JP7445326B1 - 飲料用嚥下補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 飲料容器に装着可能な補助具であって、臥位姿勢の飲料摂取者において誤嚥を防止しつつ飲料の嚥下動作を容易に行い得る飲料用嚥下補助具を提供する。【解決手段】 飲料容器の開口部に装着可能な本体部1と、本体部に立設された吸引用筒状部2と、飲料容器の内部と吸引用筒状部の内部とを連通する連通部3とを備え、吸引用筒状部は、非可撓性を有する材料により構成されており、連通部は、1mm以上かつ2mm以下の径に構成された微細孔が1以上設けられるものである。吸引用筒状部は、直線状に設けられた直線部を備え、直線部は、少なくとも40mm以上の長さを有する。連通部は、飲料容器の側で開口する位置から3mm~10mmの長さに連通する連通孔によって構成される。【選択図】 図1

Description

本発明は、飲料用嚥下補助具に関し、特に、臥位姿勢における飲料の摂取を容易にするための嚥下補助具に関するものである。
疾病や事故等による入院時や高齢による要介護状態または要介助状態となった場合には、臥位姿勢とならざるを得ないが、このような状況下においても飲食を行う必要がある。こときに注意すべきは誤嚥であり、誤嚥を原因とする肺炎(誤嚥性肺炎)などの発症を防止することが重要である。誤嚥とは、食物や飲料が食道ではなく気道に入ることであり、通常はむせることで排出されることになるが、嚥下機能が低下すると排出し難くなるため、気管へ飲食物が入り、これが原因で肺に炎症が起こり、肺炎を誘引させることがある。
今年では、要介護等の状態にある高齢者を在宅で介護することが多くなっており、常時臥位姿勢の要介護者等の飲食を家族などが介護者として介護している。しかし、飲食物の摂取に際し、要介護者等が誤嚥することは稀ではなく、そのため流動食を提供するなど各種の工夫が余儀なくされている。このとき、食物に関しては臥位姿勢の状態で摂取することは稀であるため、食材の調理方法を工夫することで対応可能であるが、飲料に関しては、その都度起き上がることをせず、横臥位(側臥位)の状態においてストローなどで吸引するか、仰臥位(背臥位)の状態で摂取する際には、昔ながらのいわゆる「吸い飲み」が使用されてきた。
ところが、高齢者の要介護者等の場合には、嚥下機能の低下(各種の筋力の低下)により、臥位姿勢での飲料の嚥下は非常に難しく、誤嚥を防止できる飲料供給用の保護具が切望されてきた。
実用新案登録第3191758号公報 特表2020-507428号公報 実用新案登録第3188291号公報
そこで、従来は、チューブの内部に流速抑制用の材料を挿入し、容器から流下する液体の速度を抑制し、口腔の動きの遅延による誤嚥を防止させるものが提案されていた(特許文献1参照)。この技術は、チューブと速度制御用部材とを分離可能とするものであり、洗浄を簡便に行え得るものとして有用であるが、専用容器に専用チューブが必要となり、市販される飲料を摂取しようとするときは、購入した飲料の内容物を当該専用容器に入れ替える手間が必要であった。
また、とろみを付けた飲料の提供には、「吸い飲み」の出口に容量の大きい摂食取付具を装着可能とするものがあった(特許文献2参照)。ところが、この技術により摂取できる飲料はとろみのついたものに限定され、仮に流動性のある(粘度の低い)飲料を提供しようとする場合には、摂食取付具をスプーンのように使用することとなり、結果として仰臥位での飲料の摂取は困難なものであった。
そこで、市販の飲料を飲料容器から直接摂取できるものが切望されているところ、そのような補助具は開発されていない。なお、飲料容器に取り付け可能な補助具には、飲料が脈動しないように通孔を設けたものが考案されている(特許文献3参照)が、これは要介護者等に使用できるものではなかった。
本発明は、上記諸点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、飲料容器に装着可能な補助具であって、臥位姿勢の飲料摂取者において誤嚥を防止しつつ飲料の嚥下動作を容易に行い得る飲料用嚥下補助具を提供することである。
そこで、本発明は、飲料容器の開口部に装着可能な本体部と、前記本体部に立設された吸引用筒状部と、前記飲料容器の内部と前記吸引用筒状部の内部とを連通する連通部とを備え、前記吸引用筒状部は、非可撓性を有する材料により構成されており、前記連通部は、1mm以上かつ2mm以下の径に構成された微細孔が1以上設けられるものであることを特徴とする。
