JP2018156055A - 情報表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】安全な情報提示を可能にする。【解決手段】情報表示システム(10)は、ユーザ(90)が装着可能であってユーザの視界(91)内に情報を表示可能な装着型ディスプレイ(20)と、監視対象に関する情報である監視対象情報を取得可能な監視対象情報取得部(32)と、ユーザの視界内に監視対象情報を表示するための表示領域を設定する表示領域設定部(35)と、監視対象情報の情報量が表示領域内に収まる場合は監視対象情報を表示領域内においてスクロールせずに表示し、監視対象情報の情報量が表示領域内に収まらない場合は監視対象情報を表示領域内においてスクロールして表示する表示制御部(36)と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、ユーザの頭部に装着するタイプのディスプレイにより、ユーザの視界内に監視対象に関する情報を表示する情報表示システムに関する。
近年、ユーザの頭部に装着可能な頭部装着型ディスプレイいわゆるヘッドマウントディスプレイ(以下、HMDと称する)を用いて、例えば仮想現実の画像や様々な情報を表示する技術が提案されている。この技術の適用として、例えばロボット等の作業領域内やその近傍で作業するユーザに対して、そのロボット等の安全に関する情報を提示するために、その安全に関する情報を、ユーザが装着したHMDに表示することが想定される。これによれば、ユーザは、ティーチィングペンダントやタブレット端末等を覗き込むことなく視線を上げたまま、ロボット等の安全に関する情報を取得することができるようになるため、安全性の向上が図られる。
しかしながら、一般的なHMDの多くは、ユーザの視界と重なる場所に透過型の表示部を配置し、その表示部に各種情報を表示させる構成である。この場合、表示部に表示される情報と、ユーザが表示部を通して見ている実景とが重なることになる。このため、例えば表示部に表示すべき情報が多い場合、情報を表示する領域を拡大することでより多くの情報を表示することができるが、表示部に表示された各種情報によってユーザの視界が遮られてしまう。一方で、情報を表示する領域を小さくすることで、視界の邪魔になることを抑制できるが、この場合、文字が小さくなって見難くなったり必要な情報を適切に表示出来なくなったりする。このように、情報の表示態様によっては、かえって安全性の低下が懸念される。
特開2015−228201号公報
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、装着型ディスプレイを用いてユーザに情報を提示するものにおいて、安全な情報提示が可能な情報表示システムを提供することにある。
(請求項1)
請求項1の情報表示システムは、ユーザが装着可能であってユーザの視界内に情報を表示可能な装着型ディスプレイと、監視対象に関する情報である監視対象情報を取得可能な監視対象情報取得部と、ユーザの視界内に前記監視対象情報を表示するための表示領域を設定する表示領域設定部と、前記監視対象情報の情報量が前記表示領域内に収まる場合は前記監視対象情報を前記表示領域内においてスクロールせずに表示し、前記監視対象情報の情報量が前記表示領域内に収まらない場合は前記監視対象情報を前記表示領域内においてスクロールして表示する表示制御部と、を備える。
これによれば、視界内に表示する監視対象情報の情報量が多い場合であっても、視界内の表示領域を拡大して全ての監視対象情報を同時に表示する必要がない。そのため、監視対象情報の情報量が多い場合であっても、視界内が監視対象情報に埋められてしまって視界が遮られてしまうという事態を抑制することができる。すなわち、情報量の多い監視対象情報をスクロールして表示することにより、表示領域を極力小さくしつつ全ての監視対象情報を効率良く表示することができる。その結果、ユーザの視界を妨げ難く安全な情報提示が可能になる。
(請求項2)
請求項2の情報表示システムにおいて、前記表示領域設定部は、前記監視対象情報の情報量が予め設定された最大領域内に収まる場合は前記監視対象情報をスクロールせずに表示できるように前記監視対象情報の情報量に合わせて前記表示領域を設定し、前記監視対象情報の情報量が前記最大領域内に収まらない場合は前記表示領域を前記最大領域に設定する。
これによれば、監視対象情報の情報量が少ない場合には、その監視対象情報に合わせて表示領域を小さくすることができるため、ユーザの視界をより妨げ難くなる。更にこれによれば、表示領域は最大領域よりも大きくはならないため、ユーザに対して、視界が、最大領域以上は遮られないという安心感を与えることができる。これらの結果、更にユーザの視界を妨げ難くより安全な情報提示が可能になる。
(請求項3)
請求項3の情報表示システムにおいて、前記監視対象情報は、危険の大小に応じて少なくとも危険度の大きい第1ランク情報と前記第1ランク情報よりも危険度の小さい第2ランク情報とに分類されている。前記表示制御部は、前記第1ランク情報を常に表示すると共に、前記第2ランク情報の情報量が前記表示領域内に収まらない場合は前記第2ランク情報をスクロールして表示する。
これによれば、危険度の高い第1ランク情報は常に視界内に表示されているため、ユーザは、危険度の高い第1ランク情報について常に注意を払うことができる。また、危険度の低い第2ランク情報は、スクロールして表示されるため、監視対象情報の情報量が多い場合であっても表示領域を小さくすることができる。したがって、より危険度の高い情報を確認し易くしつつ全体として表示領域を小さくすることができ、その結果、ユーザの視界を妨げ難く、更に安全な情報提示が可能になる。
(請求項4)
請求項4の情報表示システムにおいて、前記表示制御部は、スクロールによる前記第2ランク情報の表示を一定周期で繰り返して行うと共に、前記第2ランク情報の情報量が多くなるほど前記スクロールの周期を早くする。これによれば、第2ランク情報の情報量が多くなった場合であっても、スクロールの1周期の期間を極力短くすることができる。したがって、ユーザは、スクロールされている第2ランク情報のうちある特定の情報を見たい場合に、目当ての情報を極力早く目にすることができる。
また、ユーザは、一定周期で繰り返し行われている第2ランク情報のスクロールの速度、つまり同一情報が再度表示されるまでの時間の長短によって、第2ランク情報の情報量の多さを推定できる。したがって、ユーザは、第2ランク情報の情報量を視覚により直感的に認識することができるため、便利である。
(請求項5)
請求項5の情報表示システムにおいて、前記表示制御部は、前記監視対象情報取得部が新規に取得した監視対象情報のうち少なくとも最新の監視対象情報をスクロールせずに所定期間表示する。これによれば、ユーザは、新規に追加された最新の監視対象情報については、他の監視対象情報とは区別して注意を払う期間を確保することができる。そのため、ユーザは、新規に追加された最新の監視対象情報についてより確実に注意を払うことができるため、更に安全な情報提示が可能になる。
(請求項6)
ここで、上記構成において、前記表示領域内に同時に表示できる監視対象情報の個数には制限があるため、前記監視対象情報取得部が、複数の新規の監視対象情報を短期間のうちに連続して取得すると、新規に取得した全ての監視対象情報を表示領域内に表示できなくなるおそれがある。
そこで、請求項6の情報表示システムにおいて、前記表示制御部は、前記監視対象情報取得部が取得した先の監視対象情報をスクロールせずに表示している最中に次の監視対象情報を取得した場合、前記次の監視対象情報を最新の監視対象情報としてスクロールせずに表示すると共に、前記先の監視対象情報を既にスクロールさせて表示している他の監視対象情報に割り込ませてスクロールして表示する。
これによれば、前記監視対象情報取得部が、複数の新規の監視対象情報を短期間のうちに連続して取得した場合であっても、少なくとも最新の監視対象情報を、スクロールせずに表示領域内に表示することができる。これにより、ユーザは、少なくとも最新の監視対象情報については、他の監視対象情報と区別して注意を払うことができる。そして、最新の監視対象情報を取得する以前に取得された先の監視対象情報も、他の監視対象情報のスクロール表示に割り込ませて表示される。そのため、ユーザは、先の監視対象情報つまり直前まで最新の監視対象情報であった監視対象情報についても、スクロールしている表示を見ることで確認することができる。このように、本構成によれば、複数の新規の監視対象情報が期間のうちに連続して発生した場合であっても、ユーザは、これら新規の監視対象情報を確認することができ、その結果、更に安全な情報提示が可能になる。
(請求項7)
請求項7の情報表示システムにおいて、前記表示制御部は、前記先の監視対象情報を既にスクロールさせて表示している他の前記監視対象情報に割り込ませて表示する際に、前記先の監視対象情報を前記他の監視対象情報の表示態様とは異なる態様で表示する。これによれば、ユーザは、他の監視対象情報のスクロール表示に割り込んだ先の監視対象情報と、以前からスクロール表示されていた他の監視対象情報とを、一見して区別し易くなる。したがって、ユーザは、スクロールによって表示されている監視対象情報の中からどれが新たに割り込んだ監視対象情報であるかを容易に把握することができ、その結果、より安全な情報提示が可能になる。
(請求項8)
請求項8の情報表示システムにおいて、前記表示制御部は、前記最新の監視対象情報の表示位置から離れる方向へ前記他の監視対象情報をスクロールさせると共に前記表示領域内に表示されている前記他の監視対象情報の最後尾に前記先の監視対象情報を割り込ませて、前記他の監視対象情報と共に前記先の監視対象情報をスクロールさせて表示する。
これによれば、前記先の監視対象情報を既にスクロールさせて表示している他の前記監視対象情報に割り込ませて表示する際に、先の監視対象情報について、スクロールしない表示からスクロールされる表示へと連続的な見た目でスムーズに切り替えを行うことができる。このため、ユーザは、スクロールされている他の監視対象情報に割り込んだ先の監視対象情報が、直前までスクロールされずに表示されていた最新の監視対象情報であったことを認識し易くなる。これにより、ユーザは、スクロールにより表示されている先の監視対象情報、つまり割り込みがなければスクロールされずに表示される先の監視対象情報について注意を払い易くなり、その結果、より安全な情報提示が可能になる。
(請求項9)
これに対し、請求項9の情報表示システムにおいて、前記表示制御部は、前記最新の監視対象情報の表示位置に近づく方向へ前記他の監視対象情報をスクロールさせると共に前記表示領域内に表示されている前記他の監視対象情報の最後尾に前記先の監視対象情報を割り込ませて、前記他の監視対象情報と共に前記先の監視対象情報をスクロールさせて表示する。
これによれば、前記先の監視対象情報を既にスクロールさせて表示している他の前記監視対象情報に割り込ませて表示する際に、先の監視対象情報について、スクロールしない表示からスクロールされる表示へと非連続的な見た目で切り替えを行うことができる。このため、ユーザは、スクロールさせずに表示されている最新の監視対象情報が、先の監視対象情報から現在の最新の監視対象情報に切り替わったことを認識し易くなる。これにより、ユーザは、最新の監視対象情報により注意を払い易くなり、その結果、より安全な情報提示が可能になる。
(請求項10)
請求項10の情報表示システムにおいて、前記表示制御部は、前記表示領域内を不透明に表示する。これによれば、表示領域内に表示された監視対象情報が、表示領域の後ろの実景に紛れ込む事を防ぐことができ、その結果、監視対象情報をより見易くすることができる。
第1実施形態による情報表示システムの概略構成を模式的に示す図 第1実施形態による情報表示システムの電気的構成を模式的に示すブロック図 第1実施形態について、表示部を透過してユーザに見える視界及び記憶領域に記憶されている監視対象情報の一例を示すもので、監視対象情報が非スクロール表示されている状態を示す図 第1実施形態について、表示部を透過してユーザに見える視界及び記憶領域に記憶されている監視対象情報の一例を示すもので、監視対象情報がスクロール表示されている状態を示す図(その1) 第1実施形態について、表示部を透過してユーザに見える視界及び記憶領域に記憶されている監視対象情報の一例を示すもので、監視対象情報がスクロール表示されている状態を示す図(その2) 第1実施形態について、表示部を透過してユーザに見える視界及び記憶領域に記憶されている監視対象情報の一例を示すもので、監視対象情報がスクロール表示されている状態を示す図(その3) 第1実施形態について、表示部を透過してユーザに見える視界及び記憶領域に記憶されている監視対象情報の一例を示すもので、新規情報が追加された状態を示す図 第1実施形態について、表示部を透過してユーザに見える視界及び記憶領域に記憶されている監視対象情報の一例を示すもので、新規情報が第2ランク情報に組み込まれた状態を示す図(その1) 第1実施形態について、表示部を透過してユーザに見える視界及び記憶領域に記憶されている監視対象情報の一例を示すもので、新規情報が第2ランク情報に組み込まれた状態を示す図(その2) 第1実施形態について、表示部を透過してユーザに見える視界及び記憶領域に記憶されている監視対象情報の一例を示すもので、新規情報が第1ランク情報に組み込まれた状態を示す図 第1実施形態について、ディスプレイ制御装置の制御部で実行される処理内容を示すフローチャート 第2実施形態について、表示部を透過してユーザに見える視界の一部及び記憶領域に記憶されている監視対象情報の一例を示す図(その1) 第2実施形態について、表示部を透過してユーザに見える視界の一部及び記憶領域に記憶されている監視対象情報の一例を示す図(その2) 第2実施形態について、表示部を透過してユーザに見える視界の一部及び記憶領域に記憶されている監視対象情報の一例を示す図(その3) 第2実施形態について、表示部を透過してユーザに見える視界の一部及び記憶領域に記憶されている監視対象情報の一例を示す図(その4) 第2実施形態について、表示部を透過してユーザに見える視界の一部及び記憶領域に記憶されている監視対象情報の一例を示す図(その5) 第3実施形態について、表示部を透過してユーザに見える視界の一部及び記憶領域に記憶されている監視対象情報の一例を示す図(その1) 第3実施形態について、表示部を透過してユーザに見える視界の一部及び記憶領域に記憶されている監視対象情報の一例を示す図(その2) 第3実施形態について、表示部を透過してユーザに見える視界の一部及び記憶領域に記憶されている監視対象情報の一例を示す図(その3) 第3実施形態について、表示部を透過してユーザに見える視界の一部及び記憶領域に記憶されている監視対象情報の一例を示す図(その4) 第3実施形態について、表示部を透過してユーザに見える視界の一部及び記憶領域に記憶されている監視対象情報の一例を示す図(その5) 他の実施形態について、表示部を透過してユーザに見える視界の一部及び記憶領域に記憶されている監視対象情報の一例を示す図(その1) 他の実施形態について、表示部を透過してユーザに見える視界の一部及び記憶領域に記憶されている監視対象情報の一例を示す図(その2)
以下、本発明の複数の実施形態について説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について図1〜図18を参照しながら説明する。
図1及び図2に示すように、情報表示システム10は、監視対象である少なくとも1台この場合2台のロボット11と、各ロボット11に対応して設けられたロボットコントローラ12と、安全装置13と、いわゆるヘッドマウントディスプレイと称される頭部装着型ディスプレイ20(以下、HMD20と称する)と、ディスプレイ制御装置30と、を含んで構成されている。
以下の説明において、これら2台のロボット11を区別する際には、第1ロボット111及び第2ロボット112と称する。また、第1ロボットロボット111及び第2ロボット112に対応するロボットコントローラ12を、それぞれ第1ロボットコントローラ121及び第2ロボットコントローラ122と称する。
ロボット11は、例えば6軸の垂直多関節型ロボットで構成されている。一般的な構成につき詳しい説明は省略するが、ロボット11は、サーボモータにより駆動される6軸のアームを有し、第6軸アームの先端部に、例えばパレット内に収容されているワークを把持するためのハンド等を備えている。ロボット11は、ロボットコントローラ12に図示しない接続ケーブルを介して接続される。各軸のサーボモータは、このロボットコントローラ12により制御される。
ロボットコントローラ12は、図示しない制御回路やサーボ制御部、電源装置等を備えている。制御回路はマイコンを主体として構成されている。ロボットコントローラ12は、予め記憶された動作プログラムや、図示しないティーチングペンダント等により設定された教示データ、各種パラメータ等に従って、サーボ制御部を介してロボット11の各軸サーボモータを制御する。これにより、ロボットコントローラ12は、ワークの組付け作業等を各ロボット11に自動で実行させる。
各ロボットコントローラ12は、それぞれ安全装置13に通信可能に接続されている。安全装置13は、ロボットコントローラ12側から各ロボット11の動作状態及び各ロボットコントローラ12による制御状態を特定可能な各種の情報を取得可能に構成されている。そのため、安全装置13は、ロボット11のアームの回転角度やモータの通電状態等、ロボット11の動作状態を示す動作情報及びコントローラ12の制御状態を示す制御情報をリアルタイムで取得することができる。
また、安全装置13は、各ロボットコントローラ12から取得した各ロボット11の情報に基づいて、ロボット11の現在の形態つまり姿勢を3次元的にモデリングした3Dモデル画像データを生成することができる。また、安全装置13は、各ロボット11が設置されている領域、例えば工場内における基準位置を原点とした2次元座標系における各ロボット11の座標つまりはロボット11の設置位置も記憶している。
HMD20は、ユーザの頭部に装着可能な形態に構成されており、ユーザの視界内に各種情報を表示させることができる。HMD20は、両目を覆う両眼型、又は一方の目のみを覆う単眼型のいずれでも良いが、本実施形態は、ユーザの視界を奪い易い両眼型により適している。また、HMD20の形状は、眼鏡のように装着する眼鏡型や帽子のように装着する帽子型などが想定されるが、いずれも形状であっても良い。本実施形態のHMD20は、眼鏡型を想定している。
HMD20は、図2にも示すように、表示部21及びカメラ22を有している。表示部21は、ユーザがHMD20を装着した状態において、そのユーザの視界と重なる位置に設けられている。本実施形態の場合、表示部21は、眼鏡のレンズ部分に相当する部分であり、画像などの情報を表示することができるいわゆる透過型のディスプレイで構成されている。このため、HMD20に表示される画像は、ユーザの視界に重なって表示されることになる。換言すると、ユーザは、自身の目で見た現実の風景と、HMD20によって表示された仮想的な画像とを併せて見ることになる。
カメラ22は、小型のCCDカメラやCMOSカメラで構成されており、HMD20に一体的に取り付けられている。このカメラ22は、ユーザの顔の向きと一致するように、HMD20のフレームの一側部に設けられている。カメラ22は、図1に示すように、ユーザ90がHMD20を頭部に装着した状態で、ユーザ90の頭部正面が向いている方向の画像を撮像する。そのため、カメラ22によって撮像される画像は、ユーザ90の視界とほぼ同一の画角となっている。換言すると、カメラ22は、ユーザ90が見ている風景とほぼ同一の風景を撮像する。
なお、表示部21は、透過型のディスプレイに限られず、非透過型のディスプレイで構成しても良い。この場合、HMD20は、カメラ22で撮影した画像をリアルタイムで表示部21に表示させることで、カメラ22が撮影した風景をユーザに対し仮想的に提示、すなわちユーザの視界を表示部21に再現すれば良い。また、HMD20は、表示部21を有するものに限られず、仮想的な画像をユーザの網膜に直接投影する網膜投影型であっても良い。
HMD20は、ディスプレイ制御装置30に無線又は有線で接続されている。なお、ディスプレイ制御装置30は、HMD20と一体に構成されていても良い。図2に示すように、ディスプレイ制御装置30は、マイクロコンピュータ等で構成された制御部31を内蔵しており、HMD20の表示部21に表示する画像データを送信したり、カメラ22により撮影された画像データを受信したりする。また、ディスプレイ制御装置30は、安全装置13と有線又は無線通信が可能となっている。
図2に示すように、ディスプレイ制御装置30は、制御部31の他、監視対象情報取得部32、視界情報取得部33、監視対象識別部34、表示領域設定部35、及び表示制御部36を有している。制御部31は、例えばCPU311や、ROM、RAM、及び書き換え可能なフラッシュメモリなどの記憶領域312を有するマイクロコンピュータを主体に構成されており、HDM20の全体の制御を司っている。
記憶領域312は、情報表示プログラムを記憶している。制御部31は、CPU311において情報表示プログラムを実行することにより、監視対象情報取得部32、視界情報取得部33、監視対象識別部34、表示領域設定部35、及び表示制御部36等を、ソフトウェア的に実現する。なお、これら監視対象情報取得部32、視界情報取得部33、監視対象識別部34、表示領域設定部35、及び表示制御部36は、例えば制御部31と一体の集積回路としてハードウェア的に実現してもよい。
監視対象情報取得部32は、安全装置13から、監視対象である各ロボット11に関する情報として、監視対象情報をリアルタイムで取得することがでる。監視対象情報は、各ロボット11の動作によって随時変化する情報等によって構成されている。例えば監視対象情報は、上述した3Dモデル画像データを含む各ロボット11の動作状態を示す動作情報や、コントローラ12の制御状態を示す制御情報を含んでいる。また、監視対象情報は、例えばユーザに対してロボット11に関する警告や注意を提示するための警告注意情報等を含んでいる。
図3〜図10では、監視対象情報取得部32によって取得されて記憶領域312に記憶された監視対象情報40の一例を概念的に示している。本実施形態の場合、例えば図3等に示すように、監視対象情報40は、ユーザに与える危険の程度つまり危険の大小に応じて、第1ランク情報41と第2ランク情報42との少なくとも2つのランクに分類されている。第1ランク情報41は、ユーザに与える危険度が高いものを示している。第2ランク情報42は、第1ランク情報41よりもユーザに与える危険度が小さいものを示している。
また、監視対象情報取得部32は、安全装置13から新規に取得した情報を、その分類が第1ランク情報41又は第2ランク情報42のいずれであるかに係わらず、取得してからの所定期間は新規情報43に分類する。なお、本実施形態において、第1ランク情報41は、「DANGER」の文字を付して表している。第2ランク情報42は、「WARNING」の文字を付して表している。そして、新規情報43は、「NEW」の文字を付して表している。これら「DANGER」、「WARNING」、「NEW」の文字は、各情報の種類を識別するための識別子である。
これら第1ランク情報41、第2ランク情報42、及び新規情報43は、個別情報によって構成されている。監視対象情報取得部32は、第1ランク情報41、第2ランク情報42、及び新規情報43の各個別情報を、それぞれ取得順に記憶領域312に記憶する。例えば本実施形態において、第1ランク情報41の各個別情報には、図3及び図10等に示すように、D1、D2・・・の符号が付されている。この場合、D1が付された情報は、D2が付された情報よりも前に取得されたことを意味する。また、第2ランク情報42の各個別情報には、図3及び図4等に示すように、W1、W2・・・の符号が付されている。この場合、W1が付された情報は、W2が付された情報よりも前に取得されたことを意味する。
本実施形態において、記憶領域312に記憶されている各個別情報が、HMD20の表示領域211内に表示される情報となる。例えば図3の例において、記憶領域312は、HMD20に表示される情報としてD1が付された第1ランク情報41の個別情報と、W1、W2が付された第2ランク情報42の個別情報とを記憶しているが、新規情報43の個別情報は記憶していない。
図2に示す視界情報取得部33は、HMD20を装着したユーザ90の視界を特定するための視界情報を取得する処理を行うことができる。ユーザ90の視界とは、ユーザ90がHMD20を装着した状態においてユーザ90の目に映る風景を意味する。本実施形態の場合、ユーザ90の視界とは、眼鏡のレンズ部分である表示部21を通してユーザ90の目に映る風景を意味する。視界情報取得部33は、例えばカメラ22で撮像した画像から、ユーザ90の視界情報を取得する。本実施形態では、例えば図3等に示すように、カメラ22の撮像範囲221及び表示部21の領域を、ユーザ90の視界91と擬制している。
図2に示す監視対象識別部34は、視界情報取得部33で取得した視界情報に基づいてユーザ90の視界91内に存在する監視対象であるロボット11を識別する処理を行うことができる。すなわち、監視対象識別部34は、ユーザの視界91内に存在する監視対象つまりロボット11が、ロボット111、112のいずれであるかを識別つまり特定することができる。監視対象識別部34は、例えば次のようにして各ロボット11を識別することができる。すなわち、例えば各ロボット11に、それぞれ個体を特定するためのマーカーを付しておく。そして、監視対象識別部34は、カメラ22で撮像された画像を基にロボット11に付されたマーカーを認識することで、各ロボット11を識別することができる。
また、他の方法としては、監視対象識別部34は、例えば次のようにして各ロボット11を識別することができる。すなわち、監視対象識別部34は、安全装置13から各ロボット11の現在の3Dモデル画像データを取得する。そして、監視対象識別部34は、各ロボット11の3Dモデル画像データと、カメラ22で撮像されたロボット11の形態とを照合することで、各ロボット11を識別することができる。この場合、監視対象情報取得部32は、視界情報取得部33及び監視対象識別部34の処理により、ユーザの視界91内に入ったロボット11についての監視対象情報40を選択的に取得するようにしても良い。
表示領域設定部35は、例えば図3等に示すように、ユーザの視界91内に監視対象情報40を表示するための表示領域211を設定する処理を行うことができる。表示領域設定部35は、監視対象情報取得部32から取得した監視対象情報40の情報量つまり記憶領域312に記憶されている現在の監視対象情報40の情報量の大小に応じて、表示領域211をその情報量に適したサイズに設定する。
すなわち、まず、表示領域設定部35は、図3に示すように、表示領域211を拡大することができる最大範囲つまり表示領域211の最大サイズとして、予め最大領域212を仮想的に設定する。最大領域212は、ユーザによって任意に設定されても良いし、メーカー等によって予め設定しておいても良い。また、視界91内における最大領域212の位置は、固定であっても良いし、視界91内の監視対象11の位置に応じて変更するように構成しても良い。
次に、表示領域設定部35は、監視対象情報取得部32から取得した監視対象情報40の情報量つまり記憶領域312に記憶されている現在の監視対象情報40の情報量に応じて、表示領域211のサイズを設定する。この場合、現在の監視対象情報40の情報量が最大領域212内に収まるものであれば、表示領域設定部35は、図3に示すように、現在の監視対象情報40の情報量に合わせて、全ての監視対象情報40が表示領域211内に表示されるようなサイズに表示領域211を設定する。したがって、この場合、表示領域211のサイズは、最大領域212のサイズ以下となる。現在の監視対象情報40の情報量が最大領域212内に収まるものでなければ、表示領域設定部35は、図4等に示すように、表示領域211のサイズを最大領域212のサイズに設定する。
なお、本実施形態において、監視対象情報40の情報量が最大領域212内に収まるか否かとは、記憶領域312に記憶されている監視対象情報40を所定のフォントサイズで全て同時に表示させた場合に、最大領域212内に収まるか否かということ、すなわち最大領域212からはみ出す部分が生じていないか否かということを意味している。
表示制御部36は、図3〜図10に示すように、表示領域設定部35で設定された表示領域211内に、監視対象情報40を構成する文字情報や数字、図形、記号情報等を表示する。本実施形態の場合、表示制御部36は、表示領域211内を、例えば表示領域211内に表示される監視対象情報40とは反対色で不透明に表示することで、表示領域211の後ろの実景を覆い隠している。これにより、表示領域211内に表示された監視対象情報40が、表示領域211の後ろの実景に紛れ込む事を防ぐことができるため、表示領域211内に表示された監視対象情報40が見易くなる。なお、表示領域211は、監視対象情報40を表示させるための領域であるため、表示制御部36は、表示領域211を示す枠及び表示領域211内の色を、必ずしも表示する必要はない。
ここで、図3〜図10において示された実線枠線44、45、46は、記憶領域312に記憶されている監視対象情報40のうち、表示制御部36によってHMD20の表示領域211に表示される情報を示している。この場合、記憶領域312に記憶されている監視対象情報40のうち枠線44、45、46で囲まれた情報が、表示領域211に表示される。
表示制御部36は、図3に示すように、監視対象情報40の情報量が表示領域211内に収まる場合、監視対象情報40の全ての情報をスクロールさせることなく表示領域211内に同時に表示する。一方、図4に示すように、監視対象情報40の情報量が表示領域211内に収まらない場合、つまり監視対象情報40の一部が表示領域211から溢れてしまう場合、表示制御部36は、図4〜図6等で示すように、記憶領域312に記憶されている監視対象情報40の全部又は一部を表示領域211内において一定周期でスクロールして表示する。
ここで、本実施形態において「スクロールして表示」という用語と「スクロール表示」という用語とは同義である。そして、「スクロールして表示」及び「スクロール表示」は、表示領域211内に収まりきらない監視対象情報40を、水平又は垂直にスライドさせて表示する表示態様を意味する。また、本実施形態において、「スクロールの周期」という用語と「スクロールの速度」という用語とは同義である。
本実施形態の場合、表示制御部36は、監視対象情報40の全部又は一部が視界91の上方向へ流れるようにして、監視対象情報40の全部又は一部をスクロールさせて表示する。すなわち、図4〜図6に示す例では、表示領域211内に表示される第2ランク情報42の個別情報の数は5個で一定となっており、その5個の個別情報が順次切り替わるようにして表示される。そして全ての第2ランク情報42の個別情報がスクロール表示されると、再び最初に戻って繰り返される。すなわち、本実施形態において、表示制御部36は、第2ランク情報42の個別情報を、一定周期で繰り返しスクロールさせて表示する。
この場合、スクロール表示の速度つまり上方向へ流れる監視対象情報40の速度は、監視対象情報40の情報量に係わらず一定にすることができる。なお、本実施形態では、スクロール表示に対し、スクロールしない表示態様つまり一定箇所に固定するようにして表示する表示態様を、非スクロール表示と称する。
表示制御部36は、監視対象情報取得部32で取得した監視対象情報40の情報量が減少し、その監視対象情報40の表示が表示領域211内に収まるようになるまで、監視対象情報40のスクロール表示を継続する。すなわち、監視対象情報取得部32で取得した監視対象情報40の情報量が減少し、その監視対象情報40の表示が表示領域211内に収まるようになると、表示制御部36は、監視対象情報40のスクロール表示から非スクロール表示に切り替える。
本実施形態の場合、表示制御部36は、監視対象情報40のうち第1ランク情報41及び新規情報43を、図4〜図10に示すように常に非スクロール表示で表示する。また、表示制御部36は、監視対象情報40のうち第2ランク情報42を、必要に応じてつまり監視対象情報40の情報量に応じてスクロール表示と非スクロール表示とを切り替えながら表示する。
すなわち、監視対象情報40に第1ランク情報41が含まれていれば、表示制御部36は、監視対象情報40の情報量に係わらず、第1ランク情報41を表示領域211内にスクロールさせずに常に表示する。また、監視対象情報40に第2ランク情報42が含まれており、かつ、監視対象情報40が最大領域212内に収まる場合、表示制御部36は、第1ランク情報41と共に第2ランク情報42もスクロールさせずに表示領域211内に常に表示する。一方、監視対象情報40に第2ランク情報42が含まれているが、監視対象情報40が最大領域212内に収まりきらない場合、表示制御部36は、第2ランク情報42をスクロールさせて表示領域211内に表示する。
また、監視対象情報取得部32は、表示制御部36の制御内容に係わらず、安全装置13から随時、監視対象情報40の取得を行っている。この場合、図6と図7とを対比して示すように、ユーザの視界91が変わったりロボット11の状態が変わったりすると、監視対象情報取得部32は、記憶領域312に記憶されていない新規情報43を取得する。すると、表示制御部36は、図7に示すように、新規に取得された新規情報43をスクロールさせずにつまり非スクロール表示で所定期間、表示領域211内に表示する。この場合、表示制御部36は、新規に取得された新規情報43が複数存在する場合は、少なくとも最新の新規情報43つまり最後に取得された新規情報43を、非スクロール表示で表示領域211内に表示する。
また、この場合、所定期間は、予めユーザの任意に設定しても良いし、メーカー等によって予め例えば10秒〜1分程度の時間に設定しておいても良い。また、所定期間は、第2ランク情報42のスクロール表示の周期に合わせて可変するように設定することもできる。例えば所定期間を第2ランク情報42のスクロール表示の1周期に設定した場合、表示制御部36は、第2ランク情報42のスクロール表示が1周する期間、つまり第2ランク情報42の各個別情報が1周して再び同一の位置に来るまでの期間、新規情報43を非スクロール表示で常に表示する。
そして、表示制御部36は、新規情報43を所定期間、非スクロール表示で表示すると、その新規情報43が第2ランク情報42に属するものであれば、図8の白抜き矢印で示すように、新規情報43を第2ランク情報42の最後尾、この場合、個別情報W9として第2ランク情報42に追加する。そして、表示制御部36は、図9に示すように、追加された個別情報W9を含めて、第2ランク情報42をスクロール表示する。つまり、新規情報43が第2ランク情報42に属するものである場合、表示制御部36は、新規情報43を所定期間非スクロール表示で表示した後、その新規情報43を第2ランク情報42のスクロール表示に組み込む。
一方、新規情報43が第2ランク情報42に属するものであれば、図10の白抜き矢印で示すように、新規情報43を第1ランク情報41の最後尾、この場合、個別情報D2として第1ランク情報41に追加する。そして、表示制御部36は、図10に示すように、追加された個別情報D2を含めて、第1ランク情報41を非スクロール表示で表示する。
ここで、第2ランク情報42のスクロール表示は、第2ランク情報42の情報量に係わらず一定速度に設定することができる。この場合、第2ランク情報42の情報量が少ないと、スクロール表示により第2ランク情報42が1周する期間が短いため、新規情報43が非スクロール表示されている時間も短い。しかし、第2ランク情報42が1周する期間も短いため、ユーザは、新規情報43が第2ランク情報42に追加された後も、第2ランク情報42に組み込まれた新規情報43を、比較的頻繁に目にすることができる。
また、第2ランク情報42のスクロール表示を一定速度にした場合、第2ランク情報42の情報量が多いと、スクロール表示により第2ランク情報42が1周する期間も長い。このため、ユーザは、新規情報43が第2ランク情報42に追加された後は、第2ランク情報42に組み込まれた新規情報43を目にする頻度が少なくなる。しかし、この場合、新規情報43は、第2ランク情報42に追加される前において、非スクロール表示されている時間が長い。したがって、この構成によれば、第2ランク情報42の情報量の大小に係わらず、ユーザが新規情報43を確認する時間を十分に確保することができる。
また、表示制御部36は、スクロールによる第2ランク情報42の表示を一定周期で繰り返して行っており、この場合、例えばスクロール表示する監視対象情報40の情報量が多くなるほど、スクロールの速度を早くして1周期の期間を短くすることもできる。換言すれば、表示制御部36は、スクロール表示する監視対象情報40の情報量が少なくなるほど、スクロールの速度を遅くして1周期の期間を長くしても良い。これによれば、監視対象情報40の情報量が多くなった場合であっても、スクロールの1周期の期間を極力短くすることができる。したがって、ユーザは、スクロールされている第2ランク情報42のうちある特定の情報を見たい場合に、目当ての情報を極力早く目にすることができる。
また、ユーザは、繰り返し行われている第2ランク情報42のスクロールの速度、つまり第2ランク情報42について同一の個別情報が再度表示されるまでの時間の長短によって、第2ランク情報42の情報量の多さを推定できる。したがって、ユーザは、第2ランク情報42の情報量の大小つまり危険に関する情報の数の多さを視覚により直感的に認識することができるため、便利である。
次に、ディスプレイ制御装置30の制御部31において行われる制御フローについて、図11も参照して説明する。制御部31は、情報表示プログラムを実行すると、図11の制御フローを実行する。制御部31は、まず、ステップS11において、監視対象情報取得部32により監視対象情報40の取得があったか否かを判断する。監視対象情報40の取得が無い場合(ステップS11でNO)、制御部31は、視界91内に表示すべき監視対象情報40が存在していないと判断し、ステップS11へ処理を戻して繰り返す。
一方、監視対象情報40の取得があった場合(ステップS11でYES)、制御部31は、視界91内に表示すべき監視対象情報40が存在すると判断し、ステップS12へ処理を移行させる。制御部31は、ステップS12において、取得した監視対象情報40の情報量が最大領域212内に収まるか否かを判断する。取得した監視対象情報40の情報量が最大領域212内に収まる場合(ステップS12でYES)、制御部31は、表示領域設定部35の処理により、表示領域211のサイズを、最大領域212のサイズ以下に設定する。
そして、制御部31は、ステップS14へ処理を移行させ、表示制御部36の処理により、監視対象情報40のうち第1ランク情報41と第2ランク情報42と新規情報43とを、すなわち全ての監視対象情報40を、非スクロール表示で表示領域211内に表示する。その後、ステップS11へ処理を移行させ、ステップS11以降を繰り返す。
一方、取得した監視対象情報40の情報量が最大領域212内に収まりきらない場合(ステップS12でNO)、制御部31は、表示領域設定部35の処理により、表示領域211のサイズを、最大領域212のサイズと同一サイズに設定する。そして、制御部31は、ステップS15へ処理を移行させ、表示制御部36の処理により、監視対象情報40のうち第1ランク情報41及び新規情報43を非スクロール表示で表示領域211内に表示すると共に、第2ランク情報42スクロール表示で表示領域211内に表示する。その後、ステップS11へ処理を移行させ、ステップS11以降を繰り返す。
以上説明した実施形態によれば、情報表示システム10において、表示制御部36は、監視対象情報40の情報量が表示領域211内に収まる場合は、監視対象情報40を表示領域211内においてスクロールせずに表示する。一方、表示制御部36は、監視対象情報40の情報量が表示領域211内に収まらない場合は、監視対象情報40のうち第2ランク情報42を表示領域211内においてスクロールして表示する。
これによれば、視界91内に表示する監視対象情報40の情報量が多い場合であっても、視界91内の表示領域211を拡大して全ての監視対象情報40を同時に表示する必要がない。そのため、監視対象情報40の情報量が多い場合であっても、視界91内が監視対象情報40に埋められてしまって視界91が遮られてしまうという事態を抑制することができる。すなわち、情報量の多い監視対象情報40をスクロールして表示することにより、表示領域211を極力小さくしつつ全ての監視対象情報40を効率良く表示することができる。その結果、ユーザ90の視界91を妨げ難く安全な情報提示が可能になる。
また、本実施形態において、表示領域設定部35は、監視対象情報40の情報量が予め設定された最大領域212内に収まる場合は監視対象情報40をスクロールせずに表示できるように監視対象情報40の情報量に合わせて表示領域211を設定する。そして、表示領域設定部35は、監視対象情報40の情報量が最大領域212内に収まらない場合は、表示領域211を最大領域212と同じサイズに設定する。
これによれば、監視対象情報40の情報量が少ない場合には、その監視対象情報40に合わせて表示領域211を小さくすることができるため、ユーザ90の視界91をより妨げ難くなる。更にこれによれば、表示領域211は最大領域212よりも大きくはならないため、ユーザ90に対して、視界91が最大領域212以上は遮られないという安心感を与えることができる。これらの結果、更にユーザ90の視界91を妨げ難くより安全な情報提示が可能になる。
また、本実施形態において、監視対象情報40は、危険の大小に応じて少なくとも危険度の大きい第1ランク情報41と、第1ランク情報41よりも危険度の小さい第2ランク情報42とに分類されている。表示制御部36は、監視対象情報40のうち危険度の高い第1ランク情報41を常に表示する。そして、表示制御部36は、第2ランク情報42の情報量が表示領域211内に収まらない場合は、監視対象情報40のうち危険度の比較的低い第2ランク情報42をスクロールして表示する。
これによれば、危険度の高い第1ランク情報41は常に視界91内に表示されているため、ユーザ90は、危険度の高い第1ランク情報41について常に注意を払うことができる。また、危険度の低い第2ランク情報42は、スクロールして表示されるため、監視対象情報40の情報量が多い場合であっても表示領域211を小さくすることができる。したがって、より危険度の高い情報を確認し易くしつつ全体として表示領域211を小さくすることができ、その結果、ユーザ90の視界91を妨げ難く、更に安全な情報提示が可能になる。
ここで、表示制御部36は、第2ランク情報42の情報量が多くなるほどスクロールの速度を早くしても良い。これによれば、第2ランク情報42の情報量が多くなった場合であっても、スクロールの1周期の期間を極力短くすることができる。したがって、ユーザ90は、スクロールされている第2ランク情報42のうちある特定の個別情報を見たい場合に、目当ての個別情報を極力早く目にすることができる。また、ユーザ90は、スクロールの速度によって、第2ランク情報42の情報量を視覚により直感的に認識することができるため、便利である。
また、本実施形態において、表示制御部36は、監視対象情報取得部32が新規に取得した監視対象情報40すなわち新規情報43をスクロールせずに所定期間表示する。これによれば、ユーザ90は、新規に追加された監視対象情報40つまり新規情報43については、他の監視対象情報40とは区別して注意を払う期間を確保することができる。そのため、ユーザ90は、新規情報43についてより確実に注意を払うことができるため、更に安全な情報提示が可能になる。
また、本実施形態において、表示制御部36は、表示領域211内を不透明に表示する。これによれば、表示領域211内に表示された監視対象情報40が、表示領域211の後ろの実景に紛れ込む事を防ぐことができ、その結果、監視対象情報40をより見易くすることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について、図12〜図16を参照して説明する。
本実施形態では、監視対象情報40の情報量が、最大領域212に設定された表示領域211内に収まっていないため、表示制御部36が、記憶領域312に記憶されている監視対象情報40のうち各第2ランク情報42を一定周期でスクロール表示している状態を前提とする。
この場合、各第2ランク情報42は、図12の矢印Aで示すように、視界91の下方向へ流れるようにしてスクロール表示される。そして、表示領域211内において、「NEW」の文字が付された最新の新規情報43は、「WARNING」の文字が付された第2ランク情報42の上側に表示されている。このため、各第2ランク情報42は、最新の新規情報43の表示位置から離れる方向へスクロールして表示されている。
なお、本実施形態の説明において、新規情報43には、その取得順にN1、N2・・・の番号を付している。この場合、N1が付された新規情報43は、N2が付された新規情報43よりも前に取得されたことを意味する。そして、各新規情報43のうち番号の最も大きいものが、最新の新規情報43となる。以下の説明において、各新規情報43の取得順を区別して示す場合には、新規情報43(N1)、新規情報43(N2)のように、括弧内に番号を付して表す。
また、本実施形態では、新規に取得された新規情報43のうち、少なくとも最新の新規情報43を、スクロールせずに所定期間表示する。この所定期間は、第1実施形態の所定期間と同様であり、例えば予めユーザの任意に設定しても良いし、メーカー等によって予め例えば10秒〜1分程度の時間に設定しておいても良い。また、所定期間は、第2ランク情報42のスクロール表示の周期に合わせて可変するように設定しても良い。
更に、本実施形態は、監視対象情報取得部32が複数の新規情報43を連続して取得した場合を想定している。本実施形態において、複数の新規情報43が連続して取得されるとは、先の新規情報43の取得から次の新規情報43の取得までの期間が、最新の新規情報43をスクロールさせずに表示するための上記所定期間が経過していないことを意味する。
ここで、上記第1実施形態において、表示領域211の最大サイズつまり最大領域212は予め設定されていることから、表示領域211内に同時に表示できる監視対象情報41、42、43の個数には制限がある。このため、監視対象情報取得部32が、複数の新規情報43を短期間のうちに連続して取得すると、新規に取得した各新規情報43の一部を表示領域211内に表示できなくなるおそれがある。
そこで、本実施形態において、表示制御部36は、監視対象情報取得部32が取得した先の監視対象情報43をスクロールせずに表示している最中つまり所定期間が経過する前に次の監視対象情報43を取得した場合、次の監視対象情報43を最新の監視対象情報としてスクロールせずに表示すると共に、先の監視対象情報43を既にスクロールさせて表示している他の監視対象情報42に割り込ませてスクロールして表示する。
すなわち、表示制御部36は、監視対象情報取得部32が複数の新規情報43を連続して取得した場合、現時点で最新となる新規情報43を表示領域211内にスクロールさせずに表示し、最新の新規情報43以外の新規情報43を、第2ランク情報42と共にスクロールさせて表示領域211内に表示する。なお、本実施形態では、図12等に示すように、各第2ランク情報42は、第2ランク情報42であることを示す「WARNING」の文字の下側に、スクロール表示によって表示される。また、最新の新規情報43は、最新の新規情報43であることを示す「NEW」の文字の下側に、非スクロール表示によって表示される。
具体的には、図12に示すように、例えばまず、監視対象情報取得部32が新規情報43(N1)を取得すると、その新規情報43(N1)は、記憶領域312に記憶される。このとき、記憶領域312には、新規情報43(N1)以外の新規情報は記憶されていないため、この新規情報43(N1)が現時点での最新の新規情報となる。すると、表示制御部36は、図12から図13にかけて示すように、最新の新規情報43(N1)を、非スクロール表示で表示領域211内に表示すると共に、各第2ランク情報42をスクロール表示で表示領域211内に順次表示する。
次に、図14に示すように、監視対象情報取得部32が次の新規情報43(N2)を取得すると、その新規情報43(N2)は、記憶領域312に記憶されて、現時点での最新の新規情報となる。すると、表示制御部36は、先の新規情報43(N1)と最新の新規情報43(N2)とを置き換えて、最新の新規情報43(N2)を非スクロール表示によって表示する。すなわち、この場合、最新の新規情報43(N2)は、最新の新規情報43であることを示す「NEW」の文字の下側に、非スクロール表示によって表示される。そして、表示制御部36は、図14から図16にかけて示すように、先の新規情報43(N1)を、既にスクロール表示されている第2ランク情報42に割り込ませて、第2ランク情報42と共にスクロール表示させる。
この場合、先の新規情報43(N1)は、図14の白抜き矢印で示すように、現時点で実際に表示領域211に表示されている各第2ランク情報42つまり図13の枠線45内にある第2ランク情報42(W2、W3、W4)の最後尾に組み込まれる。ちなみに、この場合、新規情報43(N1)は、記憶領域312に記憶されている第2ランク情報42のうち、最後に取得された第2ランク情報42(W6)の更に後に取得されているため、第2ランク情報42(W7)とみなすこともできる。これにより、表示制御部36は、図14に示すように、表示領域211内において各第2ランク情報42が表示されている領域のうち最新の新規情報43(N2)の表示位置に最も近い位置に、先の新規情報43(N1)を割り込ませる。
例えば図13から図14にかけて示す例では、表示制御部36は、図13において第2ランク情報42を示す「WARNING」の直下に表示されている第2ランク情報42(W4)の表示位置に、先の新規情報43(N1)を割り込ませる。そして、表示制御部36は、図14から図16にかけて示すように、各第2ランク情報42と共に先の新規情報43(N1)を最新の新規情報43(N2)から離れる方向この場合下方へスクロールさせて表示する。
表示制御部36は、先の新規情報43(N1)を、既にスクロールさせて表示している他の監視対象情報つまり第2ランク情報42に割り込ませて表示する際に、先の新規情報43(N1)を、既にスクロール表示されている他の第2ランク情報42の表示態様とは異なる態様で表示する。本実施形態において、異なる態様で表示するとは、例えば、先の新規情報43(N1)の文字のサイズやフォントの種類、色、又は周囲の色を、既にスクロール表示されている他の第2ランク情報42と異なるものとしたり、独自の記号を付したりすることを意味する。この場合、ユーザが一見して先の新規情報43(N1)と他の第2ランク情報42とを区別できる程度に、先の新規情報43(N1)と他の第2ランク情報42との表示態様が異なっていれば良い。本実施形態では、例えば図14から図16に示すように、表示制御部36は、割り込みが行われた先の新規情報43(N1)の周囲に独自の色を付して表示している。
そして、表示制御部36は、先の新規情報43(N1)を、他の第2ランク情報42と異なる態様で所定期間又は所定周期表示した後は、先の新規情報43(N1)と他の第2ランク情報42との表示態様を同一のものとして表示する。その後、表示制御部36は、上記第1実施形態と同様に、先の新規情報43(N1)を第2ランク情報42に含ませて、スクロール表示を繰り返す。
この構成によれば、監視対象情報取得部32が、複数の新規の新規情報43を短期間のうちに連続して取得した場合であっても、少なくとも最新の新規情報43を、スクロールせずに表示領域211内に表示することができる。これにより、ユーザは、少なくとも最新の新規情報43については、他の監視対象情報41、42と区別して注意を払うことができる。
そして、最新の新規情報43(本実施形態ではN2)を取得する以前に取得された先の新規情報43(本実施形態ではN1)も、他の監視対象情報この場合第2ランク情報42のスクロール表示に割り込ませて表示される。そのため、ユーザは、先の監視対象情報つまり直前まで最新の新規情報であった新規情報43(本実施形態ではN1)についても、スクロールしている表示を見ることで確認することができる。このように、本実施形態によれば、複数の新規情報43が短期間のうちに連続して発生した場合であっても、ユーザは、これら新規情報43(N1、N2)を同時に確認することができ、その結果、更に安全な情報提示が可能になる。
また、表示制御部36は、最新の新規情報43の表示位置から離れる方向へ第2ランク情報42をスクロールさせると共に、表示領域211内に現在表示されている第2ランク情報42の最後尾に先の新規情報43を割り込ませる。すなわち、図13から図14にかけて示す例では、表示制御部36は、最新の新規情報43(N2)の表示位置から離れる方向へ各第2ランク情報42をスクロールさせると共に、表示領域211内に現在表示されている第2ランク情報42の最後尾、この場合第2ランク情報42(W4)の後に、先の新規情報43(N1)を割り込ませる。そして、表示制御部36は、第2ランク情報42と共に、割り込ませた先の新規情報43(N1)をスクロールさせて表示する。
これによれば、先の新規情報43(N1)を、既にスクロールさせて表示している第2ランク情報42に割り込ませて表示する際に、先の新規情報43(N1)について、スクロールしない表示からスクロールされる表示へと連続的な見た目でスムーズに切り替えを行うことができる。このため、ユーザは、スクロールされている第2ランク情報42に割り込んだ先の新規情報43(N1)が、直前までスクロールされずに表示されていた最新の新規情報であったことを認識し易くなる。これにより、ユーザは、スクロールにより表示されている先の新規情報43(N1)、つまり割り込みがなければスクロールされずに表示される先の新規情報43(N1)について注意を払い易くなり、その結果、より安全な情報提示が可能になる。
また、表示制御部36は、先の新規情報43(本実施形態ではN1)を、既にスクロールさせて表示している他の監視対象情報この場合第2ランク情報42に割り込ませて表示する際に、先の新規情報43(本実施形態ではN1)をスクロール表示されている第2ランク情報42の表示態様とは異なる態様で表示する。これによれば、ユーザは、第2ランク情報42のスクロール表示に割り込んだ新規情報43(本実施形態ではN1)と、以前からスクロール表示されていた第2ランク情報42とを、一見して区別し易くなる。したがって、ユーザは、スクロールによって表示されている第2ランク情報42の中からどれが新たに割り込んだ新規情報43(N1)であるかを容易に把握することができ、その結果、より安全な情報提示が可能になる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について、図17〜図21を参照して説明する。
第3実施形態では、第2ランク情報42のスクロールの方向が、上記第2実施形態と逆になっている。すなわち、表示制御部36は、図17から図18にかけて示すように、最新の新規情報43(本実施形態ではN1)の表示位置に近づく方向、この場合、矢印Bで示すように上方へ、第2ランク情報42をスクロールさせている。そして、表示制御部36は、監視対象情報取得部32が次の新規情報43(本実施形態ではN2)を取得すると、図19に示すように、表示領域211内に現在表示されている第2ランク情報42の最後尾、この場合第2ランク情報42(W4)の後に、先の新規情報43(本実施形態ではN1)を割り込ませる。そして、表示制御部36は、図19から図21にかけて示すように、第2ランク情報42と共に、割り込ませた先の新規情報43(N1)をスクロールさせて表示する。
これによれば、先の新規情報43(N1)を、既にスクロールさせて表示している第2ランク情報42に割り込ませて表示する際に、先の新規情報43(N1)について、スクロールしない表示からスクロールされる表示へと非連続的な見た目で切り替えを行うことができる。このため、ユーザは、スクロールさせずに表示されている最新の新規情報43(N2)が、先の新規情報43(N1)から現在の最新の新規情報43(N2)に切り替わったことを認識し易くなる。これにより、ユーザは、最新の新規情報43(N2)により注意を払い易くなり、その結果、より安全な情報提示が可能になる。
なお、本発明の実施形態は、上記し又図面に記載した態様に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形や拡張をすることができる。
上記各実施形態において、表示制御部36は、第2ランク情報42のスクロール表示を繰り返して行うことを前提としたが、必ずしも第2ランク情報42のスクロール表示を繰り返して行う必要はない。例えば、表示制御部36は、第2ランク情報42を一度のみスクロール表示させることで、全ての第2ランク情報42を表示するようにしても良い。
また、上記第2実施形態及び第3実施形態において、表示制御部36は、監視対象情報取得部32が次の新規情報43(上記実施形態ではN2)を取得すると、図14又は図19に示すように、表示領域211内に現在表示されている第2ランク情報42の最後尾、この場合第2ランク情報42(W4)の後に、先の新規情報43(上記実施形態ではN1)を割り込ませていた。しかしながら、先の新規情報43(N1)の割り込み位置はこれに限られない。例えば、図22及び図23に示すように、表示制御部36は、表示領域211内に現在表示されている第2ランク情報42の中央部、この場合、第2ランク情報42(W3)と第2ランク情報42(W4)との間に割り込ませても良い。これによっても、上記各実施形態と同様の作用効果が得られる。
また、例えば制御部31、監視対象情報取得部32、視界情報取得部33、監視対象識別部34、表示領域設定部35、及び表示制御部36を、それぞれ安全装置13側又はHMD20側に分散させて設けても良い。
ロボット11は、特定の場所に固定されているものに限られず、例えば自走可能な構成であってもよい。更に、監視対象は、ロボットに限られず、例えばフォークリフト等のように人が運転する有人搬送車や、自動で走行可能な無人搬送車等の移動体等であっても良い。
図面中、10は情報表示システム、11はロボット(監視対象)、20はヘッドマウントディスプレイ(装着型ディスプレイ)、32は監視対象情報取得部、35は表示領域設定部、36は表示制御部、40は監視対象情報、41は第1ランク情報、42は第2ランク情報、43は新規情報、を示す。

Claims (10)

  1. ユーザが装着可能であってユーザの視界内に情報を表示可能な装着型ディスプレイと、
    監視対象に関する情報である監視対象情報を取得可能な監視対象情報取得部と、
    ユーザの視界内に前記監視対象情報を表示するための表示領域を設定する表示領域設定部と、
    前記監視対象情報の情報量が前記表示領域内に収まる場合は前記監視対象情報を前記表示領域内においてスクロールせずに表示し、前記監視対象情報の情報量が前記表示領域内に収まらない場合は前記監視対象情報を前記表示領域内においてスクロールして表示する表示制御部と、
    を備える情報表示システム。
  2. 前記表示領域設定部は、前記監視対象情報の情報量が予め設定された最大領域内に収まる場合は前記監視対象情報をスクロールせずに表示できるように前記監視対象情報の情報量に合わせて前記表示領域を設定し、前記監視対象情報の情報量が前記最大領域内に収まらない場合は前記表示領域を前記最大領域に設定する、
    請求項1に記載の情報表示システム。
  3. 前記監視対象情報は、危険の大小に応じて少なくとも危険度の大きい第1ランク情報と前記第1ランク情報よりも危険度の小さい第2ランク情報とに分類されており、
    前記表示制御部は、前記第1ランク情報を常に表示すると共に、前記第2ランク情報の情報量が前記表示領域内に収まらない場合は前記第2ランク情報をスクロールして表示する、
    請求項1又は2に記載の情報表示システム。
  4. 前記表示制御部は、スクロールによる前記第2ランク情報の表示を一定周期で繰り返して行うと共に、前記第2ランク情報の情報量が多くなるほど前記スクロールの周期を早くする、
    請求項3に記載の情報表示システム。
  5. 前記表示制御部は、前記監視対象情報取得部が新規に取得した前記監視対象情報のうち少なくとも最新の監視対象情報をスクロールせずに所定期間表示する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の情報表示システム。
  6. 前記表示制御部は、前記監視対象情報取得部が取得した先の監視対象情報をスクロールせずに表示している最中に次の監視対象情報を取得した場合、前記次の監視対象情報を最新の監視対象情報としてスクロールせずに表示すると共に、前記先の監視対象情報を既にスクロールさせて表示している他の監視対象情報に割り込ませてスクロールさせて表示する、
    請求項5に記載の情報表示システム。
  7. 前記表示制御部は、前記先の監視対象情報を既にスクロールさせて表示している前記他の監視対象情報に割り込ませて表示する際に、前記先の監視対象情報を前記他の監視対象情報の表示態様とは異なる態様で表示する、
    請求項6に記載の情報表示システム。
  8. 前記表示制御部は、前記最新の監視対象情報の表示位置から離れる方向へ前記他の監視対象情報をスクロールさせると共に前記表示領域内に表示されている前記他の監視対象情報の最後尾に前記先の監視対象情報を割り込ませて、前記他の監視対象情報と共に前記先の監視対象情報をスクロールさせて表示する、
    請求項6又は7に記載の情報表示システム。
  9. 前記表示制御部は、前記最新の監視対象情報の表示位置に近づく方向へ前記他の監視対象情報をスクロールさせると共に前記表示領域内に表示されている前記他の監視対象情報の最後尾に前記先の監視対象情報を割り込ませて、前記他の監視対象情報と共に前記先の監視対象情報をスクロールさせて表示する、
    請求項6又は7に記載の情報表示システム。
  10. 前記表示制御部は、前記表示領域内を不透明に表示する、
    請求項1から9のいずれか一項に記載の情報表示システム。
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