JPH06217989A - 温熱治療装置 - Google Patents

温熱治療装置

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JPH06217989A
JPH06217989A JP5013905A JP1390593A JPH06217989A JP H06217989 A JPH06217989 A JP H06217989A JP 5013905 A JP5013905 A JP 5013905A JP 1390593 A JP1390593 A JP 1390593A JP H06217989 A JPH06217989 A JP H06217989A
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JP
Japan
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applicator
ultrasonic
cooling device
probe
ultrasonic transducer
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JP5013905A
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Hidetoshi Saito
秀俊 齋藤
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は温熱治療用アプリケータを治療部位の
ある管腔に挿入して患部全体を効率的に加温できるとと
もに、留置する周辺の生体に熱的な損傷を与えない安全
性の高い温熱治療装置を提供することを目的とする。 【構成】尿道に挿入して留置されるとともにその尿道内
から患部に向けて放射する加温用超音波を発振する超音
波振動子21を内蔵した腔内アプリケータ2と、この腔
内アプリケータ2の内部に冷却液を供給してその腔内ア
プリケータ2を冷却する冷却装置6と、この加温用腔内
アプリケータ2からの超音波を受信する超音波センサ素
子43及び温度センサ素子42を設けた直腸プローブ3
とを設け、前記直腸プローブ3から超音波センサ素子4
3及び温度センサ素子42の測定情報により前記超音波
振動子21の出力及び冷却装置6の出力を制御するよう
にした。これによると、超音波によって尿道内部から前
立線部位を直接的に加温することが実現できる。直腸粘
膜での温度及び超音波強度を検知して加温の制御を行
う。よって、直腸粘膜の損傷を未然に防ぐことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、悪性腫瘍、或いは前立
線肥大症のような良性腫瘍を加温して治療する温熱治療
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、悪性腫瘍を加温することで、それ
を治療することが行われ、また、前立線肥大症(良性腫
瘍)も加温によって治療可能である。特開昭62−284649
号公報において開示される温熱治療装置は、超音波アプ
リケータの内部に収納した超音波トランスデューサで発
生させた超音波を、その焦点位置に集束し、この焦点位
置にある部位を加温する。また、この超音波アプリケー
タは直腸に挿入するものであり、直腸側から前立線の患
部に向けて超音波を照射して加温するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開昭62−
284649号公報に開示されたような超音波アプリケータ
は、直腸側から超音波を照射して極力患部に集束させる
タイプであるため、加温領域を絞ることができる。特
に、直腸側にのみ肥大した前立線を加温する場合に適す
るものである。しかしながら、前立線肥大部の形状は様
々であり、例えば前立線全体が肥大している場合、その
温熱治療装置では加温領域が狭すぎて全体を加温できな
い。また、直腸内から超音波を放射するため、直腸の粘
膜を損傷しないように安全性を充分に考慮して使用する
必要がある。
【0004】また、マイクロ波アプリケータを経直腸的
に挿入してマイクロ波により前立腺を加温するものも提
案されているが、マイクロ波は前立腺癌の発生する外腺
まで加温することが難しいので、効率的に治療すること
