JPH06218027A - 流動状食物封入容器体およびそれに使用する注出用キャップとその流動状食物注出方法 - Google Patents

流動状食物封入容器体およびそれに使用する注出用キャップとその流動状食物注出方法

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JPH06218027A
JPH06218027A JP5004926A JP492693A JPH06218027A JP H06218027 A JPH06218027 A JP H06218027A JP 5004926 A JP5004926 A JP 5004926A JP 492693 A JP492693 A JP 492693A JP H06218027 A JPH06218027 A JP H06218027A
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JP
Japan
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cap
container
container body
liquid food
pouring
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JP5004926A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Hamachiyo
善 規 濱千代
Naoki Hayashi
直 紀 林
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QP Corp
Original Assignee
QP Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 逆さ吊り容器から内容液を注出する際に針状
物を用いずに適量ずつの注出を可能とする。 【構成】 軟質の合成樹脂よりなり、上端に吊手2を有
するとともに下端に開口部1aを有する容器本体1と、
この容器本体1の開口部1aに溶着して接続され、頂部
がプルオープン構造により閉鎖されかつ外周面にネジ5
を有するキャップ4と、このキャップ4のネジ5に螺合
自在とされ先端部の外径が小径とされた段筒状の注出用
キャップ8とを具備することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は逆さ吊り容器およびその
内容液注出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】容器を逆さ吊りし、その下端の口部から
内容液を重力により注出するようにした点滴注射液用容
器として、従来実公昭50−19906号公報に示され
るものがある。
【0003】この公報に記載の容器は、容器の口部をゴ
ムその他針が刺通可能な材料からなる蓋で密閉され、こ
れに注輸管の針状先端を突き刺して接続することにより
内容液を注輸管を通じて注射針まで導くようになされて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかして上記従来の容
器は、蓋に針状先端を刺通して使用するものであるか
ら、その刺通時に切屑が容器中に侵入するおそれがある
ばかりでなく、針状先端の刺通時に誤って手指を刺すな
どの危険を伴なうものであった。
【0005】一方、寝たきりの病人に流動食を与える手
段としては、一般にガラス製の「吸口」に流動食物を移
し、これを病人に吸わせることによっているが、これに
よると看護者が付ききりでいなければならず、看護作業
が容易でないという問題があった。
【0006】本発明はこれに鑑み、容器から内容液を注
出する際に針状物を一切用いることなく適量ずつの注出
を可能とする逆さ吊り容器およびその内容液注出方法を
提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来の技術が有する
問題点を解決する手段として本発明は、軟質の合成樹脂
よりなり、上端に吊手を有するとともに下端に開口部を
有する容器本体と、この容器本体の開口部に溶着して接
続され、頂部がプルオープン構造により閉鎖されかつ外
周面にネジを有するキャップと、このキャップのネジに
螺合自在とされ先端部の外径が小径とされた段筒状の注
出用キャップとを具備することを特徴とする逆さ吊り容
器とその使用による内容液の注出方法にある。
【0008】
【作用】キャップのプルトップを引いて開口させ、この
キャップに注出用キャップを螺合接続してその先端の小
径部に輸液管の一端を嵌着し、容器本体の吊手を適宜ハ
ンガーに掛止して逆さ吊りすれば、内容液は重力により
輸液管を通って注出される。上記内容液を流動食用の液
状食品とすれば、輸液管を通じて直接病人の口部内へ与
えることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例を参照して
説明する。容器本体1は、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、塩化ビニル等の軟質の合成樹脂によりブロー成形あ
るいは貼り合わせにより扁平状に形成され、その上端に
は吊手2が突設されていてこれに掛止用の孔3が穿設さ
れている。
【0010】容器本体1の下方部両側は傾斜して先細形
状に形成されており、その下端の開口部1aのフランジ
部1bにはキャップ4のフランジ部4aがヒートシール
等の手段により溶着されて一体化されている。
【0011】このキャップ4は外周にネジ5を有し、頂
部はプルトップ6により開蓋される蓋部7により常時は
密閉された構造となっている。7aはその切取線を示
す。
【0012】注出用キャップ8は、その基部8aが前記
キャップ4に外嵌される太さを有し、その内周には前記
キャップ4のネジ5に螺合する雌ネジ9が刻設されてい
る。この基部8aに続く部分は大径部10とこれに続く
小径部11との段筒状に形成されており、大径部10と
小径部11との連設部の内周面は滑らかな曲面12によ
り連なっている。この小径部11は、その外周に図2に
示すように輸液管13が比較的堅く嵌る外径寸法とさ
れ、かつ嵌め外しを容易にするためやや先細状にテーパ
ーが付されている。
【0013】図4において14は不使用時に注出用キャ
ップ8に被嵌しておくカバーキャップで、被嵌時に注出
用キャップ8の先端開口部8bを塞ぐようになってい
る。
【0014】次に上記容器の作用を説明する。容器本体
1内の内容液を注出するときは、キャップ4のプルトッ
プ6を引くことにより切取線7aで切除して蓋部7を切
開させ、このキャップ4に注出用キャップ8の基部8a
を双方のネジ5,9により螺合してこの注出用キャップ
8の小径部11に輸液管13の端部を嵌着する。
【0015】ついで容器本体1の吊手2の孔3を適宜ハ
ンガー等に掛止して逆さ吊りすれば、内容液は重力によ
り輸液管13を通って注出される。この内容液を流動食
用の液状食品とすれば、輸液管13の他端を病人の口に
挿入することにより直接口中に与えることができる。
【0016】注出を中断するときは、容器本体1の吊手
2をハンガー等から外し、輸液管13を注出用キャップ
8から外してそのキャップ8にカバーキャップ14を被
せておけば、注出用キャップ8の先端開口部8bが閉鎖
され、内容液の流出が防がれる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、容
器内の内容液を注出するときキャップのプルトップを引
くだけで開口させることができ、開口後キャップに注出
用キャップを螺着してこれに輸液管を嵌着することによ
り内容液の注出ができるので、容器の開封が容易である
とともに取扱いに危険性がなく、しかも直接手が触れな
いので衛生的であるなどの効果を有し、特に内容物が流
動食品である場合には輸液管から直接病人の口中に与え
ることができるので看護者にとってきわめて便利であ
り、かつ針よりはるかに大きな口径のキャップ、注出用
キャップを通じて内容液を取出すので、粘性のある液体
であっても十分に注出することができるなど、その利用
効果はきわめて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による逆さ吊り容器の一実施例を示す正
面図。
【図2】図1の容器に輸液管を接続した状態を示す一部
を断面とした正面図。
【図3】図1の容器の要部の拡大断面図。
【図4】同キャップ、注出用キャップ、カバーキャップ
の相互の関連構成を示す半部を断面とした正面図。
【符号の説明】
1 容器本体 1a 開口部 2 吊手 4 キャップ 6 プルトップ 7 蓋部 8 注出用キャップ 10 大径部 11 小径部 13 輸液管 14 カバーキャップ
【手続補正書】
【提出日】平成6年4月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 流動状食物封入容器体およびそれに
使用する注出用キャップとその流動状食物注出方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流動状食物を封入して
ある容器体およびその容器本体に螺合して使用する注出
用キャップとその流動状食物注出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】病人や老人等の弱者に流動状食物(流動
状の経口栄養剤、牛乳・果汁等の飲み物、普通流動食・
濃厚流動食等を含む総称)を与える手段としては、従来
はスプーン等ですくって呑ませる方法のほか、ガラス製
の「吸い口」に流動状食物を移し替え、これを手に持っ
て吸わせる方法を採っていたが、最近は、缶詰等の固形
容器に封入された保存性のある流動状食物が開発された
ために、病院等の医療機関では、これをイルリガードル
(ガラス製の投与容器)等に移し替えて、経管(経腸)
栄養法により病人等に投与する方法も試みられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記「吸い
口」を使用する方法では、看護人が付きっきりで介添え
しなければならず、看護作業が容易でないうえ、「吸い
口」に移し替える際に汚染のおそれがある等、衛生面か
らも問題がある。また上記経管栄養法を採る場合、すな
わちカテーテル法(チューブ栄養法)によって病人等の
鼻腔に注輸管の一端を挿し込んで胃や腸に流動状食物を
直接注入投与したり、あるいは瘻管法によって病人等の
胃や腸に孔を穿け、流動状食物を直接送り込む方法を採
る場合には様々な問題がある。その問題点の一つは、流
動状食物を封入してある容器体を、注射栄養法で使用す
る薬液を封入してある容器体(通常、注射栄養法用の薬
液を封入してある容器体の口部はゴムその他注射針が刺
通可能な材料からなる蓋で密閉されている)と間違え
て、その口部を注輸管の針状先端で突き刺して接続する
ことにより、注射栄養法すなわち静脈注射・皮下注射・
筋肉注射等の方法で投与してしまうおそれがあることで
あり、流動状食物封入の容器体は、このような誤用を絶
対に起こさない構造のものとしなければならない。また
別の問題点として、流動状食物を封入してある容器体と
注輸管とを衛生的かつ安全に接続して容器体内の流動状
食物を容易に取り出し得る構造のものとしなければなら
ない。さらに別の問題点として、医療機関では、流動状
食物をイルリガードル等に移し替える作業がなかなか大
変であり、その際に流動状食物が汚染するおそれもあ
る。さらに別の問題点として、上記のように流動状食物
は病人等の症状や容態によっては口部でなく鼻腔から注
入投与する場合があるが、この場合は経口注輸管に較べ
小径の注輸管を使用することも少なくない。また現状で
は医療機関によって使用する注輸管の口径は必ずしも一
定ではない。このような状況から、流動状食物封入容器
体は、少なくとも大径の注輸管と小径の注輸管の両方を
併用できる構造にしておかなければ実用上不便である。
また流動状食物封入容器体は、病人等に対して注輸管の
先端から経口投与できることは勿論であり、注輸管を使
用せず容器体の開口部から直接経口投与する場合もある
ので、常に衛生的な状態を維持できる構造のものでなけ
ればならない。したがって、これらの諸点を全て満足さ
せ得て、経管栄養法にも経口栄養法にも使用可能な流動
状食物封入の容器体は、いまだ開発されていない。
【0004】上記に鑑み、本発明は、流動状食物を封入
してあって、その流動状食物を注輸管方式によって衛生
的かつ安全に注出し、病人等に対して容易に経口ないし
経管投与することができる構造の流動状食物封入容器体
およびそれに使用する注出用キャップを提供するもので
ある。また本発明は、注射栄養法のような使用法、すな
わち容器体に注輸管を突き刺して病人等に注射により投
与するような誤用が起こり得ない構造の流動状食物封入
容器体を提供するものである。さらに本発明は、注輸管
の口径が大径であっても小径であっても自在に使用可能
な構造の流動状食物封入容器体およびそれに使用する注
出用キャップを提供するものである。さらに本発明は、
上記構造の流動状食物封入容器体から流動状食物を容易
にかつ衛生的に注出する方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来の技術が有する
問題点を解決するための手段として、本発明に係る流動
状食物封入容器体は、合成樹脂よりなり一端に開口部を
有する容器本体と、この容器本体内に封入してある流動
状食物と、この容器本体の開口部に溶着して接続され頂
部をプルオープン構造により閉鎖してありかつ外周面に
はキャップを螺合できるネジを有する容器口部とからな
