JPH07116274A - 温熱治療装置 - Google Patents

温熱治療装置

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JPH07116274A
JPH07116274A JP26916793A JP26916793A JPH07116274A JP H07116274 A JPH07116274 A JP H07116274A JP 26916793 A JP26916793 A JP 26916793A JP 26916793 A JP26916793 A JP 26916793A JP H07116274 A JPH07116274 A JP H07116274A
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JP
Japan
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temperature
applicator
cooling liquid
reflux device
controller
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JP26916793A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Saito
秀俊 齋藤
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は加温治療部位を有効に加温し、治療効
果を向上させることを最も主要な特徴とする。 【構成】第1の温度センサ11および第2の温度センサ
12からの検出信号に基いて還流装置14および高周波
発振器13の出力をそれぞれ制御することにより、加温
能力および冷却能力の二つのパラメータによって加温部
を温度制御して前立腺肥大部H3 を有効に加温するもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は前立腺肥大症のような良
性腫瘍、或いは癌等を加温して治療する温熱治療装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、癌を加温することで癌を治療し得
ることが知られるようになった。また、前立腺肥大症
(良性腫瘍)も加温によって治療可能である。この種の
温熱治療装置として例えば、特公平2−41977号公
報が知られている。
【0003】この温熱治療装置には生体に当接される温
熱治療用のアプリケータが設けられている。このアプリ
ケータには生体内部の加温治療部の測温を行う第1の温
度測定手段と、アプリケータが当接する生体表面の測温
を行う第2の温度測定手段と、生体内部の加温治療部と
生体表面との間の測温を行う第3の温度測定手段とが設
けられている。そして、第2の温度測定手段の出力の大
小に応じてアプリケータ内を還流する液体の冷却を行う
冷却機構を制御する第1の制御機能と、第3の温度測定
手段が所定温度以上の温度を検出した場合、電磁波吸収
用ダミーロードに電磁波出力を切り換える第2の制御機
能とが設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特公平2−41977
号公報に開示された温熱治療装置では第2の温度測定手
段の測温値を元に冷却機構の冷却能力を制御し、第3の
温度測定手段の測温値を元に電磁波出力をダミーロード
に切り換えるようにしているため、生体を必要以上に加
温することがなく、安全性が高い。
【0005】しかしながら、第3の温度測定手段の測温
値に基いてダミーロードに出力を切り換えている間、電
磁波は生体に出力されないため、血流の多い生体深部、
例えば食道、胆管、前立腺等は血流によって冷却されて
しまう問題がある。
【0006】また、治療中に加温治療部の加温による熱
が加温治療部以外の周辺部位にも伝熱するので、第2の
温度測定手段および第3の温度測定手段の測温値は高め
になることが多い。この場合、例えば加温治療部位が治
療に有効な温度に達する前に電磁波出力がダミーロード
に切り換えられるおそれがあるので、加温治療部位を有
効に加温できないおそれがある。そのため、上記従来構
成の温熱治療装置では治療効果を向上させるために加温
治療部位を十分に加温するには不十分なものとなるおそ
れがある。
【0007】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、加温治療部位を有効に加温することが
でき、治療効果を向上させることができる温熱治療装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は電磁波エネルギ
の放射部が設けられるとともに、内部に冷却液を循環さ
せる冷却液通路が形成されたアプリケータと、前記冷却
液通路への冷却液供給手段と、前記電磁波エネルギ放射
部への電磁波供給手段と、前記アプリケータの表面に配
設され、少なくとも前記電磁波供給手段の制御用の第1
の温度センサおよび前記冷却液供給手段の制御用の第2
