JPH0621729Y2 - 光る隆起印刷物 - Google Patents
光る隆起印刷物Info
- Publication number
- JPH0621729Y2 JPH0621729Y2 JP1985106952U JP10695285U JPH0621729Y2 JP H0621729 Y2 JPH0621729 Y2 JP H0621729Y2 JP 1985106952 U JP1985106952 U JP 1985106952U JP 10695285 U JP10695285 U JP 10695285U JP H0621729 Y2 JPH0621729 Y2 JP H0621729Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluorescent
- layer
- printing
- light
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Printing Methods (AREA)
- Luminescent Compositions (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ 本考案は蓄光して暗い場所で光らせることの出来る、又
はブラックライトの照射により蛍光を発することの出来
る絵本，カード，絵ハガキ，シール，ラベル，コースタ
ー，プレミアム，POPパッケージ等の光る印刷物に関す
るものである。
はブラックライトの照射により蛍光を発することの出来
る絵本，カード，絵ハガキ，シール，ラベル，コースタ
ー，プレミアム，POPパッケージ等の光る印刷物に関す
るものである。
＜従来の技術＞ 従来も太陽光，蛍光燈等の光を当てると暗い場所で光る
所謂蓄光式又は蛍光式印刷方式による印刷物が出回って
いるが、従来のこの種の光る印刷物に於いては蓄光性又
は蛍光性顔料が混入された印刷インキの盛り量を多くす
ることが困難である為に、印刷面に凹凸が大きく光沢の
ある隆起した印刷層をもった印刷物を得ることが出来
ず、従って光量が多く光が長く持続する効果的な光る印
刷物が得られない等の欠点があった。
所謂蓄光式又は蛍光式印刷方式による印刷物が出回って
いるが、従来のこの種の光る印刷物に於いては蓄光性又
は蛍光性顔料が混入された印刷インキの盛り量を多くす
ることが困難である為に、印刷面に凹凸が大きく光沢の
ある隆起した印刷層をもった印刷物を得ることが出来
ず、従って光量が多く光が長く持続する効果的な光る印
刷物が得られない等の欠点があった。
＜考案が解決しようとする問題点＞ 本考案に係る印刷物は従来のこれ等の欠点に鑑み開発さ
れた技術であって、特に印刷層の盛り量を極めて多くし
て印刷面を立体的に隆起せしめると共に光量を多くし、
かつこの光を長く持続せしめることが出来る光る隆起印
刷物を提供しようとするものである。
れた技術であって、特に印刷層の盛り量を極めて多くし
て印刷面を立体的に隆起せしめると共に光量を多くし、
かつこの光を長く持続せしめることが出来る光る隆起印
刷物を提供しようとするものである。
＜問題点を解決するための手段＞ 本件考案は蓄光性又は蛍光性顔料が混入された印刷層の
盛り量を極めて多くし、印刷面の凹凸を大きくさせて隆
起せしめ、これによって光沢がありかつ光量の多い効果
的な印刷物を得ようとするものである。
盛り量を極めて多くし、印刷面の凹凸を大きくさせて隆
起せしめ、これによって光沢がありかつ光量の多い効果
的な印刷物を得ようとするものである。
本考案に於いては第１図及び第２図(A)乃至(D)に示す如
く、紙等の支持体１の表面に所定の文字，模様等の絵柄
を印刷して下地絵柄インキ層２を設け、次にこの絵柄イ
ンキ層２が乾燥した後、アルキッド樹脂等のOPニスを印
刷して接着層３を形成し、かつこの接着層３が生乾きの
状態である際に、蓄光性又は蛍光性顔料を混入したアク
リル樹脂，エチレン／酢酸ビニル共重合体等よりなる樹
脂粉４を接着層３にふりかけて積層し、更にこの樹脂粉
４を赤外線等で加熱して熱処理することによって溶融固
着せしめて蓄光又は蛍光樹脂層５をかまぼこ状に形成し
て全体を一体的に構成した光る隆起印刷物に関するもの
である。
く、紙等の支持体１の表面に所定の文字，模様等の絵柄
を印刷して下地絵柄インキ層２を設け、次にこの絵柄イ
ンキ層２が乾燥した後、アルキッド樹脂等のOPニスを印
刷して接着層３を形成し、かつこの接着層３が生乾きの
状態である際に、蓄光性又は蛍光性顔料を混入したアク
リル樹脂，エチレン／酢酸ビニル共重合体等よりなる樹
脂粉４を接着層３にふりかけて積層し、更にこの樹脂粉
４を赤外線等で加熱して熱処理することによって溶融固
着せしめて蓄光又は蛍光樹脂層５をかまぼこ状に形成し
て全体を一体的に構成した光る隆起印刷物に関するもの
である。
＜作用＞ 本考案に於いては上述の如く、支持体１の表面に下地絵
柄インキ層２，積層層３及び蓄光又は蛍光樹脂層５を順
に積層接着して一体的に構成したので、これ等の層によ
り組み合わされる印刷層６を極めて高く隆起せしめるこ
とが出来、従って光沢のある立体的な印刷面を得ること
が出来ると共に多量の蓄光性又は蛍光性顔料が積層され
るので、多量の光を得ることが出来ると共にこの光を長
時間持続せしめることが出来る。
柄インキ層２，積層層３及び蓄光又は蛍光樹脂層５を順
に積層接着して一体的に構成したので、これ等の層によ
り組み合わされる印刷層６を極めて高く隆起せしめるこ
とが出来、従って光沢のある立体的な印刷面を得ること
が出来ると共に多量の蓄光性又は蛍光性顔料が積層され
るので、多量の光を得ることが出来ると共にこの光を長
時間持続せしめることが出来る。
＜実施例＞ 図により本考案に係る印刷物の一実施例を具体的に説明
すると、第１図及び第２図(A)乃至(D)に於いて、１は印
刷用紙よりなる支持体であって、その表面には透明イン
キを使用して文字、模様等よりなる絵柄がオフセット印
刷によって印刷されて下地絵柄インキ層２が設けられて
いる。次に３は接着層であって、前記インキ層２が乾燥
した後、アルキッド樹脂等よりなるOPニスをオフセット
印刷或いは活版印刷によって前記インキ層２の所望部分
に積層したものである。４は蓄光性又は蛍光性顔料が混
入された樹脂粉であって、ZnO・Zn錯体，MgF2・MgO錯体，
GeO2・Mn錯体，ZnSiO4・Mn錯体，Y2O3・Eu錯体，Sr3(PO4)2
・SrCl2Eu錯体，(CaZn)3(PO4)2錯体，BaSi2O5・Pb錯体，C
aWO4錯体，CaWO4Pb錯体，MgWO4,Zn2SiO4・Mn,Y2O3・Eu錯
体等の螢光物及び硫化亜鉛・Cu錯体または硫化亜鉛粉末
の蓄光性顔料もしくはアミノスチルベン等の蛍光増白
剤、フルオレッセン等の蛍光染料、有機蛍光顔料、或い
はこれら蛍光増白剤、蛍光染料、有機蛍光顔料をフェノ
ール、メラミン等の熱硬化性樹脂中に溶解、分散して粉
砕したものからなる蛍光性顔料をアクリル樹脂，エチレ
ン／酢酸ビニル共重合体等の熱可塑性樹脂に練り込み、
混入して構成したものであり、前記接着層３が生乾きの
状態の時にその上にメッシュを使用してふりかけられて
厚く積層付着されている。
すると、第１図及び第２図(A)乃至(D)に於いて、１は印
刷用紙よりなる支持体であって、その表面には透明イン
キを使用して文字、模様等よりなる絵柄がオフセット印
刷によって印刷されて下地絵柄インキ層２が設けられて
いる。次に３は接着層であって、前記インキ層２が乾燥
した後、アルキッド樹脂等よりなるOPニスをオフセット
印刷或いは活版印刷によって前記インキ層２の所望部分
に積層したものである。４は蓄光性又は蛍光性顔料が混
入された樹脂粉であって、ZnO・Zn錯体，MgF2・MgO錯体，
GeO2・Mn錯体，ZnSiO4・Mn錯体，Y2O3・Eu錯体，Sr3(PO4)2
・SrCl2Eu錯体，(CaZn)3(PO4)2錯体，BaSi2O5・Pb錯体，C
aWO4錯体，CaWO4Pb錯体，MgWO4,Zn2SiO4・Mn,Y2O3・Eu錯
体等の螢光物及び硫化亜鉛・Cu錯体または硫化亜鉛粉末
の蓄光性顔料もしくはアミノスチルベン等の蛍光増白
剤、フルオレッセン等の蛍光染料、有機蛍光顔料、或い
はこれら蛍光増白剤、蛍光染料、有機蛍光顔料をフェノ
ール、メラミン等の熱硬化性樹脂中に溶解、分散して粉
砕したものからなる蛍光性顔料をアクリル樹脂，エチレ
ン／酢酸ビニル共重合体等の熱可塑性樹脂に練り込み、
混入して構成したものであり、前記接着層３が生乾きの
状態の時にその上にメッシュを使用してふりかけられて
厚く積層付着されている。
更に５は前述の如く積層付着された樹脂粉４を熱処理に
よって溶融固着せしめた蛍光又は蛍光樹脂層である。こ
の蓄光又は蛍光樹脂層５を形成せしめるに当たっては、
前述の如く樹脂粉４が接着層３上に積層付着された後、
真空吸引等の方法によって余分な樹脂粉４を除去した
後、赤外線等で約200〜300゜Cに加熱処理することによっ
てこれを溶融せしめ、固着せしめて構成することが出来
る。
よって溶融固着せしめた蛍光又は蛍光樹脂層である。こ
の蓄光又は蛍光樹脂層５を形成せしめるに当たっては、
前述の如く樹脂粉４が接着層３上に積層付着された後、
真空吸引等の方法によって余分な樹脂粉４を除去した
後、赤外線等で約200〜300゜Cに加熱処理することによっ
てこれを溶融せしめ、固着せしめて構成することが出来
る。
又、第３図に示すように見開き型のカード状に構成し、
左側の頁に電池11、カドセル光スイッチ12等のスイッチ
と、メロディーＬＳＬ８及びスピーカー９、発光ダイオ
ード10、蛍光管７等を設けておくと、カードを開いた時
に音楽が聞こえ、ダイオードが点滅する等の音響効果、
視覚効果を兼ね備えることが出来、或いは見開き型でな
く、３つ折り型の折り丁としたり、本の表紙に適用して
も良い。
左側の頁に電池11、カドセル光スイッチ12等のスイッチ
と、メロディーＬＳＬ８及びスピーカー９、発光ダイオ
ード10、蛍光管７等を設けておくと、カードを開いた時
に音楽が聞こえ、ダイオードが点滅する等の音響効果、
視覚効果を兼ね備えることが出来、或いは見開き型でな
く、３つ折り型の折り丁としたり、本の表紙に適用して
も良い。
本考案に係る光る隆起印刷は香りの出る印刷や或いは色
の変わる印刷と夫々組み合わせて構成することも当然可
能である。
の変わる印刷と夫々組み合わせて構成することも当然可
能である。
＜考案の効果＞ 本考案に係る印刷物は上述の如く、蓄光性又は蛍光性樹
脂が混入された蓄光又は蛍光性樹脂層を極めて肉厚に構
成してこの部分を隆起せしめたので、支持体の表面に光
沢のある立体的な凹凸印刷面を構成することが出来、こ
れによって光量を多くしかも光を極めて長期間に亘って
持続せしめることが出来、例えば懐中電灯等を用いるこ
とによって夜空の星の学習等に使用することが出来る等
の多くの特徴を有するものである。又、懐中電灯に替え
て肉眼では見えない波長2600A又は3650Aの蛍光単波長管
を使用すると蛍光樹脂層が蛍光を発し、突然に像が浮き
上がって見えるのでディスプレーに適する。
脂が混入された蓄光又は蛍光性樹脂層を極めて肉厚に構
成してこの部分を隆起せしめたので、支持体の表面に光
沢のある立体的な凹凸印刷面を構成することが出来、こ
れによって光量を多くしかも光を極めて長期間に亘って
持続せしめることが出来、例えば懐中電灯等を用いるこ
とによって夜空の星の学習等に使用することが出来る等
の多くの特徴を有するものである。又、懐中電灯に替え
て肉眼では見えない波長2600A又は3650Aの蛍光単波長管
を使用すると蛍光樹脂層が蛍光を発し、突然に像が浮き
上がって見えるのでディスプレーに適する。
第１図は本実施例に係る印刷物の平面図、第２図(A)乃
至(D)はその構成順序を示す断面拡大説明図、第３図は
他の実施例の説明図である。 １は支持体、２は下地絵柄インキ層、３は接着層、４は
樹脂粉、５は蓄光樹脂層、６は印刷層である。
至(D)はその構成順序を示す断面拡大説明図、第３図は
他の実施例の説明図である。 １は支持体、２は下地絵柄インキ層、３は接着層、４は
樹脂粉、５は蓄光樹脂層、６は印刷層である。
Claims (1)
- 【請求項１】支持体１の表面に下地絵柄インキ層２が設
けられ、かつこの下地絵柄インキ層２上に接着層３を介
して極めて肉厚に隆起させた蓄光又は蛍光樹脂層５が強
固に積層固着されて一体的に構成されたことを特徴とし
た光る隆起印刷物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985106952U JPH0621729Y2 (ja) | 1985-07-15 | 1985-07-15 | 光る隆起印刷物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985106952U JPH0621729Y2 (ja) | 1985-07-15 | 1985-07-15 | 光る隆起印刷物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6215962U JPS6215962U (ja) | 1987-01-30 |
| JPH0621729Y2 true JPH0621729Y2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=30982785
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985106952U Expired - Lifetime JPH0621729Y2 (ja) | 1985-07-15 | 1985-07-15 | 光る隆起印刷物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0621729Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS518051A (en) * | 1974-07-05 | 1976-01-22 | Kumiko Inami | Hajakukimonono tachikataoyobishitatekata |
| JPS535567A (en) * | 1976-07-02 | 1978-01-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Gas discharge panel |
| JPS56115269U (ja) * | 1980-02-05 | 1981-09-04 | ||
| JPS6032695A (ja) * | 1983-08-01 | 1985-02-19 | Toppan Printing Co Ltd | 表示物 |
-
1985
- 1985-07-15 JP JP1985106952U patent/JPH0621729Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6215962U (ja) | 1987-01-30 |
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