ができない。
【0005】本発明は前記課題に着目してなされたもの
で、その目的とするところは温熱治療用アプリケータを
治療部位のある管腔に挿入して患部全体を効率的に加温
できるとともに、留置する周辺の生体に熱的な損傷を与
えない安全性の高い温熱治療装置を提供することにあ
る。
【0006】
【問題点を解決する手段および作用】本発明の温熱治療
装置は、尿道に挿入して留置されるとともにその尿道内
から患部に向けて放射する加温用超音波を発振する超音
波振動子を内蔵した腔内アプリケータと、この腔内アプ
リケータの内部に冷却液を供給してその腔内アプリケー
タを冷却する冷却装置と、この加温用腔内アプリケータ
からの超音波を受信する超音波センサ及び温度センサを
設けた直腸プローブとを設け、前記直腸プローブから超
音波センサ及び温度センサの測定情報により前記超音波
振動子の出力及び冷却装置の出力を制御するようにし
た。これによると、超音波によって尿道内部から前立線
部位を直接的に加温することが実現できる。直腸粘膜で
の温度及び超音波強度を検知して加温の制御を行う。よ
って、直腸粘膜の損傷を未然に防ぐことができる。
【0007】
【実施例】図1ないし図5を参照して本発明の第1の実
施例に係る温熱治療装置を説明する。図1はその温熱治
療装置のシステム全体を示している。尿道1内に挿入す
る加温用腔内アプリケータ2と直腸プローブ3を有して
おり、加温用腔内アプリケータ2には体外に設置される
制御装置4,発振器5,冷却装置6が接続される。ま
た、直腸7に挿入する直腸プローブ3は制御装置4に接
続する。制御装置4は発振器5と冷却装置6にそれぞれ
接続する。制御装置4は加温パラメータ(温度及び超音
波強度)の設定を行い、加温用腔内アプリケータ2から
の温度情報、または直腸プローブ3からの温度情報ある
いは超音波強度情報によって発振器5の出力、及び冷却
装置6の出力を調整する。
【0008】加温用腔内アプリケータ2は図2及び図3
で示すように構成されている。腔内アプリケータ2は、
高分子材料からなるチューブ状の外シース11を最外側
に配し、その外シース11の内腔にはチューブ状の内シ
ース12がその内腔に対して同心的に配置されている。
また、外シース11の先端に封止部材13を取り付け、
その外シース11の先端を気密的に封止している。内シ
ース12の先端は封止部材13よりも手元側に配置して
おり、また、外シース11と内シース12との間の空間
を内シース12の内部に連通させる空間を形成してい
る。
【0009】前記外シース11の先端部外周にはバルー
ン14が設けられている。このバルーン14の内部は外
シース11の壁部にその外シース11の長手方向に沿っ
て形成した送液孔15に連通している。送液孔15は外
シース11の手元部分で分岐したチューブ16に設けた
口金17に接続される。この口金17にはバルブ18が
設けられている。口金17の開口端部には図示しないシ
リンジ等を接続可能に形成し、そのシリンジ等から送液
孔15を通じてバルーン14に送液することができる。
バルブ18はそのノブ19の調整によりバルブ18の開
閉操作を行う。
【0010】内シース12の先端部外周にはそれぞれ短
い円筒状に形成した複数の超音波振動子21が被嵌する
状態で固定されている。この超音波振動子21は図4で
示すように構成されている。すなわち、超音波振動子2
1はその本体22を短い円筒状の圧電素子で構成してな
り、その本体22の内周面と外周面にはそれぞれ電極2
3,24を設けている。そして、この内側の電極23と
外側の電極24との間に高周波電圧を印加することで、
本体22の外周外側向きに超音波を発生する。電極2
3,24はその一部を延長してリード線接続部25,2
6を形成している。このリード線接続部25,26以外
の電極23,24の部分は、図示しない絶縁性コーティ
ング材にて被覆されている。
【0011】また、超音波振動子21は3個あり、数ミ
リメートルの間隔をおいて内シース12の外周に取付け
固定する。この場合、3個の超音波振動子21の軸方向
長さの合計を30mm〜50mmが望ましい。それぞれの超
音波振動子21の対応するリード線接続部25,26同
士を電気的に接続する。最も手元側の超音波振動子21
のリード線接続部25,26にはそれぞれリード線2
7,28が接続されている。
【0012】一方、図3で示すように、外シース11の