上記構成によれば、本体部が飲料容器に装着可能としたことにより、飲料用嚥下補助具を飲料容器(例えばペットボトル)に装着して使用することが可能となる。また、非可撓性材料によって構成された吸引用筒状部を備えることにより、当該吸引用筒状部を咥えるような状態で容器内部の飲料を摂取可能となる。ところで、一連の嚥下動作において、飲食物を咽頭に送り込む動作(口腔期)および喉頭蓋による気道の閉塞とともに咽頭から食道への送り込む動作(咽頭期)には、唇を強く閉塞させる動作や舌を口蓋に押し付けるような動作を伴うものであり、このとき唇や舌によって押し付ける圧力が大きくなる。一般的な介護用の吸引用チューブは可撓性材料(比較的柔軟な材料)によって構成されることがあるが、柔軟な素材によるチューブの場合には、口腔期や咽頭期の唇の閉鎖圧や舌圧等によって変形し、十分に舌圧を作用させることができず、円滑な嚥下動作を行えないことがあった。また、チューブが長ければ吸引力が必要以上に要求され、容易な飲料摂取に支障を期待していた。吸引用筒状部を非可撓性(硬質)材料で構成することにより、口腔期および咽頭期における唇の閉鎖圧や舌圧にも耐えて変形することがないため、嚥下動作を円滑に行うことができる。特に、咽頭期は、喉頭蓋によって気道を閉塞させる動作を必要とし、このとき、唇の閉鎖圧や舌圧等を作用させることによって喉頭蓋を動作させるのであるが、その際の圧力が正常に作用しないと誤嚥の原因となり得るところ、吸引用筒状部を咥えた状態においても圧力を作用させ得ることにより、これらの動作を阻害させないものとなる。また、嚥下動作の間は歯で噛むことにより吸引用筒状部を安定させることもできる。なお、飲料容器内部と吸引用筒状部内部との間の連通部は、直径1mm~2mmの微細孔としていることから、飲料容器を傾斜させ、または反転させた状態において、表面張力の作用により、自然流下を抑制しており、飲料摂取者(要介護者等)の発意で吸引することにより吸引用筒状部内圧力を低下させるか、飲料容器を抑えて容器内圧力を上昇させることによって、容器内の飲料が連通部を通過するものとなるため、臥位姿勢にある要介護者等において安心して飲料摂取を行うことができる。
また、上記構成の発明において、前記連通部は、前記飲料容器の側で開口する位置から3mm~10mmの長さに連通する連通孔によって構成してもよい。
上記構成の場合には、1mm~2mmの直径とする連通部の長さは3mm~10mmの長さで形成されるため、表面張力の作用による不用意な流下を的確に阻止しつつ、吸引時に直ちに飲料の摂取を可能とする。すなわち、連通部に所定長の流路を形成することとなるため、流入時および排出時に生ずる表面張力による流下阻止に加えて、流路内抵抗を得ることで自然流下を防止することができる。なお、3mm以下の流路長では流路抵抗を得るには不十分であり、10mm以上の流路長の場合には、流路抵抗を得ることができ、不用意な流下を阻止し得る一方、飲料摂取時の強い吸引力が要求されることとなるため、10mmを上限とすることが妥当である。
上記構成の発明において、前記吸引用筒状部は、直線状に設けられた直線部を備え、該直線部は、15mm~40mmの長さを有する構成とすることができる。
上記構成の場合には、吸引用筒状部を咥えた際に、当該吸引用筒状部の先端部分を唇で挟むことができ、この状態で咥えることで吸引用筒状部を安定させることができる。さらに、40mmまでの長さを有する場合には、先端を舌の中央付近まで到達させることができ、吸引用筒状部を口腔内において十分な長さを咥えた状態とすることも可能となる。いずれの状態においても、一般的な一連の嚥下動作では、口腔期の前に、舌の先端側で一旦蓄える(食物の場合は咀嚼も行う)動作(準備期)が含まれるが、唇によって咥えることで、準備期における動作を可能とし、咽頭期による圧力を発揮し得ることとなり、十分な長さを咥える場合には、準備期における飲食物を咽頭に送り込む動作を省略させることにより、舌の動作を少なくさせることができる。
また、上記構成の発明において、前記直線部は、外径8mm~12mmの範囲内とする円筒状に形成されていることが好ましい。
上記構成の場合には、吸引用筒状部を咥えた状態において、当該吸引用筒状部が細すぎず、または太すぎず、ちょうど咥えた状態で歯によって噛んで固定できる大きさとなるうえ、唇を閉じた際に吸引用筒状部の周囲を完全に閉塞させることができる。さらに、外径が12mm以下の場合には、その先端を舌の中央付近に配置した場合においても、口腔内が吸引用筒状部でいっぱいになることもなく、苦しさを感じることがない。
