JPH06213210A - 圧力保持弁 - Google Patents

圧力保持弁

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JPH06213210A
JPH06213210A JP22697593A JP22697593A JPH06213210A JP H06213210 A JPH06213210 A JP H06213210A JP 22697593 A JP22697593 A JP 22697593A JP 22697593 A JP22697593 A JP 22697593A JP H06213210 A JPH06213210 A JP H06213210A
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JP
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valve
slider
pressure
control
chamber
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JP22697593A
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English (en)
Inventor
Juergen Lampe
ランペ ユルゲン
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Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G17/00Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load
    • B60G17/02Spring characteristics, e.g. mechanical springs and mechanical adjusting means
    • B60G17/04Spring characteristics, e.g. mechanical springs and mechanical adjusting means fluid spring characteristics
    • B60G17/056Regulating distributors or valves for hydropneumatic systems
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D16/00Control of fluid pressure
    • G05D16/14Control of fluid pressure with auxiliary non-electric power
    • G05D16/16Control of fluid pressure with auxiliary non-electric power derived from the controlled fluid

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  • Fluid Mechanics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Multiple-Way Valves (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧力保持弁のリフト弁のエラストマーシール
が損傷されず,シール作用を失わないようにすること。 【構成】 弁座38と弁体39とを有するリフト弁40
を備えた圧力保持弁であって,弁体にはエラストマーシ
ール41が設けられ,弁体と制御ピストンとの間に弁ス
ライダ51が配置され,これは制御縁521を有し,弁
室と弁ポートとの間の接続によって生ずる圧力媒体流の
範囲外に弁体を押し動かすのに必要な距離だけ弁スライ
ダが移動せしめられた後に初めて前記接続が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,弁ケーシングと,弁ケ
ーシング内に形成されていて互いに接続される2つの弁
室と,弁ケーシング内に配置されていて弁体と弁座とこ
れら双方を相互にシールするエラストマーシールとを有
しているリフト弁と,リフト弁の弁体と作用結合されて
いてリフト弁を戻しばねの力に抗して開くための制御ピ
ストンとを備え,第1の弁室は交互に圧力媒体源又は圧
力媒体タンクに接続可能な第1の弁ポートに接続され,
第2の弁室は圧力媒体で操作されるアクチュエータのた
めの第2の弁ポートに接続され,リフト弁の弁座によっ
て同軸的に取り囲まれている弁開口は両方の弁室に接続
され,制御ピストンは制御ポートに接続されている弁ケ
ーシング内の制御室内の制御圧力によって負荷可能であ
る形式の圧力保持弁,特にアクティブ・サスペンション
用の圧力保持弁に関する。
【0002】
【従来の技術】このような圧力保持弁は,一面では休止
状態において作業ポートに接続されている作業シリンダ
(アクチュエータ)の作業ピストンが遮断方向に運動す
ること,例えば漏えい油の発生による荷重の沈下,を避
けなければならず,他面において命令によってそれまで
遮断されていた方向に運動を行わせるようなすべての場
合に使用される。この場合リフト弁の開放制御は圧力保
持弁の制御ピストンによって行われ,この制御ピストン
は制御導管を介して圧力媒体(圧力油又は圧力空気)に
よって負荷される。リフト弁の開閉の際に弁座に生ずる
しばしば極めて大きい圧力差及び大きな流動速度のため
に,弁体及び弁座は金属,殊に鋼から製作され,互いに
直接に重なり合っている。リフト弁のシールが金属によ
って行われるこのような圧力保持弁を自動車の油圧式レ
ベル調節装置に使用すると,大きな精度で製作した場合
でも,弁の構造に応じて 0.5 〜 1 cm3/min 程度の漏
えいが不可避的に生ずる。この結果,自動車の上構は何
時間あるいは何日間の長い非走行時間の後に,車体フレ
ーム又は車軸に設けられているクッション作用を有する
ストッパまで低下する。
【0003】既にドイツ連邦共和国特許出願 P 41 15 5
96.3 によって提案されている圧力保持弁においては,
