JP3417193B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP3417193B2
JP3417193B2 JP04379696A JP4379696A JP3417193B2 JP 3417193 B2 JP3417193 B2 JP 3417193B2 JP 04379696 A JP04379696 A JP 04379696A JP 4379696 A JP4379696 A JP 4379696A JP 3417193 B2 JP3417193 B2 JP 3417193B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、特にAl若しくはAl合金膜を有する配線
層の信頼性を高める半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、配線層は、下層よりチタン(T
i)膜、窒化チタン(TiN)膜、主配線となるアルミ
ニウム合金(AlSiCu合金)膜、およびTiN膜の
順で積層された多層構造が採られている。
【0003】ここで、Ti膜は配線層を導電性基板等に
電気的に接続させる際、接続面でオーミックコンタクト
を得る為に設けられる膜であり、下層のTiN膜は下地
基板とAl合金膜間の拡散を防止する為のバリア層であ
る。AlSiCu合金上に設けられる上層のTiN膜
は、フォトリソグラフィ時の露光光の反射を防止する為
の反射防止膜である。
【0004】素子の集積化に伴う配線幅の微細化は、配
線層中の電流密度の増大をもたらしている。この電流密
度の増大に起因して、「エレクトロマイグレーション」
と呼ばれる現象が発生している。「エレクトロマイグレ
ーション」とは、配線層中のAl原子が、電流とともに
移動する現象をいう。エレクトロマイグレーションが発
生すると、AlSiCu合金膜の結晶粒界や、AlSi
Cu合金膜と上層TiN膜の界面等にボイドを生じ、や
がてこれらのボイドが、配線層の抵抗値の増大や断線を
引き起こすことがある。
【0005】最近では、配線層のエレクトロマイグレー
ション耐性を向上させる目的で、AlSiCu合金膜と
上層のTiN膜との間にさらにTi膜を形成する試みが
行われている。
【0006】半導体基板上に配線層を形成する場合、配
線層は層間絶縁層上に形成されることが多い。通常、層
間絶縁層に形成されたコンタクトホールを介して、配線
層をコンタクトホール底面に露出した導電性基板に電気
的に接続することが必要となる。
【0007】従来の配線層形成方法では、まず、コンタ
クトホールの内面、および層間絶縁層の上面にTi膜、
TiN膜、AlSiCu合金膜の順に、各膜をそれぞれ
個別のスパッタリング装置を用いて形成する。コンタク
トホールの埋め込み特性を改善する為に、先に用いたス
パッタリング装置とは別個のリフロー装置を用いてAl
SiCu合金膜のリフロー処理を行う。リフロー後、リ
フロー装置より取り出した基板を先にTi膜を形成した
スパッタリング装置に移し、AlSiCu合金膜上にT
i膜を形成し、さらに先にTiN膜を形成したスパッタ
リング装置に移して、Ti膜上にTiN膜を形成する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】AlSiCu合金膜上
にTi膜を有する配線層では、Ti膜がないものに較
べ、エレクトロマイグレーション耐性が向上する。しか
しながら、現状のレベルではまだ十分なものとはいえな
い。
【0009】本発明の目的は、エレクトロマイグレーシ
ョン耐性を改善できる配線層の作製方法を提供すること
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体装置
の製造方法は、導電性領域を表面に有する基板上に、前
記導電性領域の一部が底面に露出するコンタクトホール
を備えた絶縁層を形成する工程と、前記コンタクトホー
ル内、及び前記絶縁層の上に、Al若しくはAl合金膜
を形成する工程と、圧力5×10-7torr以下の高真
空中で、前記基板を加熱して、前記Al若しくはAl合
金膜をリフローさせるリフロー工程と、前記Al若しく
はAl合金膜上に400℃以上の基板温度で上層Ti膜
を堆積する工程とを有し、前記リフロー工程と前記上層
Ti膜堆積工程とを、内壁にTi膜が被着されている同
一チャンバ内で連続かつ複数の基板に対して繰り返し行
い、前記リフロー工程後前記上層Ti膜堆積工程までの
雰囲気圧力を、前記上層Ti膜堆積工程によりチャンバ
内壁に被着された前記上層Ti膜のゲッタリング作用に
より、5×10-7torr以下に維持することを特徴と
する。
【0011】 本発明による別の半導体装置の製造方法
は、導電性領域を表面に有する基板上に、前記導電性領
域の一部が底面に露出するコンタクトホールを備えた絶
縁層を形成する工程と、前記コンタクトホール内、及び
前記絶縁層の上に、Al若しくはAl合金膜を形成する
工程と、圧力5×10-7torr以下の高真空中で、前
記基板を加熱して、前記Al若しくはAl合金膜をリフ
ローさせるリフロー工程と、前記Al若しくはAl合金
膜上に400℃未満の基板温度で前記Al若しくはAl
合金膜上に上層Ti膜を堆積する第1サブ工程と、該第
1サブ工程後に、400℃以上の基板温度で前記基板を
熱処理する第2サブ工程と、を含む上層Ti膜堆積工程
とを有し、前記リフロー工程と前記上層Ti膜堆積工程
とを、内壁にTi膜が被着されている同一チャンバ内で
連続かつ複数の基板に対して繰り返し行い、前記リフロ
ー工程後前記上層Ti膜堆積工程までの雰囲気圧力を、
前記上層Ti膜堆積工程によりチャンバ内壁に被着され
た前記上層Ti膜のゲッタリング作用により、5×10
-7torr以下に維持することを特徴とする。
【0012】このように、Al若しくはAl合金膜をリ
フロー後、上層Ti膜の堆積開始まで、高真空雰囲気を
維持し、上層Ti膜の堆積を開始すると、Al若しくは
Al合金膜表面に酸化層が形成されにくい。また、基板
温度を400℃以上として上層Ti膜を形成するか、ま
たは上層Tiを堆積した後に基板を400℃以上に熱処
理すれば、Al若しくはAl合金膜と上層Ti膜の界面
に、AlとTiの合金層が形成されやすい。
【0013】さらに、本発明の半導体装置の製造方法
は、前記リフロー工程と前記上層Ti膜堆積工程とを同
一チャンバ内で連続して行ってもよい。例えば、チャン
バ内でTiのスパッタリングが行われると、チャンバ内
壁にはTi膜が被着する。この被着したTi膜にはゲッ
タリング作用がある為、一旦Tiのスパッタリングがさ
れた後のチャンバ内でリフローを行うと、リフロー時の
チャンバ内を高真空に維持し易い。
【0014】
【発明の実施の形態】シリコン(Si)基板表面に配線
層を形成する場合を例にとって、本発明の実施例を説明
する。Si基板表面には、例えば、図1に示すような一
般的な構造を有するMOSトランジスタ等が形成されて
いる。例えば、n型シリコン基板sub表面にp型ウェ
ルWが形成されている。ウェルWの周囲は、フィールド
酸化膜FOXで囲まれている。なお、ウェル構造を有し
ないp型基板を用いてもよい。導電型を全て反転しても
よい。
【0015】MOSトランジスタは、n型ソース領域1
01、n型ドレイン領域102、ゲート電極103、及
びp型ウェルコンタクト領域104を有する。これらの
それぞれの領域には導電層が接続され、ソース電極S、
ゲート電極G、ドレイン電極D、およびウェルコンタク
ト電極Cを形成する。なお、基板上には複数のp型ウェ
ルが形成され、同様のnチャネルトランジスタが形成さ
れる。また、n型基板、またはn型基板に形成したn型
ウェルにpチャネルトランジスタが同様な構造で形成さ
れる。
【0016】トランジスタ構造上には、通常、層間絶縁
層が形成されており、層間絶縁膜中のコンタクトホール
を介して電極の引出しが行われる。なお、電極はそのま
ま配線を形成する場合が多いので、以下配線層と呼ぶ。
以下、本発明の実施例によるドレイン領域等と配線層と
の接続部分での配線層の作製方法を説明する。
【0017】図2(A)に示すように、配線層を接続す
べきドレイン領域等が表面に露出したSi基板11を準
備する。簡単のため、トランジスタ構造は図示を省略す
る。図2(B)に示すように、化学気相成長(CVD)
により、Si基板11の表面上に厚さ100nmのフォ
スフォシリケートガラス(PSG)膜2及び厚さ800
nmのボロンフォスフォシリケートガラス(BPSG)
膜3を積層する。
【0018】図2(C)に示すように、BPSG膜3の
表面上にレジスト膜4を塗布し、レジスト膜4に直径
0.5〜1.0μmの開口5を形成する。開口5を通し
てBPSG膜3の上層部を一部エッチングする。このエ
ッチングは、例えば、エッチングガスとしてCF4 +O
2 を用いた等方性のドライエッチングにより行う。BP
SG膜3が横方向にもエッチングされるため、開口5の
径よりも大きな径の開口面及び斜面状の側面を有する凹
部6が形成される。
【0019】図2(D)に示すように、開口5を通して
BPSG膜3及びPSG膜2を連続的にエッチングす
る。このエッチングは、例えば、エッチングガスとして
CF4+CHF3 を用いた異方性のエッチングにより行
う。エッチングがほとんど下方にのみ進むため、開口5
とほぼ同径の凹部が形成される。
【0020】図3(A)に示すように、レジスト膜4を
除去すると、開口面近傍にテーパ状の内周面を有するコ
ンタクトホール13が形成される。図3(B)に示すよ
うに、PSG膜2及びBPSG膜3よりなる層間絶縁層
12の上面、及びコンタクトホール13の内面を覆う厚
さ20nmの下層Ti膜14を形成する。
【0021】下層Ti膜14は、例えば、ターゲットと
してTi、スパッタガスとして圧力5mtorrのアル
ゴン(Ar)ガスを用いたDCスパッタリングにより、
DC入力電力を3kW、基板温度を200℃として形成
する。
【0022】次に、下層Ti膜14の表面上に、厚さ1
00nmの下層TiN膜15を形成する。下層TiN膜
15は、例えば、ターゲットとしてTi、スパッタガス
として圧力4mtorrの窒素(N2 )ガスを用いたリ
アクティブDCスパッタリングにより、DC入力電力を
6kW、基板温度を300℃として形成する。
【0023】次に、下層TiN膜15の表面上に、厚さ
約500nmのAlSiCu合金膜16を形成する。A
lSiCu合金膜16は、例えば、ターゲットとしてA
lSiCu合金、スパッタガスとして圧力2mtorr
のArガスを用いたDCスパッタリングにより、DC入
力電力を10kW、基板温度を200℃として形成す
る。なお、Si及びCuの含有量は、例えばそれぞれ1
重量%及び0.5重量%とする。
【0024】コンタクトホール13の内部にはスパッタ
膜が堆積しにくいため、コンタクトホール13の内壁面
に形成された膜の厚さは、層間絶縁層12の上面上に形
成された膜の厚さよりも薄くなる。
【0025】図3(C)に示すように、リフロー処理を
行いコンタクトホール13内をAlSiCu合金膜16
で埋め込む。リフロー処理は、180秒間500℃に加
熱して行う。なお、良好なリフロー表面を得る為には、
圧力5×10-7torr以下の高真空中、好ましくは圧
力2×10-8torr以下の高真空中でリフローを行
う。
【0026】図3(D)に示すように、リフロー処理に
よって得られたAlSiCu合金膜16の表面上に厚さ
約10nmの上層Ti膜17を形成する。なお、AlS
iCu合金膜16のリフロー工程後、Tiの堆積開始ま
での間は、リフロー時の圧力とほぼ等しい5×10-7
orr〜2×10-8torr以下の圧力、好ましくは、
2×10-8torrの圧力以下の高真空を維持する。
【0027】上層Ti膜17は、例えば、ターゲットと
してTi、スパッタガスとして圧力5mtorrのAr
ガスを用いたDCスパッタリングにより、DC入力電力
を3kWとして形成する。
【0028】なお、圧力5×10-7torr以下の背圧
を維持したまま、スパッタガスであるArガスの導入を
開始し、チャンバ内を所定圧力5mtorrとして、上
層Ti膜の堆積を開始する。
【0029】基板温度については、リフロー時の基板温
度とほぼ等しい480℃±10℃をスパッタリング開始
後もそのまま維持する。上層Ti膜17の表面上に、反
射防止膜として作用する上層TiN膜18を約40nm
形成する。上層TiN膜18は、上述した下層TiN膜
15の作製条件と同じ条件で作製する。
【0030】図4は、実施例の配線層の作製に使用する
スパッタリング装置の概略平面図を示す。図4に示すよ
うに、実施例で使用するスパッタリング装置は、搬送チ
ャンバ20の周囲に放射状に、スッパタチャンバ21、
22及び23、リフローとスパッタリングのいずれも可
能な複合チャンバ24とロードロックチャンバ25及び
26が接続されている。各チャンバ21〜26と搬送チ
ャンバ20との間には、それぞれゲートバルブ31〜3
6が設けられている。各チャンバ20〜26内は、それ
ぞれ独立に真空排気することができる。
【0031】搬送チャンバ20内にロボットアーム41
が設置されている。ロボットアーム41は、各チャンバ
21〜26間でウエハを移送することができる。
【0032】図3(A)に示した基板をロードロックチ
ャンバ26内に装填する。ロボットアーム41がロード
ロックチャンバ26内の基板をスパッタチャンバ21内
に移送する。スパッタチャンバ21内でTiターゲット
を用いたスパッタリングにより、下層Ti膜14を形成
する。
【0033】ロボットアーム41がスパッタチャンバ2
1内の基板をスパッタチャンバ22内に移送する。スパ
ッタチャンバ22内でTiターゲットを用いたリアクテ
ィブスパッタリングにより、下層TiN膜15を形成す
る。
【0034】ロボットアーム41がスパッタチャンバ2
2内の基板をスパッタチャンバ23内に移送する。スパ
ッタチャンバ23内でAlSiCuターゲットを用いた
スパッタリングにより、AlSiCu合金膜16を形成
する。
【0035】ロボットアーム41がスパッタチャンバ2
3内の基板を複合チャンバ24内に移送する。実施例で
は、複合チャンバ24内を圧力5×10-7torr以
下、好ましくは圧力2×10-8torr以下の高真空と
なるまで真空排気する。基板温度を約500℃として、
約180秒間、AlSiCu合金膜16のリフロー処理
を行う。
【0036】リフロー処理の後、続けて同一チャンバ2
4内で、Tiターゲットを用いたスパッタリングを行
い、リフロー後のAlSiCu合金膜16上に、上層T
i膜17を形成する。スパッタガスの導入まで、複合チ
ャンバ24内を圧力5×10-7torr以下の高真空に
維持する。リフロー開始からスパッタリング終了時ま
で、基板温度を、例えばリフロー温度とほぼ等しい温度
である480±10℃に維持する。
【0037】ロボットアーム41が複合チャンバ24内
の基板を再度スパッタチャンバ22に移送する。スパッ
タチャンバ22内でTiターゲットを用いたリアクティ
ブスパッタリングにより、上層TiN膜18を形成す
る。
【0038】ロボットアーム41が、スパッタチャンバ
22内の基板をロードロックチャンバ25内に移送す
る。配線層が形成された基板がロードロックチャンバ2
5から外部に搬出される。
【0039】上述の実施例の方法で作製した配線層と、
従来の方法で作製した配線層について、エレクトロマイ
グレーション耐性の試験を行った。なお、従来の方法で
は、リフロー工程とこれに続くTiのスパッタリング工
程を別々のチャンバで行っており、途中チャンバ移送の
際、圧力5.0×10-7Torrより高い圧力雰囲気に
基板を曝している。いずれの配線層もAlSiCu合金
膜上に上層Ti膜を有する。
【0040】試料の配線の幅は2μmである。試験時の
配線層の温度Tjを190℃、電流密度jを1.5×1
6 A/cm2 とし、通常の使用環境より高負荷の環境
下とし、エレクトロマイグレーションを発生させ、これ
に起因する配線層の故障発生状態を評価した。試験時間
に対する配線の抵抗値の上昇率が10%以上になった時
間を、故障発生時間と認定した。
【0041】試験結果を図5に示す。縦軸は配線層の累
積故障率を単位「%」で表し、横軸は試験時間を単位
「時間」で表している。グラフ中の白抜きの丸が、実施
例の方法で作製した配線層のものであり、グラフ中の白
抜きの菱形が、従来の方法で作製した配線層のデータで
ある。試験時間が同じであれば、実施例の方法で作製し
た配線層の累積故障率は、従来の方法で作製した配線層
の累積故障率より低い。このように、グラフより明らか
なように、従来の方法で作製した配線層に較べ実施例の
方法で作製した配線層のエレクトロマイグレーション耐
性が向上した。
【0042】なお、グラフ上のプロットを直線近似し
て、累積不良率50%になる時間を平均故障時間とする
と、グラフ中に示したデータより見積もられた配線層の
平均故障時間は、従来の方法で作製した配線層では、2
63.8時間であったのに対し、実施例の方法で作製し
た配線層では、736.0時間であった。
【0043】従来の方法で作製した配線層においては、
AlSiCu合金膜と上層Ti膜の界面に酸化層が形成
されていることが確認された。また、不良が発生した配
線層のAlSiCu合金膜と上層Ti膜の界面に、多く
のボイドの発生が確認された。ボイドは、エレクトロマ
イグレーションの結果を示すと考えられる。
【0044】一方、実施例の方法で作製した配線層にお
いては、AlSiCu合金膜と上層Ti膜の界面にこの
ような酸化層の存在はなく、界面部分にボイドが多く発
生する傾向はみられなかった。
【0045】従来の配線層の作製方法では、AlSiC
u合金膜のリフロー後、リフロー装置より基板を取り出
し、別のスパッタチャンバに基板を移して上層Ti膜を
形成していた。この基板の移送の際、リフロー時の高真
空状態が破られ、これに伴うO2 やH2 Oの分圧の上昇
が、Alリフロー後の表面に酸化層が形成される要因に
なったものと考えられる。
【0046】これに対し、実施例では、AlSiCu合
金膜のリフロー処理後、Tiのスパッタリング工程に移
る過程で、圧力5×10-7torr以下の高真空を維持
している為、AlSiCu合金膜表面に酸化層が形成さ
れにくいと考えられる。
【0047】このように、実施例の方法で作製した配線
層では、AlSiCu合金膜表面に酸化層ができていな
いことが、エレクトロマイグレーション耐性を向上させ
る一要因となっているものと予想できる。
【0048】図6(A)〜図6(C)は、AlSiCu
合金膜と上層Ti膜の界面についての知見を得るため
に、本発明者等がAl膜とTi膜の2層膜を用いて行っ
たAl/Ti界面の解析結果を示す。
【0049】同一チャンバ内で、スパッタリングにより
半導体基板上にまず基板温度150℃でTi膜を形成
し、さらに連続してTi膜上に基板温度150℃でAl
膜を形成し、Al/Tiの2層膜を作製した。その後、
この2層膜を熱処理した。熱処理により、Ti膜とAl
膜の界面付近の組成がどのように変化するかをオージェ
電子分光(AES)法を用いて解析した。
【0050】AES法は、試料表面に電子ビームを照射
し、この際に放出される元素特有のエネルギーとその元
素量に比例した強度のオージェ電子を測定する。試料表
面の原子に電子ビームが照射されると、電子ビームのエ
ネルギーを受けて、その原子が電離し、電子軌道の内殼
に空孔が形成される。この空孔を埋める為に外郭から内
郭に電子が遷移する際の余分なエネルギをもらって外部
に放出される電子がオージェ電子である。
【0051】図6(A)は、熱処理前の2層膜、図6
(B)は、この2層膜を450℃の温度で熱処理したも
の、図6(C)は、550℃の温度で熱処理したものの
深さ方向の組成分布を示すグラフである。
【0052】グラフの縦軸は、Ti、Al、Oのそれぞ
れの組成比を単位「原子%」で示す。グラフの横軸は、
解析時のスパッタエッチング時間を、単位「秒」で示
す。スパッタエッチング時間はほぼ膜の深さに対応す
る。図中左端が、膜表面に相当し、右に行く程膜の深い
領域となる。
【0053】図6(A)に示すように、熱処理前の2層
膜の表面近傍には、Oの存在が認められるが、Alおよ
びTiの組成比を示す線が互いに重なりあうAl/Ti
の界面では、Oの存在はほとんど認められない。なお、
グラフ上Al/Tiの界面で、Al層とTi層が互いに
混じり合っているかのように見えるが、これは、スパッ
タエッチングされた膜表面のエッチング形状等に起因し
て、AES解析の深さ方向の解像度が良くない為であ
る。実際には、Al膜とTi膜は互いの組成が混じるこ
となく界面でほぼ分離しているものと考えられる。
【0054】図6(B)に示すように、この2層膜を4
50℃で熱処理すると、図6(A)に示す熱処理前の界
面付近の状態と比較して、Al/Ti界面付近でAlと
Tiの存在を示す線がより広い領域で重なりあっている
ことがわかる。これは、界面付近にAlとTiの合金層
が形成されたためと推定される。図6(C)に示すよう
に、2層膜を550℃で熱処理した場合は、界面付近で
AlとTiが互いの層に侵入する傾向がさらに顕著にな
り、より広い範囲でAlとTiの合金層が形成されてい
ることが推定される。
【0055】又、熱処理前の2層膜を徐々に加熱し、こ
の時の加熱温度とシート抵抗の関係を調べたところ、加
熱温度が400℃を越えると、シート抵抗が上昇し始め
ることがわかった。このシート抵抗の上昇は、Al/T
i界面の合金層の形成が起因しているものと考えられ
る。
【0056】これらの結果から、AlとTiの界面に酸
化層が存在しない場合は、この界面を約400℃以上に
加熱するとAlとTiの合金層が形成されること、及び
