JPH06218153A - 往復式電気かみそりの内刃 - Google Patents
往復式電気かみそりの内刃Info
- Publication number
- JPH06218153A JPH06218153A JP1118293A JP1118293A JPH06218153A JP H06218153 A JPH06218153 A JP H06218153A JP 1118293 A JP1118293 A JP 1118293A JP 1118293 A JP1118293 A JP 1118293A JP H06218153 A JPH06218153 A JP H06218153A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner blade
- cutting edge
- blade
- electric razor
- type electric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Dry Shavers And Clippers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 反りの是正のために研削代が大きくなっても
刃先角を90°以下に保つことができて良好な切れ味を
得ることができる。 【構成】 多数枚のブレード2が内刃基台に一体成形さ
れているとともに各ブレード2がつかし成形によって形
成された刃先エッジを備えている往復式電気かみそりの
内刃において、つかし成形部20の刃先形成用すくい面
を、同方向に傾くとともに傾斜角度が異なる複数の面
A,Bを組合わせた複合面、または円弧状面で形成す
る。
刃先角を90°以下に保つことができて良好な切れ味を
得ることができる。 【構成】 多数枚のブレード2が内刃基台に一体成形さ
れているとともに各ブレード2がつかし成形によって形
成された刃先エッジを備えている往復式電気かみそりの
内刃において、つかし成形部20の刃先形成用すくい面
を、同方向に傾くとともに傾斜角度が異なる複数の面
A,Bを組合わせた複合面、または円弧状面で形成す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は往復式電気かみそりの内
刃に関するものである。
刃に関するものである。
【0002】
【従来の技術】往復式電気かみそりの内刃は、通常、図
6に示すように、合成樹脂成形品として形成される内刃
基台1と、この内刃基台1上に平行並列に並ぶように一
体成形で植設される多数枚のブレード2とで構成され
る。また、各ブレード2の刃先角αは、ブレード2の表
面に図7に示すV字形断面のつかし成形部20を設けて
おき、内刃基台1に一体成形した後、このつかし成形部
20のところまでブレード2を研削することによって形
成する。
6に示すように、合成樹脂成形品として形成される内刃
基台1と、この内刃基台1上に平行並列に並ぶように一
体成形で植設される多数枚のブレード2とで構成され
る。また、各ブレード2の刃先角αは、ブレード2の表
面に図7に示すV字形断面のつかし成形部20を設けて
おき、内刃基台1に一体成形した後、このつかし成形部
20のところまでブレード2を研削することによって形
成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記内刃基台
1は、その成形時に中央部と端とにおける成形樹脂材料
の冷却スピードの差によって、図6に示すように、中央
部が低く、両端が高くなる反りが発生するものであり、
このような反りを有しているものに対して、この反りの
是正を含めた上記研削を行えば、刃先角α1が設定され
たつかし成形部20が設けられている場合、上記反りに
よる中央部と端部とにおけるブレード2の高さの差hが
a1以上の値となると、端部のブレード2の刃先角α’
は鈍角をなすものとなってしまい、切れ味が悪くなる。
反りが比較的小さくても、設定する刃先角がα2(α2
<α1)である時には、上記の差hがa2(a2<a
1)を越えた時点で刃先角αが図7(b)に示すように鈍
角となってしまう。図中3は刃孔30を有している外刃
である。
1は、その成形時に中央部と端とにおける成形樹脂材料
の冷却スピードの差によって、図6に示すように、中央
部が低く、両端が高くなる反りが発生するものであり、
このような反りを有しているものに対して、この反りの
是正を含めた上記研削を行えば、刃先角α1が設定され
たつかし成形部20が設けられている場合、上記反りに
よる中央部と端部とにおけるブレード2の高さの差hが
a1以上の値となると、端部のブレード2の刃先角α’
は鈍角をなすものとなってしまい、切れ味が悪くなる。
反りが比較的小さくても、設定する刃先角がα2(α2
<α1)である時には、上記の差hがa2(a2<a
1)を越えた時点で刃先角αが図7(b)に示すように鈍
角となってしまう。図中3は刃孔30を有している外刃
である。
【0004】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところは反りの是正のために研
削代が大きくなっても刃先角を90°以下に保つことが
できて良好な切れ味を得ることができる往復式電気かみ
そりの内刃を提供するにある。
であり、その目的とするところは反りの是正のために研
削代が大きくなっても刃先角を90°以下に保つことが
できて良好な切れ味を得ることができる往復式電気かみ
そりの内刃を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、多数
枚のブレードが内刃基台に一体成形されているとともに
各ブレードがつかし成形によって形成された刃先エッジ
を備えている往復式電気かみそりの内刃において、つか
し成形部の刃先形成用すくい面を、同方向に傾くととも
に傾斜角度が異なる複数の面を組合わせた複合面、また
は円弧状面で形成していることに特徴を有している。
枚のブレードが内刃基台に一体成形されているとともに
各ブレードがつかし成形によって形成された刃先エッジ
を備えている往復式電気かみそりの内刃において、つか
し成形部の刃先形成用すくい面を、同方向に傾くととも
に傾斜角度が異なる複数の面を組合わせた複合面、また
は円弧状面で形成していることに特徴を有している。
【0006】
【作用】本発明によれば、つかし成形部において、90
°以下の刃先角を確保することができる高さ範囲を大き
くすることができ、研削代が大きくなっても刃先角が鈍
角となることがない。
°以下の刃先角を確保することができる高さ範囲を大き
くすることができ、研削代が大きくなっても刃先角が鈍
角となることがない。
【0007】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
ると、図2に示すように、内刃は合成樹脂の成形品とし
て形成された内刃基台1と、内刃基台1上に平行並列に
並ぶように一体成形で植設される多数枚のブレード2と
で構成される。ここにおける各ブレード2は、内刃基台
1との成形に先立ち、その両面に溝であるつかし成形部
20が形成され、内刃基台1との成形後に先端が研削さ
れてつかし成形部20において、90°以下の刃先角を
有するエッジが形成されるのであるが、ここにおけるつ
かし成形部20は、図1(a)に示すものでは、刃先形成
用すくい面を同方向に傾くとともに傾斜角度が異なる面
A,Bを組合わせた複合面で形成しており、図1(b)に
示すものでは円弧状面で形成している。
ると、図2に示すように、内刃は合成樹脂の成形品とし
て形成された内刃基台1と、内刃基台1上に平行並列に
並ぶように一体成形で植設される多数枚のブレード2と
で構成される。ここにおける各ブレード2は、内刃基台
1との成形に先立ち、その両面に溝であるつかし成形部
20が形成され、内刃基台1との成形後に先端が研削さ
れてつかし成形部20において、90°以下の刃先角を
有するエッジが形成されるのであるが、ここにおけるつ
かし成形部20は、図1(a)に示すものでは、刃先形成
用すくい面を同方向に傾くとともに傾斜角度が異なる面
A,Bを組合わせた複合面で形成しており、図1(b)に
示すものでは円弧状面で形成している。
【0008】このために、図1(a)に示すものでは、研
削に対して90°以下の刃先角αaを確保できる範囲は
b1となり、90°以下の刃先角αbを確保できる範囲
はb2となり、結局90°以下の刃先角をすくい面が単
独の面で形成されている場合よりも広いb0(=b1+
b2)の範囲にわたって確保することができるものであ
り、内刃基台1に許容される反りによる高さの差hがb
0となる。図3(a)は刃先角αaを確保した状態を、図
3(b)は刃先角αbを確保した状態を示している。
削に対して90°以下の刃先角αaを確保できる範囲は
b1となり、90°以下の刃先角αbを確保できる範囲
はb2となり、結局90°以下の刃先角をすくい面が単
独の面で形成されている場合よりも広いb0(=b1+
b2)の範囲にわたって確保することができるものであ
り、内刃基台1に許容される反りによる高さの差hがb
0となる。図3(a)は刃先角αaを確保した状態を、図
3(b)は刃先角αbを確保した状態を示している。
【0009】つかし成形部20におけるすくい面をさら
に多くの面の組み合わせで形成してもよいのはもちろん
であり、図1(b)に示すように、円弧状面として形成し
た場合も、刃先角αを90°以下に保つことができる高
さ範囲が大きくなる。また図4に示すように、ブレード
2表面と平行なストレート面25を含むものであっても
よい。図5(b)に示すように、ストレート面25まで研
削しなくてはならない場合が生じても、ある程度の切れ
味を確保できる90°の刃先角とすることができて、鈍
角となってしまうことを避けることができる。そして、
このようなストレート面25は、その長さ範囲をブレー
ド2の厚みに関係なく長くとることができるために、内
刃基台1に生じる反りがきわめて大きい場合、有効であ
る。
に多くの面の組み合わせで形成してもよいのはもちろん
であり、図1(b)に示すように、円弧状面として形成し
た場合も、刃先角αを90°以下に保つことができる高
さ範囲が大きくなる。また図4に示すように、ブレード
2表面と平行なストレート面25を含むものであっても
よい。図5(b)に示すように、ストレート面25まで研
削しなくてはならない場合が生じても、ある程度の切れ
味を確保できる90°の刃先角とすることができて、鈍
角となってしまうことを避けることができる。そして、
このようなストレート面25は、その長さ範囲をブレー
ド2の厚みに関係なく長くとることができるために、内
刃基台1に生じる反りがきわめて大きい場合、有効であ
る。
【0010】
【発明の効果】以上のように本発明においては、つかし
成形部の刃先形成用すくい面を刃先角が90°以下の複
数の面が組合わさった複合面、または円弧状面で形成し
ているために、単一の面で構成されたすくい面を有する
ものに比して、90°以下の刃先角を確保することがで
きる高さ範囲を大きくすることができるものであり、従
って反りのために研削代を大きくとらなくてはならなく
なっても、刃先角が鈍角となってしまうことを避けて良
好な切れ味を得られるものである。
成形部の刃先形成用すくい面を刃先角が90°以下の複
数の面が組合わさった複合面、または円弧状面で形成し
ているために、単一の面で構成されたすくい面を有する
ものに比して、90°以下の刃先角を確保することがで
きる高さ範囲を大きくすることができるものであり、従
って反りのために研削代を大きくとらなくてはならなく
なっても、刃先角が鈍角となってしまうことを避けて良
好な切れ味を得られるものである。
【図1】(a)は本発明一実施例の拡大縦断面図、(b)は他
例の拡大縦断面図である。
例の拡大縦断面図である。
【図2】同上の破断正面図である。
【図3】(a)(b)は共に断面図である。
【図4】他の実施例の拡大縦断面図である。
【図5】(a)(b)は共に断面図である。
【図6】従来例の正面図である。
【図7】(a)は同上の拡大縦断面図、(b)は研削代が大き
くなった場合の拡大縦断面図である。
くなった場合の拡大縦断面図である。
2 ブレード 20 つかし成形部
Claims (2)
- 【請求項1】 多数枚のブレードが内刃基台に一体成形
されているとともに各ブレードがつかし成形によって形
成された刃先エッジを備えている往復式電気かみそりの
内刃において、つかし成形部の刃先形成用すくい面を、
同方向に傾くとともに傾斜角度が異なる複数の面を組合
わせた複合面、または円弧状面で形成していることを特
徴とする往復式電気かみそりの内刃。 - 【請求項2】 つかし成形部にブレード表面と平行なス
トレート部を設けていることを特徴とする請求項1記載
の往復式電気かみそりの内刃。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1118293A JPH06218153A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 往復式電気かみそりの内刃 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1118293A JPH06218153A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 往復式電気かみそりの内刃 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06218153A true JPH06218153A (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=11770931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1118293A Pending JPH06218153A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 往復式電気かみそりの内刃 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06218153A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1182014A3 (en) * | 2000-08-22 | 2002-03-06 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Blade of electric shaver, method for shaving by using the same, and electric shaver having the same |
JP2004016530A (ja) * | 2002-06-17 | 2004-01-22 | Matsushita Electric Works Ltd | 電気カミソリの内刃の構造 |
US20100325893A1 (en) * | 2007-07-12 | 2010-12-30 | Panasonic Electric Works Co., Ltd. | Inner edge of reciprocating electric shaver |
-
1993
- 1993-01-26 JP JP1118293A patent/JPH06218153A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1182014A3 (en) * | 2000-08-22 | 2002-03-06 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Blade of electric shaver, method for shaving by using the same, and electric shaver having the same |
JP2004016530A (ja) * | 2002-06-17 | 2004-01-22 | Matsushita Electric Works Ltd | 電気カミソリの内刃の構造 |
US20100325893A1 (en) * | 2007-07-12 | 2010-12-30 | Panasonic Electric Works Co., Ltd. | Inner edge of reciprocating electric shaver |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030715 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20040402 |