るものである。さらに本発明に係る流動状食物封入容器
体は、この容器口部のネジに螺合自在とされ先端部には
注輸管を嵌着するためのノズルを有する注出用キャップ
を具備してなるものである。しかして、上記本発明に係
る流動状食物の注出用キャップの構造の詳細は、流動状
食物を封入してある容器体のプルオープン構造により閉
鎖してある容器口部のネジに螺合するキャップであっ
て、その容器口部のネジに螺合自在とされる螺合部と、
その螺合部と一体をなしているノズル部よりなり、その
ノズル部は螺合部側を大径ノズルとし先端部側を小径ノ
ズルとして段筒状に形成してある。なお、本発明に係る
容器体の容器本体および/または容器口部の材質は、合
成樹脂を用いるのが適しており、なかんずく軟質の合成
樹脂を用いるのが好ましい。
【0006】
【作用】本発明に係る容器体は、まず頂部のプルトップ
を引いて開口させ、容器口部の外周面のネジに注出用キ
ャップの螺合部を螺合して注出用キャップを接続させ、
その先端のノズルの小径ノズルまたは大径ノズルに適宜
の口径の注輸管の一端を嵌着させて経管栄養法ないし経
口栄養法のいずれにも供し得る。したがってその使用法
はきわめて安全かつ容易であり、しかもすこぶる衛生的
である。なお、投与を途中で一旦中止する場合には、注
出用キャップを外し、容器口部のネジに保護用のキャッ
プ等を螺合させておけばよく、簡単かつ衛生的に処置す
ることができる。さらに本発明に係る容器体は、頂部の
プルトップを引いて開口させないと使用できない構造に
してあるので、頂部に注射針を突き刺す等の誤用は生じ
得ない。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る流動状食物封入容器体の
実施例を図1乃至図4に基づいて説明する。図1におい
て容器本体1は、ポリプロピレン、ポリエチレン、塩化
ビニール等の軟質の合成樹脂によりブロー成形あるいは
貼り合わせにより偏平状に形成され、その上端には吊手
2が突設されていて、これに掛止用の孔3が穿設されて
いる。そしてこの容器本体1の内部には、流動状食物が
充填されている。
【0008】容器本体1の下方部両側は傾斜して先細形
状に形成されており、その下端の開口部1aのフランジ
部1bには容器口部4のフランジ部4aがヒートシール
等の手段により溶着されて容器本体と一体化されてい
る。
【0009】この容器口部4は外周面にネジ5を有し、
頂部はプルトップ6により開蓋される蓋部7により常時
は密閉された構造となっている。7aはその切取線を示
す。
【0010】注出用キャップ8は、その螺合部8aが前
記容器口部4に外嵌される太さを有し、その内周には前
記容器口部4のネジに螺合する雌ネジ9が刻設されてい
る。この螺合部8aに続くノズル部は大径ノズル10と
これに続く小径ノズル11との段筒状に形成されてお
り、大径ノズル10と小径ノズル11との連設部の内周
面は滑らかな曲面12により連なっている。この小径ノ
ズル11は、その外周に図2に示すように比較的細い径
の注輸管13が嵌まる外径寸法とされ、かつ嵌め外しを
容易にするためやや先細状にテーパーが付されている。
また大径ノズル10は比較的太い径の注輸管13が嵌ま
る外径寸法とされている。
【0011】図3において、14は不使用時に注出用キ
ャップ8に被嵌しておくカバーキャップで、被嵌時に注
出用キャップ8の先端開口部8bを塞ぐようになってい
る。なお注出用キャップ8を外しておく場合には、容器
口部4のネジ5に螺合して閉鎖するための保護用キャッ
プを用意すればよい。
【0012】次に上記容器体の作用を説明する。容器本
体1内の流動状食物を注出する際は、保護用のキャップ
で施蓋してある場合にはこれを外し、容器口部4の頂部
のプルトップ6を引くことにより切取線7aで切除して
蓋部7を切開させて容器口部4を開口し、この容器口部
4のネジ5に注出用キャップ8の螺合部8aのネジ9を
螺合させた後この注出用キャップ8の小径ノズル11ま
たは大径ノズル10に注輸管13の端部を嵌着する。
【0013】ついで容器本体1の吊手2の掛止孔3を適
宜ハンガー等に掛止して逆さ吊りにすれば、容器体内の
流動状食物は重力により注輸管13を通って注出され
る。この注輸管13の他端を病人の口に挿入することに
より直接口中に投与することができる。また経管栄養法
による投与にも供し得る。
【0014】流動状食物の注出を中断する際は、容器本
体1の吊手2をハンガーから外し、注輸管13を注出用
キャップ8から外してそのキャップ8にカバーキャップ
14を被せておけば、注出用キャップ8の先端開口部8
bが閉鎖され、流動状食物の流出が防がれる。また容器
