JPH0621688Y2 - 成形機の金型装置 - Google Patents

成形機の金型装置

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JPH0621688Y2
JPH0621688Y2 JP8328090U JP8328090U JPH0621688Y2 JP H0621688 Y2 JPH0621688 Y2 JP H0621688Y2 JP 8328090 U JP8328090 U JP 8328090U JP 8328090 U JP8328090 U JP 8328090U JP H0621688 Y2 JPH0621688 Y2 JP H0621688Y2
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pin
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tubular body
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祐治 植田
伸良 穴竃
建治 上谷
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Japan Steel Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、成形機の金型装置に関し、特に、極細穴を有
する成形体を成形する場合のピンを筒状体によって支持
し、確実に長尺極細穴を有する成形体を得るための新規
な改良に関するものである。
[従来の技術] 従来、用いられていたこの種の成形機の金型装置として
は種々あるが、その中で代表的なものについて述べる
と、一般に用いられていた第3図および第4図の構成を
挙げることができる。
すなわち、第3図で示す金型装置の場合、固定金型1に
設けられた円柱状の空隙部2内には、この固定金型1に
接合する可動金型3に設けられたピン4が内設された状
態で構成されており、このピン4は前記空隙部2内の軸
心に位置すると共に、このピン4の先端4aは前記空隙
部2の軸方向における途中に位置している。
従って、第3図の金型装置を用いて、前記空隙部2内に
溶融樹脂を注入した場合、このピン4以外の部分は溶融
樹脂が充填され、可動金型3を移動させると、ピン4が
成形体5から抜け、第5図で示すように、非貫通状の極
細穴5aを有する円柱状の成形体5が取り出される。
また、第4図で示す金型装置の場合、固定金型1に設け
られた円柱状の空隙部2内には、この固定金型1に接合
する可動金型3に設けられたピン4が内設された状態で
構成されており、このピン4の前記空隙部2内の軸心に
位置すると共に、このピン4の先端4aは前記空隙部2
を貫通し、前記固定金型1の保持板6の案内孔6a内に
位置している。
従って、第4図の金型装置を用いて、前記空隙部2内に
溶融樹脂を注入した場合、このピン4以外の部分は溶融
樹脂が充填され、可動金型3を移動させると、ピン4が
成形体5から抜け、第6図で示すように、貫通した極細
穴5aを有する円柱状の成形体5を取り出すことができ
る。
[考案が解決しようとする課題] 従来の成形機の金型装置は、以上のように構成されてい
たため、次のような課題が存在していた。
すなわち、成形体に形成される極細穴の径が、10ミク
ロンから200ミクロン、長さが10〜50ミリの場
合、ピンは当然、径も極細で、しかも長さが長くなる。
そのために、空隙内に溶融樹脂を注入すると、溶融樹脂
の圧力のバラツキ又は充填のバラツキにより、ピンの破
損、曲折が発生し、軸線に沿った直線の長尺極細穴を形
成することが極めて難しく、歩留りの向上が困難であっ
た。
本考案は、以上のような課題を解決するためになされた
もので、特に、長尺極細穴を有する成形体を成形する場
合のピンを筒状体によって支持し、確実に極細穴を有す
る成形体を得るようにした成形機の金型装置を提供する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案による成形機の金型装置は、可動金型に設けられ
たピンと、前記ピンを内設させるための空隙部を有する
固定金型と、前記空隙部内に設けられた前記ピンの外周
に位置する筒状体と、前記筒状体を移動させるための移
動部とを備えた構成である。
[作用] 本考案による成形機の金型装置においては、固定金型の
空隙部内に位置するピンの外周を移動する筒状体で保持
するようにしているため、空隙部内に溶融樹脂を注入し
た場合、この筒状体を徐々に移動することにより、ピン
は常に空隙部の軸心位置に保持され、確実に極細穴を形
成することができる。
[実施例] 以下、図面と共に本考案による成形機の金型装置の好適
な実施例について詳細に説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分については、同一符号を
用いて説明する。
第1図から第2D図迄は、本考案による成形機の金型装
置を示すためのもので、第1図は全体構成を示す一部断
面付き側面図、第2A図から第2D図は、溶融樹脂注入
状態を示す構成図である。
図において符号1で示されるものは固定金型であり、こ
の固定金型1に設けられた円柱状の空隙部2内には、こ
の固定金型1に接合する可動金型3にねじ部4bを介し
て固定して設けられたピン4が内設された状態で構成さ
れており、このピン4は前記空隙部2内の軸心に位置す
ると共に、このピン4の先端4aは前記空隙部2の軸方
向における途中に位置している。
前記ピン4の外周には、前記ピン4の径よりもやや大径
の案内孔10aを有する筒状体10が摺動自在に設けら
れており、このピン4は前記筒状体10の案内孔10a
を貫通し、ピン4と筒状体10とは同軸状に配設されて
いる。
前記筒状体10の端部と前記固定金型1の固定盤1A間
には輪状スプリング11が伸縮自在に介挿されており、
この筒状体10に接続されたロッド12は、前記固定盤
1Aに設けられたサーボモータ13の回転軸13aに、
リンク14及びスライド板15を介して作動自在に接続
されている。尚、前述のサーボモータ13、リンク1
4、スライド板15等により筒状体10の移動部30を
構成しているが、この移動部30は他の手段を用いるこ
ともできる。
前記固定金型1と可動金型3間には、溶融樹脂を注入す
るための注入空隙16が形成されており、この注入空隙
16から注入された溶融樹脂は、前記空隙部2内に注入
される。
本考案による成形機の金型装置は、前述したように構成
されており、以下に、その動作について説明する。
まず、筒状体10を第1図のA点に移動させた状態で、
注入空隙16から空隙部2に溶融樹脂が注入されると共
に、サーボモータ13を回転させると、リンク14、ス
ライド板15を介して、ロッド12の端部がスライド板
15のスライド孔12a内を摺動し、輪状スプリング1
1を圧縮しつつ筒状体10が第1図のA点からB点に向
けて右方向に移動し、空隙部2の軸心にピン4を保持し
つつ溶融樹脂の充填を行うことができる。尚、前記筒状
体10は、輪状スプリング11のばね力により、B点か
らA点に戻ることができる。
また、第2A図〜第2D図に示すように、前記筒状体1
0の形状を長手形状とし、第2A図では、筒状体10の
案内孔10aがピン4のほぼ根本部に位置し、第2B図
で溶融樹脂20が空隙部2内に入り始めると、筒状体1
0が降下し、第2C図では案内孔10aがピン4の先端
4aに位置する。さらに、溶融樹脂20が空隙部2内に
完全に充填された第2D図の状態では、筒状体10は固
定金型1に設けられた空隙部2の内面とピン4に沿って
移動し、固定金型1の外部に位置し、筒状体10とピン
4との係合は解除されている。
尚、前述の筒状体10の形状は、前述の実施例に開示さ
れた構成に限ることなく、ピン4の外周に摺動できるも
のであれば、何れの構成のものでも同一の作用効果を得
ることができることは述べるまでもないことである。
[考案の効果] 本考案による成形機の金型装置は、以上のように構成さ
れているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、空隙部内に位置するピンの外周に筒状体を移
動させるように構成したので、空隙部内に溶融樹脂が注
入された場合、ピンの位置が乱れることなく常に空隙部
の軸心に位置することができ、極細穴を有する成形体を
容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図第2D図迄は、本考案による成形機の金型装置を
示すもので、第1図は全体構成を示す一部断面付き側面
図、第2A図から第2D図は成形状態を示すもので、第
2A図は非注入時を示す断面図、第2B図および第2C
図は注入途中を示す断面図、第2D図は注入完了を示す
断面図、第3図と第4図は従来の注入状態を示す断面
図、第5図および第6図は成形品を示す斜視図である。 1は固定金型、2は空隙部、3は可動金型、4はピン、
10は筒状体、30は移動部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可動金型(3)に設けられたピン(4)と、前記
    ピン(4)を内設させるための空隙部(2)を有する固定金型
    (1)と、前記空隙部(2)内に設けられ前記ピン(4)の外周
    に位置する筒状体(10)と、前記筒状体(10)を移動させる
    ための移動部(30)とを備え、 前記空隙部(2)内に溶融樹脂を注入する時に、前記筒状
    体(10)を前記固定金型(1)に設けられた空隙部(2)の内面
    とピン(4)に沿って移動するように構成したことを特徴
    とする成形機の金型装置。
JP8328090U 1990-08-08 1990-08-08 成形機の金型装置 Expired - Fee Related JPH0621688Y2 (ja)

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JPH0440910U JPH0440910U (ja) 1992-04-07
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