JPH0621330Y2 - 乗用型条桑株下げ機 - Google Patents

乗用型条桑株下げ機

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JPH0621330Y2
JPH0621330Y2 JP3804889U JP3804889U JPH0621330Y2 JP H0621330 Y2 JPH0621330 Y2 JP H0621330Y2 JP 3804889 U JP3804889 U JP 3804889U JP 3804889 U JP3804889 U JP 3804889U JP H0621330 Y2 JPH0621330 Y2 JP H0621330Y2
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JP
Japan
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stock
saw blade
lowering
end side
cut
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Application number
JP3804889U
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JPH02131862U (ja
Inventor
愛次郎 金子
禎二 高奥
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KANEKONOKI CO., LTD.
Original Assignee
KANEKONOKI CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、株下げ作業時において、太い桑木の根部であ
っても、回転鋸刃の回転作動と押棒の押圧作動とにより
容易に切断せしめると共に、切断した根部は押棒に沿い
自動的に側方へ向け放出せしめて自走式農作業車の通り
道を確保することができる乗用型条桑株下げ機に関す
る。
[従来の技術] 従来、収穫量の増大を図るために、略1.8m間隔毎に植
えられていた樹齢の多い桑木の根部を切断して、桑木と
桑木との間に新しい苗木を増殖する株下げ作業は一般的
に知られており、前記株下げ作業を能率的に達成させる
ための株下げ機は、第5図に示された如く、自走式農作
業車1の前部に配設したリフト装置2に株下げフレーム
3を枢着し、前記株下げフレーム3の先端には、下端に
回転鋸刃4を装着した回転軸5の上端側を軸架せしめた
伝動筐6を設けた構成としたものである。
[考案が解決しようとする課題] ところで、従前のこの種株下げ作業は、回転鋸刃のみに
より根部を切断せしめていたものである。
しかしながら、切断される桑木は樹齢が多い経たもので
あるから根部は太くなり、その結果、切断作業時に回転
鋸刃と切断面との接触面が多く、摩擦抵抗も増大して無
駄な動力を必要とする許りでなく、切断された桑木が桑
畑に乱雑に転倒されているので、自走式農作業車の走行
面、即ち通り道が遮がれて走行困難となり、株下げ作業
を円滑かつ能率的に達成させることができないという問
題点を有していた。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、回転
鋸刃が桑木の根部に切り込まれると同時に進行方向に対
し傾斜せしめた押棒を圧縮弾力で桑木を進行方向側に向
け押し倒すよう押圧して、切断された切口を楔状に開か
せ、回転鋸刃と切断面との接触面を少なくすると共に、
切断抵抗を極力減少せしめて、小動力であっても切断作
業を能率的に達成せしめることができる許りか、切断さ
れた桑木を押棒に沿わせて側方に放出せしめ、自走式農
作業車の通り道を確保することができる乗用型条桑株下
げ機を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案における乗用型条桑
株下げ機は、自走式農作業車の前部に配設したリフト装
置に株下げフレームを枢着し、前記株下げフレームの先
端には、下端に回転鋸刃を装着した回転軸の上端側を軸
架せしめた伝動筐を設け、前記伝動筐には圧縮弾機を内
蔵した支持筒を回転鋸刃上方に位置するよう進行方向と
平行に装着せしめると共に、支持筒には進行方向に対し
傾斜した押棒を備えた可動杆の基端側を摺動自在に嵌装
してなるものである。
[作用] 今、桑木の根部を切断する株下げ作業を行う時には、先
ずリフト装置を操作して回転鋸刃を適正高さ位置におい
て水平状態となるよう調節した後、高速回転せしめなが
ら自走式農作業車を桑畑に向け前進せしめる。さすれ
ば、桑木の根部は高速回転する回転鋸刃により切断され
る。
ところで、上述の如き根部切断作業時に際し、回転鋸刃
より前方の上方位置には、基端側が圧縮弾機を内蔵した
支持筒内に嵌装された可動杆の先端側に、進行方向に対
し傾斜するよう装着された押棒が配設されているので、
回転鋸刃が桑木の根部に切り込まれるのと略同時に、桑
木は弾発作用を有する押棒によって強制的に進行方向側
に向け押圧される許りか、その押圧度は圧縮弾機の弾力
により徐々に増大する。その結果、切口は押棒の押圧作
用により楔状に押し開かれるので、回転鋸刃は切断面と
の接触面は少なくなり、その分だけ切断抵抗も減少して
小動力であっても、根部は回転鋸刃により速やかに切断
される。そして、切断された後の桑木は進行方向に対し
て傾斜した押棒に沿って側方に向け自動的に放出され
る。
したがって、自走式農作業車の通り道には切断桑木が転
倒されていないので、自走式農作業車は円滑に走行し
て、次々と桑木の根部を切断することができる。
[実施例] 実施例について図面を参照して説明する。
第1図ないし第4図において、101は、運転席102および
原動機103を備えた自走式農作業車であって、該自走式
農作業車101の前部にはリフト装置Aが取外し自在に装
着されている。前記リフト装置Aは、自走式農作業車10
1の前部に取外し自在に装着された取付フレーム104と、
可動アーム105とにより構成されており、前記可動アー
ム105の上端側と取付フレーム104の上端側とは、両端を
それぞれ枢着ピン107,108を介して取付フレーム104と可
動アーム105とに亘り枢着されたターンバックル装置106
により連結されると共に、可動アーム105の下端側と取
付フレーム104の略中央位置とは両端をそれぞれ枢着ピ
ン110,111を介して取付フレーム104と可動アーム105と
に亘り枢着されたヒッチローアリンク109により連結さ
れている。前記可動アーム105の下端側にはコ字状のヒ
ッチバー112が装着されており、これがヒッチバー112に
は取付ピン113を介して株下げフレーム114の基端側が枢
着されている。株下げフレーム114の先端側には伝動筐1
15が一体に装着されており、該伝動筐115より下方に向
け延出した回転軸116の下端には回転鋸刃117を装着し
て、自走式農作業車101の動力により高速回転される。1
18は、受動プーリであり、119は、伝動ベルトである。
前記伝動筐115の一側には装着アーム120が水平に張出す
ように装着されており、これが自由端側にはゲージホイ
ル121を下端に回転自在に遊架した昇降調節杆122が垂直
状に貫装され、昇降調節杆122に複数あけた調節孔123へ
のピン差し替えによりゲージホイル121を昇降調節でき
るようになっている。124は、可動アーム105および株下
げフレーム114を同時に昇降調節することができる油圧
シリンダーであって、該油圧シリンダー124の基端側は
取付フレーム104の下端へ枢着ピン125を介して枢着され
ると共に、先端側の可動部はヒッチローアリンク109の
下端側へ枢着ピン126を介して枢着されている。上述の
油圧シリンダー124は、運転席102近傍位置に設けた油圧
レバー127により操作されるようになっている。
128は、回転鋸刃117の上方位置であって、しかも進行方
向と平行するよう水平に設置された中空四角形の支持筒
であって、該支持筒128は、取付部材129により伝動筐11
5の下部に装着されている。前記支持筒128内部一側には
圧縮弾機130が内蔵され、また支持筒128の対称周面には
案内用の長孔131,131が穿孔されている。そして、支持
筒128内には中空四角形の可動杆132の基端側を嵌装せし
めると共に、支持筒128と可動杆132とは一対の長孔131,
131と可動杆132とに亘り貫通止着した案内杆133により
前後方向に沿って摺動できるよう連結されている。
前記可動杆132の先端側には、進行方向に対し30〜7
0度の範囲内に亘り傾斜された押棒134が一体的に装着
されており、しかも押棒134は通常時にあっては、回転
鋸刃117より前方で、しかも回転鋸刃117に対し接線状に
突設されている。135は、育成された桑木であり、136
は、切断された株である。
[考案の効果] 本考案は、上述のとおりに構成されているので、次に記
載する効果を奏する。
リフト装置の操作で回転鋸刃を備えた株下げフレーム全
体を昇降調節せしめ、回転鋸刃を株下げ作業に適した状
態に調節して桑木の根部を正確に切断することができる
許りか、桑木の根部切断時にあっては、回転鋸刃が桑木
の根部に切り込まれると同時に、進行方向に対し傾斜せ
しめた押棒を圧縮弾力で進行方向側に向け押し倒すよう
に押圧して、切断された切口を楔状に開かせ、回転鋸刃
と切断面との接触面を少なくして切断抵抗を極力減少さ
せ、小動力であっても切断作業を能率的に達成させるこ
とができと共に、切断された桑木は押棒に沿わせて側方
に放出せしめ、自走式農作業車の通り道を確保すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一部を切欠した側面図、第2図は一部を切欠し
た要部の平面図、第3図は支持筒の横断拡大平面図、第
4図は条桑の株下げ作業状態を示す側面図、第5図は従
来装置の一部を切欠した側面図である。 101……自走式農作業車、A……リフト装置、114……株
下げフレーム、115……伝動筐、117……回転鋸刃、128
……支持筒、130……圧縮弾機、132……可動杆、134…
…押棒

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自走式農作業車の前部に配設したリフト装
    置に株下げフレームを枢着し、前記株下げフレームの先
    端には、下端に回転鋸刃を装着した回転軸の上端側を軸
    架せしめた伝動筐を設け、前記伝動筐には圧縮弾機を内
    蔵した支持筒を回転鋸刃上方に位置するよう進行方向と
    平行に装着せしめると共に、支持筒には進行方向に対し
    傾斜した押棒を備えた可動杆の基端側を摺動自在に嵌装
    した乗用型条桑株下げ機。
JP3804889U 1989-03-31 1989-03-31 乗用型条桑株下げ機 Expired - Lifetime JPH0621330Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3804889U JPH0621330Y2 (ja) 1989-03-31 1989-03-31 乗用型条桑株下げ機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3804889U JPH0621330Y2 (ja) 1989-03-31 1989-03-31 乗用型条桑株下げ機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02131862U JPH02131862U (ja) 1990-11-01
JPH0621330Y2 true JPH0621330Y2 (ja) 1994-06-08

Family

ID=31545702

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3804889U Expired - Lifetime JPH0621330Y2 (ja) 1989-03-31 1989-03-31 乗用型条桑株下げ機

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JP6470831B1 (ja) * 2017-12-27 2019-02-13 株式会社沼田機業 樹木伐採機

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Publication number Publication date
JPH02131862U (ja) 1990-11-01

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