JPH06214644A - 移動ロボットの制御方法 - Google Patents

移動ロボットの制御方法

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JPH06214644A
JPH06214644A JP5019469A JP1946993A JPH06214644A JP H06214644 A JPH06214644 A JP H06214644A JP 5019469 A JP5019469 A JP 5019469A JP 1946993 A JP1946993 A JP 1946993A JP H06214644 A JPH06214644 A JP H06214644A
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JP
Japan
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key
traveling
mobile robot
robot
learning
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Application number
JP5019469A
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English (en)
Inventor
Junichi Kono
順一 河野
Toshimori Masuko
利司 増子
Soji Ikeda
宗司 池田
Masakiyo Ishibashi
正清 石橋
Kenichi Sudo
憲一 須藤
Mitsuru Takahashi
満 高橋
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PARUKO PUROMOOSHIYON KK
YOKOYAMA SUEO
Original Assignee
PARUKO PUROMOOSHIYON KK
YOKOYAMA SUEO
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記憶装置に記憶されている多数の学習記憶デ
ータの中から、当該床面に対応するデータ群を移動ロボ
ットの走行に伴い自動的に読み出し指定できるととも
に、床面上の絶対位置に対する移動ロボットの進行方向
の偏差を検出し、自動的に方向修正できるようにする。 【構成】 床面に付されたコードパターン64を読み取
るコードリーダ24を移動ロボットに搭載し、記憶装置
からコードリーダの読み取りコードに対応した学習デー
タを読み出し、そのデータに従い移動ロボットの走行を
制御する。コードパターンに対するコードリーダの走査
線の角度を該コードリーダの出力から検出し、その角度
によって移動ロボットの走行方向を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば床面清掃ロボッ
トの如く、学習させた後、その学習通りに床面を自動走
行させて任意の領域についてだけ作業を行わせる移動ロ
ボットにおいて、その学習及び自動走行を制御する制御
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】このような分野の従来技術として、例え
ば特開昭60−93522号公報に記載されたものが知
られている。この従来技術は、ロボットをリモートコン
トロールにより遠隔操作して清掃しようとする床面上を
走行させながら、その走行距離と走行方向を検出し演算
して記憶装置に記憶することにより学習させ、予定清掃
領域の走行完了後、走行した領域境界を、一定寸法の単
位ブロックで格子状に分割された二次元座標のマップと
して記憶する。
【0003】清掃を実施する場合には、当該床面に対応
したマップを読み出し、ロボットの走行距離と走行方向
を検出し演算して位置座標を時々刻々に求めながら、マ
ップの単位ブロックの横列(X軸方向)又は縦列(Y軸
方向)に沿ってロボットを直進させ、単位ブロックごと
にその通過を記憶装置に記憶させることにより未走行ブ
ロックを順次消去していく。また、障害物センサで前方
の障害物の有無を検知し、障害物があったときは、ロボ
ットの進行方向を自動的に反転させて次列(未走行列)
へ移行させるとともに、そのことを記憶装置に記憶さ
せ、障害物がないときは走行可能ブロックとして直進を
続け、前方に未走行ブロックがなくなって他所に未走行
ブロックが残っているときは、走行可能ブロックを横断
又は縦断して未走行ブロックまで走行させる。そして、
このようなことを未走行ブロックが全てなくなるまで繰
り返す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなマ
ップによる学習・自動走行方式も含め、従来では、清掃
する床面と学習記憶データとの対応関係の確認を人為的
に行っているため、例えばマップによる学習・自動走行
方式の場合、記憶マップ数が増えると、当該床面はどの
記憶マップに対応するかその確認が難しくなり、清掃作
業するたびにマップの対応確認に手間がかかるとか、そ
の対応を間違えてしまう等の問題があった。
【0005】また、マップは移動ロボットを実際に学習
走行させて作成するとはいえ、床面に対する絶対座標で
はなく、相対的なものであり、学習後の自動走行では、
かかるマップの分割された単位ブロックの大きさを最小
方向制御単位として移動ロボットの方向制御を行うた
め、スタート点の位置や方向が学習時とずれていると、
全体的に走行軌跡が学習時と食い違うことになり、しか
も既走行ブロックの増加と共に偏差は大きくなっていく
ため、床面に対して学習通りに自動走行させることがで
きなかった。
【0006】そこで、本発明の目的は、従来技術のこの
ような問題点に鑑み、記憶装置に記憶されている多数の
学習記憶データの中から、当該床面に対応するデータ群
を移動ロボットの走行に伴い自動的に読み出し指定でき
るとともに、床面上の絶対位置に対する移動ロボットの
進行方向の偏差を検出し、自動的に方向修正できるよう
にすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による制御方法で
は、床面に付されたコードパターンを読み取るコードリ
ーダを移動ロボットに搭載し、記憶装置からコードリー
ダの読み取りコードに対応した学習データを読み出し、
そのデータに従い移動ロボットの走行を制御する。コー
ドパターンは、学習時にも読み取ってそのコードを学習
データと共に記憶装置に記憶させておいても良い。ま
た、コードパターンに対するコードリーダの走査線の角
度を該コードリーダの出力から検出し、その角度によっ
て移動ロボットの走行方向を制御する。
【0008】
【作用】本発明によれば、記憶装置に記憶されている多
数の学習記憶データの中から、当該床面に付されたコー
ドパターンに対応するデータ群を移動ロボットの走行に
伴い自動的に読み出し指定できる。また、コードパター
ンを床面の絶対座標点としてそれに対する移動ロボット
の進行方向の偏差を検出することにより、自動的に方向
修正も行える。
【0009】
【実施例】以下、床面清掃ロボットに適用した本発明の
一実施例を図面に基づき詳細に説明する。
【0010】図1は床面清掃ロボット(以下、本ロボッ
トと記す)の機構の概要を示す斜視図、図2は各機構の
配置関係を示す平面図である。本ロボットは、ボディー
1を後側の左右の走行車輪2・3と前側中央の1個のキ
ャスタ4とで3点支持し、左右の走行車輪2・3をそれ
ぞれのブレーキ付き走行モータ5・6で別々に回転させ
て自走する。各モータ5・6の回転数は、それぞれのロ
ータリエンコーダ7・8(図4)によって電気信号とし
て検出される。
【0011】ボディー1の底部には、共通のブラシ用モ
ータ9により同時回転される左右の回転ブラシ10・1
1が装着され、またその上方において洗浄液タンク12
が搭載されており、洗浄液タンク12から洗浄液を床面
に落としながら左右の回転ブラシ10・11で床面をブ
ラッシングして清掃する。また、ボディー1の後端から
突設されたアーム13に横長のスクィジー14が装着さ
れ、清掃後の汚水を該スクィジー14で吸い取り、ボデ
ィー1に搭載されたバキュームモータ15の駆動により
その上部の汚水タンク16内に回収する。
【0012】ボディー1の前面の左右と、左側面の前後
及び右側面の前後には、障害物の有無及びそれまでの距
離を無接触で検出する障害物センサ(例えば超音波セン
サ)17・18が取り付けられている。また、ボディー
1の裾部には、前及び左右のバンパーセンサ(タッチセ
ンサ)19・20・21と、階段等への落下を防止する
ため床面に接したことを検知する下方センサ22、上部
