JPH06216261A - 半導体装置の接続孔及びその形成方法 - Google Patents

半導体装置の接続孔及びその形成方法

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JPH06216261A
JPH06216261A JP1946193A JP1946193A JPH06216261A JP H06216261 A JPH06216261 A JP H06216261A JP 1946193 A JP1946193 A JP 1946193A JP 1946193 A JP1946193 A JP 1946193A JP H06216261 A JPH06216261 A JP H06216261A
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JP
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opening
forming
layer
wiring material
connection hole
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JP1946193A
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Kazuhiro Hoshino
和弘 星野
Kazuhide Koyama
一英 小山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】エレクトロマイグレーションやストレスマイグ
レーションに対する耐性が高い接続孔を、出来る限り低
い温度に基体を加熱した状態で高温スパッタ法により形
成する方法、及びかかる方法によって得られた接続孔を
提供する。 【構成】半導体装置の接続孔は、基体上16に形成され
た絶縁層18に設けられた開口部20、及びアルミニウ
ムあるいはアルミニウム合金から成り開口部20に埋め
込まれた配線材料26から構成され、開口部側壁近傍の
配線材料26Aは、開口部中心部20Aの配線材料20
Bよりもゲルマニウムを多く含む。半導体装置の接続孔
の形成方法は、(イ)基体上に形成された絶縁層に開口
部を設ける工程と、(ロ)開口部の側壁にゲルマニウム
層を形成する工程と、(ハ)高温スパッタ法によって、
開口部にアルミニウムあるいはアルミニウム合金から成
る配線材料を埋め込む工程、から成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の接続孔及
びその形成方法、より詳しくは、所謂アルミニウムの高
温スパッタ法による半導体装置の接続孔及びその形成方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置には多数のコンタクトホー
ル、スルーホールあるいはビヤホール(以下、これらを
総称して接続孔ともいう)が形成されている。通常、接
続孔は、半導体基板に形成された拡散層、各種電極ある
いは下層配線層(以下、これらを総称して基体ともい
う)上に絶縁層を形成し、かかる絶縁層に開口部を設け
た後、開口部に配線材料を埋め込むことによって形成さ
れる。半導体装置の高集積化に伴い、半導体プロセスの
寸法ルールも微細化しつつあり、高いアスペクト比を有
する開口部を配線材料で埋め込む技術が重要な課題とな
っている。
【0003】開口部を配線材料で埋め込む方法として、
一般には、純アルミニウムあるいはアルミニウム合金
(以下、単にアルミニウム等ともいう)を用いたスパッ
タ法が採用されている。然るに、このスパッタ法におい
ては、開口部のアスペクト比が高くなるに従い、アルミ
ニウム等から成るスパッタ粒子が所謂シャドウイング効
果によって開口部底部あるいはその近傍の開口部側壁に
堆積し難くなる。その結果、開口部底部あるいはその近
傍の開口部側壁におけるアルミニウム等のステップカバ
レッジが悪くなり、かかる部分で断線不良が発生し易く
なるという問題がある。
【0004】このような問題を解決する一手段として、
アルミニウム等を配線材料として用いた所謂高温スパッ
タ法が検討されている。この高温スパッタ法は、アルミ
ニウム等をスパッタする際、半導体基板を高温(約50
0〜600゜C)に加熱しておき、絶縁層上に堆積した
アルミニウム等を流動状態とさせて開口部内に流動さ
せ、開口部をアルミニウム等で埋め込む技術である。
尚、半導体基板にバイアス電圧を印加しながら高温スパ
ッタを行う高温バイアススパッタ法も、本明細書におけ
る高温スパッタ法に包含される。これらを総称して単に
高温スパッタ法ともいう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の高温スパッタ法
は、高アスペクト比を有する開口部をアルミニウム等で
埋め込む極めて有効な技術である。しかしながら、半導
体基板を約500〜600゜Cに加熱する必要があるた
め、配線材料であるアルミニウム等と基体との間に生じ
る反応によってアロイ・スパイクやシリコン・ノジュー
ルが発生する。その結果、接合破壊によるリーク電流の