永続的なシール作用を達成するために,エラストマーシ
ールが使用される。エラストマーシールにとって有害な
大きな圧力差及び大きな流動速度を避けるために,一面
ではエラストマーシールは弁座に固定され,かつ他面で
は圧力バランス手段が講じられる。この圧力バランス手
段は,制御ピストンが圧力負荷される場合に,第1の弁
室内に,第2の弁室内のアクチュエータ圧力に近い圧力
を形成し,これによってリフト弁の開き始めにおいて弁
座にはわずかな圧力差しか生じない。付加的に弁体は一
種の制御滑り弁として構成されていて,閉鎖運動の際に
制御縁によって,エラストマーシールに座着する前に,
第2の弁ポートをリフト弁の弁開口から遮断する。圧力
バランス手段は例えば絞りと遮断装置とから成り,絞り
は制御室を第1の弁室に接続しかつリフト弁が開放終端
位置にある場合に遮断され,遮断装置はリフト弁が開か
れるまで第1の弁ポートを遮断して,バランス圧力を第
1の弁室内に形成し得るようにする。この遮断装置は,
圧力保持弁を自動車のレベル調節装置に使用する場合
に,各アクチュエータに所属する比例圧力制御弁によっ
て構成され,この比例圧力制御弁は中央の遮断位置を有
しており,その両側の位置において圧力保持弁を圧力媒
体源又は圧力媒体タンクに接続することができる。
【0004】このような圧力保持弁は構造的に幾分か高
価であり,外部の遮断装置を必要とする。この外部の遮
断装置は第1の弁ポートの前方に接続しなければならな
い。しかも依然としてエラストマーシールのところに著
しい流動速度が生じ,これによってシール作用が減少す
るために圧力保持弁の耐用寿命を短くする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は圧力保
持弁のエラストマーシールが損傷されず,シール作用を
失わないようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に,本発明の構成によれば,最初に述べた形式の圧力保
持弁において,弁体と制御ピストンとの間に弁スライダ
が配置されており,この弁スライダは,第1の弁室と第
1の弁ポートとの間の接続を制御する制御縁を有してお
り,この制御縁は弁スライダに空間的に次のように,す
なわち,第1の弁室と第1の弁ポートとの間の接続によ
って生ずる圧力媒体流の範囲外に弁体を押し動かすのに
必要な距離だけ弁スライダが移動せしめられた後に初め
て第1の弁室と第1の弁ポートとの間の接続が行われる
ように,配置されているようにした。
【0007】
【発明の効果】圧力保持弁の弁体と制御ピストンとの間
に付加的な弁スライダを挿入し,弁スライダの制御縁を
制御ピストンの移動方向でリフト弁の手前に設けること
によって,選択的に圧力媒体源又は圧力媒体タンクに接
続可能な第1の弁ポートは常に時間的にリフト弁の開放
の後に開かれ,リフト弁の閉鎖の前に閉じられる。この
場合,リフト弁の開閉と第1の弁ポートの開閉との間の
弁スライダの移動距離は次のように,すなわち,エラス
トマーシールが第1の弁ポートの開放の際に生ずる主圧
力媒体流の範囲外に位置するように,定められている。
これによって,エラストマーシールは大きな流動速度に
よって損傷することがなくなり,したがってその耐用寿
命が著しく長くなる。第1の弁ポートを遮断するための
別個の遮断装置は省略することができる。
【0008】本発明のように,第1の弁ポートとリフト
弁との間の接続を制御する弁スライダを設けると,弁ス
ライダ及び(又は)制御ピストンに簡単な付加手段を講
じることによって,制御圧力に比例する圧力媒体流の制
限を達成することができる。この場合,120バールと
160バールとの間の圧力範囲内で圧力媒体流を絞るこ
とが簡単に可能である。絞り横断面の変化は,その都度
のアクチュエータ圧力の大きさに無関係に,制御圧力を
同じ大きさだけ増大させることによって行われる。
【0009】請求項2以下に記載した手段によって,請
求項1の圧力保持弁を更に改善することが可能である。
【0010】弁スライダによる第1の弁ポートとリフト
弁との接続の制御のために,簡単な実施態様では,弁ケ
ーシング内に軸方向の段孔が形成されており,この段孔
の直径の大きい孔区分は第2の弁室を取り囲んでおり,
この段孔の直径の小さい孔区分内で弁スライダが軸方向
に移動可能に案内されており,リフト弁の弁座が両方の
孔区分の間の環形段面に形成されており,第1の弁室が
両方の孔区分の間の環形段面に形成された同軸的な凹所
である。弁スライダはその外周面にリング溝として形成
された制御溝を有しており,リフト弁を開くための弁ス
ライダの移動方向で前方の制御溝の端面が,第1の弁ポ
ートに通じていて直径の小さい孔区分内に開口している
接続孔のための制御縁を形成している。制御溝の軸方向
の長さは次のように,すなわち,弁スライダの移動運動
の終わりに制御溝が第1の弁室を接続孔の開口部に最大
横断面で接続するように,定められている。
【0011】別の実施態様では,弁スライダ内に縦孔が
形成されており,この縦孔は,弁スライダ内の横孔を介
して,第1の弁室を,リフト弁の弁体とは逆の側の弁ス
ライダの端部のところで弁スライダによって仕切られて
いる第3の弁室と接続している。この第3の弁室は圧力
媒体タンクへの第3の弁ポートと遮断可能に接続されて
いる。このような手段によって,第1の弁ポートの圧力
が,アクチュエータ圧力がわずかな場合に弁スライダを
開放方向に移動させて,リフト弁を開くことが阻止され
る。
【0012】有利な実施態様では,弁スライダが第2の
弁室内で軸方向に移動可能なシールピストンと結合され
ており,このシールピストンは,弁スライダとは逆の側
の戻しばねによってリフト弁の閉鎖方向に負荷されてい
て,弁スライダの方の端面でリフト弁の弁体をリフト弁
の弁座に押し付ける。第2の弁室内に,第4の弁ポート
と接続しているラジアル孔が開口しており,このラジア
ル孔の開口部は空間的に次のように,すなわち,シール
ピストンがリフト弁閉鎖位置においてこの開口部を開き
かつリフト弁開放位置においてこの開口部を閉じるよう
に,配置されている。この第4の弁ポートによって,圧
力保持弁をレベル調節装置に使用する場合に,1つの車
軸に所属するアクチュエータの作業室を互いに接続し,
圧力保持弁が閉じられている場合に,1つの車軸に所属