の温度センサを備えた温度検出手段と、前記第1の温度
センサおよび第2の温度センサからの検出信号に基いて
前記冷却液供給手段および電磁波供給手段の出力をそれ
ぞれ制御する制御手段とを具備したものである。
【0009】
【作用】第1の温度センサおよび第2の温度センサから
の検出信号に基いて冷却液供給手段および電磁波供給手
段の出力をそれぞれ制御することにより、加温能力およ
び冷却能力の二つのパラメータによって加温部を温度制
御して加温治療部位を有効に加温するようにしたもので
ある。
【0010】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1および図
2を参照して説明する。図1は前立腺肥大症の温熱治療
装置のシステム全体の概略構成を示すものである。図1
中で、1は温熱治療装置のアプリケータである。
【0011】このアプリケータ1には図2に示すように
外シース2が設けられている。この外シース2の先端部
外周面には膨脹可能なバルーン3が装着されている。さ
らに、外シース2の内部には先端が封止された還流穴4
と、この還流穴4と平行に延設された送気穴5とが設け
られている。
【0012】ここで、送気穴5の先端部は外シース2の
先端部外周面に形成され、バルーン3の内部に開口する
開口部に連結されている。また、還流穴4の内部にはチ
ューブ状の内シース6が挿入されている。この内シース
6の先端開口部は還流穴4の先端封止部の付近まで延設
されている。
【0013】さらに、この内シース6の内部にはマイク
ロ波伝送用の同軸ケーブル7が挿入されている。この同
軸ケーブル7の先端部にはマイクロ波を照射可能なアン
テナ部(電磁波エネルギの放射部)8が形成されてい
る。なお、内シース6と同軸ケーブル7との間には冷却
液等が流通可能な空間が形成されている。さらに、アン
テナ部8はこのアンテナ部8の先端から手元側へ例えば
30〜60mmの範囲でマイクロ波をアプリケータ1の外
周方向に照射可能になっている。
【0014】また、外シース2の先端部外周面には2つ
のセンサ穴9,10がこの外シース2の軸心方向に所定
間隔離間させた状態で形成されている。ここで、外シー
ス2と内シース6との間の空間内には第1の温度センサ
11および第2の温度センサ12が挿入されている。
【0015】そして、一方の第1の温度センサ11の先
端の測温部は前方のセンサ穴9から外シース2の外側に
引き出され、外シース2の外周面に露出状態で接着剤等
で固定される。同様に、他方の第2の温度センサ12の
先端の測温部は後方のセンサ穴10から外シース2の外
側に引き出され、外シース2の外周面に露出状態で接着
剤等で固定される。なお、第1の温度センサ11は解剖
学的に前立腺部H3 の内壁を測温し、第2の温度センサ
12は尿道括約筋H4 を測温すべくある程度の距離を離
して固定される。
【0016】また、第1の温度センサ11はアンテナ部
8の先端部から手元側へ約15〜30mmの範囲において
外シース2のセンサ穴9から引き出され、第2の温度セ
ンサ12はアンテナ部8の先端部から手元側へ約40〜
60mmの範囲において外シース2のセンサ穴10から引
き出されている。
【0017】また、外シース2と内シース6の間にはリ
ング状の第1の冷却液流通空間4aが形成されている。
さらに、内シース6と同軸ケーブル7との間にはリング
状の第2の冷却液流通空間4bが形成されている。ま
た、還流穴4の先端封止部の付近には第1の冷却液流通
空間4aと第2の冷却液流通空間4bとの間を連通する
連通部4cが形成されている。
【0018】さらに、外シース2と内シース6との間の
第1の冷却液流通空間4aの基端部には送液チューブ1
5の一端部が気密的に接続され、内シース6と同軸ケー
ブル7との間の第2の冷却液流通空間4bには回収チュ
ーブ16の一端部が気密的に接続される。これらの送液
チューブ15および回収チューブ16の他端部は還流装
置(冷却液供給手段)14に接続されている。
【0019】この還流装置14の内部には冷却液の温度
変化させる熱交換部(図示せず)と冷却液の送液量を変
化させるポンプ部(図示せず)とが配設されている。そ
して、還流装置14の駆動時にはポンプ部から吐出され
る冷却液が送液チューブ15を通してアプリケータ1に
供給される。さらに、アプリケータ1に供給された冷却
液は外シース2と内シース6との間の第1の冷却液流通
空間4aから連通部4cを通して内シース6と同軸ケー
ブル7との間の第2の冷却液流通空間4b内に流入され
る。そして、第2の冷却液流通空間4bから回収チュー
ブ16を通して還流装置14側に回収され、冷却液還流
路が形成される。
【0020】また、13は例えば2450MHzのマイ
クロ波を発生する高周波発振器(電磁波供給手段)であ
る。この高周波発振器13はアプリケータ1内の同軸ケ
ーブル7に接続されている。
【0021】さらに、送気穴5の基端部は手元側の送気
口金17に連結されている。この送気口金17にはシリ
ンジ等(図示せず)が着脱可能に接続され、このシリン
ジによって送気する事により、バルーン3が膨らむよう
になっている。そして、バルーン3をしぼませたままア
プリケータ1の先端部を肛門H0 から尿道H1 内を通し
て膀胱H2 まで挿入し、膀胱H2 内でバルーン3を膨ら
ましてやや引くことでアプリケータ1が前立腺肥大部H
3 に対して位置決め・固定されるようになっている。
【0022】また、尿道H1 を介して前立腺肥大部H3
へと挿入されるアプリケータ1に高周波発振器13を接
続することで、同軸ケーブル7を介してアンテナ部8に
マイクロ波が伝送され、このアンテナ部8から前立腺肥
大部H3 にマイクロ波が照射可能になっている。
【0023】さらに、温度センサ11,12はいずれも
外部の温度計(温度検出手段)21に接続されている。
この温度計21は温度センサ11,12から出力される
測温信号(例えば電気信号、光信号等)を対応する電気
的温度信号に変換し、温度を表示可能になっている。こ
の温度計21は制御部(制御手段)18に接続されてい
る。
【0024】この制御部18の内部には発振器コントロ
ーラ19と還流装置コントローラ20とが設けられてい
る。そして、発振器コントローラ19は高周波発振器1
3に接続され、還流装置コントローラ20は還流装置1
4に接続されてる。さらに、発振器コントローラ19に
は第1の温度センサ11の測温データが入力され、還流
装置コントローラ20には第2の温度センサ12の測温
値が入力されるようにそれぞれ温度計21に接続されて
いる。
【0025】そして、発振器コントローラ19は入力さ
れた温度データの値に応じて高周波発振器13のマイク
ロ波出力を増減させるように機能する。さらに、還流装
置コントローラ20は入力された温度データの値に応じ
て還流装置14内の熱変換部とポンプ部とを制御し、こ
の還流装置14からの出力を増減させるように機能す
る。
【0026】次に、上記構成の作用について説明する。
まず、アプリケータ1は尿道H1 に挿入される。このア
プリケータ1の先端部が膀胱H2 に達したのち、送気口
金17よりシリンジ等によって送気し、バルーン3を膨
らませる。その後、アプリケータ1を抵抗感を感じるま
で引き、抵抗感を感じた状態でアプリケータ1の引っ張
り動作を止める。この時、アプリケータ1の第1の温度
センサ11の先端の測温部は前立腺肥大部H3 の内壁に
接し、第2の温度センサ12の先端の測温部は尿道括約
筋H4 に接した状態で位置決めされる。
【0027】続いて、この状態で制御部18を駆動す
る。この制御部18の駆動時には制御部18内の還流装
置コントローラ20は還流装置14を駆動し、発振器コ
ントローラ19は高周波発振器13を駆動する。このと
き、高周波発振器13は還流装置14が駆動された時点
よりも一定時間遅らせた一定時間経過後に駆動される。
【0028】また、還流装置14の駆動にともない冷却
液が還流装置14から送液チューブ15を介してアプリ
ケータ1内に供給されるとともに、アプリケータ1内で
熱交換された高温状態の冷却液が回収チューブ16を介
して回収される。
【0029】さらに、還流装置14が駆動され、冷却液
がアプリケータ1内を通過或いは満たしたのちに高周波
発振器13が駆動される。この場合、還流装置14の駆
動開始時にはそのときの冷却液の流れによって温度セン
サ11及び12の測温部の周辺部位(前立腺部H3 の内
壁、尿道括約筋H4 )の熱が奪われ、温度計21によっ
て測定される測定温度が体温(36〜37℃)から急激
に低下する。
【0030】そして、発振器コントローラ19は第1の
温度センサ11の測定温度が急激に低下した後に高周波
発振器13の駆動を開始する。また、還流装置14が駆
動された時点から高周波発振器13が駆動されるまでの
時間は冷却液の流量によって変化するが30秒〜10分
程度が適当である。
【0031】この高周波発振器13の駆動開始時間の遅
れにより、アプリケータ1内の冷却液還流路内の残留空
気を完全に除去するとともに、加温部位である前立腺肥
大部H3 の内壁をある程度予冷することにより、高周波
発振器13の駆動開始時にマイクロ波照射による温度の
急激な上昇を予防することができる。
【0032】さらに、高周波発振器13の駆動が開始さ
れ、アプリケータ1からマイクロ波が照射されると前立
腺肥大部H3 の内壁及び尿道括約筋H4 の温度が徐々に
上昇する。そして、高周波発振器13の駆動中は発振器
コントローラ19と還流装置コントローラ20は第1の
温度センサ11および第2の温度センサ12の測定温度
を元にそれぞれ高周波発振器13、還流装置14の出力
を制御する。
【0033】例えば、第1の温度センサ11の測温値を
1 とすると、T1 >43℃の場合には高周波発振器1
3のマイクロ波出力を低下または一定値に保持する。ま
た、T1 ≦40℃の場合には高周波発振器13のマイク
ロ波出力を増加させる。
【0034】さらに、第2の温度センサ12の測温値を
2 とすると、還流装置コントローラ20はT2 >43
℃の場合には冷却液流量の増加、または冷却液温度を低
下する状態に還流装置14を制御して前立腺肥大部H3
の内壁及び尿道括約筋H4 を効率的に冷却する。
【0035】また、T2 ≦40℃の場合には冷却液流量
を低下、または冷却液温度を上昇、または一定値に保持
するように還流装置14を制御して前立腺肥大部H3