増加等、配線材料と基体との間の接触部分における電気
特性が劣化し、半導体装置の信頼性が低下する原因とな
っている。
【0006】配線材料であるアルミニウム等と基体との
間のこのような反応を抑制するために、TiNやTiW
から成る反応防止層(バリアメタル層)を開口部底部に
形成する方法が公知である。しかしながら、これらの反
応防止層は約500〜600゜Cにおいて十分に安定し
た耐熱性を有していない。それ故、従来の高温スパッタ
法においては、反応防止層が、配線材料と基体との間の
接触部分における電気特性の劣化を十分抑制できないと
いう問題がある。
【0007】以上のように、所謂高温スパッタ法におい
ても、半導体基板の加熱温度は出来る限り低いことが必
要とされる。
【0008】一方、寸法ルールの微細化の結果、配線の
断面積も小さくなり、配線を流れる電流密度が大きくな
っている。これに伴い、配線が平坦な部分ですらエレク
トロマイグレーションによる配線の断線が発生し、半導
体装置の信頼性の低下が深刻な問題となっている。耐エ
レクトロマイグレーションの向上のためには、大きな粒
径のアルミニウム等をスパッタ法によって形成する必要
がある。そのためには、アルミニウム等に含有される不
純物を出来る限り少なくすることが必要である。
【0009】アルミニウム/ゲルマニウム合金を用いて
高温スパッタ法により約300゜Cの低い温度で開口部
を埋め込む方法が、例えば、”0.25 μm CONTACT HOLE
FILLING BY Al-Ge REFLOW SPUTTERING”, K. Kikuta,
et al, 1991 Symposium on VLSI Technology, pp35-36
から公知である。アルミニウム/ゲルマニウム合金を用
いると、約300゜Cの低い温度での高温スパッタ法に
より開口部を埋め込むことが可能になるが、アルミニウ
ム/ゲルマニウム合金から成る配線は、エレクトロマイ
グレーションやストレスマイグレーションに対する耐性
が不十分であるという問題がある。また、アルミニウム
/ゲルマニウム合金から成る配線の抵抗は、純アルミニ
ウムから成る配線の抵抗よりも20〜30%高い。従っ
て、半導体装置の高速化という観点からもアルミニウム
/ゲルマニウム合金を配線材料として用いることは不利
である。
【0010】従って、本発明の第1の目的は、エレクト
ロマイグレーションやストレスマイグレーションに対す
る耐性が高い接続孔を、出来る限り低い温度に基体を加
熱した状態で高温スパッタ法により形成する方法、及び
かかる方法によって得られた接続孔を提供することにあ
る。
【0011】更に、本発明の第2の目的は、エレクトロ
マイグレーションやストレスマイグレーションに対する
耐性が高くしかも出来る限り粒径の大きなアルミニウム
粒子が埋め込まれた接続孔を、出来る限り低い温度に基
体を加熱した状態で高温スパッタ法により形成する方
法、及びかかる方法によって得られた接続孔を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様に係
る半導体装置の接続孔は、基体上に形成された絶縁層に
設けられた開口部、及びアルミニウムあるいはアルミニ
ウム合金から成り開口部に埋め込まれた配線材料、から
構成されている。そして、上記の第1の目的を達成する
ために、開口部側壁近傍の配線材料は、開口部中心部の
配線材料よりもゲルマニウムを多く含むことを特徴とす
る。
【0013】この第1の態様に係る半導体装置の接続孔
においては、開口部底部の基体上に形成された反応防止
層を更に備えていることが望ましい。
【0014】上記の第1の目的を達成するための本発明
の第1の態様に係る半導体装置の接続孔の形成方法は、
(イ)基体上に形成された絶縁層に開口部を設ける工程
と、(ロ)開口部の側壁にゲルマニウム層を形成する工
程と、(ハ)高温スパッタ法によって、開口部にアルミ
ニウムあるいはアルミニウム合金から成る配線材料を埋
め込む工程、から成ることを特徴とする。
【0015】この第1の態様に係る半導体装置の接続孔
の形成方法においては、前記(ハ)の工程中、基体を2
50゜C以上配線材料の融点以下に加熱することが望ま
しい。
【0016】また、開口部底部の基体上に反応防止層を
形成する工程を含むことが望ましい。
【0017】本発明の第1の態様に係る半導体装置の接
続孔及びその形成方法においては、配線材料として、具
体的には、純アルミニウム、アルミニウム/シリコン合
金、アルミニウム/銅合金、アルミニウム/シリコン/
銅合金等を挙げることができる。また、反応防止層は、
IV−A族、VI−A族の物質あるいはこれらの物質の
窒化物、ホウ化物、シリサイド、若しくはTiWあるい
はTiONから選ばれた材料から構成することが望まし
い。
【0018】本発明の第2の態様に係る半導体装置の接
続孔は、基体上に形成された絶縁層に設けられた開口
部、及び純アルミニウムから成り開口部に埋め込まれた
配線材料、から構成されている。そして、上記の第2の
目的を達成するために、開口部側壁近傍の配線材料は、
開口部中心部の配線材料よりも、純アルミニウムと共晶
を形成する物質を多く含むことを特徴とする。
【0019】上記の第2の目的を達成するための本発明