なお、上記構成の発明にあっては、前記直線部の先端は、円筒状の直線部の中心軸の任意の点を中心とする球面状に形成されるものとしてもよく、円筒状の直線部の軸線に対して斜状に切断された斜状端縁を形成したものとしてもよい。球面状に形成する場合は、口腔内を傷つけることを回避し、斜状に形成する場合は、端縁部が長縁側と短縁側とが形成されるため、長縁側を舌に当てた状態とすることにより、舌表面に飲料を供給させることができる。
また、上記各構成の発明において、前記吸引用筒状部の基端側には、該吸引用筒状部の外径よりも大径とする鍔状の基部が設けられ、該基部を包囲しつつ該基部の外周端縁に当接可能な内壁を有する有底筒状のキャップを備えるものとすることができる。キャップを装着できることにより、吸引用筒状部が外部に露出した状態を回避し、衛生的な状態で保管することができる。また、不用意に飲料が漏れ出ることを考慮すると、その漏れ出た飲料をキャップで留めることも可能となる。なお、キャップは、独立した有底筒状とする場合のほか適宜変更されたものを使用でき、固定部材および連結部材によってキャップ部材と一体化されたキャップ構成部を使用してもよい。この場合、固定部材を吸引用筒状部の基端側に固定することにより、飲料摂取に支障なく、また少なくとも吸引用筒状部の先端から飲料が漏洩することを防止し得ることとなる。
本発明によれば、非可撓性材料によって構成された吸引用筒状部を有する飲料用嚥下補助具は、口腔内において変形することなく安定して配置できるものとなるから、嚥下動作を円滑に行うことができる。また、連通部は2m以下の径による微細孔によって構成されることから、容器内と吸引用筒状部内の圧力差を変えない限り自然流下を阻止し、仰臥姿勢の要介護者等が容易に飲料を摂取することができる。吸引用筒状部が非可撓性であるため、吸引用筒状部を咥えた状態のまま嚥下しようとする場合であっても、誤嚥が発生しやすい口腔期や咽頭期において、舌圧を十分に作用させることができるため、誤嚥の発生原因を解消させ得るものとなる。
本発明の飲料用嚥下補助具に係る実施形態を示す説明図である。 飲料用嚥下補助具を構成する各部を分解した分解斜視図である。 飲料用嚥下補助具を飲料容器に装着する状態を示す説明図である。 実施形態の使用態様を示す説明図である。 嚥下動作における舌の動きを示す説明図である。 嚥下動作における舌の動きを示す説明図である。 実施形態の使用時における嚥下動作を示す説明図である。 実施形態の使用時における舌の動きを示す説明図である。 実施形態の第1変形例を示す説明図である。 実施形態の第2の変形例を示す説明図である。 実施形態の第2の変形例を使用したときの舌の動きを示す説明図である。 他の変形例を示す説明図である。 他の変形例を示す説明図である。
<実施形態の構成>
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、飲料用嚥下補助具の実施形態を示す図である。なお、図1(a)は全体の斜視図であり、図1(b)はB-B線による断面図である。
この図1に示すように、本実施形態の飲料用嚥下補助具Aは、本体部1と、この本体部1に立設された吸引用筒状部2とを備える構成であり、吸引用筒状部2は、本体部1を貫通し、本体1の内部に到達するように設けられている。また、吸引用筒状部2の基端21の内部には連通部3を構成するための連通用栓31が内挿されており、この連通用栓31が基端21に内挿した状態で固着されている。また、基端21の端縁には、上記連通部3を維持しつつ基端21を閉塞する内部蓋4が設けられ、シール部材5を介在させることにより、容器内の飲料が本体部1と吸引用筒状部2の当接部から滲み出ることを防止している(図1(b)参照)。なお、本体部1の表面側には、吸引用筒状部2の基端21の近傍周辺を包囲する基部6を設けており、吸引用筒状部2の姿勢を安定させている。
ここで、本体部1は、飲料容器に装着させるため、内側に雌ネジ構成部11を設けている。これは、飲料容器の開口部に設けられる雄ネジ構成部に螺着させるためである。また、本体部1の外側周辺には、上記螺着の際に本体部1を回転させるための滑り止めとして波形構成部12が設けられている。ここでは、飲料容器としてペットボトルを代表例として想定するため、これら雌ネジ構成部11および波形構成部12をペットボトルのキャップと同様に構成したものを例示している。
