JPH06217980A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JPH06217980A
JPH06217980A JP5012809A JP1280993A JPH06217980A JP H06217980 A JPH06217980 A JP H06217980A JP 5012809 A JP5012809 A JP 5012809A JP 1280993 A JP1280993 A JP 1280993A JP H06217980 A JPH06217980 A JP H06217980A
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JP
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preamplifier
diode
vibrator
circuit
diodes
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JP5012809A
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Hiroshi Fujimoto
浩 藤本
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S7/00Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
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    • G01S7/52017Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S15/00 particularly adapted to short-range imaging
    • G01S7/52079Constructional features
    • G01S7/5208Constructional features with integration of processing functions inside probe or scanhead
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 体内に挿入されるプローブを小型化するとと
もに体内組織の断層画像を鮮明に得ることができる超音
波診断装置を提供する。 【構成】 プローブ20には、送信高電圧パルスを振動
子2に供給するためのスイッチ回路21と、振動子2の
近傍位置に配置されているプリアンプ10と、プリアン
プ10の前後にそれぞれ配置されている保護回路22,
23とが収容されている。スイッチ回路21は直列接続
の2つのダイオード21a,21bを有し、各ダイオー
ド21a,21bによる閾値電圧は2×VF である。保
護回路22は2つのダイオード22a,22bを有し、
各ダイオード22a,22bには直流電圧Vccから厚
膜抵抗22eを介してバイアス電流が供給されている。
各ダイオード22a,22bのバイアス状態における閾
値電圧は±VF である。保護回路23は2つのダイオー
ド23a,23bを有し、各ダイオード23a,23b
には厚膜抵抗23eを介してバイアス電流が供給されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波を体内組織に送
波し、この体内組織のインピーダンスの境界面からの反
射波を受波することによって体内組織の断層画像を得る
超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波を体内組織に送波し、この体内組
織のインピーダンスの境界面からの反射波を受波するこ
とによって体内組織の断層画像を得る超音波診断装置
は、先端に振動子が設けられ、体内に挿入されるプロー
ブと、振動子を励振させるための高電圧パルスを生成
し、反射波による受信電圧信号から断層画像を生成する
観測装置とを備える。
【0003】近年、この超音波診断装置においては、そ
のプローブから得られる受信電圧信号のS/N比を上げ
るために、プローブ先端の振動子近傍に電圧増幅用プリ
アンプを設けることが考えられている。
【0004】このプリアンプが振動子近傍に配置されて
いる超音波診断装置は特開昭63-177839 号公報に開示さ
れている。
【0005】この超音波診断装置として、図5に示すよ
うに、超音波の送受信を兼ねて行う少なくとも1つの振
動子2を収容しているプローブ1と、振動子2を励振さ
せるための高電圧パルスを生成し、振動子2が受波した
反射波によって生成された受信信号から断層画像を得る
観測装置3と、1つの振動子2毎に設けられ、振動子2
と観測装置3とを接続する送受信用の同軸ケーブル4と
を備えるものがある。
【0006】観測装置3は、高電圧パルスを送信するた
めの送信アンプ5と、送信アンプ5の出力の通過を許可
し、微弱な受信信号を遮断するTRスイッチ6と、微弱