の第2の態様に係る半導体装置の接続孔の形成方法は、
(イ)基体上に形成された絶縁層に開口部を設ける工程
と、(ロ)開口部の側壁に、純アルミニウムと共晶を形
成する物質から成る中間層を形成する工程と、(ハ)高
温スパッタ法によって、開口部に純アルミニウムから成
る配線材料を埋め込む工程、から成ることを特徴とす
る。
【0020】純アルミニウムと共晶を形成する物質は、
シリコン、銅、ゲルマニウム、銀、又はパラジウムであ
ることが望ましい。
【0021】本発明においては、絶縁層として、SiO
2、PSG、BSG、BPSG、AsSG、シリコン窒
化膜、あるいはこれらの組み合わせを例示することがで
きる。基体としては、半導体基板に形成された拡散層、
各種電極あるいは下層配線層を挙げることができる。
【0022】
【作用】高温スパッタ法によってアルミニウム等で開口
部を埋め込む場合、開口部側壁表面に存在する物質とア
ルミニウム等とが反応して反応生成物が生成される。こ
の反応生成物の生成によって、流動状態にあるアルミニ
ウム等は開口部内に引き込まれ、良好な埋め込み性が達
成される。従って、かかる反応生成物の生成温度が低い
程、高温スパッタ法における基体の加熱温度を低くする
ことができる。
【0023】本発明の第1の態様に係る半導体装置の接
続孔の形成方法においては、開口部の側壁にゲルマニウ
ム層が形成される。従って、高温スパッタ時、アルミニ
ウム等とゲルマニウムとが反応して、Al−Ge合金が
形成される。Al−Ge合金の共晶温度は424゜Cで
ある。また、例えばAl−Si合金の共晶温度は577
゜Cである。このことから、開口部の側壁にゲルマニウ
ム層が形成されていれば、アルミニウムあるいはアルミ
ニウム合金を配線材料として用いても、基体の加熱温度
を下げることができる。しかも、スパッタリング現象に
おいてはイオン衝撃による表面マイグレート効率が高ま
るため、共晶温度以上に基体を加熱しなくとも、250
゜C以上に基体を加熱すれば、アルミニウム等で開口部
を埋め込むことができる。
【0024】しかも、Al−Ge合金は、主に開口部側
壁近傍に形成される。即ち、開口部側壁近傍の配線材料
は、開口部中心部の配線材料よりもゲルマニウムを多く
含む。そして、開口部の埋め込みと同時に高温スパッタ
法にて形成される配線層にはゲルマニウムが多くは含ま
れない。従って、エレクトロマイグレーションやストレ
スマイグレーションに対する耐性が高い配線層を形成す
ることができ、しかも配線層の抵抗の増加を抑えること
ができる。
【0025】本発明の第2の態様に係る半導体装置の接
続孔の形成方法においては、純アルミニウムと共晶を形
成する物質から成る中間層が開口部の側壁に形成され、
配線材料は純アルミニウムから成る。高温スパッタ時、
純アルミニウムは中間層と反応して共晶物質が形成され
る。かかる共晶物質の共晶温度は、Al−Siの場合5
77゜C、Al−Cuの場合548゜C、Al−Geの
場合424゜C、Al−Agの場合566゜C、Al−
Pdの場合550゜Cである。また、純Alの融点は6
60゜Cである。
【0026】中間層が存在しない場合、純アルミニウム
を用いて高温スパッタ法にて開口部を埋め込むために
は、基体を500゜C以上に加熱する必要がある。然る
に、中間層の存在によって、純アルミニウムを配線材料
として用いても、基体の加熱温度を500゜C未満、約
350゜Cまで下げることができる。
【0027】しかも、共晶物質は、主に開口部側壁近傍
に形成される。即ち、開口部側壁近傍の配線材料は、開
口部中心部の配線材料よりも、純アルミニウムと共晶を
形成する物質を多く含む。そして、開口部の埋め込みと
同時に高温スパッタ法にて形成される配線層には不純物
が含まれず、純アルミニウムから構成される。従って、
大きな粒径のアルミニウム粒子を形成することができ、
エレクトロマイグレーションやストレスマイグレーショ
ンに対する耐性がより一層高い配線層を形成することが
できる。
【0028】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を説明する。
【0029】(実施例1)実施例1は、本発明の第1の
態様に係る半導体装置の接続孔及びその形成方法に関す
る。即ち、図1に模式的な一部断面図を示すように、実
施例1の半導体装置の接続孔は、基体16上に形成され
た絶縁層18に設けられた開口部20、及び開口部に埋
め込まれたアルミニウム合金から成る配線材料26から
構成されている。開口部側壁近傍の配線材料26Aは、
開口部中心部20Aの配線材料26Bよりもゲルマニウ
ムを多く含んでいる。尚、図1、図3及び図4におい
て、ゲルマニウムが多く含まれる配線材料26の領域に
は二重斜め線を付した。
【0030】実施例1においては、基体16は、具体的
には半導体基板10に形成された拡散層である。また、
配線材料26として、Al−Si−Cuを用いた。絶縁
層18はSiO2から成る。更に、TiN/Tiから成
る反応防止層22が開口部底部の基体16上、開口部側
壁、及び絶縁層の一部表面に形成されている。図中、1
2は素子分離領域、14はゲート電極である。実施例1
の接続孔は、以下の方法で形成することができる。