ところで、本実施形態では、吸引用筒状部2の先端を特定の球面に沿った形状としている。この球面は、図1(b)に示しているように、吸引用筒状部2の中心線Cの任意の点Pを中心とする球面Sに沿って端縁を面取りした形状としている。このような形状に面取りすることにより、非可撓性を有する(硬質な)材料によって構成される吸引用筒状部2の先端縁が鋭利な状態とならず、また角部が残らないため、口腔内を傷付けないようにしたものである。なお、これは一例であって、これら以外の形状により鋭利な状態を回避してもよい。
上記のような飲料用嚥下補助具Aを構成するためには、図2に示すように、6個のパーツによって構成されるものである。すなわち、本体部1、吸引用筒状部2、連通用栓31、内部蓋4、シール部材5および基部6によって構成されるものである。これらのうち、基本的には本体部1に吸引用筒状部2を立設させることによって本実施形態が構成されるものである。そのため、本体部1の天板部10には、吸引用筒状部2を挿通できる貫通孔13が設けられ、この貫通孔13に吸引用筒状部2の基端21を挿通させた状態で固定するのである。そして、吸引用筒状部2の基端21における開口は、内側に連通用栓31を挿入し、本体部1の内側において、シール部材5を介して内部蓋4によって閉口されるものであり、吸引用筒状部2の基端21は、本体部1の内側で連通部3のみが開口する状態となるものである。
なお、吸引用筒状部2は、非可撓性材料によって構成されるものであるため、本体部1との連結において基部6によって支持されることで、立設状態が安定する。非可撓性材料としては、アクリル、ポリカーボネートなどのエンプラ材料を使用することができ、透明もしくは半透明または着色されたものであってもよいが、飲料の流下状態を目視できるように構成するためには透明な状態が好ましい。また、基部6は吸引用筒状部2と同質材料とすることが好ましいが、別の材料を使用することも可能である。
ところで、本実施形態では、連通用栓31(および内部蓋4)によって形成される連通部3が、直径1.5mmに円形孔(連通孔)として穿設したものを例示する。この連通孔3は、飲料容器内と吸引用筒状部2の内部との圧力差によって、飲料を通過可能とするものであり、飲料容器の内部容量が525mLである場合を想定している。実験の結果ではあるが、容器内部に535mLの容量の飲料が充填された状態において、連通部3の径が2mmの場合には軽く容器を握る程度でも飲料が連通部3から流下した。2mmを超える径の場合は、何もしない状態で流下することが判明した。他方、径が1mmの場合には、容器を強く押さえると連通部3から勢いよく飲料が噴出するが、吸引用筒状部2の内壁に沿って流下する飲料は少量であった。飲料を摂取可能ではあるが飲み辛い状態であった。従って、内部容量が525mLの容器を使用する場合は、径が1~2mmの範囲内にある円形孔が好ましく、1.5mmの径による微細孔が最も好適であった。なお、これよりも容量を大きくすると、要介護者(または介護者・補助者)が持つには重すぎるため、容器は525mLを上限とすることが好ましい。また、それよりも小さい容器(例えば280mL)の飲料も市販されており、これを使用する場合、1.7mmの径による円形孔が好適であった。
さらに、連通用栓31を吸引用筒状部2の内部に設ける構成とすることにより、連通部3は、その長さ方向(栓の肉厚)に所定の流路長を形成することとなる。この流路長は、3mm~10mmの範囲内となるように調整されている。3mm以上の流路長を設けることにより流路内を流下する飲料の流路抵抗をえることができるためである。これらにより、連通孔3に流入する飲料の表面張力、さらに流路出口から吸引用筒状部2に排出される際の表面張力の作用とともに、流路抵抗を得ることで不用意な流下を抑えることができる。なお、流路長を10mm以上とする場合、連通部3の口径との関係を考慮すると、流下阻止の効果よりも、飲料摂取時に要求される吸引力が大きくなり、吸引時に円滑な飲料の流下を阻害することとなることが実験上で明らかとなっている。従って、連通孔3の径を1~2mmの範囲内で自然流下を阻止する場合(特に1.5mm以下の場合)には、流路長の上限を10mmとすることが好ましい。
このように、微細孔によって適宜な口径および流路長の連通部3を構成することにより、容器に充填される飲料を摂取する場合は、軽く吸引するか、または容器を押さえる(両側から挟むように押す)ことで、無理なく連通部3を通過し、吸引用筒状部2を流下して摂取することが可能となる。
<使用形態>
