JPH06214040A - 振動速度検出型地震センサ - Google Patents

振動速度検出型地震センサ

Info

Publication number
JPH06214040A
JPH06214040A JP9848191A JP9848191A JPH06214040A JP H06214040 A JPH06214040 A JP H06214040A JP 9848191 A JP9848191 A JP 9848191A JP 9848191 A JP9848191 A JP 9848191A JP H06214040 A JPH06214040 A JP H06214040A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
control plate
receiving element
pendulum
shielding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9848191A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2911248B2 (ja
Inventor
Takashi Iwata
隆 岩田
Hiroyuki Nakane
宏行 中根
Hidekazu Kodama
英一 児玉
Isamu Yokoi
勇 横井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP9848191A priority Critical patent/JP2911248B2/ja
Publication of JPH06214040A publication Critical patent/JPH06214040A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2911248B2 publication Critical patent/JP2911248B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 〔目的〕 電磁波ノイズで誤作動せず、安価に製作でき
る振動速度検出型地震センサを得る。 〔構成〕 自由支点2を有する振子軸1を垂下させてこ
れにスリット5付の制御プレート6と制動盤7を取り付
けると共に発光素子3と受光素子4をスリット5の中心
上下位置に対向させて配置し、地震による振子運動によ
り発生する制御プレート6の変位を受光素子で捕捉して
信号を出力し、この信号で安全装置の制御回路を制御す
る。 〔効果〕 制御プレート6の変位量を受光素子4で捕捉
する所謂機械的な運動で被害が発生すると予測される地
震の大きさを検出するため、電磁波ノイズには全く影響
されない。この結果、誤作動の心配がないと共に電磁コ
イルを利用しないため安価に製作できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地震発生時に、その揺
れの大きさが、建造物に被害が発生すると予測される大
きさを検知したときに、例えば安全装置、警報装置等の
制御回路を作動させるSI(Spectrum Int
ensity)値検出型を含む振動速度検出型地震セン
サに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、地震発生時に都市ガス供給システ
ム或いは石油プラント等において誘発される火炎その他
の二次災害を防止する目的から、図3に示すように、受
台51上に鋼球52を置いて、一定以上の地震の加速度
を感知したときに鋼球52を落下させて電気接点53を
スプリング54により閉じるように構成したもの、或い
は図4に示すようにバネ材56により支持された振子5
7が振動して一定以上の加速度となった時に電気接点5
5が閉じるように構成した地震センサが知られている。
【0003】上記地震センサは何れも地震の大きさを加
速度で感知する構成であるが、都市ガスの供給システム
或いは石油プラント、超高層ビル等のような建造物の場
合、地震時の被害の発生は必ずしも加速度の大きさに比
例するものではないことが判明している。
【0004】このため、上記した加速度応答型の地震セ
ンサでは適切な災害防止が果たせない場合がある。
【0005】そこで提案されているのがSI値や最大速
度等を検出する所謂振動速度検出型地震センサによる災
害防止対策の構築である。
【0006】従来、このような振動速度検出型地震セン
サは、電磁誘導の原理で加速度波形を収集し、演算回路
又はコンピュータにより例えばSI値を算出している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように電
磁誘導の原理で加速度波形を収集する方式の場合、セン
サ付近で万一電磁ノイズが発生するとこのノイズで誤作
動することがあり、信頼性に欠けるという欠点があると
共に電磁コイルを利用しているために高価である。
【0008】本発明はかかる点に鑑みて提案されるもの
で、その目的は、電磁波ノイズで誤作動せず、安価に製
作できる振動速度検出型地震センサを提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は次のとお
りである。
【0010】過制動機構により、直接振動速度に比例し
た全方向の動きが得られるように構成した振子と、前記
振子の変位を光センサにより検出し、この変位が一定以
上になると制御信号を出力するように構成した制御回路
と、から成る振動速度検出型地震センサ。
【0011】なお、上記構成において、振子に円盤状の
制御プレートを取り付け、この制御プレートの一部に遮
光又は透光部を形成すると共に遮光又は透光部を中間に
して対向するように制御回路の発光素子と受光素子を配
置して振動速度検出型地震センサを構成してもよい。
【0012】又、制御プレートに遮光又は透光面積の異
なる複数の遮光又は透光部を形成すると共に夫々の遮光
又は透光部を中間にして対向するように制御回路の発光
素子と受光素子を配置し、それぞれの受光素子からの信
号を切り替えて使用することにより制御回路から出力さ
れる制御信号を選定して、制御回路の設定値(振動の大
きさ)を変更できるように構成してもよい。
【0013】制御プレートの形状は、円形、多角形を特
に問わないが、重量バランスを考えた場合、真円が望ま
しい。又、温度変化の影響を受けない材質のものが選択
されることは勿論である。
【0014】発光素子と受光素子の位置は、制御プレー
トに遮光又は透光部としてスリットを設けた場合にはこ
のスリットの中心の上下である。なお、スリットではな
く、円盤状の制御プレートの周縁から微小離れた位置に
対向させて発光素子と受光素子を配置することにより、
制御プレートの変位を360°方向で検出するようにし
てもよい。この際の配置位置は、最小で3ケ所、出来れ
ば4ケ所以上等間隔で配置するのが精度上望ましい。
【0015】
【作用】地震が発生してこの揺れ(振動)がセンサに作
用すると、制御プレートを含む振子が振れる。この振れ
により、発光素子から発光されている光が制御プレート
で遮光又は透光されたとき、受光素子に信号が発生し、
この信号で例えば安全装置が作動する。
【0016】なお、発光素子は常時発光させておく場
合、電池式であると電力の消費が大きいので、例えばこ
の電池の電源スイッチをON、OFFするために、図
3、図4に示したような加速度式の地震センサと組み合
わせておき、一定の大きさの地震を感知したときにの
み、電源スイッチをON状態に設定するようにしてもよ
い。
【0017】
【実施例】図1に本発明を実施した地震センサの概略を
示す。この図において、符号の1は振子軸であって、支
持台12上にジンバル機構による支点2で支持され、3
60°方向に揺動自在である。
【0018】該振子軸1の下端には過制動機構として、
アルミ板よりなる制動盤7が水平に固着されており、制
動用永久磁石8の両磁極間に制動盤7の周囲の1部が位
置している。そして、この制動盤7には例えば振子軸1
の動きに制動係数h=3で計算して得た制動を与えるよ
うになっている。
【0019】振子軸1には、図2に示すように、円形の
スリット5を設けた円盤状の透明な制御プレート6が水
平に固着されている。そして、制御プレート6には遮光
処理したスリット5が設けられており、このスリット5
の中心上下位置には制御プレート6の変位(振れ)を検
出するため受光素子4及び発光素子3が対向して配置さ
れており、発光素子3からの光はスリット5で平時は遮
光されている。なお、受光素子4は例えば安全器側の増
幅器9と接続され、更に増幅器9は安全装置の制御回路
11に設けられたリレー接点10に接続されている。
【0020】ここで、地震が発生すると振子軸1が支点
2を中心として揺れて制御プレート6が変位する。そし
て、この変位により、スリット5が発光素子3と受光素
子4を外れると、発光素子3から発光されている光が制
御プレート6内を透過し、受光素子4に入力される。こ
のとき、受光素子4から信号が出力され、この信号は増
幅器9により増幅されてリレー接点10に入り、制御回
路11を開又は閉とする。今ここで地動をYとし、振子
軸1の変位値をXとすると次の関係数式1が成立する
(但し、h…制動係数、ω…振子の固有角振動数)。
【0021】
【数1】
【0022】
【0023】制動板7と永久磁石8の関係を調整してh
=3の条件を満たすと数式1は近似的に数式2及び数式
3となる(但し、h…制動係数、ω…振子の固有角振
動数)。
【0024】
【数2】
【0025】
【0026】
【数3】
【0027】
【0028】数式3から振子1の変位量Xは地動Yの概
ね微分された値に比例する。これからスリット5の大き
さを調整することにより必要とする大きさ以上の地震を
感知して制御回路11を開閉することができる。
【0029】
【発明の効果】本発明に係る地震センサは以上のよう
に、振子軸に例えば制動係数h=3の制動を与え、振子
軸の変位量を概ね地震の速度に比例させ、この動きを光
により検出することによって、被害応答型の地震感知を
行うことができると共に振子軸における動きを検出する
ために発光素子と受光素子とが対設し、該両素子間に予
定振幅を設定するための例えばスリットを有する制御プ
レートを介装し、該制御プレートの振れに伴う遮光又は
受光により前記受光素子から信号を出力させるようにし
たので、次の如き効果を奏する。
【0030】a.従来の振動速度検出型センサのよう
に、電磁誘導の原理を採用していないので、電磁波ノイ
ズの影響を全く受けない。この結果、誤作動の心配のな
い地震センサを得ることができる。
【0031】b.電磁コイルを使用していないので、製
作費が安い。この結果、広範囲に地震対策用の安全シス
テムを構築する場合に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る地震センサの説明図。
【図2】制御プレートの平面図。
【図3】落球式地震センサの説明図。
【図4】振子式地震センサの説明図。
【符号の説明】
1 振子 2 ジンバル支点 3 発光素子 4 受光素子 5 スリット 6 制御プレート 7 制動盤 8 永久磁石 9 増幅器 10 リレー 11 制御回路 12 支持台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横井 勇 東京都荒川区西日暮里2−25−1株式会社 東京測振内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過制動機構により、直接振動速度に比例
    した全方向の動きが得られるように構成した振子と、 前記振子の変位を光センサにより検出し、この変位が一
    定以上になると制御信号を出力するように構成した制御
    回路と、 から成る振動速度検出型地震センサ。
  2. 【請求項2】 振子に円盤状の制御プレートを取り付
    け、この制御プレートの一部に遮光又は透光部を形成す
    ると共に遮光又は透光部を中間にして対向するように制
    御回路の発光素子と受光素子を配置して成る請求項1記
    載の振動速度検出型地震センサ。
  3. 【請求項3】 制御プレートに遮光又は透光面積の異な
    る複数の遮光又は透光部を形成すると共に夫々の遮光又
    は透光部を中間にして対向するように制御回路の発光素
    子と受光素子を配置し、それぞれの受光素子からの信号
    を切り替えて使用することにより制御回路から出力され
    る制御信号を選定できるように構成して成る請求項1記
    載の振動速度検出型地震センサ。
  4. 【請求項4】 永久磁石により過制動機構を構成して成
    る請求項1記載の振動速度検出型地震センサ。
  5. 【請求項5】 オイルダンパーにより過制動機構を構成
    して成る請求項1記載の振動速度検出型地震センサ。
JP9848191A 1991-04-30 1991-04-30 振動速度検出型地震センサ Expired - Fee Related JP2911248B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9848191A JP2911248B2 (ja) 1991-04-30 1991-04-30 振動速度検出型地震センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9848191A JP2911248B2 (ja) 1991-04-30 1991-04-30 振動速度検出型地震センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06214040A true JPH06214040A (ja) 1994-08-05
JP2911248B2 JP2911248B2 (ja) 1999-06-23