手元側端部には封止部材30が固定されていて、外シー
ス11の手元側開口が封止されている。封止部材30に
はそれぞれ対応した位置においてリード線用孔31、内
シース用孔32、センサー用孔33、チューブ用孔3
4、外シース嵌込み穴35が形成されている。そして、
リード線用孔31には可撓性の第1のチューブ36が接
続され、そして、リード線27,28はまとめてリード
線用孔31から第1のチューブ36に挿通して図示しな
い発振器接続用コネクタに接続されている。なお、リー
ド線用孔31は充填剤37にて封止し、加温用腔内アプ
リケータ2の内部と第1のチューブ36の内部の間の連
通を遮断する。
【0013】また、内シース12は、内シース用孔32
を液密的に貫通して腔内アプリケータ2の後方へ導出し
ており、この内シース12は、冷却装置6における図示
しない液体回収コネクタに接続される。なお、内シース
21の外周と内シース用孔32は接着剤等により液密的
に固定されている。
【0014】チューブ用孔34には第2のチューブ38
が嵌め込まれ、接着剤等により気密的に固定されてい
る。第2のチューブ38は外シース11と内シース12
の間の空間に連通する。第2のチューブ38は前述した
冷却装置6の図示しない液体供給コネクタに接続する。
この構成により、冷却装置6から第2のチューブ38〜
外シース11と内シース12の間の空間〜内シース12
の内部を通じて、冷却装置6に冷却液を戻す還流が可能
となっている。
【0015】前記外シース11の先端壁部には例えば熱
電対等の温度センサ素子39を埋設する。この埋設個所
は前記超音波振動子21群の手元側端より手元側に位置
する。この設置位置は、前記超音波振動子21から発信
する超音波の影響を受けに難い位置である。また、前記
温度センサ素子39の埋設位置は腔内アプリケータ2を
尿道1に挿入した時に尿道括約筋の位置に対応する。な
お、温度センサ素子39は第1の温度計40に接続さ
れ、検出したアナログ信号を測定温度に対応したデジタ
ル信号に変換する。この温度センサによるデジタル信号
は制御装置4に入力する。
【0016】次に、図5を参照して、直腸プローブ3の
構成を説明する。この直腸プローブ3はそのカバー41
を外周が滑らかな高分子材料から形成する。カバー41
の先端部の外周壁部には、その長手軸方向に沿って温度
センサ素子42と超音波受信素子43を交互に並べて3
個ずつ固定されている。最先端側の温度センサ素子42
から手元側端の超音波受信素子43までの長さは、前述
した加温用腔内アプリケータ2の超音波振動子21の3
個の軸方向長さの合計30mm〜50mm以上であることが
望ましい。
【0017】また、各温度センサ素子42から伸びるリ
ード線46はまとめて第1のチューブ44に入れられて
導かれ、直腸プローブ3側の温度を測定する第2の温度
計45に接続される。第2の温度計45は温度センサ素
子42で検出したアナログ信号を測定温度に対応したデ
ジタル信号に変換する。また、各超音波受信素子43か
ら伸びるリード線46はまとめて第2のチューブ47に
入れて導かれ、直腸プローブ3側で受ける超音波の強さ
を測定してその強さに応じたデジタル信号に変換する超
音波検出計48に接続される。第2の温度計45と超音
波検出計48の各センサ出力は制御装置4に入力する。
【0018】次に、この第1の実施例に係る温熱治療装
置の作用を説明する。まず、このシステムにおける制御
装置4、及び冷却装置6を駆動し、冷却液を腔内アプリ
ケータ2内に還流し、その腔内アプリケータ2内の空気
を抜く。
【0019】この準備を終わった後、図1で示すように
尿道1内に腔内アプリケータ2を挿入する。そして、膀
胱50内にバルーン14を位置させ、口金17に給水用
シリンジを接続してバルブ18を開き、そのシリンジに
て水(純水や脱気水等)を10cc〜30cc程度注入し
て、バルーン14を膨脹する。そこで、腔内アプリケー
タ2の手元側に引き、膨脹したバルーン14は、図1で
示すように膀胱50の内壁に当たり、位置決めさせられ
る。
【0020】さらに、直腸7内に直腸プローブ3を挿入
し、それの温度センサ素子42と超音波受信素子43側
を前立線の患部51の方向に向ける。制御装置4に加温
パラメータを入力し、加温動作を開始する。そして、超
音波検出計48での受信値が最も大きくなる部分に直腸
プローブ3を移動する。