本実施形態は、ペットボトル飲料を摂取する際に、容器から直接飲用できるようにするための補助具である。そこで、図3に示すように、ペットボトルに装着するのである。すなわち、図3(a)に示すように、ペットボトル容器PBは、開栓後の状態で、開口部OPの周囲に雄ネジ構成部SQが露出されることとなる。この雄ネジ構成部SQに、本実施形態の飲料用嚥下補助具Aの本体部1の内部に形成されている雌ネジ構成部11(図3(b)参照)を螺着させることにより、ペットボトルPBの開口部OPに飲料用嚥下補助具Aを装着するのである。
両者の螺着により、通常のペットボトルPBにキャップ等で再閉栓したときと同様に、本体部1の雌ネジ構成部11から飲料DRが漏れ出ることはなく、また、ペットボトルPBの内部PBaと、吸引用筒状部2の内部2aとは、シール部材5を介した内部蓋4によって遮蔽されるため、連通部3のみによって、両者PBa,2aが連通することとなる。従って、ペットボトルPBの内部の飲料DRは、連通部3を介してのみ吸引用筒状部2に移動(流下)できる状態となるものである。
実際の使用に際しては、図4に示すように、上記のように開栓後のペットボトルPBの開口部OPに本実施形態の飲料用嚥下補助具Aを装着し、臥位姿勢の要介護者等は、このペットボトルPBを反転させ、吸引用筒状部2を下向きにして、これを咥えて内部の飲料を摂取するのである。
この場合、ペットボトルPBを若干の角度をもって斜めに傾けた状態(図4(a))の場合には、当然に、連通部3を通過する飲料DRは吸引用筒状部2の内部2aに流下し、この内部2aに沿って先端の開口部まで流下できる。その先端から流出する飲料DRを口腔内に流し込んで摂取するのである。なお、単にペットボトルPBを反転させるだけでは、飲料DRは連通部3を通過せず、自然流下しないことから、摂取者が吸引用筒状部2を咥えた状態で吸引すれば、その吸引の程度(吸引による低下圧力)に応じて所望の量の飲料DRを口腔内に供給できる。
また、仮に鉛直状態までペットボトルPBを反転させた状態(図4(b))であっても、状況は同じである。異なる点は、連通部3を通過した飲料DRが、吸引用筒状部2の内部2aに沿って流下するよりも、直接流下(滴下または落下)することになることであるが、これも摂取者が吸引用筒状部2を吸引することにより発生することを考慮すれば、摂取者の吸引の程度に応じて吸引用筒状部2の先端から口腔内に飲料DRを供給し得ることに相違するものではない。
<嚥下動作について>
ところで、人が飲食物を嚥下する場合には、舌(舌筋)を活動させ、喉頭蓋によって気道を塞いで食道へ飲食物を送り込むことで誤嚥することなく嚥下することができる。図5~図6は、これらの嚥下における一連の動作を図示したものである。この図に従って一連の嚥下動作を簡単に説明する。
まず、一般的な飲食に際しては、口腔70において咀嚼されるため、飲食物は舌71の中央から先端側に置かれて、舌71の動作によって歯で咀嚼できるように移動される(図5(a)参照。これが準備期である。準備期は、咀嚼のために飲食物を移動させるのであるが、咽頭72に移動しないように、舌71の奥は口蓋(軟口蓋)73に接触した状態となる。咀嚼された後は、飲食物を咽頭72へ送るために舌71の奥へ移動させる(図5(b)参照)。これが口腔期である。口腔期では、舌71の先端は口蓋(硬口蓋)73に接触されることとなる。
引き続き、舌71が口蓋73に強く押し当てることにより、口腔70の内圧が上昇し、これに伴って、舌71の根本部分(舌根部)が下がり、これに伴って喉頭蓋74も下がって気道80を塞ぐように動作する(図6(a)参照)。これが咽頭期である。咽頭期では、口腔70の内圧が上昇するため、上下の唇75,76も強く押し合わされ、舌71は全体的に口蓋73に押し付けられる状態となる。鼻腔(咽頭鼻部)も塞がった状態となり、全体が塞がって内圧に押されるようにして、飲食物が食道90に送られるのである。
なお、飲食物が食道90に送られた後は、口腔91の内圧は解消され、喉頭蓋74が上昇して気管70は開放され、鼻腔(咽頭鼻部)も開くこととなる(図6(b)参照)。これが食道期である。食道期では、飲食物が食道に送られた後の状態であるため、舌71による口蓋73への押し付け力を低下させることから、次の嚥下動作に移行させる準備となるものである。
<実施形態の使用時の嚥下状態>
次に、臥位状態における飲料の嚥下について説明する。臥位状態としては横臥位または仰臥位など様々な状態があり得るが、ここでは、最も嚥下が難しい仰臥位状態における嚥下の場合を代表して説明する。
