JPH1165657A - 移動体の制御装置 - Google Patents

移動体の制御装置

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JPH1165657A
JPH1165657A JP9226295A JP22629597A JPH1165657A JP H1165657 A JPH1165657 A JP H1165657A JP 9226295 A JP9226295 A JP 9226295A JP 22629597 A JP22629597 A JP 22629597A JP H1165657 A JPH1165657 A JP H1165657A
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恭子 中村
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    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots
    • G05D1/02Control of position or course in two dimensions
    • G05D1/021Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles
    • G05D1/0212Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles with means for defining a desired trajectory
    • G05D1/0219Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles with means for defining a desired trajectory ensuring the processing of the whole working surface

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワックスの塗布を行なうロボットの作業品質
を向上させる。 【解決手段】 ロボット1が作業領域A内の作業を行な
うときに、作業領域Aを複数のブロックB1〜B3に区
切り、各々のブロック内でジグザグ走行が行なわれる。
1つのブロック内でジグザグ走行が終了すると、作業領
域A内の作業を開始した側へロボット1は移動する(d
2)。これにより、c2地点からd2地点に至るまでの
時間を短縮することができ、ワックスが乾燥する前に重
ね塗りを行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は移動体の制御装置
に関し、特に移動体が指定された領域を全面にわたって
作業するために、移動体をジグザグ走行させるための移
動体の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】指定された領域内を全面にわたって隈無
く作業するためのロボット(移動体の一種)が従来より
知られている。そのようなロボットの制御方法として、
ジグザグ走行が一般的に採用されている。ジグザグ走行
とは、指定された領域内を所定の間隔をおいて往復する
走行である。ジグザグ走行は、平面上の前進動作と、左
右のUターン動作とを組合せることで実現される。ロボ
ットの作業内容として、清掃や、ワックス塗布や、薬剤
の塗布などがある。
【0003】図14は、ジグザグ走行の経路の例を説明
するための図である。ロボット1は、a地点より出発
し、作業領域Aの縦方向の長さL0 だけ前進した後、左
へ90°ターンし、ピッチp前進した後、左へ90°タ
ーンする。その後、長さL0 前進することで、b地点に
到達する。その後も、90°ターン、ピッチpの前進、
90°ターン、およびL0 の前進を繰返すことで、作業
領域Aを隈無く作業することができる。
【0004】このような作業において、ロボット1の走
行距離や回転角度に誤差が生じたり、ロボット1が走行
する床面の状態によって走行距離に差異が生じてしまう
ことがある。そのようなときにも作業のし残しが生じな
いように、往復時にロボットが作業する領域は重なるよ
うにピッチpが定められる。
【0005】具体的には、図15を参照して、ロボット
1の1回の走行で作業が行なわれる幅を作業幅Yとする
と、ピッチpはYよりも小さくする。これにより、作業
マージン(作業の重なる幅W)を生じさせる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】たとえばロボット1に
ワックス塗布などの作業を行なわせる場合がある。この
とき、塗布されたワックスが乾いた後にその部分にワッ
クスの重ね塗りが行なわれると、その部分は塗られたワ
ックスが厚くなる。これにより他の部分との間に段差が
生じてしまう。図15の例では作業の重なる部分(図1
5のW)のみが縞状の模様となり、作業の品質が落ちる
ことになる。
【0007】したがって、一度目に塗ったワックスが乾
かないうちに、重ね塗りする必要がある。また、塗布さ
れたワックスが半乾きのときに重ね塗りが行なわれる
と、完全にワックスが乾燥したときに艶が失われてしま
う。
【0008】特に、ワックスの重ね塗りを行なうときに
最も長く時間があいてしまうのは、図14におけるa地
点からb地点までの間である。ここに、ロボット1がL
0 の距離を直進走行するのに必要な時間をtL0とし、ロ
ボット1が90°回転するのに必要な時間をtrとし、
ロボット1がpのピッチを走行するのに必要な時間をt
pとすると、a地点からb地点に到達するのに必要な時
間は、(0)式で表わされる。
【0009】 2×tL0+tp+2×tr …(0) この発明は上記問題点を解決するためになされたもので
あり、移動体が作業を行なうときの品質を向上させるこ
とを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明のある局面に従うと、移動体の制御装置は、作
業領域内を移動する移動体の制御を行なう移動体の制御
装置であって、移動体が作業領域内の第1の領域の作業
を行なった後、第1の領域と共通の領域をもつ第2の領
域の作業を行なうように移動体を制御する制御手段を備
え、共通の領域において、移動体が最初に作業をした時
点から再度作業するまでの時間に基づいて、移動体の移
動経路を決定することを特徴としている。
【0011】この発明に従うと、再度作業が行なわれる
までの時間に基づいて移動体の移動経路が決定されるた
め、作業の品質を向上させることができる。
【0012】第2の発明においては、移動体が第1の領
域の作業を行なった後、第2の領域と接する第1の領域
の周辺部分の作業を再度行なうことを特徴としている。
【0013】第2の発明に従うと、第1の領域の作業を
行なった後、第2の領域と接する第1の領域の周辺部分
の作業を再度行なうことで、第2の領域における最初に
作業した時点を最新にすることができる。これにより、
以降の経路計画を制約する大きな要因が取除かれる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施の
形態を図面を参照して詳しく説明する。図中同一符号は
同一または相当部分を示す。
【0015】[第1の実施の形態]図1は、本発明の第
1の実施の形態における自走式ロボット1とそのコント
ローラ2の外観を示す斜視図である。
【0016】図を参照して、ロボット1は壁などとの接
触を検知するための接触センサ7と、壁などとの間の距
離を測定し、壁などに倣った走行を実現するための倣い
センサ8a〜8dと、不織布を回転させることにより、
床面に対してワックス塗布作業を行なう作業部31と、
ユーザに対しメッセージを表示する表示部18と、作業
を開始させるための作業開始ボタン90とを備えてい
る。また、メモリカード13をロボット1に挿入するこ
とにより、記憶された命令をロボット1は実行すること
ができる。
【0017】ロボット1は、駆動輪を備える走行部と、
車体部とから構成される。走行部と車体部とは相対的に
回動自在に構成される。作業部31は車体部に取付けら
れる。
【0018】図2はコントローラ2の平面図である。図
を参照して、コントローラ2はロボット1を遠隔操作し
たり、走行や作業を教示するために用いられる。コント
ローラの入力部として、動作シフトボタン群40と、方
向指定のための十字カーソルボタン35と、モードを切
換えるためのモード切換ボタン36と、ロボットの動作
の開始を指示するための開始ボタン37と、動作の停止
を指示するための停止ボタン38と、動作を一端停止さ
せるための一端停止ボタン39と、設定の取消を行なう
取消ボタン52と、入力されたデータの設定を行なうた
めの設定ボタン53と、電源スイッチ46とが配設され
ている。
【0019】動作シフトボタン群40は、車体部の向き
は変えずに走行部の向きのみを左右に回転させる走行部
回転ボタン41と、車体部と走行部とを同時に回転させ
る車体部回転ボタン42と、作業部31を車体部に対し
て左右に移動させるための作業部スライドボタン43
と、Uターン動作を指定するUターンボタン44と、ジ
グザグ走行を指定するためのジグザグボタン45とを含
む。
【0020】これらのボタンを組合せて使用すること
で、ロボットの遠隔操作、作業の教示、編集および設定
が行なわれる。
【0021】また、コントローラ2は液晶表示装置によ
り構成される表示部49を有している。
【0022】表示部49には、図3に示されるようにジ
グザグ走行の設定メニューなどが表示される。ユーザは
表示部49を見ながら十字カーソルボタン35や設定ボ
タン53などを操作することによりコントローラへデー
タの入力を行なうことができる。
【0023】図4は、図1に示されるロボット1の構成
を示すブロック図である。図を参照して、ロボット1は
大きくはロボットの走行制御を行なう走行制御部32
と、ワックス塗布作業の制御を行なう作業制御部33と
から構成される。
【0024】走行制御部32は、走行部の処理を司る走
行部CPU27と、左右各々の駆動輪3a,3bの駆動
制御を行なう駆動制御部14a,14bと、車体部と走
行部とを相対的に回転させるための車体部回転制御部6
9と、走行制御手順などを記憶する走行制御部メモリ2
8とから構成される。
【0025】走行制御部32には、左右の駆動輪の回転
量からロボットの走行距離を検出する距離検出計79
a,79bと、ロボットの周辺の環境を認識するための
測距センサ6と、走行部と車体部とを相対的に回転させ
るための車体部回転モータ68とが接続されている。
【0026】作業制御部33は、作業部の処理を司る作
業部CPU12と、表示部18での表示の制御を行なう
表示制御部19と、入力部16での入力制御を行なう入
力制御部17と、メモリカード13の読取を行なうメモ
リカード読取部77と、コントローラとの間で通信を行
なう通信部11と、ワックスを滴下するためのポンプ2
2を制御するポンプ制御部23と、滴下されたワックス
を床面に対して広げるとともに、床面の圧擦を行なうロ
ータ9を制御するロータ制御部15と、作業部を移動さ
せるためのモータ25を駆動する作業部移動制御部26
と、電源回路21とを備える。
【0027】また、作業制御部33には、ワックスの滴
下を検出する液検出センサ73と、接触センサ7と、ジ
ャイロセンサ78と、倣いセンサ8と、バッテリ20と
が接続されている。
【0028】作業部CPU12と走行部CPU27とは
相互に接続されている。図5はコントローラ2の構成を
示すブロック図である。
【0029】図を参照して、コントローラは、コントロ
ーラの制御を行なうコントローラ制御部CPU51と、
表示部49の制御を行なう表示制御部81と、前述のボ
タンなどにより構成される入力部80の制御を行なう入
力制御部47と、ロボット1との間で通信を行なうため
の通信部48と、通信部の制御を行なう通信制御部82
と、バッテリ83と、外部インタフェース50とを備え
る。
【0030】外部インタフェース50を介して、コント
ローラ2はパーソナルコンピュータやプリンタなどの外
部機器と直接的または間接的に接続可能な構成となって
いる。
【0031】図6は、本実施の形態におけるロボット1
の作業経路の一例を示す平面図である。
【0032】ロボット1のワックスを塗布する領域(作
業領域)Aが横長さLy、縦長さLxであると仮定す
る。このような作業領域の横長さと縦長さとをユーザが
ロボット1に入力することによって、ロボット1の移動
経路は自動的に決定される。また、ロボット1の行なう
ジグザグ走行は複数のブロックに分割されるように経路
は生成される。
【0033】図6の例では、走行経路は縦方向に3つの
ブロックB1〜B3に分割され、それぞれのブロックに
おいてジグザグ走行が行なわれる。ここに、ジグザグ走
行の横方向のピッチをp、ジグザグ走行の縦方向の長さ
をL1とする。また、ブロックB1とブロックB2、そ
してブロックB2とブロックB3が接する領域は、ワッ
クスを重ね塗りするところであり、前の作業とその次の
作業の共通の領域となる。
【0034】このようにジグザグ走行を複数のブロック
に分割する理由は、床面にワックスを塗布してから次に
ワックスを重ね塗りするまでの時間を短縮するためであ
る。すなわち、図14に示される経路において、ワック
スを塗布してから重ね塗りを行なうまでに最も長い時間
がかかるのは、a地点からb地点に至るまでである。こ
れに対して、本実施の形態においては、ジグザグ走行を
複数のブロックB1〜B3に区切っているため、図14
のa地点およびb地点に対応するのは、図6のc1地点
およびd1地点である。ここで、ワックスが塗布されて
から半乾きになるまでの時間をTとすると、ロボット1
がc1地点からd1地点にまでに至る時間が、時間T以
下になるように走行経路が決定される。したがって、縦
長さL1が制約を受けて、作業領域の縦長さLxを端ま
で作業するためには、縦長さL1を継ぎ足すことにな
る。すなわち、ジグザグ走行を複数のブロックに分割し
て作業することになる。
【0035】ここで、ブロックB1とブロックB2の共
通の領域において、ロボット1が最初に作業した時点
は、ブロックB1でc1地点を塗布した時点であり、そ
の地点を再度作業するのは、ブロックB2でd1地点を
塗布するときである。
【0036】また、本実施の形態においては、図6にお
けるc1地点のワックス塗布からd1地点でワックスの
重ね塗りをするまでの時間が最も長くなる。この時間
が、ワックスが半乾きとならない時間以下となるように
走行経路は決定される。
【0037】図7は、ロボット1のワックス塗布作業で
の処理を示すフローチャートである。
【0038】図を参照して、ステップS100で、ワッ
クスを塗布してから重ね塗りをするまでの時間であっ
て、ワックスの乾燥により作業の品質が落ちない最長の
時間Tを入力する。この値は、ユーザからのコントロー
ラ2を介した入力により行なわれる。この入力は直接時
間Tを入力するようにしてもよいし、ワックスの種類と
それに対応する時間Tとをロボット1に記憶させるよう
にして、ユーザからはワックスの種類を入力するように
してもよい。
【0039】次に、ステップS101で、図3に示され
る表示が表示部49に行なわれる。ここで、ユーザは作
業領域Aの縦長さLxと横長さLyとを入力する。ステ
ップS102で、作業領域の横長さLyに基づいて、横
移動ピッチpとレーン数Nの算出がなされる。ステップ
S103で、ロボット1の進行速度からピッチpを走行
するための時間tpが求められる。
【0040】ステップS104で、ピッチpを走行する
ための時間tp、ロボット1が90°回転するために要
する時間tr、およびステップS100で入力された時
間Tを用い、式(1)によってジグザグ走行の縦方向の
長さL1を走行するための時間tL1が求められる。
【0041】 2×n×tL1+2×n×tp+4×n×tr=T …(1) ただし式(1)においてn=(レーン数N)−1であ
る。
【0042】次に、ステップS105でtL1の値とロボ
ットの速度とから、ジグザグ走行の縦方向の長さL1が
求められる。
【0043】ステップS106で、変数L1,p,Nに
基づいて、図6に示されるロボット1の走行が行なわれ
る。
【0044】図8は、図7のステップS102で行なわ
れる横移動ピッチpとレーン数Nの算出処理を示すフロ
ーチャートである。
【0045】図を参照して、ステップS201で、入力
された作業領域の横長さLyからロボット1の作業幅Y
を引いた値が、基準走行幅W0として演算される。ここ
に、作業幅Yとは、図9を参照してロボット1が1回の
直進走行により作業することができる幅Yを示す。これ
により、図6を参照して作業領域の横長さLyから作業
幅Yを引くことにより得られた基準走行幅W0は、ロボ
ット1が作業を開始直後に走行するレーンと作業終了時
に走行するレーンとの間の幅を示すこととなる。
【0046】再び図8を参照してステップS202で、
作業幅Yから最小作業マージンW3を引いた値が、最大
走行ピッチP1として演算される。ここに、最小作業マ
ージンW3とは、図9を参照してロボット1がジグザグ
走行をするときにその往復運動で重ね合わされる作業幅
の最小値を示す。この最小値は、ロボット1の走行に関
する誤差に基づいて定められる。また、最大走行ピッチ
P1とは、ジグザグ走行の横方向のピッチpであって、
とり得る最大値を示す。
【0047】ステップS203で、基準走行幅W0を最
大走行ピッチP1以下で走行することができる最小のレ
ーン数Nが求められる。次に、ステップS204でジグ
ザグ走行のピッチpの値にW0/(N−1)が代入され
る。
【0048】このような制御を行なうことにより、図6
においてロボット1がc1地点からd1地点に至るまで
の間にワックスが半乾きになったり完全に乾燥したりす
ることがなくなる。これにより、ワックス塗布面に凹凸
が生じることやワックス塗布後の床面の艶が失われてし
まうことが防止される。
【0049】[第2の実施の形態]図10は、第2の実
施の形態におけるロボット1の移動経路を示す平面図で
ある。なお、このロボット1のハードウェア構成は第1
の実施の形態と同じであるため説明を繰返さない。
【0050】この実施の形態では、ロボット1は、1つ
のブロックでジグザグ走行を終了すると横方向に移動
し、開始側のレーンまで戻る(d2地点)。この横方向
の移動で、ブロックB1の周辺部分を再度作業すること
になる。そして次のブロックのジグザグ走行を行なう。
これにより、c2地点からd2地点に至るまでの時間
(図6におけるc1地点からd1地点に対応する時間)
を短くすることができる。これにより、ジグザグ走行の
縦方向の距離L2をより長くすることができ、全体の作
業をより速く行なうことができる。また、ワックスの塗
布作業では、できるだけ長い直進距離で塗布した方が高
い品質が得られるので、第1の実施形態に比べ作業品質
を向上させることができる。具体的には、距離L2を走
行するための時間tL2は式(2)により求められる。
【0051】 n×tL2+2×n×tp+2×n×tr=T …(2) ただし、n=(レーンの数N)−1であり、tpはピッ
チpを走行するための時間であり、trはロボットが9
0°回転するために要する時間である。
【0052】よって、第1の実施の形態と比較して塗布
するワックスの種類が同じでTが等しいとすると、
(1)および(2)式より、 n×tL2+2×n×tp+2×n×tr=2×n×tL1
+2×n×tp+4×n×tr であり、 tL2=2×tL1+2×tr …(3) となる。
【0053】ロボットの直進に必要な時間は距離に比例
するため、第2の実施の形態におけるジグザグ走行の直
進距離L2は、第1の実施の形態における距離L1に比
べ、2倍以上となる。
【0054】次に、具体的なロボット1の動作について
説明する。図11を参照して、ロボット1は左右を壁に
挟まれた領域の作業などを行なうために用いられる。領
域の縦長さLxと横長さLyとがコントローラ2から入
力されると、その情報はロボット1に送信される。ロボ
ット1は、上述のように各種変数に基づきジグザグ走行
のピッチpと、ジグザグ走行の縦方向の長さL2と、レ
ーン数Nとを計算し、移動経路を決定する。その移動経
路に基づき移動が行なわれる。
【0055】移動開始地点aからの直進動作は右側の倣
いセンサ8c,8dが用いられて、右側の壁に倣った走
行が行なわれる。b地点まで到達すると、ロボット1は
一旦停止する。次に、左方向に作業を進めていくため
に、左回転とピッチpの直進と、左回転とを行なうこと
により、Uターンが行なわれる。Uターン動作が完了し
た後、ロボット1はc地点からd地点に向かう第2レー
ンを前進走行する。第2レーンでは、測距センサ6を用
いて、左右の壁に対して距離を一定に保つように走行が
行なわれる。d地点に達すると、ロボット1は右方向の
Uターンを行なう。それ以降、この往復動作を繰返すこ
とによりジグザグ走行が行なわれる。e地点からf地点
に至るジグザグ走行の最後のレーンでは、左方向の倣い
センサ8a,8bが用いられる。
【0056】f地点においてロボット1は右方向に90
°回転する。なお、ここでの90°回転は左側に壁があ
るため、ロボット1を一旦壁から離した後に、回転を行
なう必要がある。そのため、90°回転は図12に示さ
れるステップにより行なわれる。
【0057】図12を参照して、ロボット1がジグザグ
走行の最後の地点(f地点)に到達したのであれば
(A)、駆動輪3a,3bの方向を矢印で示されるよう
に右方向に向かうようにする(B)。次に、駆動輪を回
転させることにより、ロボット1は左側にある壁から離
れる(C)。このとき、作業部31の位置がロボット1
の中心に対して右側にずれているときには、作業部31
を左側に移動させ、作業部31の位置を中央とする
(C)。この状態で、ロボット1の車体部が時計方向に
90°回転する(D)。次に、作業のし残しが生ずるこ
とを防ぐために、ロボット1は壁に接触するまで後退を
行なう(E)。
【0058】図11に戻って、ロボット1はf地点から
g地点まで前進する。g地点において、ロボット1は左
に90°回転を行なった後に少し前進することにより、
次のジグザグ走行のブロックの開始位置に移動する。そ
の後、同様にジグザグ走行を繰返すことにより、h地点
で作業は終了する。
【0059】なお、図11においては、作業の終了位置
(h地点)をロボット1の作業の開始側としたが、図1
3に示されるように作業の終了位置(h地点)をロボッ
ト1の作業の開始方向とは反対側とすることもできる。
また、ユーザによって作業の終了位置を開始位置と同じ
側とするか違う側とするかを設定させるようにしてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるロボットの
斜視図である。
【図2】図1におけるコントローラ2の平面図である。
【図3】コントローラ2の表示部18に表示される画面
を示す図である。
【図4】ロボット1の回路構成を示すブロック図であ
る。
【図5】コントローラ2の回路構成を示すブロック図で
ある。
【図6】ロボット1が決定する移動経路の平面図であ
る。
【図7】ロボット1の走行処理を示すフローチャートで
ある。
【図8】図7の横移動ピッチpとレーン数Nの算出ルー
チン(S102)のフローチャートである。
【図9】ロボット1の作業幅と作業の重なり領域を説明
するための平面図である。
【図10】第2の実施の形態におけるロボット1の移動
経路の平面図である。
【図11】第2の実施の形態におけるロボット1の作業
を説明するための平面図である。
【図12】図11のf地点でのロボット1の動作を説明
するための平面図である。
【図13】第2の実施の形態における移動経路の変形例
を示す図である。
【図14】従来のロボットが行なうジグザグ走行の例を
示す平面図である。
【図15】ジグザグ走行における作業の重なり領域を説
明するための図である。
【符号の説明】
1 ロボット Y 作業幅

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業領域内を移動する移動体の制御を行
    なう移動体の制御装置であって、 前記移動体が前記作業領域内の第1の領域の作業を行な
    った後、前記第1の領域と共通の領域をもつ第2の領域
    の作業を行なうように前記移動体を制御する制御手段を
    備え、 前記共通の領域において、前記移動体が最初に作業した
    時点から再度作業するまでの時間に基づいて、前記移動
    体の移動経路を決定することを特徴とした、移動体の制
    御装置。
  2. 【請求項2】 前記移動体が前記第1の領域の作業を行
    なった後、前記第2の領域と接する前記第1の領域の周
    辺部分の作業を再度行なうことを特徴とした、請求項1
    に記載の移動体の制御装置。
JP22629597A 1997-08-22 1997-08-22 移動体の制御装置 Expired - Fee Related JP3583588B2 (ja)

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