【0021】制御装置4は、加温パラメータに応じて発
振器5及び冷却装置6を制御する。すなわち、制御装置
4は第1の温度計40の測定値に応じて冷却装置6の冷
却出力を調整する。第1の温度計40の測定値は尿道括
約筋の温度を示すから、それに熱的な損傷を与えないよ
うに冷却装置6の出力を調節する。
【0022】また、第2の温度計45の測定値、または
超音波検出計48の測定値に応じて、発振器5の出力を
適正な値に調整する。例えば、第1の温度計40の測定
値がしきい値たる43℃を越えたとき、冷却装置6の冷
却出力を大きくして尿道粘膜表面の冷却を行い、第2の
温度計48の測定値がしきい値42度を越えたとき、超
音波出力を低下させて加温能力を低下させる。また、超
音波検出計48の測定値が急激に変化したとき、腔内ア
プリケータ2または直腸プローブ3の位置ずれと判断
し、超音波出力を停止する。
【0023】しかして、この実施例の構成によれば、腔
内アプリケータ2を尿道1内に直接的に導入し、前立線
の患部51の部位を加温する。さらに、腔内アプリケー
タ2内に組み込む超音波振動子21を円筒状に形成する
ため、前立線全周を均等に加温することが可能であり、
治療効果が著しく向上する。直腸7から超音波を発振さ
せないので、直腸粘膜の損傷が避けることができる。
【0024】腔内アプリケータ2と直腸プローブ3にそ
れぞれ温度計40,45の温度センサ素子39,42を
設けて加温制御を行うので、その加温制御が確実である
とともに安全性が高い。さらに,直腸プローブ3には超
音波受信素子43を設けたことで、腔内アプリケータ2
の位置ずれが検知でき、安全性が高い。
【0025】腔内アプリケータ2の内部に冷却液を還流
させて超音波振動子21などの発熱部分を冷却するた
め、超音波振動子21などの発熱を押さえ、効率よい超
音波発振ができる。また、尿道粘膜の冷却ができるた
め、尿道粘膜の損傷が避けることができる。
【0026】さらに、前記実施例の構成では超音波振動
子21を3個連設することで、腔内アプリケータ2の可
撓性が阻害されず、腔内アプリケータ2の挿入性がよ
い。なお、腔内アプリケータ2に設ける超音波振動子は
3個に限らず、1個或いは複数個用いて良い。1個の場
合は本実施例よりも挿入性が悪くなるおそれはあるが、
低コストで製作できる。
【0027】腔内アプリケータ2に設けた温度センサ素
子39により、尿道括約筋の温度を検知し、括約筋の損
傷を防ぐことができ、尿失禁等の合併症をなくすことが
できる。
【0028】図6は前記実施例の腔内アプリケータ2に
おける超音波振動子部の変形例を示すものである。すな
わち、これの内シース12は高分子材料からなるチュー
ブ55の外周側表面に導電体56をコーティングして構
成したものである。超音波振動子21はその電極23
(図4を参照)の絶縁性コーティングを剥がし、導電体
56に導電性接着剤にて固定する。超音波振動子21,
21の間には柔軟な絶縁材料からなる円筒状のスペーサ
57を介在して固定する。スペーサ57の外周側表面に
超音波振動子21,21それぞれのリード線接続部26
を延ばし、外側から絶縁材料からなる環状の圧着部材5
8で固定し、そのリード線接続部26同士を導通させ
る。なお、圧着部材58は超音波振動子21及びスペー
サ57に液密的に嵌合し、リード線接続部26を冷却液
の浸透から保護する。
【0029】また、超音波振動子21の手元側端には圧
着部材58と同じ内径、外径を有する保護シース59を
固定する。保護シース59は高分子材料からなるチュー
ブの内周側表面に導電体60をコーティングしたもので
ある。導電体60は超音波振動子21の手元側端のリー
ド線接続部26(図4を参照)に導通させる。さらに、
保護シース59の先端は超音波振動子21に対して液密
的に嵌合し、リード線接続部26を冷却液の浸透から保
護する。導電体56,60はそれぞれリード線27,2
8に接続し、さらに、発振器5に接続する。この変形例
でも、前記実施例と同様な作用であり、同様な効果を実
現する。
【0030】図7はさらに他の変形例を示すものであ
る。この腔内アプリケータ2はバルーン14に液体では
なく、気体を入れるようにしたものである。前立線等の
組織音響インピーダンスと空気の音響インピーダンスは
差が大きく、超音波は組織と空気の境界面で反射され
る。超音波振動子21からバルーン14へ向かった超音
波はそのバルーン14で反射され、前立線へ向かう。こ
の変形例では、本来加温に使用できなかった超音波も無
駄なく利用し、非常に効率の良い加温ができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、超
音波によって尿道内から前立線を直接的な加温を実現で
きる。また、前立線全周を均等に加温するようにするこ
とも可能であり、治療効果を著しく向上する。さらに、
直腸プローブ側で直腸粘膜での温度及び超音波強度を検
知して加温の制御を行うので、直腸粘膜の損傷を未然に
防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る温熱治療装置のシ
ステムの構成説明図。
【図2】前記温熱治療装置における加温用腔内アプリケ
ータの先端部の断面図。
【図3】前記温熱治療装置における加温用腔内アプリケ
ータの後端部の断面図。
【図4】前記加温用腔内アプリケータにおける超音波振
動子の断面図。
【図5】前記温熱治療装置における直腸プローブの先端
部の断面図。
【図6】前記加温用腔内アプリケータの変形例を示す断
面図。
【図7】前記加温用腔内アプリケータの他の変形例の使
用状態を示す図。
【符号の説明】 1…尿道、2…加温用腔内アプリケータ、3…直腸プロ
ーブ、4…制御装置、5…発振器、6…冷却装置、7…
直腸、21…超音波振動子、39…温度センサ素子、4
0…第1の温度計、42…温度センサ素子、43…超音
波受信素子、45…第2の温度計、48…超音波検出
計。
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】また、マイクロ波アプリケータを経尿道
に挿入してマイクロ波により前立腺を加温するものも提
案されているが、マイクロ波は前立腺癌の発生する外腺
まで加温することが難しいので、効率的に治療すること
ができない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】前記外シース11の先端壁部には例えば熱
電対等の温度センサ素子39を埋設する。この埋設個所
は前記超音波振動子21群の手元側端より手元側に位置
する。この設置位置は、前記超音波振動子21から発信
する超音波の影響を受け難い位置である。また、前記温
度センサ素子39の埋設位置は腔内アプリケータ2を尿
道1に挿入した時に尿道括約筋の位置に対応する。な
お、温度センサ素子39は第1の温度計40に接続さ
れ、検出したアナログ信号を測定温度に対応したデジタ
ル信号に変換する。この温度センサによるデジタル信号
は制御装置4に入力する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】しかして、この実施例の構成によれば、腔
内アプリケータ2を尿道1内に直接的に導入し、前立線
の患部51の部位を加温する。さらに、腔内アプリケー
タ2内に組み込む超音波振動子21を円筒状に形成する
ため、前立線全周を均等に加温することが可能であり、
治療効果が著しく向上する。特に、超音波はマイクロ波
よりも組織深達度に優れ、外腺に生じた前立腺癌をも加
温可能である、さらに、直腸7側から超音波を発振させ
ないので、直腸粘膜の損傷を極力避けることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】尿道に挿入して留置されるとともにその尿
    道内から患部に向けて放射する加温用超音波を発振する
    超音波振動子を内蔵した腔内アプリケータと、この腔内
    アプリケータの内部に冷却液を供給してその腔内アプリ
    ケータを冷却する冷却装置と、この加温用腔内アプリケ
    ータからの超音波を受信する超音波センサ及び温度セン
    サを設けた直腸プローブと、直腸プローブから超音波セ
    ンサからの超音波強度情報、及び温度センサからの温度
    情報により前記超音波振動子の出力及び冷却装置の出力
    を調整する制御装置とを具備したことを特徴とする温熱
    治療装置。
JP5013905A 1993-01-29 1993-01-29 温熱治療装置 Withdrawn JPH06217989A (ja)

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