JPH06217971A - X線ct装置 - Google Patents
X線ct装置Info
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- JPH06217971A JPH06217971A JP5014235A JP1423593A JPH06217971A JP H06217971 A JPH06217971 A JP H06217971A JP 5014235 A JP5014235 A JP 5014235A JP 1423593 A JP1423593 A JP 1423593A JP H06217971 A JPH06217971 A JP H06217971A
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Landscapes
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 CT撮影における被検者の位置決め作業を自
動化または簡略化し、検査効率を向上させることを目的
とする。 【構成】 システム制御部1はX線発生部2、架台制御
部8及び寝台制御部9を制御し、ヘリカルスキャンを行
う。技師はヘリカルスキャンが終了した後、画像表示装
置6に表示された撮影時基準スライス画像を見て、断面
が左右対称な面になるように入力装置7で表示されたス
ライス画像の回転位置を指示する。画像再構成装置4で
は撮影時基準スライス画像について、画像記憶装置5内
にある前後の画像から補間処理により、入力装置7によ
り指示された角度だけ回転させた画像を求め、画像表示
装置6上に表示する。技師より左右対称になるまで上記
画像回転操作を繰返して、最適な左右対称面を基準面と
して設定する。基準面設定後、画像再構成装置4はこの
基準断面に平行な画面になるよう再構成を実施する。
動化または簡略化し、検査効率を向上させることを目的
とする。 【構成】 システム制御部1はX線発生部2、架台制御
部8及び寝台制御部9を制御し、ヘリカルスキャンを行
う。技師はヘリカルスキャンが終了した後、画像表示装
置6に表示された撮影時基準スライス画像を見て、断面
が左右対称な面になるように入力装置7で表示されたス
ライス画像の回転位置を指示する。画像再構成装置4で
は撮影時基準スライス画像について、画像記憶装置5内
にある前後の画像から補間処理により、入力装置7によ
り指示された角度だけ回転させた画像を求め、画像表示
装置6上に表示する。技師より左右対称になるまで上記
画像回転操作を繰返して、最適な左右対称面を基準面と
して設定する。基準面設定後、画像再構成装置4はこの
基準断面に平行な画面になるよう再構成を実施する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はX線CT装置に関する。
【0002】
【従来の技術】頭部のCT検査ではCT撮影に先立って
図4に示すような撮影スライス面41内での左右対称な
断面が得られるように被検者(患者)の位置決めを行う
ことが診断上重要である。これは図5に示すように頭部
断面51が左右対称な構造を有することから正常か異常
かを対称性から形態的に観察することを理由とする。
図4に示すような撮影スライス面41内での左右対称な
断面が得られるように被検者(患者)の位置決めを行う
ことが診断上重要である。これは図5に示すように頭部
断面51が左右対称な構造を有することから正常か異常
かを対称性から形態的に観察することを理由とする。
【0003】従来、CT撮影前に投光器により、例え
ば、先ず、OMライン(眼球の中心と耳孔の中心を結ぶ
線をいう)が一致するようにして被検者が左右対称とな
るように位置決めを行い、次に確認のための撮影を行
い、その断面を見て再度位置を調整し、再度撮影し位置
を再確認するという調整作業を繰返して、左右対称な断
面を得た後、頭部の撮影を行っていた。この場合、投光
器により被検者の位置決めを行うだけでは通常左右対称
な断面を得ることは稀であり、このため、上記調整作業
を必要としていた。
ば、先ず、OMライン(眼球の中心と耳孔の中心を結ぶ
線をいう)が一致するようにして被検者が左右対称とな
るように位置決めを行い、次に確認のための撮影を行
い、その断面を見て再度位置を調整し、再度撮影し位置
を再確認するという調整作業を繰返して、左右対称な断
面を得た後、頭部の撮影を行っていた。この場合、投光
器により被検者の位置決めを行うだけでは通常左右対称
な断面を得ることは稀であり、このため、上記調整作業
を必要としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の位置決め方
法では、上述したような技師による撮影前の位置決め調
整作業を必要とするため検査のスループットを低下させ
るだけでなく、技師の負担が多く、また被検者の拘束時
間が長くなり被検者の負担にもなっている、という問題
点があった。
法では、上述したような技師による撮影前の位置決め調
整作業を必要とするため検査のスループットを低下させ
るだけでなく、技師の負担が多く、また被検者の拘束時
間が長くなり被検者の負担にもなっている、という問題
点があった。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、CT撮影における被検者の位置決め作業を自動
化または簡略化し、検査効率を向上させることを目的と
する。
であり、CT撮影における被検者の位置決め作業を自動
化または簡略化し、検査効率を向上させることを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに第1の発明によるX線CT装置は、被検体の周囲を
回転しながらX線を曝射するX線管及び多チャンネルか
らなり被検体の透過X線量を検出するX線検出器と、被
検体の体軸方向に移動する寝台と、該寝台を移動するた
めの寝台駆動部と、該X線検出器の前記X線管の所定角
度及び体軸方向の位置毎の透過X線量の検出に基づいて
被検体の断層画像を再構成する画像再構成手段と、前記
画像再構成手段によって再構成された断層画像を表示す
る表示装置と、を有するX線CT装置において、更に、
表示装置に表示された所定の断層画像に回転位置を与え
る回転位置入力手段を有し、画像再構成手段が、回転位
置に基づいて画像再構成手段によって再構成された所定
の断層画像を含む複数の断層画像を回転処理することに
より、所定の断層画像を補間して基準となる断層画像を
再構成すると共に、該基準断層画像に平行な断層画像を
再構成することを特徴とする。
めに第1の発明によるX線CT装置は、被検体の周囲を
回転しながらX線を曝射するX線管及び多チャンネルか
らなり被検体の透過X線量を検出するX線検出器と、被
検体の体軸方向に移動する寝台と、該寝台を移動するた
めの寝台駆動部と、該X線検出器の前記X線管の所定角
度及び体軸方向の位置毎の透過X線量の検出に基づいて
被検体の断層画像を再構成する画像再構成手段と、前記
画像再構成手段によって再構成された断層画像を表示す
る表示装置と、を有するX線CT装置において、更に、
表示装置に表示された所定の断層画像に回転位置を与え
る回転位置入力手段を有し、画像再構成手段が、回転位
置に基づいて画像再構成手段によって再構成された所定
の断層画像を含む複数の断層画像を回転処理することに
より、所定の断層画像を補間して基準となる断層画像を
再構成すると共に、該基準断層画像に平行な断層画像を
再構成することを特徴とする。
【0007】また、第2の発明によるX線CT装置は、
被検体の周囲を回転しながらX線を曝射するX線管及び
多チャンネルからなり被検体の透過X線量を検出するX
線検出器と、被検体の体軸方向に移動する寝台と、該寝
台を移動するための寝台駆動部と、該X線検出器のX線
管の所定角度及び体軸方向の位置毎の透過X線量の検出
に基づいて前記被検体の断層画像を再構成する画像再構
成手段と、画像再構成手段によって再構成された断層画
像を表示する表示装置と、を有するX線CT装置におい
て、更に、表示装置に表示された所定の断層画像に回転
位置を与える回転位置入力手段と、画像データ格納手段
に格納されている断層画像データを所定の基準断層画像
に平行な断層画像となるように補間し、変換する断層画
像変換手段と、を有し、画像再構成手段が、回転位置に
基づいて画像再構成手段によって再構成された前記所定
の断層画像を含む複数の断層画像を回転処理することに
より、所定の断層画像を補間して前記所定の基準断層画
像として再構成することを特徴とする。
被検体の周囲を回転しながらX線を曝射するX線管及び
多チャンネルからなり被検体の透過X線量を検出するX
線検出器と、被検体の体軸方向に移動する寝台と、該寝
台を移動するための寝台駆動部と、該X線検出器のX線
管の所定角度及び体軸方向の位置毎の透過X線量の検出
に基づいて前記被検体の断層画像を再構成する画像再構
成手段と、画像再構成手段によって再構成された断層画
像を表示する表示装置と、を有するX線CT装置におい
て、更に、表示装置に表示された所定の断層画像に回転
位置を与える回転位置入力手段と、画像データ格納手段
に格納されている断層画像データを所定の基準断層画像
に平行な断層画像となるように補間し、変換する断層画
像変換手段と、を有し、画像再構成手段が、回転位置に
基づいて画像再構成手段によって再構成された前記所定
の断層画像を含む複数の断層画像を回転処理することに
より、所定の断層画像を補間して前記所定の基準断層画
像として再構成することを特徴とする。
【0008】
【作用】上記の目的を達成するために第1の発明による
X線CT装置は、回転位置入力手段により表示装置に表
示された所定の断層画像に回転位置を与え、画像再構成
手段が、回転位置に基づいて前記画像再構成手段によっ
て再構成された前記所定の断層画像を含む複数の断層画
像を回転処理することにより、前記所定の断層画像を補
間して基準となる断層画像を再構成すると共に、該基準
断層画像に平行な断層画像を再構成する。
X線CT装置は、回転位置入力手段により表示装置に表
示された所定の断層画像に回転位置を与え、画像再構成
手段が、回転位置に基づいて前記画像再構成手段によっ
て再構成された前記所定の断層画像を含む複数の断層画
像を回転処理することにより、前記所定の断層画像を補
間して基準となる断層画像を再構成すると共に、該基準
断層画像に平行な断層画像を再構成する。
【0009】また、第2の発明によるX線CT装置は、
回転位置入力手段により表示装置に表示された所定の断
層画像に回転位置を与え、前記画像再構成手段が、前記
回転位置に基づいて前記画像再構成手段によって再構成
された前記所定の断層画像を含む複数の断層画像を回転
処理することにより、前記所定の断層画像を補間して前
記所定の基準断層画像として再構成し、断層画像変換手
段により画像データ格納手段に格納されている断層画像
データを所定の基準断層画像に平行な断層画像となるよ
うに補間し、変換する。
回転位置入力手段により表示装置に表示された所定の断
層画像に回転位置を与え、前記画像再構成手段が、前記
回転位置に基づいて前記画像再構成手段によって再構成
された前記所定の断層画像を含む複数の断層画像を回転
処理することにより、前記所定の断層画像を補間して前
記所定の基準断層画像として再構成し、断層画像変換手
段により画像データ格納手段に格納されている断層画像
データを所定の基準断層画像に平行な断層画像となるよ
うに補間し、変換する。
【0010】
【実施例】図1は本発明に基づくX線CT装置の一実施
例の構成を示すブロック図であり、X線CT装置は、装
置全体の動作を制御するシステム制御部1,X線を曝射
するX線管及びX線制御部を含むX線発生部2,検出器
で検出した被検体の透過X線データを収集するデータ収
集部3、データ収集部からのデータ及び被検者の体軸方
向の移動データから断層画像(スライス画像)を再構成
する画像再構成装置4,再構成されたスライス画像(断
層画像)データを記憶する画像記憶装置5,再構成され
たスライス画像を表示する画像表示装置6,表示された
画像の回転後の位置を示し(或いは、回転角を与え)画
像を回転させるための入力装置(ポインティングデバイ
ス)7,架台の回転を制御する架台制御部9,寝台駆動
装置10,被検者の体軸方向に移動可能な寝台11から
構成されている。
例の構成を示すブロック図であり、X線CT装置は、装
置全体の動作を制御するシステム制御部1,X線を曝射
するX線管及びX線制御部を含むX線発生部2,検出器
で検出した被検体の透過X線データを収集するデータ収
集部3、データ収集部からのデータ及び被検者の体軸方
向の移動データから断層画像(スライス画像)を再構成
する画像再構成装置4,再構成されたスライス画像(断
層画像)データを記憶する画像記憶装置5,再構成され
たスライス画像を表示する画像表示装置6,表示された
画像の回転後の位置を示し(或いは、回転角を与え)画
像を回転させるための入力装置(ポインティングデバイ
ス)7,架台の回転を制御する架台制御部9,寝台駆動
装置10,被検者の体軸方向に移動可能な寝台11から
構成されている。
【0011】図1において、X線CT装置の駆動電源を
投入すると、システム制御部1からの指示により画像表
示装置上に操作情報が表示され、オペレータはその操作
情報を基に撮影を開始する。
投入すると、システム制御部1からの指示により画像表
示装置上に操作情報が表示され、オペレータはその操作
情報を基に撮影を開始する。
【0012】また、システム制御部1はX線発生部2、
架台制御部8及び寝台制御部9を制御し、寝台駆動装置
10により寝台11を移動させることによりヘリカルス
キャンを行う。
架台制御部8及び寝台制御部9を制御し、寝台駆動装置
10により寝台11を移動させることによりヘリカルス
キャンを行う。
【0013】ヘリカルスキャンにより被検体を透過した
透過X線データが検出器(図示せず)で検出されデータ
収集部3により収集されて画像再構成装置4によりスラ
イス画像として再構成される。そして、再構成されたス
ライス画像データが画像記憶装置5に記憶される。ま
た、再構成されたスライス画像は画像表示装置6に表示
される。
透過X線データが検出器(図示せず)で検出されデータ
収集部3により収集されて画像再構成装置4によりスラ
イス画像として再構成される。そして、再構成されたス
ライス画像データが画像記憶装置5に記憶される。ま
た、再構成されたスライス画像は画像表示装置6に表示
される。
【0014】オペレータはヘリカルスキャンが終了した
後、画像表示装置6に表示された所望のスライス面像を
見て、断面が左右対称な面になるようにトラックボール
等のポインティングデバイスにより画像表示装置6に表
示されたスライス画像の回転位置を(或いは回転角度
を)指示することができる。
後、画像表示装置6に表示された所望のスライス面像を
見て、断面が左右対称な面になるようにトラックボール
等のポインティングデバイスにより画像表示装置6に表
示されたスライス画像の回転位置を(或いは回転角度
を)指示することができる。
【0015】画像再構成装置4では上記所望の画像につ
いて、画像記憶装置5内にある前後の画像から補間処理
により、ポインティングデバイス7により指示された角
度だけ回転させた画像を求め、ポインティングデバイス
7により指示に対応して回転させた画像を画像表示装置
6上に表示する。したがって、画像表示装置6上ではポ
インティングデバイス7による指示により所望の画像が
回転して表示されることになる。
いて、画像記憶装置5内にある前後の画像から補間処理
により、ポインティングデバイス7により指示された角
度だけ回転させた画像を求め、ポインティングデバイス
7により指示に対応して回転させた画像を画像表示装置
6上に表示する。したがって、画像表示装置6上ではポ
インティングデバイス7による指示により所望の画像が
回転して表示されることになる。
【0016】そして、オペレータは左右対称になるまで
上記画像回転操作を繰返して、最適な左右対称面を基準
面として設定する。基準面設定後、画像再構成装置4は
この基準断面に平行な画面になるよう他の画像データの
再構成を実施する。
上記画像回転操作を繰返して、最適な左右対称面を基準
面として設定する。基準面設定後、画像再構成装置4は
この基準断面に平行な画面になるよう他の画像データの
再構成を実施する。
【0017】図2は撮影時の被検者の位置から得られる
撮影時スライス画像データと、求めるスライスデータと
の関係を示す説明図であり、図3はオブリーク処理の説
明図である。以下、頭部CT検査における被検者の位置
決めの手順について説明する。撮影条件として、スライ
ス厚2mm,寝台送りスピード2mm/秒,撮影時間5
0秒,撮影範囲100mmのヘリカルスキャンによる頭
部検査を行い、ポインテイィングデバイス7としてトラ
ックボールを用いるものとする。
撮影時スライス画像データと、求めるスライスデータと
の関係を示す説明図であり、図3はオブリーク処理の説
明図である。以下、頭部CT検査における被検者の位置
決めの手順について説明する。撮影条件として、スライ
ス厚2mm,寝台送りスピード2mm/秒,撮影時間5
0秒,撮影範囲100mmのヘリカルスキャンによる頭
部検査を行い、ポインテイィングデバイス7としてトラ
ックボールを用いるものとする。
【0018】先ず、被検者Pを寝台の上に寝かせ図2に
示すように被検者Pの頭部の撮影時基準面(例えば、O
Mライン)20にスライス面がくるように投光器を用い
て被検者Pの位置を設定した後、寝台の水平移動により
被検者Pの体軸方向の位置がOMラインの中心になるよ
うに合せ、次にヘッドレストの傾き、又は架台のチルト
機構(図示せず)を用いてOMラインに患者の位置を設