【0031】[工程−100]半導体基板10に通常の
方法で基体(拡散層)16を形成する。次に、従来の熱
CVD法にて全面にSiO2から成り厚さ800nmの
絶縁層18を形成し、次いで、1100゜C、10秒間
のRTA(Rapid Thermal Annealing)処理を行い、拡
散層の活性化を行う。その後、リソグラフィ技術及びド
ライエッチング技術を用いて絶縁層18に開口部20を
設ける(図2の(A)参照)。熱CVD法によるSiO
2から成る絶縁層18の形成条件を、例えば以下のとお
りとすることができる。 使用ガス: SiH4/O2/N2=250/250/1
00 sccm 圧 力 : 13.3Pa 温 度 : 420゜C また、ドライエッチングの条件を、例えば、 使用ガス : C48=50 sccm 圧 力 : 2Pa RFパワー: 1200W とすることができる。
【0032】[工程−110]次に、開口部18内を含
む全面に、DCマグネトロンスパッタ法によって反応防
止層22を構成するTi層22Aを形成する。絶縁層1
8上でのTi層22Aの厚さを300nmとした。Ti
層22Aの形成条件を、例えば以下のとおりとすること
ができる。 使用ガス: Ar=50 sccm 圧 力 : 0.7Pa DC電力: 4kW 基板温度: 150゜C 尚、このTi層22Aは、基体16とのオーミックコン
タクトを形成する機能を有する。次いで、開口部18内
を含む全面に、反応性DCマグネトロンスパッタ法によ
って反応防止層22を構成するTiN層22Bを形成す
る(図2の(B)参照)。絶縁層18上でのTiN層2
2Bの厚さを100nmとした。TiN層22Bの形成
条件を、例えば以下のとおりとすることができる。 使用ガス: Ar−60%N2=60 sccm 圧 力 : 0.8Pa DC電力: 10kW 基板温度: 150゜C 尚、このTiN層22Bは、アルミニウムの基体16へ
の突き抜けを防止するためのバリア層として機能する。
こうして、開口部底部の基体上、開口部側壁、及び絶縁
層の表面にTiN/Tiから成る反応防止層22を形成
した後、電気炉内で窒素雰囲気下450゜C、30分の
条件にてアニールを行い、TiN層22Bのバリア性を
向上させる。
【0033】[工程−120]その後、開口部18内を
含む全面に、DCマグネトロンスパッタ法によってゲル
マニウム層24を形成する(図2の(C)参照)。絶縁
層18上でのゲルマニウム層24の厚さを100nmと
した。ゲルマニウム層24の形成条件を、例えば以下の
とおりとすることができる。 使用ガス: Ar=50 sccm 圧 力 : 0.7Pa DC電力: 4kW 基板温度: 150゜C
【0034】[工程−130]続いて、真空を破らず
に、開口部18内を含む全面に、DCマグネトロンスパ
ッタ法による高温スパッタ法にてアルミニウム合金(A
l−1%Si−0.5%Cu)から成る配線材料26で
開口部20を埋め込む(図3参照)。絶縁層18上での
配線材料26の厚さを400nmとした。配線材料26
の形成条件を、例えば以下のとおりとすることができ
る。 使用ガス: Ar=60 sccm 圧 力 : 0.87Pa DC電力: 4kW 基板温度: 300゜C 配線材料26は開口部側壁に形成されたゲルマニウム層
24と反応する。即ち、ゲルマニウムは配線材料中のア
ルミニウムに固溶し、あるいは拡散する。開口部を埋め
込んだ後においては、開口部側壁近傍の配線材料26A
は、開口部中心部20Aの配線材料26Bよりもゲルマ
ニウムを多く含む。その後、従来のリソグラフィ技術及
びエッチング技術を用いて、絶縁層18上の配線材料2
6、ゲルマニウム層24及び反応防止層22を選択的に
除去し、配線層を完成させる。
【0035】配線材料の形成時、AlとGeとは300
゜C程度の低温でも反応するため、Al−Ge合金を生
成しながら配線材料は開口部内に引き込まれ、開口部が
配線材料によって埋め込まれる。反応防止層22を構成
するTiNは300゜Cでバリア性を十分維持できるの
で、アルミニウムの基体への突き抜けやシリコンのピッ
トによる素子の特性劣化を防止することができる。ま
た、Al−1%Si−0.5%Cuから成る配線は高い
エレクトロマイグレーション耐性を有し、高信頼性を有
する配線構造を得ることができる。
【0036】(実施例2)実施例2も、本発明の第1の
態様に係る半導体装置の接続孔及びその形成方法に関す
る。実施例2においては、反応防止層22としてセルフ
アラインメントにて形成されたチタンシリサイドを用い
た。また、配線材料26として、純アルミニウムを用い
た。
【0037】実施例2の接続孔の模式的な一部断面図を
図4に示す。実施例2の半導体装置の接続孔は、基体1
6上に形成された絶縁層18に設けられた開口部20、
及び開口部に埋め込まれたアルミニウム合金から成る配
線材料26から構成されている。開口部側壁近傍の配線
材料26Aは、開口部中心部20Aの配線材料26Bよ
りもゲルマニウムを多く含んでいる。基体16は、具体
的には半導体基板10に形成された拡散層である。ま
た、絶縁層18はSiO2から成る。更に、反応防止層
32としてチタンシリサイドが開口部底部の基体上に形
