JPH06216624A - 自動追尾アンテナ装置 - Google Patents

自動追尾アンテナ装置

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JPH06216624A
JPH06216624A JP508793A JP508793A JPH06216624A JP H06216624 A JPH06216624 A JP H06216624A JP 508793 A JP508793 A JP 508793A JP 508793 A JP508793 A JP 508793A JP H06216624 A JPH06216624 A JP H06216624A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】弱電界条件下にあっても、安定した追尾性能維
持が可能な自動追尾アンテナ装置を提供するにある。 【構成】C/N検出回路52におけるC/N電圧出力の
変化量は直流増幅回路12で変更されて高周波増幅回路
43’のAGC端子に入力される。高周波増幅回路4
3’ではC/N検出回路52におけるC/N電圧が低下
すると利得が上昇し、誤差角検出ユニット36の出力で
あるモノパルス電圧特性は常に一定となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体上で衛星放送や
衛星通信等の電波源を追尾受信するための自動追尾アン
テナ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、移動体(例えば、列車、船舶、自
動車、航空機)上に、地上局あるいは人工衛星局との移
動体通信や、放送波受信のためのアンテナを搭載してい
る物が出現してきている。特に、衛星放送が普及するに
つれて移動体上においても衛星放送を受信したいという
ニーズが高まりつつある。
【0003】このような衛星からの微弱な電波を受信す
るには、一般に指向性の鋭い高利得アンテナが必要であ
るため、移動体上で受信しようとした場合、常に電波源
である衛星を高速且つ精度良く追尾する自動追尾アンテ
ナ装置が必要になる。自動追尾アンテナ装置の追尾方式
には、様々な方式が提案されているが、なかでも応答速
度の速いモノパルス式(同時ロービング方式とも呼ぶ)
が比較的小型で移動速度の速い自動車等に搭載するもの
としては適していると言える。更にモノパルス方式に
は、振幅比較モノパルス方式と位相比較モノパルス方式
がある。
【0004】ここでこれらのモノパルス方式の内代表的
な位相比較モノパルス方式の従来例について説明する。
尚、振幅比較モノパルス方式については説明はしない。
図10は位相比較モノパルス方式の原理図であり、同図
に示すようにホーン型のアンテナ1,2が同一平面上に
設けられている。尚図中1′,2′はアンテナ1,2の
実質放射点(以後、アンテナ中心という)を表してい
る。アンテナ1には90度移相器3が接続されており、
アンテナ1,2の受信波出力はミキサー回路4で混合さ
れ、ローパスフィルタ5を介して出力される。
【0005】ここで、正面方向からθの角度を成す方向
に電波源がある場合、アンテナ1の受信波は、図中L’
の距離分だけ、アンテナ2の受信波より位相が遅れる。
ここでアンテナ2の受信波をsinωt、アンテナ1、
2の中心1’,2’間の距離をLとおけば、L′=L・
sinθと表せるので、結局アンテナ1の受信波は、s
in(ωt−2πL′/λ)と表せる。ただし、ωは受
信波の角速度、λは波長を表す。
【0006】ここで、ミキサー回路4により積算する
と、次式のようになる。 sinωt・sin(ωt−x−π/2) =−sinωt・cos(ωt−x) =−1/2・{sin(2ωt−x)+sin(x)} ただし、x=2πL・sinθ/λ それ故、ローパスフィルタ5で高周波成分を除去すれ
ば、図11のように誤差角度θに起因する直流電圧成分
(以後モノパルス電圧と称する)だけが得られる。尚、
図11において、6は、誤差角θの変化に対するモノパ
ルス電圧の軌跡であり、図示例では振幅レベルを1に正
規化している。
【0007】アンテナ中心1′,2′間の距離L、波長
λは既知の定数であるから、この電圧値から誤差角θを
求めることができ、誤差角θを常に零になるようにアン
テナ1,2の姿勢を制御すれば電波源に対する追尾が可
能となる。この位相比較モノパルス方式のアンテナを平
面アンテナで構成した例を図12に示す。平面アンテナ
は、もともと小さなアンテナ素子をアレー状に並べたア
ンテナの集合体であるから、内部をある程度任意に分割
して、複数のアンテナを構成でき、位相モノパルス方式
に適していると言える。
【0008】図12に示すアンテナ8は、仰角及び水平
方向の2軸制御に必要な最小限の3つのアンテナを平面
アンテナで構成した一例を示し、アンテナ8bと、8c
との位相差より仰角方向の誤差角を、アンテナ8aと、
アンテナ8bと8cの合成出力との位相差より水平方向
の誤差角を求めることができる。例えば、図示するアン
テナ8を衛星放送追尾アンテナとして用いた場合、アン
テナ8a、8b、8cの各アンテナ受信波を合成して衛
星放送を受信するのが装置系を小型化する上で有効な手
段と考えられるが、実際に3つのアンテナ8a、8b、
8cを合成する際の合成損失があるため、アンテナ8を
必要最低限の大きさより一回り余裕を持たした大きさに
する必要があり、小型化を図る上で余り効果的ではな
い。その上3つのアンテナ8a、8b、8cを合成する
には、微妙な位相を調整する必要があり、工業的にも安
定した性能を得ることが困難であった。
【0009】そのため本出願人は、受信用のアンテナ
と、追尾誤差角を検出するモノパルスアンテナを分離独
立させ、且つ超小型のアンテナで構成して空きスペース
に配置し、装置系全体の小型化を図った自動追尾アンテ
ナ装置を特願平3−309291号として既に出願して
いる。この自動追尾アンテナ装置のアンテナ部は、図1
4に示すように受信専用アンテナ31と、超小型の仰角
用モノパルスアンテナ32,33を同一平面上に構成し
たアンテナ(以後、主アンテナ)30と、図15に示す
ように超小型水平角用モノパルスアンテナ37,38を
設けたサブアンテナ39からなっている。また、主アン
テナ30には映像受信用LNB34が設けられ、アンテ
ナ30,39には、モノパルス用LNBユニット35及
び誤差角検出ユニット36が設けてある。
【0010】本来は、主アンテナ30内に水平角用及び
仰角用モノパルスアンテナを構成することが望ましい
が、できるだけ主アンテナ30を小型にし、且つ受信ア
ンテナ31の有効受信面積を確保するために、サブアン
テナ39は図13に示すように主アンテナ30とは別場
所に配置し、水平方向にはテーブル80ごと駆動制御さ
れる構造となっている。
【0011】仰角方向に対しては主アンテナ30は駆動
制御可能な構造であるが、サブアンテア39は40度で
固定されるため、アンテナビーム幅が広くなるように水
平角用モノパルスアンテナ37,38は仰角方向に1素
子配列の平面アンテナで構成している。図16は自動追
尾アンテナ装置全体のブロック図を示し、受信専用アン
テナ31、仰角用モノパルスアンテナ32,33、水平
角用モノパルスアンテナ37,38を備え、アンテナ3
1には映像受信用LNB34を設けている。
【0012】仰角用モノパルスアンテナ32,33から
の信号を受けるモノパルス用LNBユニット35は、1
0.678GHzの局発回路41と、2分配回路42
と、2つのLNB回路40から構成されている。誤差角
検出ユニット36は、1〜1.3GHz帯の高周波増幅
回路43、周波数変換用ミキサー回路44、2分配回路
45、中心周波数が402.78MHzのバンドパスフ
ィルタ46、400MHz帯の増幅回路47、位相差検
出用ミキサー回路48、ローパスフィルタ49、直流増
幅回路50、位相調整用ケーブル51から構成されてい
る。
【0013】また、水平角用モノパルスアンテナ37,
38に接続されたモノパルス用LNBユニット35、及
び誤差角検出ユニット36は、仰角用モノパルスアンテ
ナ32,33に接続されているのと同一の回路構成とな
っている。また、2分配回路81、C/N検出回路5
2、比較回路53、電圧制御発振器(VCO)54、追
尾チャンネル切換回路55、制御回路56、振動子型ジ
ャイロ57、水平角用及び仰角用サーボコントローラ5
8,59、水平角用及び仰角用サーボモータ60,6
2、ロータリーエンコーダ61,63を備えている。
【0014】受信専用アンテナ31で受信された12G
Hz帯の信号は、LNB34で1.3GHz帯の信号に
変換され、2分配回路81で分配された後、一方はその
まま映像信号として伝送される。そして他方はC/N検
出回路52に伝送され、追尾チャンネル切換回路55で
設定されたチャンネル信号のC/N値に対応した直流電
圧(以後C/N電圧と称する)が出力される。このC/
N電圧が一定値以上であれば、受信状態であるものとし
て、比較回路53より制御回路56へHレベルの信号が
出力される。
【0015】一方、仰角用モノパルスアンテナ32,3
3の受信波は、夫々モノパルス用LNBユニット35で
1.3GHz帯の信号に変換された後、誤差角検出ユニ
ット36内で増幅僧服され、、追尾チャンネル切換回路
55で設定されたチャンネル信号が周波数変換用ミキサ
ー回路44で、中心周波数402.78MHzの信号に
変換される。更にこの400MHz帯の信号は増幅さ
れ、位相差検出用ミキサー回路48に入力され、直流電
圧成分のみが検出されて増幅され、仰角方向用モノパル
ス電圧として制御回路56に出力される。
【0016】また水平用モノパルスアンテナ32,33
の受信波からも全く同様にして、水平方向用のモノパル
ス電圧が求められ、制御回路56に出力される。比較回
路53の出力がHレベルであるとき、制御回路56は追
尾状態であると認識して、内部スイッチスイッチS1
2 をオンにし、水平方向用モノパルス電圧、仰角方向
用モノパルス電圧を、そのままアナログ制御用サーボコ
ントローラ58,59に指示電圧値として与え、サーボ
モータ60,62をその指示電圧値に対応した速度で回
転駆動させることによりアンテナを姿勢制御するように
なっている。
【0017】図17は実際の自動追尾アンテナ装置の平
面図と側面図を示している。図中74は電源回路ユニッ
ト、75は制御回路及びサーボコントローラユニットで
ある。このような従来例では、図12で示したモノパル
ス電圧6をそのままアナログ制御用サーボコントローラ
58,59の指示電圧として取り込み、サーボモータ6
0.61をその指示電圧に対応した速度で回転させてア
ンテナを制御するので、制御回路56内でモノパルス電
圧より追尾誤差角を演算したり、デジタル制御用サーボ
コントローラを駆動させるための複雑な演算処理が一切
不要で、すばやい追尾を可能にしている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで図16に示す
上記従来例では、弱電界地域や降雨減衰など受信状況が
変化すると、図11のモノパルス電圧7の特性のように
モノパルス電圧が低下し、追尾性能が著しく劣化する可
能性があった。このモノパルス電圧低下の主原因は、図
16に示す誤差角検出ユニット36内の位相差検出用ミ
サキー回路48に入力される400MHz帯信号のレベ
ルが低下することである。
【0019】このような場合、図18に示すように位相
差検出用ミキサー回路48の入力レベルを直流検波ダイ
オード10で直流検波し、直流増幅回路11を介して高
周波増幅回路43’のゲインを制御するAGC回路を構
成するのが一般的である。高周波増幅回路43’には
1.3GHz帯びAGC端子付増幅回路を用いている。
【0020】しかし、モノパルスアンテナとして超小型
のアンテナを用いた場合、受信信号C/N値が極端に悪
く、図19に示すように位相差検出用ミキサー回路48
の入力部では受信信号(イ)のレベルがノイズ(ロ)の
レベルに隠れてしまい、信号レベルを検波することがで
きず一般的なAGC回路を構成することが困難であっ
た。
【0021】本発明は上記の問題点に鑑みて為されたも
ので、その目的とするところは弱電界条件下にあって
も、安定した追尾性能維持が可能な自動追尾アンテナ装
置を提供するにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、衛
星放送あるいは衛星通信の受信用の第1の平面アンテナ
と、この第1の平面アンテナと同一平面上に設けられ第
1の平面アンテナに比して極めて小型な仰角方向誤差角
検出用の第2の平面アンテナ群と、この第2の平面アン
テナ群の受信波より仰角方向の誤差角を検出する第1の
誤差角検出手段と、第1の平面アンテナに比して極めて
小型な水平方向の誤差角検出用の第3の平面アンテナ群
と、この第3の平面アンテナ群の受信波より水平方向の
誤差角を検出する第2の誤差角検出手段と、上記第1の
平面アンテナを仰角方向に駆動する第1の機構駆動部
と、これら第1の平面アンテナ及び第1の機構駆動部を
水平方向に回転するテーブル上に配設するとともに第3
の平面アンテナ群を上記テーブル上に仰角方向に固定
し、上記テーブルを水平方向に駆動させる第2の機構駆
動部と、第1、第2の誤差角検出手段の出力信号に従っ
て、第1、第2の機構駆動部を駆動する制御手段とを備
えた自動追尾アンテナ装置において、第1の平面アンテ
ナの受信波より、受信信号のC/N値に対応する直流電
圧を検出するC/N検出手段を備え、このC/N検出手
段から出力されるC/N値に対応する直流電圧の変化に
応じて電界条件による誤差角検出の変化を補償するもの
である。
【0023】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、上記C/N検出手段から出力されるC/N値に対
応する直流電圧を上記第1、第2の誤差角検出手段内に
設けられた高周波増幅回路に与え、上記C/N値に対応
する直流電圧の変化により上記高周波増幅回路の利得を
制御するものである。請求項3の発明では、請求項2の
発明において、上記第1及び第2の誤差角検出手段の近
傍に温度センサを設けると共に、温度特性による各誤差
角検出手段の出力信号の劣化分を補正する係数を予め温
度帯に応じて定めておき、上記制御手段において、温度
センサの温度情報に基づいて補正係数を選択し、誤差角
検出手段の出力信号に選択した補正係数を乗じて第1、
第2の機構駆動部の指示電圧として出力するものであ
る。
【0024】請求項4の発明では、請求項1の発明にお
いて、上記C/N検出手段から出力されるC/N値に対
応する直流電圧を電圧制限手段に入力して、電圧制御手
段の出力電圧を上記第1、第2の誤差角検出手段内に設
けられた高周波増幅回路に与え、上記電圧制限手段の出
力電圧の変化により上記高周波増幅回路のゲインを可変
するとともにゲインの上限を定めたものである。
【0025】請求項5の発明では、請求項1の発明にお
いて、上記C/N検出手段から出力されるC/N値に対
応する直流電圧を上記第1、第2の誤差角検出手段に与
え、C/N値に対応する直流電圧の変化に応じて上記第
1、第2の誤差角検出手段内に設けられた最終段の直流
増幅回路のゲインを可変するものである。請求項6の発
明では、請求項1の発明において、上記C/N検出手段
から出力されるC/N値に対応する直流電圧を制御手段
に与え、制御手段はこのC/N値に対応する直流電圧の
変化に基づいて上記第1、第2の機構駆動部への指示電
圧値を可変制御するものである。
【0026】
【作用】請求項1の発明によれば、電界条件による受信
信号レベルの変化量が誤差角検出用の第2、第3の平面
アンテナと同じ受信専用の第1の平面アンテナの受信波
から検出されるC/N値に応じた直流電圧を用いて電界
条件による誤差角検出の変化を補償するため、弱電界地
域や降雨減衰等の電界条件の影響を受けることなく誤差
角検出の補償制御ができるものであり、弱電界条件下に
あっても安定した追尾性能の維持が可能となる。
【0027】請求項2の発明によれば、電界条件の影響
を受けることなく誤差角検出手段内の高周波増幅回路の
ゲインの制御により誤差角検出の信号特性の劣化を防ぐ
ことができ、一定した誤差角検出手段の出力信号の特性
が得られ、安定した追尾が行える。請求項3の発明によ
れば、請求項2の発明において、高温時や低温時、或い
は温度変化の激しい条件下において、高周波増幅回路の
ゲインが変化しても温度補償を行って常に安定した追尾
が行える。
【0028】請求項4の発明によれば、C/N検出手段
から出力されるC/N値に対応する直流電圧を電圧制限
手段に入力して、電圧制御手段の出力電圧を第1、第2
の誤差角検出手段内に設けられた高周波増幅回路に与
え、電圧制限手段の出力電圧の変化により高周波増幅回
路のゲインを可変するとともにゲインの上限を定めたの
で、C/N検出手段から出力されるC/N値に対応する
直流電圧が一定値以上になっても高周波増幅回路が飽和
するのを防止することができ、常に正常な誤差角検出の
出力信号が得られ、正常な追尾ができる。
【0029】請求項5の発明によれば、第1、第2の誤
差角検出手段内に設けられた最終段の直流増幅回路のゲ
インを可変するものであるから、素子ばらつきの影響を
受けることなく誤差角検出の信号特性の劣化を防ぐこと
ができ、一定した誤差角検出手段の出力信号の特性が得
られ、安定した追尾が行える。請求項6記載の発明によ
れば、C/N検出手段から出力されるC/N値に対応す
る直流電圧を制御手段に与え、制御手段はこのC/N値
に対応する直流電圧の変化に基づいて第1、第2の機構
駆動部への指示電圧値を可変制御するので、AGC回路
を構成することなく電界強度の無関係に追尾速度の一定
化が図れるもので、誤差角検出の劣化が生じてもこれを
補償できる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 (実施例1)本実施例は、図1に示すように図16の従
来例の誤差角検出ユニット36内の1.3GHz帯の高
周波増幅回路43に代えて、AGC端子付高周波増幅回
路43’を用い、またC/N電圧特性の傾きを高周波増
幅回路43’のAGC特性に合わせるために直流増幅回
路12を介して高周波増幅回路43’のAGC端子にG
C/N検出回路52の出力を入力するようになってい
る。勿論水平角側の誤差角検出ユニット36にも同様な
AGC回路構成を用いるが、回路の図示は省略する。ま
た自動追尾アンテナ装置の基本的動作原理及び作用は上
述した図16の従来例と同様であるため、一部の回路ブ
ロックは図16より省略している。
【0031】次に本実施例の変更点についての動作を説
明する。図1において、モノパルスアンテナ32、33
で受信した信号は、夫々モノパルス用LNBユニット3
5によって1.3GHz帯の信号に変換され、誤差角検
出ユニット36内で更に400MHz帯の信号に変換さ
れた後、位相差検出用ミキサー回路48及びローパスフ
ィルタ49で位相差に対応した直流電圧成分を求め、制
御回路56にモノパルス電圧として出力している、この
とき誤差角に対するモノパルス電圧の軌跡は、図11の
モノパルス電圧6の特性を持つものとする。
【0032】ここで、受信条件の変化により、モノパル
スアンテナ32,33の受信信号レベルが仮に3dB低
下してものとすれば、誤差角検出ユニット36から出力
されるモノパルス電圧は図11のモノパルス電圧7の特
性のように低下しようとする。しかし、同時に受信専用
アンテナ31の受信信号レベルも3dB相当分だけ電圧
低下し、C/N検出回路52から出力するC/N電圧も
3dB相当分だけ低下する。このC/N電圧の変化量は
直流増幅回路12で変化量を変更して高周波増幅回路4
3’のAGC端子に入力されているので、高周波増幅回
路43’では利得が3dB上がることになる。
【0033】そのため、位相差検出用ミキサー回路48
の入力レベルは一定となり、モノパルス電圧は常に図1
1のモノパルス電圧6の特性となる。以上のように構成
される本実施例の自動追尾アンテナ装置は、弱電界地域
や降雨源巣等の受信状況の変化がある場合においても常
にモノパルス電圧特性が一定で、安定した追尾性能が得
られるのである。
【0034】(実施例2)ところで上記実施例1の回路
において、誤差角検出ユニット36の高周波増幅回路4
3’は一般的に温度特性を持ち、低温時には利得が上が
り、高温時には利得が下がる傾向がある。図18に示す
ような一般的なAGC回路が可能であれば、位相差検出
用ミキサー回路48の入力レベルによって高周波増幅回
路43’へのフィードバック量が変化するので、このよ
うな温度特性も含めたAGC機能が働くが、実施例1の
ように受信専用アンテナ31からのC/N電圧を高周波
増幅回路43’のAGC電圧として利用した場合、高周
波増幅回路43’の温度特性に対しては、全くAGC機
能が働かない。
【0035】それ故、低温時、高温時にはモノパルス電
圧特性が変動して追尾性能が劣化する場合がある。本実
施例はこの点を解消するために、図1の回路に加えて制
御回路56内を一部改良したものである。つまり図2に
示すように誤差検出ユニット36、36の近傍に設けら
れた温度センサ15からの温度情報と、各誤差角検出ユ
ニット36、36から出力される仰角方向用モノパルス
電圧、水平方向用モノパルス電圧を制御回路56に入力
し、アナログ/デジタル変換回路13、14、15を通
してCPU16に与えるようになっている。
【0036】CPU16は、温度帯毎に予め定められた
係数を持ち、温度センサ15よりあ得られた温度情報に
基づいて係数を選択し、仰角方向用モノパルス電圧と、
水平方向用モノパルス電圧夫々にその係数を乗じ、乗じ
て得られた電圧をデジタル/アナログ変換回路17、1
8を通してサーボコントローラ58,59へ指示電圧と
して出力するようになっている。
【0037】例えば70℃の高温時の場合、誤差角検出
ユニット36内の高周波増幅回路43’のゲイン低下の
ために、モノパルス電圧が平温時に比べて約0.7倍程
度になるものとすれば、70℃の温度情報が入力すると
1.3の補正係数を選択するようにCPU16の選択動
作を予め設定してば良い。このようにして、本実施例で
は、温度変化によりモノパルス電圧の特性が変動しても
サーボモータ60、62を駆動させるサーボコントロー
ラ58、59への指示電圧は略一定の出力特性を持つこ
とになり、そのため高温時や低温時或いは温度変化の激
しい条件下においても、常に安定した追尾性能が得られ
る。
【0038】尚図2は本実施例の要部のブロック図を示
し、その他の回路は図16、図1の回路に準ずる。 (実施例3)上記実施例1、2の場合はC/N検出回路
52の出力電圧、つまりC/N電圧の変化によってAG
C端子付高周波増幅回路43’のゲインを制御してモノ
パルス電圧の特性の劣化を防ぎ、安定した追尾性能を得
るようにしたものである。
【0039】しかし受信電力はアンテナが電波源である
衛星に対して角度を持ったときも減少し、また受信専用
アンテナ31はモノパルスアンテナ32,33及び3
7,38に対して指向性が鋭いために、ある角度におけ
る受信専用アンテナ31の受信電力の減少に対してモノ
パルスアンテナ32,33及び37,38での受信電力
の減少は小さいものである。そのため、受信専用アンテ
ナ31での受信電力が大きく減少した時、それに比例し
たC/N電圧を各誤差角検出ユニット36の高周波増幅
回路43’に入力して増幅量を増やすと、モノパルスア
ンテナ32,33及び37,38での受信電力があまり
減少していないために、信号レベルが非常に大きくな
り、高周波増幅回路43’の限界値を超え飽和状態にな
ってしまう。高周波増幅回路43’が飽和状態になると
信号周波数の他に高調波成分が発生し、図3のように高
調波成分による出力電圧特性イと信号成分による出力電
圧特性ロとが合成されて、最終的に誤差角θに対するモ
ノパルス電圧の軌跡ハは正常な軌跡に対して乱れたもの
となり、モノパルス電圧が零となる点が複数存在する場
合があり得る。このようになると、衛星方向と異なった
角度でもモノパルス電圧が零となるので、衛星を補足し
たと判断して、衛星の追尾が正常に行われない危険性が
ある。
【0040】この点に鑑みて為されたのが本実施例であ
り、本実施例では、実施例1、2に用いていた直流増幅
回路12の代わりに、図4に示すように電圧制御手段た
るリミッタ回路21を用い、C/N検出回路52から出
力されるC/N電圧をリミッタ回路21に入力し、その
リミッタ回路21の出力電圧により高周波増幅回路4
3’のゲインを制御する。リミッタ回路21はある閾値
以上の電圧が入力した場合は、その閾値の電圧を出力す
るのであり、この閾値は高周波増幅回路43’が飽和し
ない値に設定されている。
【0041】これより、弱電界地域、降雨減衰、或いは
アンテナが衛星に対しある角度を持つことによって受信
専用アンテナ31からの受信信号が減少した場合、C/
N検出回路52からのC/N電圧もそれに比例して減少
し、リミッタ回路21に入力されるが、このC/N電圧
が閾値以上のときはそのまま高周波増幅回路43’に出
力されるので、閾値以上の電圧が高周波増幅回路43’
に入力されることがなく、高周波増幅回路43’は飽和
せず、高調波成分が発生しない。そのためモノパルス電
圧は乱れることが無く正常に保つことができる。
【0042】尚リミッタ回路21としては、例えば図5
に示すようにオペアンプ19とダイオード20により構
成された回路が用いられる。また水平各側の回路は省略
しているが仰角側の回路と同様な回路構成となる。以上
のように本実施例ではC/N検出回路52の後ろにリミ
ッタ回路21を設けることにより高周波増幅回路43’
が飽和しない範囲で高周波増幅回路43’の利得を制御
できるので、弱電界地域、降雨減衰に対するモノパルス
電圧の低下に対してはその低下量を補償することがで
き、アンテナが電波源である衛星に対してある角度を持
ったときにも高周波増幅回路43’を飽和させてモノパ
ルス電圧を乱すということがなく、そのため弱電界地
域、降雨減衰に対しても衛星の追尾性能は劣化すること
がなく、且つ正確に追尾が行える。 (実施例4)上記実施例1、2、3の場合はC/N検出
回路52の出力電圧、つまりC/N電圧を用いてAGC
端子付高周波増幅回路43’のゲインを制御していた
が、個々のAGC端子付高周波増幅回路43’の特性の
ばらつきにより、2系列のミキサー出力に歪が生じる恐
れがある。
【0043】そこで本実施例では、図6に示すように受
信専用アンテナ31での受信信号を映像受信用LNB3
4で1.3GHz帯の信号に変換し、2分配器81を通
して一方は映像信号として取り出し、もう一方はC/N
検出回路52に入力され、この出力電圧を比較回路53
で閾値と比較し、C/N値がある一定値以上になればH
レベルの信号を出力する。
【0044】またC/N検出回路52の出力であるC/
N電圧を誤差角検出ユニット36内のゲインコントロー
ル付直流増幅回路22に入力し、この電圧によって直流
増幅回路22のゲインを変え、モノパルス電圧を略一定
に保つようになっている。モノパルス電圧は図7に示す
ように入力信号のC/Nにより変動するため、この変動
比に相当するゲインを余分に加える。
【0045】図8はゲインコントロール付直流増幅回路
22の具体回路例を示し、この具体回路ではオペアンプ
からなる反転増幅器23に傾き補正回路24の出力を加
えて、この電圧値によってフィードバックループに並列
に接続した抵抗R1 …をスイッチ回路25のスイッチS
1 …で切り換え、ゲインを変えるようになっている。つ
まりC/N検出回路52のC/N出力を傾き補正回路2
4を通じて比較回路26…に入力し、この比較回路26
…の信号のレベルがHかLかによって場合分けを表1に
示すように行っている。
【0046】
【表1】
【0047】例えば表1においてAの時はスイッチSW
1 がオン、Bの時はスイッチSW2がオン、Cの時には
スイッチSW3 がオン、Dの時はスイッチSW4 がオン
というようになりC/Nに応じたゲインを得ることがで
きる。而して本実施例では1系列であるミキサー出力の
ゲインをコントロールするため素子のばらつきの影響を
受けることがなく、モノパルス電圧を一定に保ち、追尾
性能を維持することができるのである。
【0048】(実施例5)実施例1〜4はC/N検出回
路52の出力であるC/N電圧の変化により誤差角検出
角ユニット36内の増幅回路のゲインをコントロールす
る構成を基本としているが、本実施例はC/N電圧の変
化を制御回路56のCPU16で判断して、サーボモー
タコントローラ58、59への指示電圧値を制御し、電
界強度に無関係に安定した追尾制御を行うようにしたも
のである。その要部の回路構成を図9に示す。
【0049】受信専用アンテナ31での受信信号を、映
像受信用LNB34で1.3GHz帯の信号に変換し
て、2分配器81を通して一方は映像信号として取り出
され、他方はC/N検出回路52に入力され、C/N検
出回路52の出力であるC/N電圧は比較回路53で閾
値と比較され、C/N電圧値が一定値以上になれば”
H”の信号が制御回路56に出力され、この出力を受け
た制御回路56はアンテナの追尾動作の制御を行う。ま
た各誤差角検出ユニット36からの仰角方向用モノパル
ス電圧、水平方向用モノパルス電圧は制御回路56内で
アナログ/デジタル変換回路14、15を通してCPU
16に与えられ、またC/N検出回路52のC/N電圧
もアナログ/デジタル変換回路13’を通してCPU1
6に与えられる。
【0050】CPU16は、C/N電圧に応じてCPU
16内で仰角方向用モノパルス電圧と、水平方向用モノ
パルス電圧夫々に係数を乗じ、乗じて得られた電圧をデ
ジタル/アナログ変換回路17、18を通してサーボモ
ータコントローラ58、59へ指示電圧として出力する
ようになっている。上記の係数を乗じる方法について上
記の図7により説明する。図7は受信信号のC/Nに対
するアンテナずれ角−モノパルス電圧特性図を示し、こ
の図におけるC/N16dBのカーブに一致するように
所定の係数を乗ずる。例えばC/N14dBであれば乗
ずる係数は1.2となる。
【0051】この結果受信信号のC/N、即ち電界強度
の変動によりモノパルス電圧の劣化が生じても、サーボ
コントローラ58、59に送られる指示電圧値が略一定
となり、安定した追尾性能が得られる。
【0052】
【発明の効果】請求項1の発明は、電界条件による受信
信号レベルの変化量が誤差角検出用の第2、第3の平面
アンテナと同じ受信専用の第1の平面アンテナの受信波
より、受信信号のC/N値に対応する直流電圧を検出す
るC/N検出手段を備え、このC/N検出手段から出力
されるC/N値に対応する直流電圧の変化に応じて電界
条件による誤差角検出の変化を補償するため、弱電界地
域や降雨減衰等の電界条件の影響を受けることなく誤差
角検出の補償制御ができるものであり、弱電界条件下に
あっても安定した追尾性能の維持が可能となるという効
果がある。
【0053】請求項2の発明は、C/N検出手段から出
力されるC/N値に対応する直流電圧を上記第1、第2
の誤差角検出手段内に設けられた高周波増幅回路に与
え、C/N値に対応する直流電圧の変化により上記高周
波増幅回路の利得を制御するので、電界条件の影響を受
けることなく誤差角検出手段内の高周波増幅回路のゲイ
ンの制御により誤差角検出の信号特性の劣化を防ぐこと
ができ、一定した誤差角検出手段の出力信号の特性が得
られ、安定した追尾が行えるという効果がある。
【0054】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、第1及び第2の誤差角検出手段の近傍に温度センサ
を設けると共に、温度特性による各誤差角検出手段の出
力信号の劣化分を補正する係数を予め温度帯に応じて定
めておき、上記制御手段において、温度センサの温度情
報に基づいて補正係数を選択し、誤差角検出手段の出力
信号に選択した補正係数を乗じて第1、第2の機構駆動
部の指示電圧として出力するので、高温時や低温時、或
いは温度変化の激しい条件下において、高周波増幅回路
のゲインが変化しても温度補償を行って常に安定した追
尾が行えるという効果がある。
【0055】請求項4の発明は、C/N検出手段から出
力されるC/N値に対応する直流電圧を電圧制限手段に
入力して、電圧制御手段の出力電圧を第1、第2の誤差
角検出手段内に設けられた高周波増幅回路に与え、電圧
制限手段の出力電圧の変化により高周波増幅回路のゲイ
ンを可変するとともにゲインの上限を定めたので、C/
N検出手段から出力されるC/N値に対応する直流電圧
が一定値以上になっても高周波増幅回路が飽和するのを
防止することができ、常に正常な誤差角検出の出力信号
が得られ、正常な追尾ができるという効果がある。
【0056】請求項5の発明は、C/N検出手段から出
力されるC/N値に対応する直流電圧を第1、第2の誤
差角検出手段に与え、C/N値に対応する直流電圧の変
化に応じて第1、第2の誤差角検出手段内に設けられた
最終段の直流増幅回路のゲインを可変するから、素子ば
らつきの影響を受けることなく誤差角検出の信号特性の
劣化を防ぐことができ、一定した誤差角検出手段の出力
信号の特性が得られ、安定した追尾が行えるという効果
がある。
【0057】請求項6記載の発明は、C/N検出手段か
ら出力されるC/N値に対応する直流電圧を制御手段に
与え、制御手段はこのC/N値に対応する直流電圧の変
化に基づいて第1、第2の機構駆動部への指示電圧値を
可変制御するので、AGC回路を構成することなく電界
強度の無関係に追尾速度の一定化が図れるもので、誤差
角検出の劣化が生じてもこれを補償できるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の一部省略した回路ブロック
図である。
【図2】本発明の実施例2の一部省略した回路ブロック
図である。
【図3】本発明の実施例3で解決しようとする問題点の
説明図である。
【図4】同上の一部省略した回路ブロック図である。
【図5】同上に用いるリミッタ回路の具体回路図であ
る。
【図6】本発明の実施例4の一部省略した回路ブロック
図である。
【図7】同上の動作説明図である。
【図8】同上の要部の具体回路ブロック図である。
【図9】本発明の実施例5の一部省略した回路ブロック
図である。
【図10】位相モノパルス方式の原理図である。
【図11】同上の誤差角の変化に対するモノパルス電圧
変化の軌跡を示す図である。
【図12】従来例のアンテナ装置全体のブロック図であ
る。
【図13】本発明の基本となる従来例のアンテナ部分の
正面図である。
【図14】同上の主アンテナの平面図である。
【図15】同上の水平角方向のアンテナの平面図であ
る。
【図16】同上の自動追尾アンテナ装置全体のブロック
図である。
【図17】(a)(b)は同上の自動追尾アンテナ装置
の平面図及び側面図である。
【図18】AGC回路構成を用いた従来例の一部省略し
た回路ブロック図である。
【図19】同上の問題点の説明図である。
【符号の説明】
12 直流増幅回路 31 受信専用アンテナ 36 誤差角検出ユニット 43’ 高周波増幅回路 52 C/N検出回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】衛星放送あるいは衛星通信の受信用の第1
    の平面アンテナと、この第1の平面アンテナと同一平面
    上に設けられ第1の平面アンテナに比して極めて小型な
    仰角方向誤差角検出用の第2の平面アンテナ群と、この
    第2の平面アンテナ群の受信波より仰角方向の誤差角を
    検出する第1の誤差角検出手段と、第1の平面アンテナ
    に比して極めて小型な水平方向の誤差角検出用の第3の
    平面アンテナ群と、この第3の平面アンテナ群の受信波
    より水平方向の誤差角を検出する第2の誤差角検出手段
    と、上記第1の平面アンテナを仰角方向に駆動する第1
    の機構駆動部と、これら第1の平面アンテナ及び第1の
    機構駆動部を水平方向に回転するテーブル上に配設する
    とともに第3の平面アンテナ群を上記テーブル上に仰角
    方向に固定し、上記テーブルを水平方向に駆動させる第
    2の機構駆動部と、第1、第2の誤差角検出手段の出力
    信号に従って、第1、第2の機構駆動部を駆動する制御
    手段とを備えた自動追尾アンテナ装置において、第1の
    平面アンテナの受信波より、受信信号のC/N値に対応
    する直流電圧を検出するC/N検出手段を備え、このC
    /N検出手段から出力されるC/N値に対応する直流電
    圧の変化に応じて電界条件による誤差角検出の変化を補
    償することを特徴とする自動追尾アンテナ装置。
  2. 【請求項2】上記C/N検出手段から出力されるC/N
    値に対応する直流電圧を上記第1、第2の誤差角検出手
    段内に設けられた高周波増幅回路に与え、上記C/N値
    に対応する直流電圧の変化により上記高周波増幅回路の
    利得を制御することを特徴とする請求項1記載の自動追
    尾アンテナ装置。
  3. 【請求項3】上記第1及び第2の誤差角検出手段の近傍
    に温度センサを設けると共に、温度特性による各誤差角
    検出手段の出力信号の劣化分を補正する係数を予め温度
    帯に応じて定めておき、上記制御手段において、温度セ
    ンサの温度情報に基づいて補正係数を選択し、誤差角検
    出手段の出力信号に選択した補正係数を乗じて第1、第
    2の機構駆動部の指示電圧として出力することを特徴と
    する請求項2記載の自動追尾アンテナ装置。
  4. 【請求項4】上記C/N検出手段から出力されるC/N
    値に対応する直流電圧を電圧制限手段に入力して、電圧
    制御手段の出力電圧を上記第1、第2の誤差角検出手段
    内に設けられた高周波増幅回路に与え、上記電圧制限手
    段の出力電圧の変化により上記高周波増幅回路のゲイン
    を可変するとともにゲインの上限を定めたことを特徴と
    する請求項1記載の自動追尾アンテナ装置。
  5. 【請求項5】上記C/N検出手段から出力されるC/N
    値に対応する直流電圧を上記第1、第2の誤差角検出手
    段に与え、C/N値に対応する直流電圧の変化に応じて
    上記第1、第2の誤差角検出手段内に設けられた最終段
    の直流増幅回路のゲインを可変することを特徴とする請
    求項1記載の自動追尾アンテナ装置。
  6. 【請求項6】上記C/N検出手段から出力されるC/N
    値に対応する直流電圧を制御手段に与え、制御手段はこ
    のC/N値に対応する直流電圧の変化に基づいて上記第
    1、第2の機構駆動部への指示電圧値を可変制御するこ
    とを特徴とする請求項1記載の自動追尾アンテナ装置。
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