アニール温度を450℃から550℃に上昇させると相
互拡散が増大している解析結果から加熱温度が高い程合
金層の幅が広がることが予想できる。
【0057】実施例の方法で作製された配線層は、リフ
ロー後のAlSiCu合金膜上に、500℃の基板温度
で、上層Ti膜を形成している。また、上述したよう
に、実施例の方法で作製された配線層には、AlSiC
u合金膜と上層Ti膜との界面近傍に酸化層が形成され
ていない。よって、実施例の方法で作製した配線層のA
lSiCu合金膜と上層Ti膜の界面付近には、Alと
Tiの合金層が形成されているものと推定される。
【0058】このように、実施例の方法を用いて作製し
た配線層では、AlSiCu合金膜と上層Ti膜の界面
に、従来のような酸化層が存在しないことに加え、Al
とTiの合金層が形成されていることが、AlSiCu
合金膜と上層Ti層の界面におけるボイドの発生を抑制
し、エレクトロマイグレーション耐性を向上させたもの
と思われる。
【0059】なお、従来の解析結果から、一旦AlSi
Cu合金膜の表面に酸化層が形成されると、その上に4
00℃以上の温度で上層Ti膜をスパッタリングして
も、酸化層の存在により、界面にAlとTiの合金層を
形成することは困難となると考えられる。よって、Al
SiCu合金膜と上層Ti膜の界面に、AlとTi膜の
合金層を形成する為には、AlSiCu合金膜表面に酸
化層を形成しない作製条件とすることが好ましい。
【0060】本発明者らの別の実験によれば、リフロー
工程後、これに続くTiのスパッタリング開始までの過
程で、基板をリフローチャンバから雰囲気圧力1×10
-6torrの搬送チャンバに一旦移すと、その後Tiの
スパッタリングを実施例と同様な条件で行っても十分な
エレクトロマイグレーション耐性を有する配線層を得る
ことはできなかった。この条件下では、AlSiCu合
金膜の表面上に酸化層が形成された為と考えられる。
【0061】AlSiCu合金膜表面に酸化層を形成し
ない為には、リフロー工程後、これに続くTiのスパッ
タリング開始までの過程で、チャンバ内の圧力が1×1
-6torrより低くなければならないと言える。な
お、本実施例の条件である約5×10-7torr以下の
圧力を維持すると酸化層は形成されない。
【0062】上述の実施例では、リフロー工程と上層T
iのスパッタリング工程を複合チャンバを用いて同一チ
ャンバ内で行っているが、同一チャンバを用いることは
必ずしも必要条件ではない。例えば、図4に示した搬送
チャンバ20内を排気量の大きいポンプを用いて、圧力
5×10-7torr以下に維持できれば、リフロー工程
後、基板を上層Ti膜の形成の為に、別のスパッタチャ
ンバに搬送する際も基板を高真空雰囲気中に維持可能な
ので、AlSiCu合金膜表面に酸化層は形成されない
と考えられる。
【0063】上述の実施例では、上層Ti膜を形成する
際のスパッタリング時の基板温度を500℃としている
が、AlSiCu合金膜と上層Ti膜の界面に、Alと
Tiの合金層を形成するには、約400℃以上の温度に
加熱すればよい。
【0064】400℃以上に加熱するのは、Tiのスパ
ッタリング時でもよいし、スパッタリング後でもよい。
即ち、400℃以上の基板温度でTiのスパッタリング
を行ってもよいし200℃程度の基板温度で上層Ti膜
を成膜した後に400℃以上の温度で熱処理を行っても
よいだろう。なお、基板温度が高い程、AlとTiの合
金層を形成しやすくなるが、通常はAlの融点(約66
0℃)以下の温度で行う。
【0065】ところで、実施例のように、AlSiCu
合金膜のリフローと上層Ti膜のスパッタリングを同一
の複合チャンバ内で行うことは、個別のチャンバでリフ
ロー工程と上層Ti膜の形成をそれぞれ行う場合に較べ
次のような別の効果も生じる。
【0066】リフロー後、これに続くTiのスパッタリ
ング開始時まで、リフロー時の高真空を維持することが
容易となる。従来のように、リフロー工程とこれに続く
スパッタリング工程を別チャンバで行う場合は、リフロ
ーチャンバから基板を搬出する際、基板温度を下げてい
る。しかし、同一チャンバ内でリフロー工程とスパッタ
リング工程を行う場合は、リフロー時に昇温した基板温
度を下げる必要がなく、リフロー時の基板温度を維持し
たまま、次に続くスパッタリングを連続して行える。圧
力の調整や、基板温度の上げ下げに要する時間や労力を
省略できるので、生産性を上げることができる。
【0067】また、一旦複合チャンバ内でTiのスパッ
タリングが実行されると、複合チャンバ内の内壁にTi
膜が被着する。被着したTi膜には、ゲッタリング作用
があるので、複合チャンバ内の高真空の維持が容易とな
る。通常、装置は繰り返し利用される為、リフローがな
される際には、既に複合チャンバ内の内壁にTi膜が被
着されており、リフロー時の高真空の維持が容易にな
る。
【0068】本発明者の別の実験によれば、チャンバ内
壁にTi膜を被着させないでリフローを開始すると、リ
フロー時間の経過とともに主に層間絶縁層から出る水蒸
気(H2 Oガス)等の影響により、チャンバ内の圧力が
徐々に上昇することが確認されている。この場合、チャ
ンバ内の圧力を2×10-8torr以下に保つことは容
易ではない。
【0069】しかし、チャンバ内壁にTi膜が被着され
ていると、Ti膜のゲッタリング作用により、このH2
Oガス等によるチャンバ内の圧力上昇が抑制される。こ
の為、比較的容易にリフローチャンバ内の圧力を2×1
-8torr以下に維持できる。リフロー時の圧力が上
がると、AlSiCu合金膜中に雰囲気圧力を内在した
ボイドが発生し、埋め込み不良となることがあるが、そ
のような心配がなく、良好な埋め込みを行うことができ
る。
【0070】以上に説明したように、AlSiCu合金
膜をリフローした後、Tiのスパッタリングを開始する
までの間、少なくとも圧力5×10-7torr以下の高
真空を維持し、かつ上層Ti膜形成の際のスパッタリン
グ時、若しくはスパッタリング後、400℃以上の基板
加熱を行うことにより、良好なエレクトロマイグレーシ
ョン耐性を有する配線層を形成できる。
【0071】また、同一チャンバ内で連続してAlSi
Cu合金膜のリフロー工程とTiのスパッタリングを行
うと、高い生産性を得ることができる。さらに、チャン
バ内壁に被着したTi膜のゲッタリング効果により、高
真空を維持できるので、良好な埋め込み特性を得ること
ができる。
【0072】上記実施例では、AlSiCu合金膜を主
配線層としているが、Al単体膜、AlCu膜、その他
のAl合金膜を主配線層として用いた場合においても、
同様な効果を得ることができる。
【0073】上記実施例では、バリヤ層としてTiN膜
を形成しているが、TiON膜を用いてもよい。また、
その他高融点金属合金を形成してもよい。上記実施例で
は、反射防止膜としてTiN膜を形成しているが、Ti
ON膜、Si膜等同様な効果を有する膜で置き換えるこ
とができる。
【0074】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
良好なエレクトロマイグレーション耐性を有する配線層
を形成することができる。
【0076】さらに、Al若しくはAl合金膜のリフロ
ー処理と上層Ti膜の形成を同一チャンバ内で行えば、
良好な埋め込み特性を有する配線層を、高い生産性で形
成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の半導体装置に形成されるMOSトラ
ンジスタの概略断面図を示す。
【図2】 実施例の半導体装置の製造方法を説明する為
の各製造工程における半導体装置の断面図を示す。
【図3】 実施例の半導体装置の製造方法を説明する為
の各製造工程における半導体装置の断面図を示す。
【図4】 本発明の実施例で使用するスパッタリング装
置の概略平面図である。
【図5】 本発明の実施例の方法で作製した配線層、お
よび従来の方法で作製した配線層のエレクトロマイグレ
ーション耐性を示すグラフである。
【図6】 Al膜とTi膜の2層膜の界面状態と処理温
度の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
11・・・Si基板、12・・・層間絶縁層、13・・
・コンタクトホール、14・・・Ti膜、15・・・T
iN膜、16・・・AlSiCu合金膜、17・・・T
i膜、18・・・TiN膜、20・・・搬送チャンバ、
21〜23・・・スパッタチャンバ、24・・・複合チ
ャンバ、25〜26・・・ロードロックチャンバ、31
〜36・・・ゲートバルブ、41・・・ロボットアーム
