JPH06216736A - バリスタを備える固体リレー - Google Patents

バリスタを備える固体リレー

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JPH06216736A
JPH06216736A JP457793A JP457793A JPH06216736A JP H06216736 A JPH06216736 A JP H06216736A JP 457793 A JP457793 A JP 457793A JP 457793 A JP457793 A JP 457793A JP H06216736 A JPH06216736 A JP H06216736A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
varistor
switch element
state relay
gate
field effect
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP457793A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Matsuda
大 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Publication of JPH06216736A publication Critical patent/JPH06216736A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】バリスタの容量成分による発振を防止して安定
した動作が得られるようにした固体リレーを提供する。 【構成】スイッチ要素Sは、電界効果トランジスタ
1 ,Q2 のゲート同士とソース同士とを共通接続し、
ドレイン−ソースを直列接続して形成される。スイッチ
要素Sはゲートに入力される制御信号によってオン・オ
フされる。スイッチ要素Sの両端間にはバリスタVと誘
導性成分Lとの直列回路が接続される。したがって、ス
イッチ要素Sのオン・オフに伴うバリスタVの両端電圧
の変化が抑制され、スイッチ要素Sが安定に動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電界効果トランジスタ
をスイッチ要素として用いるとともに、スイッチ要素の
両端間にバリスタを挿入してサージを吸収するようにし
たバリスタを備える固体リレーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の固体リレーでは、図
5に示すように、パワーMOS形の電界効果トランジス
タQ1 ,Q2 のドレイン−ソースをソースを共通接続し
た形で直列接続するとともに両電界効果トランジスタQ
1 ,Q2 のゲートを共通接続してスイッチ要素Sを構成
し、ゲートに制御信号を与えることによってスイッチ要
素Sをオン・オフさせるものがある。また、両電界効果
トランジスタQ1 ,Q2のドレイン間、すなわちスイッ
チ要素Sの両端間に、過電圧に対する保護を行うために
バリスタVを接続したものが提供されている。スイッチ
要素Sをオン・オフ制御する制御信号としては、発光素
子に対向して配置した光起電力素子の出力を用いるもの
などが考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した構成の固体リ
レーを図6のような回路に用いる場合を考える。バリス
タVは両端間に容量成分CV を有しており、また、電界
効果トランジスタQ1 ,Q2 のドレイン−ゲート間にも
容量成分CGD1 ,CGD2 がある。したがって、図6のよ
うな回路では、スイッチ要素Sがオフになるとバリスタ
Vの容量成分CVに電荷が蓄積され、スイッチ要素Sが
オンになる瞬間にはバリスタVの容量成分CV に蓄積さ
れた電荷が容量成分CGD1 ,CGD2 を通してゲートに流
れることになる。その結果、スイッチ要素Sのオンから
オフへの移行時やオフからオンへの移行時に、ゲート電
圧が不安定になりゲート電圧のふらつきが増幅されてス
イッチ要素Sの両端電圧のふらつきとなって現れること
になる。すなわち、ゲートに入力する制御信号が図7
(a)のようであるとすると、制御信号の立ち上がり時
や立ち下がり時にスイッチ要素Sの両端間に図7(b)
のように一時的に発振出力が生じて動作が不安定になる
という問題がある。
【0004】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、バリスタの容量成分の存在による発振を防止
して、安定した動作が得られるようにしたバリスタを備
える固体リレーを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記目的を達成するために、電界効果トランジスタよりな
るスイッチ要素のゲートに入力される制御信号によって
スイッチ要素をオン・オフする固体リレーであって、ス
イッチ要素の両端間にバリスタと誘導性成分との直列回
路が接続されているのである。
【0006】請求項2の発明では、上記目的を達成する
ために、電界効果トランジスタよりなるスイッチ要素の
ゲートに入力される制御信号によってスイッチ要素をオ
ン・オフする固体リレーであって、スイッチ要素の両端
間にバリスタと抵抗成分との直列回路が接続されている
のである。請求項3の発明は、請求項2の発明の実施態
様であって、チップ素子であるバリスタを基板に機械的
に接着しかつ電気的に接続するダイボンディングに用い
る導電ペーストの抵抗率を比較的大きく設定して導電ペ
ーストにより抵抗成分を形成しているのである。
【0007】請求項4の発明は、請求項2の発明の実施
態様であって、チップ素子であるバリスタを基板に電気
的に接続する接続線の抵抗を比較的大きく設定して接続
線により抵抗成分を形成しているのである。
【0008】
【作用】請求項1の構成によれば、バリスタと誘導性成
分との直列回路をスイッチ要素の両端間に接続している
ので、バリスタの容量成分に蓄積された電荷がスイッチ
要素のゲートに印加されるのを抑制することができ、結
果的にスイッチ要素の発振を抑制することができるので
ある。
【0009】請求項2の構成によれば、バリスタと抵抗
成分との直列回路をスイッチ要素の両端間に接続してい
るので、請求項1の構成と同様に、バリスタの容量成分
に蓄積された電荷がスイッチ要素のゲートに印加される
のを抑制することができ、結果的にスイッチ要素の発振
を抑制することができる。請求項3および請求項4の構
成は、請求項2の発明の望ましい実施態様であって、バ
リスタの接続に用いる部材の抵抗を比較的大きくするこ
とによって、発振防止用の抵抗成分を得るようにしてい
るのであって、別途に部品を設ける必要がなく大型化し
たり部品点数が増加するなどの問題が生じないのであ
る。
【0010】
【実施例】(実施例1)図1(b)に示すように、基板
1の上に回路パターンが形成され、発光素子2、光起電
力素子を含む制御回路3、スイッチ要素Sを構成するパ
ワーMOS形の一対の電界効果トランジスタQ1
2 、バリスタVなどが配設される。バリスタVはチッ
プ素子であって、一端は銀ペーストなどの導電ペースト
を用いて回路パターンに対するダイボンディングが施さ
れて機械的な接着および電気的な接続がなされる。ま
た、バリスタVの他端はワイヤ状の接続線4を用いて回
路パターンに接続される。図1(a)に示すように、両
電界効果トランジスタQ1 ,Q2は、ソース同士および
ゲート同士がそれぞれ共通接続され、ドレイン−ソース
が直列接続される。また、両電界効果トランジスタ
1 ,Q2 のドレイン間にはバリスタVと誘導性成分L
との直列回路が接続される。ここに、誘導性成分Lは接
続線4の中間部を巻回することによって形成される。す
なわち、接続線4の一部を誘導性成分Lとして利用する
のであって、従来構成に比較すれば長い接続線4が必要
になるが部品点数の増加はない。
【0011】上記構成によれば、バリスタVの容量成分
に対して誘導性成分Lが直列接続されたことによって、
バリスタVへの電荷の出入りが抑制されるのであって、
スイッチ要素Sのゲート電圧が従来よりも安定になり、
結果的にスイッチ要素Sの動作が安定するのである。 (実施例2)本実施例は、図2に示すように、実施例1
の誘導性成分Lに代えて抵抗成分RをバリスタVに直列
接続したものである。具体的には、図3に示すように、
ダイボンディング用に設けた導電ペースト5の抵抗率を
従来よりも大きく設定しているのであって、導電ペース
ト5の中の導体の含有率を少なくしたり、導電ペースト
5の中の導体として比較的抵抗率の大きい物質を用いて
いる。この構成によって、スイッチ要素Sのオン・オフ
時の電流変化に対して、バリスタVの両端電圧の変化が
緩やかになり、結果的にスイッチ要素Sの動作が安定す
るのである。他の構成は実施例1と同様である。
【0012】(実施例3)本実施例は、実施例2と同様
にバリスタVに抵抗Rを直列接続したものであって、具
体的にはバリスタVの接続線4の抵抗を従来よりも大き
く設定しているのである。このように抵抗を大きく設定
するには、接続線4を長くし、接続線4に用いる線材の
直径を小さくすればよい。また、接続線4として抵抗率
が比較的大きな材料を用いるようにしてもよい。他の構
成は実施例2と同様である。
【0013】
【発明の効果】本発明は上述のように、バリスタと誘導
性成分または抵抗成分との直列回路をスイッチ要素の両
端間に接続しているので、スイッチ要素のオン・オフに
伴うバリスタの容量成分への電荷の出入りの際に、バリ
スタの両端電圧の変化を抑制することができ、結果的
に、バリスタの両端電圧の変化がスイッチ要素のゲート
に与える影響を抑制することができ、スイッチ要素の発
振を抑制することができるという利点を有するのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示し、(a)は要部回路図、(b)
は要部の平面図である。
【図2】実施例2を示す要部回路図である。
【図3】実施例2を示す要部の断面図である。
【図4】実施例3を示す要部の断面図である。
【図5】従来例を示す要部の回路図である。
【図6】従来例の使用例を示す要部の回路図である。
【図7】従来例の動作説明図である。
【符号の説明】
4 接続線 5 導電ペースト L 誘導性成分 Q1 電界効果トランジスタ Q2 電界効果トランジスタ R 抵抗成分 S スイッチ要素 V バリスタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電界効果トランジスタよりなるスイッチ
    要素のゲートに入力される制御信号によってスイッチ要
    素をオン・オフする固体リレーであって、スイッチ要素
    の両端間にバリスタと誘導性成分との直列回路が接続さ
    れて成ることを特徴とするバリスタを備える固体リレ
    ー。
  2. 【請求項2】 電界効果トランジスタよりなるスイッチ
    要素のゲートに入力される制御信号によってスイッチ要
    素をオン・オフする固体リレーであって、スイッチ要素
    の両端間にバリスタと抵抗成分との直列回路が接続され
    て成ることを特徴とするバリスタを備える固体リレー。
  3. 【請求項3】 チップ素子であるバリスタを基板に機械
    的に接着しかつ電気的に接続するダイボンディングに用
    いる導電ペーストの抵抗率を比較的大きく設定して導電
    ペーストにより上記抵抗成分を形成したことを特徴とす
    る請求項2記載のバリスタを備える固体リレー。
  4. 【請求項4】 チップ素子であるバリスタを基板に電気
    的に接続する接続線の抵抗を比較的大きく設定して接続
    線により上記抵抗成分を形成したことを特徴とする請求
    項2記載のバリスタを備える固体リレー。
JP457793A 1993-01-14 1993-01-14 バリスタを備える固体リレー Withdrawn JPH06216736A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002252552A (ja) * 2001-02-26 2002-09-06 Hitachi Ltd 半導体開閉器
EA011340B1 (ru) * 2005-05-06 2009-02-27 Синтокогио, Лтд. Способ замены двусторонней модельной плиты в не имеющем опок формовочном устройстве для верхней формы и нижней формы
WO2009093285A1 (ja) * 2008-01-24 2009-07-30 Hitachi, Ltd. プラズマディスプレイ装置およびプラズマディスプレイ装置の制御方法
US7803650B2 (en) 2007-09-21 2010-09-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Sensor thin film transistor, thin film transistor substrate having the same, and method of manufacturing the same

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JP2002252552A (ja) * 2001-02-26 2002-09-06 Hitachi Ltd 半導体開閉器
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