JPH062146A - 光cvd装置 - Google Patents

光cvd装置

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JPH062146A
JPH062146A JP18191792A JP18191792A JPH062146A JP H062146 A JPH062146 A JP H062146A JP 18191792 A JP18191792 A JP 18191792A JP 18191792 A JP18191792 A JP 18191792A JP H062146 A JPH062146 A JP H062146A
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JP
Japan
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gas
reaction
supply pipe
gas supply
light
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JP18191792A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yuasa
博司 湯浅
Ryosuke Yamaguchi
良祐 山口
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Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
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Publication date
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Publication of JPH062146A publication Critical patent/JPH062146A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長時間の成膜を続けても反応ガスのガス吹き
出し口、ガス供給管の詰まりを防止するのに好適な光C
VD装置を提供することにある。 【構成】 反応室1内に供給されたガスに光入射窓2を
通して光源3からの光を照射し、化学反応を促進し、基
板4上に薄膜を堆積させる。ガス供給管6より多孔板か
らなるガス吹き出し口8から単体で窓くもりの原因とな
る可能性のある反応ガス、例えば窒素で希釈されたモノ
シランAを供給する。ガス供給管7より多孔板からなる
ガス吹き出し口9から単体では窓くもりの原因とならな
い反応ガス、例えば窒素で希釈された酸素Bを供給す
る。ガス吹き出し口8と9との間より反応室1内部に突
設する仕切板10を有し、ガス吹き出し口8,9付近で
のガス相互拡散を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光CVD装置に係り、特
に光化学反応を用いた薄膜を形成するための装置におい
て、ガス供給管の吹き出し口の詰まりを防止するのに好
適な光CVD装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光化学反応は反応性ガスにそのガスの吸
収波長に応じた波長を有する光を照射することにより化
学反応を促進するものである。照射する光と反応ガスと
の組合せにより反応を選択的に進行させることが可能で
ある。さらに光化学反応は熱化学反応のような高温が要
求されないのでプロセスの低温化に有効であり、プラズ
マ反応のような荷電粒子の影響がないため、堆積した膜
に電気的な損傷がないことから、シリコン酸化膜などの
形成に有効であると考えられている。
【0003】しかしながら、光化学反応を用いた薄膜製
造装置では、反応容器内に反応ガスを供給し、基板上に
薄膜を堆積させるものであるため、薄膜を堆積させる回
数が多くなったり、時間が長くなると光入射窓の表面に
反応生成物が付着し、反応容器内に照射される光の強度
が低下し、さらには反応が停止する問題がある。
【0004】光入射窓の表面に反応生成物が付着するこ
とを防止する薄膜製造装置として、本発明者らは、先に
図3に示す光CVD装置を提案した。(特開平1−18
6613号公報)
【0005】図3において、51は反応室、52は反応
室51の壁面の一部を構成している光入射窓、53は光
源、54は薄膜を堆積させるための基板55はサセプ
タ、56は光化学反応に関係しないガス、57は反応ガ
ス、58は整流ガス吹き出し口、59は排気口である。
この光CVD装置では供給するガスを乱さないようにし
て排気することで光入射窓の表面に反応生成物が付着す
ることを防止している。
【0006】また、上記した光CVD装置では、光入射
窓52の表面に反応生成物が付着することを防止するた
めに、ガス吹き出し口58を多数の微細な連通孔を有す
る耐熱性の多孔質物質によって構成し、ガス流路形状が
ガスの流れに乱れを生じる凹凸を有しない構造となって
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た薄膜製造装置は光化学反応に関係しないガスと反応ガ
スを供給する各整流ガス吹き出し口58が近接(密着)
しており、ガスを供給した直後に反応した生成物が整流
ガス吹き出し口58に付着したり、ガスの相互拡散によ
りガス供給管内で反応するために、反応ガスの供給管が
詰まり易いという問題があった。
【0008】本発明の目的は、上記した従来技術の課題
を解決し、長期間成膜を続けてもガス吹き出し口、反応
ガス供給管の詰まりを防止し、安定した薄膜製造操作を
行なうことができる光CVD装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、単体で窓くもりの原因となる可能性
のある反応ガスを反応容器内の基板側に導入する第1の
ガス供給管と単体では窓くもりの原因にはならない反応
ガスを光源からの光を透過する光入射窓側に導入する第
2のガス供給管のそれぞれのガス吹き出し口を多数の微
細な連通孔を有する耐熱性の多孔質物質によって構成す
ると共に前記ガス吹き出し口から反応容器内の排気口に
至るガス流路形状がガスの流れに乱れを生じる凹凸を有
しない平面状又は曲面状に形成されており、かつ、第1
のガス供給管の吹き出し口と第2のガス供給管吹き出し
口との間より前記反応室内部側に突設された仕切板を設
置することによって達成される。
【0010】
【作用】第1のガス供給管のガス吹き出し口と、第2の
ガス供給管のガス吹き出し口とからそれぞれ反応室内に
供給されるガスは、ガス吹き出し口で整流されて反応室
内を流れようとするが、反応室内に出ると直ちに相互拡
散が生じる。
【0011】しかし、両ガス吹き出し口の間より反応室