口部4から注出用キャップ8を外して保護用のキャップ
を螺合しておくようにすれば、流動状食物の流出が防が
れるとともに容器体を自由に移動するときに都合がよ
い。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る流動
状食物封入容器体は、容器体内の流動状食物を注出する
際容器口部のプルトップを引くだけで開口させることが
でき、開口後容器口部に注出用キャップを螺合してこれ
に注輸管を嵌着することにより流動状食物を注出するこ
とができるので、容器の開封が容易であるとともに取り
扱いに危険がない。しかも直接手が触れないので衛生的
である等の効果を有し、経口栄養法にも経管栄養法にも
使用できるので、看護人にとってきわめて便利である。
また本発明に係る流動状食物封入容器体は、内容物たる
流動状食物を吸い口やイルリガードル等に移し替える必
要がなく、そのまま経口ないし経管投与に使用すること
ができるので、看護人の手間が大いに削減できる。さら
に本発明に係る流動状食物封入容器体は、頂部のプルト
ップを引いて開口させないと使用できないことが一目瞭
然の構造にしてあるので、注射栄養法の容器体として誤
用されるおそれがない。また本発明に係る注出用キャッ
プは、ノズル部を大径ノズルと小径ノズルとの段筒状に
形成してあるので、注輸管の口径の大きさにかかわらず
使用することができる利点があるなど、その利用効果は
きわめて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る流動状食物封入容器体の一実施例
を示す正面図
【図2】図1の容器体に注輸管を接続した状態を示す一
部を断面図とした正面図。
【図3】図1の容器体の容器口部とキャップの相互の関
連構成を示す拡大断面図。
【図4】図1の容器体の容器口部、注出用キャップ、カ
バーキャップの相互の関連構成を示す半部を断面図とし
た正面図。
【符号の説明】 1 容器本体 1a 開口部 1b フランジ部 2 吊手 3 吊手の掛止孔 4 容器口部 4b 容器口部のフランジ部 5 容器口部のネジ 6 プルトップ 7 蓋部 7a 切取線 8 注出用キャップ 8a 注出用キャップの螺合部 8b 注出用キャップの開口部 9 注出用キャップの雌ネジ 10 大径ノズル 11 小径ノズル 12 大径ノズルと小径ノズルの連設部の曲面 13 注輸管 14 カバーキャップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軟質の合成樹脂よりなり、上端に吊手を有
    するとともに下端に開口部を有する容器本体と、この容
    器本体の開口部に溶着して接続され、頂部がプルオープ
    ン構造により閉鎖されかつ外周面にネジを有するキャッ
    プと、このキャップのネジに螺合自在とされ先端部の外
    径が小径とされた段筒状の注出用キャップとを具備する
    ことを特徴とする逆さ吊り容器。
  2. 【請求項2】軟質の合成樹脂よりなり、上端に吊手を有
    するとともに下端に開口部を有する容器本体と、この容
    器本体の開口部に溶着して接続され、頂部がプルオープ
    ン構造により閉鎖されかつ外周面にネジを有するキャッ
    プと、このキャップのネジに螺合自在とされ先端部の外
    径が小径とされた段筒状の注出用キャップとを用い、前
    記キャップを開封するとともに注出用キャップを螺着
    し、その先端の小径部に輸液管の端部を嵌着し、容器本
    体の吊手を適宜箇所に掛止して輸液管の他端から内容液
    を自重により注出することを特徴とする逆さ吊り容器の
    内容液注出方法。
JP5004926A 1993-01-14 1993-01-14 流動状食物封入容器体およびそれに使用する注出用キャップとその流動状食物注出方法 Pending JPH06218027A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997004733A1 (fr) * 1995-07-27 1997-02-13 Taisei Kako Co., Ltd. Doseur buccal
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CN109893457A (zh) * 2019-03-12 2019-06-18 狄秀婷 一种重症心内病人用服药进流食器具

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