JPH0621651Y2 - ロータリードレッシング装置 - Google Patents

ロータリードレッシング装置

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JPH0621651Y2
JPH0621651Y2 JP1988146181U JP14618188U JPH0621651Y2 JP H0621651 Y2 JPH0621651 Y2 JP H0621651Y2 JP 1988146181 U JP1988146181 U JP 1988146181U JP 14618188 U JP14618188 U JP 14618188U JP H0621651 Y2 JPH0621651 Y2 JP H0621651Y2
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rotary
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spindle shaft
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弘之 木原
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セイコー精機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、研削盤の砥石のドレッシング装置に係り、特
にドレッサとしてロータリードレッサが用いられたロー
タリードレッシング装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、研削盤の砥石のドレッシングには単石ドレッ
サ、すなわち単なる粒状の単体のダイヤモンド石よりな
るドレッサにより行なわれるが、砥石によっては非常に
硬いもの、たとえば立方晶窒化ホウ素(CBN)により
形成されたもの等があり、このような硬い砥石に対して
は普通の単石ドレッサでは寿命や剛性の点において十分
対応できない。
すなわち、ダイヤモンド石が約9000H(ビッカー
ス硬さ)であるのに対し、前記CBNは約5000H
と非常に硬く、このような硬い砥石に対しては単石ドレ
ッサの代わりに、寿命や剛性の点において対応可能なロ
ータリードレッサが設けられたロータリードレッシング
装置を用いることがある。
たとえば、コニカル型のロータリードレッサでは鉄製の
円盤状でその周部断面が山形に形成され、その山形の頂
部に、円周方向に間隔をおいて複数の単石ダイヤモンド
が固着支持されており、このようなロータリードレッサ
を回転させながら砥石に切り込んでドレッシングを行な
うようになっている。
ロータリードレッシング装置にあっては、第3図に示す
ように、砥石1に対するロータリドレッサ2の作用力
が、法線作用力Fnと接線作用力Ftとに分けられ、こ
れら2つの作用力の比Fn/Ftを一定に保つことによ
り、砥石に一定の切れ味を持つ表面状態を創成し、もっ
てドレッシングされた砥石によるワークの真円度、円筒
度、表面粗さ等の研削精度を安定させることができる。
そして従来は、上記法線作用力Fnを検出するには、回
転スピンドル軸の軸受油圧から検出し、また接線作用F
tの検出は、砥石軸の駆動モータの動力を利用すること
が考えられる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、法線作用力Fnの検出については、回転
スピンドル軸の軸受の油圧機器を使用する場合、油圧機
器の圧力特性,油内に含まれるゴミ等で精度良く検出す
ることができない。
また、モータ動力を利用した接線作用力Ftの検出につ
いては、モータの電圧変動などによってやはり精度良く
検出することができない。
さらに、法線作用力Fnと接線作用力Ftとを同時に検
出する場合には、それぞれの検出方法が異なるためにそ
れらの検出精度が異なったり、検出に時間遅れが生じる
場合もあるという問題点があった。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、本考案によるロータリードレッシング装置は、
前記問題点を解決するため、先端部にロータリードレッ
サが設けられた回転スピンドル軸と、砥石に対する法線
方向および接線方向のドレッシング抵抗負荷による回転
スピンドル軸の先端部の撓み量を検知する撓み検出手段
と、砥石ドレッシング時に、前記撓み検知手段からの信
号値に基づいてドレッシング条件を制御する制御装置を
備えた構成としたものである。
〔作用〕
このような構成のロータリードレッシング装置によれ
ば、砥石に対する法線方向および接線方向のドレッシン
グ抵抗負荷による回転スピンドル軸の先端部の撓み量を
検知する撓み検知手段を設け、砥石ドレッシング時に、
前記撓み検知手段からの信号値に基づいてドレッシング
条件を制御することができるため、砥石に対する法線方
向および接線方向の検出精度が異なったり、検出に時間
遅れが生じたりすることなく、検出精度を向上させるこ
とができる。
そして、法線作用力と接線作用力との2つの作用力の比
を一定に保つことにより、一定の切れ味を持つ表面状態
を砥石に創成し、もってドレッシングされた砥石による
ワークの真円度、円筒度、表面粗さ等の研削精度を安定
させることができる。
また、前記撓み検知手段からの信号値に基づいてロータ
リードレッサ交換時期を判断することもできる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について図面に基づいて説明す
る。第1図、第2図は、本考案によるロータリードレッ
シング装置の一実施例を示す図である。
第1図にはロータリードレッシング装置10を示し、こ
のロータリードレッシング装置10の軸線部には回転ス
ピンドル軸12が配置され、この回転スピンドル軸心1
2の先端部12a(図中左端部)には、図示しない砥石
をドレッシングするロータリードレッサ13が設けられ
ている。ロータリドレッサ13は、その基材13aが鉄
製の円盤状で、その基材13aの周部断面が山形に形成
され、その基材13aの山形の頂部に、円周方向に間隔
をおいて複数の単石ダイヤモンド13bが固着されて支
持されている。
回転スピンドル軸12は、ケーシング15内に設けられ
たベアリング16に回転自在に支持されている。回転ス
ピンドル軸12の、ロータリードレッサ13より中央側
の大径部12cには円筒状のターゲット17が嵌合して
おり、このターゲット17の周面の近傍には第2図に示
すように、円周方向に90度毎に間隔をおいて4つの撓
みセンサ(撓み検知手段)21〜24が配置されてい
る。
これらの撓みセンサ21〜24は、砥石ドレッシング時
にドレッシング抵抗負荷による回転スピンドル軸12の
先端部12aの撓み量を検知するものである。すなわ
ち、撓みセンサ21〜24の内、21,23は回転スピ
ンドル軸12の先端部12aの図中X方向の撓み量を検
知し、他の22,24は図中Y方向(ドレッシング切込
み方向)の撓み量を検知するものである。
ケーシング15には第1図に示すように、フレーム26
が一体的に形成されており、このフレーム26には油圧
ギアドモータ28が支持されている。油圧ギアドモータ
28の図中右端部にはその出力軸28aが突出してお
り、この出力軸28aの回転はプーリ31,ベルト2
4,プーリ32を介して回転スピンドル軸12の後端部
12b(図中右端部)に伝達可能になっている。
第2図に示すように、前記撓みセンサ21〜24の内の
21,23はブリッジ回路36に、前記ターゲット17
との間の隙間に相当する隙間信号を出力し、他の22,
24は同じく隙間信号をブリッジ回路37に出力するよ
うになっている。
ブリッジ回路36は入力した隙間信号を処理して制御回
路40に出力し、この制御回路40はブリッジ回路36
からの隙間信号と予め入力されたX方向基準信号とを比
較して、スピンドル軸12の先端部12aのX方向の撓
み量を検知する。
また、ブリッジ回路37も入力した隙間信号を処理して
制御回路40に出力し、制御回路40はブリッジ回路3
7からの隙間信号と予め入力されたY方向基準信号とを
比較して、スピンドル軸12の先端部12aのY方向の
撓み量を検知する。
制御回路40は、X方向の撓み量から第3図に示すよう
な接線作用力Ftを演算するとともに、Y方向の撓み量
から法線作用力Fnを演算し、さらに、これら2つの作
用力の比Fn/Ftを演算する。そして制御回路40
は、この作用力の比Fn/Ftと予め入力された基準値
とを比較し、その差が零となるようドレス切り込み量
や、ドレス送り速度等をフィードバック制御する。
例えば、Fn/Ft比が基準値を上まわったときは、そ
の差が零となるよう、サーボドライバ41,43、サー
ボモータ42,44を介して、ドレス切込み量、ドレス
送り速度の双方または一方を低減する方向に、図示しな
いテーブルをフィードバック制御する。
このように法線作用力Fnと接線作用力Ftとの比Fn
/Ftと基準値との差が零となるように、すなわち比F
n/Ftが常に一定になるように制御することにより、
常に一定の抵抗値でドレッシングすることができる。そ
してこのとにより、砥石に常に一定の切れ味を持つ表面
状態を創成することができ、もってドレッシングされた
砥石によるワークの真円度、円筒度、表面粗さ等の研削
精度を安定させることができる。
また、上記差に応じて送り速度等を変化させるよういく
らフィードバック制御しても、法線作用力Fnと接線作
用力Ftとの比Fn/Ftと基準値との差が零となら
ず、このためドレッシングの抵抗値が一定とならずに増
大し始め、ドレッシング抵抗値が所定値を越えた場合に
は工具(ロータリードレッサ13)交換時期と判断する
ことができる。
なお、上記実施例においては撓みセンサをX,Y両方向
にそれぞれ2個ずつ設けたが、撓みセンサはX,Y両方
向にそれぞれ1個ずつ設けるだけでもよい。
また、上記実施例においては回転スピンドル軸を駆動す
るために油圧ギアドモータを用いたが、油圧を用いない
他の駆動モータ、たとえば電気モータ等どのようなモー
タを用いてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、先端部にロータリ
ードレッサが設けられた回転スピンドル軸と、砥石に対
する法線方向および接線方向のドレッシング抵抗負荷に
よる回転スピンドル軸の先端部の撓み量を検知する撓み
検知手段とを備え砥石ドレッシング時に、前記撓み検知
手段からの信号値に基づいてドレッシング条件を制御し
たりロータリードレッサ交換時期を判断できるようにし
たため、砥石に対する法線方向および接線方向の検出精
度が異なったり、検出に時間遅れが生じたりすることな
く、検出精度を向上させることができる。
そして、法線作用力と接線作用力との2つの作用力の比
を一定に保つことにより、一定の切れ味を持つ表面状態
を砥石に創成し、もってドレッシングされた砥石による
ワークの真円度、円筒度、表面粗さ等の研削精度を安定
させることができる。
また、前記撓み検知手段からの信号値に基づいてロータ
リードレッサ交換時期を判断することもできる。
また、従来のように油圧機器を用いないので油圧機器の
圧力特性,油内に含まれるゴミ等で検出精度が劣化する
ことを防止することができる。
さらに、接線作用力の検出に従来のようにモータ動力を
利用してないので、モータの電圧変動などによって検出
精度が劣化することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案によるロータリードレッシング
装置の一実施例を示す図であり、第1図はその横断面
図、第2図は第1図におけるII−II線断面図、第3図は
従来および本考案のドレッシング時の法線作用力と接線
作用力の関係を示す概念図である。 1……砥石 2……ロータリードレッサ 10……ロータリードレッシング装置 12……回転スピンドル軸 12a……先端部 12b……後端部 12c……大径部 13……ロータリードレッサ 13a……基材 13b……単石ダイヤモンド 15……ケーシング 16……ベアリング 17……ターゲット 21〜24……撓みセンサ(撓み検知手段) 26……フレーム 28……油圧ギアドモータ 28a……出力軸 31,32……プーリ 34……ベルト 36,37……ブリッジ回路 40……制御回路 41……切り込みテーブル用サーボドライバ 42……切り込みテーブル用サーボモータ 43……オシレーションテーブル用サーボドライバ 44……オシレーションテーブル用サーボモータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端部にロータリードレッサが設けられた
    回転スピンドル軸と、砥石に対する法線方向および接線
    方向のドレッシング抵抗負荷による回転スピンドル軸の
    先端部の各々の撓み量を回転スピンドルの軸と検出器と
    の間隙で検知する撓み検知手段と、砥石ドレッシング時
    に、前記撓み検知手段からの信号に基づいて法線方向抵
    抗負荷(Fn)と接線方向抵抗負荷(Ft)の比を一定
    に保つよう制御する制御装置を備えたことを特徴とする
    ロータリードレッシング装置。
JP1988146181U 1988-11-09 1988-11-09 ロータリードレッシング装置 Expired - Fee Related JPH0621651Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6227948A (ja) * 1985-07-31 1987-02-05 メ−ルンリユ−ケ・ア−ベ− おむつ、衛生タオル等の如き使い捨て物品に使用する展開および吸収層
JPS62166965A (ja) * 1986-01-20 1987-07-23 Yasunaga Tekkosho:Kk ラツプ盤の加工作業自動制御方法及び装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6227948A (ja) * 1985-07-31 1987-02-05 メ−ルンリユ−ケ・ア−ベ− おむつ、衛生タオル等の如き使い捨て物品に使用する展開および吸収層
JPS62166965A (ja) * 1986-01-20 1987-07-23 Yasunaga Tekkosho:Kk ラツプ盤の加工作業自動制御方法及び装置

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JPH0266951U (ja) 1990-05-21

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