JPH03248602A - アンテナ開口位相面の自動補正方式 - Google Patents

アンテナ開口位相面の自動補正方式

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JPH03248602A
JPH03248602A JP4607190A JP4607190A JPH03248602A JP H03248602 A JPH03248602 A JP H03248602A JP 4607190 A JP4607190 A JP 4607190A JP 4607190 A JP4607190 A JP 4607190A JP H03248602 A JPH03248602 A JP H03248602A
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JP
Japan
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phase
value
measurement
correction
antenna aperture
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Pending
Application number
JP4607190A
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English (en)
Inventor
Toru Ishita
井下 亨
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH03248602A publication Critical patent/JPH03248602A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はフェーズドアレイアンテナに関し、特にビーム
指向誤差を低減するために複数個の放射素子の位相面を
自動補正するための方式に関する。
〔従来の技術〕
従来、フェーズドアレイアンテナを用いる装置としてM
LSがある。MLSは現行のILSに代わる次世代の着
陸誘導装置であり、5GHz帯の周波数を使用して電波
を送信する。MLSは垂直方向に広く水平方向に狭いビ
ームを左右に往復走査する方位誘導装置(AZ)と、垂
直方向に広く水平方向に狭いビームを上下に往復走査す
る高低誘導装置と、進入復行のとき後方から方位誘導を
行う後方方位誘導装置とから構成され、これらの電波に
より、高い角度精度で着陸誘導を行うことができる。
そして、このMLSのフェーズドアレイアンテナにおい
ては、アンテナ開口の位相面を補正するためにディジタ
ル制御の移相器を用いており、内部の温度変化や温度傾
斜による位相の変化を動作中に測定し、所定の位相誤差
のスレショルドを超えた移相器に補正データを加えた制
御信号を送り、ビーム指向精度の温度によるドリフトを
補償するためのものがある。
第3図はMLSの高低誘導装置を例とした従来の一例で
あり、MLSのアンテナの原理及び従来のアンテナ開口
面位相の自動補正について説明する。ビーム走査アンテ
ナは、MLS送信機1から入力された5GHz帯のRF
倍信号所定の分配比となるように電力分配器2にて分配
し、各々を複数個の移相器3に入力する。この移相器3
はBSU(ビームステアリングユニット)4によって制
御され、ビームを形成するための等位相面を予め決めら
れた速度で電子的に走査させる。すなわち、BSU4か
ら各移相器3の制御コードを走査させたいタイミングで
連続して送出し、移相器3はそれに従って位相を切り換
えて行く。このように位相制御されたRF倍信号各移相
器3に接続された放射素子5を通り空間に放射される。
ところで、MLSのような高い角度精度が要求されるア
ンテナにおいては、アンテナ筐体内部の温度変化が、R
Fユニット各部の長さや電力分配器、放射素子に使用し
ている基板の誘電率に変化をもたらし、BSU’4によ
り設定された位相面が変化し、角度精度を劣化させるこ
とがある。この位相面の変化に対して何も補正をしなけ
れば、温度による角度ドリフトは0.03〜0.04°
程度にもなることがある。
そこで、これを補正するために、インテグラルモニタに
よる自動補正が行なわれている。インテグラルモニタに
よる補正は、航空機を誘導するためにビームを走査する
以外のタイミングで電波を出し、これをインテグラルマ
ニホールド6でピックアップした後、モニタ検出器7に
より検波し、得られた電圧をオペアンプ8で増幅し、A
/D変換器9でA−D変換してI10インターフェース
10を通した後、CPUI 1で位相の計算を行い温度
等による位相のずれを検知する。この検出の結果、位相
のずれが移相器3のデジタルコードの最小ビットの1/
2以上ずれているときには、I10インターフェース1
2を介してデータラ・ノチ13に補正コードを書き込み
、これを加算器14において移相コードに加算し、この
結果得られたコードで移相器3を制御することにより、
位相面の補正を行う。これにより、開口面の位相をシス
テムを運用しながら測定し、温度変化等による位相のず
れを補正することが可能になる。
第4図は位相面の自動補正を行うために、インテグラル
モニタの受信角にビーム方向を設定した時の各放射素子
の放射電流ベクトル101を基準ベクトル102に合成
した状態を示したものである。今、この内の1つの放射
素子に着目し、その放射素子の位相を90°毎に回転し
、その都度合成されたベクトルの電圧V、〜■4を測定
し、これを前記A/D変換器9でA−D変換してCPU
11に取り込む。
CPUIIは取り込んだデータから次の計算を行う。
この(1)式は、90°毎に位相を回転する素子を除く
、残りの素子の放射電流ベクトルを合成したベクトルに
対する回転する素子の相対位相を示している。
このように、ベクトル電圧の計測及び(1)式での計算
を全ての移相器3について実行する。さらに、測定精度
を上げるため、これを繰り返して各々複数回の平均をと
り、これをデータラッチ13を経由して補正データとし
て加算している。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来のアンテナ開口位相面の自動補正は、全て
の放射電流ベクトルを合成したものに対して1つの素子
だけを回転させるため、そのレベル変動は極めて微小で
あり、測定系のS/Nには細心の注意をはらう必要があ
る。系のS/Nが悪いと測定誤差により本来補正をかけ
る必要のない素子に補正をかけてしまうことがある。こ
の問題を解決するために、測定回数を多くとって誤差の
平均化を図っているが、1つの素子に対して補正をかけ
るスパンが長くなる。このため、起動時に時間がかかり
、運用上不具合が生じるとともに、夏期のスコール等の
ように急激にアンテナ筐体内の温度が下がる場合に、測
定結果の追随性が劣化することがあり、結果としてビー
ム指向性の不要な変動が生じてしまうという問題がある
本発明の目的は、このようなビーム指向性の不要な変動
を防止したアンテナ開口位相面の自動補正方式を提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のアンテナ開口位相面の自動補正方式は、フェー
ズドアレイアンテナの複数個の放射素子の位相測定値を
ローパスフィルタによってフィルタリング処理し、温度
変動によるドリフト成分のみを取り出して位相面を補正
する。
ローパスフィルタは、位相測定値を増幅するアンプと、
1回前の位相測定値を遅延する遅延部と、遅延された値
を増幅するアンプと、この増幅された値を前記位相測定
値に加算する加算器とで構成することができる。
〔作用〕
本発明によれば、測定した各素子の位相に対してローパ
スフィルタによりフィルタリング処理を行うことにより
、測定による誤差成分を除去し、かつ補正をかける間隔
を短くすることにより、純粋に温度による変動分を取り
出してその値によって補正をかけることにより、ビーム
指向性の不要な変動を除去する。
〔実施例〕
次に、本発明を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例を示しており、第3図に示し
たMLSのアンテナにおけるCPUI 1の一部構成を
示す図である。すなわち、ここでは、測定結果をフィル
タリングするだめのディジタルフィルタを設けており、
このディジタルフィルタを巡回型−次のローパスフィル
タで実現している。
第1図において、21は測定された被測定素子位相の値
を増幅するアンプ、22は増幅された値を取り出して遅
延させる遅延部、23は遅延された値を増幅するアンプ
、24は増幅された値を1回後に測定された値に加算す
る加算器である。
第2図にこのフィルタを利用した本発明による補正手順
を示す。
先ず、測定する素子を従来と同様に90°毎に回転させ
て第4図に示したVI〜■4の状態の電圧を測定しくS
l)、CPtJl 1でこれを取り込む。これを前記(
1)式に代入し、基準ベクトルに対する相対位相差の値
φ5を計算(S2)する。
kは素子番号である。この値φうはフィルタリング処理
用メモリ領域Mの所定のアドレスに格納する。
ここで、この値を用いてフィルタリング処理(S3)を
行う。このとき、インテグラルモニタによる計測は毎ス
キャン終了後に行うとし、1つの素子につき4状態位相
を回転させる。したがって、仮に素子数を62素子とす
ると高低誘導装置の場合、フィルタリングのサンプルル
ートは39H2/ 4 X 62 =6.36secと
なる。39Hzは高低誘導装置の送信レートである。
フィルタリングのカントオフ周波数をω。とする。ω。
は前記レートで測定の度に変動する誤差成分を除去し、
温度変動により少しずつ変化するドリフト成分だけを取
り出せるように選定する。
フィルタリングは、計算値φ、がアンプ21でα倍にア
ンプされた後、加算器24において1回前に処理された
データが加算されて出力される。
つまり、遅延器22ではα・φ6とTだけ遅延され、ア
ンプ23で8倍された値が加算器24において加算され
ることになる。
これを式で表すと、出力は、φに1n=αφ3+βφに
、n’−1となる。
前記αとβをZ変換、逆変換により求めると、により計
算すればよいことが判る。
6.36secは先に算出したフィルタリングのサンプ
リングレートである。
このように、ローパスフィルタによりリングの計算を行
い、φに+、、−1  φ6...を各素子に対し、所
定のメモリ領域Mに格納(S4)する。
その上で、この結果を移相器のLSBの1/2の値と比
較しくS5)、これを超えていれば補正をかけ(S6)
、1えていなければ補正をかけない(S7)こととする
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、測定した各素子の位相に
対してフィルタリング処理を行うことにより、測定によ
る誤差成分を除去し、かつ補正をかける間隔を短くする
ことにより、純粋に温度による変動分を取り出し、その
値によって補正をかけることにより、ビーム指向性の不
要な変動を除去できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のアンテナ開口位相面の自動補正方式で
用いられるCPU内のローパスフィルタのブロック図、
第2図は本発明の自動補正方式の処理工程を示すフロー
チャート図、第3図はMLSアンテナにおける自動補正
方式の装置ブロック図、第4図は補正の基本概念を示す
ベクトル図である。 1・・・MLS送信機、2・・・電力分配器、3・・・
移相器、4・・・BSU、5・・・放射素子、6・・・
インテグラルマニホールド、7・・・モニタ検出器、8
・・・オペアンプ、9・・・A/D変換器、10・・弓
10インターフェース、11・・・CPU、12・・・
I10インターフェース、21・・・アンプ、22・・
・遅延部、23・・・アンプ、24・・・加算器。 第 図 第2 図 第3 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、フェーズドアレイアンテナの複数個の放射素子の位
    相を測定し、その位相の変化を検出して位相面を自動的
    に補正する回路において、位相測定値をローパスフィル
    タによってフィルタリング処理し、温度変動によるドリ
    フト成分のみを取り出して位相面を補正することを特徴
    とするアンテナ開口位相面の自動補正方式。 2、ローパスフィルタは、位相測定値を増幅するアンプ
    と、1回前の位相測定値を遅延する遅延部と、遅延され
    た値を増幅するアンプと、この増幅された値を前記位相
    測定値に加算する加算器とで構成してなる特許請求の範
    囲第1項記載のアンテナ開口位相面の自動補正方式。
JP4607190A 1990-02-27 1990-02-27 アンテナ開口位相面の自動補正方式 Pending JPH03248602A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08288734A (ja) * 1995-04-12 1996-11-01 Nec Corp フェーズドアレイアンテナの性能補償方法およびフェ ーズドアレイアンテナ
JPH1123633A (ja) * 1997-07-01 1999-01-29 Mitsubishi Electric Corp アンテナの励振定数測定装置
JP2017143356A (ja) * 2016-02-08 2017-08-17 三菱電機株式会社 アンテナ装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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