JPH06215B2 - 送電鉄塔塗装における塗料の飛散防止装置 - Google Patents

送電鉄塔塗装における塗料の飛散防止装置

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JPH06215B2
JPH06215B2 JP63302798A JP30279888A JPH06215B2 JP H06215 B2 JPH06215 B2 JP H06215B2 JP 63302798 A JP63302798 A JP 63302798A JP 30279888 A JP30279888 A JP 30279888A JP H06215 B2 JPH06215 B2 JP H06215B2
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JP
Japan
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insulating
power transmission
transmission tower
net
end edge
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JP63302798A
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JPH02149362A (ja
Inventor
順一 浅野
實 千葉
秀孝 佐藤
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Kansai Electric Power Co Inc
Kanden Plant Corp
Original Assignee
Kanden Kogyo Inc
Kansai Denryoku KK
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は送電鉄塔塗装における塗料の飛散防止装置に関
するものである。
「従来の技術」 送電鉄塔は発錆を防ぎ所定の強度を維持して、より長時
間の使用に耐えるように塗装される。
塗装作業としては、先ず塗装前に錆、ゴミ、油脂分など
の異物を物理的または機械的に除去して塗料の密着をよ
くする素地調整のケレン作業がある。次いで錆の発生を
一次的に抑えるために錆止め顔料を配合した下塗りを塗
装する。中塗りはことに膜厚が必要な場合に塗装し、さ
らに上塗りを塗り重ねて美観と耐水性、耐候性などを備
えた防錆塗膜を鋼材面に造るこの一連の工程が鉄塔にお
ける一般的た防錆塗装作業である。
作業の形態としては殆どが非能率的な手作業が主体であ
る。その背景として鉄塔はL型鋼または鋼管を組み合わ
せた構造物で平面的でなく、また、高所作業であるため
工法的に制約があり、さらに、電気的な危険が常に存在
することなどがあげられる。これら悪条件を克服して効
率的な工法の開発を必要不可欠な課題である。
送電鉄塔は、塔体の上下方向に所定間隔へだてて左右方
向にアームを突設し、アームの先端には碍子を介在して
送電線が吊り下げられている。
一方、送電線に送電中のいわゆる活線では、活線に対し
近寄って作業をしてはいけない区域を標準距離と呼び、 33KVで半径0.75m以内 77KVで半径 1 m以内 154KVで半径 1.6m以内 とされている。
塗装作業は標準距離を維持した作業であれば安全とされ
ている。
「発明が解決しようとする課題」 送電鉄塔に送電したままで塗装を施す場合、塗料の飛散
防止装置が必要である。
「課題を解決するための手段」 本発明は、送電鉄塔アーム先に送電したままで塗料を施
す場合の塗料の飛散を防止すべく、送電鉄塔アームの下
面に、絶縁ネットの基端縁、先端縁および基端縁と先端
縁との間の適宜箇所に支持棒を平行状に取付け、絶縁ネ
ットの先端縁から碍子保護カバーを延設し、碍子保護カ
バーの先端側に碍子連結金具を受け入れる切欠を刻設
し、絶縁ガイドポールの先端に取付けた滑車に挿通させ
たループ状の絶縁操作ロープに前記碍子保護カバーの先