図7に本実施形態を使用して飲料を嚥下する状態を示す。なお、図は、本実施形態の飲料用嚥下補助具Aのうち吸引用筒状部2のみを図示している。図8(a)に示しているように、吸引用筒状部2の先端(開口端)の周辺を上下の唇75,76で挟む(唇全体を包み込む)ように咥えることにより、口腔70の内部への飲料を吸引することができることとなる。このとき、舌71の根本部分は口蓋73に密着させて飲料が喉頭72に流下しないようにする。飲料の吸引は僅かに口蓋73との間に隙間を作ることで可能となる。吸引された飲料は、舌71の根本部分と口蓋73とで形成される部分を底とする容器状に蓄えられ、準備期を形成することができる。
上記に続き、咽頭期に移行して嚥下するのであるが、このとき、図7(b)に示すように、吸引用筒状部2は、上下の唇75,76も強く押し合わされ、咽頭期における唇75,76に作用する力によって閉口に近い状態となる。また、舌71は全体的に口蓋73に押し付けることが可能であるから、口腔70の内圧を上昇させることができる。このような状況により、鼻腔(咽頭鼻部)も塞がった状態となり、全体が塞がって内圧に押されて飲食物を食道90に送ることができる。これにより嚥下動作を完了する。
なお、飲料用器内の飲料は、反転させた状態においても上述のとおり自然流下しないことから、摂取者が適度な吸引力を作用させることにより適量の飲料を口腔70の内部に供給することができる。また、飲料容器が変形可能なものである場合は、飲料容器を押さえて(絞るようにして)内部の圧力を増大させれば、吸引せずに口腔70の内部に飲料を流下させることもできる。また、吸引によって飲料を流下させる場合には、吸引後(準備期の後)に唇を開けば、吸引用筒状部2の開口端から引用容器内に外部空気を逆流させることができ、吸引前の状態に戻す(飲料容器の圧力を復元させる)ことができ、咽頭期を経過した後、続けて吸引(準備期に移行)することが可能となる。飲料容器を変形して飲料を流下させる場合は、変形のための押圧力を解除すれば容器本来の復元力を利用して外部空気を流入させることができる。
また、吸引用筒状部2の先端を口腔70の中央部分(舌71の中央部分)近傍に配置した状態で飲料を摂取する場合には、図8に示すような状態で摂取してもよい。なお、図8も図7と同様に吸引用筒状部2のみを図示している。このような摂取状態は、図8(a)に示すように、吸引用筒状部2の先端を口腔70の中央部分(舌71の中央部分)近傍まで挿入した状態で口腔79全体によって吸引用筒状部2を咥える状態とするものである。これは、吸引用筒状部2を適度に長く構成することにより配置することがかのうとなるものである。この状態で飲料を供給(吸引)することにより、飲料は咽頭直前まで移動させることができる。従って、当初より口腔期まで移行させることができる。そのため舌71の奥側が口蓋73に押し付けられ、飲料が咽頭に移動しないような動作となっている。
この状態から咽頭期に移行させるのであるが、咽頭期では、口腔70の内圧を上昇させるために、舌71を口蓋73に強く押し当てる必要があった。ところが吸引用筒状部2が口腔70の内部に存在するため、舌71は、口蓋73に到達できないが、この吸引用筒状部2を上下の唇75,76で挟み、また上下の歯77,78で噛むことにより、当該吸引用筒状部2は安定した位置を維持できることから、口蓋73に到達しない状態においても舌71が口蓋73の方向へ強く押し当てることが可能となり、内圧を上昇させることができる。これに伴って、舌71の根本部分(舌根部)を下げ、喉頭蓋74も下げることとなるため、気道80を塞ぐことができる(図8(a)参照)。
このように、吸引用筒状部2を介して十分な舌圧を口腔70に作用させることにより、通常の嚥下動作と同様に、喉頭蓋74も下げることができ、気道を塞ぐことにより誤嚥を防止し得るものとなるのである。
このような使用方法とは別に、吸引用筒状部2の先端部分のみを唇75,76で挟み、吸引することにより準備期から順次嚥下動作を行うように使用してもよい。吸引用筒状部2は、概ね40mm以上としているので、その長さの範囲であれば自由に使用できる。なお、吸引用筒状部2が40mm未満の場合には、成人男性の口腔の大きさを考慮すると上述の口腔期に移行させることができないことから、40mm以上としている。従って、50mmの長さとした場合であっても、ほどよい程度の長さ相当分を口腔内に挿入すれば良いものである。
<変形例>
