JP3207601U - 製餅システム - Google Patents

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【課題】糯米、粳米を主とする原料を粉体とすることなくそのまま加工することができ、連続的に餅生地として加工でき、また、原料として糯米、粳米だけでなく他の食材を混入して餅生地を製造することができる製餅システムを提供する。【解決手段】製餅システム100は、洗米浸水手段10と原料投入手段20と炊きあげ手段30と具材混入手段40と圧延手段50を有したシステムである。洗米浸水手段10は原料米Aを洗米し浸水を行う手段、原料投入手段20は浸水した原料米Aを水切りしステンレス製ボックス21に移送しさらに水を選択的にステンレス製ボックス21へ加える手段、炊き上げ手段30は原料米A及び水の入ったステンレス製ボックス21をセイロに投入し炊き上げて粒状原料米Bの製造を行う手段、具材混入手段40は原料米Aなどの原料に具材Cを混ぜ込む手段、圧延手段50は粒状原料米Bや具材Cを押圧して擂りつぶしつつ展延して帯状餅生地Dを押し出す手段である。【選択図】図1

Description

本考案は、糯米,粳米を主とする原料の餅生地を製造するための製餅システムに関するものである。
従来より、餅生地を製造する場合には、杵臼機械を備えた餅搗機とは異なり、原料を粉体、例えば米粉や餅粉や上新粉として蒸気で蒸煮し、混練する練工程で餅とする方法が多用されている。しかしながら、粉状原料は、取扱いが著しく厄介で、蒸煮工程も無駄が多く、均一質の製品とすることが困難である。すなわち、製粉工程を経ることは原料のでんぷん質に影響が大きく、餅の品質劣化を招いて好ましくない。また、原料の等級差によって条件が大幅に異なるため、調整が難しく、均一で味の良い製品を得ることが困難である。そこで、粉状原料で揺りつぶしつつ移動させて餅とするスクリュー方式、羽根式、あるいはロール方式の製餅装置が使用されている。
例えば、特許文献1のように上部ホッパより餅粉を投入し、鉛直軸を中心に水平回転する練り羽根によって原料を練るとともに蒸気を混合することによって餅を製造する装置がある。
特開2008−54636号公報
ところが、特許文献1や従来のように原料に粉体の米粉や餅粉を使用するとでんぷん質を破壊してしまうため品質劣化を起こしやすく、また食感や風味が単調となってしまうおそれがあった。
本考案は、上記課題を解決するためのもので、糯米、粳米を主とする原料を粉体とすることなくそのまま加工することができ、でんぷん質の破壊がなくて餅としての品質劣化がないし、粳米などの原料でもムラなく均質な製品として効果的に能率よくしかも連続的に餅生地として加工でき蒸気消費も少なく省エネルギーで作業でき、また、原料として糯米、粳米だけでなく他の食材を混入して餅生地を製造することができる製餅システムを提供することを目的とするものである。
本考案は、上記課題を鑑みてなされたものであり、請求項1の製餅システムは、糯米、粳米を主とする原料米を洗米し1〜6時間浸水を行う洗米浸水手段と、前記洗米浸水手段によって浸水した前記原料米を水切りしステンレス製ボックスに移送し、さらに原料米に対して50〜70質量%の水を選択的に前記ステンレス製ボックスへ加える原料投入手段と、前記原料投入手段の前記ステンレス製ボックスをセイロに投入し、0.3〜0.5kg/cm2の蒸気圧で30〜50分炊き上げて粒状原料米の製造を行う炊き上げ手段と、前記炊き上げ手段によって炊き上げられた前記粒状原料米に、予めスライス、カットされた肉類、野菜、果物及び加工された固形食品を含む所定の具材を蒸して、前記粒状原料米への混入を行う具材混入手段と、前記具材混入手段によって混入された前記粒状原料米及び前記具材を投入するホッパーと、前記ホッパーの導出口に臨ましめられて回転自在に圧接され対となって配備されたロールとで前記粒状原料米及び前記具材を押込み押圧して擂りつぶしつつ移動させて展延して帯状餅生地の絞り押出しを行う圧延手段と、を有することを特徴としている。
また、請求項2記載の製餅システムは、糯米、粳米を主とする原料米を洗米し1〜6時間浸水を行う洗米浸水手段と、前記洗米浸水手段によって浸水した前記原料米を水切りしステンレス製ボックスに移送し、さらに原料米に対して50〜70質量%の水及び予めスライス、カットされた肉類、野菜、果物及び加工された固形食品を含む所定の具材の前記ステンレス製ボックスへの投入を行う原料投入手段と、前記原料投入手段の前記ステンレス製ボックスをセイロに投入し、0.3〜0.5kg/cm2の蒸気圧で30〜50分炊き上げを行う炊き上げ手段と、前記炊き上げ手段によって炊き上げられた粒状原料米及び具材を投入するホッパーと、前記ホッパーの導出口に臨ましめられて回転自在に圧接され対となって配備されたロールとで前記粒状原料米及び前記具材を押込み押圧して擂りつぶしつつ移動させて展延して帯状餅生地の絞り押出しを行う圧延手段と、を有することを特徴としている。
また、請求項3記載の製餅システムは、糯米、粳米を主とする原料米を洗米し1〜6時間浸水を行う洗米浸水手段と、前記洗米浸水手段によって浸水した前記原料米を水切りしステンレス製ボックスに移送し、さらに原料米に対して50〜70質量%の水を前記ステンレス製ボックスへ加える原料投入手段と、前記原料投入手段の前記ステンレス製ボックスをセイロに投入し、0.3〜0.5kg/cm2の蒸気圧で30〜50分炊き上げて粒状原料米の製造を行う炊き上げ手段と、前記炊き上げによって炊き上げられた前記粒状原料米を投入するホッパーと、前記ホッパーの導出口に臨ましめられて回転自在に圧接され対となって配備されたロールとで前記粒状原料米を押込み押圧して擂りつぶしつつ移動させて展延して帯状餅生地の絞り押出しを行う圧延手段と、前記圧延手段によって圧延された前記帯状餅生地に、予めスライス、カットされた肉類、野菜、果物及び加工された固形食品を含む所定の具材を蒸して、前記帯状餅生地への混入を行う具材混入手段と、を有することを特徴としている。
また、請求項4記載の考案は、前記圧延手段は、原料の投入用の前記ホッパーと、前記ロールは駆動ロールと従動ロールとを異方向に回動可能に対向させた第1、第2のロール群とを備えた圧延手段であって、前記ホッパーを対向して設けられた第1フレームに保持させてホッパーユニットを構成し、前記第1のロール群を、間隙調整部材を固定して対向して設けられた第2フレームに摺動可能な支承部材を介し軸架して第1のロールユニットを構成し、前記第2のロール群を、間隙調整部材を固定して対向して設けられた第3フレームに摺動可能な支承部材を介し軸架して第2のロールユニットを構成し、前記ホッパユニットと第1のロールユニット、及び前記第1のロールユニットと該第2のロールユニットとを相互に微調整ボルトを備えた連結部材で組立分解可能とした圧延手段であることを特徴とした請求項1〜3のいずれか1項に記載の製餅システムである。
本考案の食品の製餅システムは、粳米を粉体とすることなく、そのまま加工することができ、1〜6時間の浸水による適切な浸水時間、50〜70質量%の水混合率、0.3〜0.5kg/cm2の蒸気圧で30〜50分で炊き上げる炊き上げ条件によって腰が強く味も良好な団子を主とする餅状製品の生地を製造することが可能であって製粉工程の省略も可能となり製餅工程が著しく合理化されると共に、でんぷん質の破壊がなくて餅としての品質劣化がないし、一貫した流れ作業ができ、装置構造も簡単・安価で維持管理も容易になるし、粳米などの原料でもムラなく均質な製品として効果的に能率よくしかも連続的に餅生地として加工でき蒸気消費も少なく省エネルギーで作業できる。また、糯米、粳米を主とする原料を効率よく食感よい餅生地を製造でき、さらに、餅生地に具材を混入できその使用用途に応じたタイミングで投入できるので、風味や食感の異なった様々な餅生地を製造することができる。
また、請求項4の考案では、前記圧延手段は、原料の投入用の前記ホッパーと、前記ロールは駆動ロールと従動ロールとを異方向に回動可能に対向させた第1、第2のロール群とを備えた圧延手段であって、前記ホッパーを対向して設けられた第1フレームに保持させてホッパーユニットを構成し、前記第1のロール群を、間隙調整部材を固定して対向して設けられた第2フレームに摺動可能な支承部材を介し軸架して第1のロールユニットを構成し、前記第2のロール群を、間隙調整部材を固定して対向して設けられた第3フレームに摺動可能な支承部材を介し軸架して第2のロールユニットを構成し、前記ホッパユニットと第1のロールユニット、及び前記第1のロールユニットと該第2のロールユニットとを相互に微調整ボルトを備えた連結部材で組立分解可能とした圧延手段であるので、粒状原料米を製品の粒度に合わせて原型をとどめない程度に押圧するとともにすりつぶしつつ移動して展延し帯状餅生地を絞り押出すことができるようにロール間隔を含めて調整可能となっており、さらに、組立分解が容易となるように構成されているので、清掃等のメンテナンスが非常に容易である。
本考案の製餅システムの第1の実施例であり、正面図である。 本考案の製餅システムの第2の実施例であり、正面図である。 本考案の製餅システムの第3の実施例であり、正面図である。 本考案の製餅システムの圧延手段の実施例を示す正面図である。 図4の例のa−a線における一部切断側面図である。 図4の例の全体平面図である。 図4の例の分離状態を示す正面図である。
以下、本考案の実施例を図を用いて説明する。製餅システム100は、洗米浸水手段10と原料投入手段20と炊きあげ手段30と具材混入手段40と圧延手段50を有したシステムである。
洗米浸水手段10は原料米Aを洗米し浸水を行う手段であり、原料投入手段20は浸水した原料米Aを水切りしステンレス製ボックス21に移送しさらに水をステンレス製ボックス21へ加える手段であり、炊き上げ手段30は原料米A及び水の入ったステンレス製ボックス21をセイロに投入し炊き上げて粒状原料米Bの製造を行う手段であり、具材混入手段40は原料米Aなどの原料に予めスライス、カットされた肉類、野菜、果物及び加工された固形食品を含む所定の具材Cを混ぜ込む手段であり、圧延手段50は粒状原料米Bや具材Cを押圧して擂りつぶしつつ展延して帯状餅生地Dを押し出す手段である。
製餅システム100は図1〜3の実施例のように、具材Cを原料となる米に混入するタイミングに応じて総じて3種類のシステムで構成されている。なお、本システムでは各手段間の原料の移送はフィーダやコンベアを使用した自動システムを構築してもよいし、作業者による手作業での移送としてもよく、システムを使用する環境やコストに合わせて選択してよい。
図1の製餅システムは請求項1に相当するシステムであり、第1に洗米浸水手段10,第2に原料投入手段20,第3に炊きあげ手段30,第4に粒状原料米Bに蒸した具材Cを混ぜ込む具材混入手段40,第5に圧延手段50の順序となる構成によって製餅されるシステムとなっている。
図2の製餅システムは請求項2に相当するシステムであり、第1に洗米浸水手段10,第2に粒状原料米Bと具材Cを一緒に蒸すために投入する原料投入手段20,第3に粒状原料米Bと具材Cを一緒に蒸す炊きあげ手段30,第4に圧延手段50の順序となる構成によって製餅されるシステムとなっている。
図3の製餅システムは請求項3に相当するシステムであり、第1に洗米浸水手段10,第2に原料投入手段20,第3に炊きあげ手段30,第4に圧延手段50,第5に帯状餅生地Dに蒸した具材Cを混ぜ込む具材混入手段40の順序となる構成によって製餅されるシステムとなっている。
上記図1〜3のシステム構成によって餅生地と具材の組み合わせや製品時の食感、風味の調整を可能としているので、出来上がった生地を様々なバリエーションの餅生地や団子へと製造することができる。
出来上がった生地は、餅搗手段によって半練り状や仕上げ練り状に搗き上げられたり、練り上げ手段によって練られたのち、団子に成形されたり串団子として成形されて商品として製造されることとなる。
なお、原料が糯米のみの場合には洗米浸水手段10ののち水切りをし、その後原料投入手段20による加水を行わずに蒸米(炊き上げ)し、具材混入手段40によって蒸した具材Cを混ぜ込んで圧延手段50によって帯状餅生地Dを製造してもよい。
次に各手段について説明する。
洗米浸水手段10は糯米,粳米などの原料米Aを投入するホッパ11と、洗浄水が供給されて原料米Aを洗浄する洗浄機構12と、洗浄された原料米Aを一定時間浸水する浸水槽13を備えている。浸水する時間は製品仕上がりや季節に応じて1〜6時間の間で調整するとより高品質な餅生地を製造することができる。
原料投入手段20は浸水した原料米Aを水切りしステンレス製ボックス21に移送しさらに水をステンレス製ボックス21へ加える手段である。ボックスはステンレス製となっていて耐久性や衛生面で有用な材質となっているがこれに限らず炊き上げ等に耐えられる同等の材質例えばプラスチック製などでも代用可能である。なお、水切りや原料米Aのステンレス製ボックス21への移送はコンベア等の自動装置を使用してもよいが、作業員が手作業で行っても良い。
ステンレス製ボックス21に供給される水の量は原料米Aの質量に対して50〜70質量%程度に設定するとその後の炊き上げにおいて高品質の粒状原料米Bを製造することができる。また、水の混合割合によって出来上がる餅製品のかたさ等の設定も可能である。
炊き上げ手段30は原料米A及び水の入ったステンレス製ボックス21をセイロに投入し炊き上げて若しくは蒸し上げて粒状原料米Bの製造を行う手段である。炊き上げでは0.3〜0.5kg/cm2の蒸気圧で30〜50分炊き上げることによって短時間で製餅に適した粒状原料米Bを製造することができる。
また、具材Cを同時に混ぜ込んで原料米Aと一緒に炊き上げてもよい。この場合原料米Aの炊き上げ完了と具材Cの蒸し上げ完了が同じタイミングとなることが望ましい。
具材混入手段40は粒状原料米Bや帯状餅生地Dなどの原料に予めスライス、カットされた肉類、野菜、果物及び加工された固形食品を含む所定の具材Cを混ぜ込む手段である。具材混入手段40は蒸した具材Cを炊き上がった粒状原料米Bに混ぜ込んでもよいし、圧延手段50によって押し出された帯状餅生地Dに蒸した具材Cを混ぜ込んでもよい。具材Cの種類やその食感の性質など最終製品での食感や風味を考慮して前述のように異なるタイミングで混ぜ込めばよい。また、具材の混入は図示しないフィーダ機構やスクリュー機構を有した自動システムを構成してもよいが、作業員が手作業で混ぜ込み作業を行ってもよい。
圧延手段50は粒状原料米Bや具材Cを押圧して擂りつぶしつつ展延して帯状餅生地Dを押し出す手段である。
一実施例として図4〜7を参照に説明する。圧延手段50は投入用ホッパ501を、対向して設けられた第1フレーム511に保持させてホッパユニット560を構成し、第1のロール群522を、スペーサ545を固定して対向して設けられた第2フレーム513に摺動可能な支承部材12を介し軸架して第1のロールユニット570を構成し、第2のロール群526を、スペーサ546を固定して対向して設けられた第3フレーム514に摺動可能な支承部材516を介し軸架して第2のロールユニット80を構成し、ホッパユニット560と第1のロールユニット570、及び第1のロールユニット570と第2のロールユニット580とを相互に微調整ボルト506、507を備えた連結部材515、517で組立分解可能としている。
ホッパユニット560は、第1フレーム511に取付板502及び複数の取付ネジ503を介して投入用ホッパ501が着脱自在に保持され、この投入用ホッパ501に蒸煮した粒状の餅用の原料が投入されるようになっている。第1フレーム511は、間隔をおいて相互に対向した一対の枠状材からなり、この一対の枠状材間に一対の連結杆504が間隔をおいて架設されており、各枠状材の側部には段部508付きの連結部材515がボルト505を介して着脱自在に螺着される。なお、段部508については後述する。
また、第1のロールユニット570は、第2フレーム513の前後端部間に投入用ホッパ501の導出口の下方に位置する第1のロール群522、522の回転軸523か複数の支承部材512及びスペーサ545を介して回転可能に軸架されるとともに、第2フレーム513には第1のロール群522用の一対のスクレーパ509がボルトを介してほぼ逆V字形に近接配備されている。第2フレーム513は、間隔をおいて相互に対向した一対の枠状材から構成されている。また、第1のロール群522、522は、回転軸523にステンレス製ロールが嵌着されている。回転軸523の後端部には歯車524が固着され、この歯車524には駆動伝達機構を構成する駆動軸の歯車521が噛合している。駆動伝達機構の駆動軸は、第1のロールユニット570に回転可能に支持され、その端部にスプロケット521が嵌着されており、このスプロケット521とモータ520の出力軸のスプロケットには無端状のチェーンが巻回されている。また、支承部材512は、第2フレーム513の前後端部の上面にそれぞれ摺動可能に2個ずつ並べて配置され、回転軸523のベアリングを嵌入支持している。また、スペーサ545は、第2フレーム513のほぼ中央部の上面に固定されてその左右両側には支承部材512がそれぞれ配置され、ボルト547のねじ込み深さの調整て支承部材512の接近度を調整するよう作用する。さらに、各スクレーパ509は、板材からなり、第2フレーム513の内部に傾斜して取り付けられて他の各スクレーパ509との間に餅生地用の導出路を形成するとともに、先端部が第1のロール群522、522の周面下部に接触して帯状の餅生地を剥離するよう機能する。なお、導出路の幅は、ボルトの頭部及びボルトの長手方向の中間部に螺嵌したナットのねじこみ深さを変えることにより、調整可能である。
また、第2のロールユニット580は、第3フレーム14の前後端部間に第1のロール群22の下方に位置する第2のロール群526、526が支承部材516及びスペーサ546を介して回転可能に軸架されるとともに、第3フレーム514には第2のロール群526用の一対のスクレーパ510がボルトを介してほぼ逆V字形に近接配備されている。第3フレーム514は、ほぼ逆Y字形に構成され、支台536の平坦な上面両側部に複数のボルトを介して着脱自在に螺着固定されている。この支台536は、モータ520を搭載し、下部四隅部には走行用の車輪がそれぞれ回転可能に取り付けられることが好ましい。また、第2のロール群526、526は、第1のロール群522、522同様、圧接状態に対向して異方向に回転可能になっている。第2のロール群526の回転軸527の後端部には歯車525が嵌着され、この歯車525には駆動伝達機構の駆動軸の歯車521が噛合している。なお、支承部材516、スペーサ546及びスクレーパ510については第1のロールユニット570と同様であるので説明を省略する。
さらに、各連結部材515、517は、板状に形成され、その内面上下部に連結嵌合用の段部508がそれぞれ切り欠かれており、各段部508にはボルト505用のボルト孔が穿設されている。さらにまた、各連結部材515、517の中央部にはねじ孔が穿設され、このねじ孔に支承部材512、516を位置規制する微調整ボルト506、507がロックナットなどを介して螺嵌される。なお、微調整ボルト506、507の先端部における回転可能な接触板506a、507aは、支承部材512、516の側面に複数のボルトを介して螺着されるようになっている。
上記構成において、モータ520を駆動させて第1、第2のロール群522、526を動作させた後、投入用ホッパ501に蒸煮した粒状の餅用の原料を投入すると、原料は、投入用ホッパ501から第1のロールユニット570の第1のロール群522間に押し込まれて殆ど原形をとどめない程度に押圧され、すりつぶされつつ移動して展延し、第1のロール群522間から絞り押し出されて帯状の餅生地となる。次いで、帯状の餅生地は、第1のロール群522から一対のスクレーパ509が形成する導出路を通過して第2のロールユニット580の第2のロール群26間に折り畳まれつつ押し込まれ、殆ど原形をとどめない程度に押圧されるとともに、すりつぶされつつ移動して展延し、第2のロール群526間から絞り押し出されて圧密に成形された板状体の帯状餅生地Dとなる。これらの作業の際、餅米中に含有される空気、水蒸気、又は水滴は効果的に絞り出される。また、第1、第2のロール群522、526が原料を複数回にわたり押圧するので、押しつぶし効果が増大して斑が減少する。また、第1のロール群22及び第2のロール群526の間隔、すなわち、圧接度を調整したい場合には、微調整ボルト506、507のねじ込み深さを適宜加減して支承部材512、516を接触方向、又は離反方向に動かせば良い。そして、板状体の帯状餅生地Dは下部より排出される。
次に、使用した製餅装置を水洗いしたい場合には、先ず、複数のボルト5を緩めて一対の連結部材15からホッパユニット560を外し、複数のボルト505を緩めて一対の連結部材515、517及び第1のロールユニット570を外す。次いで、複数のボルト505などを緩めて一対の連結部材517及び支台536から第2のロールユニット580を外し、複数の締結具537の係合を外せば取り外すことができる。こうして、ホッパユニット560、第1のロールユニット570、第2のロールユニット580を外したら、これらをさらに分解する。すると、投入用ホッパ501、露出した第1のロール群522、露出した第2のロール群526、一対のスクレーパ509、510に分解することができ、これらをそれぞれ別個独立に水洗いすれば、付着した全ての餅を簡単に清掃除去することができる。再使用のための組立作業も容易である。
A 原料米
B 粒状原料米
C 具材
D 帯状餅生地