内部側に突設された仕切板によって、反応生成物の生じ
る領域とガス供給管の吹き出し口に距離があるために、
反応生成物がガス供給管の吹き出し口表面に付着するこ
とがなくなり、ガス供給管が詰まらなくなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の光化学反応装置の一実施例を示す
断面図であり、断面矩形状の内部空間を有する反応容器
内を構成する反応室1の上部には光入射窓2が設置され
ている。この光入射窓2は反応室1の壁面の一部を構成
し、したがって反応室1の内壁面と光入射窓2の内面
(反応室1側面)は同一面を構成し、凹凸を有しない構
造となっている。
【0013】また、光入射窓2の上方には低圧水銀ラン
プ等の光源3が配設されている。さらに反応室1の底面
部には凹部が形成され、この凹部に薄膜を堆積させるた
めの基板4が埋設可能な形状を有するサセプタ5が配設
されると共にこのサセプタ5および基板4の上面は反応
室1の底面と同一面を構成し、凹凸を有しない構造とな
っている。
【0014】反応容器の側壁には、単体で窓くもりの原
因となる可能性のある反応ガスを基板4側に導入する第
1のガス供給管6が配設され、また、単体では窓くもり
の原因とならない反応ガスを光入射窓側2側に導入する
第2のガス供給管7が配設されている。ガス供給管6に
は多数の微細な連通孔を有する耐熱性の多孔質物質によ
って形成された多孔板からなるガス吹き出し口8が配設
され、ガス供給管9にも同様な多孔板からなるガス吹き
出し口9が配設されている。
【0015】多孔質物質は、多数の微細連通孔を有し、
例えば、平均粒径が0.1μm〜1mmの金属又はセラ
ミックスの焼結体からなるものが望ましい。平均粒径が
0.1μmよりも小さいと、孔に目詰まりが生じやす
く、平均粒径が1mmよりも大きいと、所定のガスを整
流して層状にするという本発明の効果を達成できない。
なお、より望ましくは、平均粒径は0.2μm〜500
μm程度が有効である。
【0016】ガス供給管6とガス供給管7とは仕切板1
0によって区画されると共に、この仕切板10はガス吹
き出し口8とガス吹き出し口9との間より反応室1の内
部側にガス流れ方向に突設されている。なお、11は排
気口である。
【0017】次に上記した構成からなる光CVD装置の
作用を説明する。モノシランガス(SiH4 )と酸素ガ
ス(O2 )を用いて酸化シリコン膜(SiO2 )を堆積
させる場合、図1において、ガス供給管6より窒素で希
釈したモノシランガスA、ガス供給管7より窒素で希釈
した酸素ガスBを同じ流速で反応室1に供給する。通
常、成膜は減圧下で行ない、窒素で希釈されたモノシラ
ンガスAと窒素で希釈されたガスBは同じ流速で反応室
1に供給される。
【0018】ガスは流路(反応室1)に沿って流れ、仕
切板10が途切れた直後に相互拡散によって広がり、混
合する。光源3から照射される光により光化学反応が進
み、基板4上に酸化シリコン膜が生成する。反応室1に
供給されたモノシランAと酸素Bは仕切板10が途切れ
ると同時に反応するが、その位置はガス供給管6,7の
出口であるガス吹き出し口8,9と離れているために、
生成する酸化シリコンがガス吹き出し口8,9に付着
し、ガス供給管を詰まらせることがない。さらにお互い
のガス供給管6,7内への逆拡散もしにくくなるため、
ガス供給管6,7内の詰まりがなくなる。
【0019】図2は本発明の他の実施例を示す断面図で
あり、図1に示す実施例とは仕切板の設置状態が異なっ
ている点であり、したがって図1に示す実施例と実質的
に同一の構成部分は同一符号にて示している。
【0020】本実施例において、仕切板12は、その突
出方向の途中で基板4側に折り曲げられており、突出先
端部のガス流路断面積がガス吹き出し口8の面積よりも
小さくなっている。
【0021】図2においては、仕切板12が途切れた位
置で窒素で希釈したモノシランAと窒素で希釈した酸素
Bの流速が同じになるようにガスを供給し、反応室1内
でガス流路の差によるガスの乱れが発生しないようにす
る。このように仕切板12が基板4側に曲がっているこ
との利点は2つある。
【0022】第1の利点はモノシランAが基板4付近に
低く(光入射窓2との距離が長くなる)供給されるため
に、図1による実施例に比べて光入射窓2方向に拡散す
るモノシラン量が少なく、基板4付近へのモノシラン量
が多くなることである。これによって酸化シリコン膜の
生成速度が大きくなる。第2の利点はモノシランAの流
れる断面積が小さくなり、そのため流れに逆らってガス
供給管6のガス吹き出し口8へ付着する生成物の量(付
着する確率)が小さくなり、図1に示す実施例よりさら
にガス供給管が詰まりにくくなる。
【0023】上記した実施例では、光入射窓2側へ供給
される反応ガスとして酸素、基板4側へ供給する反応ガ
スとしてモノシランの例を示したが、反応ガスとしては
光入射窓2側へ供給するガスは、単体では窓くもりの原
因とならない他の反応ガスでもよく、基板4側へは単体
では窓くもりの原因となる可能性のある他の反応ガスで
もよい。また、これらの反応ガスを希釈するガスは窒素
以外の不活性ガスでもよい。
【0024】上記した実施例では、特に基板上に薄膜を
形成する場合について説明したが、本発明は膜のエッチ
ングの場合にも有効である。例えば、SiO2 の薄膜を
エッチングする場合、反応ガスにNF3 、光源にArF
レーザが使用され、ArFレーザの波長に適合した光入
射窓材はSiO2 である。反応ガスであるNF3 が光入
射窓材であるSiO2 に到達すると、ArFレーザの光
により光入射窓材は削られてしまうが反応ガスであるN
3 をエッチング室内で層状に流動させ、NF3 を光入
射窓側に流入しないようにすることができるので、光入
射窓を削ることなく、エッチングを行なうことができ
る。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、多孔板か
らなるガス吹き出し口を仕切る仕切板が反応室内部側に
突設されているため、反応ガスの相互拡散により生じる
反応生成物の生じる領域とガス吹き出し口との間が離間
されており、反応生成物がガス吹き出し口に付着するこ
とがない。このため、長時間または長期間成膜を続けて
も、ガス供給管の吹き出し口が詰まらないので、長期間
にわたり再現性よく成膜することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光CVD装置の一実施例を示す断面図
である。
【図2】本発明の光CVD装置の他の実施例を示す断面
図である。
【図3】従来の光CVD装置の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 反応室 2 光入射窓 3 光源 4 基板 5 サセプタ 6,7 ガス供給管 8,9 ガス吹き出し口 10,12 仕切板 11 排気口 A 窒素で希釈されたモノシラン B 窒素で希釈された酸素

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応室内に供給されたガスに反応室の一
    部を構成する光入射窓を通して光源からの光を照射する
    ことにより化学反応を促進し、反応室内に設置した基板
    上に薄膜を堆積させる光CVD装置において、単体で窓
    くもりの原因となる可能性のある反応ガスを反応容器内
    の基板側に導入する第1のガス供給管と単体では窓くも
    りの原因にはならない反応ガスを光源からの光を透過す
    る光入射窓側に導入する第2のガス供給管のそれぞれの
    ガス吹き出し口を多数の微細な連通孔を有する耐熱性の
    多孔質物質によって構成すると共に前記ガス吹き出し口
    から反応容器内の排気口に至るガス流路形状がガスの流
    れに乱れを生じる凹凸を有しない平面状又は曲面状に形
    成されており、かつ、第1のガス供給管の吹き出し口と
    第2のガス供給管吹き出し口との間より前記反応室内部
    側に突設された仕切板を設置したことを特徴とする光C
    VD装置。
  2. 【請求項2】 第1のガス供給管のガス吹き出し口から
    反応ガス、第2のガス供給管のガス吹き出し口から不活
    性ガスにより希釈されたO2 ガスを供給するようにした
    ことを特徴とする請求項1の光CVD装置。
  3. 【請求項3】 前記仕切板は、その突出方向の途中で基
    板側に折り曲げられており、突出先端部のガス流路断面
    積が第1のガス供給管のガス吹き出し口の面積よりも小
    さくなっていることを特徴とする請求項1の光CVD装
    置。
JP18191792A 1992-06-16 1992-06-16 光cvd装置 Pending JPH062146A (ja)

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JP18191792A JPH062146A (ja) 1992-06-16 1992-06-16 光cvd装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1028676A (ja) * 1996-07-17 1998-02-03 Tochigi Nippon Denki Kk 擬視判読装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1028676A (ja) * 1996-07-17 1998-02-03 Tochigi Nippon Denki Kk 擬視判読装置

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