Family

ID=14220846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9848191A Expired - Fee Related JP2911248B2 (ja) 1991-04-30 1991-04-30 振動速度検出型地震センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2911248B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011203208A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Ntt Facilities Inc 変位測定装置
CN113091879A (zh) * 2021-04-01 2021-07-09 陕西电力建设集团有限公司 一种高压输电线路导线风振检测装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011203208A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Ntt Facilities Inc 変位測定装置
CN113091879A (zh) * 2021-04-01 2021-07-09 陕西电力建设集团有限公司 一种高压输电线路导线风振检测装置
CN113091879B (zh) * 2021-04-01 2022-09-06 陕西电力建设集团有限公司 一种高压输电线路导线风振检测装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2911248B2 (ja) 1999-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0192719B1 (en) Method and apparatus for determining at least one characteristic value of movement of a body
JPH06214040A (ja) 振動速度検出型地震センサ
US5585778A (en) Device for detecting net faults in tennis
US4028659A (en) Strong motion accelerograph with self-starter and electrical as well as light outputs
US5789677A (en) Dual-axis force feedback accelerometer
US3877296A (en) Strong motion accelerograph with self-starter and electrical as well as light outputs
US3052127A (en) Sensing apparatus
JPH09292274A (ja) 地震感知器
JPH0144925Y2 (ja)
JP2738415B2 (ja) 地震感知警報装置
JPH0474926A (ja) 傾斜検出装置
JP2002005735A (ja) 振動感知計
JPH08240477A (ja) 感震器
JPH0326432Y2 (ja)
JPH0421083Y2 (ja)
JPH05142244A (ja) 加速度検出器
JPH0326431Y2 (ja)
JP3275127B2 (ja) 振動センサー
GB2167558A (en) Seismic detector and method
JPH0348504Y2 (ja)
JPH0245133B2 (ja)
JPS59128408A (ja) 傾斜角センサ
JPH0355051Y2 (ja)
JPH0565087B2 (ja)
JPH06221905A (ja) 振動感知スイッチならびに振動感知器

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees