JPH06213693A - プラント運転支援装置 - Google Patents
プラント運転支援装置Info
- Publication number
- JPH06213693A JPH06213693A JP5004661A JP466193A JPH06213693A JP H06213693 A JPH06213693 A JP H06213693A JP 5004661 A JP5004661 A JP 5004661A JP 466193 A JP466193 A JP 466193A JP H06213693 A JPH06213693 A JP H06213693A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work
- information
- plant
- display device
- operating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)
- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
- Alarm Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】プラントの状態を分析して運転員が行うべき作
業を判定する手段と、運転員が他の運転員に対して指示
した作業とその結果を管理する手段と、運転員に対して
現在行うべき作業の情報を各運転員専用の携帯可能な表
示装置に表示するという手段を持つ。 【効果】運転員に対して現在行うべき作業の情報を各運
転員専用の携帯可能な表示装置に表示することによっ
て、各運転員毎に有効な運転支援情報を与え、運転員に
とってより効果的な作業支援を行うことができる。
業を判定する手段と、運転員が他の運転員に対して指示
した作業とその結果を管理する手段と、運転員に対して
現在行うべき作業の情報を各運転員専用の携帯可能な表
示装置に表示するという手段を持つ。 【効果】運転員に対して現在行うべき作業の情報を各運
転員専用の携帯可能な表示装置に表示することによっ
て、各運転員毎に有効な運転支援情報を与え、運転員に
とってより効果的な作業支援を行うことができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は発電プラント，鉄鋼プラ
ント，化学プラント等のプラントの運転を行うためのプ
ラント運転支援装置に関する。
ント，化学プラント等のプラントの運転を行うためのプ
ラント運転支援装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年プラントの運転支援装置としては、
例えば、通常のＣＲＴ画面と大画面表示装置を使用し、
プラントの状態に応じて運転員や管理者にとって必要と
する情報を適切に提示することを特徴とした特開平3−1
92498 号公報に記載されているようなプラント運転支援
装置がある。
例えば、通常のＣＲＴ画面と大画面表示装置を使用し、
プラントの状態に応じて運転員や管理者にとって必要と
する情報を適切に提示することを特徴とした特開平3−1
92498 号公報に記載されているようなプラント運転支援
装置がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上に示したような従来
のプラント運転支援装置では、プラントのパラメータや
操作を行う上での関連知識等を表示するものがほとんど
であり、運転員はそれらの情報を基に自分が行うべき作
業を判断しなければならず、また、プラントの事象の進
展に伴い行うべき作業が変わったり、作業を行う必要が
無くなった場合でも、そのことを自分で判断しなければ
ならなかった。さらに、複数の運転員で作業を行う場
合、他の運転員に対して作業を指示したり、作業を指示
されたりするが、指示した作業が正確に相手に伝わって
いるか、指示した作業がきちんと行われたか、また、現
在自分にはどのような作業が指示されているか、それら
の作業のうち既に他の運転員が替わりに行ったものはあ
るか、等は各運転員が自分で把握し、判断しなければな
らず、運転員に対して負担となっている。
のプラント運転支援装置では、プラントのパラメータや
操作を行う上での関連知識等を表示するものがほとんど
であり、運転員はそれらの情報を基に自分が行うべき作
業を判断しなければならず、また、プラントの事象の進
展に伴い行うべき作業が変わったり、作業を行う必要が
無くなった場合でも、そのことを自分で判断しなければ
ならなかった。さらに、複数の運転員で作業を行う場
合、他の運転員に対して作業を指示したり、作業を指示
されたりするが、指示した作業が正確に相手に伝わって
いるか、指示した作業がきちんと行われたか、また、現
在自分にはどのような作業が指示されているか、それら
の作業のうち既に他の運転員が替わりに行ったものはあ
るか、等は各運転員が自分で把握し、判断しなければな
らず、運転員に対して負担となっている。
【０００４】また、上記の課題を解決するようなプラン
ト運転支援装置を開発したとしても、現在の制御盤の表
示装置は各運転員が共用する設置式の表示装置であるた
め、各運転員専用の情報を表示したり、作業を行うため
に自由に動き回りながら運転支援情報を見ることはでき
ない。
ト運転支援装置を開発したとしても、現在の制御盤の表
示装置は各運転員が共用する設置式の表示装置であるた
め、各運転員専用の情報を表示したり、作業を行うため
に自由に動き回りながら運転支援情報を見ることはでき
ない。
【０００５】よって、本発明の目的は各運転員が行うべ
き作業の情報を、各運転員がいつでも自由に見ながら作
業できるようなプラント運転支援装置を作成することに
よって運転員にとって使いやすく有効な情報を運転員に
対して出力し、プラント運転に関する効果的な作業支援
を行うことである。
き作業の情報を、各運転員がいつでも自由に見ながら作
業できるようなプラント運転支援装置を作成することに
よって運転員にとって使いやすく有効な情報を運転員に
対して出力し、プラント運転に関する効果的な作業支援
を行うことである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、プラントの状態を分析して運転員が行う
べき作業を判定する手段と、運転員が他の運転員に対し
て指示した作業とその結果を管理する手段と、運転員に
対して現在行うべき作業の情報を各運転員専用の携帯可
能な表示装置に表示するという手段を用いる。
に本発明では、プラントの状態を分析して運転員が行う
べき作業を判定する手段と、運転員が他の運転員に対し
て指示した作業とその結果を管理する手段と、運転員に
対して現在行うべき作業の情報を各運転員専用の携帯可
能な表示装置に表示するという手段を用いる。
【０００７】
【作用】本発明はプラントの状態を分析して運転員が行
うべき作業を判定したり、運転員が他の運転員に対して
指示した作業とその結果を管理し、運転員に対して現在
行うべき作業の情報を各運転員専用の携帯可能な表示装
置に表示することによって、各運転員毎に有効な運転支
援情報を運転員に対して出力できるという作用を持つ。
うべき作業を判定したり、運転員が他の運転員に対して
指示した作業とその結果を管理し、運転員に対して現在
行うべき作業の情報を各運転員専用の携帯可能な表示装
置に表示することによって、各運転員毎に有効な運転支
援情報を運転員に対して出力できるという作用を持つ。
【０００８】
【実施例】図１ないし図１２に本発明の一実施例を示
す。
す。
【０００９】図１に本発明の一実施例のシステムの基本
構成を示す。本システムは基本的にプラント及び運転
員，出力情報管理装置，情報出力装置の三つの部分より
なる。プラント１から得られる情報をもとにプラント状
態判断装置３では現在のプラントの状態として、各パラ
メータの推移状況や各機器の動作状況等を判定する。そ
して、プラント状態判断装置３と運転手順のデータベー
ス６の情報を用いて、プラント要求作業抽出装置４で現
在のプラントの状態に対して行うべき作業を抽出する。
また、運転員２が他の運転員に対して作業を指示した場
合、その作業の内容，作業の要求先，作業の要求元等の
情報を、運転員の数だけある運転員要求作業記録装置５
を用いて管理する。そして、プラント要求作業抽出装置
４と運転員の数だけある運転員要求作業記録装置５から
得られる、現在行う必要がある作業を作業進行状況判定
装置７で一括管理する。さらに作業進行状況判定装置７
においてプラント状態判断装置３と運転手順のデータベ
ース６より得られる情報を用いて、抽出された作業のう
ち既に行われているものがあるかどうかの判定、及び、
抽出した作業に関連するプラント情報の選択を行う。そ
して、作業進行状況判定装置７から得られる作業の情報
と、運転手順のデータベース６から得られるプラント運
転に関する知識を用いることによって、共有表示装置表
示情報決定装置８において共有表示装置１０に表示する
ための、主に複数の運転員で共通に用いるための情報を
決定する。さらに、作業進行状況の判定装置７から得ら
れる作業の情報と、運転手順のデータベース６から得ら
れるプラント運転に関する知識を用いることによって、
運転員の数だけある運転員用の表示装置表示情報の決定
装置９において運転員の数だけある運転員用の表示装置
１１に表示するための、主に各運転員専用の情報を決定
する。
構成を示す。本システムは基本的にプラント及び運転
員，出力情報管理装置，情報出力装置の三つの部分より
なる。プラント１から得られる情報をもとにプラント状
態判断装置３では現在のプラントの状態として、各パラ
メータの推移状況や各機器の動作状況等を判定する。そ
して、プラント状態判断装置３と運転手順のデータベー
ス６の情報を用いて、プラント要求作業抽出装置４で現
在のプラントの状態に対して行うべき作業を抽出する。
また、運転員２が他の運転員に対して作業を指示した場
合、その作業の内容，作業の要求先，作業の要求元等の
情報を、運転員の数だけある運転員要求作業記録装置５
を用いて管理する。そして、プラント要求作業抽出装置
４と運転員の数だけある運転員要求作業記録装置５から
得られる、現在行う必要がある作業を作業進行状況判定
装置７で一括管理する。さらに作業進行状況判定装置７
においてプラント状態判断装置３と運転手順のデータベ
ース６より得られる情報を用いて、抽出された作業のう
ち既に行われているものがあるかどうかの判定、及び、
抽出した作業に関連するプラント情報の選択を行う。そ
して、作業進行状況判定装置７から得られる作業の情報
と、運転手順のデータベース６から得られるプラント運
転に関する知識を用いることによって、共有表示装置表
示情報決定装置８において共有表示装置１０に表示する
ための、主に複数の運転員で共通に用いるための情報を
決定する。さらに、作業進行状況の判定装置７から得ら
れる作業の情報と、運転手順のデータベース６から得ら
れるプラント運転に関する知識を用いることによって、
運転員の数だけある運転員用の表示装置表示情報の決定
装置９において運転員の数だけある運転員用の表示装置
１１に表示するための、主に各運転員専用の情報を決定
する。
【００１０】以下、具体例を用いて本発明の一実施例の
システムをさらに詳細に説明する。プラント状態判断装
置３ではプラント１より与えられるプラントの水位，圧
力、等のプラントパラメータと、ＲＣＩＣ，ＳＲＶ，Ｒ
ＨＲ，各種ポンプ等の各機器の情報と、スクラムしたか
どうか等といったプラント警報の情報を取り込み、上記
の情報を関連するものどうしでまとめたものや、全ての
プラントパラメータを安全という観点で評価した結果、
危険な状態にあると判断されたプラントパラメータ、全
ての操作機器を安全という観点やその機器の動作状況で
評価した結果、危険な状態にあると判断された操作機器
や動作するべきなのに停止している操作機器、全ての警
報を安全という観点やその警報の表示状況で評価した結
果、現在のプラント状況に最も関連性が高いと判断され
た警報を、プラント要求作業の抽出装置４と作業進行状
況の判定装置７へ出力する。
システムをさらに詳細に説明する。プラント状態判断装
置３ではプラント１より与えられるプラントの水位，圧
力、等のプラントパラメータと、ＲＣＩＣ，ＳＲＶ，Ｒ
ＨＲ，各種ポンプ等の各機器の情報と、スクラムしたか
どうか等といったプラント警報の情報を取り込み、上記
の情報を関連するものどうしでまとめたものや、全ての
プラントパラメータを安全という観点で評価した結果、
危険な状態にあると判断されたプラントパラメータ、全
ての操作機器を安全という観点やその機器の動作状況で
評価した結果、危険な状態にあると判断された操作機器
や動作するべきなのに停止している操作機器、全ての警
報を安全という観点やその警報の表示状況で評価した結
果、現在のプラント状況に最も関連性が高いと判断され
た警報を、プラント要求作業の抽出装置４と作業進行状
況の判定装置７へ出力する。
【００１１】プラント要求作業の抽出装置４ではプラン
ト状態の判断装置３の情報を用いて運転員が行うべき作
業を抽出する。例えば、プラントの水位が低下している
場合は「水位の上昇作業」、スクラム要求時に自動スク
ラムしない場合は「手動スクラム」、減圧要求時に通常
の減圧系が作動しない場合には「代替減圧系作動」、等
といったように運転手順のデータベース６から得られる
情報として、例えば、プラントの水位や圧力といったプ
ラントの徴候に応じた作業を行わせる徴候ベースの運転
手順書の知識、等を用いて判定する。
ト状態の判断装置３の情報を用いて運転員が行うべき作
業を抽出する。例えば、プラントの水位が低下している
場合は「水位の上昇作業」、スクラム要求時に自動スク
ラムしない場合は「手動スクラム」、減圧要求時に通常
の減圧系が作動しない場合には「代替減圧系作動」、等
といったように運転手順のデータベース６から得られる
情報として、例えば、プラントの水位や圧力といったプ
ラントの徴候に応じた作業を行わせる徴候ベースの運転
手順書の知識、等を用いて判定する。
【００１２】運転員の数だけある運転員要求作業の記録
装置５は、基本的に作業指示入力装置５−１と作業指示
内容管理装置５−２の二つで構成される。運転員要求作
業記録装置５の構成、及び、概観を図２、及び図３に示
す。作業指示入力装置は、音声入力装置，遠隔ポインテ
ィング装置，計算機使用情報入力装置，注視点入力装
置，動作入力装置、等を用いて他の運転員に対する作業
の指示を入力する。そして、入力された、作業の内容，
作業の要求先の運転員の名称，作業の要求元の運転員の
名称等を作業指示内容管理装置を用いて、主として計算
機上にデータとして記録する。図２に示すように運転員
要求作業の記録装置５の作業指示の入力装置５−１は、
音声入力装置２１，遠隔ポインティング装置２２，計算
機使用情報の入力装置２３，注視点の入力装置２４，動
作の入力装置２５より構成される。また、図３において
３１は音声入力装置、３２は遠隔ポインティング装置、
３３は計算機使用の情報入力装置、３４は注視点入力装
置、３５は動作入力装置を示す。
装置５は、基本的に作業指示入力装置５−１と作業指示
内容管理装置５−２の二つで構成される。運転員要求作
業記録装置５の構成、及び、概観を図２、及び図３に示
す。作業指示入力装置は、音声入力装置，遠隔ポインテ
ィング装置，計算機使用情報入力装置，注視点入力装
置，動作入力装置、等を用いて他の運転員に対する作業
の指示を入力する。そして、入力された、作業の内容，
作業の要求先の運転員の名称，作業の要求元の運転員の
名称等を作業指示内容管理装置を用いて、主として計算
機上にデータとして記録する。図２に示すように運転員
要求作業の記録装置５の作業指示の入力装置５−１は、
音声入力装置２１，遠隔ポインティング装置２２，計算
機使用情報の入力装置２３，注視点の入力装置２４，動
作の入力装置２５より構成される。また、図３において
３１は音声入力装置、３２は遠隔ポインティング装置、
３３は計算機使用の情報入力装置、３４は注視点入力装
置、３５は動作入力装置を示す。
【００１３】作業進行状況の判定装置７の基本構成を図
４に示す。本装置では装置４，装置５から求まる運転員
が行うべき作業を一括管理するための、作業統括管理装
置、及び、それらの作業のうち既に誰かが作業を行って
いるかどうか、また、未だに作業を行う必要があるかど
うかなどをプラント状態判断装置３の情報を考慮して判
定する作業状況判定装置、それぞれの作業に関連するプ
ラントパラメータや運転手順の情報をそれぞれの作業に
結び付けて管理する作業情報管理装置より構成される。
図４に示すように作業進行状況の判定装置７は、作業統
括管理装置４１，作業状況の判定装置４２，作業情報の
管理装置４３より構成される。
４に示す。本装置では装置４，装置５から求まる運転員
が行うべき作業を一括管理するための、作業統括管理装
置、及び、それらの作業のうち既に誰かが作業を行って
いるかどうか、また、未だに作業を行う必要があるかど
うかなどをプラント状態判断装置３の情報を考慮して判
定する作業状況判定装置、それぞれの作業に関連するプ
ラントパラメータや運転手順の情報をそれぞれの作業に
結び付けて管理する作業情報管理装置より構成される。
図４に示すように作業進行状況の判定装置７は、作業統
括管理装置４１，作業状況の判定装置４２，作業情報の
管理装置４３より構成される。
【００１４】共有表示装置表示情報の決定装置８と運転
員の数だけある運転員用表示装置の表示情報決定装置９
には基本的に同じ内容の情報を表示することが可能であ
るが、主に装置８には、複数の運転員が共通に用いる情
報として、プラント要求作業，プラントの状態，各運転
員が共同で行うべき作業の情報などを表示する。また、
装置９には主に各運転員専用の情報として、それぞれの
運転員に対して与えられた作業の情報や、それらの作業
に関連するプラントの情報，運転手順の情報等を表示す
る。以下に装置８と装置９において用いる情報の詳細に
ついて述べる。具体的な表示方法としては、プラント状
態判断装置３より得られるデータを用いて、プラントの
主なパラメータ，操作機器，警報の状態を図５のように
表示したり、音声で出力する。図５において、５１はプ
ラントの主なパラメータや各ポンプ，弁などの状態、５
２は各警報、５３はプラントの主なパラメータの状態の
棒グラフ、５４はプラントの主なパラメータのトレン
ド、を表わしている。また、プラント状態判断装置３よ
り得られるデータを用いて、危険な状態にあると判断さ
れたプラントパラメータ，危険な状態にあると判断され
た操作機器や動作するべきなのに停止している操作機
器，現在のプラント状況に最も関連性が高いと判断され
た警報を図６のように表示したり、音声で出力する。図
６において６１は運転員に現在最も注目してもらいたい
情報、６２はそれぞれの情報が発生してから現時点まで
に経過した時間、６３はこの情報に関連する警報、６４
はこの情報の詳細情報、６５はこの情報に関連性の高い
プラントパラメータのトレンドを表わしている。また、
作業の情報の編集方法としては、全ての作業の名称、全
ての作業の名称をプラント安全性という観点から求まる
優先度の高いものから順番に並べたもの、この作業の名
称のうち既に作業が終了したものを削除したものなどを
図７のように表示したり、音声出力したりする。図７に
おいて、７１はその運転員に対して要求されている作業
の名称、７２はその運転員が要求している作業の名称を
表わしている。また、作業の名称だけではなく、その作
業の要求元の名称，作業に最も関係のある操作手順，作
業が要求された時間，作業が要求されてからの現時点ま
での時間，作業を行うために操作する操作機器の名称，
操作機器の操作方法，操作機器の故障時の修理方法，操
作機器の操作履歴，操作機器の故障履歴，操作機器の修
理履歴，操作機器に関連の大きいパラメータ，操作機器
を操作した結果最も影響を受けるパラメータのトレンド
予測，操作機器を操作した場合の任意のパラメータのト
レンド予測，操作機器に関連の大きいプラントの警報の
状態、装置４においてシステムが作業を行うべきである
と決定した根拠となるパラメータの名称，パラメータの
現在の値，パラメータに関連の大きい操作機器，任意の
機器を操作した場合の上述のパラメータのトレンド予測
などを表示したり、音声出力したりする。また、情報を
作業が既に終了しているかどうか、作業の要求元の運転
員の役職，プラント安全性という観点から求まるその作
業の優先度，作業に関係するパラメータの現在のプラン
トの状態に応じた重要度等によって色を変えて表示した
り、表示する文字を変えて表示したり、音声出力の音色
を変えて出力したりする。また、運転員が見ている機器
に関する作業の情報を色を変えて表示したり、表示する
文字を変えて表示したり、音声出力の音色を変えて出力
したりする。以上の情報の表示例を図８に示す。図８に
おいて、８１はその作業の要求元、８２はその作業が要
求されてからの現時点までの経過時間、８３はその作業
において用いる操作機器の名称、８４は操作機器に関す
る補足情報（現時点で開いているＳＲ弁の位置）、８５
はこの作業が既に終了していることを表わす色替え、８
６はその作業に関係のあるプラントパラメータのトレン
ド、８７はその作業を行うために用いる操作機器を操作
した場合の、その作業に関係のあるプラントパラメータ
のトレンドの予測を表わしている。
員の数だけある運転員用表示装置の表示情報決定装置９
には基本的に同じ内容の情報を表示することが可能であ
るが、主に装置８には、複数の運転員が共通に用いる情
報として、プラント要求作業，プラントの状態，各運転
員が共同で行うべき作業の情報などを表示する。また、
装置９には主に各運転員専用の情報として、それぞれの
運転員に対して与えられた作業の情報や、それらの作業
に関連するプラントの情報，運転手順の情報等を表示す
る。以下に装置８と装置９において用いる情報の詳細に
ついて述べる。具体的な表示方法としては、プラント状
態判断装置３より得られるデータを用いて、プラントの
主なパラメータ，操作機器，警報の状態を図５のように
表示したり、音声で出力する。図５において、５１はプ
ラントの主なパラメータや各ポンプ，弁などの状態、５
２は各警報、５３はプラントの主なパラメータの状態の
棒グラフ、５４はプラントの主なパラメータのトレン
ド、を表わしている。また、プラント状態判断装置３よ
り得られるデータを用いて、危険な状態にあると判断さ
れたプラントパラメータ，危険な状態にあると判断され
た操作機器や動作するべきなのに停止している操作機
器，現在のプラント状況に最も関連性が高いと判断され
た警報を図６のように表示したり、音声で出力する。図
６において６１は運転員に現在最も注目してもらいたい
情報、６２はそれぞれの情報が発生してから現時点まで
に経過した時間、６３はこの情報に関連する警報、６４
はこの情報の詳細情報、６５はこの情報に関連性の高い
プラントパラメータのトレンドを表わしている。また、
作業の情報の編集方法としては、全ての作業の名称、全
ての作業の名称をプラント安全性という観点から求まる
優先度の高いものから順番に並べたもの、この作業の名
称のうち既に作業が終了したものを削除したものなどを
図７のように表示したり、音声出力したりする。図７に
おいて、７１はその運転員に対して要求されている作業
の名称、７２はその運転員が要求している作業の名称を
表わしている。また、作業の名称だけではなく、その作
業の要求元の名称，作業に最も関係のある操作手順，作
業が要求された時間，作業が要求されてからの現時点ま
での時間，作業を行うために操作する操作機器の名称，
操作機器の操作方法，操作機器の故障時の修理方法，操
作機器の操作履歴，操作機器の故障履歴，操作機器の修
理履歴，操作機器に関連の大きいパラメータ，操作機器
を操作した結果最も影響を受けるパラメータのトレンド
予測，操作機器を操作した場合の任意のパラメータのト
レンド予測，操作機器に関連の大きいプラントの警報の
状態、装置４においてシステムが作業を行うべきである
と決定した根拠となるパラメータの名称，パラメータの
現在の値，パラメータに関連の大きい操作機器，任意の