100 製餅システム
10 洗米浸水手段
20 原料投入手段
21 ステンレス製ボックス
30 炊きあげ手段
40 具材混入手段
50 圧延手段

Claims (4)

  1. 糯米、粳米を主とする原料米を洗米し1〜6時間浸水を行う洗米浸水手段と、
    前記洗米浸水手段によって浸水した前記原料米を水切りしステンレス製ボックスに移送し、さらに原料米に対して50〜70質量%の水を選択的に前記ステンレス製ボックスへ加える原料投入手段と、
    前記原料投入手段の前記ステンレス製ボックスをセイロに投入し、0.3〜0.5kg/cm2の蒸気圧で30〜50分炊き上げて粒状原料米の製造を行う炊き上げ手段と、
    前記炊き上げ手段によって炊き上げられた前記粒状原料米に、予めスライス、カットされた肉類、野菜、果物及び加工された固形食品を含む所定の具材を蒸して、前記粒状原料米への混入を行う具材混入手段と、
    前記具材混入手段によって混入された前記粒状原料米及び前記具材を投入するホッパーと、前記ホッパーの導出口に臨ましめられて回転自在に圧接され対となって配備されたロールとで前記粒状原料米及び前記具材を押込み押圧して擂りつぶしつつ移動させて展延して帯状餅生地の絞り押出しを行う圧延手段と、
    を有することを特徴とする製餅システム。
  2. 糯米、粳米を主とする原料米を洗米し1〜6時間浸水を行う洗米浸水手段と、
    前記洗米浸水手段によって浸水した前記原料米を水切りしステンレス製ボックスに移送し、さらに原料米に対して50〜70質量%の水及び予めスライス、カットされた肉類、野菜、果物及び加工された固形食品を含む所定の具材の前記ステンレス製ボックスへの投入を行う原料投入手段と、
    前記原料投入手段の前記ステンレス製ボックスをセイロに投入し、0.3〜0.5kg/cm2の蒸気圧で30〜50分炊き上げを行う炊き上げ手段と、
    前記炊き上げ手段によって炊き上げられた粒状原料米及び具材を投入するホッパーと、前記ホッパーの導出口に臨ましめられて回転自在に圧接され対となって配備されたロールとで前記粒状原料米及び前記具材を押込み押圧して擂りつぶしつつ移動させて展延して帯状餅生地の絞り押出しを行う圧延手段と、
    を有することを特徴とする製餅システム。
  3. 糯米、粳米を主とする原料米を洗米し1〜6時間浸水を行う洗米浸水手段と、
    前記洗米浸水手段によって浸水した前記原料米を水切りしステンレス製ボックスに移送し、さらに原料米に対して50〜70質量%の水を前記ステンレス製ボックスへ加える原料投入手段と、
    前記原料投入手段の前記ステンレス製ボックスをセイロに投入し、0.3〜0.5kg/cm2の蒸気圧で30〜50分炊き上げて粒状原料米の製造を行う炊き上げ手段と、
    前記炊き上げによって炊き上げられた前記粒状原料米を投入するホッパーと、前記ホッパーの導出口に臨ましめられて回転自在に圧接され対となって配備されたロールとで前記粒状原料米を押込み押圧して擂りつぶしつつ移動させて展延して帯状餅生地の絞り押出しを行う圧延手段と、
    前記圧延手段によって圧延された前記帯状餅生地に、予めスライス、カットされた肉類、野菜、果物及び加工された固形食品を含む所定の具材を蒸して、前記帯状餅生地への混入を行う具材混入手段と、
    を有することを特徴とする製餅システム。
  4. 前記圧延手段は、原料の投入用の前記ホッパーと、前記ロールは駆動ロールと従動ロールとを異方向に回動可能に対向させた第1、第2のロール群とを備えた圧延手段であって、前記ホッパーを対向して設けられた第1フレームに保持させてホッパーユニットを構成し、前記第1のロール群を、間隙調整部材を固定して対向して設けられた第2フレームに摺動可能な支承部材を介し軸架して第1のロールユニットを構成し、前記第2のロール群を、間隙調整部材を固定して対向して設けられた第3フレームに摺動可能な支承部材を介し軸架して第2のロールユニットを構成し、前記ホッパユニットと第1のロールユニット、及び前記第1のロールユニットと該第2のロールユニットとを相互に微調整ボルトを備えた連結部材で組立分解可能とした圧延手段であることを特徴とした請求項1〜3のいずれか1項に記載の製餅システム。
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