には本ロボットの走行方向を検出するジャイロ23、底
部にはバーコードリーダ24が装着されている。更に、
ボディー1には、バッテリ25、操作制御ユニット2
6、電装ユニット27、左右の走行モータ5・6を別々
に駆動する左右のモータドライブ基板28・29等が搭
載されている。バーコードリーダ24はバーコードリー
ダ回転用モータ24a により後述のように回転され、そ
の回転はロータリエンコーダ24b(図4)により検出
される。
【0013】図3は操作制御ユニット26の操作表示パ
ネル30を示す。この操作表示パネル30には液晶等に
よるディスプレイ装置31とキーボード32とが設けら
れている。キーボード32には、例えばストップキー3
3、前進キー34、後退キー35、左方向転換キー3
6、左Uターンキー36u 、右方向転換キー37、右U
ターンキー37u 、学習モードキー38、自動モードキ
ー39、手動モードキー40、ブラシオンオフキー4
1、スピードアップキー42、スピードダウンキー4
3、アラームリセットキー44等が配設されている。
【0014】本ロボットは前進キー34を押すと前進
(直進)し、後退キー35を押すと後退し、左方向転換
キー36を押すと90度左方向転換し、右方向転換キー
37を押すと90度右方向転換し、ストップキー33を
押すと停止する。左にUターンさせるときは、左Uター
ンキー36u を一度押すか左方向転換キー36を2度押
し、右にUターンさせるときは、右Uターンキー37u
を一度押すか右方向転換キー37を2度押す。また、学
習モードキー32を押すと学習モード、自動モードキー
39を押すと自動走行モード、手動モードキー40を押
すと手動走行モードとなる。後退キー35は学習終了キ
ーを兼ねており、学習モードキー32を押して学習モー
ドとしてから後退キー35を押すと、学習モード終了と
なる。
【0015】図4は電気的構成を示すブロック図であ
る。本ロボットの電気系統は走行制御部45とセンサ制
御部46と駆動制御部47と電源部48とに大別され
る。3つの制御部45・46・47はそれぞれのCPU
49・50・51によって管理され、これらの間はデー
タ伝送バス52を介してデータの授受が行われる。走行
制御用CPU49と駆動制御用CPU51との間のデー
タ伝送はデータ伝送制御部53により制御される。
【0016】走行制御部45は、キーボード32からの
信号をインターフェース54を介してCPU49へ入力
する一方、CPU49からの表示データをインターフェ
ース54を介してディスプレイ装置31へ入力する。ま
た、所要のプログラム等が記憶されたROM55及び記
憶ブロックを任意に確保できるRAM56を有し、本ロ
ボットの走行をプログラムに従い後述のように制御す
る。
【0017】センサ制御部46は、障害物センサ17・
18及びジャイロ23からの信号をマルチプレクサ57
を通じアナログ・デジタルコンバータ58でデジタルに
変換した後、CPU50へ入力するとともに、バンパー
センサ19・20・21、下方センサ22及びバーコー
ドリーダ24からの信号をインターフェース59を介し
てCPU50に入力する。
【0018】駆動制御部47は、走行制御用CPU49
及びセンサ制御用CPU50からのデータをCPU51
で処理し、その処理データに従いモータ制御部60によ
りモータドライバ61を制御して上記モータ2・3・9
・15・24a を駆動する。その制御は、ロータリエン
コーダ7・8・24b からの信号をインターフェース6
2を介してCPU51に取込みながら行う。モータドラ
イバ61とセンサ制御部46との動作タイミングをとる
ため、モータドライバ61からの信号がインターフェー
ス59a を通じてセンサ制御用CPU50へ入力され
る。
【0019】電源部48は、バッテリ25の電圧を電圧
制御部63で制御して数段階の電圧をつくり、3つの制
御部45・46・47やモータ等へ電力供給する。
【0020】バーコードリーダ24は、図5に示すよう
に床面の適宜箇所に付されたバーコード64(例えばバ
ーコードを表示したシールを床面に貼付する)を本ロボ
ットの走行に伴い読み取る。バーコード64は、清掃対
象の床面の識別等を行えるコードパターン(例えば床番
号など)になっており、これを読み取ることにより床番
号やその他の判別が行えるが、更に本ロボットの走行方
向の確認も同時に行えるようになっている。そのため、