機器を操作した場合の上述のパラメータのトレンド予測
などを表示したり、音声出力したりする。また、情報を
作業が既に終了しているかどうか、作業の要求元の運転
員の役職，プラント安全性という観点から求まるその作
業の優先度，作業に関係するパラメータの現在のプラン
トの状態に応じた重要度等によって色を変えて表示した
り、表示する文字を変えて表示したり、音声出力の音色
を変えて出力したりする。また、運転員が見ている機器
に関する作業の情報を色を変えて表示したり、表示する
文字を変えて表示したり、音声出力の音色を変えて出力
したりする。以上の情報の表示例を図８に示す。図８に
おいて、８１はその作業の要求元、８２はその作業が要
求されてからの現時点までの経過時間、８３はその作業
において用いる操作機器の名称、８４は操作機器に関す
る補足情報（現時点で開いているＳＲ弁の位置）、８５
はこの作業が既に終了していることを表わす色替え、８
６はその作業に関係のあるプラントパラメータのトレン
ド、８７はその作業を行うために用いる操作機器を操作
した場合の、その作業に関係のあるプラントパラメータ
のトレンドの予測を表わしている。
【００１５】共有情報表示装置１０の構成、及び概観を
図９、及び図１０に示す。図９に示すように装置は出力
装置として複数のＣＲＴ表示装置９１，１台の液晶使用
型の大画面表示装置９２，音声出力装置９３を持つ。ま
た、図１０において装置101は複数のＣＲＴ表示装置、
装置１０２は１台の液晶使用型の大画面表示装置、装置
１０３は音声出力装置である。
図９、及び図１０に示す。図９に示すように装置は出力
装置として複数のＣＲＴ表示装置９１，１台の液晶使用
型の大画面表示装置９２，音声出力装置９３を持つ。ま
た、図１０において装置101は複数のＣＲＴ表示装置、
装置１０２は１台の液晶使用型の大画面表示装置、装置
１０３は音声出力装置である。
【００１６】運転員の数だけある運転員用表示装置の構
成、及び概観を図１１、及び図１２に示す。図１１に示
すように装置は携帯用表示装置１１１，音声出力装置１
１２を持ち、さらに無線を用いた遠隔情報制御装置１１
３，携帯式電源装置１１４を使用する。図１２におい
て、装置１２１は携帯用表示装置、装置１２２は音声出
力装置、装置１２３は無線を用いた遠隔情報制御装置、
装置１２４は携帯式電源装置、装置１２５は頭部装着の
ためのヘッドバンド、装置１２６はベルトである。
成、及び概観を図１１、及び図１２に示す。図１１に示
すように装置は携帯用表示装置１１１，音声出力装置１
１２を持ち、さらに無線を用いた遠隔情報制御装置１１
３，携帯式電源装置１１４を使用する。図１２におい
て、装置１２１は携帯用表示装置、装置１２２は音声出
力装置、装置１２３は無線を用いた遠隔情報制御装置、
装置１２４は携帯式電源装置、装置１２５は頭部装着の
ためのヘッドバンド、装置１２６はベルトである。
【００１７】
【発明の効果】本発明を用いて、運転員に対して現在行
うべき作業の情報を各運転員専用の携帯可能な表示装置
に表示することによって、各運転員毎に有効な運転支援
情報を与え、運転員にとってより効果的な作業支援を行
うことができる。
うべき作業の情報を各運転員専用の携帯可能な表示装置
に表示することによって、各運転員毎に有効な運転支援
情報を与え、運転員にとってより効果的な作業支援を行
うことができる。
【図１】本発明の一実施例のシステムブロック図。
【図２】運転員要求作業記録装置のブロック図。
【図３】運転員要求作業記録装置の作業指示内容管理装
置の斜視図。
置の斜視図。
【図４】作業進行状況判定装置のブロック図。
【図５】プラント全体情報表示の説明図。
【図６】優先的に表示すべき情報の表示の説明図。
【図７】運転員に対する作業名称表示の説明図。
【図８】運転員に対する作業の情報の表示の説明図。
【図９】共有情報表示装置のブロック図。
【図１０】共有情報表示装置の斜視図。
【図１１】運転員用表示装置のブロック図。
【図１２】運転員用表示装置の説明図。
１…プラント、２…運転員、３…プラント状態判断装
置、４…プラント要求作業抽出装置、５…運転員要求作
業記録装置、６…運転手順のデータベース、７…作業進
行状況判定装置、８…共有表示装置表示情報決定装置、
９…運転員用表示装置表示情報決定装置、１０…共有表
示装置、１１…運転員用表示装置。
置、４…プラント要求作業抽出装置、５…運転員要求作
業記録装置、６…運転手順のデータベース、７…作業進
行状況判定装置、８…共有表示装置表示情報決定装置、
９…運転員用表示装置表示情報決定装置、１０…共有表
示装置、１１…運転員用表示装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有田 節男 茨城県日立市大みか町七丁目２番１号 株 式会社日立製作所エネルギー研究所内
Claims (12)
- 【請求項１】プラントの状態の判断装置と、前記判断装