な受信号を増幅するプリアンプ7を有する。
【0007】TRスイッチ6は、並列に接続れている2
つのダイオード6a,6bから構成される。送信高電圧
パルスが正であるとき、ダイオード6aを通過し、高電
圧パルスが負であるとき、ダイオード6bを通過する。
これに対し、微弱な受信号に対しダイオード6a,6b
は動作をしない。
【0008】プリアンプ7の入力側には、送信高電圧パ
ルスによってプリアンプ7が破壊されることを防止する
ためのLPF(ローパスフィルタ)8が配置されてい
る。LPF8は、直列に接続されている2つのコイル8
a,8bと、一端がコイル8aとコイル8bとの間の位
置に接続され、他端が接地されているコンデンサ8c
と、カソードがコイル8aとコイル8bとの間の位置に
接続され、アノードが接地されているダイオード8d
と、アノードがコイル8aとコイル8bとの間の位置に
接続され、カソードが接地されているダイオード8eと
から構成される。
【0009】ダイオード8d,8eはダイオード6a,
6bと同様に、微弱な受信号に対し動作をしないが、入
力される高電圧パルスに対し導通する。このダイオード
8d,8eの導通動作によってコンデンサ8cは短絡
し、LPF8は動作をしない。よって、高電圧パルスが
プリアンプ7に印加されることはない。
【0010】これに対し、プローブ1には、観測装置3
から同軸ケーブル4を介して送信された高電圧パルスの
みを振動子2に印加するためのTRスイッチ9と、振動
子2の近傍位置に配置され、振動子2からの受信信号を
増幅するプリアンプ10と、振動子2への高電圧パルス
印加時にプリアンプ10への入力電圧を制限し、受信信
号のみに同調する受信部保護回路11と、振動子2への
高電圧パルス印加時にプリアンプ10を保護する受信部
保護回路13とが収容されている。
【0011】TRスイッチ9は、TR6と同様に、並列
に接続れている2つのダイオード9a,9bから構成さ
れる。TRスイッチ9は送信高電圧パルスの通過を許可
し、微弱な受信号を遮断する。
【0012】受信部保護回路11は、振動子2への高電
圧パルス印加時にプリアンプ10への入力電圧を制限す
るための2つのダイオード11a,11bと、コイル1
2aとコンデンサ12bとが互いに共働して形成し、受
信信号のみに同調する直列LC回路12とを有する。各
ダイオード11a,11bは微弱な受信信号に対し不感
であるから、受信信号は直列LC回路12を通過する。
これに対し、高電圧パルスは各ダイオード11a,11
bを通過するが、高インピーダンスのコイル12aによ
って高電圧パルスの通過は阻止される。
【0013】受信部保護回路13は、LPF8と同様
に、2つのコイル13a,13bと、コンデンサ13c
と、2つのダイオード13d,ダイオード13eとから
構成される。
【0014】以上により、プローブ1と観測装置3とを
接続する同軸ケーブル4を送受信号の伝送に兼用すると
き、振動子2の近傍に配置されたプリアンプ10の入出
力端には、受信部保護回路11,13によって観測装置
3から送信された高電圧パルスが印加されず、プリアン
プ10の破壊が未然に防止される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】この受信部保護回路1
1,13では、送信高電圧パルスを減衰させることによ
って高電圧パルスがプリアンプ10の入出力端に印加す
ることを防止しているが、、この受信部保護回路11,
13が収容されているプローブ1を体内に挿入すること
を考えると、受信部保護回路11,13の大きさを数m
m角に抑えることが必要があり、この受信部保護回路1
1,13の製作にIC技術が用いられる。
【0016】しかし、受信部保護回路11,13にはリ
アクタンス回路が設けられているから、IC技術でこの
リアクタンス回路を形成することは難しく、さらにプロ
ーブ1を小型化することはできない。
【0017】また、プリアンプ10が飽和し、プリアン
プ10の出力電圧がTRスイッチ9のダイオード9bの
閾値まで増大すると、プリアンプ10の出力電圧はTR
スイッチ9を経て再びプリアンプ10に入力され、プリ
アンプ10の発振が発生する。よって、プリアンプ10
の発振に伴いプリアンプの出力電圧が安定せず、体内組
織の断層画像を鮮明に得ることができない。
【0018】本発明は、体内に挿入されるプローブを小
型化するとともに体内組織の断層画像を鮮明に得ること
ができる超音波診断装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、先端に少なく
とも1つの振動子が設けられているプローブを有し、前
記振動子で超音波を送受することによって体内の組織断
層画像を得る超音波診断装置において、前記プローブ内
の振動子近傍位置に配置され、前記振動子が超音波を受
波することによって得られる受信信号を増幅するプリア
ンプと、前記プリアンプの前後にそれぞれ配置され、バ
イアス直流電圧が印加されている複数のダイオードによ
って前記振動子を励振させるための送信信号を遮断しか
つ前記振動子からの受信信号を通過させる2つの保護回
路と、信号遮断レベルが前記保護回路のダイオードによ
る信号遮断レベルより大きく、前記送信信号を前記プリ
アンプの後の保護回路の出力端から前記振動子に導くた
めの少なくとも一つのダイオードを有するスイッチ回路
とを備える。
【0020】
【作 用】本発明の超音波診断装置では、前記スイッチ
回路の信号遮断レベルが前記保護回路のダイオードによ
る信号遮断レベルより大きい。
【0021】送信動作時、送信信号が前記プローブへ入
力される。送信信号の入力に伴い前記プリアンプの後に
位置する保護回路は逆方向にバイアスされ、送信信号の
通過を阻止する。これに対し、前記スイッチ回路のダイ
オードは順方向にバイアスされ、送信信号はスイッチ回
路を通過する。スイッチ回路を通過した送信信号は前記
振動子に印加される。
【0022】送信信号のスイッチ回路の通過に伴い前記
プリアンプの前に位置する保護回路には送信信号が印加
されるが、プリアンプの後に位置する保護回路と同様
に、この保護回路は逆方向にバイアスされ、送信信号の
通過を阻止する。よって、前記プリアンプ入力端に送信
信号が印加されることはない。
【0023】受信動作時、前記振動子は反射波を受波
し、この受波された反射波を電気的な受信信号に変換す
る。受信信号の電圧レベルは非常に微小であるから、受
信信号はバイアス電圧が印加されている保護回路を通過
することはできるが、受信信号のスイッチ回路の通過は
阻止される。
【0024】
【実施例】以下に、本発明の超音波診断装置の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0025】図1は本発明の超音波診断装置の一実施例
を示すブロック図である。
【0026】超音波診断装置は、図1に示すように、超
音波の送受信を兼ねて行う少なくとも1つの振動子2を
収容しているプローブ20と、振動子2を励振させるた
めの高電圧パルスを生成し、振動子2で受波された反射
波による受波電圧信号から断層画像を得る観測装置3
と、1つの振動子2毎に設けられ、振動子2と観測装置
3とを接続する送受信用の同軸ケーブル4とを備える。
【0027】観測装置3は、高電圧パルスを送信するた
めの送信アンプ5と、送信アンプ5の出力の通過を許可
し、微弱な受信信号を遮断するTRスイッチ6と、微弱
な受信号を増幅するプリアンプ7を有する。
【0028】TRスイッチ6は、並列に接続れている2
つのダイオード6a,6bから構成される。送信高電圧
パルスが正であるとき、ダイオード6aを通過し、高電
圧パルスが負であるとき、ダイオード6bを通過する。
これに対し、微弱な受信号に対しダイオード6a,6b
は動作をしない。
【0029】プリアンプ7の入力側には、送信高電圧パ
ルスによってプリアンプ7が破壊されることを防止する
ためのLPF8が配置されている。LPF8は、直列に
接続されている2つのコイル8a,8bと、一端がコイ
ル8aとコイル8bとの間の位置に接続され、他端が接
地されているコンデンサ8cと、カソードがコイル8a
とコイル8bとの間の位置に接続され、アノードが接地
されているダイオード8dと、アノードがコイル8aと
コイル8bとの間の位置に接続され、カソードが接地さ
れているダイオード8eとから構成される。
【0030】ダイオード8d,8eはダイオード6a,
6bと同様に、微弱な受信号に対し動作をしないが、入
力される高電圧パルスに対し導通する。このダイオード
8d,8eの導通動作によってコンデンサ8cは短絡
し、LPF8は動作をしない。よって、高電圧パルスが
プリアンプ7に印加されることはない。
【0031】これに対し、プローブ20には、観測装置
3から同軸ケーブル4を介して送信された高電圧パルス
を振動子2に供給するためのスイッチ回路21と、振動
子2の近傍位置に配置され、振動子2からの受信信号を
増幅するプリアンプ10とが収容されている。プリアン
プ10は高感度特性および広帯域特性を有する。
【0032】スイッチ回路21は、互いに直列に接続さ
れている2つのダイオード21a,21bを有する。ダ
イオード21aのカソードは振動子2に接続され、ダイ
オード21bのアノードは同軸ケーブル4に接続されて
いる。スイッチ回路21の各ダイオード21a,21b
による閾値電圧は2×VF (VF は順方向電圧)であ
る。なお、この閾値電圧はダイオードの個数によって決
定される。
【0033】プリアンプ10の入力側と振動子2との間
には保護回路22が設けられ、その出力側には保護回路
23が設けられている。
【0034】保護回路22は2つのダイオード22a,
22bを有する。ダイオード22aのカソードはコンデ
ンサ24を介して振動子2およびスイッチ回路21に接
続されるとともに、抵抗22cの一端に接続されてい
る。抵抗22cの他端は接地されている。
【0035】ダイオード22aのアノードはダイオード
22bのアノードに接続されている。ダイオード22b
のカソードはコンデンサ25を介してプリアンプ10の
入力端に接続されるとともに、抵抗22dの一端に接続
されている。抵抗22dの他端は接地されている。
【0036】ダイオード22aおよびダイオード22b
のアノードには、直流電圧Vccから厚膜抵抗22eを
介してバイアス電流が供給されている。各ダイオード2
2a,22bのバイアスされている状態における閾値電
圧は±VF である。なお、この閾値電圧はダイオードの
個数によって決定される。
【0037】保護回路23は、2つのダイオード23
a,23bを有する。ダイオード23aのカソードはコ
ンデンサ26を介してプリアンプ10の出力端に接続さ
れるとともに、抵抗23cの一端に接続されている。抵
抗23cの他端は接地されている。
【0038】ダイオード23aのアノードはダイオード
23bのアノードに接続されている。ダイオード23b
のカソードはコンデンサ27を介して同軸ケーブル4お
よびスイッチ回路21に接続されるとともに、抵抗23
dの一端に接続されている。抵抗23dの他端は接地さ
れている。
【0039】ダイオード23aおよびダイオード23b
のアノードには、直流電圧Vccから厚膜抵抗23eを
介してバイアス電流が供給されている。各ダイオード2
3a,23bのバイアスされている状態における閾値電
圧は±VF である。なお、この閾値電圧はダイオードの
個数によって決定される。
【0040】次の超音波診断装置の動作について図を参
照しながら説明する。図2は図1の超音波診断装置の送
信動作を説明するためのプローブ内の等価回路を示すブ
ロック図、図3は図1の超音波診断装置の受信動作を説
明するためのプローブ内の等価回路を示すブロック図で
ある。
【0041】送信動作時、まず、図2に示すように、送
信高電圧パルス(約100 Vp-p 程度)が観測装置3から
同軸ケーブル4を介してプローブ1に入力される。
【0042】送信高電圧パルスの入力に伴い保護回路2
3は逆方向にバイアスされ、送信高電圧パルスの通過を
阻止する。これに対し、スイッチ回路21は順方向にバ
イアスされ、送信高電圧パルスはスイッチ回路21を通
過する。スイッチ回路21を通過した送信高電圧パルス
は振動子2に印加される。
【0043】送信高電圧パルスのスイッチ回路21の通
過に伴い保護回路22には送信高電圧パルスが印加され
るが、保護回路23と同様に、保護回路22は逆方向に
バイアスされ、送信高電圧パルスの通過を阻止する。よ
って、プリアンプ10の入力端に高電圧パルスが印加さ
れることはない。
【0044】受信動作時、図3に示すように、振動子2
は反射波を受波し、この受波された反射波を電気的な受
信信号に変換する。受信信号の電圧レベルは非常に微小
(±数m Vp-p )であるから、受信信号はバイアス電圧
Vccが印加されている保護回路22のダイオード22a
を通過することはできるが、受信号のスイッチ回路21
の通過は阻止される。
【0045】保護回路22を通過した受信信号はプリア
ンプ10で増幅され、その増幅された電圧レベルは数10
0mm Vp-p 程度に到達する。しかし、増幅された受信信
号の電圧レベルは数100mm Vp-p 程度であるから、その
増幅された受信信号がスイッチ回路21を逆流せず、プ
リアンプ10で増幅された受信信号は他の回路に漏洩す
ること無く同軸ケーブル4に伝達される。同軸ケーブル
4を伝達する受信号は観測装置3に入力され、観測装置
3はこれに入力された受信信号に対応する画像を形成す
る。
【0046】よって、プリアンプ10は保護回路22,
23で送信高電圧パルスから完全に保護され、送信、受
信を1本の同軸ケーブル4で行うことに起因するプリア
ンプ10の破壊を未然に防止することができる。
【0047】プリアンプ10が飽和したとき、保護回路
22の出力電圧はダイオード22a,22bによる閾値
値電圧±VF 以下であるから、この出力電圧はスイッチ
回路21の閾値電圧2VF を超えられず、プリアンプ1
0の入力に出力からの信号が帰還されることはない。よ
って、プリアンプ10が発振することはない。
【0048】以上により、振動子2の近傍に配置された
プリアンプ10を破壊することなく、1本の同軸ケーブ
ル4で観測装置3とプローブ20との間の送受信信号の
伝送が可能になるとともにプリアンプ10の安定な動作
を得ることができる。また、保護回路22,23にはイ
ンダクタンス成分の構成部品が使用されないから、回路
構成がIC化に適し、プローブ20をさらに小型化する
ことができる。
【0049】なお、本実施例では、スイッチ回路21と
保護回路22との総合的な閾値をダイオードの個数によ
って設定しているが、保護回路のダイオードをショット
キバリアダイオードに変え、スイッチ回路21のダイオ
ードを1つのpn接合のシリコンダイオードで構成する
ことによって、スイッチ回路21と保護回路22との総
合的な閾値を変えることもできる。
【0050】次に、他の超音波診断装置について図を参
照しながら説明する。図4は本発明の超音波診断装置の
他の実施例のプローブ内の主要部を示すブロック図であ
る。
【0051】超音波診断装置は、図4に示すように、超
音波の送受信を兼ねて行う少なくとも1つの振動子2を
収容しているプローブと、振動子2を励振させるための
高電圧パルスを生成し、振動子2で受波された反射波に
よる受波電圧信号から断層画像を得る観測装置(図示せ