するアクチュエータの作業室の間で圧力をバランスさせ
ることが可能である。このことは,レベル調節装置内の
故障によって同一の車軸の左右のサスペンションのアク
チュエータの圧力が著しく異なる場合にリフト弁が閉
じ,自動車の走行状態が不安定になることを阻止するの
に役立つ。
【0013】別の実施態様では,シールピストン内にこ
れを貫通している接続孔が形成されていて,シールピス
トンがどのような位置にあっても,シールピストンの接
続孔が,シールピストンのばね負荷されている端面に接
している第2の弁室の室区分を,第2の弁ポートに接続
しているラジアル孔の開口部に接続している。この構成
によって,リフト弁が閉じている場合に,弁体がアクチ
ュエータ圧力によって負荷され,弁体に作用する戻しば
ねの力のほかに付加的にアクチュエータ圧力によって弁
座に押し付けられる。したがってエラストマーシールが
大きな圧力で弁座に圧着され,極めて大きなかつ確実な
シール作用を生ぜしめる。
【0014】別の実施態様では,弁体がリング形の弁板
として構成されていて,シールピストンのばね負荷され
ている端面とは逆の側の端面に形成されている第2の弁
座に第2のエラストマーシールをもって座着し,かつこ
の第2のエラストマーシールが設けられている端面を,
押しばねを介してシールピストンに支えられている。更
にこの弁板は環形すきまを形成するように弁スライダを
同心的に取り囲んでいる。第1の弁室を縦孔と接続して
いる弁スライダの横孔は次のように,すなわち,弁スラ
イダがリフト弁を閉じている基本位置にある場合に横孔
が環形すきま内に開口しているように,形成されてい
る。この構成によって弁スライダ並びに制御ピストン
は,制御ピストン内にも形成されている縦孔を介して,
わずかな距離を移動しただけで,圧力バランスされ,ひ
き続く移動はその都度第2の弁室内のアクチュエータ圧
力とは無関係に行われる。したがって第1の弁ポートに
対する第1の弁室の開放横断面はアクチュエータ圧力に
関連して変化しない同じ大きさの制御圧力によって変化
させることができる。弁座から弁体を離すことによるリ
フト弁の開放は圧力バランス後は弁スライダに設けられ
ている連行体によって行われる。
【0015】別の実施態様では,圧力媒体タンクへの弁
ポートを遮断可能にするために,制御ピストンの外周面
にリング溝が設けられており,このリング溝は,制御ピ
ストンが制御されていない基本位置にある場合に第3の
弁室と第3の弁ポートとの間の接続を生ぜしめ,制御ピ
ストンが基本位置から移動すると,第3の弁室と第3の
弁ポートとの間の接続を遮断する。
【0016】
【実施例】以下においては図面に示した実施例を参照し
ながら本発明の構成を具体的に説明する。
【0017】図2には自動車のアクティブ・サスペンシ
ョンの流体回路図が示されており,このアクティブ・サ
スペンションは自動車のレベルを調節し,固定点に対す
る自動車上構の相対運動を制御するのに役立つ。車輪保
持体は左前・右前及び左後・右後のサスペンションに所
属しており,それぞれ車輪を回転可能に保持している。
自動車上構と各車輪保持体との間には油圧式の作業シリ
ンダ又はアクチュエータが配置されており,図2におい
ては2つのアクチュエータ10・10′だけが示されて
いる。アクチュエータ10・10′は1つの車軸に所属
する両方のサスペンションに枢着されている。各アクチ
ュエータは油圧シリンダ11内で軸方向に移動可能に案
内されている作業ピストン12を有し,この作業ピスト
ンは油圧シリンダ11内で圧力油その他の流体で満たさ
れた作業室13を仕切っている。作業室13内の圧力を
制御するために各アクチュエータ10・10′に所属し
て前制御される比例圧力制御弁14若しくは14′が設
けられている。各比例圧力制御弁は3つのポートを有し
ており,これらのポートのうち第1のポートは,圧力油
タンクから搬送するポンプによって構成されている圧力
媒体源15に接続されており,第2のポートは圧力媒体
タンク16に接続されており,第3のポートは圧力保持
弁17若しくは17′を介して所属のアクチュエータ1
0・10′の作業室13に接続されている。比例圧力制
御弁14若しくは14′は3つの切り替え位置を有して
おり,中央の切り替え位置においてはすべての3つのポ
ートが遮断されており,両側の切り替え位置においては
第3のポートが第1のポート又は第2のポートに接続さ
れる。これらの両側の切り替え位置への切り替えは制御
圧力を増大又は減少させることによって行われ,このた
めに絞りを介して圧力媒体源15に接続されている比例
圧力制御弁14・14′の制御導管にそれぞれ前制御弁
18若しくは18′が接続されており,この前制御弁は
比例圧力制御弁の制御部を圧力媒体タンク16に接続す
ることができる。
【0018】両方の圧力保持弁17・17′は構成が同
じである。各圧力保持弁17若しくは17′は弁ケーシ
ング19の外周面に1つの制御ポート20と3つの弁ポ
ート21〜23を有している。第1の弁ポート21は所
属の比例圧力制御弁14・14′の第3のポートに接続
されており,したがって所属の比例圧力制御弁の切り替
え位置に応じて選択的に圧力媒体源15又は圧力媒体タ
ンク16に接続され,あるいはこれから遮断される。各
圧力保持弁17・17′の第2の弁ポート22は所属の
アクチュエータ10・10′の作業室13に接続されて
いるのに対し,第3の弁ポート23は戻し導管36・3
6′を介して圧力媒体タンク16に接続されている。両
方の圧力保持弁17・17′は更に第4の弁ポート24
を有しており,これらの弁ポート24は絞り26を有す
る横接続導管25を介して互いに直接に接続されてい
る。横接続導管25は絞り26のところで,通常は戻し
ばねによって遮断されている2ポート2位置電磁弁27
を介して,一時的に圧力媒体タンク16に接続すること
ができる。確実にコンスタントな系統圧力を生ぜしめる
ために,アクチュエータ10・10′の作業室13並び
に圧力媒体源15の吐出側にアキュムレータ28・2
8′・29が接続されている。アキュムレータ29と圧
力媒体源15との接続点の前方及び後方にそれぞれ逆止
め弁30・31が配置されている。戻しばねを有する3
ポート2位置電磁弁32は圧力保持弁17・17′を制
御するのに役立ち,このためにそれぞれ1つのポート
を,圧力媒体タンク16・圧力媒体源15及び制御圧力
導管33・33′を介して両方の圧力保持弁17・1
7′の制御ポート20に接続されている。制御圧力導管
33・33′と3ポート2位置電磁弁32との間にはな
お絞り34が配置されており,この絞り34には,3ポ
ート2位置電磁弁の方に向かって開く逆止め弁35が並
列に接続されている。
【0019】圧力保持弁17′と同一に構成されている
圧力保持弁17は図1に詳細に示されている。図1にお
いて圧力保持弁17の弁ケーシング19は3つの部分か
ら構成されていて,円筒状の中央部分191と,その両
側のケーシングキャップ192・193とから成ってい
る。円筒状の中央部分191内には同心的に一貫した段
孔37が形成されており,この段孔の直径の異なる孔区
分の間の環状段面にはリフト弁40の弁座38が形成さ
れている。この弁座38と協働する弁体39は,リフト
弁40が閉じられている場合に例えば軟質ゴムから成る
エラストマーシール41を弁座に圧着させている。段孔
37の直径の異なる孔区分の間の環状段面において,弁
座38によって取り囲まれている範囲の内側に,直径の
小さい孔区分372を同心的に取り囲んでいるリング形
の第1の弁室42が形成されているのに対し,直径の大
きい孔区分371は第2の弁室43を形成している。第
2の弁室43内には,アクチュエータ10のための第2
の弁ポート22と接続されている第1のラジアル孔44
及び横接続導管25のための第4の弁ポート24と接続
されている第2のラジアル孔45が,互いに軸方向で間
隔をおいて,開口している。直径の小さい孔区分372
は第2の弁室43とは逆の側の端部において直径を減少
せしめられていて,制御ピストン46の一方の端部のた
めの案内373を形成しており,制御ピストン46は他
方の端部を図1において右側のケーシングキャップ19
3の袋孔47内で案内されている。この場合制御ピスト
ン46はリングシール48若しくは49によってシール
されている。
【0020】直径の小さい孔区分372内には一面では
第1の弁ポート21に通じている接続孔50が開口して
おり,かつ他面では孔区分372内で接続孔50を制御
するための弁スライダ51が軸方向に移動可能に案内さ
れている。このために弁スライダ51はリング溝として
形成された制御溝52を有しており,この制御溝の軸方
向の長さは次のように定められている。すなわち,図1
で見て左に向かっての弁スライダ51の移動運動の終わ
りに,制御溝52が第1の弁室42を接続孔50と接続
するように定められている。この場合移動方向で前方の
制御溝52の端縁は,第1の弁室42と接続孔50との
間の接続・遮断を行う制御縁521を形成している。弁
スライダ51は第2の弁室43内で軸方向に移動可能に
案内されているシールピストン53と一体的に結合され
ている。このシールピストン53は,第4の弁ポート2
4に接続されている第2のラジアル孔45を制御するも
ので,第2のラジアル孔は空間的に次のように配置され
ている。すなわち,弁スライダ51の移動運動の終わり
に第2のラジアル孔がシールピストン53の外周面によ
って閉じられるように配置されている。シールピストン
53は,2つの同軸的な押しばね541及び542から
成る戻しばね54によって負荷されており,この戻しば
ねは,一面ではシールピストン53の弁スライダ51と
は逆の側の端面に,かつ他面ではばね受け55に支えら
れており,このばね受けは,戻しばね54の初ばね力を
調整するために,調節ねじ56によって第2の弁室43
内で軸方向に移動可能である。弁体39はリング形の弁
板として構成されていて,第2の弁室43内に突入して
いる弁スライダ51を同軸的に取り囲んでいて,環形す
きま57を形成しており,かつ両側の端面に形成された
2つのリング溝内に第1及び第2のエラストマーシール
41及び58を有している。第2のエラストマーシール
58はシールピストン53の端面に形成されている第2
の弁座59と協働する。リフト弁40が閉じられている
場合,戻しばね54は弁座59を有するシールピストン
53をエラストマーシール58に圧着し,エラストマー
シール41を有する弁体39を弁座38に圧着する。シ
ールピストン53のリング溝60内に付加的に押しばね
61が弁閉鎖ばねとして挿入されていて,この押しばね
は一端部をリング溝60の底に,かつ他端部を弁体39
に支えられている。押しばね61は次のように構成され
ている。すなわち,弁スライダ51がその基本位置から
図1で見て左に向かってわずかな距離だけ移動する間,
押しばね61が弁体39を弁座38に圧着するように構
成されている。シールピストン53内にはその両方の端
面に開口している斜孔62が形成されており,この場合
シールピストン53の弁体39に向いた端面における開
口部は第2のエラストマーシール58によって取り囲ま
れている範囲の外側に位置している。この斜孔62によ
って第1のラジアル孔44と,第2の弁室43の,シー
ルピストン53の弁体39とは逆の側の端面によって仕
切られている室区分とが常に接続されている。これによ
って,リフト弁40が閉じられている場合にアクチュエ
ータ圧力がシールピストン53の端面に作用して,リフ
ト弁40の閉鎖力を増大させるとともに,両方のラジア
ル孔44及び45が互いに接続される。リフト弁40を
開くために,弁スライダ51はスナップリングとして構
成された連行体63を有しており,この連行体は所定の
距離だけ弁スライダが移動すると,弁体39に打ち当た
り,弁スライダが更に移動すると弁体39を弁座38か
ら押し離して連行する。
【0021】弁スライダ51内にはその縦軸線に沿って
縦孔64が形成されており,この縦孔は,弁スライダ5
1の両端部に形成されている横孔65若しくは66に接
続されている。図1の左側の横孔65は空間的に次のよ
うに配置されている。すなわち,弁スライダ51が基本
位置にあって,シールピストン53が弁体39に圧着さ
れている場合に,弁体39と弁スライダ51との間に形
成されている環形すきま57内に開口するように,配置
されている。図1の右側の斜めに延びている横孔66は
弁スライダ51の端面に,それも直径の小さい制御ピス
トン46の接触範囲の外側に,開口している。弁スライ
ダ51はこの箇所において制御ピストン46のための案
内373との間に第3の弁室69を孔区分372内に形
成している。リフト弁40が閉じている場合第1の弁室
42と第3の弁室69とは互いに接続されている。
【0022】制御ピストン46はやはり縦孔67を有し
ており,この縦孔67は弁スライダ51内の縦孔64と
共通の縦軸線を有し,かつ縦孔64と同じ大きさの直径
を有している。更に制御ピストン46はリング溝68を
有している。このリング溝68は,制御ピストン46が
図1に示した基本位置にある場合,第3の弁室69を第
4の弁室87に接続しており,この第4の弁室は圧力媒
体タンク16のための第3の弁ポート23に接続されて
いる。リングシール48の損傷を防止するために,リン
グ溝68の端縁に丸みを付けておくか,あるいはリング
溝68の代わりに制御ピストン46の外周に沿って分配
された多数のスリット又は通路を形成しておくとよい。
弁室87は円筒状の中央部分191のピン状に突出して
いる端部と,右側のケーシングキャップ193内のスリ
ーブ70とによって形成されていて,スリーブ70のラ
ジアル孔71及びケーシングキャップ193のラジアル
孔72を介して第3の弁ポート23に接続されている。
スリーブ70は半径方向で内方に突出しているリングウ
ェブ73を有しており,このリングウェブの一方の傾斜
した端面に,制御ピストン46のためのコップ形のスト
ッパ74が押しばね75によって押し付けられており,
この押しばね自体はストッパ74と中央部分191に形
成されている環形段面76との間に配置されていて,中
央部分191のピン状に突出している端部によって案内
されている。リングウェブ73の他方の端面は,断面が
ほぼT字形の連行スリーブ78のためのストッパ77を
形成しており,この連行スリーブはその横部分をスリー
ブ70内で,かつそのシャフト部分をリングウェブ73
の内面に沿って案内されている。連行スリーブ78の横
部分の外周面にはリング溝79が形成されており,この
リング溝内にはOリング80が挿入されていて,横部分
をスリーブ70に対してシールしている。連行スリーブ
78の端面は制御室81を仕切っており,この制御室
は,互いに接続している孔82及び83を介して弁ケー
シング19の制御ポート20に接続されている。
【0023】制御ピストン46は第3及び第4の弁室6
9・87を貫通し,更に,ストッパ74の開口741及
び連行スリーブ78内の段付きの中空室781を貫通し
ている。この場合制御ピストンは直径の大きいピストン
区分461を中空室781の壁面によって軸方向に移動
可能に案内されており,この壁面に対してリングシール
84によってシールされている。ピストン区分461の
制御室81の方の環形端面は制御ピストン46の制御面
462を形成しており,他方の環形端面はストッパ74
と協働するストッパ段面463を形成している。図1に
おいて左側のケーシングキャップ192には,第2の弁
室43の内部に向かって半径方向に突出している終端ス
トッパ85が形成されており,制御ピストン46及び弁
スライダ51の移動運動の終わりに,この終端ストッパ
85にストッパ段面531が打ち当たって,制御ピスト
ン46若しくは弁スライダ51のそれ以上の移動を阻止
する。
【0024】圧力保持弁17若しくは17′の作用形式
を図2のレベル調節装置と関連させて説明すると,以下
のとおりである。
【0025】圧力保持弁17が図1若しくは図2に示し
た基本位置又はフェールセーフ位置にある場合,制御ポ
ート20ひいては制御室81は無圧である。弁スライダ
51は,押しばね541及び542から成る戻しばね5
4によって基本位置に押し付けられている。この場合押
しばね61の力に抗して,両側にエラストマーシール4
1及び58を有する弁体39がシールピストン53と段
孔37の環形段面に形成された弁座38との間で締め込
まれている。斜孔62によってアクチュエータ10のた
めの第2の弁ポート22に通じている第1のラジアル孔
44と戻しばね54を収容している第2の弁室43の室
区分とが接続されているので,シールピストン53の端
面に作用するアクチュエータ圧力が戻しばね54のばね
力に加えられる。同時に,第4の弁ポート24に通じて
いる第2のラジアル孔45を介して,同じ車軸の第2の
アクチュエータ10′に所属する圧力保持弁17′への
横接続導管25(図2)が開かれている。これによって
両方のアクチュエータ10・10′内のアクチュエータ
圧力がバランスされている。何らかの誤機能が生じた場
合,例えば比例圧力制御弁14が基本位置において弁ポ
ート21を無圧にしていない場合に,弁ポート21の圧
力が弁スライダ51と弁ケーシング19との間のすきま
を通って接続孔50から第1の弁室42内に達すること
がある。このような場合,圧力は環形すきま57・横孔
65・縦孔64・横孔66・第3の弁室69及び制御ピ
ストン46のリング溝68を経て第4の弁室87内に導
かれ,そこから圧力媒体タンク16(図2)のための第
3の弁ポート23に通じているラジアル孔71・72に
よって逃がされる。これによって,アクチュエータ圧力
がわずかな場合に第1の弁ポート21の圧力が弁スライ
ダ51を開くことが阻止される。
【0026】圧力保持弁17を開く場合,3ポート2位
置電磁弁32(図2)が切り替えられて,圧力媒体源1
5が絞り34を介して圧力保持弁17の制御ポート20
に接続され,制御室81内に圧力が形成される。この圧
力は連行スリーブ78の端面及び制御ピストン46のピ
ストン区分461に形成されたリング形の制御面462
に作用する。これに対抗する力として,戻しばね54の
ばね力とシールピストン53の端面に作用するアクチュ
エータ圧力との合力から押しばね61の力を減じた力が
作用する。制御圧力によって生ぜしめられた力がこの対
抗力よりも大きくなると直ちに,連行スリーブ78がス
リーブ70のストッパ77まで動く。連行スリーブ78
はこの移動運動の際に制御ピストン46の制御面462
に接する連行面782を介して制御ピストン46を連行
し,制御ピストンは第3の弁室69と第4の弁室87と
の間の接続を遮断するので,第1の弁室42と圧力媒体
タンク16のための第3の弁ポート23との間の接続が
遮断される。制御ピストン46と一緒に弁スライダ51
も移動し,したがって,押しばね61によって,弁体3
9はそのエラストマーシール41を弁座38に接触させ
たままであるが,シールピストン53に設けられた第2
の弁座59は弁体39から離れる。シールピストン53
が弁体39から離れることによって,第2の弁ポート2
2若しくは第2の弁室43と第1の弁室42との間の接
続が生ぜしめられる。横孔65・縦孔64及び横孔66
によって弁スライダ51の圧力バランスが行われる。制
御ピストン46も縦孔67によって圧力バランスされ
る。弁スライダ51には,今や,戻しばね54によって
生ぜしめられたばね力と制御ピストン46の制御面46
2に作用する制御圧力に基づく力とが作用する。制御圧
力は,アクチュエータ圧力とは無関係に,制御ピストン
46を介して弁スライダ51を開放方向に動かし,制御
ピストン46のピストン区分461に設けられたストッ
パ段面463がばね負荷されたコップ形のストッパ74
の底に打ち当たる。この移動運動の際に,弁スライダ5
1はその連行体63によって弁体39を連行して,弁座
38から押し離す。エラストマーシール41・58を有
する弁体39は,第1の弁室42と第1の弁ポート21
への接続孔50との間の接続が後で行われたときに生ず
る主圧力媒体流の範囲外に押し出される。制御ピストン
46がストッパ74に打ち当たったときに,弁スライダ
51の制御縁521はまだ第1の弁室42に対してわず
かな間隔を有しており,接続孔50と第1の弁室42と
はまだ接続されていない。制御圧力が例えば120バー
ルを越えると,押しばね75の初ばね力が克服され,弁
スライダ51は制御溝52によって接続孔50と第1の
弁室42とを限定された横断面で接続する。弁ポート2
1と弁ポート22との間には絞られた圧力媒体流が生ぜ
しめられる。制御圧力が例えば160バールに達する
と,弁スライダ51と一体のシールピストン53のスト
ッパ段面531が図1において左側のケーシングキャッ
プ192の終端ストッパ85に打ち当たり,弁スライダ
51の制御溝52が接続孔50及び第1の弁室42の開
口部と完全に重なり,これによって第1の弁ポート21
と第2の弁ポート22との間の絞られない完全な接続が
生ぜしめられる。
【0027】圧力保持弁17を閉じるには3ポート2位
置電磁弁32(図2)は,その励磁制御が中止されて基
本位置に戻され,これによって圧力保持弁17・17′
の制御ポート20が圧力媒体タンク16に接続される。
制御室81内の制御圧力が逃がされると,弁スライダ5
1が戻しばね54によって図1に示したフェールセーフ
位置に押し戻される。この戻り運動の際にまず第1の弁
ポート21と第2の弁ポート22との間の接続が遮断さ
れ,次いで弁体39が弁座38に座着して,リフト弁4
0が閉じられる。要するに圧力保持弁17を閉じる際
に,まず主圧力媒体流が止められ,次いで初めて弁体3
9が弁座38に動かされるのである。これに対し,圧力
保持弁を開く場合には,まず弁体39は弁座39から大
きく離され,次いで弁スライダ51が主圧力媒体流を生
ぜしめる。これによって弁体39の損傷しやすいエラス
トマーシール41・58が主圧力媒体流の範囲外に位置
せしめられ,その損傷を防止される。
【0028】図1に示した実施例では,エラストマーシ
ール41は弁体39と結合されている。圧力保持弁が開
かれている状態ではエラストマーシール41は主圧力媒
体流の範囲外に完全に押し出されている。しかしエラス
トマーシール41を弁ケーシング19に配置しておくこ
ともできる。この場合においてもエラストマーシール4
1は主圧力媒体流の範囲外に位置する。図示の実施例で
は,エラストマーシール41は例えば弁ケーシング19
の中央部分191の弁体39に面した半径方向の段面に
形成した充分に深い凹所内に配置することができる。こ
の場合エラストマーシール41がシールする弁座38は
弁体39に形成される。第2のエラストマーシール58
も弁体39ではなしに,弁スライダ51のシールピスト
ン53に設け,第2の弁座59を弁体39に設けておく
ことができる。このような変化実施例はたんなる配置替
えであって,図面で説明しなくとも,当業者は容易に実
施できる。このような変化実施例においてもエラストマ
ーシール41・58は圧力媒体流による損傷に対して保
護される。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧力保持弁の概略的縦断面図である。
【図2】自動車の1つの車軸に所属する2つのアクチュ
エータ及び2つの図1に示した圧力保持弁を有するレベ
ル調節装置の部分的原理回路図である。
【符号の説明】
10 アクチュエータ, 11 油圧シリンダ, 12
作業ピストン, 13 作業室, 14 比例圧力制
御弁, 15 圧力媒体源, 16 圧力媒体タンク,
17 圧力保持弁, 18 前制御弁, 19 弁ケ
ーシング, 20 制御ポート, 21〜24 弁ポー
ト, 25 横接続管, 26 絞り,27 2ポート
2位置電磁弁, 28及び29 アキュムレータ, 3
0及び31 逆止め弁, 32 3ポート2位置弁,
33 制御圧力導管, 34絞り, 35 逆止め弁,
36 戻し導管, 37 段孔, 38 弁座,39
弁体, 40 リフト弁, 41 エラストマーシー
ル, 42及び43弁室, 44及び45 ラジアル
孔, 46 制御ピストン, 47 袋孔,48及び4
9 リングシール, 50 接続孔, 51 弁スライ
ダ, 52制御溝, 53 シールピストン, 54
戻しばね, 55 ばね受け,56 調節ねじ, 57
環形すきま, 58 エラストマーシール, 59弁
座, 60 リング溝, 61 押しばね, 62 斜
孔, 63 連行体,64 縦孔, 65及び66 横
孔, 67 縦孔, 68 リング溝, 69 弁室,
70 スリーブ, 71及び72 ラジアル孔, 7
3 リングウェブ, 74 ストッパ, 75 押しば
ね, 76 環形段面, 77 ストッパ, 78 連
行スリーブ, 79 リング溝, 80 Oリング,
81制御室, 82及び83 孔, 84 リングシー
ル, 85 終端ストッパ,87 弁室, 191 中
央部分, 192及び193 ケーシングキャップ,
371及び372 孔区分, 373 案内, 461
ピストン区分,462 制御面, 463 ストッパ
段面, 521 制御縁, 531 ストッパ段面,
541及び542 押しばね, 741 開口, 78
1 中空室, 782 連行面

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁ケーシングと,弁ケーシング内に形成
    されていて互いに接続される2つの弁室と,弁ケーシン
    グ内に配置されていて弁体と弁座とこれら双方を相互に
    シールするエラストマーシールとを有しているリフト弁
    と,リフト弁の弁体と作用結合されていてリフト弁を戻
    しばねの力に抗して開くための制御ピストンとを備え,
    第1の弁室は交互に圧力媒体源又は圧力媒体タンクに接
    続可能な第1の弁ポートに接続され,第2の弁室は圧力
    媒体で操作されるアクチュエータのための第2の弁ポー
    トに接続され,リフト弁の弁座によって同軸的に取り囲
    まれている弁開口は両方の弁室に接続され,制御ピスト
    ンは制御ポートに接続されている弁ケーシング内の制御
    室内の制御圧力によって負荷可能である形式の圧力保持
    弁において,弁体(39)と制御ピストン(46)との
    間に弁スライダ(51)が配置されており,この弁スラ
    イダは,第1の弁室(42)と第1の弁ポート(21)
    との間の接続を制御する制御縁(521)を有してお
    り,この制御縁は弁スライダ(51)に空間的に次のよ
    うに,すなわち,第1の弁室と第1の弁ポートとの間の
    接続によって生ずる圧力媒体流の範囲外に弁体(39)
    を押し動かすのに必要な距離だけ弁スライダ(51)が
    移動せしめられた後に初めて第1の弁室と第1の弁ポー
    トとの間の接続が行われるように,配置されていること
    を特徴とする圧力保持弁。
  2. 【請求項2】 弁スライダ(51)の移動距離内に,制
    御圧力に関連する2つの弁スライダ位置が設けられてお
    り,弁スライダは制御圧力が互いに異なる所定の値に順
    次に達したときに初めてこれらの弁スライダ位置を占
    め,これらの弁スライダ位置は弁スライダの制御縁(5
    21)に関して次のように,すなわち,第1の弁スライ
    ダ位置を過ぎると第1の弁室(42)と第1の弁ポート
    (21)との間に絞られた接続路が生ぜしめられ,第2
    の弁スライダ位置に達したときに第1の弁室(42)と
    第1の弁ポート(21)との間に絞られていない接続路
    が生ぜしめられるように,定められている請求項1記載
    の圧力保持弁。
  3. 【請求項3】 弁ケーシング(19)内に軸方向の段孔
    (37)が形成されており,この段孔の直径の大きい孔
    区分(371)は第2の弁室(43)を取り囲んでお
    り,この段孔の直径の小さい孔区分(372)内で弁ス
    ライダ(51)が軸方向で移動可能に案内されており,
    リフト弁(40)の弁座(38)が両方の孔区分(37
    1・372)の間の環形段面に形成されており,第1の
    弁室(42)が両方の孔区分の間の環形段面に形成され
    た同軸的な凹所であり,弁スライダ(51)がその外周
    面に制御溝(52)を有しており,リフト弁(40)を
    開くための弁スライダ(51)の移動方向で前方の制御
    溝(52)の端面が弁スライダの制御縁(521)を形
    成しており,直径の小さい孔区分(372)内に開口し
    ている接続孔(50)が第1の弁ポート(21)に通じ
    ており,弁スライダ(51)の制御溝(52)の軸方向
    の長さが次のような大きさに,すなわち,リフト弁(4
    0)を開く方向での弁スライダの移動運動の終わりに制
    御溝(52)が第1の弁室(42)を接続孔(50)の
    開口部と接続するように,定められている請求項1又は
    請求項2記載の圧力保持弁。
  4. 【請求項4】 弁スライダ(51)内に縦孔(64)が
    形成されており,この縦孔は,弁スライダ(51)内の
    横孔(65・66)を介して,第1の弁室(42)を,
    リフト弁(40)の弁体(39)とは逆の側の弁スライ
    ダ(51)の端部のところで弁スライダによって仕切ら
    れている第3の弁室(69)と接続しており,この第3
    の弁室(69)は圧力媒体タンク(16)への第3の弁
    ポート(23)と遮断可能に接続されている請求項3記
    載の圧力保持弁。
  5. 【請求項5】 弁スライダ(51)が第2の弁室(43)内
    で軸方向に移動可能なシールピストン(53)と結合さ
    れており,このシールピストンは,弁スライダ(51)
    とは逆の側の端面を戻しばね(54)によってリフト弁
    (40)の閉鎖方向に負荷されていて,弁スライダ(5
    1)の方の端面でリフト弁(40)の弁体(39)をリ
    フト弁の弁座(38)に押し付け,第2の弁室(43)
    内に,第4の弁ポート(24)と接続しているラジアル
    孔(45)が開口しており,このラジアル孔の開口部は
    空間的に次のように,すなわち,シールピストン(5
    3)がリフト弁閉鎖位置においてこの開口部を開きかつ
    リフト弁開放位置においてこの開口部を閉じるように,
    配置されている請求項4記載の圧力保持弁。
  6. 【請求項6】 シールピストン(53)内にこれを貫通
    している接続孔が形成されていて,シールピストン(5
    3)がどのような移動位置にあっても,シールピストン
    の接続孔が,シールピストン(53)のばね負荷されて
    いる端面に接している第2の弁室(43)の室区分を,
    第2の弁ポート(22)に接続しているラジアル孔(4
    4)の開口部に接続している請求項5記載の圧力保持
    弁。
  7. 【請求項7】 弁体(39)がリング形の弁板として構
    成されていて,シールピストン(53)のばね負荷され
    ている端面とは逆の側の端面に形成されている第2の弁
    座(59)に第2のエラストマーシール(58)をもっ
    て座着し,かつこの第2のエラストマーシールが設けら
    れている端面を,押しばね(61)を介してシールピス
    トン(53)に支えられており,更にこの弁板は環形す
    きま(57)を形成するように弁スライダ(51)を同
    心的に取り囲んでおり,第1の弁室(42)を縦孔(6
    4)と接続している弁スライダ(51)の横孔(65)
    が次のように,すなわち,弁スライダ(51)がリフト
    弁(40)を閉じている基本位置にある場合に横孔(6
    5)が環形すきま(57)内に開口しているように,形
    成されている請求項5又は請求項6記載の圧力保持弁。
  8. 【請求項8】 弁スライダ(51)に連行体(63)が
    配置されており,この連行体は,弁スライダ(51)が
    所定の距離だけ移動したときに弁板に打ち当たって,弁
    板をリフト弁開放方向に連行する請求項7記載の圧力保
    持弁。
  9. 【請求項9】 制御ピストン(46)内に,弁スライダ
    (51)内の縦孔(64)と同軸的に重なり合う縦孔(6
    7)が形成されており,制御ピストン(46)が第3の
    弁室(69)内で,第3の弁室(69)内に開口してい
    る弁スライダ(51)内の横孔(66)を閉じないよう
    に,弁スライダよりも小さな直径の端面で弁スライダ
    (51)に直接に接触しており,弁スライダ(51)と
    は逆の側の制御ピストン(46)の端部は弁ケーシング
    (19)の袋孔(47)内で案内されている請求項4か
    ら請求項8までのいずれか1項に記載の圧力保持弁。
  10. 【請求項10】 制御ピストン(46)の外周面にリン
    グ溝(68)が空間的に次のように,すなわち,制御ピ
    ストン(46)が制御されていない基本位置にある場合
    にリング溝(68)が第3の弁室(69)と第3の弁ポ
    ート(23)との間の接続を生ぜしめ,制御ピストン
    (46)が基本位置から移動すると,リング溝(68)
    が第3の弁室(69)と第3の弁ポート(23)との間
    の接続を遮断するように,形成されている請求項9記載
    の圧力保持弁。
  11. 【請求項11】 制御ピストン(46)が弁ケーシング
    (19)の袋孔(47)よりも軸方向で前方に形成され
    ている制御室(81)を貫通しており,この制御室は袋
    孔(47)に対してシールされていて,断面がほぼT字
    形の連行スリーブ(78)の端壁によって仕切られてお
    り,この連行スリーブは制御ピストン(46)を同心的
    に取り囲んでいて,弁ケーシング(19)に対して相対
    的に軸方向に移動可能でかつ弁ケーシングに対してシー
    ルされており,制御ピストン(46)は連行スリーブ
    (78)内で軸方向に移動可能に案内されていてかつ連
    行スリーブの内壁に対してシールされており,更に制御
    ピストン(46)は制御室(81)内の圧力によって負
    荷される制御面(462)を有しており,連行スリーブ
    (78)は制御ピストン(46)をリフト弁開放方向に
    連行する連行面(782)を有している請求項10記載
    の圧力保持弁。
  12. 【請求項12】 連行スリーブ(78)の移動運動を制
    限する不動のストッパ(77)が設けられており,連行
    スリーブ(78)の移動距離は次のように,すなわち,
    シールピストン(53)が弁体(39)から押し離され
    るように,定められている請求項11記載の圧力保持
    弁。
  13. 【請求項13】 制御ピストン(46)がストッパ段面
    (463)を有していて,制御ピストン(46)の移動範囲
    内に,押しばね(75)を介して弁ケーシングに支えられ
    ているストッパ(74)が配置されており,このストッ
    パ(74)には,制御ピストン(46)がリフト弁開放
    方向に次のような距離だけ,すなわち,弁スライダ(5
    1)の制御縁(521)が第1の弁室(42)と第1の
    弁ポート(21)との間を接続する直前の距離だけ,移
    動すると,制御ピストン(46)のストッパ段面(46
    3)が打ち当たる請求項12記載の圧力保持弁。
  14. 【請求項14】 押しばね(75)の初ばね力が次のよ
    うに,すなわち,約120バールの圧力が制御ピストン
    (46)の制御面(462)に作用する場合に克服され
    るように,調節されている請求項13記載の圧力保持
    弁。
  15. 【請求項15】 弁スライダ(51)がストッパ段面
    (531)を有しており,かつ弁スライダの移動範囲に
    不動の終端ストッパ(85)が配置されており,リフト
    弁開放方向での弁スライダ(51)の移動運動の終わり
    に,終端ストッパ(85)に弁スライダ(51)のスト
    ッパ段面(531)が打ち当たり,終端ストッパ(8
    5)は空間的に次のように,すなわち,リフト弁開放方
    向での弁スライダ(51)の移動運動の終わりに,弁ス
    ライダ(51)の制御縁(521)が第1の弁室(4
    2)と第1の弁ポート(21)との間の接続路を全開す
    るように,配置されている請求項14記載の圧力保持
    弁。
  16. 【請求項16】 制御ピストン(46)のためのばね作
    用を有するストッパ(74)が,弁ケーシング(19)
    内で軸方向に移動可能なコップ形のリングによって構成
    されており,このリングは,弁ケーシングに支えられて
    いる押しばね(75)によって不動のリングウェブ(7
    3)に当てつけられており,制御ピストン(46)がリ
    ングのコップ底の開口(741)を貫通しており,この
    コップ底は制御ピストン(46)から半径方向に突出し
    ている環形のストッパ段面(463)のためのストッパ
    を形成している請求項13記載の圧力保持弁。
  17. 【請求項17】 エラストマーシール(41)が弁体
    (39)に保持されている請求項1から請求項16まで
    のいずれか1項に記載の圧力保持弁。
  18. 【請求項18】 エラストマーシール(41)が弁ケーシ
    ング(19)に保持されている請求項1から請求項16ま
    でのいずれか1項に記載の圧力保持弁。
JP22697593A 1992-09-16 1993-09-13 圧力保持弁 Pending JPH06213210A (ja)

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