端側および支持棒端部を固着したもので、また、送電鉄
塔アームの側面に、絶縁ネットの上端縁および下端縁に
ループ状の絶縁操作ロープを取付け、送電線を把持する
把持具を取付け上下に配置する絶縁ガイドポールの端部
に取付けた滑車に前記絶縁操作ロープを挿通させたもの
である。
「作 用」 送電鉄塔アームの下面では、絶縁ガイドポールを塔体よ
り突出させて碍子保護カバーの切欠に碍子上部の連結金
具を受け入れて絶縁ガイドポール基端を塔体に固着し、
絶縁操作ロープを操作して絶縁ネットを張設する。
送電鉄塔アームの側面では、把持具で送電具を把持させ
て絶縁ガイドポールを横架し、絶縁操作ロープを操作し
て絶縁ネットを張設する。
「実施例」 送電鉄塔アームの下面の塗料の飛散防止装置を第1図
に、送電鉄塔アーム側面の塗料の飛散防止装置を第2図
にそれぞれ示す。
送電鉄塔1は塔体2の上下方向に所定間隔をへだてて左
右方向にアーム3を突設し、アーム3の先端には碍子4
を介して送電線5が吊り下げられている。塔体2は4本
の起立した主脚6間を水平部材7で連結してなり、アー
ム3は主脚6を基端として水平側方に延びるアーム主材
9と、基端を主脚6に固着して斜め下方に延びるアーム
吊り材10とよりなり、アーム主材9先端とアーム吊り材
10先端とは一箇所で固着され、そこに碍子4を介して送
電線5が吊り下げられている。この送電線5に送電中は
標準距離内に作業者が入ることは危険である。標準距離
外で作業者は塗装作業およびケレン作業をしなければな
らない。
絶縁ネット16は、第1図および第3図に示すように、絶
縁性を有するポリエステル製などで、飛散塗料を捕捉で
きる目の大きさとし、アーム3の底面より若干広い台形
状に設定し、絶縁ネット16の基端縁、先端縁および基端
縁と先端縁との間の適宜箇所に絶縁性のFRP管などの
支持棒17を平行状に取付ける。
絶縁ネット16の先端縁から軟質合成樹脂またはゴム製の
碍子保護カバー18を延設し、碍子保護カバー18の先端側
に碍子4の上部連結金具を受け入れる切欠19を刻設す
る。切欠19は碍子4への塗料が付着するのを防ぐために
重なり合うようにする。
絶縁性を有し軽量のFRP製などでアーム3の長さより
若干長く、絶縁有効長さを77KVで1300mm以上に形成し
た絶縁ガイドポール21の先端に碍子4への装着を容易に
するために断面U字状の案内片20を取付ける。また、絶
縁ガイドポール21の先端には、絶縁性のロープ22を介し
て絶縁性の連結棒23の両端にそれぞれ滑車24を取付け
る。それぞれの滑車24にループ状の絶縁操作ロープ25を
挿通して絶縁操作ロープ25に前記碍子保護カバー18の先
端側および支持棒17端部を固着する。絶縁操作ロープ25
を一方方向に引き寄せて絶縁ネット16を張り、他方方向
に引き寄せて絶縁ネット16を寄せたたむことができる。
送電鉄塔1のアーム3の下面の塗料の飛散防止装置は次
のようにして取付ける。作業車が塔体2から絶縁ガイド
ポール21の基端を持つて先端をアーム3の下方に延ばし
て碍子4の上部に切欠19を嵌めて案内片20を碍子4の側
面に当接させ絶縁ガイドポール21の基端は塔体2に固着
する。次に絶縁操作ロープ25を操作して絶縁ネット16を
調節し広げて絶縁操作ロープ25は塔体2に固定する。ア
ーム3の塗装によって飛散する塗料は絶縁ネット16によ
り捕捉される。
送電鉄塔1のアーム3の側面の塗料の飛散防止装置は第
2図および第4図に示すようにしてなる。すなわち、絶
縁ネット31を概略長方形状に形成し、絶縁ネット31を概
略長方形状に形成し、絶縁ネット31の上端縁および他端
縁にループ状の絶縁操作ロープ32を取付ける。送電線5
を把持する把持具33を取付け上下に配置する絶縁ガイド
ポール34の端部に取付けた滑車35に前記操作ロープ32を
挿通させる。なお、絶縁ネット31、絶縁操作ロープ32お
よび絶縁ガイドポール34は、アーム3の下面に塗料の飛
散防止装置の絶縁ネット16、絶縁操作ロープ25、絶縁ガ
イドポール21と全く同様に形成する。
把持具33は、軽量であることが望まれ、第4図に示すよ