ず)と、1つの振動子2毎に設けられ、振動子2と観測
装置とを接続する送受信用の同軸ケーブル(図示せず)
とを備える。
【0052】プローブには、振動子2の近傍位置に配置
され、振動子2からの受信信号を増幅するプリアンプ1
0が収容されている。プリアンプ10は高感度特性およ
び広帯域特性を有する。
【0053】プリアンプ10の入力側と振動子2との間
には保護回路30が設けられ、プリアンプ10の出力側
には保護回路(図示せず)が設けられている。
【0054】保護回路30は2つのダイオード30a,
30bを有する。ダイオード30aのカソードはコンデ
ンサ24を介して振動子2に接続されるとともに、定電
流回路30cおよび定電流回路30cに並列に配置され
ている厚膜抵抗30dの一端に接続されている。厚膜抵
抗30dの他端は接地され、厚膜抵抗30dの抵抗値は
高い。
【0055】ダイオード30aのアノードはダイオード
30bのアノードに接続されている。ダイオード30b
のカソードはコンデンサ25を介してプリアンプ10の
入力端に接続されるとともに、定電流回路30eおよび
定電流回路30eに並列に配置されている厚膜抵抗30
fの一端に接続されている。厚膜抵抗30fの他端は接
地され、厚膜抵抗30fの抵抗値は高い。
【0056】ダイオード30aおよびダイオード30b
のアノードには、定電流回路30gと定電流回路30g
に並列に配置されている厚膜抵抗30hとが接続されて
いる。厚膜抵抗30hは高い抵抗値を有する。定電流回
路30gは直流電圧Vccを受け、一定のバイアス電流を
各ダイオード30g,30hに供給している。この定電
流回路30gが供給する電流値は定電流回路30c,3
0eのそれぞれに供給される電流値の2倍の値であり、
ダイオード30a,30bに印加されるバイアス電圧は
厚膜抵抗30hの抵抗値によって決定される。
【0057】この定電流回路30gを使用することによ
って、振動子2から見たプリアンプ10側のインピーダ
ンスは厚膜抵抗30hによって決定される値になり、プ
リアンプ10の入力インピーダンス(保護回路30を含
む)を高い値に保持することができる。よって、送受信
の感度を低下させることなく、直流電圧Vccの電圧値を
低下させることができ、電源の小型化に伴うプローブの
小型化を図ることができる。
【0058】なお、この定電流回路としては、公知のカ
レントミラー回路やFETのゲートとソースとを短絡し
て発生するIdss定電流をバイアス電流として使用す
る回路などがある。
【0059】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の超音波
診断装置によれば、体内に挿入されるプローブを小型化
するとともに体内組織の断層画像を鮮明に得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超音波診断装置の一実施例を示すブロ
ック図である。
【図2】図1の超音波診断装置の送信動作を説明するた
めのプローブ内の等価回路を示すブロック図である。
【図3】図1の超音波診断装置の受信動作を説明するた
めのプローブ内の等価回路を示すブロック図である。
【図4】本発明の超音波診断装置の他の実施例のプロー
ブ内の主要部を示すブロック図である。
【図5】従来の超音波診断装置の一実施例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
2 振動子 10 プリアンプ 20 プローブ 21 スイッチ回路 21a,21b,22a,22b,23a,23b,3
0a,30b ダイオード 22,23,30 保護回路 22c,22d,22e,23c,23d,23e,3
0d,30f,30h厚膜抵抗 30c,30e,30g 定電流回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端に少なくとも1つの振動子が設けられ
    ているプローブを有し、前記振動子で超音波を送受する
    ことによって体内の組織断層画像を得る超音波診断装置
    において、 前記プローブ内の振動子近傍位置に配置され、前記振動
    子が超音波を受波することによって得られる受信信号を
    増幅するプリアンプと、 前記プリアンプの前後にそれぞれ配置され、バイアス直
    流電圧が印加されている複数のダイオードによって前記
    振動子を励振させるための送信信号を遮断しかつ前記振
    動子からの受信信号を通過させる2つの保護回路と、 信号遮断レベルが前記保護回路のダイオードによる信号
    遮断レベルより大きく、前記送信信号を前記プリアンプ
    の後の保護回路の出力端から前記振動子に導くための少
    なくとも一つのダイオードを有するスイッチ回路とを備
    えることを特徴とする超音波診断装置。
JP5012809A 1993-01-28 1993-01-28 超音波診断装置 Withdrawn JPH06217980A (ja)

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