内壁及び尿道括約筋H4 の冷却を緩和する。
【0036】なお、加温治療中、T1 ,T2 のいずれも
43℃を越えた場合には発振器コントローラ19は高周
波発振器13を停止し、還流装置コントローラ20は還
流装置14を継続して駆動し、加温部を十分冷却してか
ら停止する。
【0037】また、一定時間の加温治療後は、発振器コ
ントローラ19が高周波発振器13を停止した後、一定
時間が経過してから還流装置コントローラ20が還流装
置14を停止する。そのため、高周波発振器13の停止
後、一定時間冷却液を還流し続けることができるので、
高周波発振器13と同時に還流装置14を停止した場合
のように加温された前立腺肥大部H3 から前立腺部の内
壁へと熱伝導が生じ、前立腺部の内壁の温度が急上昇
し、狭窄等を引き起こすことを予防することができる。
【0038】なお、本実施例では発振器コントローラ1
9及び還流装置コントローラ20の制御に関わる設定温
度を43℃、40℃としたが、他の温度に設定しても良
く、さらに発振器コントローラ19の制御に関わる設定
温度と還流装置コントローラ20の制御に関わる設定温
度とを一致させなくても良い。
【0039】そこで、上記構成のものにあってはアプリ
ケータ1の外シース2の外周面に露出状態で固定された
2つの温度センサ11,12をそれぞれマイクロ波出力
制御用、還流装置制御用として使用することができるの
で、加温部の温度制御を2つのパラメータ(加温能力と
冷却能力)によって実施でき、1つのパラメータ(例え
ば加温能力のみ)によって温度制御する場合に比べてよ
り安全な治療が可能となる。
【0040】また、本実施例では第2の温度センサ12
の測温値によって還流装置14の出力を制御し、加温部
以外への熱伝導を抑えるようにしたので、温度センサか
らの測温値によってマイクロ波出力のみを制御する場合
のように治療中に加温による熱が加温部以外にも伝導
し、測温値が高めになり、マイクロ波出力が徐々に低下
するよう制御されることにより、加温部に十分な熱の投
与ができなくなり、治療効果が低下することを防止する
ことができる。そのため、治療中に熱投与が少なくなる
ことがなく、十分な熱投与が可能となり、治療効果が確
実に向上する。
【0041】さらに、マイクロ波出力制御用の発振器コ
ントローラ19の制御に関わる設定温度と還流装置コン
トローラ20の制御に関わる設定温度を変化させること
で、様々な条件の加温治療が可能となる。例えば、発振
器コントローラ19の制御に関わる設定温度を高め(4
3℃程度)に設定し、還流装置コントローラ20の制御
に関わる設定温度を低め(38℃程度)に設定すること
により、前立腺肥大部H3 を45℃以上に加温可能とな
り、通常の温熱療法(43℃程度に加温)を越える加温
治療が可能となる。その際も、前立腺部の内壁は組織が
熱変性を起こす温度よりも低く保たれるため、前立腺部
の内壁が狭窄等を生じるおそれはない。
【0042】また、図3及び図4は本発明の第2の実施
例を示すものである。これは、例えば食道癌、直腸癌、
大腸癌、胆管癌等の治療に使用する温熱治療装置に適用
したものである。
【0043】図3は温熱治療装置のシステム全体の概略
構成を示すもので、31は温熱治療装置の内腔アプリケ
ータ、32は例えば患者の腹部表面、或いは背中表面に
密着させる体外アプリケータである。ここで、内腔アプ
リケータ31は体外アプリケータ32に比べて表面積が
小さくRF波は内腔アプリケータ31に集中し、内腔ア
プリケータ31の周囲が最も電流密度が高く、加温され
やすくなる。
【0044】また、内腔アプリケータ31の先端部外周
面には膨脹可能なバルーン33が配設されている。さら
に、内腔アプリケータ31の内部には軸心方向に延出さ
れた送液穴34と回収穴35とが設けられている。この
場合、送液穴34および回収穴35の先端部は内腔アプ
リケータ31の先端部外周面に形成され、バルーン33
内に開口する開口部に連結されている。ここで、送液穴
34の開口部はバルーン33内部の先端側、回収穴35
の開口部はバルーン33の手元側にそれぞれ配置されて
いる。
【0045】また、送液穴34の開口部と回収穴35の
開口部との間には電極36が設けられている。この電極
36は内腔アプリケータ31の内部を介して外部の高周
波発振器39に接続される。この高周波発振器39は例
えば13.56MHzのRF波を発生するものである。
そして、内腔アプリケータ31を例えば患者の肛門H0
を介して患部Pへと挿入させるとともに、体外アプリケ
ータ32を患者の腹部表面、或いは背中表面に密着させ
た状態で、内腔アプリケータ31および体外アプリケー
タ32を高周波発振器39に接続することで、患部Pに
RF波を照射可能となる。
【0046】さらに、バルーン33の外表面の2箇所に
は患部表面を測温する温度センサ37,38の測温部が
それぞれバルーン33の軸方向略中央で対向配置された
状態で露出して固定されている。
【0047】また、内腔アプリケータ31の送液穴34
の基端部は送液チューブ41の一端部に、回収穴35の
基端部は回収チューブ42の一端部にそれぞれ接続され
ている。これらの送液チューブ41および回収チューブ
42の他端部は後述する還流装置(冷却液供給手段)4
0に接続されている。
【0048】さらに、温度センサ37,38はいずれも
外部の温度計47に接続されている。この温度計47で
は温度センサ37,38から出力される測温信号(例え
ば電気信号、光信号等)を対応する電気的温度信号に変
換し、温度を表示可能になっている。また、温度計47
は制御部43に接続され、温度計47によって電気的温
度信号に変換されたデータは制御部43に入力される。
【0049】この制御部43の内部には発振器コントロ
ーラ44、還流装置コントローラ45およびチャンネル
切換え部46が配設されている。ここで、チャンネル切
換え部46には温度計47より温度センサ37,38の
データが入力されると共に、それぞれのデータを演算処
理して別々に出力し、一方のデータを発振器コントロー
ラ44へ、他方のデータを還流装置コントローラ45へ
と入力可能に接続される。
【0050】さらに、チャンネル切換え部52は入力さ
れるデータの値に応じて出力方向を切換え可能である。
即ち、一方の温度センサ37の測温データが発振器コン
トローラ44へ入力される場合とその逆の場合とがあ
る。また、他方の温度センサ38についても同様であ
る。
【0051】また、発振器コントローラ44は高周波発
振器39に接続されている。そして、発振器コントロー
ラ44に入力された温度データの値に応じて高周波発振
器39のRF波出力が増減されるようになっている。さ
らに、還流装置コントローラ45は還流装置40に接続
されている。そして、還流装置コントローラ45に入力
された温度データの値に応じて後に述べる還流装置40
の出力が増減されるようになっている。
【0052】また、還流装置40の内部には図4に示す
ように冷却液タンク49と、抗生物質の入った薬剤タン
ク50と、冷却液タンク49および薬剤タンク50に接
続され、冷却液タンク49、薬剤タンク50のいずれか
を回収チューブ41に連通させる切換え弁51と、冷却
液の送液量を変化させるポンプ部52と、冷却液を温度
変化させる熱交換部53とが設けられている。
【0053】また、回収チューブ42は還流装置40の
筐体48の内部で分岐し、一方はポンプ部52に接続さ
れ、他方は切換え弁51に接続されている。さらに、ポ
ンプ部52は熱交換部53に接続され、この熱交換部5
3は送液チューブ41に接続されている。また、切換え
弁51の切換え操作にともない冷却液タンク49、薬剤
タンク50のいずれか一方を回収チューブ41に連通さ
せるとともに、いずれのタンクも遮断することができ
る。
【0054】そして、還流装置40の駆動時には制御部
43の還流装置コントローラ45によってポンプ部52
と熱交換部53とが制御され、ポンプ部52から吐出さ
れる冷却液が送液チューブ41を通してアプリケータ3
1に供給される。さらに、アプリケータ31に供給され
た冷却液は送液穴34を通してバルーン33内に流入さ
れ、さらに回収穴35から回収チューブ41内を通り、
還流装置40側に回収され、冷却液還流路が形成され
る。
【0055】次に、上記構成の作用について説明する。
まず、内腔アプリケータ31は例えば患者の肛門H0
介して患部Pに挿入される。そして、バルーン33が患
部Pに達した時点で切換え弁51が冷却液タンク49を
回収チューブ41に連通する状態に切換え操作される。
【0056】このとき、制御部43内の還流装置コント
ローラ45によって還流装置40が駆動される。そし
て、冷却液が送液チューブ41を介して内腔アプリケー
タ31内に供給され、この内腔アプリケータ31のバル
ーン33内に流入されるとともに、この内腔アプリケー
タ31内で加熱された冷却液が回収チューブ42を介し
て回収される。
【0057】さらに、還流装置40の駆動中、必要に応
じて薬剤タンク50が回収チューブ41に連通するよう
に切換え弁51が切換え操作される。これにより、万
一、バルーン33が破れて冷却液が生体内に流出しても
薬剤タンク50から供給される抗生物質により、細菌に
よる感染が防止される。
【0058】また、発振器コントローラ44は還流装置
40の駆動開始時点よりも一定時間遅らせた状態で高周
波発振器39を駆動する。そのため、還流装置40が駆
動され、冷却液が内腔アプリケータ31内を通過或いは
満たしてから高周波発振器39が駆動開始される。この
場合、還流装置40の駆動開始時にはそのときの冷却液
の流れによって温度センサ37及び38の測温部の周辺
部位(患部P)の熱が奪われ、温度計47によって測定
される測定温度が体温(36〜37℃)から急激に低下
する。
【0059】そして、発振器コントローラ44は温度セ
ンサ37または38の測定温度が急激に低下した後に高
周波発振器39の駆動を開始する。また、還流装置40
が駆動された時点から高周波発振器39が駆動されるま
での時間は冷却液の流量によって変化するが30秒〜1
0分程度が適当である。
【0060】この高周波発振器39の駆動時間の遅れに
より、内腔アプリケータ31の冷却液還流路内の残留空
気を完全に除去するとともに、患部Pをある程度予冷す
ることにより、高周波発振器39の駆動開始時にマイク