定する。
示すように被検者Pの頭部の撮影時基準面(例えば、O
Mライン)20にスライス面がくるように投光器を用い
て被検者Pの位置を設定した後、寝台の水平移動により
被検者Pの体軸方向の位置がOMラインの中心になるよ
うに合せ、次にヘッドレストの傾き、又は架台のチルト
機構(図示せず)を用いてOMラインに患者の位置を設
定する。
【0019】この場合、患者の左右対称性(体軸方向に
対する撮影面の垂直度)については大体の位置が合って
いればよく、従来技術のような、細かい位置決めのため
の調整操作の必要がなく、被検者Pが自然な姿勢で寝台
の上に仰臥した状態であればよい。
対する撮影面の垂直度)については大体の位置が合って
いればよく、従来技術のような、細かい位置決めのため
の調整操作の必要がなく、被検者Pが自然な姿勢で寝台
の上に仰臥した状態であればよい。
【0020】従って、図2に示すように撮影時の撮影時
基準面20と求める左右対称な基準面20’とは通常一
致せず、撮影軸28と体軸29のなす角度αだけずれて
いが、被検者Pの位置を調節することなく、そのままの
状態で、上記撮影条件でヘリカルスキャンを行い頭部撮
影を実施する。そして、撮影完了後、再構成画像の基準
面となるスライス画像(図2の基準面20’)を先ず画
像再構成装置4で再構築し、設定する。
基準面20と求める左右対称な基準面20’とは通常一
致せず、撮影軸28と体軸29のなす角度αだけずれて
いが、被検者Pの位置を調節することなく、そのままの
状態で、上記撮影条件でヘリカルスキャンを行い頭部撮
影を実施する。そして、撮影完了後、再構成画像の基準
面となるスライス画像(図2の基準面20’)を先ず画
像再構成装置4で再構築し、設定する。
【0021】このために、画像記憶装置5から、例え
ば、図2に示すような基準面の前後のスライス画像デー
タ、例えば、撮影時基準面を中心に前後2スライス画像
19,20,21,22の合計5スライス分(再構成ピ
ッチを2mmとすれば、最初の10mmの範囲)の画像
データを読み出して画像再構成装置4で再構成する。
ば、図2に示すような基準面の前後のスライス画像デー
タ、例えば、撮影時基準面を中心に前後2スライス画像
19,20,21,22の合計5スライス分(再構成ピ
ッチを2mmとすれば、最初の10mmの範囲)の画像
データを読み出して画像再構成装置4で再構成する。
【0022】そして、先ず、仮の基準面として、この5
スライス画像の中心である第3スライス画像20を表示
する。オペレータはこのスライス画像を見て左右の対称
性(例えば、左右の側頭骨が対称に入っているかどうか
など)を確認する。もし、左右対称な断面が得られてい
ない場合にはX軸方向(±)に画像20を回転させる
(図3)。これは従来のオブリーク(図3に示すような
左右に斜の断面表示)処理により容易に行うことができ
る。
スライス画像の中心である第3スライス画像20を表示
する。オペレータはこのスライス画像を見て左右の対称
性(例えば、左右の側頭骨が対称に入っているかどうか
など)を確認する。もし、左右対称な断面が得られてい
ない場合にはX軸方向(±)に画像20を回転させる
(図3)。これは従来のオブリーク(図3に示すような
左右に斜の断面表示)処理により容易に行うことができ
る。
【0023】画像の回転は、トラックボールにより指定
されたスライス画像20の回転後に位置する断面を、再
構成された前後のスライス画像18,19,21,22
より、トラックボールの回転量から得られる回転角度に
基づいて、補間処理により求めて画像処理し、画像表示
装置6に表示する。
されたスライス画像20の回転後に位置する断面を、再
構成された前後のスライス画像18,19,21,22
より、トラックボールの回転量から得られる回転角度に
基づいて、補間処理により求めて画像処理し、画像表示
装置6に表示する。
【0024】この再構成された画像18,19,21,
22を見てオペレータが左右対称性を確認した場合は左
右対称な断面を再構成上の基準面20’として以下残り
の断面(本実施例では100mm分に相当する約50ス
ライス画像)を基準面20’に平行に補間処理により求
め、再構成する。
22を見てオペレータが左右対称性を確認した場合は左
右対称な断面を再構成上の基準面20’として以下残り
の断面(本実施例では100mm分に相当する約50ス
ライス画像)を基準面20’に平行に補間処理により求
め、再構成する。
【0025】なお、上記実施例では画像再構成装置4で
再構成上の基準面20’を求め、残りの断面を基準面2
0’に平行に補間処理により求め、再構成することとし
ているが、これに限られず、例えば、断層画像変換手段
を設け、画像再構成装置4で基準面20’を求めた後、
画像記憶装置5から一連の画像データを逐次読み出し基
準面20’に平行な断層画像となるように補間し変換し
て、変換後の画像データを再び画像記憶装置5に書き込
み、或いは画像表示装置6に表示するよう構成してもよ
い。以上本発明の一実施例について説明したが、本発明
は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実
施が可能であることはいうまでもない。
再構成上の基準面20’を求め、残りの断面を基準面2
0’に平行に補間処理により求め、再構成することとし
ているが、これに限られず、例えば、断層画像変換手段
を設け、画像再構成装置4で基準面20’を求めた後、
画像記憶装置5から一連の画像データを逐次読み出し基
準面20’に平行な断層画像となるように補間し変換し
て、変換後の画像データを再び画像記憶装置5に書き込
み、或いは画像表示装置6に表示するよう構成してもよ
い。以上本発明の一実施例について説明したが、本発明
は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実
施が可能であることはいうまでもない。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、必
要とする左右対称な断面を撮影された画像データから画
像処理により自動的に得ることができ、従来、CT撮影
に先立って行われていた技師によるCT撮影時の被検者
の位置決め調整操作が不要となるので、検査効率の向上
を図り得ると共に、技師や被検者の負担を大幅に低減す
ることができる。
要とする左右対称な断面を撮影された画像データから画
像処理により自動的に得ることができ、従来、CT撮影
に先立って行われていた技師によるCT撮影時の被検者
の位置決め調整操作が不要となるので、検査効率の向上
を図り得ると共に、技師や被検者の負担を大幅に低減す
ることができる。
【0027】また、画像処理により左右対称な正確な画
面が得られるので、診断の精度が向上し、特別な熟練を
要することなく容易に必要な断面を得ることができるの
で、装置の信頼性が向上する。更に、位置決め確認のた
めの調整作業が不要となるので、被検者や技師(オペレ
ータ)に対するX線曝射量の低減に寄与し得る。
面が得られるので、診断の精度が向上し、特別な熟練を
要することなく容易に必要な断面を得ることができるの
で、装置の信頼性が向上する。更に、位置決め確認のた
めの調整作業が不要となるので、被検者や技師(オペレ
ータ)に対するX線曝射量の低減に寄与し得る。
【図1】本発明に基づくX線CT装置の一実施例の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】撮影時の被検者の位置から得られる撮影時スラ
イス画像データと、求めるスライスデータとの関係を示
す説明図である。
イス画像データと、求めるスライスデータとの関係を示
す説明図である。
【図3】オブリーク処理の説明図である。
【図4】撮影スライス面の説明図である。
【図5】頭部断面の左右対称性(構造)を示す図であ
る。
る。
2 X線発生部(X線管) 3 データ収集部 4 画像再構成装置 5 画像記憶装置(画像データ格納手段) 6 画像表示装置 7 入力装置(回転位置入力手段) 9 寝台駆動装置 11 寝台
Claims (2)
- 【請求項1】 被検体の周囲を回転しながらX線を曝射
するX線管及び多チャンネルからなり前記被検体の透過
X線量を検出するX線検出器と、被検体の体軸方向に移
動する寝台と、該寝台を移動するための寝台駆動部と、
該X線検出器の前記X線管の所定角度及び体軸方向の位
置毎の透過X線量の検出に基づいて前記被検体の断層画
像を再構成する画像再構成手段と、前記画像再構成手段
によって再構成された断層画像データ格納する画像デー
タ格納手段と前記画像再構成手段によって再構成された
断層画像を表示する表示装置と、を有するX線CT装置
において、 更に、 前記表示装置に表示された所定の断層画像に回転位置を
与える回転位置入力手段を有し、 前記画像再構成手段が、 前記回転位置に基づいて前記画像再構成手段によって再
構成された前記所定の断層画像を含む複数の断層画像を
回転処理することにより、前記所定の断層画像を補間し
て基準となる断層画像を再構成すると共に、該基準断層
画像に平行な断層画像を再構成することを特徴とするX
線CT装置。 - 【請求項2】 被検体の周囲を回転しながらX線を曝射
するX線管及び多チャンネルからなり前記被検体の透過
X線量を検出するX線検出器と、被検体の体軸方向に移
動する寝台と、該寝台を移動するための寝台駆動部と、
該X線検出器の前記X線管の所定角度及び体軸方向の位
置毎の透過X線量の検出に基づいて前記被検体の断層画
像を再構成する画像再構成手段と、前記画像再構成手段
によって再構成された断層画像を表示する表示装置と、
を有するX線CT装置において、 更に、 前記表示装置に表示された所定の断層画像に回転位置を
与える回転位置入力手段と、 前記画像データ格納手段に格納されている断層画像デー
タを所定の基準断層画像に平行な断層画像となるように
補間し、変換する断層画像変換手段と、を有し、 前記画像再構成手段が、前記回転位置に基づいて前記画
像再構成手段によって再構成された前記所定の断層画像
を含む複数の断層画像を回転処理することにより、前記
所定の断層画像を補間して前記所定の基準断層画像とし
て再構成することを特徴とするX線CT装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5014235A JPH06217971A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | X線ct装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5014235A JPH06217971A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | X線ct装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06217971A true JPH06217971A (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=11855420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5014235A Pending JPH06217971A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | X線ct装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06217971A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005300438A (ja) * | 2004-04-15 | 2005-10-27 | Shimadzu Corp | X線ct装置 |
US20080234972A1 (en) * | 2007-03-23 | 2008-09-25 | Kabushi Kaisha Topcon | Optical image measurement device and image processing device |
-
1993
- 1993-01-29 JP JP5014235A patent/JPH06217971A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005300438A (ja) * | 2004-04-15 | 2005-10-27 | Shimadzu Corp | X線ct装置 |
US20080234972A1 (en) * | 2007-03-23 | 2008-09-25 | Kabushi Kaisha Topcon | Optical image measurement device and image processing device |
US8348426B2 (en) * | 2007-03-23 | 2013-01-08 | Kabushiki Kaisha Topcon | Optical image measurement device and image processing device |
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