図5の例では、バーコードリーダ24をバーコードリー
ダ回転用モータ24a により回転させてバーコード64
を平面の全方向から読み取れるようにしている。
【0021】すなわち、バーコードリーダ24はモータ
24a の回転をタイミングベルト65を介して伝達さ
れ、その回転角、つまりボディ1に対する水平方向の向
きはロータリエンコーダ66によって検出される。図6
はバーコード64に対するバーコードリーダ24の走査
線の向きを表し、は走査線がバーコード64に直角に
交わる場合(角度θ=0)、は角度θ2で斜めに交わ
る場合、はの場合とは逆向きの角度θ3で斜めに交
わる場合、は走査線がバーコード64の一部のバーか
ら外れる場合である。なお、かかるバーコード64の走
査はボディ1を停止させて行う。
【0022】図7は走査線・・の各走査における
バーコードリーダ24の出力波形を示し、バーコード6
4に対する走査線の角度θが大きくなればなるほど、バ
ーコード読み取り長さが長くなるため、バーコード読み
取りによる波形出力時間が長くなる(T1<T2<T
3)。また、の場合のように走査線がバーコード64
の一部のバーから外れた場合には、読み取りコードその
ものが無効となるため、これは波形出力時間の判定対象
外とすることができる。
【0023】そこで、この例の場合には、読み取りコー
ドが有効な中で波形出力時間の一番短いときのロータリ
エンコーダ66の値を読み取ることにより、バーコード
64に対するボディ1の向きを検出する。
【0024】図8は、バーコードリーダ24をボディ1
に固定する一方、ボディ1を走行させてその速度を別に
検出しながらバーコード64を繰り返し走査することに
よって、バーコード64に対するボディ1の進行方向を
判定する例を示す。この場合、バーコードリーダ24の
走査線はボディ1の進行方向と直角とし、ボディ1を走
行させながら一定周期で走査することにより、走査位置
を移行しながら繰り返し走査する形態とする。
【0025】図9はこのような走査によるバーコードリ
ーダ24からの出力波形を示す。図8における・・
・のときは走査線がバーコード64から完全に外れ
ているため、波形出力はないので、これは除外でき、ま
たバーコード64の走査方向の読み取り幅は波形出力時
間の長短から判定できる。同図の場合、・・・
のときの波形出力時間T4、T5、T6、T7はほぼ同
じになるため、そのときの読み取り幅は同じであると推
定できる。一方、ととの間、ととの間、と
との間の距離はボディ1の速度を検出することにより測
定できるため、図10において、・・・の各時
点におけるバーコード64に対する走査線の角度θはC
PUによる演算で求めることができる。なお、この場
合、バーコード64のコードパターンの読み取りは、別
の全方向読み取り型バーコードリーダにて行う。
【0026】次に、本ロボットの学習機能について説明
する。学習させる場合には、図3中の学習モードキー3
8を押して学習モードとし、先ずバーコードリーダ24
に床面のバーコード64を読み取らせてから、前進キー
34、左方向転換キー36、左Uターンキー36u 、右
方向転換キー37、右Uターンキー37u 、ストップキ
ー33を選択し、清掃しようとする床面上を任意に走行
させる。図11及び図12は学習モードにおける走行及
び記憶動作を示すフローチャートである。
【0027】図11において、床面のバーコード64を
バーコードリーダ24で読み取り(ステップ100)、
その読み取ったコードパターンを、RAM56に確保し
た該当する空ブロックに記憶するとともに(ステップ1
01)、バーコード64に対する進行方向の角度を上述
のように算出して同様に記憶する(ステップ102)。
【0028】次に、図12において、RAM56に確保
した一つの床面についての記憶ブロック群のうちの先頭
ブロックを書込みブロックに設定した後(ステップ10
3)、キーボード32からのキー入力を取込み(ステッ
プ104)、終了キー(後退キー35)であるか否か判
断し(ステップ105)、終了キー(或いは更に左Uタ
ーンキー36u 、右Uターンキー37u )でなれば次に
前進キー34と左方向転換キー36と右方向転換キー3
7の3種の方向キーのいずれであるか判断し(ステップ
106)、その判断結果に従い前進準備(ステップ10
7)又は左方向転換準備(ステップ108)或いは右方
向転換準備(ステップ109)をしてから、走行モータ