ロ波照射による温度の急激な上昇を予防することができ
る。
【0061】さらに、高周波発振器39が駆動され、R
F波が照射されると患部Pの温度が徐々に上昇してい
く。そして、高周波発振器39の駆動中は発振器コント
ローラ44および還流装置コントローラ45は温度セン
サ37または38の測定温度を元にそれぞれ高周波発振
器39、還流装置40の出力を制御する。
【0062】例えば、温度センサ37の測温値をT3
温度センサ38の測温値をT4 とすると、T3 またはT
4 の値の大きい方を発振器コントローラ44に入力し、
大きい方と小さい方の差を還流装置コントローラ45に
入力すべくチャンネル切換え部46はデータの出力方向
を切換える。
【0063】このとき、チャンネル切換え部46から発
振器コントローラ44に入力される温度データをTP
し、還流装置コントローラ45に入力される温度データ
をTC とし、T3 またはT4 の小さい方の値をT5 とす
ると、例えばTP >43℃の場合には高周波発振器39
のRF波出力を低下または一定値に保持する。
【0064】また、TP ≦40℃の場合には高周波発振
器39のRF波出力を増加させる。さらに、TC =TP
−T5 >1℃の場合には冷却液流量の増加、または冷却
液温度の低下をすべく還流装置40を制御して患部Pを
より冷却する。
【0065】また、Tc =TP −T5 ≦1℃の場合には
冷却液流量の低下、または冷却液温度の上昇、または一
定値に保持すべく還流装置40を制御して患部Pの冷却
を緩和する。
【0066】なお、加温治療中、TP ,T5 のいずれも
43を越えた場合には発振器コントローラ44は高周波
発振器39を停止し、還流装置コントローラ45は還流
装置40を継続して駆動し、患部を十分冷却してから停
止する。
【0067】さらに、一定時間の加温治療後は、発振器
コントローラ44が高周波発振器39を停止した後、一
定時間が経過してから還流装置コントローラ45が還流
装置40を停止する。そのため、高周波発振器39の停
止後、一定時間冷却液を還流し続けることができるの
で、高周波発振器39と同時に還流装置40を停止した
場合のように加温された患部Pの中心部から患部P表面
へと熱伝導が生じ、患部Pの温度が急上昇し、狭窄等を
引き起こすことを予防することができる。
【0068】なお、本実施例では発振器コントローラ4
4の制御に関わる設定温度を43℃、40℃とし、還流
装置コントローラ45の制御に関わる設定温度を1℃と
したが、他の温度を設定しても良い。
【0069】そこで、上記構成のものにあってはアプリ
ケータ31の外周面に固定された2つの温度センサ3
7、38の測温値の高い方を高周波発振器39のRF波
出力の制御に用い、低い方を還流装置40の制御に使用
することができるので、患部Pを必要以上に加温する事
がなく、確実な温熱治療が可能となる。
【0070】また、還流装置40の内部に冷却液タンク
49と、抗生物質の入った薬剤タンク50と、冷却液タ
ンク49および薬剤タンク50に接続され、冷却液タン
ク49、薬剤タンク50のいずれかを回収チューブ41
に連通させる切換え弁51とを設け、切換え弁51の切
換え操作にともない抗生物質を冷却液に混ぜる手段を設
けたので、万一、バルーン33等が破れても生体に細菌
等による感染を引き起こすおそれがない。
【0071】さらに、還流装置コントローラ45の制御
に関わる設定温度を1℃程度とすることで2つの温度セ
ンサ37,38の測温値を一致させるように制御するよ
うにしたので、患部Pの全周を確実に加温でき、患部P
の周方向の加温分布の偏りを防止することができる。
【0072】また、本実施例では温度センサ37、38
の測温値によって還流装置40の出力を制御し、加温部
以外への熱伝導を抑えるようにしたので、温度センサか
らの測温値によってのみを制御する場合のように治療中
に加温による熱が加温部以外にも伝導し、測温値が高め
になり、RF波出力が徐々に低下するよう制御されるこ
とにより、加温部に十分な熱の投与ができなくなり、治
療効果が低下することを防止することができる。そのた
め、治療中に熱投与が少なくなることがなく、十分な熱
投与が可能となり、治療効果が確実に向上する。
【0073】また、図5乃至図9は他の温熱治療装置を
示すものである。図8は図9に示すように患者の胃J内
に挿入される温熱治療装置の内腔アプリケータ61の概
略構成を示すものである。
【0074】この内腔アプリケータ61には図5に示す
ように外チューブ62が設けられており、この外チュー
ブ62内に内チューブ63が配設されている。さらに、
この内チューブ63の内部にはマルチルーメンチューブ
64が軸心方向に移動可能に配設されている。
【0075】このマルチルーメンチューブ64の先端部
には電極65が突設されている。さらに、この電極65
の先端部には先端キャップ66が固定されている。ま
た、内チューブ63の先端部には弾性変形可能な膨脹部
67が形成されている。この場合、内チューブ63の先
端部の周壁部68には図7(A)に示すように軸心方向
に沿う切り込み69が周方向に複数形成されている。
【0076】そして、外チューブ62に対して先端キャ
ップ66が図7(A)に示すように前方の突出端部位置
まで突出された状態では内チューブ63の先端部の膨脹
部67における各切り込み69,69間の部分が略直線
状に引き伸ばされた収縮状態で保持されるようになって
いる。さらに、外チューブ62内でマルチルーメンチュ
ーブ64が手元側に引っ張り操作される動作にともない
図7(B)中に示すように内チューブ63の先端部の膨
脹部67における各切り込み69,69間の部分が外側
に膨脹する状態に弾性変形するようになっている。
【0077】また、図6(B)はアプリケータ61の基
端部を示すもので、70は外チューブ62の基端部に固
定された略リング状の固定端部である。この固定端部7
0の内周面にはベアリング71を介してマルチルーメン
チューブ64が軸心方向に移動可能に支持されている。
【0078】また、マルチルーメンチューブ64の内部
には図6(A)に示すように中央に電極65の取付け孔
が形成され、この電極65の取付け孔の周囲に送液孔7
2、熱電対孔73、圧力孔74がそれぞれ形成されてい
る。
【0079】さらに、マルチルーメンチューブ64の電
極65には図8に示すようにアプリケータ61の外部の
RF発振器75が接続され、送液孔72の基端部には送
液装置76が接続されている。これらのRF発振器75
および送液装置76はコントローラ77に接続されてい
る。
【0080】さらに、このコントローラ77には温度計
78および圧力計79が接続されている。ここで、温度
計78にはマルチルーメンチューブ64の熱電対孔73
内に挿入された熱電対等の図示しない温度検出手段が接
続され、圧力計79にはマルチルーメンチューブ64の
圧力孔74内に挿入された図示しない圧力センサが接続
されている。
【0081】そして、内腔アプリケータ61の使用時に
はこの内腔アプリケータ61が例えば患者の口腔から食
道を通して胃J内に挿入される。そして、内腔アプリケ
ータ61の先端部が胃J内に挿入された時点で、マルチ
ルーメンチューブ64が手元側に引っ張り操作され、膨
脹部67における各切り込み69,69間の部分が外側
に膨脹する状態に弾性変形されるようになっている。
【0082】また、この状態でマルチルーメンチューブ
64の送液孔72を通して胃J内に生理食塩水、または
抗ガン剤等の液体Kが供給され、胃J内が生理食塩水、
または抗ガン剤等の液体Kによって満たされた状態で、
圧力センサで胃J内の液体K圧力を検出しながら加温治
療が行われるようになっている。
【0083】そこで、上記構成のものにあっては胃Jの
内部全体が電極化されるので、胃Jの内部全体を加温治
療することができる。さらに、加温治療時に胃J内に抗
ガン剤を送液することにより、一層の治療効果の向上を
図ることができる。
【0084】また、図10は図5のアプリケータの変形
例を示すものである。図10中で、81は温熱治療装置
の内腔アプリケータである。この内腔アプリケータ81
にはマルチルーメンチューブからなるアプリケータ本体
82が設けられている。このアプリケータ本体82の先
端部外周面には膨脹可能なバルーン83が配設されてい
る。
【0085】さらに、アプリケータ本体82の内部には
バルーン83内への注入孔84、送液孔86、熱電対孔
87、圧力孔88、図示しない電極孔がそれぞれ形成さ
れている。また、アプリケータ本体82の先端部外周面
にはバルーン83の内周面側に電極85が配設されてい
る。
【0086】そして、内腔アプリケータ81の使用時に
はこの内腔アプリケータ81が例えば患者の口腔から食
道を通して胃J内に挿入された状態でバルーン83内に
注入孔84を介して乳酸ナトリウム溶液が注入されて膨
脹されるとともに、送液孔86を介して胃J内に生理食
塩水、または抗ガン剤等の液体Kが供給される。
【0087】この状態で、熱電対孔87内に熱電対が挿
入され、胃J内、または胃壁の温度測定が行われる。さ
らに、圧力孔88内に圧力センサが挿入され、胃J内の
圧力が測定される。このとき、胃J内の圧力が予め設定
された設定圧力よりも小さい場合には送液孔86を介し
て胃J内に生理食塩水、または抗ガン剤等の液体Kが追
加供給される。そして、胃J内の圧力が設定圧力に保持
されている状態で電極85からRFが出力され、胃Jの
内部を加温治療することができる。
【0088】そこで、上記構成のものにあってはバルー
ン83によって電極85と胃Jの内壁面との間の距離を
一定状態で確保することができ、胃Jの内部全体を略一
様に加温治療することができる。さらに、加温治療時に
胃J内に抗ガン剤を送液することにより、胃Jの内部を
43℃で保持することができ、一層の治療効果の向上を
図ることができる。
【0089】また、図11は図10のアプリケータ81
の変形例を示すものである。すなわち、これはアプリケ
ータ本体82の内部に排液孔89を設けたものである。
また、図12は図11の温熱治療装置のシステム全体の
概略構成を示すものである。ここで、91はリザーバタ
ンク、92は回収タンクである。リザーバタンク91は
送液チューブ93を介して送液孔86に接続されてお
り、この送液チューブ93内に電磁弁94が介設されて
いる。そして、熱電対孔87内に挿入される熱電対から
の測温値、または圧力孔88内に挿入される圧力センサ
からの圧力値に応じて電磁弁94が開閉操作され、胃J
内に生理食塩水、または抗ガン剤等の液体Kが供給され
るようになっている。
【0090】さらに、回収タンク92は回収チューブ9
5を介して排液孔89に接続されている。なお、96は
熱電対孔87内に挿入される熱電対に接続された温度
計、97は圧力孔88内に挿入される圧力センサに接続
された圧力計、98はコントローラである。
【0091】そこで、上記構成のものにあっては胃J内
に充満させた生理食塩水、または抗ガン剤等の液体Kの
温度の上昇、または圧力の低下に応じて胃J内に送液す
ることができるので、胃Jの内部を加温しすぎることな
く適正な状態に加温治療することができる。なお、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で種々変形実施できることは勿論で
ある。
【0092】
【発明の効果】本発明によれば第1の温度センサおよび
第2の温度センサからの検出信号に基いて冷却液供給手
段および電磁波供給手段の出力をそれぞれ制御すること
により、加温能力および冷却能力の二つのパラメータに
よって加温部を温度制御して加温治療部位を有効に加温
するようにしたので、加温治療部位を有効に加温するこ
とができ、治療効果を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の温熱治療装置のシス
テム全体の概略構成図。
【図2】 アプリケータの概略構成を示す要部の縦断面
図。
【図3】 本発明の第2の実施例の温熱治療装置の要部
の概略構成図。
【図4】 還流装置の概略構成図。
【図5】 他の温熱治療装置の内腔アプリケータの概略
構成を示す要部の縦断面図。
【図6】 (A)は図5のアプリケータの横断面図、
(B)はアプリケータの基端部を示す縦断面図。
【図7】 (A)はアプリケータの先端膨脹部が閉じて
いる状態を示す斜視図、(B)はアプリケータの先端膨
脹部が膨脹した状態を示す斜視図。
【図8】 図5の温熱治療装置のシステム全体の概略構
成図。
【図9】 患者の胃内にアプリケータが挿入された状態
を示す概略構成図。
【図10】 図5のアプリケータの変形例を示す概略構
成図。
【図11】 図10のアプリケータの変形例を示す概略
構成図。
【図12】 図11の温熱治療装置のシステム全体の概
略構成図。
【符号の説明】
1,31…アプリケータ、8…アンテナ部(電磁波エネ
ルギの放射部)、11…第1の温度センサ、12…第2
の温度センサ、13,39…高周波発振器(電磁波供給
手段)、14,40…還流装置(冷却液供給手段)、1
8,43…制御部(制御手段)、21,47…温度計
(温度検出手段)、37,38…温度センサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁波エネルギの放射部が設けられると
    ともに、内部に冷却液を循環させる冷却液通路が形成さ
    れたアプリケータと、前記冷却液通路への冷却液供給手
    段と、前記電磁波エネルギ放射部への電磁波供給手段
    と、前記アプリケータの表面に配設され、少なくとも前
    記電磁波供給手段の制御用の第1の温度センサおよび前
    記冷却液供給手段の制御用の第2の温度センサを備えた
    温度検出手段と、前記第1の温度センサおよび第2の温
    度センサからの検出信号に基いて前記冷却液供給手段お
    よび電磁波供給手段の出力をそれぞれ制御する制御手段
    とを具備したことを特徴とする温熱治療装置。
JP26916793A 1993-10-27 1993-10-27 温熱治療装置 Withdrawn JPH07116274A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007125637A1 (en) * 2006-04-04 2007-11-08 Namiki Seimitsu Houseki Kabushiki Kaisha Radio frequency medical treatment device and system and usage method thereof
US8197524B2 (en) 2005-09-30 2012-06-12 Terumo Kabushiki Kaisha Energy irradiation device and method, control device and control method

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US7864129B2 (en) 2006-04-04 2011-01-04 Namiki Seimitsu Houseki Kabushiki Kaisha Radio frequency medical treatment device and system and usage method thereof

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