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−112203(JP,A) 特開 平6−244138(JP,A) 特開 平4−116821(JP,A) 特開 昭63−291421(JP,A) 特開 平6−349833(JP,A) 特開 平8−17829(JP,A) 特開 平7−86401(JP,A) 特開 平7−58110(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/28 - 21/288 H01L 21/3205 - 21/3213 H01L 21/768

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性領域を表面に有する基板上に、前
    記導電性領域の一部が底面に露出するコンタクトホール
    を備えた絶縁層を形成する工程と、 前記コンタクトホール内、及び前記絶縁層の上に、Al
    若しくはAl合金膜を形成する工程と、 圧力5×10-7torr以下の高真空中で、前記基板を
    加熱して、前記Al若しくはAl合金膜をリフローさせ
    るリフロー工程と、 前記Al若しくはAl合金膜上に400℃以上の基板温
    度で上層Ti膜を堆積する工程とを有し、 前記リフロー工程と前記上層Ti膜堆積工程とを、内壁
    にTi膜が被着されている同一チャンバ内で連続かつ複
    数の基板に対して繰り返し行い、前記リフロー工程後前
    記上層Ti膜堆積工程までの雰囲気圧力を、前記上層T
    i膜堆積工程によりチャンバ内壁に被着された前記上層
    Ti膜のゲッタリング作用により、5×10-7torr
    以下に維持する半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 導電性領域を表面に有する基板上に、前
    記導電性領域の一部が底面に露出するコンタクトホール
    を備えた絶縁層を形成する工程と、 前記コンタクトホール内、及び前記絶縁層の上に、Al
    若しくはAl合金膜を形成する工程と、 圧力5×10-7torr以下の高真空中で、前記基板を
    加熱して、前記Al若しくはAl合金膜をリフローさせ
    るリフロー工程と、 前記Al若しくはAl合金膜上に400℃未満の基板温
    度で前記Al若しくはAl合金膜上に上層Ti膜を堆積
    する第1サブ工程と、該第1サブ工程後に、400℃以
    上の基板温度で前記基板を熱処理する第2サブ工程と、
    を含む上層Ti膜堆積工程とを有し、 前記リフロー工程と前記上層Ti膜堆積工程とを、内壁
    にTi膜が被着されている同一チャンバ内で連続かつ複
    数の基板に対して繰り返し行い、前記リフロー工程後前
    記上層Ti膜堆積工程までの雰囲気圧力を、前記上層T
    i膜堆積工程によりチャンバ内壁に被着された前記上層
    Ti膜のゲッタリング作用により、5×10-7torr
    以下に維持する半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記Al若しくはAl合金膜を形成する
    工程と、前記リフロー工程及び前記上層Ti膜堆積工程
    とを別チャンバ内で行う請求項1または2に記載の半導
    体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 さらに、前記絶縁層を形成する工程の
    後、前記Al若しくはAl合金膜を形成する工程の前
    に、 前記コンタクトホールの内面、及び前記絶縁層の上面に
    下層Ti膜を形成する工程と、 前記下層Ti膜上に、TiN膜若しくはTiON膜を形
    成する工程と、 前記上層Ti膜堆積工程後に、前記上層Ti膜上にTi
    N膜を形成する工程とを有する請求項1から3までのい
    ずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記コンタクトホールは、テーパ状の内
    周面を有するコンタクトホールである請求項1から4ま
    でのいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
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