置の判断結果からプラントが現在要求している作業の推
定装置と、二人以上の運転員がいる場合に他の運転員に
対して実行を要求した作業の情報の記録装置と、前記判
断装置から前記記録装置より得られる情報を用いて、要
求された作業の実行状況の判定装置と、前記判断装置と
前記判定装置の結果をもとに複数の運転員が共用する表
示装置に出力する情報の決定装置と、前記判断装置と前
記判定装置の結果から各運転員専用の表示装置に出力す
る情報の決定装置と、プラント運転の手順に関する知識
のデーターベースである装置よりなるプラント運転支援
装置において、前記共用表示装置と前記専用表示装置を
用いて各運転員が行うべき作業の情報を表示することを
特徴とするプラント運転支援装置。 - 【請求項２】請求項１において、前記記録装置で扱う情
報として、作業の内容，作業の要求先，作業の要求元，
作業実行までの制限時間のうち少なくとも一つを用いる
プラント運転支援装置。 - 【請求項３】請求項１において、前記判定装置で用いる
判定方法として、作業が既に行われているかどうか、未
だにその作業を行う必要があるかのうち少なくとも一つ
を用いるプラント運転支援装置。 - 【請求項４】請求項１において、前記決定装置で扱う情
報として、前記判断装置と前記判定装置より求まる全て
の作業の情報を用いるプラント運転支援装置。 - 【請求項５】請求項１において、前記決定装置で扱う情
報として、前記判断装置と前記判定装置より求まる全て
の作業の情報をプラント安全性という観点から求まる優
先度の高いものから順番に並べたものを用いるプラント
運転支援装置。 - 【請求項６】請求項１において、前記決定装置で扱う作
業の情報から、既に作業が終了したものを削除するプラ
ント運転支援装置。 - 【請求項７】請求項１において、前記決定装置で扱う情
報として、作業の要求元の名称，作業に最も関係する操
作手順，作業が要求された時間，作業が要求されてから
の現時点までの時間，作業を行うために操作する操作機
器の名称，上述の操作機器の操作方法，前記操作機器の
故障時の修理方法，前記操作機器の操作履歴，前記操作
機器の故障履歴，前記操作機器の修理履歴，前記操作機
器に関連の大きいパラメータ，前記操作機器を操作した
結果最も影響を受けるパラメータのトレンド予測，前記
操作機器を操作した場合の任意のパラメータのトレンド
予測，前記操作機器に関連の大きいプラントの警報の状
態，前記推定装置においてシステムが作業を行うべきで
あると決定した根拠となるパラメータの名称，前記パラ
メータの現在の値，前記パラメータに関連の大きい操作
機器，任意の機器を操作した場合の前記パラメータのト
レンド予測のうち少なくとも一つを用いるプラント運転
支援装置。 - 【請求項８】請求項１において、前記決定装置及び前記
専用表示装置の情報を前記共用表示装置及び前記決定装
置に出力する場合に、作業が既に終了しているかどう
か、作業の要求元，プラント安全性という観点から求ま
るその作業の優先度，作業に関係するパラメータの状態
のうち少なくとも一つを用いて、作業の情報を色分け、
形態を変えて表示、もしくは音色を変えて出力するプラ
ント運転支援装置。 - 【請求項９】請求項１において、作業の情報を音声を用
いて前記共用表示装置及び前記専用表示装置に出力する
プラント運転支援装置。 - 【請求項１０】請求項１において、他の運転員に対して
作業を指示する方法として、音声による指示，動作によ
る指示，計算機を用いた指示，注視点による指示，携帯
用ポインティング装置を用いた指示のうち少なくとも一
つを用いるプラント運転支援装置。 - 【請求項１１】請求項１において、前記共用表示装置と
して、ＣＲＴ表示装置，液晶表示装置，プラズマ式表示
装置，投影式表示装置，音声出力装置のうちの少なくと
も一つを使用し、前記専用表示装置として、携帯用表示
装置，ＣＲＴ表示装置，液晶表示装置，プラズマ式表示
装置，投影式表示装置，音声出力装置，無線を用いた遠
隔情報制御装置，携帯式電源装置のうちの少なくとも一
つを使用するプラント運転支援装置。 - 【請求項１２】請求項１において、前記推定装置で他の
運転員に対して作業を指示する場合に、音声入力装置，
遠隔ポインティング装置，計算機使用情報入力装置，注
視点入力装置，動作入力装置のうちの少なくとも一つを
使用するプラント運転支援装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5004661A JPH06213693A (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | プラント運転支援装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5004661A JPH06213693A (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | プラント運転支援装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06213693A true JPH06213693A (ja) | 1994-08-05 |
Family
ID=11590118
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5004661A Pending JPH06213693A (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | プラント運転支援装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06213693A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018156055A (ja) * | 2017-03-16 | 2018-10-04 | 株式会社デンソーウェーブ | 情報表示システム |
| JP2019083056A (ja) * | 2011-09-19 | 2019-05-30 | フィッシャー−ローズマウント システムズ，インコーポレイテッド | コンピュータ実施方法、処理モデル展開システム、処理監視システム |
-
1993
- 1993-01-14 JP JP5004661A patent/JPH06213693A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019083056A (ja) * | 2011-09-19 | 2019-05-30 | フィッシャー−ローズマウント システムズ，インコーポレイテッド | コンピュータ実施方法、処理モデル展開システム、処理監視システム |
| JP2018156055A (ja) * | 2017-03-16 | 2018-10-04 | 株式会社デンソーウェーブ | 情報表示システム |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5689416A (en) | Computer system monitoring apparatus | |
| JPH03192498A (ja) | プラント運転監視装置 | |
| AU2012216586A1 (en) | Computer system and computer-based method for assessing the safety of a process industry plant | |
| JPH06213693A (ja) | プラント運転支援装置 | |
| JPH0950230A (ja) | プラント運転操作履歴監視シミュレーション方法，プラント運転操作履歴監視シミュレータ，プラント運転操作履歴監視方法及びその装置 | |
| JPH1031795A (ja) | 電子マニュアル表示装置及び方法並びに監視装置 | |
| JPH02242293A (ja) | プラント監視制御装置 | |
| JPH03173000A (ja) | 画像表示方法及び画像表示装置 | |
| JPH07261833A (ja) | 画面表示装置 | |
| JP4313872B2 (ja) | プラント制御装置、及びプラント制御システム | |
| JP3291115B2 (ja) | 運転訓練シミュレータ装置およびその初期状態設定方法 | |
| JPH0666607A (ja) | プラント運転情報提供方法及び装置 | |
| JPS59109914A (ja) | プラント監視装置 | |
| JPS63206894A (ja) | プラント監視制御装置 | |
| JP3483757B2 (ja) | プラント監視システムおよびこのプラント監視システムの操作履歴方法 | |
| JP3463147B2 (ja) | プラントの運転制御システム | |
| JPH07167980A (ja) | プラント監視装置 | |
| JPH104630A (ja) | 配電系統運用支援装置 | |
| JPH04199325A (ja) | 表示選択方式 | |
| JPH0627287A (ja) | プラント監視装置 | |
| JPH0424805A (ja) | プラント制御の監視システム | |
| JPH06105479B2 (ja) | プラント中央監視装置 | |
| JPH05296889A (ja) | プラント監視装置 | |
| JP2011145775A (ja) | 中央制御装置 | |
| JP2001117631A (ja) | プラント監視制御システムおよびその記憶媒体 |