供給すると共に、下位ビットを二値化回路45に供
給する。この分配回路43で伸長画像データX(n)を分
配する際のビット位置は、画像データX(n)を何ビット
に縮小するかに合わせて設定される。例えば、8ビット
の画像データX(n)を4ビットに縮小する場合には、画
像データX(n)の上位4ビットを取り出して加算回路4
4に供給するように構成される。加算回路44は、分配
回路43から出力される画像データX(n)の上位ビット
に二値化回路45の出力を加算し、ビット数が縮小され
た画像データY(n)を生成する。二値化回路45は、デ
ィザマトリクス回路42から供給されるランダムなノイ
ズ成分を含んだ複数の基準値Rkを参照して画像データ
X(n)の下位ビットを二値化し、その結果を加算回路4
4に供給する。
【0023】ディザマトリクス回路25は、一定数の行
及び列を有するマトリクス上に複数の異なる基準値Rk
がランダムに配列されており、これらの基準値Rkを一
定の順序で繰り返し出力する。このディザマトリクス4
2には、ディザマトリクス42の各基準値Rkを所定の
順序で指定するように一定周期のアドレスクロックが供
給される。従って、二値化回路45においては、画像デ
ータX(n)の下位ビットに対してディザマトリクス42
に対応したディザ処理が行われ、画像データX(n)の下
位ビットが二値で表される。そして、この二値化回路4
5での二値化処理の結果が「0」であれば、加算回路4
4から画像データX(n)の上位ビットがそのまま画像デ
ータY(n)として出力され、二値化処理の結果が「1」
であれば、伸長画像データX(n)の上位ビットに「1」
が加算された後に画像データY(n)として出力される。
従って、伸長画像データX(n)は、分配回路43で取り
出される上位ビットのビット数に縮小された画像データ
Y(n)に縮小処理される。
【0024】以上の実施例においては、画像データの圧
縮伸長処理がJPEGアルゴリズムに従う場合を例示し
たが、画像データを一定のブッロク単位で圧縮伸長する
処理方式であれば、適用することができる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、画像データの入力段階
でビット数を縮小する縮小回路を設けたことにより、ラ
スタブロック変換のために画像データを一時的に記憶す
る画像メモリの容量を小さくすることができ、同時に、
画像データの出力段階でも、逆ラスタブロック変換のた
めに画像データを記憶する画像メモリの容量を小さくす
ることができ、コストの削減が図れる。このとき、画像
データについては、誤差拡散処理あるいはディザ処理に
よってビット数が縮小されているため、画像データのデ
ータ量を少なくしながらも大幅な画質の劣化はない。
【0026】また、JPEGエンコーダ及びJPEGデ
コーダ自体については、画像データの縮小回路の有無に
拘わらず同じビット数で構成することができるため、画
像データの縮小回路を用いない場合と共通にすることが
できる。従って、汎用性が高くなり、低コストでの実現
が可能になる。さらに、JPEGエンコーダでの圧縮処
理において、JPEGエンコーダの入力段階で付加され
る固定データを最適化することにより、JPEGエンコ
ーダでの圧縮効率を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像データ処理装置の一実施例を示す
ブロック図である。
【図2】誤差拡散回路の第1の例を示すブロック図であ
る。
【図3】誤差拡散回路の第2の例を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明の画像データ処理装置の他の実施例を示
すブロック図である。
【図5】ディザマトリクスの構成を示す図である。
【図6】再量子化回路の構成を示すブロック図である。
【図7】JPEGアルゴリズムでに従って処理される1
ブロックの構成を説明する図である。
【図8】JPEGエンコーダの構成を示すブロック図で
ある。
【図9】JPEGデコーダの構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 離散的コサイン変換回路 2 量子化回路 3 符号化回路 4 量子化しきい値テーブル 5 符号化ハフマンテーブル 6 復号化回路 7 逆量子化回路 8 離散的逆コサイン変換回路 9 復号化ハフマンテーブル 10 逆量子化しきい値テーブル 11 誤差拡散回路 12、19 画像メモリ 13 固定データ発生回路 14 JPEGエンコーダ 15、16 データ記録部 17 JPEGデコーダ 18 切り捨て回路 21、31 加算回路 22、32 分配回路 23、34 ラッチ 33 誤差分離回路 35 ラインメモリ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1画面の画像を形成する複数の画素にそ
    れぞれ対応する画像データを所定数の行及び列毎にまと
    められた1ブロック単位で圧縮処理を施して圧縮画像デ
    ータを生成するエンコード部及び圧縮画像データに対し
    て1ブロック単位で伸長処理を施して伸長画像データを
    生成するデコード部を有する画像データ処理装置におい
    て、上記エンコード部は、1行単位で連続する第1の画
    像データのビット数を縮小して第2の画像データを生成
    するデータ縮小回路と、上記第2の画像データを所定の
    行数毎に取り込み、所定数の行及び列毎にまとめられた
    1ブロック単位で取り出すブロック変換回路と、上記ブ
    ロック変換回路から取り出される上記第2の画像データ
    の下位に一定ビット数の固定データを付加する固定デー
    タ発生回路と、上記固定データが付加された上記第2の
    画像データに対して1ブロック単位で所定の規則に従う
    圧縮処理を施して第3の画像データを生成するエンコー
    ド回路と、を有し、上記デコード部は、上記エンコード
    部で生成される上記第3の画像データに対して1ブロッ
    ク単位で所定の規則に従う伸長処理を施して第4の画像
    データを生成するデコード回路と、上記第4の画像デー
    タの下位ビットを切り捨てて上位の特定ビットを第5の
    画像データとして取り出す選択回路と、上記第5の画像
    データを所定のブロック単位で取り込んで1行単位で連
    続して取り出す逆ブロック変換回路と、を有することを
    特徴とする画像データ処理装置。
  2. 【請求項2】 上記エンコード部のデータ縮小回路が、
    上記第1の画像データの下位ビットを切り捨てて上記第
    2の画像データを生成すると共に、下位ビットの切り捨
    てで生じる誤差を隣接する画素間に拡散する誤差拡散回
    路からなることを特徴とする請求項1記載の画像データ
    処理装置。
  3. 【請求項3】 上記誤差拡散回路は、水平方向に隣接す
    る画素間及び垂直方向に隣接する画素間の少なくとも一
    方で誤差データを拡散することを特徴とする請求項2記
    載の画像データ処理装置。
  4. 【請求項4】 上記エンコード部のデータ縮小回路が、
    互いに異なる複数の基準値に所定数の行アドレス及び列
    アドレスが対応付けられたディザマトリクスと、このデ
    ィザマトリクスから所定の順序で読み出される基準値を
    参照して上記第1の画像データを再量子化して上記第2
    の画像データを生成する再量子化回路と、からなること
    を特徴とする請求項1記載の画像データ処理装置。
  5. 【請求項5】 上記再量子化回路は、上記第1の画像デ
    ータの下位ビットを取り出して二値化し、二値化した結
    果を上位ビットに加算することを特徴とする請求項4記
    載の画像データ処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003116018A (ja) * 2001-10-05 2003-04-18 Hitachi Ltd 画像処理装置及び画像処理方法
US7486829B2 (en) 2004-03-18 2009-02-03 Ricoh Company, Ltd. Apparatus and method for image processing, and computer product
US11887526B2 (en) 2021-12-27 2024-01-30 Seiko Epson Corporation Circuit device having a color reduction circuit and an image conversion circuit executing interpolation processing

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