図9および図10に本実施形態の変形例を示す。図9は第1の変形例であり、吸引用筒状部2を保護するためのキャップ60を設ける構成である。飲料用嚥下補助具Aそのものを変形するものではないが、構成要素を追加した変形例である。ここで、キャップ60は、有底筒状としたものであり、開口端縁61を吸引用筒状部2の基部6に装着できる大きさとしている。基部6は、前述のとおり、吸引用筒状部2を支持するためのものであるが、吸引用筒状部2に対して鍔状に設けられることから、その外周面にキャップ60の開口端縁61の内部周辺を当接させるように設けている。
他方、図10は、第2の変形例を示すものである。この変形例は、吸引用筒状部2の先端部分22を斜状としたものである。先端部分22を斜状に形成することにより、当然に長縁部分20aと短縁部分20bとが形成されることとなり、使用時には、この長縁側20aを舌91に押し当てて使用することができる。
すなわち、図11に示すように、長縁側20aを舌91の表面上で奥に設置しても口蓋73には短縁側20bが対向する状態となるため、口腔内に挿入した状態で苦しい状態とはならない。すなわち吸引用筒状部2の外径を大きくした場合でも、違和感なく挿入させることができる。
なお、吸引用筒状部2は、基本的には円筒状であり、その外径を8mm~12mmの範囲内とすることから、この吸引用筒状部2の先端部分を舌71の中央付近まで挿入したとき、特に飲料を飲む際に舌71の表面を樋状に丸めるような動作を要するが、吸引用筒状部2で舌71の表面を押さえることにより、必然的に舌71が樋状となるため、一層嚥下動作を円滑にするものとなる。
ちなみに、吸引用筒状部2の外径が8mm未満であるときは、先端が鋭利な状態となりやすいため、口腔内を傷つけることがある。また、外径が12mmを超える大きさの場合には、口腔内に挿入した際に、その大きさにより違和感を覚えることがある。従って、外径が8mm~12mmの範囲内であることにより、違和感なく安心して口腔内に挿入することができることとなる。
<まとめ>
本発明の実施形態の構成および使用態様は以上のとおりであるから、本実施形態を使用すれば、臥位姿勢にある要介護者等が飲料を摂取する場合であっても、支障なく嚥下動作を行うことができるため、誤嚥を防止しつつ飲料の嚥下が容易になる。特に、仰臥姿勢の場合には誤嚥しやすいことから、当該仰臥姿勢の場合に効果的である。また、要介護者に限らず、一般の者であっても臥位姿勢の状態で飲料を摂取することが容易となる。
本発明の実施形態は上記のとおりであるが、本発明が上述の実施形態に限定されるものではない。従って、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、他の構成に変更し、または他の要素を追加してもよい。例えば、本体部1については、特に材質を特定するものではないが、好適な材料があれば適宜選定すればよい。なお、実施形態は、市販されているペットボトル飲料を摂取する場合を想定しており、当該ペットボトル飲料のキャップと同様の材質を使用すれば、本体部1の螺着部分からの飲料の漏洩は考慮する必要がないものとなる。そのため、そのような構成を前提として説明した。
上述の実施形態では、本体部1および吸引用筒状部2は個別の部材を用いる形態のみについて説明したが、両者を一体成形してなる構成としてもよい。この場合には、図12(a)に示すように、吸引用筒状部2を支持するための基部6を省略することができる。また、図12(b)に示すように、本体部1の裏側に設けていた内部蓋4およびシール部材5も省略し、吸引用筒状部2を本体部1に一体化させる構成とすることができる。同時に、吸引用筒状部2の基端側の内側に一体的な連通用栓31を形成させれば、その一部を連通させて連通部3を構成することができる。このような一体成形品によって飲料用嚥下補助具を構成してもよい。
さらに、キャップは、前掲のような独立した形態に限定されず、吸引用筒状部2に設置した形態でもよい。例えば、図13に示すように、固定部材63、連続部材64およびキャップ本体65によってキャップ構成部を構成し、固定部材63を吸引用筒状部2の基端側に固定したものとすることができる。この場合、連続部材64は、可撓性を有する材料によって構成することにより、キャップ本体65の位置を適宜自在に変更することが可能となる。そのため、キャップ本体65を吸引用筒状部2の開口端から取り外した状態(図13(a)参照)において、キャップ本体65は吸引用筒状部2に間接的に連続し得ることとなり、紛失することがない。また、連続部材64を変形させることによって、容易にキャップ本体65を吸引用筒状部2の先端開口部に装着することができるものとなる。なお、図13は、一体成形した飲料用嚥下補助具の場合を示しているが、各種の構成部材によって飲料用嚥下補助具Aを形成する場合(図1参照)には、キャップ構成部の固定部材63を基部6の周辺に装着するようにしてもよい。
な、連通部3は、単一の円形孔を代表例として説明したが、この形状は適宜変更可能であり、設ける位置や数についても適宜変更することができる。特に、第2変形例のように吸引用筒状部2の先端部分22を斜状に構成する場合には、長縁側20aに接近した位置に設けることとするものでもよい。
また、実施形態ではペットボトル飲料を例示したが、他の容器飲料においても同様に使用できる。この場合、本体部1の内側(雌ネジ構成部11)の構成を変化させればよいものとなる。また、飲料容器が硬質材料で変形容易でない場合であっても、吸引による圧力低下により容器内部の飲料を吸引することは可能である。硬質・軟質、いずれの容器であっても、内部の飲料を流下させた後には、吸引用筒状部2の先端から連通部3を介して外気を流入させることにより、継続して飲料を摂取することが可能である。
1 本体部
2 吸引用筒状部
2a 吸引用筒状部の内部
3 連通部
4 内部蓋
5 シール部材
6 基部
11 雌ネジ構成部
12 波形構成部
20a 長縁部分(長縁側)
20b 短縁部分(短縁側)
21 吸引用筒状部の基端
22 吸引用筒状部の先端部分
31 連通用栓
60 キャップ
61 キャップの開口端縁
63 キャップ構成部の固定部材
64 キャップ構成部の連続部材
65 キャップ構成部のキャップ本体
70 口腔
71 舌
72 咽頭
73 口蓋
74 喉頭蓋
75 上唇
76 下唇
77 上歯
78 下歯
80 気道
90 食道
A 飲料用嚥下補助具
DR 飲料
PB ペットボトル
PBa ペットボトルの内部
OP 開口部
SQ 雄ネジ構成部

Claims (8)

  1. 飲料容器の開口部に装着可能な本体部と、前記本体部に立設され、先端を開口させた筒状に形成されてなる吸引用筒状部と、前記吸引用筒状部の基端の内部に装着された連通用栓と、前記連通用栓に設けられ、前記飲料容器の内部と前記吸引用筒状部の内部とを連通する微細孔によって構成される連通部とを備え、
    前記吸引用筒状部は、非可撓性を有する材料により構成されており、
    前記連通部を構成する微細孔は、1mm以上かつ2mm以下の径によるものが1以上設けられるものである
    ことを特徴とする飲料用嚥下補助具。
  2. 前記連通部は、前記連通用栓の肉厚方向に形成され、その流路長を3mm~10mmとするものである請求項1に記載の飲料用嚥下補助具。
  3. 前記吸引用筒状部の基端のうち、前記本体部の表面側には、該吸引用筒状部の姿勢を安定するために該吸引用筒状部の周辺を包囲する基部を設け、該吸引用筒状部の基端の端縁には、前記連通部を維持しつつ該基端を閉塞する内部蓋が設けられ、該内部蓋は、シール部材を介在させつつ前記本体部の内側に配置されるものである請求項1に記載の飲料用嚥下補助具。
  4. 前記吸引用筒状部は、直線状に設けられた直線部を備え、該直線部は、該吸引用筒状体の先端が利用者の口腔の中央に到達できる長さとして15mm~40mmとしつつ、外径8mm~12mmの範囲内とする円筒状に形成してなるものである請求項1に記載の飲料用嚥下補助具。
  5. 前記直線部の先端は、円筒状の直線部の中心軸の任意の点を中心とする球面状に形成されるものである請求項4に記載の飲料用嚥下補助具。
  6. 前記直線部の先端は、円筒状の直線部の軸線に対して斜状に切断された斜状端縁を形成している請求項4に記載の飲料用嚥下補助具。
  7. 前記吸引用筒状部の基端側には、該吸引用筒状部の外径よりも大径とする鍔状の基部が設けられ、該基部を包囲しつつ該基部の外周端縁に当接可能な内壁を有する有底筒状のキャップを備えるものである請求項1~6のいずれかに記載の飲料用嚥下補助具。
  8. さらにキャップ構成部を備え、該キャップ構成部は、固定部材と、可撓性を有する材料によって該固定部材に連続させてなる連続部材と、該連続部材の先端に設けられるキャップ本体とを備え、前記固定部材が前記吸引用筒状部の基端側に固定されるものである請求項1~6のいずれかに記載の飲料用嚥下補助具。
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