JP3583588B2 - 移動体の制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は移動体の制御装置に関し、特に移動体が指定された領域を全面にわたって作業するために、移動体をジグザグ走行させるための移動体の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
指定された領域内を全面にわたって隈無く作業するためのロボット(移動体の一種)が従来より知られている。そのようなロボットの制御方法として、ジグザグ走行が一般的に採用されている。ジグザグ走行とは、指定された領域内を所定の間隔をおいて往復する走行である。ジグザグ走行は、平面上の前進動作と、左右のUターン動作とを組合せることで実現される。ロボットの作業内容として、清掃や、ワックス塗布や、薬剤の塗布などがある。
【0003】
図14は、ジグザグ走行の経路の例を説明するための図である。
ロボット1は、a地点より出発し、作業領域Aの縦方向の長さLだけ前進した後、左へ90°ターンし、ピッチp前進した後、左へ90°ターンする。その後、長さL前進することで、b地点に到達する。その後も、90°ターン、ピッチpの前進、90°ターン、およびLの前進を繰返すことで、作業領域Aを隈無く作業することができる。
【0004】
このような作業において、ロボット1の走行距離や回転角度に誤差が生じたり、ロボット1が走行する床面の状態によって走行距離に差異が生じてしまうことがある。そのようなときにも作業のし残しが生じないように、往復時にロボットが作業する領域は重なるようにピッチpが定められる。
【0005】
具体的には、図15を参照して、ロボット1の1回の走行で作業が行なわれる幅を作業幅Yとすると、ピッチpはYよりも小さくする。これにより、作業マージン(作業の重なる幅W)を生じさせる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
たとえばロボット1にワックス塗布などの作業を行なわせる場合がある。このとき、塗布されたワックスが乾いた後にその部分にワックスの重ね塗りが行なわれると、その部分は塗られたワックスが厚くなる。これにより他の部分との間に段差が生じてしまう。図15の例では作業の重なる部分(図15のW)のみが縞状の模様となり、作業の品質が落ちることになる。
【0007】
したがって、一度目に塗ったワックスが乾かないうちに、重ね塗りする必要がある。また、塗布されたワックスが半乾きのときに重ね塗りが行なわれると、完全にワックスが乾燥したときに艶が失われてしまう。
【0008】
特に、ワックスの重ね塗りを行なうときに最も長く時間があいてしまうのは、図14におけるa地点からb地点までの間である。ここに、ロボット1がLの距離を直進走行するのに必要な時間をtL0とし、ロボット1が90°回転するのに必要な時間をtrとし、ロボット1がpのピッチを走行するのに必要な時間をtpとすると、a地点からb地点に到達するのに必要な時間は、(0)式で表わされる。
【0009】
2×tL0+tp+2×tr …(0)
この発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、移動体が作業を行なうときの品質を向上させることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、移動体の制御装置は、作業領域内を走行することで作業を行なう移動体の制御を行なう移動体の制御装置であって、移動体が作業領域内の第1の領域の作業を行なった後、その一部が第1の領域の一部と共通となる第2の領域の作業を行なうように移動体を制御する制御手段を備え、第1の領域の作業において移動体が共通の領域を最初に作業した場所が、第2の領域の作業において再度作業されるまでの時間が所定の時間以下となるように、第1の領域での移動体の走行距離を決定することを特徴としている。
【0011】
この発明に従うと、再度作業が行なわれるまでの時間に基づいて移動体の走行距離が決定されるため、作業の品質を向上させることができる。
【0012】
好ましくは移動体の制御装置は、移動体が第1の領域の作業を行なった後、第1の領域の周辺部分の作業を再度行なうことを特徴としている。
【0013】
の発明に従うと、第1の領域の作業を行なった後、第1の領域の周辺部分の作業を再度行なうことで、第2の領域における最初に作業した時点を最新にすることができる。これにより、以降の経路計画を制約する大きな要因が取除かれる。
