JPH06217624A - レール走行式茶園管理台車の移動用架台装置 - Google Patents

レール走行式茶園管理台車の移動用架台装置

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JPH06217624A
JPH06217624A JP3415093A JP3415093A JPH06217624A JP H06217624 A JPH06217624 A JP H06217624A JP 3415093 A JP3415093 A JP 3415093A JP 3415093 A JP3415093 A JP 3415093A JP H06217624 A JPH06217624 A JP H06217624A
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traveling
tea
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は茶園管理を行うレール走行式茶園管
理台車を移送させる装置に関する。 【構成】 レール走行式茶園管理台車の移動用架台装置
は走行体を具えた走行機体1とレール走行式茶園管理台
車5を直接載せる積載架台2とを具え、前記積載架台2
はレール走行式茶園管理台車5の車輪51を支承し、少
なくとも一端が伸縮自在に構成された平行する二本の支
承レール23を具えるとともに、この二本の支承レール
23が実質的に地面に対し旋回昇降を含む三次元方向に
姿勢選択できるように構成されている。 【効果】 茶園6の地形、畝幅等が異なるあらゆる茶園
条件の下においても円滑にレール走行式茶園管理台車5
を茶園6のレール上に移載したり、茶畝61間を移動さ
せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【産業上の利用分野】本発明は茶園において茶畝をまた
ぐように走行して茶葉の摘採、剪枝、施肥等の管理を行
うレール走行式茶園管理台車を取扱対象とする装置に関
するものであって、特に茶園の地形、畝幅等が異なるあ
らゆる茶園条件の下においても円滑にレール走行式茶園
管理台車を茶園のレール上に移載したり、茶畝間を移動
させることのできる新規な移動用管理台車に係るもので
ある。
【0002】
【発明の背景】茶園管理の省力化を図るために茶畝間に
レールを敷設し、茶畝をまたぐようにしてこのレール上
を走行するレール走行式茶園管理台車が普及してきてい
る。このようなレール走行式茶園管理台車は茶畝上を走
行して所定の作業を行っているかぎりでは極めて有効な
省力効果を奏するものであるが、一つの茶畝の作業を終
えて次の茶畝に移動させたり、作業開始時あるいは作業
終了時に茶畝間のレールに対しレール走行式茶園管理台
車を載せ外しする場合には多大な労力を要する。このた
め従来から手押し走行タイプの架台装置を用い、このも
のに茶園のレール端部をあたかも延長するように接続で
きる支承レールをほぼ固定的に搭載し、茶園のレール端
部において架台装置の支承レール側にレール走行式茶園
管理台車を載せ替えるようにして受け取り、所定の位置
に移動できるようにしたものが用いられている。
【0003】しかしながらこの従来型の架台装置は支承
レールを設けるにあたり、格別な工夫はされていないか
ら、ほぼ平地における茶園であって、しかも茶畝とその
端部のいわゆる枕地との角度がほぼ直角に設定されてい
る極めて理想的な茶園においてのみしか使用できない。
もとより実際の茶園形態をみると、このような理想的な
茶園はむしろ少なく茶畝面が茶畝方向あるいは茶畝の並
び方向に傾斜していたり、枕地と茶畝とが斜めに交わっ
ていたり、更には茶畝は傾斜する一方、枕地は茶畝方向
に見て水平に整地されていたり、その形態は千差万別で
ある。
【0004】このため単に手押しの走行架台に支承レー
ルを取り付けただけの従来型にあってはこれを利用でき
る茶園は極めて限定され、多くの茶園農家にとってはこ
れを使用することができず、従ってより茶園形態如何に
かかわらず、より汎用的に使用できる移動用架台装置の
出現が望まれていた。勿論、茶園形態が前述のような理
想的な形態でなくとも、形態が一定してされいれば、そ
れに合わせて架台装置を専用設計すれば対応できるが、
そうした場合には他の形態の茶園には全く利用できず、
一戸の茶農家が何カ所かに異なった形態の茶園を有して
いる場合や、各農家ごとに茶園形態が異なっているとき
に架台装置を共同利用しようとする場合などには対応で
きない。
【0005】
【開発を試みた技術的事項】本発明はこのような背景を
考慮してなされたものであって、あらゆる条件、形態の
茶園であっても円滑に茶園のレールに対しレール走行式
茶園管理台車の載せ外しができ、且つ一つの茶畝の作業
が終わった後に畝替えが容易にできる新規なレール走行
式茶園管理台車の移動用架台装置の開発を試みたもので
ある。
【0006】
【発明の構成】
【目的達成の手段】本出願に係るレール走行式茶園管理
台車の移動用架台装置の第一の発明は、走行体を具えた
走行機体と、レール走行式茶園管理台車を直接載せる積
載架台とを具え、前記積載架台はレール走行式茶園管理
台車の車輪を支承し、少なくとも一端が伸縮自在に構成
された平行する二本の支承レールを具えるとともに、こ
の二本の支承レールが実質的に地面に対し旋回、昇降を
含む三次元方向に姿勢選択できるように構成されている
ことを特徴として成るものである。
【0007】また本出願に係るレール走行式茶園管理台
車の移動用架台装置の第二の発明は、前記要件に加え、
前記二本の支承レールが地面に対し旋回、昇降を含む三
次元方向に姿勢選択するにあたっては、前記積載架台が
前記走行機体に対し相対的に姿勢を変化させることによ
って図られることを特徴として成るものである。
【0008】更にまた本出願に係るレール走行式茶園管
理台車の移動用架台装置の第三の発明は、前記要件に加
え、前記支承レールの伸縮側端部には茶園におけるレー
ルステーを掴持する掴持装置が設けられていることを特
徴として成るものである。
【0009】更にまた本出願に係るレール走行式茶園管
理台車の移動用架台装置の第四の発明は、前記要件に加
え、前記走行体が原動機によって駆動されることを特徴
として成るものである。
【0010】更にまた本出願に係るレール走行式茶園管
理台車の移動用架台装置の第五の発明は、前記要件に加
え、前記走行体はクローラであることを特徴として成る
ものである。これら発明により前記目的を達成しようと
するものである。
【0011】
【発明の作用】本発明にあっては、走行体を具えた走行
機体によってレール走行式式茶園管理台車が移載される
場所の至近位置に移動する。レール走行式式茶園管理台
車は移動用架台装置に積載された状態では、その移載架
台における支承レール上に車輪を載せた状態に支持され
る。従って茶畝間のレールから移動用架台装置に載せる
場合、あるいは逆に移動用架台装置から茶園のレールに
載せ替える場合にあっては、まずその現場の至近距離に
移動した後、積載架台を適宜旋回昇降を含む三次元方向
に姿勢選択し、平行して設けられている二本の支承レー
ルがそれぞれ茶畝のレールにほぼ直線的に接続されるよ
うに合致させる。このようにすれば茶園のレールと移動
用架台装置における支承レールとの間はレール走行式茶
園管理台車が自由に移動することができ、茶園への移載
あるいは茶園からの取り外しが行われる。
【0012】また支承レールの伸縮端に掴持装置が設け
られている場合には、掴持装置が茶園側のレール支持ス
テーを掴むような状態となり、茶園のレールと移動用架
台装置における支承レールと接続がより確実となる。
【0013】更にまた走行体が駆動される場合には、よ
り作業省力化が図られる。
【0014】更にまた走行体としてクローラを適用した
ときには、走行安定がより図られ、傾斜地あるいは泥濘
地等においても確実な移動が図られる。
【0015】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて具体的
に説明する。符号Aは本発明たる移動用架台装置であっ
て、このものは大別すると、走行機体1と積載架台2と
から成る。そしてこの移動用架台装置Aはその取扱対象
物であるレール走行式茶園管理台車5を前記積載架台2
に直接積載するとともに、茶園6において茶畝61の端
部にある枕地から茶畝61の間に敷設したレール63に
対しレール走行式茶園管理台車5を載せ外ししたり、隣
接する茶畝への移動、いわゆる畝替えをさせたり、更に
はトラック7に対しての積載を行ったりする。
【0016】まず移動用架台装置Aの説明に先立ち、取
扱対象物であるレール走行式茶園管理台車5について簡
単に述べると、このものは図3において骨格的に示すよ
うに適宜アルミニウム素材あるいはその他の金属素材等
で構成された例えば門形のフレーム50に対しその下端
部に車輪51を設け、更に門形に構成されたフレーム5
0の内側上方に設けられた例えば管理機の一例である摘
採機52等を搭載して成るものであり、従来公知の適宜
のものが適用対象となる。なお車輪51については一例
として一方がレール63の両側部を規制するようなフラ
ンジあるいは補助コロ輪を有したガイド輪51Aとし、
他方を単にレール63の上面を転動するフラット輪51
Bとする。勿論、双方がガイド輪タイプのものであって
ももとより差し支えないが、この実施例のように一方を
幅広のフラット輪51Bとするときにはレールゲージの
ずれ、更には多少規格の異なる畝幅であってもそのまま
対応できる点で好ましい。
【0017】次に移動用架台装置Aについて詳細に説明
する。まずこのものの構成部材の一つである走行機体1
は、ほぼ梯子状を成すフレーム10に対し走行体の一例
であるクローラ11及びこれを駆動するための原動機1
2、更に後述する種々の操作関連装置等を具えて成る。
フレーム10は最も基礎となるシャシフレーム10Aと
この一端に門形に立ち上げたハンドルフレーム10Bと
から成る。なお図2に示すようにシャシフレーム10A
はハンドルフレーム10B側が充分延びたような形状を
有し、従ってトラック等への積荷、その他の取扱時にお
いて邪魔になることも予想されるから、図6に示すよう
にこの延長した部分を折り畳み自在あるいは引き抜き自
在に構成しておくことも好ましい。
【0018】そしてこのシャシフレーム10Aの両側に
は前述のクローラ11を設ける。勿論このクローラ11
に代えて走行体として通常の車輪を適用することももと
より差し支えない。更にクローラ11を駆動するための
前述した原動機12がシャシフレーム10Aの内側に搭
載されるものであって、このものは一例として内燃機関
を適用したエンジンを用いるが、このほかにバッテリ電
源あるいは適宜外部トロリー線から給電されるモータ、
更には搭載した原動機によって駆動されるゼネレータか
らの電源を受けて駆動されるモータ等を駆動源として用
いてもよい。なお本実施例では、原動機12によって油
圧ポンプを駆動し、この油圧を適宜の配管を介してクロ
ーラ11の駆動輪に直結した油圧モータに供給し、その
駆動を行うようにしている。
【0019】更に前記シャシフレーム10Aのハンドル
フレーム10B側先端下方にはキャスタホイール13を
安定向上のために設ける。またシャシフレーム10Aに
沿って例えば原動機12の前後駆動方向の切り替えを含
む変速レバー14をハンドルフレーム10B側に延長さ
せ、更にハンドルフレーム10Bには移動用架台装置A
が進行方向を設定するためのクローラクラッチレバー1
5を一対設け、更に上方中央部に後述する積載架台2の
姿勢選択のためのシリンダコントロールレバー16、更
には原動機12の回転を制御するアクセルレバー17を
設ける。
【0020】次にこのような走行機体1に支持される積
載架台2について説明する。まずこのものは旋回とクロ
ーラ11の走行方向に傾倒させる作用とを行う中継機枠
20と、直接レール走行式茶園管理台車5を支承するレ
ール支持機枠21とを具え、これらが走行機体1との間
に一対の支承シリンダ22を介して傾倒操作されるよう
に取り付けられる。まず中継機枠20は図2、4に示す
ように一例として矩形状の基部機枠201と旋回機枠2
05とを有し、その間に旋回ベアリング204が介在し
たものである。まず基部機枠201は一例として平面矩
形状の枠体であって、クローラ11の走行方向前後にロ
ッド受ブラケット202とロッドピン203とを具え、
前述の支承シリンダ22との接続を行う。
【0021】更に基部機枠201と旋回機枠205との
間に介在する旋回ベアリング204は平面リング状を成
す部材であって、固定リング204aは前記基部機枠2
01に搭載されるように固定され、一方、上部の可動リ
ング204bは前記旋回機枠205と固定されるるもの
であり、これら固定リング204aと可動リング204
bとの間には相互の回転を円滑にするコロ204cを具
える。
【0022】一方、旋回機枠205は平面形状を細長い
矩形状とするものであって、接続ピボット206を対向
的に突出させるとともに、一方の接続ピボット206側
には後述する傾斜シリンダ24を受ける傾斜シリンダ受
ブラケット207を具える。そして中継機枠20は前記
接続ピボット206においてレール支持機枠21と相互
に回動自在に接続されるものであるが、その説明に先立
ち支承シリンダ22と中継機枠20との支承態様につい
て説明する。
【0023】まず支承シリンダ22にはクローラの走行
方向に沿って前後に二基設けられるものであって、一方
を固定シリンダ22I、他方を可倒シリンダ22IIとす
る。すなわち固定シリンダ22Iはシャシフレーム10
Aにおいてクローラ11のトレッド中心からほぼ垂直に
立ち上がるように形成された取付ブラケット10Cに対
し取付姿勢が固定状態に支持される。一方、可倒シリン
ダ22IIは同様にクローラ11のトレッド中心であっ
て、前記取付ブラケット10Cと原動機12を挟んで対
向する側に設けられている取付ピボット10Dに対しそ
の下端部が回動自在に支持される。そして固定シリンダ
22I、可倒シリンダ22IIのそれぞれのシリンダボデ
ィー22aがシャシフレーム10A側に支持される一
方、そのシリンダロッド22bは前記中継機枠20にお
ける基部機枠201に形成されたロッドピン203に接
続される。従って固定シリンダ22I及び可倒シリンダ
22IIのいずれか一方または双方を特に伸縮させること
により中継機枠20はクローラ11の進行方向に沿って
の傾き及びその設定高さが調整される。
【0024】次に中継機枠20に対して回動自在に取り
付けられたレール支持機枠21について説明する。この
ものの全体構成はほぼ籠状を成すものであって、前記中
継部材20における旋回機枠205と直接接続される上
部枠211と支承レール23を直接支持する下部枠21
2とを具え、更にその間をコラム状の接続枠213を具
える。そして前記上部枠211には旋回機枠205にお
ける接続ピボット206を支持するピボット軸受部21
4を具えるとともに、一方のピボット軸受部214の近
傍に傾斜シリンダ取付ブラケット215を設ける。
【0025】このレール支持機枠21と中継機枠20に
おける旋回機枠205との接続態様について更に述べる
と、このものは傾斜シリンダ24によって相互の角度を
設定できるように組み付けられるものであって、その回
動中心が前記接続ピボット206である。そして傾斜シ
リンダ24におけるシリンダボディー24aはレール支
持機枠21における上部枠211に設けられた傾斜シリ
ンダ取付ブラケット215において回動自在に支持さ
れ、更にシリンダロッド24bは前記旋回機枠205に
おける傾斜シリンダ受ブラケット207に同様に回動自
在に接続される。従ってこの傾斜シリンダの収縮により
旋回機枠205における接続ピボット206を中心とし
てレール支持機枠21の傾倒操作がなされる。
【0026】次に前記支承レール23に戻って、その構
成を説明する。まず一対の平行した支承レール23は、
各々少なくとも一端において伸長自在に構成されるもの
であって、具体的には支承レール23を構成する部材が
テレスコープ状に伸縮する。すなわちレール支持機枠2
1における下部枠212に支持される部位を支承レール
23の本体部23aとし、この内部に伸長部23bを入
れ子状に一段または二段に嵌装し、更にこの伸長部23
bの先端に接続片23cをピン23dにおいて回動自在
に設けるようにして成る。また一対の支承レール23は
全体としてそのレールゲージを設定自在にするものであ
って、支承レールステー230がレール支持機枠21に
おける下部枠212に対してテレスコープ状に伸縮させ
るような構成をとる。
【0027】更に支承部レール23における伸長部23
bの端部すなわち支承レール23の伸縮端には掴持装置
33を設ける。このものは一対のグリップ片33aから
成るものであり、各グリップ片は当接面側に掴持凹部3
3bを設け、更にこれら一対のグリップ片33aは互い
にスプリング33dによって接近傾向を維持するような
形状をとる。勿論このようなスプリング33dがなくと
もシフト装置等によって各グリップ片33aが開放した
状態あるいは少なくとも閉鎖した状態を維持できるよう
な構成をとるものであってもよい。
【0028】本発明の移動用架台装置Aは以上述べたよ
うな具体的な構造を有するものであり、次のように作動
してレール走行式茶園管理台車5の移動を行う。 i)倉庫等における保管 まずレール走行式茶園管理台車5を農家等の倉庫に保管
する場合、移動用架台装置Aから降ろして保管してもよ
いが、実質的に移動用架台装置Aが他の用途がない場合
にはこのものに搭載した状態で保管してもよい。この搭
載状態はレール走行式茶園管理台車5における車輪51
を移動用架台装置Aにおける積載架台2に設けられた支
承レール23に載せるような状態で保管する。
【0029】ii)トラック等への積載 そして保管場所から適宜の茶園6に移動する場合、茶園
と茶園との距離が離れている場合等で一旦トラック7へ
積載する場合等にあっては、図6に示すようにトラック
7等の荷台にラダーレール71を斜めに架け渡すように
した状態において、移動用架台装置Aの原動機12を起
動し、これによって走行体たるクローラ11の駆動を図
り、これをトラック7の荷台に積載する。
【0030】iii)茶園レールへの移載 この作業は茶園6における枕地62、あるいは茶園6に
隣接した枕地に相当する農道から行われるものであっ
て、レール走行式茶園管理台車5を搭載した移動用架台
装置Aはトラックから降ろされた後、枕地62における
所定の茶畝61近くまで走行体たるクローラ11を駆動
して移動してゆく。勿論、走行体が駆動されないものの
場合には適宜手押し操作等によって移動させる。このよ
うな状態で茶畝61の端部に接近した移動用架台装置A
は茶畝状態に応じて積載架台2の姿勢設定を行う。なお
このとき茶畝61と枕地62とは直角ないしは一定の角
度に交わるような状態であるから、積載架台2と走行機
体1との平面方向に見た姿勢関係は積載架台2における
支承レール23の延長方向が走行機体1におけるクロー
ラ11の走行方向と直角ないしは一定の角度に交わった
ような状態に設定されるのである。
【0031】そして例えば図7に示すように茶畝61が
一定角度傾斜しており、一方その端部における枕地62
がほぼ水平に整地されているような場合には一対の支承
シリンダ22の一方あるいは双方と、更に必要に応じて
傾斜シリンダ24をも伸縮させ、走行機体1に対するレ
ール支持機枠21の設定角度を選択し、最終的に支承レ
ール23が茶園6におけるレール63とほぼ直線状に接
続される状態に姿勢選択する。勿論この際、積載架台2
の傾斜設定のほか、支承レール23の伸長部23bの端
部が茶園6におけるレール63に到達するように伸長部
23bを適宜伸長させ、両者が接続されるような設定を
とる。
【0032】またこのとき図8に示すように枕地62と
茶畝61とが直角に交わっていないような場合にあって
は、支承レール23はそれぞれ伸長寸法を異ならせるこ
とによって、茶園6のレール63との接続が図られる。
そしてこの状態を確実に維持するため掴持装置33にお
ける一対のグリップ片33aが茶園6におけるレール6
3のレールステー63Aを掴持するような状態となり、
接続状態を確実に維持する。そしてこのような接続が図
られた後にはレール走行式茶園管理台車5はそれ自体を
運転して走行させ、支承レール23の本体部23aから
伸長部23bが延ばされているときには、その上を通
り、更に接続片23cを越えて茶園6におけるレール6
3に移載されてゆくのである。そしてこのような状態で
茶畝61をまたぐように走行してレール走行式茶園管理
台車5は一定の作業、例えば茶葉の摘採作業を行い始発
点に戻り、次の茶畝61への移動を行う。
【0033】iv) 畝間の移動 このように始発点に戻って茶畝61間をレール走行式茶
園管理台車5が移動する場合には、茶畝61間を移動さ
せるための移動用架台装置Aは移載した状態をそのまま
保ち、そこに待機して戻ってきたレール走行式茶園管理
台車5をそのまま受け取るように支承レール23に移載
する。このようにレール走行式管理台車5が移載された
後は支承レール23における掴持装置33や接続片23
cを解除し、茶園6側におけるレール63との接続状態
を解除する。しかる後は茶畝一本分、走行機体1におけ
るクローラ11が駆動されて移動するものであり、この
状況ではレール走行式茶園管理台車5は横向きに移動す
る。このように移動したときも先の場合と同様に積載架
台2の姿勢を選択し、移載すべき一対のレール63に対
応させて姿勢設定する。そして先に述べた場合と同様に
移動用架台装置Aにおける支承レール23と、茶園6に
おけるレール63との接続を図り、レール走行式茶園管
理台車5の自走による茶畝61側に移動させる。以下こ
の動作を繰り返す。
【0034】
【他の実施例】本発明は以上述べたような基本的な実施
例を有するものであるが、要は茶園6における枕地62
を基準として茶園6におけるレール63に合致するよう
に少なくとも積載架台2のあらゆる姿勢設定ができるよ
うに構成すればよいから、例えばその傾斜設定について
も図9に骨格的に示すような手法がとり得る。すなわち
このものは走行機体1に対し積載架台2を接続させるに
あたり、中心ピボット100において三次元方向に積載
架台2が傾倒し得るように支承するとともに、中心ピボ
ット100自体が昇降シリンダ101のロッド101A
の頂部を構成することにより上下方向及び旋回方向に回
転し得るように設定しておき、更にこのロッド101A
に一体に設けたサブフレーム102から最低二本の傾斜
設定シリンダ103を設けて(この場合、二本の傾斜設
定シリンダ103と中心ピボット100とが一直線状に
並ばないように配置する)積載架台2をあらゆる方向に
傾斜できるように構成したものである。
【0035】また図10に示す実施例は走行機体1に対
し四方向にアウトリガー110を設け、このアウトリガ
ー110の突出寸法の設定により積載架台2の傾斜設定
をするようにしたものである。
【0036】
【発明の効果】本発明は以上述べたような構成を有する
ものであるから、移動用架台装置Aにおいてレール走行
式茶園管理台車5を直接支承する支承レール23の姿勢
設定に汎用性を持たせたから、あらゆる茶園6における
レール63との接続が円滑に行うことができる。
【0037】更に支承レール23の伸縮端に掴持装置3
3が設けられているときには、これによって移動用架台
装置Aにおける支承レール23と茶園6におけるレール
63との接続がより確実になされる。
【0038】更にまた走行体1が駆動されるときには移
動用架台装置Aはより省力的に移動させるときができ
る。
【0039】更にまた走行体としてクローラ11を適用
するときには急傾斜地等においてもスリップすることな
く移動することができ、また泥濘地であっても確実な移
動が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動用架台装置の使用状態を示す斜視
図である。
【図2】本発明の移動用架台装置を分解して示す斜視図
である。
【図3】同上背面図である。
【図4】同上縦断側面図である。
【図5】走行機体を示す平面図である。
【図6】本発明の移動用架台装置をトラックに積載した
状態を示す斜視図である。
【図7】茶畝が傾斜している場合の使用態様を示す骨格
的側面図である。
【図8】枕地と茶畝とが直角に交わっていない場合の使
用態様を示す骨格的平面図である。
【図9】積載架台の他の傾斜設定機構を示す骨格的側面
図である。
【図10】同上更に他の傾斜設定機構を示す骨格的側面
図である。
【符号の説明】
1 走行機体 2 積載架台 5 レール走行式茶園管理台車 6 茶園 61 茶畝 62 枕地 63 レール 63A レールステー 7 トラック 71 ラダーレール 10 フレーム 10A シャシフレーム 10B ハンドルフレーム 10C 取付ブラケット 10D 取付ピボット 100 中心ピボット 101 昇降シリンダ 101A ロッド 102 サブフレーム 103 傾斜設定シリンダ 11 クローラ 110 アウトリガー 12 原動機 13 キャスタホイール 14 変速レバー 15 クローラクラッチレバー 16 シリンダコントロールレバー 17 アクセルレバー 20 中継機枠 201 基部機枠 202 ロッド受ブラケット 203 ロッドピン 204 旋回ベアリング 204a 固定リング 204b 可動リング 204c コロ 205 旋回機枠 206 接続ピボット 207 傾斜シリンダ受ブラケット 21 レール支持機枠 211 上部枠 212 下部枠 213 接続枠 214 ピボット軸受部 215 傾斜取付ブラケット 22 支承シリンダ 22I 固定シリンダ 22II 可倒シリンダ 22a シリンダボディー 22b シリンダロッド 23 支承レール 23a 本体部 23b 伸長部 23c 接続片 23d ピン 230 支持レールステー 24 傾斜シリンダ 24a シリンダボディー 24b シリンダロッド 24a シリンダボディー 24b シリンダロッド 33 掴持装置 33a グリップ片 33b 掴持凹部 33d スプリング 50 フレーム 51 車輪 51A ガイド輪 51B フラット輪 52 摘採機 A 移動用架台装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行体を具えた走行機体と、レール走行
    式茶園管理台車を直接載せる積載架台とを具え、前記積
    載架台はレール走行式茶園管理台車の車輪を支承し、少
    なくとも一端が伸縮自在に構成された平行する二本の支
    承レールを具えるとともに、この二本の支承レールが実
    質的に地面に対し旋回昇降を含む三次元方向に姿勢選択
    できるように構成されていることを特徴とするレール走
    行式茶園管理台車の移動用架台装置。
  2. 【請求項2】 前記二本の支承レールが地面に対し旋
    回、昇降を含む三次元方向に姿勢選択するにあたって
    は、前記積載架台が前記走行機体に対し相対的に姿勢を
    変化させることによって図られることを特徴とする請求
    項1記載のレール走行式茶園管理台車の移動用架台装
    置。
  3. 【請求項3】 前記支承レールの伸縮側端部には茶園に
    おけるレールステーを掴持する掴持装置が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1または2記載のレール走行
    式茶園管理台車の移動用架台装置。
  4. 【請求項4】 前記走行体が原動機によって駆動される
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載のレール走
    行式茶園管理台車の移動用架台装置。
  5. 【請求項5】 前記走行体はクローラであることを特徴
    とする請求項1、2、3または4記載のレール走行式茶
    園管理台車の移動用架台装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020030989A (ko) * 2000-10-20 2002-04-26 도삼석 농업용 다목적 이동대차의 활주 이동장치
CN108557392A (zh) * 2018-03-30 2018-09-21 华南农业大学 一种应用于林果茶园的轨地两用运输机
RU2722073C1 (ru) * 2019-03-26 2020-05-26 Сергей Михайлович Татаренко Агромост

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