成されている。実施例2の接続孔は、以下の方法で形成
することができる。
【0038】[工程−200]半導体基板10に通常の
方法で基体(拡散層)16を形成する。次に、全面にS
iO2から成る絶縁層18を形成し、次いで、リソグラ
フィ技術及びドライエッチング技術を用いて絶縁層18
に開口部20を設ける(図5の(A)参照)。これら
は、実施例1の[工程−100]と同様とすることがで
きる。
【0039】[工程−210]その後、開口部18内を
含む全面に、DCマグネトロンスパッタ法によってTi
層30を形成する(図5の(B)参照)。絶縁層18上
でのTi層30の厚さを100nmとした。Ti層30
の形成条件を、例えば以下のとおりとすることができ
る。 使用ガス: Ar=50 sccm 圧 力 : 0.7Pa DC電力: 4kW 基板温度: 150゜C 次いで、600゜CのRTA処理を半導体基板に施し、
開口部底部に堆積したTi層のシリサイド化を行いTi
SiX層を形成する。続いて、開口部底部以外の部分に
堆積した未反応のTiを除去する。未反応のTiは、ア
ンモニア過水(NH4OH+H22+H2O)を用いたウ
エットエッチングにより除去することができる。次に、
750゜CでのRTA処理を行い、シリサイド化された
TiSiX層のシリサイド化を更に進行させて、開口部
底部にTiSi2から成る反応防止層32を形成する
(図5の(C)参照)。
【0040】[工程−220]その後、開口部内を含む
全面に、DCマグネトロンスパッタ法によってゲルマニ
ウム層を形成する。絶縁層上でのゲルマニウム層の厚さ
を100nmとした。ゲルマニウム層の形成条件を、実
施例1の[工程−120]と同様とすることができる。
【0041】[工程−230]続いて、真空を破らず
に、開口部内を含む全面に、DCマグネトロンスパッタ
法による高温スパッタ法にて純アルミニウムから成る配
線材料26で開口部20を埋め込む。絶縁層上での配線
材料の厚さを400nmとした。配線材料の形成条件
を、例えば以下のとおりとすることができる。 使用ガス: Ar=60 sccm 圧 力 : 0.8Pa DC電力: 4kW 基板温度: 320゜C 配線材料26は開口部側壁に形成されたゲルマニウム層
と反応する。即ち、ゲルマニウムは配線材料中のアルミ
ニウムに固溶し、あるいは拡散する。開口部を埋め込ん
だ後においては、開口部側壁近傍の配線材料26Aは、
開口部中心部20Aの配線材料26Bよりもゲルマニウ
ムを多く含む。その後、従来のリソグラフィ技術及びエ
ッチング技術を用いて、絶縁層上の配線材料及びゲルマ
ニウム層を選択的に除去し、配線層を完成させる。
【0042】配線材料の形成時、AlとGeとが320
゜C程度の低温でも反応するため、Al−Ge合金を生
成しながら配線材料は開口部内に引き込まれ、開口部が
配線材料によって埋め込まれる。反応防止層を構成する
チタンシリサイドは320゜Cでバリア性を十分維持で
きるので、アルミニウムの基体への突き抜けやシリコン
のピットによる素子の特性劣化を防止することができ
る。また、純アルミニウムから配線材料が構成されてい
るので、シリコン・ノジュール等の不良が発生せず、高
信頼性を有する配線構造を得ることができる。
【0043】(実施例3)実施例3は実施例2の変形で
ある。実施例3が実施例2と相違する点は、反応防止層
の形成方法にある。以下、実施例2と相違する点を説明
する。
【0044】[工程−300]半導体基板に通常の方法
で基体(拡散層)を形成する。次に、従来のCVD法に
て全面にSiO2から成る絶縁層を形成し、次いで、リ
ソグラフィ技術及びドライエッチング技術を用いて絶縁
層に開口部を設ける。これらは、実施例1の[工程−1
00]と同様とすることができる。
【0045】[工程−310]その後、開口部内を含む
全面に、DCマグネトロンスパッタ法によってTi層を
形成する。絶縁層上でのTi層の厚さを100nmとし
た。Ti層の形成条件を、実施例2の[工程−210]
と同様とすることができる。次いで、RTA処理を半導
体基板に施し、開口部底部に堆積したTi層のシリサイ
ド化を行いTiSiX層を形成する。RTA処理の条件
を、例えば以下のとおりとすることができる。 使用ガス : Ar=5リットル/分 アニール温度: 650゜C アニール時間: 60秒
【0046】続いて、開口部底部以外の部分に堆積した
未反応のTiを除去する。未反応のTiは、アンモニア
過水を用いたウエットエッチングにより除去することが
できる。
【0047】次に、窒素ガス雰囲気下、750゜Cでの
RTA処理を行い、シリサイド化されたTiSiX層の
シリサイド化を更に進行させて、開口部底部にTiSi
2層を形成する。RTA処理の条件を、例えば以下のと
おりとすることができる。 使用ガス : N2=5リットル/分 アニール温度: 750゜C アニール時間: 60秒 窒素ガス雰囲気下でRTA処理を行うので、TiSi2
層の表面にはTiN層が形成される。TiSi2層の厚
さを50nm、TiN層の厚さを50nmとした。
【0048】[工程−320]その後、ゲルマニウム層
の形成、純アルミニウムによる開口部の埋め込みを、実
施例2の[工程−220]及び[工程−230]と同様
に行う。
【0049】配線材料の形成時、AlとGeとが320
゜C程度の低温でも反応するため、Al−Ge合金を生
成しながら配線材料は開口部内に引き込まれ、開口部が
配線材料によって埋め込まれる。反応防止層を構成する
TiN/TiSi2は320゜Cでバリア性を十分維持
できるので、アルミニウムの基体への突き抜けやシリコ
ンのピットによる素子の特性劣化を防止することができ
る。また、純アルミニウムから配線材料が構成されてい
るので、シリコン・ノジュール等の不良が発生せず、高
信頼性を有する配線構造を得ることができる。
【0050】(実施例4)実施例4は、本発明の第2の
態様に係る半導体装置の接続孔及びその形成方法に関す
る。即ち、図6に模式的な一部断面図を示すように、実
施例4の半導体装置の接続孔は、基体16上に形成され
た絶縁層18に設けられた開口部20、及び開口部20
に埋め込まれた純アルミニウムから成る配線材料42か
ら成る。開口部側壁近傍の配線材料42Aは、開口部中
心部20Aの配線材料42Bよりも、純アルミニウムと
共晶を形成する物質を多く含んでいる。純アルミニウム
と共晶を形成する物質は、実施例4においては、具体的
には、シリコンである。尚、図6、図8及び図9におい
て、純アルミニウムと共晶を形成する物質を多く含む配
線材料42の領域には二重斜め線を付した。
【0051】基体16は、具体的には半導体基板10に
形成された拡散層である。また、絶縁層18はSiO2
から成る。更に、反応防止層22としてTiN/Tiが
開口部底部の基体上、開口部側壁、及び絶縁層の一部表
面に形成されている。実施例4の接続孔は、以下の方法
で形成することができる。
【0052】[工程−400]半導体基板10に通常の
方法で基体(拡散層)16を形成する。次に、全面にS
iO2から成る絶縁層18を形成し、次いで、リソグラ
フィ技術及びドライエッチング技術を用いて絶縁層18
に開口部20を設ける(図7の(A)参照)。これら
は、実施例1の[工程−100]と同様とすることがで
きる。
【0053】[工程−410]その後、開口部18内を
含む全面に、DCマグネトロンスパッタ法によって反応
防止層22を構成するTi層22Aを形成する。絶縁層
18上でのTi層22Aの厚さを30nmとした。Ti
層22Aの形成条件を、例えば以下のとおりとすること
ができる。 使用ガス: Ar=100 sccm 圧 力 : 0.4Pa DC電力: 5kW 基板温度: 150゜C 尚、このTi層22Aは、基体16とのオーミックコン
タクトを形成する機能を有する。次いで、開口部18内
を含む全面に、反応性DCマグネトロンスパッタ法によ
って反応防止層を構成するTiN層22Bを形成する
(図7の(B)参照)。絶縁層18上でのTiN層22
Bの厚さを100nmとした。TiN層22Bの形成条
件を、例えば以下のとおりとすることができる。 使用ガス: Ar/N2=30/80 sccm 圧 力 : 0.4Pa DC電力: 5kW 基板温度: 150゜C 尚、このTiN層22Bは、アルミニウムの基体16へ
の突き抜けを防止するためのバリア層として機能する。
こうして、開口部底部の基体上、開口部側壁、及び絶縁
層の表面にTiN/Tiから成る反応防止層22を形成
した後、電気炉内で窒素雰囲気下450゜C、30分の
条件にてアニールを行い、TiN層22Bのバリア性を
向上させる。
【0054】[工程−420]その後、開口部20の側
壁に、純アルミニウムと共晶を形成する物質(実施例4
ではシリコン)から成る中間層40を形成する(図7の
(C)参照)。即ち、先ず、開口部18内を含む全面
に、CVD法によってポリシリコンから成る中間層40
を、例えば以下の条件で堆積させる。 使用ガス: SiH4/He/Ar=100/400/
200 sccm 圧 力 : 70Pa 基板温度: 650゜C 次いで、例えば以下の条件の異方性エッチバックを行う
ことによって、中間層40を開口部20の側壁に残す
(図8の(A)参照)。 使用ガス : Cl2/O2=25/5 sccm 圧 力 : 1.3Pa マイクロ波パワー: 700W RFパワー : 100W オーバーエッチ率: 10% これによって、開口部20の側壁にのみポリシリコンか
ら成る中間層40が形成される。
【0055】[工程−430]次いで、開口部18内を
含む全面に、DCマグネトロンスパッタ法による高温ス
パッタ法にて純アルミニウムから成る配線材料42で開
口部20に埋め込む(図8の(B)参照)。絶縁層18
上での配線材料42の厚さを500nmとした。配線材
料42の形成条件を、例えば以下のとおりとすることが
できる。 使用ガス: Ar=100 sccm 圧 力 : 0.4Pa DC電力: 10kW 基板温度: 450゜C 成膜速度: 600nm/分 配線材料42は開口部側壁に形成された中間層40と反
応する。即ち、中間層40を構成する物質は配線材料中
のアルミニウムに固溶し、あるいは拡散し、アルミニウ
ムと共晶を形成する。開口部を埋め込んだ後において
は、開口部側壁近傍の配線材料42Aは、開口部中心部
20Aの配線材料42Bよりも純アルミニウムと共晶を
形成する物質(実施例4ではシリコン)を多く含む。そ
の後、従来のリソグラフィ技術及びエッチング技術を用
いて、その後、従来のリソグラフィ技術及びエッチング
技術を用いて、絶縁層18上の配線材料42及び反応防
止層22を選択的に除去し、配線層を完成させる。
【0056】配線材料の形成時、Alとシリコンとは3
50゜C以上500゜C未満の低温で反応するため、A
l−Si合金を生成しながら配線材料は開口部内に引き
込まれ、開口部が配線材料によって埋め込まれる。純ア
ルミニウムから成る配線層におけるアルミニウム粒子の
粒径は大きく、配線層は高いエレクトロマイグレーショ
ン耐性を有し、高信頼性を有する配線構造を得ることが
できる。
【0057】(実施例5)実施例5は実施例4の変形で
ある。実施例5が実施例4と相違する点は、中間層が銅
(Cu)から成る点にある。以下、実施例4との相違点
を説明する。
【0058】[工程−500]半導体基板に通常の方法
で基体(拡散層)を形成する。次に、全面にSiO2
ら成る絶縁層を形成し、次いで、リソグラフィ技術及び
ドライエッチング技術を用いて絶縁層に開口部を設け
る。これらは、実施例1の[工程−100]と同様とす
ることができる。
【0059】[工程−510]その後、開口部内を含む
全面に、DCマグネトロンスパッタ法によってTiN/
Tiから成る反応防止層を形成する。反応防止層の形成
は、実施例4の[工程−410]と同様とすることがで
きる。
【0060】[工程−520]その後、開口部20の側
壁に、純アルミニウムと共晶を形成する物質(実施例5
では銅)から成る中間層40を形成する。即ち、先ず、
開口部18内を含む全面に、スパッタ法によってCu層
を、例えば以下の条件で形成する。 使用ガス : Ar=100 sccm 圧 力 : 0.4Pa DCパワー: 5kW 基板温度 : 150゜C 次いで、例えば以下の条件の異方性エッチバックを行う
ことによって、Cu層を開口部20の側壁に残す。 使用ガス : CCl4/N2=50/200 scc
m 圧 力 : 30Pa RFパワー : 100W 温 度 : 350゜C オーバーエッチ率: 10% これによって、開口部の側壁に銅(Cu)から成る中間
層が形成される。
【0061】[工程−530]次いで、開口部内を含む
全面に、DCマグネトロンスパッタ法による高温スパッ
タ法にて純アルミニウムから成る配線材料で、実施例4
の[工程−430]と同様の条件にて開口部を埋め込
む。中間層を構成する物質(実施例5においては銅)は
配線材料中のアルミニウムに固溶し、あるいは拡散し、
アルミニウムと共晶を形成する。そして、開口部を埋め
込んだ後においては、開口部側壁近傍の配線材料は、開
口部中心部の配線材料よりも純アルミニウムと共晶を形
成する物質(実施例5では銅)を多く含む。その後、従
来のリソグラフィ技術及びエッチング技術を用いて、絶
縁層上の配線材料及び反応防止層を選択的に除去し、配
線層を完成させる。
【0062】以上、本発明を好ましい実施例に基づき説
明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。実施例における材料、各種数値や条件は例示で
あり、適宜、選択、変更することができる。配線材料の
ストレスマイグレーションを一層向上させるために、配
線材料の下に例えばチタン層(図9の52)を形成する
ことができる。基体として、半導体基板に形成された拡
散層を例にとり説明したが、図9に示すように、基体は
下層配線層50でもよい。尚、図9においては、実施例
4にて説明した半導体装置の接続孔及びその形成方法を
適用した。
【0063】スパッタ粒子を半導体基板に対して斜めの
方向から入射させ、併せて、半導体基板を回転させるこ
とによって、開口部側壁にゲルマニウム層あるいは中間
層を形成することも可能である。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、従来の高温スパッタ法
よりも低い温度に基体を加熱した状態で、純アルミニウ
ムあるいはアルミニウム合金で開口部を埋め込むことが
可能になる。低い温度で高温スパッタ法を実施すること
ができるので、反応防止層のバリア性を十分維持でき、
信頼性の高い配線構造を得ることができ、接合リークの
少ない良好なコンタクトを得ることができる。
【0065】本発明の第1の態様に係る半導体装置の接
続孔及びその形成方法においては、純アルミニウム、ア
ルミニウム/シリコン合金、アルミニウム/銅合金、ア
ルミニウム/シリコン/銅合金等のエレクトロマイグレ
ーションやストレスマイグレーションに高い耐性を有す
る配線材料を選択することができ、従来得られなかった
接続孔の高信頼性と埋め込み平坦化性を両立することが
できる。
【0066】本発明の第2の態様に係る半導体装置の接
続孔及びその形成方法においては、純アルミニウムから
大粒径のアルミニウム粒子を形成することができ、形成
された配線はエレクトロマイグレーションやストレスマ
イグレーションに高い耐性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の半導体装置の接続孔の模式的な一部
断面図である。
【図2】実施例1の半導体装置の接続孔の形成工程を説
明するための素子の模式的な一部断面図である。
【図3】図2に引き続き、実施例1の半導体装置の接続
孔の形成工程を説明するための素子の模式的な一部断面
図である。
【図4】実施例2の半導体装置の接続孔の模式的な一部
断面図である。
【図5】実施例2の半導体装置の接続孔の形成工程を説
明するための素子の模式的な一部断面図である。
【図6】実施例4の半導体装置の接続孔の模式的な一部
断面図である。
【図7】実施例4の半導体装置の接続孔の形成工程を説
明するための素子の模式的な一部断面図である。
【図8】図7に引き続き、実施例4の半導体装置の接続
孔の形成工程を説明するための素子の模式的な一部断面
図である。
【図9】基体が拡散層及び下層配線層である場合の半導
体装置の接続孔の模式的な一部断面図である。
【符号の説明】
10 半導体基板 12 素子分離領域 14 ゲート電極 16 基体 18 絶縁層 20 開口部 22,32 反応防止層 24 ゲルマニウム層 26,42 配線材料 30 Ti層 40 中間層 50 下層配線層

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基体上に形成された絶縁層に設けられた開
    口部、及びアルミニウムあるいはアルミニウム合金から
    成り該開口部に埋め込まれた配線材料、から構成された
    半導体装置の接続孔であって、 開口部側壁近傍の配線材料は、開口部中心部の配線材料
    よりもゲルマニウムを多く含むことを特徴とする半導体
    装置の接続孔。
  2. 【請求項2】開口部底部の基体上に形成された反応防止
    層を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載の
    半導体装置の接続孔。
  3. 【請求項3】前記反応防止層は、IV−A族、VI−A
    族の物質あるいはこれらの物質の窒化物、ホウ化物、シ
    リサイド、若しくはTiWあるいはTiONから選ばれ
    た材料から構成されていることを特徴とする請求項2に
    記載の半導体装置の接続孔。
  4. 【請求項4】(イ)基体上に形成された絶縁層に開口部
    を設ける工程と、 (ロ)該開口部の側壁にゲルマニウム層を形成する工程
    と、 (ハ)高温スパッタ法によって、該開口部にアルミニウ
    ムあるいはアルミニウム合金から成る配線材料を埋め込
    む工程、 から成ることを特徴とする半導体装置の接続孔の形成方
    法。
  5. 【請求項5】前記(ハ)の工程中、基体を250゜C以
    上配線材料の融点以下に加熱することを特徴とする半導
    体装置の接続孔の形成方法。
  6. 【請求項6】開口部底部の基体上に反応防止層を形成す
    る工程を更に含むことを特徴とする請求項4に記載の半
    導体装置の接続孔の形成方法。
  7. 【請求項7】前記反応防止層は、IV−A族、VI−A
    族の物質あるいはこれらの物質の窒化物、ホウ化物、シ
    リサイド、若しくはTiWあるいはTiONから選ばれ
    た材料から構成されていることを特徴とする請求項6に
    記載の半導体装置の接続孔の形成方法。
  8. 【請求項8】基体上に形成された絶縁層に設けられた開
    口部、及び純アルミニウムから成り該開口部に埋め込ま
    れた配線材料、から構成された半導体装置の接続孔であ
    って、 開口部側壁近傍の配線材料は、開口部中心部の配線材料
    よりも、純アルミニウムと共晶を形成する物質を多く含
    むことを特徴とする半導体装置の接続孔。
  9. 【請求項9】純アルミニウムと共晶を形成する物質は、
    シリコン、銅、ゲルマニウム、銀、又はパラジウムであ
    ることを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の接続
    孔。
  10. 【請求項10】(イ)基体上に形成された絶縁層に開口
    部を設ける工程と、 (ロ)該開口部の側壁に、純アルミニウムと共晶を形成
    する物質から成る中間層を形成する工程と、 (ハ)高温スパッタ法によって、該開口部に純アルミニ
    ウムから成る配線材料を埋め込む工程、 から成ることを特徴とする半導体装置の接続孔の形成方
    法。
  11. 【請求項11】純アルミニウムと共晶を形成する物質
    は、シリコン、銅、ゲルマニウム、銀、又はパラジウム
    であることを特徴とする請求項10に記載の半導体装置
    の接続孔の形成方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0786210A (ja) * 1993-09-14 1995-03-31 Nec Corp 半導体装置の製造方法
JP2015162620A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 三菱電機株式会社 炭化珪素半導体装置の製造方法および炭化珪素半導体装置

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