JPH0621354Y2 - 蒸練機 - Google Patents
蒸練機Info
- Publication number
- JPH0621354Y2 JPH0621354Y2 JP14462289U JP14462289U JPH0621354Y2 JP H0621354 Y2 JPH0621354 Y2 JP H0621354Y2 JP 14462289 U JP14462289 U JP 14462289U JP 14462289 U JP14462289 U JP 14462289U JP H0621354 Y2 JPH0621354 Y2 JP H0621354Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- raw material
- dough
- steamer
- rolls
- take
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Confectionery (AREA)
- Commercial Cooking Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は米菓等の原料粉を蒸ながら練って生地原料とす
る蒸練機に関し、特にその取り出し部を改良したもので
ある。
る蒸練機に関し、特にその取り出し部を改良したもので
ある。
従来米菓やスナック菓子等の原料粉を蒸練する蒸練機は
第3図(イ)(ロ)に示すように、例えば米菓の場合は米粉に
水を加えた原料を蒸釜(4)内に投入する投入口(5)を蒸釜
(4)の上部に設け、この蒸釜(4)内に該原料と蒸気とを混
練する回転攪拌羽根(3)を設け、さらに蒸釜(4)の下部の
図示していないシャッターを備えた取り出し口6の下方
に蒸練された生地原料を蒸釜(4)から外部に取り出すス
クリュー式の取り出し装置(12)を設けてなるものであ
る。なお図中(15)は蒸釜内へ蒸気を導入する蒸気導入口
である。
第3図(イ)(ロ)に示すように、例えば米菓の場合は米粉に
水を加えた原料を蒸釜(4)内に投入する投入口(5)を蒸釜
(4)の上部に設け、この蒸釜(4)内に該原料と蒸気とを混
練する回転攪拌羽根(3)を設け、さらに蒸釜(4)の下部の
図示していないシャッターを備えた取り出し口6の下方
に蒸練された生地原料を蒸釜(4)から外部に取り出すス
クリュー式の取り出し装置(12)を設けてなるものであ
る。なお図中(15)は蒸釜内へ蒸気を導入する蒸気導入口
である。
ところでこのようなスクリュー式の取り出し装置(12)は
図のように互いに内側に回転する2本のスクリュー(13)
を並設してなり、これら2本のスクリュー(13)の間に蒸
練された生地原料を供給し、これを該スクリュー(13)の
進行方向へ送って断面が略楕円形の練り出し口(14)から
練り出すものである。
図のように互いに内側に回転する2本のスクリュー(13)
を並設してなり、これら2本のスクリュー(13)の間に蒸
練された生地原料を供給し、これを該スクリュー(13)の
進行方向へ送って断面が略楕円形の練り出し口(14)から
練り出すものである。
ところがこのような蒸練機では、生地原料の取り出し装
置がスクリュー式であるために、取り出す生地原料は必
ず練られていることになるがこれは製品によっては練り
過ぎの場合が多く、米菓等の風味の落ちる原因となって
いた。
置がスクリュー式であるために、取り出す生地原料は必
ず練られていることになるがこれは製品によっては練り
過ぎの場合が多く、米菓等の風味の落ちる原因となって
いた。
このため上記スクリュー式の取り出し装置に代えて、取
り出し口の下方に外周面が滑らかな円柱状ロールを横に
並設し、これらロール間に生地原料を供給して該ロール
で生地原料を挟圧しながら下方へ取り出す装置もある。
り出し口の下方に外周面が滑らかな円柱状ロールを横に
並設し、これらロール間に生地原料を供給して該ロール
で生地原料を挟圧しながら下方へ取り出す装置もある。
しかしながら蒸練された生地原料は粘着性が強いため、
このような円柱状ロールではその外周面に生地原料が粘
着してしまい極めて作業性が悪かった。
このような円柱状ロールではその外周面に生地原料が粘
着してしまい極めて作業性が悪かった。
本考案はこれに鑑み種々検討の結果、上記の問題を解消
する取り出し装置を備えた蒸練機を開発したものであ
る。
する取り出し装置を備えた蒸練機を開発したものであ
る。
即ち本考案は、蒸釜の上部に米菓等の原料の投入口と、
内部に攪拌装置と、下部に蒸練された生地原料を外部に
排出する取り出し口及び取り出し装置とからなる蒸練機
において、取り出し口の下方に、外周面に凹凸を設けた
ロールを横方向に並設し、これらのロール間に蒸練され
た生地原料を供給してこれらロールを互いに内側に回転
することにより該生地原料を挟圧しつつ下方に取り出す
ことを特徴とするものであり、尖端形状の突条をロール
の軸方向に複数本設けるのは有効である。
内部に攪拌装置と、下部に蒸練された生地原料を外部に
排出する取り出し口及び取り出し装置とからなる蒸練機
において、取り出し口の下方に、外周面に凹凸を設けた
ロールを横方向に並設し、これらのロール間に蒸練され
た生地原料を供給してこれらロールを互いに内側に回転
することにより該生地原料を挟圧しつつ下方に取り出す
ことを特徴とするものであり、尖端形状の突条をロール
の軸方向に複数本設けるのは有効である。
このように蒸練された生地原料を凹凸のあるロールで挟
圧しながら送り出すのは、従来のスクリューと異なる生
地原料を練り過ぎることがないので原料(例えば米)本
来の旨味が出て煎餅や菓子としての味が良くなるからで
ある。
圧しながら送り出すのは、従来のスクリューと異なる生
地原料を練り過ぎることがないので原料(例えば米)本
来の旨味が出て煎餅や菓子としての味が良くなるからで
ある。
またロール外周面に凸部が多数あるので、粘着性の生地
原料を挟圧しても凹凸表面に粘着することはなく、ロー
ル間を通った生地原料は速やかに落下する利点を有す
る。
原料を挟圧しても凹凸表面に粘着することはなく、ロー
ル間を通った生地原料は速やかに落下する利点を有す
る。
さらに従来のスクリュー方式の取り出し装置では該装置
から練り出した生地原料の断面形状は概ね楕円形状であ
ったが、ロール方式によれば板状となって取り出される
ので次の工程(例えば伸したり型抜きをしたり)での作
業がし易くなる。
から練り出した生地原料の断面形状は概ね楕円形状であ
ったが、ロール方式によれば板状となって取り出される
ので次の工程(例えば伸したり型抜きをしたり)での作
業がし易くなる。
次に本考案の一実施例を説明する。
第1図(イ)(ロ)に示すように、モーター(1)に連結
した回転軸(2)に接続する攪拌羽根(3)を内部に有する円
筒型の蒸釜(4)の上部に米粉等の原料の投入口(5)を設
け、さらにこの蒸釜(4)の下部に蒸練し上がった原料の
取り出し口(6)を形成し、且つシリンダ(7)により開閉す
るシャッター(8)を取り付けた。そしてさらにこの取り
出し口(6)の下方に、外周面に第2図のような尖端形状
の突条(9)を軸方向に多数形成したギザロール(10)を横
方向に2本並設した。これらギザロール(10)は図示して
いないモーターにより互いに内側に回転して蒸練された
生地原料をさらに下方のベルトコンベア(11)に送るもの
である。
した回転軸(2)に接続する攪拌羽根(3)を内部に有する円
筒型の蒸釜(4)の上部に米粉等の原料の投入口(5)を設
け、さらにこの蒸釜(4)の下部に蒸練し上がった原料の
取り出し口(6)を形成し、且つシリンダ(7)により開閉す
るシャッター(8)を取り付けた。そしてさらにこの取り
出し口(6)の下方に、外周面に第2図のような尖端形状
の突条(9)を軸方向に多数形成したギザロール(10)を横
方向に2本並設した。これらギザロール(10)は図示して
いないモーターにより互いに内側に回転して蒸練された
生地原料をさらに下方のベルトコンベア(11)に送るもの
である。
次に上記の蒸練機の作動を説明する。先ず投入口(5)か
ら例えば煎餅の原料である米粉等の粉と水よりなる原料
を蒸釜(4)内に供給し、次に蒸釜(4)内において原料を攪
拌羽根(3)で攪拌するとともにこの蒸釜(4)内に図示して
いない蒸気導入口から蒸気を導入して一定時間蒸練す
る。その後この蒸練された生地原料を、蒸釜(4)下部の
取り出し口のシャッター(8)を開いて下方のギザロール
(10)(10)間に供給し、これらロール(10)(10)を互いに内
側に回転して生地原料を挟圧しながら板状にして下方へ
取り出す。そしてその後はベルトコンベア(11)上にこの
板状の生地原料を載せて移動させる間に冷却させ、次工
程へ送る。
ら例えば煎餅の原料である米粉等の粉と水よりなる原料
を蒸釜(4)内に供給し、次に蒸釜(4)内において原料を攪
拌羽根(3)で攪拌するとともにこの蒸釜(4)内に図示して
いない蒸気導入口から蒸気を導入して一定時間蒸練す
る。その後この蒸練された生地原料を、蒸釜(4)下部の
取り出し口のシャッター(8)を開いて下方のギザロール
(10)(10)間に供給し、これらロール(10)(10)を互いに内
側に回転して生地原料を挟圧しながら板状にして下方へ
取り出す。そしてその後はベルトコンベア(11)上にこの
板状の生地原料を載せて移動させる間に冷却させ、次工
程へ送る。
なお蒸釜(4)内は蒸気圧力調整機構を設けてあるので、
蒸釜(4)内の圧力は常に一定に維持される。
蒸釜(4)内の圧力は常に一定に維持される。
このような蒸練機によれば米菓の原料である米粉ばかり
でなく、スナック菓子類の原料であるトウモロコシ,小
麦粉,タピオカの粉等の蒸練にも利用でき、その用途は
非常に広いものがある。
でなく、スナック菓子類の原料であるトウモロコシ,小
麦粉,タピオカの粉等の蒸練にも利用でき、その用途は
非常に広いものがある。
このように本発明によれば、煎餅やスナック菓等の蒸練
された生地原料がなんらトラブル無く容易に取り出せ、
かつ従来のように製品の風味を損なうことがない等顕著
な効果を奏するものである。
された生地原料がなんらトラブル無く容易に取り出せ、
かつ従来のように製品の風味を損なうことがない等顕著
な効果を奏するものである。
第1図(イ)(ロ)は本考案の一実施例を示すもので
(イ)は要部断面を示す側面図,(ロ)は正面断面図、
第2図は本考案にかかるギザロールを示す断面図、第3
図(イ)(ロ)は従来例を示すもので(イ)は要部断面
を示す側面図,(ロ)は正面図である。 1……モーター 2……回転軸 3……攪拌羽根 4……蒸釜 5……投入口 6……取り出し口 7……シリンダ 8……シャッター 9……突条 10……ギザロール 11……ベルトコンベア 12……スクリュー式の取り出し装置 13……スクリュー 14……練り出し口 15……蒸気導入口
(イ)は要部断面を示す側面図,(ロ)は正面断面図、
第2図は本考案にかかるギザロールを示す断面図、第3
図(イ)(ロ)は従来例を示すもので(イ)は要部断面
を示す側面図,(ロ)は正面図である。 1……モーター 2……回転軸 3……攪拌羽根 4……蒸釜 5……投入口 6……取り出し口 7……シリンダ 8……シャッター 9……突条 10……ギザロール 11……ベルトコンベア 12……スクリュー式の取り出し装置 13……スクリュー 14……練り出し口 15……蒸気導入口
Claims (2)
- 【請求項1】蒸釜の上部に米菓等の原料の投入口と、内
部に攪拌装置と、下部に蒸練された生地原料を外部に排
出する取り出し口及び取り出し装置とからなる蒸練機に
おいて、取り出し口の下方に、外周面に凹凸を設けたロ
ールを横方向に並設し、これらのロール間に蒸練された
生地原料を供給してこれらロールを互いに内側に回転す
ることにより該生地材料を挟圧しつつ下方に取り出すこ
とを特徴とする蒸練機。 - 【請求項2】尖端形状の突条をロールの軸方向に複数本
設けた請求項(1)記載の蒸練機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14462289U JPH0621354Y2 (ja) | 1989-12-15 | 1989-12-15 | 蒸練機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14462289U JPH0621354Y2 (ja) | 1989-12-15 | 1989-12-15 | 蒸練機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0383090U JPH0383090U (ja) | 1991-08-23 |
JPH0621354Y2 true JPH0621354Y2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=31691308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14462289U Expired - Lifetime JPH0621354Y2 (ja) | 1989-12-15 | 1989-12-15 | 蒸練機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0621354Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5227726B2 (ja) * | 2008-10-06 | 2013-07-03 | 晋 夏目 | 蒸練機 |
-
1989
- 1989-12-15 JP JP14462289U patent/JPH0621354Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0383090U (ja) | 1991-08-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |