JPH0621759Y2 - 吸引保持装置 - Google Patents

吸引保持装置

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JPH0621759Y2
JPH0621759Y2 JP1986065395U JP6539586U JPH0621759Y2 JP H0621759 Y2 JPH0621759 Y2 JP H0621759Y2 JP 1986065395 U JP1986065395 U JP 1986065395U JP 6539586 U JP6539586 U JP 6539586U JP H0621759 Y2 JPH0621759 Y2 JP H0621759Y2
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JP
Japan
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suction
base
holding device
valve
valve body
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JP1986065395U
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JPS62175994U (ja
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成夫 中山
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Max Co Ltd
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Max Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動製図機における用紙の保持や自動裁断機に
おける布の保持等に使用される吸引保持装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種の吸引保持装置としては、用紙等を載置す
る基台上に、真空ポンプに接続された吸入口を複数配置
し、該吸入口からの吸引力によって基台上に載置された
用紙を吸引保持するように構成したものがある。
しかし、この場合には、基台の一部領域にのみ用紙が載
置されると、用紙が載置されない領域の吸入口からは大
気の流入があるため、全領域に用紙が置かれている場合
に比較して吸引力が弱くなるという問題点がある。これ
を解決するため、容量の大きな真空ポンプを使用するこ
とも考えられるが、この場合には、装置が大型化かつコ
スト高になると共に、やはり大気の流入があるため、十
分な吸引力は得られないという問題点がある。
そこで、これらの問題点を解決するものとして、次に示
すものがある。1つは特開昭57−1799号公報に示
すように、作図板上に開口する真空吸着ノズルを被作図
物のサイズに対応するよう段階的に配設すると共に、前
記真空吸着ノズルを各段階別に系統的に配管し、前記被
作図物のサイズに応じて真空吸着ノズルによる真空吸着
を各段階別に切換える切換手段を設けたものがある。ま
た、実開昭48−5099号公報に示すように、基台を
複数個のセクションに分割し、前記各セクションを、各
セクション毎に設けた電磁弁を介して、吸気装置に挿通
し、前記基台上を移動するカーソルの位置をリミットス
イッチにより検知して、前記カーソル近傍のセクション
のみ電磁弁を開き、載置物を吸着するようにしたものが
ある。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、斯かる従来技術の場合には、次のような問題点
を有している。すなわち、前者にあっては、用紙の大き
さが異なるたびに、操作者がこれを目視により確認して
切換手段を遂次切換えなければならず、操作が煩雑であ
ると共に、自動化された装置には対応できないという問
題点があった。また、真空吸着ノズルは、被作図物のサ
イズに対応するよう配設されており、真空吸着ノズルの
吸着は、被作図物のサイズに応じて段階的にしか切換え
ることができないため、定形外の被定着物は、吸着でき
ないという問題点があった。一方、後者にあっては、カ
ーソルの位置を検知するためのリミットスイッチが必要
となり、部品点数が多くなると共に、該リミットスイッ
チが誤動作した場合には、載置物の吸着がまったく行な
われないという問題点があった。また、ヘッドを有する
カーソル近傍のセクションのみしか吸着されないため吸
着力が弱く、載置物を確実に保持できないという問題点
があった。
本考案は、上記従来技術の問題点を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、切換手段やリミ
ットスイッチ等の検出手段を用いることなく、極めて簡
単な構成で、載置物の大きさに応じて吸引領域を自動的
に制御可能とした吸引保持装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記の目的を達成するため、基台上に載置さ
れた載置物を吸引保持する吸引保持装置において、前記
基台上に複雑の吸入口を配設すると共に、前記吸入口を
常開弁を介して減圧手段に接続し、前記常開弁を、吸入
口側が大気に開放されたときに流入する空気の圧力によ
って閉弁するように構成されている。
(作用) 本考案においては、載置物が載置されていない部分に位
置する吸入口は、大気に開放されているため、この部分
に位置する吸入口からは空気が流入し、該流入する空気
の圧力により当該部分の常開弁は閉弁して、空気の流入
が防止され、載置物が載置された部分に位置する吸入口
は、載置物によって閉塞されているため、空気が流入せ
ず、当該部分の常開弁は開弁した状態にあり、載置物は
吸引保持される。
(実施例) 以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明する。
第3図は本考案に係る吸引保持装置を適用した自動製図
機を示すものである。図において、1は用紙等の載置物
を載置する基台で、この基台1の両端縁にはYレール1
1,12が敷設されており、該Yレール11,12には
Yカーソル6,7が移動可能に取付けられている。上記
Yカーソル6,7には、Xレール10の両端が固着され
ており、該Xレール10には、ペン8付き作図ヘッド9
を備えたXカーソル5が移動可能に取付けられている。
しかして、上記Yカーソル6,7及びXカーソル5をサ
ーボ装置(図示せず)によって制御駆動することによ
り、作図ヘッド9を所望の形状に合わせて移動させ、基
台1上に載置された用紙上に図面を作成する。図中、4
は操作パネルを示している。
上記基台1上には、第1図に示すように、吸入口2,2
…がマトリックス状に均一に配設されており、該吸入口
2,2…は、後述する常開弁20,20…を介して減圧
手段としての真空ポンプ14に接続されている。
上記常開弁20は、第1図に示すように、開口部上面が
基台1上面と面一になるように基台1に取付けられてお
り、前記吸入口2は、この常開弁20の開口部によって
構成されている。この常開弁本体21の中空内部22に
は、球状の弁体23が遊動自在に装着されていると共
に、該中空内部22には、流出口24と連通した円筒部
25が突設されている。この円筒部25の上端には、弁
体23が当接する凹面状の弁座26が設けられており、
該円筒部25の外周には、弁体23を上方へ付勢するバ
ネ27が嵌挿されている。上記バネ27の弾発力は、吸
入口2が載置物によって閉塞され空気が流入しない状態
では、弁体23が弁座26に当接せず、吸入口2が載置
物によって閉塞されず大気に開放され、空気が吸入口2
から流入する状態では、弁体23の上面と下面に作用す
る空気の圧力差によって弁体23が弁座26に当接する
ように設定されている。なお、上記常開弁20の流出口
24は、図示しない配管を介して真空ポンプ14に接続
されている。
以上の構成において、本実施例に係る吸引保持装置で
は、次のようにして載置物の吸引保持が行なわれる。す
なわち、基台1上に用紙等の載置物を所望の位置に載置
すると共に、真空ポンプ14を作動させる。こうするこ
とによって、上記基台1上の吸入口2,2…から空気が
吸引される。その際、載置物が載置されていない部分の
吸入孔2は、載置物によって閉塞されておらず大気に開
放されているため、該吸入孔2からは空気が流入する。
この吸入孔2から流入した空気は、常開弁本体21内の
弁体23の周囲を通過して流出口24から流出する。こ
のとき、弁体23の上面側には、大気圧より所定圧降下
した圧力Pが作用するのに対し、その下面側には、真
空ポンプ14の設定圧に略等しい圧力(P;P>>
)が作用し、この圧力差によって弁体23は、バネ
27の弾発力に抗して押しさげられ、弁座26に密着し
て閉弁状態となる。従って、載置物が載置されない部分
の吸入口2は、常開弁20によって閉塞され、吸引を停
止する。
一方、載置物が載置された部分の吸入口2は、載置物に
よって閉塞されており大気に開放されていないため、該
吸入孔2からは空気が流入せず、又流入しても極わずか
である。また、最初吸入口2からある程度空気が流入し
ても、すぐに載置物によって吸入口2が塞がれるため、
空気流入量は、わずかとなる。そのため、弁体23は、
最初前記と同様流入する空気によって押し下げられて
も、弁座26と密着するところまでは至らず、すぐに空
気流入量がわずかとなって弁体23の上面側と下面側の
圧力は略等しくなるため、該弁体23はバネ27によっ
て押し上げられ、浮動状態すなわち開弁状態を保持す
る。従って、載置物が載置された部分の吸入口2は、吸
引を継続する。
このように、載置物の有無によって常開弁20,20…
は自動的に開閉し、載置物が載置された部分の吸入口
2,2…のみによって載置物は吸引保持される。
第2図は上記常開弁の他の実施例を示すものであり、前
記実施例と同一の部分には同一の符号を付して説明する
と、この実施例では、弁体23が球状ではなくフロート
状に形成されている。すなわち、弁体23は、フロート
部28と、軸部29と、弁頭30とからなっており、軸
部29の先端は、流出口24に挿入されている。この場
合には、弁座26と当接する弁頭30と、フロート部2
8が別体となっているため、軸部29の長さやフロート
部28の形状を変更することにより、弁の作動特性を容
易に調整できる。また、軸部29の先端が流出口24に
挿入されているため、該軸部29によって弁体23を案
内し、弁体23の動作を安定させることができる。その
他の構成及び作用については、前記実施例と同一である
のでその説明を省略する。
なお、図示の実施例では、基台1上に直接吸入口2を設
けた場合について説明したが、これは載置物がアルミ板
や比較的厚いシートのように剛性が高い場合に適してい
る。しかし、これに限定されるわけではなく、基台表面
に多数の細孔からなる吸入口を均一に穿設し、該基台裏
面に基台上を複数のセクションに分割した部屋を設け、
この分割された部屋に各々常開弁の開口部を設けるよう
にしてもよい。こうした場合には、載置物が製図用紙や
布等のように剛性が低い場合に適している。
(考案の効果) 本考案は以上の構成及び作用よりなるもので、載置物の
大きさに応じて吸引領域を自動的に制御でき、面倒な操
作が一切不要となると共に、自動化された装置にも対応
できる。また、不要な領域からの空気の流入はないの
で、減圧手段の容量が比較的小さくて済むという種々の
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る吸入保持装置の一実施例を示す縦
断面図、第2図は常開弁の他の実施例を示す縦断面図、
第3図は本考案を適用し得る自動製図機を示す平面図で
ある。 符号の説明 1…基台、2…吸入口 20…常開弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01D 15/28 Z 6947−2F

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台上に載置された載置物を吸引保持する
    吸引保持装置において、前記基台上に複数の吸入口を配
    設すると共に、前記吸入口を常開弁を介して減圧手段に
    接続し、前記常開弁を、吸入口側が大気に開放されたと
    きに流入する空気の圧力によって閉弁するように構成し
    たことを特徴とする吸引保持装置。
JP1986065395U 1986-04-30 1986-04-30 吸引保持装置 Expired - Lifetime JPH0621759Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986065395U JPH0621759Y2 (ja) 1986-04-30 1986-04-30 吸引保持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986065395U JPH0621759Y2 (ja) 1986-04-30 1986-04-30 吸引保持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62175994U JPS62175994U (ja) 1987-11-09
JPH0621759Y2 true JPH0621759Y2 (ja) 1994-06-08

Family

ID=30902425

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986065395U Expired - Lifetime JPH0621759Y2 (ja) 1986-04-30 1986-04-30 吸引保持装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS618250A (ja) * 1984-06-23 1986-01-14 Mitsubishi Electric Corp 真空吸着台

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS618250A (ja) * 1984-06-23 1986-01-14 Mitsubishi Electric Corp 真空吸着台

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JPS62175994U (ja) 1987-11-09

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