うに、上部に横方向より送電線5を受け入れられる開口
36を有する締付体37に、開口36下部に締付片38を位置さ
せ、この締付片38下面中央からラック片40を締付体37内
に垂下させ、このラック片40と締付体37内に内蔵した回
動自在に固定したピニオン41と噛み合せ、ピニオン41の
他側を作動ラック片42と噛み合せ、この作動ラック片42
の下端に絶縁ガイドポール34を水平状に固定する。把持
具33での送電線5の把持は、開口36より送電線5を受け
入れ、絶縁ガイドポール34を下方へ移動させると、作動
ラック片42が下方へ移動してピニオン41によりラック片
40・締付片38を押し上げて締付体37との間で送電線5を
把持する。
送電鉄塔アーム3の側面の塗料の飛散防止装置は次のよ
うにして取付ける。作業者が塔体2から絶縁ガイドポー
ル34の基端を持つて把持具33で送電線5を把持させ絶縁
操作ロープ32を操作して絶縁ネット31を調整し広げて絶
縁操作ロープ32は塔体2に固定する。アーム3の塗装に
よって飛散する塗料は絶縁ネット31により捕捉される。
「発明の効果」 本発明は、上述のように、送電鉄塔アームの下面では、
絶縁ガイドポールを塔体より突出させて、碍子保護カバ
ーの切欠に碍子連結金具を受け入れて絶縁ガイドポール
基端を塔体に固着し操作ロープを操作して絶縁ネットを
調節し、一方送電鉄塔アームの側面では把持具で送電線
を把持させて絶縁ガイドポールを横架し、絶縁操作ロー
プを操作して絶縁ネットを張設するので送電鉄塔アーム
先に送電したままで塗装を施す場合、塗料の飛散の防止
ができる。なお、本発明は送電鉄塔アーム先を停電して
塗装作業を行う場合にも活用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の送電鉄塔アームの下面に張設する飛散
防止装置の具体的な一実施例の斜視図、第2図は送電鉄
塔アームの側面に張設する送電鉄塔塗装における塗料の
飛散防止装置の斜視図、第3図は第1図に用いる飛散防
止装置の平面図、第4図は第2図の飛散防止装置に用い
る把持具の正面図である。 1…送電鉄塔 24…滑 車 3…ア ー ム 25…絶縁操作ロープ 16…絶縁ネット 31…絶縁ネット 17…支 持 棒 32…絶縁操作ロープ 18…碍子保護カバー 33…把 持 具 19…切 欠 34…絶縁ガイドポール 21…絶縁ガイドポール 35…滑 車

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送電鉄塔アームの下面に配置する絶縁ネッ
    トを概略長方形状に形成し、絶縁ネットの基端縁、先端
    縁および基端縁と先端縁との間の適宜箇所に支持棒を平
    行状に取付け、絶縁ネットの先端縁から碍子保護カバー
    を延設し、碍子保護カバーの先端側に碍子連結金具を受
    け入れる切欠を刻設し、絶縁ガイドポールの先端に取付
    けた滑車に挿通させたループ状の絶縁操作ロープに前記
    碍子保護カバーの先端側および支持棒端部に固着してな
    る送電鉄塔塗装における塗料の飛散防止装置
  2. 【請求項2】送電鉄塔アームの側面に配置する絶縁ネッ
    トを概略長方形状に形成し、絶縁ネットの上端縁および
    下端縁にループ状の絶縁操作ロープを取付け、送電線を
    把持する把持具を取付け上下に配置する絶縁ガイドポー
    ルの端部に取付けた滑車に前記絶縁操作ロープを挿通さ
    せた送電鉄塔塗装における塗料の飛散防止装置
JP63302798A 1988-11-29 1988-11-29 送電鉄塔塗装における塗料の飛散防止装置 Expired - Lifetime JPH06215B2 (ja)

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JPH02149362A JPH02149362A (ja) 1990-06-07
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