制御サブルーチンに入る(ステップ110)。
【0029】図13及び図14に走行モータ制御サブル
ーチンを示す。図13において、キーで指定された方向
は前進か方向転換であるか判断し(ステップ200)、
前進の場合は同図のステップ201へ、また方向転換の
場合は図14のステップ301へ分岐する。
【0030】前進の場合、図13のステップ201で、
ロータリエンコーダ7・8から得られる本ロボットの現
在速度を指定速度と比較し、同じであれば速度維持し
(ステップ202)、指定速度より遅いときは走行モー
タ5・6の回転数を上げて速度アップし(203)、速
いときは走行モータ5・6の回転数を下げて速度ダウン
する(204)。そして、前進しているか否か判断し
(ステップ206)、前進していれば、ロータリエンコ
ーダ7・8から得られる左右の走行モータ5・6の回転
数を比較し(ステップ206)、同じであればそのまま
走行モータ制御サブルーチンを抜け出る。左側が右側よ
り大のときは左側を速度ダウン、右側を速度アップして
から(ステップ207)、また左側が右側より小のとき
は左側を速度アップ、右側を速度ダウンしてから(ステ
ップ208)抜け出る。すなわち、前進の場合は本ロボ
ットが指定された定速度で直進するように制御する。
【0031】方向転換の場合、図14のステップ301
で、左右の走行モータ5・6のブレーキをオンとして本
ロボットを一旦停止させ、ジャイロ23の静止時の電圧
を計測し(ステップ302)、左方向転換か右方向転換
か判断する(ステップ303)。左方向転換のときは、
左ブレーキをオン、右ブレーキをオフとした状態で(ス
テップ304L)、右車輪の速度を徐々にアップし(ス
テップ305L)、最高速度に達するまで(ステップ3
06L)これを繰り返す。最高速度に達したならば、ジ
ャイロ23からの方向測定値を取込みながら(ステップ
307L)、減速する位置に達したか否か判断し(ステ
ップ308L)、減速位置に達したならば右車輪を徐々
に減速し(ステップ309L)、最低速度に達するまで
(ステップ310L)これを繰り返す。最低速度に達し
たならば、ジャイロ23からの方向測定値を取込みなが
ら(ステップ311L)、停止する位置に達したか否か
判断し(ステップ312L)、停止位置に達したなら
ば、左右の両ブレーキをオンとしてから走行モータ制御
サブルーチンを抜け出る。
【0032】右方向転換のときは、ステップ304Rか
らステップ312Rの流れにより、左方向転換の場合と
左右を逆にするだけで同様にして転換動作が行われる。
【0033】上記のようにして走行モータ制御サブルー
チンによる処理、つまり前進又は左方向転換或いは右方
向転換のいずれかの一走行動作を終えると、図12中の
流れに戻り、ステップ111においてストップキー33
が押された否か判断し、押されていなければ再び走行モ
ータ制御サブルーチンに入り、ストップキー33が押さ
れるまで同様の走行動作を繰り返す。ストップキー33
を押すと両走行モータ5・6が停止する(ステップ11
2)。
【0034】従って、前進キー34を押したときは、ス
トップキー33が押されるまで本ロボットは指定された
定速度で前進(直進)する。左方向転換キー36を一度
押すと左側へ90度方向転換し、これを2度押すか左U
ターンキー36u を一度押すと左側へ180度方向転換
(Uターン)し、ストップキー33を押すと走行モータ
5・6が停止して左方向転換を終えた位置で本ロボット
は停止する。同様に、右方向転換キー37を一度押すと
右側へ90度方向転換し、これを2度押すか右Uターン
キー37u を一度押すと右側へ180度方向転換し、ス
トップキー33を押すと走行モータ5・6が停止して右
方向転換を終えた位置で本ロボットは停止する。
【0035】ステップ112で走行モータ5・6を停止
した後、ステップ113へ進み、左右のロータリエンコ
ーダ7・8からの信号を計数し平均を取ることによっ
て、方向キー(前進キー34、左方向転換キー36、右
方向転換キー37)を押してからストップキー33を押
すまでの走行距離を測定し、その距離と方向(前進・左
方向転換・右方向転換)とを一操作分の学習データとし
て当該記憶ブロックに書込む。そして、記憶ブロックを
次のブロックへ移してからステップ104に戻り、次の
キー入力を取り込み、一操作ごとの学習を繰り返す。ス
テップ105で終了キー(後退キー35)であったとき
は、記憶ブロックに方向に代えて学習の「終了」である
ことを書込んでから(ステップ116)、学習動作を終
了する。
【0036】上記のようにして、ある床面に関するバー
コード64のコードパターンとそれに対する進行角度を
記憶するとともに、一操作ごとの距離と方向を記憶ブロ
ックに順次記憶し、最後に当該床面についての学習終了
を記憶することにより、本ロボットを一つの床面に限ら
ず複数の床面についても学習させることができる。
【0037】次に、学習データに従って本ロボットを自
動走行させる場合には、自動モードキー39を押して自
動走行モードとする。この場合、ブラシオンオフキー4
1で清掃動作をオンにしておけば、自動走行させながら
自動的に床面を清掃でき、またブラシオンオフキー41
で清掃動作をオフにしておけば、学習通りに自動走行す
るかどうかテストできる。図15及び図16は自動走行
モードの場合の動作の流れを示す。
【0038】当該床面に対する学習データを自動的に読
み出すため、図15において先ず床面のバーコード64
をバーコードリーダ24で読み取り(ステップ40
0)、そのコードに対応した記憶ブロックを選択する
(ステップ401)。また、バーコード64に対する進
行角度と学習時の記憶した角度との差を求め(ステップ
402)、差があるときはその差分を補正(ステップ4
03)、つまり本ロボットの方向修正を行う。
【0039】次に、図16において、当該床面に対応す
る記憶ブロック群のうちの先頭ブロックを読込みブロッ
クに設定し(ステップ404)、そのブロックから方向
と距離を読込み(ステップ405)、読込んだ方向は前
進、左方向転換、右方向転換のいずれであるか判断し
(ステップ406)、その判断結果に従い前進準備(ス
テップ407)又は左方向転換準備(ステップ408)
或いは右方向転換準備(ステップ409)をしてから、
走行モータ制御サブルーチンに入り(ステップ41
0)、学習時と同様に本ロボットを前述のように前進又
は左方向転換或いは右方向転換させる。そして、このよ
うな走行動作を、学習時の距離と同じ距離に達するまで
(ステップ411)繰り返す。
【0040】同じ距離に達したならば、走行モータ5・
6を停止させ(ステップ412)、次の記憶ブロックか
ら方向と距離を読込み(ステップ413)、その読込ん
だ方向は「終了」であるか否か判断し(ステップ41
4)、終了でなければステップ405に戻って学習デー
タに従った走行動作を繰り返す。「終了」であれば、自
動走行動作を終了する。
【0041】以上、本発明の一実施例を説明したが、次
のような変形例ないし応用例が考えられる。 (1) 床面清掃する移動ロボットに限らず、他の作業をす
る移動ロボットにも適用できる。 (2) 実施例では、左方向転換キー、右方向転換キー、左
Uターンキー、右Uターンキーを備え、左方向転換キー
を押したときは左に90度方向転換、右方向転換キーを
押したときは右に90度方向転換、左Uターンキーを押
したときは左に180度Uターン、右Uターンキーを押
したときは右に180度Uターンさせたが、方向転換角
度を90度や180度以外のその中間の角度、例えば4
5度にできるキーを更に備えることも可能である。更
に、キーに限らず例えばジョイスティック等の他のマニ
ュアル入力手段を用いることもできる。 (3) バーコードは床面の一箇所に限らず、要所要所に付
し、方向修正を複数箇所で行ったり、そのコードに床面
識別以外の他の内容も持たせ、例えば作業内容や走行パ
ターンなどを変更できるようにすることもできる。 (4) 実施例ではバーコードを用いたが、それ以外のコー
ドパターン、例えば縦横の枡目を塗りつぶすか塗りつぶ
さないかでコードを決定するようなものでも構わない。
【0042】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、記憶
装置に記憶されている多数の学習記憶データの中から、
床面に付されたコードパターンに対応するデータ群を移
動ロボットの走行に伴い自動的に読み出し指定できるの
で、当該床面と学習記憶データとの照合確認に手間取っ
たり、間違えたりするようなことがなくなる。
【0043】また、請求項3によれば、コードパターン
を床面の絶対座標点としてそれに対する移動ロボットの
進行方向の偏差を検出することにより、自動的に方向修
正を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により制御される床面清掃ロボットの斜
視図である。
【図2】同床面清掃ロボットの機構配置の概要を示す平
面図である。
【図3】操作制御パネルの平面図である。
【図4】電気系統のブロック図である。
【図5】床面のバーコードを読み取るバーコードリーダ
とその回転機構及び回転検出機構の概要を示す斜視図で
ある。
【図6】図5の機構でバーコードを読み取る場合におい
て、バーコードとバーコードリーダの走査線との関係を
示す図である。
【図7】同上のバーコードリーダの出力波形を示す図で
ある。
【図8】床面清掃ロボットを走行させながら床面のバー
コードを周期的に読み取る場合において、バーコードと
バーコードリーダの走査線との関係を示す図である。
【図9】同上のバーコードリーダの出力波形を示す図で
ある。
【図10】図8の一部分の拡大図である。
【図11】学習モード時におけるバーコードの読み取り
動作のフローチャートである。
【図12】学習モード時における走行動作及び記憶動作
のフローチャートである。
【図13】床面清掃ロボットを直進させるときの走行モ
ータの制御動作のフローチャートである。
【図14】床面清掃ロボットを方向転換させるときの走
行モータの制御動作のフローチャートである。
【図15】自動走行モード時におけるバーコードの読み
取り動作のフローチャートである。
【図16】自動走行モード時における走行動作及び読み
出し動作のフローチャートである。
【符号の説明】
1 ボディ 2・3 走行車輪 5・6 走行モータ 7・8 ロータリエンコーダ 23 ジャイロ 24 バーコードリーダ 24a バーコードリーダ回転用モータ 45 走行制御部 46 センサ制御部 47 駆動制御部 49 走行制御用CPU 50 センサ制御用CPU 51 駆動制御用CPU 55 ROM 56 RAM 64 バーコード 66 ロータリエンコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 宗司 北海道札幌市西区発寒12条5丁目3番15号 株式会社池田歯車製作所内 (72)発明者 石橋 正清 北海道札幌市西区発寒14条14丁目1番10号 上野電機株式会社内 (72)発明者 須藤 憲一 北海道札幌市厚別区下野幌テクノパーク1 丁目2番15号 株式会社エルムデータ内 (72)発明者 高橋 満 北海道千歳市上長都1130番地12 株式会社 上田商会内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】学習したデータを記憶装置に記憶し、その
    学習データを読み出して該データに従って自動走行させ
    る移動ロボットにおいて、床面に付されたコードパター
    ンを読み取るコードリーダを移動ロボットに搭載し、上
    記記憶装置からコードリーダの読み取りコードに対応し
    た学習データを読み出し、そのデータに従い移動ロボッ
    トの走行を制御することを特徴とする移動ロボットの制
    御方法。
  2. 【請求項2】学習したデータを記憶装置に記憶し、その
    学習データを読み出して該データに従って自動走行させ
    る移動ロボットにおいて、床面に付されたコードパター
    ンを読み取るコードリーダを移動ロボットに搭載し、学
    習時には、該コードリーダで読み取ったコードを学習デ
    ータと共に上記記憶装置に記憶させ、自動走行時には、
    記憶装置からコードリーダの読み取りコードに対応した
    学習データを読み出し、そのデータに従い移動ロボット
    の走行を制御することを特徴とする移動ロボットの制御
    方法。
  3. 【請求項3】前記コードパターンに対する前記コードリ
    ーダの走査線の角度を該コードリーダの出力から検出
    し、その角度によって移動ロボットの走行方向を制御す
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の移動ロボッ
    トの制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100423974B1 (ko) * 2001-12-14 2004-03-22 삼성전자주식회사 무인반송시스템과 그 제어방법

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