JPH0621761B2 - 自動車用デイスクホイ−ルの半径方向振れ測定方法及びその測定装置 - Google Patents
自動車用デイスクホイ−ルの半径方向振れ測定方法及びその測定装置Info
- Publication number
- JPH0621761B2 JPH0621761B2 JP61026140A JP2614086A JPH0621761B2 JP H0621761 B2 JPH0621761 B2 JP H0621761B2 JP 61026140 A JP61026140 A JP 61026140A JP 2614086 A JP2614086 A JP 2614086A JP H0621761 B2 JPH0621761 B2 JP H0621761B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- disk wheel
- wheel
- radial
- contact
- measuring device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車用ディスクホイールにおいて、左右のビ
ード座における半径方向の振れの大きさを測定する自動
車用ディスクホイールの半径方向振れ測定方法及びその
測定装置に関するものである。
ード座における半径方向の振れの大きさを測定する自動
車用ディスクホイールの半径方向振れ測定方法及びその
測定装置に関するものである。
従来の技術 従来、自動車用のディスクホイールは半径方向の振れを
最少におさえる必要があるため、製造されたディスクホ
イールの半径方向の振れを測定してチェックしている。
最少におさえる必要があるため、製造されたディスクホ
イールの半径方向の振れを測定してチェックしている。
従来の半径方向振れ測定装置は接触子を2個設けて、そ
れぞれディスクホイールの表裏のビード座および表裏の
フランジ面に接触させ、これら両接触子の半径方向の移
動量を検出してその平均値を求める手段と、この平均値
を表示する手段を備えたものが考えられております。
れぞれディスクホイールの表裏のビード座および表裏の
フランジ面に接触させ、これら両接触子の半径方向の移
動量を検出してその平均値を求める手段と、この平均値
を表示する手段を備えたものが考えられております。
(特公昭50−35282号) 発明が解決しようとする問題点 近年、とくに乗用車においては静粛性,居住性が向上
し、道路事情も改善されることにより、タイヤに起因す
る車の振動騒音が目立つようになってきました。
し、道路事情も改善されることにより、タイヤに起因す
る車の振動騒音が目立つようになってきました。
上記タイヤに起因する車の振動騒音を少なくするため、
タイヤ単体のラジアル・フォース・バリエーション(以
下単にRFVと称す)の一次成分の極小位置(極大位
置)とリム振れの極大位置(極小位置)が一致するよう
にタイヤとリムを組み合わせる、いわゆる位相合わせを
行い、タイヤのRFVを小さくして振動を小さくしてい
る。
タイヤ単体のラジアル・フォース・バリエーション(以
下単にRFVと称す)の一次成分の極小位置(極大位
置)とリム振れの極大位置(極小位置)が一致するよう
にタイヤとリムを組み合わせる、いわゆる位相合わせを
行い、タイヤのRFVを小さくして振動を小さくしてい
る。
このため、リム振れの極大位置(極小位置)を調べる方
法として前記平均振れ、即ち第2図(イ)に示すようにデ
ィスクホイールのリムにおける点A,Bの変位が車軸S
から路面Rまでの距離Lに及ぼす影響は となり、この平均振れのローポイントを設定している。
法として前記平均振れ、即ち第2図(イ)に示すようにデ
ィスクホイールのリムにおける点A,Bの変位が車軸S
から路面Rまでの距離Lに及ぼす影響は となり、この平均振れのローポイントを設定している。
しかし、自動車のサスペンションは第2図(ロ)に示すよ
うに路面Rに対して車軸Sが傾斜しているポジティブキ
ャンバー或いは逆に傾斜するネガティブキャンバーがあ
り、このような場合には距離Lに対する点A,Bの変位
の影響度が全く異り、第2図(ロ)のような場合には点B
の変位の影響が大きくなり、点Bのローポイントを求め
るのが効果的であります。
うに路面Rに対して車軸Sが傾斜しているポジティブキ
ャンバー或いは逆に傾斜するネガティブキャンバーがあ
り、このような場合には距離Lに対する点A,Bの変位
の影響度が全く異り、第2図(ロ)のような場合には点B
の変位の影響が大きくなり、点Bのローポイントを求め
るのが効果的であります。
しかるに、上記平均振れを求める方法では車軸Sが路面
Rに対して平行な場合にのみ有効であり、車軸が傾斜す
る場合には適していないという問題点があります。
Rに対して平行な場合にのみ有効であり、車軸が傾斜す
る場合には適していないという問題点があります。
問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を除去するためになされたものであ
り、ディスクホイールのビード座の軸方向に相対向する
位置に夫々接触子を当て、ディスクホイールを回軸させ
ながら夫々の接触子の半径方向振れを測定し、両接触子
の半径方向の移動量を検出し、その差を求めると共に表
示するディスクホイールの半径方向振れ測定方法及びそ
の測定装置を提供するものであります。
り、ディスクホイールのビード座の軸方向に相対向する
位置に夫々接触子を当て、ディスクホイールを回軸させ
ながら夫々の接触子の半径方向振れを測定し、両接触子
の半径方向の移動量を検出し、その差を求めると共に表
示するディスクホイールの半径方向振れ測定方法及びそ
の測定装置を提供するものであります。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基いて説明する。
第1図に示すように、(1)は回転可能に配置された定盤
(2)に支持固定されたディスクホイールである。(3)はデ
ィスクホイール(1)に対して前後方向(矢印C方向)に
移動可能に配置された測定装置本体である。
(2)に支持固定されたディスクホイールである。(3)はデ
ィスクホイール(1)に対して前後方向(矢印C方向)に
移動可能に配置された測定装置本体である。
測定装置本体(3)に設けられた支持体(4)には、リニアベ
アリング(5)や摺動体等の軸受部材を介して2個のスラ
イドバー(6)が平行でかつ摺動自在に設けられている。
アリング(5)や摺動体等の軸受部材を介して2個のスラ
イドバー(6)が平行でかつ摺動自在に設けられている。
スライドバー(6)の一部には支持腕(7)が一体的に設けら
れ、この支持腕(7)に接触子ローラ(8)を回転自在に軸支
した接触子ローラ支持片(9)を揺動可能に軸支する。
れ、この支持腕(7)に接触子ローラ(8)を回転自在に軸支
した接触子ローラ支持片(9)を揺動可能に軸支する。
なお、スライドバー(6)は接触子ローラ(8)が常時ディス
クホイール(1)のビード座(10)に押圧するよう圧縮スプ
リング(19)によりディスクホイール(1)側に押されてお
り、また、接触子ローラ支持片(9)は接触子ローラ(8)が
常時ディスクホイール(1)のリムフランジ(11)に接する
ようコイルばね(12)と支持腕(7)及び支持片(9)に設けら
れたピンとにより押圧されている。
クホイール(1)のビード座(10)に押圧するよう圧縮スプ
リング(19)によりディスクホイール(1)側に押されてお
り、また、接触子ローラ支持片(9)は接触子ローラ(8)が
常時ディスクホイール(1)のリムフランジ(11)に接する
ようコイルばね(12)と支持腕(7)及び支持片(9)に設けら
れたピンとにより押圧されている。
(13)はダイヤルゲージであり、取付部材(14)を介して一
方のスライドバー(6)に固着されており、上記ダイヤル
ゲージ(13)のスピンドルの先端(15)は他方のスライドバ
ー(6)の端面に当接するよう配置され、自動車用ディス
クホイールの半径方向振れ測定装置を構成している。
方のスライドバー(6)に固着されており、上記ダイヤル
ゲージ(13)のスピンドルの先端(15)は他方のスライドバ
ー(6)の端面に当接するよう配置され、自動車用ディス
クホイールの半径方向振れ測定装置を構成している。
なお、(16)はディスクホイール(1)を支持する基台であ
り、基台(16)にはベアリングにより回転自在に回転台(1
7)が配置されている。
り、基台(16)にはベアリングにより回転自在に回転台(1
7)が配置されている。
回転台(17)にはディスクホイール(1)のハブ穴を基準に
軸支し、かつディスクホイール(1)を水平に支持する定
盤(2)が配置されている。また、(18)はディスクホイー
ル(1)を定盤(2)上に固定するディスク押えである。
軸支し、かつディスクホイール(1)を水平に支持する定
盤(2)が配置されている。また、(18)はディスクホイー
ル(1)を定盤(2)上に固定するディスク押えである。
作 用 自動車用ディスクホイール1を定盤2上に載置し、ディ
スク押え18によりディスクホイール1のハット部を押え
て固定する。
スク押え18によりディスクホイール1のハット部を押え
て固定する。
次に測定装置本体3を前進させ、接触子ローラ8がディ
スクホイールの表裏のビード座の所定の測定位置、すな
わち点A、Bに達したとき前進を止める。
スクホイールの表裏のビード座の所定の測定位置、すな
わち点A、Bに達したとき前進を止める。
接触子ローラ8は圧縮スプリング19の復元力によりたえ
ずディスクホイールのビード座に押しつけられており、
この状態でダイヤルゲージ13の指示目盛を0にする。
ずディスクホイールのビード座に押しつけられており、
この状態でダイヤルゲージ13の指示目盛を0にする。
次いで、回転台17を回しながらディスクホイールの表裏
のビード座、すなわち点A、B夫々の半径方向振れを測
定し、該点A、B夫々の半径方向の移動量を検出する
と、両接触子ローラ8を介して両スライドバー6が点
A、B夫々の半径方向の移動量分だけ摺動し、ダイヤル
ゲージ13が点A、Bの移動量の絶対差を表示する。
のビード座、すなわち点A、B夫々の半径方向振れを測
定し、該点A、B夫々の半径方向の移動量を検出する
と、両接触子ローラ8を介して両スライドバー6が点
A、B夫々の半径方向の移動量分だけ摺動し、ダイヤル
ゲージ13が点A、Bの移動量の絶対差を表示する。
発明の効果 本発明によれば、ディスクホイールを回転させながらデ
ィスクホイールの表裏のビード座における半径方向の振
れを測定し、両接触子ローラの半径方向の移動量を検出
し、その差を求めると共にダイヤルゲージに表示するこ
とができる。このようにして、ディスクホイールの表裏
のビード座、すなわち点A、Bの半径方向の振れの差の
絶対値|A−B|振れの小さいディスクホイールを製作
することにより、車種の違い、前後輪の違いによるキャ
ンバーの相違に対応したディスクホイールを提供するこ
とが可能となり、騒音,振動の少ないタイヤを得ること
ができる。
ィスクホイールの表裏のビード座における半径方向の振
れを測定し、両接触子ローラの半径方向の移動量を検出
し、その差を求めると共にダイヤルゲージに表示するこ
とができる。このようにして、ディスクホイールの表裏
のビード座、すなわち点A、Bの半径方向の振れの差の
絶対値|A−B|振れの小さいディスクホイールを製作
することにより、車種の違い、前後輪の違いによるキャ
ンバーの相違に対応したディスクホイールを提供するこ
とが可能となり、騒音,振動の少ないタイヤを得ること
ができる。
もちろん、上記のようにして得られたディスクホイール
の を求めることにより、さらに優れたディスクホイールが
得られるという優れた効果を有するものであります。
の を求めることにより、さらに優れたディスクホイールが
得られるという優れた効果を有するものであります。
第1図は本発明のディスクホイールの半径方向振れ測定
装置の一実施例を示す説明図、第2図(イ),(ロ)は夫々自
動車のサスペンションのキャンバーの異なる状態を示す
説明図である。 (1)……ディスクホイール、(2)……定盤、(3)……測定
装置本体、(4)……支持体、(5)……リニアベアリング、
(6)……スライドバー、(7)……支持腕、(8)……接触子
ローラ、(9)……接触子ローラ支持片、(10)……ビード
座、(11)……リムフランジ、(12)……コイルばね、(13)
……ダイヤルゲージ、(14)……取付部材、(15)……スピ
ンドルの先端、(16)……基台、(17)……回転台、(18)…
…ディスク押え、(19)……圧縮スプリング
装置の一実施例を示す説明図、第2図(イ),(ロ)は夫々自
動車のサスペンションのキャンバーの異なる状態を示す
説明図である。 (1)……ディスクホイール、(2)……定盤、(3)……測定
装置本体、(4)……支持体、(5)……リニアベアリング、
(6)……スライドバー、(7)……支持腕、(8)……接触子
ローラ、(9)……接触子ローラ支持片、(10)……ビード
座、(11)……リムフランジ、(12)……コイルばね、(13)
……ダイヤルゲージ、(14)……取付部材、(15)……スピ
ンドルの先端、(16)……基台、(17)……回転台、(18)…
…ディスク押え、(19)……圧縮スプリング
Claims (2)
- 【請求項1】ディスクホイールのビード座の軸方向に相
対向する同一円周上の位置に夫々接触子を当て、ディス
クホイールを回転させながら夫々の接触子の半径方向振
れを測定し、両接触子の半径方向の移動量を検出し、そ
の差を求めると共に表示することを特徴とする自動車用
ディスクホイールの半径方向振れ測定方法。 - 【請求項2】ディスクホイールに対し前後に移動可能に
測定装置本体を配置し、上記測定装置本体に設けられた
支持体に2個のスライドバーを軸受部材を介して摺動自
在に設け、夫々のスライドバーにはディスクホイールの
ビード座及びリムフランジ部に接触する接触子ローラが
夫々回転可能に設けられ、かつ一方のスライドバーの一
端には取付部材を介してダイヤルゲージが固着され、他
方のスライドバーの一端には上記ダイヤルゲージのスピ
ンドルの先端が当接するよう構成されたことを特徴とす
る自動車用ディスクホイールの半径方向振れ測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61026140A JPH0621761B2 (ja) | 1986-02-07 | 1986-02-07 | 自動車用デイスクホイ−ルの半径方向振れ測定方法及びその測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61026140A JPH0621761B2 (ja) | 1986-02-07 | 1986-02-07 | 自動車用デイスクホイ−ルの半径方向振れ測定方法及びその測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62184301A JPS62184301A (ja) | 1987-08-12 |
JPH0621761B2 true JPH0621761B2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=12185241
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61026140A Expired - Lifetime JPH0621761B2 (ja) | 1986-02-07 | 1986-02-07 | 自動車用デイスクホイ−ルの半径方向振れ測定方法及びその測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0621761B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20040173015A1 (en) * | 2003-02-11 | 2004-09-09 | Teper Boris R. | Apparatus for measuring radial displacement of a wheel |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5035282B2 (ja) * | 1972-08-24 | 1975-11-14 | ||
JPS501761A (ja) * | 1973-05-04 | 1975-01-09 | ||
JPS53121044U (ja) * | 1977-03-03 | 1978-09-26 | ||
JPS6021188B2 (ja) * | 1977-03-31 | 1985-05-25 | アデカ・ア−ガス化学株式会社 | 光安定化合成樹脂組成物 |
EP0034799A3 (de) * | 1980-02-22 | 1982-05-12 | Georg Fischer Aktiengesellschaft | Prüfgerät für Scheibenräder und/oder Felgenteile |
JPS5815845U (ja) * | 1981-07-20 | 1983-01-31 | 三洋電機株式会社 | ガス燃焼器 |
-
1986
- 1986-02-07 JP JP61026140A patent/JPH0621761B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62184301A (ja) | 1987-08-12 |
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