JPH06214261A - 反強誘電性液晶パネル - Google Patents

反強誘電性液晶パネル

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JPH06214261A
JPH06214261A JP2072893A JP2072893A JPH06214261A JP H06214261 A JPH06214261 A JP H06214261A JP 2072893 A JP2072893 A JP 2072893A JP 2072893 A JP2072893 A JP 2072893A JP H06214261 A JPH06214261 A JP H06214261A
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JP
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liquid crystal
transmittance
axis direction
stable state
voltage
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Masaya Kondo
近藤  真哉
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Abstract

(57)【要約】 【目的】反強誘電性液晶パネルに於いてちらつきの無い
良好な表示を行う。 【構成】偏光板の偏光軸方向を電圧を印加したときの液
晶分子の第1の安定状態の時の分子長軸方向と逆極性の
電圧を印加したときの第2の安定状態の時の分子長軸方
向とのなす角度の1/2の角度方向に偏光板の偏光軸方
向を一致させることにより、前記第1の安定状態で白表
示を行ったときと第2の安定状態で白表示を行ったとき
の光の透過率を等しくし、反強誘電性液晶パネルで表示
を行った場合にちらつきの無い良好な表示を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、反強誘電性液晶を液晶
層とする、マトリックス状の画素を有する液晶表示パネ
ルや液晶光シャッターアレイ等の反強誘電性液晶パネル
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】反強誘電性液晶を用いた液晶パネルは、
日本電装(株)及び昭和シェル石油(株)らの特開平2
ー173724号公報で広視野角を有すること、高速応
答が可能なこと、マルチプレックス特性が良好なこと等
が報告されて以来、精力的に研究がなされている。
【0003】図2は反強誘電性液晶をディスプレイとし
て用いる場合の従来の構成図である。クロスニコルに合
わせた偏光板21a,21bの間に、どちらかの偏光板
の偏光軸と電圧無印加時に於ける液晶分子の長軸方向が
平行になるように液晶セル22を置き、電圧無印加時に
黒が、電界印加時には白が表示できるようにしている。
このようなセル構成に於いて液晶セルに電圧を印加した
とき、それに対する透過率変化をグラフにプロットする
と図3のようなヒステリシスカーブを描くことが出来
る。この図3からは、液晶分子にあるパルス波を印加し
た場合に、このパルス幅と電圧値の積の値がしきい値以
上の値をとる場合には透過率が飽和した状態、つまり第
1の安定状態(強誘電状態)が選択される。また前記印
加電圧の逆極性のパルス波を印加した場合もしきい値以
上の値を取る場合には透過率が飽和した状態、つまり第
2の安定状態(強誘電状態)が選択される。この第1の
状態及び第2の状態から、前記パルス幅と電圧値の積の
値の絶対値があるしきい値より低い場合には第3の安定
状態(反強誘電状態)が選択される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
電圧無印加時(第3の安定状態)の液晶分子長軸方向
と、透過率が飽和する第1の安定状態の液晶分子長軸方
向とのなす角度が、電圧無印加時の液晶分子長軸方向と
逆極性の電圧を印加して透過率が飽和する第2の安定状
態の液晶分子長軸方向とのなす角度と等しくならないこ
とがある。よって、従来の技術のように電圧無印加時の
液晶分子長軸方向と偏光板のいずれか一方の偏光軸方向
が平行状態となるように偏光板と液晶セルを構成した場
合には、第1の安定状態の分子長軸方向と偏光軸方向と
のなす角度と、第2の安定状態の分子長軸方向と偏光軸
方向とのなす角度が異なるため、第1の安定状態の光の
透過率と第2の安定状態での光の透過率も異なってしま
う。このため第1の安定状態で白表示を行った場合と第
2の安定状態で白表示を行った場合とで光の透過率が異
なり、視覚的に異なった白が表示され、表示を行った場
合にはちらつきとなって視覚されてしまう。そこで本発
明の目的は、どのような反強誘電性液晶材料を用いた場
合でも、ちらつきの少ない良好な表示を行うことを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、反強誘電性液晶を挟持した液晶パネルに
ついて、液晶パネルを偏光軸方向が互いに直交するよう
に設けた2枚の偏光板の間に挟持し、いずれか一方の偏
光板の偏光軸方向が、液晶パネルの電圧を印加し透過率
変化が飽和した時の分子長軸方向と逆極性の電圧を印加
し透過率変化が飽和した場合の分子長軸方向とのなす角
度の1/2の角度方向に平行になるような構成とし、こ
れより反強誘電性液晶分子が電圧無印加時の安定状態の
分子長軸方向と電圧印加時の第1の安定状態の時の分子
長軸方向のなす角度と、第2の安定状態の分子長軸方向
とのなす角度が異なった場合にも、偏光板の偏光軸方向
と第1の安定状態の分子長軸方向とのなす角度と、第2
の安定状態の時の分子の長軸方向となす角度が一致する
事を特徴としている。
【0006】
【作用】反強誘電性液晶で表示を行う場合には印加電圧
の直流成分を残さないために白表示を行う場合にはこの
第1の安定状態と第2の安定状態の両方を用いる必要が
あり、このためにそれぞれの透過率が異なる場合には実
際の表示を行った場合にはちらつきとして視覚されるた
めに良好な表示が行えなかった。
【0007】しかし、第1の安定状態の時の分子の長軸
方向と第2の分子の長軸方向とのなす角度の1/2の角
度方向に偏光板の偏光軸方向を一致させた場合には、第
1の安定状態の分子長軸方向と偏光軸とのなす角度と、
第2の安定状態の分子長軸方向と偏光軸とのなす角度が
等しいために、第1の安定状態での光の透過率と第2の
安定状態での光の透過率が等しく、実際の表示を行った
場合でもちらつきが無く良好な表示を行うことが出来
る。
【0008】
【実施例】
実施例、以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。図4は本実施例に用いた液晶パネルのセル構成
図である。本実施例で用いた液晶パネルは約2μの厚さ
の反強誘電性液晶層46を持つ一対のガラス基板43
a、43bから構成されている。ガラス基板の対抗面に
は電極44a、44bが形成されており、その上に高分
子配向膜45a、45bが塗布され、ラビング処理がな
されている。さらに一方のガラス基板の外側にに第1の
偏光板41aが設置されており、他方のガラス基板の外
側には第1の偏光板41aの偏光軸と90°異なるよう
にして第2の偏光板41bが設置されている。また第1
の偏光板の偏向軸は電圧を印加し透過率が飽和した時
(第1の安定状態)の液晶分子長軸方向と逆電圧を印加
して透過率が飽和した時(第2の安定状態)の液晶分子
長軸方向とのなす角度の1/2の角度方向に平行に設定
した。この時、偏光軸と電圧無印加時の分子長軸方向は
4°傾いていた。その結果、電圧を印加し透過率変化が
飽和する第1の安定状態の液晶セルの透過率は36.6
%、また逆特性の電圧を印加し透過率変化が飽和する第
2の安定状態での透過率も36.6%と等しく、時分割
駆動により表示を行った場合でもちらつきが無く良好な
表示が行えた。
【0009】比較例、実施例と同様の図4のセル構成を
用い、偏光板は実施例と同様に、ガラス基板の外側に第
1の偏光板41aが設置され、他方のガラス基板には第
1の偏光板41aの偏向軸と90°異なるようにして第
2の偏光板41bが設置されている。しかし、一方の偏
光板の偏向軸は電圧無印加時の液晶分子の長軸方向と平
行になるように設定した。その結果、電圧を印加し透過
率変化が飽和する第1の安定状態の液晶セルの透過率は
37.8%、また逆特性の電圧を印加し透過率変化が飽
和する第2の安定状態での透過率は35.8%と、同じ
白表示を行った時の透過率が異なり、表示を行った際に
ちらつきとして視覚された。
【0010】実施例および比較例の結果を表1に示す。
【0011】
【0012】
【発明の効果】以上の実施例で述べたように、本発明の
セル構成を用いることによりちらつきの無い良好な時分
割駆動表示が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いた液晶セルと偏光板の構成図であ
る。
【図2】従来の反強誘電性液晶セルと偏光板の構成図で
ある。
【図3】反強誘電性液晶の特性を示すヒステリシスカー
ブを示す図である。
【図4】反強誘電性液晶パネルのセル構成図である。
【符号の説明】
11a、11b 偏光板 12 液晶セル 21a、21b 偏光板 22 液晶セル 41a、41b 偏光板 42a、42b シール材 43a 43b ガラス基板 44a、44b 電極 45a、45b 高分子配向膜 46 反強誘電性液晶

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向面にそれぞれ電極を有する1対の基
    板間に反強誘電性液晶を挟持した反強誘電性液晶パネル
    に於いて、前記液晶パネルは偏光軸方向が互いに直交す
    るように設けた2枚の偏光板の間に挟持され、前記偏光
    板のうち一方の偏光板の偏光軸方向が、前記液晶パネル
    の電圧を印加し透過率変化が飽和した時の液晶分子長軸
    方向と逆極性の電圧を印加し透過率変化が飽和した時の
    液晶分子長軸方向とのなす角度の1/2の角度方向に平
    行になることを特徴とする反強誘電性液晶パネル。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998044383A1 (fr) * 1997-03-31 1998-10-08 Citizen Watch Co., Ltd. Dispositif a cristaux liquides antiferro-electriques et procede de fabrication de celui-ci
US6163360A (en) * 1996-06-24 2000-12-19 Casio Computer Co., Ltd. Liquid crystal display apparatus
JP2006201246A (ja) * 2005-01-18 2006-08-03 Citizen Watch Co Ltd メモリ性液晶表示装置

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