JPH0621542Y2 - フイルタエレメント - Google Patents

フイルタエレメント

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Publication number
JPH0621542Y2
JPH0621542Y2 JP1986150407U JP15040786U JPH0621542Y2 JP H0621542 Y2 JPH0621542 Y2 JP H0621542Y2 JP 1986150407 U JP1986150407 U JP 1986150407U JP 15040786 U JP15040786 U JP 15040786U JP H0621542 Y2 JPH0621542 Y2 JP H0621542Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
annular
gasket
filter element
end plate
peripheral edge
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1986150407U
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English (en)
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JPS6358605U (ja
Inventor
光弘 妻鹿
努 荒木
Original Assignee
株式会社土屋製作所
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Publication date
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は耐薬品性を有するフィルタエレメントに関す
る。
(従来の技術) 種々の医薬品の生産に用いられる薬液や食品工業に用い
られる純水などを処理するためのフィルタエレメントは
耐薬品性を備え、且つサブミクロンオーダの過精度を
持つことが望まれ、これに対応するものとして第6図に
示すようなフィルタエレメント11が用いられている。即
ち全体がポリエステルやポリプロピレンなどの耐薬品性
を有する合成樹脂で作られており、ポリスルホン膜にポ
リエステルからなる不織布を被覆した材2をひだ折り
加工して多孔を有する内筒5の周りに菊花状に配設して
環状体とし、その上下面に端板3、3を配設・固着し、
さらに端板3、3上面に同心に形成された第1、第2の
環状立上げ部32、33の間に、耐薬品性を有し断面矩形を
なす環状のガスケット12を押嵌させている。このフィル
タエレメント11は液を多く処理する必要から図示しな
い床に並列に固定して配設したステンレス製の細長い円
筒容器内に複数個ガスケット12を介して積重ねて配設さ
れ、使用に供されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、フィルタエレメント11の端板3の第1、第2
環状立上げ部32、33間に挿嵌されているガスケット12
は、液を汚染させる虞れが有るので接着剤を用いて端
板3に固着させることはできない。この為ガスケット12
の外径を端板3の第2環状立上げ部33の内径より0.5〜
1mm大きくさせ、ガスッケット12の内、外方への反発
力で両立上げ部32、33の間に保持されている。しか
し、フィルタエレメント11の装着時に上下方向に圧着
されると、ガスッケト12が内、外周方向へ広がろうと
し、その部分の逃げ場がなくなり、従ってシール面の平
坦性が損なわれ、シール不良をもたらす。
(問題点を解決するための手段) 材をひだ折り加工して、多孔を有する内筒の周りに配
設し、その上下面に第1、第2環状立上げ部を有する円
盤状の端板を固着し、該両環状立上げ部間に、断面が略
矩形をなし内周縁および/または外周縁に突起を形成し
た環状のガスケットを、該突起が圧縮変形だれた状態で
配設したことを…端板の環状立ち上げ部間に保持され…
装着状態においては、ガスケットへの上下方向の力の作
用により、環状立上り部との間に形成される隙間に膨張
される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を第1図ないし第5図について説
明する。これらの図面では、第6図に示す部分と同一の
部分については、同一符号を付す。
第1図のフィルタエレメント1は全体が耐薬品性、耐熱
性を有する材2と端板3およびガスケット4とから成
る。
材2はポリスルホン膜の両側にポリエステルからなる
不織布を添設したもので、これをひだ折り加工し多孔を
有する内筒5の周りに菊花状に配設して環状体とし、そ
の上下面に端板3を熱溶着させている。端板3は中央に
開口31を有する円盤状の合成樹脂で、材2との溶着面
である一方面は平担で、他方面は中央開口31の周りに高
さが3mm程の第1環状立上げ部32と更にその外周に第2
環状立上げ部33がそれぞれ同心に形成されている。そし
てこの第1、第2環状立上げ部32、33の間にはシリコン
やNBRなどの耐薬品性に優れた中央に開口を有する円盤
状ガスケット4が挿嵌されている。ガスケット4の中央
開口の直径は第1環状立上げ部32の外径と等しく、又そ
の外径は第2環状立上げ部33と等しく断面が略矩形をな
すが、ガスケット4の外周縁に一方向に1〜2mm突出
し、エッジ状に形成された環状突起41が設けられてお
り、第1、第2環状立上げ部32、33間への挿嵌によって
環状突起41が圧縮されるとともに第2環状立上げ部33
との間の上、下部分に環状に隙間が形成され、フィルタ
エレメントの端板3、3への上下方向の力の作用によ
り、ガスケット4は環状突起41を介して第2環状立上
り部33を外方へ押圧するとともに隙間に変形部分が膨張
する。そしてこのフィルタエレメント1を円筒容器内に
適宜重ね合せて配設し使用に供する。6は外筒である。
本考案の実施例は、種々の変更が可能である。例えば第
2図に示すようにガスケット42の外周縁に端板3と接す
る側から他方側に向けて傾斜する環状の突起43が設けら
れている。また第3図に示すようにガスケット44の外周
縁に断面が丸形をした環状突起45が設けられている。更
に第4、第5図に示すようにガスケット46、48の外周縁
に複数の環状突起47が、あるいは適宜の長さにした突起
49を千鳥状に配設させている。
尚、ガスケットの外周縁だけでなく、内周縁に上記実施
例を適用させた場合、あるいは内外周縁に適用させた場
合も可能であることは明らかである。
(考案の効果) 以上のように本考案は、内周縁および/または外周縁に
突起を設けたガスケットをフィルタエレメント端板に形
成した第1、第2環状立上げ部間に突起を圧縮変形させ
て挿嵌したので、突起の線接触の抵抗力があるだけで押
込められガスケットを容易に挿嵌させることができる。
また、フィルタエレメントの上下より押圧したとき、ガ
スケットの内外周方向への伸びは環状立上げ部との間の
間隙すなわち突起のない部分へ膨らむことにより吸収さ
れ、シール面に無理な力が加わらないので、シール性が
向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のフィルタエレメントの一部断面図、第
2図ないし第4図は本考案の他の実施例を示すガスケッ
トの断面図そして、第5図は本考案の更に他の実施例を
示すガスケットの側面図、第6図は従来のフィルタエレ
メントの一部断面図である。 1…フィルタエレメント、2…材 3…端板、4…ガスケット 32…第1環状立上げ部、33…第2環状立上げ部 41…舌部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂でなる濾材をひだ折り加工して、
    多孔を有する内筒の周りに配設し、その上下面に第1、
    第2環状立上げ部を有する円盤状の端板を固着し、該端
    板の両環状立上げ部間に、断面が略矩形をなし内周縁お
    よび/または外周縁に突起を形成した環状のガスケット
    を、該突起が圧縮変形された状態で配設したフィルタエ
    レメント。
JP1986150407U 1986-09-30 1986-09-30 フイルタエレメント Expired - Lifetime JPH0621542Y2 (ja)

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JP1986150407U JPH0621542Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30 フイルタエレメント

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JP1986150407U JPH0621542Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30 フイルタエレメント

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Publication Number Publication Date
JPS6358605U JPS6358605U (ja) 1988-04-19
JPH0621542Y2 true JPH0621542Y2 (ja) 1994-06-08

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ID=31066524

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JP1986150407U Expired - Lifetime JPH0621542Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30 フイルタエレメント

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58146512U (ja) * 1982-03-25 1983-10-01 日東電工株式会社 流体分離装置

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Publication number Publication date
JPS6358605U (ja) 1988-04-19

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