好ましくは所定の時間は、オペレーターが入力した情報に基づいて決定される。
好ましくは作業領域はオペレーターが入力可能である。
好ましくは入力される情報は、作業領域の縦長さと横長さである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好ましい実施の形態を図面を参照して詳しく説明する。図中同一符号は同一または相当部分を示す。
【0015】
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態における自走式ロボット1とそのコントローラ2の外観を示す斜視図である。
【0016】
図を参照して、ロボット1は壁などとの接触を検知するための接触センサ7と、壁などとの間の距離を測定し、壁などに倣った走行を実現するための倣いセンサ8a〜8dと、不織布を回転させることにより、床面に対してワックス塗布作業を行なう作業部31と、ユーザに対しメッセージを表示する表示部18と、作業を開始させるための作業開始ボタン90とを備えている。また、メモリカード13をロボット1に挿入することにより、記憶された命令をロボット1は実行することができる。
【0017】
ロボット1は、駆動輪を備える走行部と、車体部とから構成される。走行部と車体部とは相対的に回動自在に構成される。作業部31は車体部に取付けられる。
【0018】
図2はコントローラ2の平面図である。
図を参照して、コントローラ2はロボット1を遠隔操作したり、走行や作業を教示するために用いられる。コントローラの入力部として、動作シフトボタン群40と、方向指定のための十字カーソルボタン35と、モードを切換えるためのモード切換ボタン36と、ロボットの動作の開始を指示するための開始ボタン37と、動作の停止を指示するための停止ボタン38と、動作を一端停止させるための一端停止ボタン39と、設定の取消を行なう取消ボタン52と、入力されたデータの設定を行なうための設定ボタン53と、電源スイッチ46とが配設されている。
【0019】
動作シフトボタン群40は、車体部の向きは変えずに走行部の向きのみを左右に回転させる走行部回転ボタン41と、車体部と走行部とを同時に回転させる車体部回転ボタン42と、作業部31を車体部に対して左右に移動させるための作業部スライドボタン43と、Uターン動作を指定するUターンボタン44と、ジグザグ走行を指定するためのジグザグボタン45とを含む。
【0020】
これらのボタンを組合せて使用することで、ロボットの遠隔操作、作業の教示、編集および設定が行なわれる。
【0021】
また、コントローラ2は液晶表示装置により構成される表示部49を有している。
【0022】
表示部49には、図3に示されるようにジグザグ走行の設定メニューなどが表示される。ユーザは表示部49を見ながら十字カーソルボタン35や設定ボタン53などを操作することによりコントローラへデータの入力を行なうことができる。
【0023】
図4は、図1に示されるロボット1の構成を示すブロック図である。
図を参照して、ロボット1は大きくはロボットの走行制御を行なう走行制御部32と、ワックス塗布作業の制御を行なう作業制御部33とから構成される。
【0024】
走行制御部32は、走行部の処理を司る走行部CPU27と、左右各々の駆動輪3a,3bの駆動制御を行なう駆動制御部14a,14bと、車体部と走行部とを相対的に回転させるための車体部回転制御部69と、走行制御手順などを記憶する走行制御部メモリ28とから構成される。
【0025】
走行制御部32には、左右の駆動輪の回転量からロボットの走行距離を検出する距離検出計79a,79bと、ロボットの周辺の環境を認識するための測距センサ6と、走行部と車体部とを相対的に回転させるための車体部回転モータ68とが接続されている。
【0026】
作業制御部33は、作業部の処理を司る作業部CPU12と、表示部18での表示の制御を行なう表示制御部19と、入力部16での入力制御を行なう入力制御部17と、メモリカード13の読取を行なうメモリカード読取部77と、コントローラとの間で通信を行なう通信部11と、ワックスを滴下するためのポンプ22を制御するポンプ制御部23と、滴下されたワックスを床面に対して広げるとともに、床面の圧擦を行なうロータ9を制御するロータ制御部15と、作業部を移動させるためのモータ25を駆動する作業部移動制御部26と、電源回路21とを備える。
【0027】
また、作業制御部33には、ワックスの滴下を検出する液検出センサ73と、接触センサ7と、ジャイロセンサ78と、倣いセンサ8と、バッテリ20とが接続されている。
【0028】
作業部CPU12と走行部CPU27とは相互に接続されている。
図5はコントローラ2の構成を示すブロック図である。
【0029】
図を参照して、コントローラは、コントローラの制御を行なうコントローラ制御部CPU51と、表示部49の制御を行なう表示制御部81と、前述のボタンなどにより構成される入力部80の制御を行なう入力制御部47と、ロボット1との間で通信を行なうための通信部48と、通信部の制御を行なう通信制御部82と、バッテリ83と、外部インタフェース50とを備える。
【0030】
外部インタフェース50を介して、コントローラ2はパーソナルコンピュータやプリンタなどの外部機器と直接的または間接的に接続可能な構成となっている。
【0031】
図6は、本実施の形態におけるロボット1の作業経路の一例を示す平面図である。
【0032】
ロボット1のワックスを塗布する領域(作業領域)Aが横長さLy、縦長さLxであると仮定する。このような作業領域の横長さと縦長さとをユーザがロボット1に入力することによって、ロボット1の移動経路は自動的に決定される。また、ロボット1の行なうジグザグ走行は複数のブロックに分割されるように経路は生成される。
【0033】
図6の例では、走行経路は縦方向に3つのブロックB1〜B3に分割され、それぞれのブロックにおいてジグザグ走行が行なわれる。ここに、ジグザグ走行の横方向のピッチをp、ジグザグ走行の縦方向の長さをL1とする。また、ブロックB1とブロックB2、そしてブロックB2とブロックB3が接する領域は、ワックスを重ね塗りするところであり、前の作業とその次の作業の共通の領域となる。
【0034】
このようにジグザグ走行を複数のブロックに分割する理由は、床面にワックスを塗布してから次にワックスを重ね塗りするまでの時間を短縮するためである。すなわち、図14に示される経路において、ワックスを塗布してから重ね塗りを行なうまでに最も長い時間がかかるのは、a地点からb地点に至るまでである。これに対して、本実施の形態においては、ジグザグ走行を複数のブロックB1〜B3に区切っているため、図14のa地点およびb地点に対応するのは、図6のc1地点およびd1地点である。ここで、ワックスが塗布されてから半乾きになるまでの時間をTとすると、ロボット1がc1地点からd1地点にまでに至る時間が、時間T以下になるように走行経路が決定される。したがって、縦長さL1が制約を受けて、作業領域の縦長さLxを端まで作業するためには、縦長さL1を継ぎ足すことになる。すなわち、ジグザグ走行を複数のブロックに分割して作業することになる。
【0035】
ここで、ブロックB1とブロックB2の共通の領域において、ロボット1が最初に作業した時点は、ブロックB1でc1地点を塗布した時点であり、その地点を再度作業するのは、ブロックB2でd1地点を塗布するときである。
【0036】
また、本実施の形態においては、図6におけるc1地点のワックス塗布からd1地点でワックスの重ね塗りをするまでの時間が最も長くなる。この時間が、ワックスが半乾きとならない時間以下となるように走行経路は決定される。
【0037】
図7は、ロボット1のワックス塗布作業での処理を示すフローチャートである。
【0038】
図を参照して、ステップS100で、ワックスを塗布してから重ね塗りをするまでの時間であって、ワックスの乾燥により作業の品質が落ちない最長の時間Tを入力する。この値は、ユーザからのコントローラ2を介した入力により行なわれる。この入力は直接時間Tを入力するようにしてもよいし、ワックスの種類とそれに対応する時間Tとをロボット1に記憶させるようにして、ユーザからはワックスの種類を入力するようにしてもよい。
【0039】
次に、ステップS101で、図3に示される表示が表示部49に行なわれる。ここで、ユーザは作業領域Aの縦長さLxと横長さLyとを入力する。ステップS102で、作業領域の横長さLyに基づいて、横移動ピッチpとレーン数Nの算出がなされる。ステップS103で、ロボット1の進行速度からピッチpを走行するための時間tpが求められる。
【0040】
ステップS104で、ピッチpを走行するための時間tp、ロボット1が90°回転するために要する時間tr、およびステップS100で入力された時間Tを用い、式(1)によってジグザグ走行の縦方向の長さL1を走行するための時間tL1が求められる。
【0041】
2×n×tL1+2×n×tp+4×n×tr=T …(1)
ただし式(1)においてn=(レーン数N)−1である。
【0042】
次に、ステップS105でtL1の値とロボットの速度とから、ジグザグ走行の縦方向の長さL1が求められる。
【0043】
ステップS106で、変数L1,p,Nに基づいて、図6に示されるロボット1の走行が行なわれる。
【0044】
図8は、図7のステップS102で行なわれる横移動ピッチpとレーン数Nの算出処理を示すフローチャートである。
【0045】
図を参照して、ステップS201で、入力された作業領域の横長さLyからロボット1の作業幅Yを引いた値が、基準走行幅W0として演算される。ここに、作業幅Yとは、図9を参照してロボット1が1回の直進走行により作業することができる幅Yを示す。これにより、図6を参照して作業領域の横長さLyから作業幅Yを引くことにより得られた基準走行幅W0は、ロボット1が作業を開始直後に走行するレーンと作業終了時に走行するレーンとの間の幅を示すこととなる。
【0046】
再び図8を参照してステップS202で、作業幅Yから最小作業マージンW3を引いた値が、最大走行ピッチP1として演算される。ここに、最小作業マージンW3とは、図9を参照してロボット1がジグザグ走行をするときにその往復運動で重ね合わされる作業幅の最小値を示す。この最小値は、ロボット1の走行に関する誤差に基づいて定められる。また、最大走行ピッチP1とは、ジグザグ走行の横方向のピッチpであって、とり得る最大値を示す。
【0047】
ステップS203で、基準走行幅W0を最大走行ピッチP1以下で走行することができる最小のレーン数Nが求められる。次に、ステップS204でジグザグ走行のピッチpの値にW0/(N−1)が代入される。
【0048】
このような制御を行なうことにより、図6においてロボット1がc1地点からd1地点に至るまでの間にワックスが半乾きになったり完全に乾燥したりすることがなくなる。これにより、ワックス塗布面に凹凸が生じることやワックス塗布後の床面の艶が失われてしまうことが防止される。
【0049】
[第2の実施の形態]
図10は、第2の実施の形態におけるロボット1の移動経路を示す平面図である。なお、このロボット1のハードウェア構成は第1の実施の形態と同じであるため説明を繰返さない。
【0050】
この実施の形態では、ロボット1は、1つのブロックでジグザグ走行を終了すると横方向に移動し、開始側のレーンまで戻る(d2地点)。この横方向の移動で、ブロックB1の周辺部分を再度作業することになる。そして次のブロックのジグザグ走行を行なう。これにより、c2地点からd2地点に至るまでの時間(図6におけるc1地点からd1地点に対応する時間)を短くすることができる。これにより、ジグザグ走行の縦方向の距離L2をより長くすることができ、全体の作業をより速く行なうことができる。また、ワックスの塗布作業では、できるだけ長い直進距離で塗布した方が高い品質が得られるので、第1の実施形態に比べ作業品質を向上させることができる。具体的には、距離L2を走行するための時間tL2は式(2)により求められる。
【0051】
n×tL2+2×n×tp+2×n×tr=T …(2)
ただし、n=(レーンの数N)−1であり、tpはピッチpを走行するための時間であり、trはロボットが90°回転するために要する時間である。
【0052】
よって、第1の実施の形態と比較して塗布するワックスの種類が同じでTが等しいとすると、(1)および(2)式より、
n×tL2+2×n×tp+2×n×tr=2×n×tL1+2×n×tp+4×n×tr
であり、
L2=2×tL1+2×tr …(3)
となる。
【0053】
ロボットの直進に必要な時間は距離に比例するため、第2の実施の形態におけるジグザグ走行の直進距離L2は、第1の実施の形態における距離L1に比べ、2倍以上となる。
【0054】
次に、具体的なロボット1の動作について説明する。
図11を参照して、ロボット1は左右を壁に挟まれた領域の作業などを行なうために用いられる。領域の縦長さLxと横長さLyとがコントローラ2から入力されると、その情報はロボット1に送信される。ロボット1は、上述のように各種変数に基づきジグザグ走行のピッチpと、ジグザグ走行の縦方向の長さL2と、レーン数Nとを計算し、移動経路を決定する。その移動経路に基づき移動が行なわれる。
【0055】
移動開始地点aからの直進動作は右側の倣いセンサ8c,8dが用いられて、右側の壁に倣った走行が行なわれる。b地点まで到達すると、ロボット1は一旦停止する。次に、左方向に作業を進めていくために、左回転とピッチpの直進と、左回転とを行なうことにより、Uターンが行なわれる。Uターン動作が完了した後、ロボット1はc地点からd地点に向かう第2レーンを前進走行する。第2レーンでは、測距センサ6を用いて、左右の壁に対して距離を一定に保つように走行が行なわれる。d地点に達すると、ロボット1は右方向のUターンを行なう。それ以降、この往復動作を繰返すことによりジグザグ走行が行なわれる。e地点からf地点に至るジグザグ走行の最後のレーンでは、左方向の倣いセンサ8a,8bが用いられる。
【0056】
f地点においてロボット1は右方向に90°回転する。なお、ここでの90°回転は左側に壁があるため、ロボット1を一旦壁から離した後に、回転を行なう必要がある。そのため、90°回転は図12に示されるステップにより行なわれる。
【0057】
図12を参照して、ロボット1がジグザグ走行の最後の地点(f地点)に到達したのであれば(A)、駆動輪3a,3bの方向を矢印で示されるように右方向に向かうようにする(B)。次に、駆動輪を回転させることにより、ロボット1は左側にある壁から離れる(C)。このとき、作業部31の位置がロボット1の中心に対して右側にずれているときには、作業部31を左側に移動させ、作業部31の位置を中央とする(C)。この状態で、ロボット1の車体部が時計方向に90°回転する(D)。次に、作業のし残しが生ずることを防ぐために、ロボット1は壁に接触するまで後退を行なう(E)。
【0058】
図11に戻って、ロボット1はf地点からg地点まで前進する。g地点において、ロボット1は左に90°回転を行なった後に少し前進することにより、次のジグザグ走行のブロックの開始位置に移動する。その後、同様にジグザグ走行を繰返すことにより、h地点で作業は終了する。
【0059】
なお、図11においては、作業の終了位置(h地点)をロボット1の作業の開始側としたが、図13に示されるように作業の終了位置(h地点)をロボット1の作業の開始方向とは反対側とすることもできる。また、ユーザによって作業の終了位置を開始位置と同じ側とするか違う側とするかを設定させるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるロボットの斜視図である。
【図2】図1におけるコントローラ2の平面図である。
【図3】コントローラ2の表示部18に表示される画面を示す図である。
【図4】ロボット1の回路構成を示すブロック図である。
【図5】コントローラ2の回路構成を示すブロック図である。
【図6】ロボット1が決定する移動経路の平面図である。
【図7】ロボット1の走行処理を示すフローチャートである。
【図8】図7の横移動ピッチpとレーン数Nの算出ルーチン(S102)のフローチャートである。
【図9】ロボット1の作業幅と作業の重なり領域を説明するための平面図である。
【図10】第2の実施の形態におけるロボット1の移動経路の平面図である。
【図11】第2の実施の形態におけるロボット1の作業を説明するための平面図である。
【図12】図11のf地点でのロボット1の動作を説明するための平面図である。
【図13】第2の実施の形態における移動経路の変形例を示す図である。
【図14】従来のロボットが行なうジグザグ走行の例を示す平面図である。
【図15】ジグザグ走行における作業の重なり領域を説明するための図である。
【符号の説明】
1 ロボット
Y 作業幅

Claims (5)

  1. 作業領域内を走行することで作業を行なう移動体の制御を行なう移動体の制御装置であって、
    前記移動体が前記作業領域内の第1の領域の作業を行なった後、その一部が前記第1の領域の一部と共通となる第2の領域の作業を行なうように前記移動体を制御する制御手段を備え、
    前記第1の領域の作業において前記移動体が前記共通の領域を最初に作業した場所が、前記第2の領域の作業において再度作業されるまでの時間が所定の時間以下となるように、前記第1の領域での前記移動体の走行距離を決定することを特徴とした、移動体の制御装置。
  2. 前記移動体が前記第1の領域の作業を行なった後、前記第1の領域の周辺部分の作業を再度行なうことを特徴とした、請求項1に記載の移動体の制御装置。
  3. 前記所定の時間は、オペレーターが入力した情報に基づいて決定されることを特徴とした、請求項1に記載の移動体の制御装置。
  4. 前記作業領域はオペレーターが入力可能であることを特徴とした、請求項1に記載の移動体の制御装置。
  5. 前記入力される情報は、作業領域の縦長さと横長さであることを特徴とした、請求項4に記載の移動体の制御装置。
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