JPH06212805A - 建築工事用給排水位置決め治具及びこれを用いた建築工法 - Google Patents

建築工事用給排水位置決め治具及びこれを用いた建築工法

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JPH06212805A
JPH06212805A JP3726093A JP3726093A JPH06212805A JP H06212805 A JPH06212805 A JP H06212805A JP 3726093 A JP3726093 A JP 3726093A JP 3726093 A JP3726093 A JP 3726093A JP H06212805 A JPH06212805 A JP H06212805A
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JP
Japan
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jig
positioning
installation
piping
pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP3726093A
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English (en)
Inventor
Akio Hiramatsu
昭夫 平松
Mitsunori Mukai
満徳 向
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SAKAI SOKEN KK
Original Assignee
SAKAI SOKEN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 配管設置工事を簡素化し、工期の短縮及び正
確な配管設置を図る。 【構成】 布に樹脂をかぶせたシートにより形成されて
なり、大引き設置用アンカーボルト位置4の位置決めが
される位置決め部と、給水及び排水の配管の位置6,7
決めがされる位置決め部とが少なくとも形成されてなる
建築工事用給排水位置決め治具1及びこれを用いて土間
コンクリートに大引き設置用アンカーボルト配設位置及
び配管設置位置をマーキングし、配管を設置する工程を
有する建築工法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物の配管工事に使
用される建築工事用給排水位置決め治具及びこの建築工
事用給排水位置決め治具を用いた建築工法に関し、特
に、土間コンクリート成形後から配管組立に亘って行わ
れるべき各種の位置決め作業に用いて好適な位置決め治
具及びその建築工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、アパート・マンション等同じ
間取りの建物を建築する際の配管工事は、先ず、図6に
示すように土間コンクリート100の表面に間仕切り壁
通り芯101の墨出しをする。その後に、図7に示すよ
うに大引き用中心線の位置102の墨出しをする。その
後、図8に示すように大引き設置用アンカーボルト10
3の位置決めをする。上述の作業は大工が行なう作業で
ある。その後、今度は配管業者が、図9に示すように大
引き設置用アンカーボルト位置103に重ならないよう
に配管位置104を墨出しする。そして、この墨出し工
程が終了した後に、上記配管位置の長さを測り、その長
さに合うように長い配管のパイプを現場でカットし、図
10に示すように、継手105でカットしたパイプ10
6と107を接続する。同様に、継手108でカットし
たパイプ107と109と110を接続し、継手112
でカットしたパイプ110と111を接続していく。こ
のように順にパイプを継手で接続し、配管部を完成させ
ていく。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の建築工法では、以下に説明する種々の課題を有
することから、工期の遅延を招来するとともに配管のパ
イプの無駄が発生する場合がある。すなわち、前述した
従来の建築工法では、前述のように先ず、土間コンクリ
ート100の上に表面に間仕切り壁通り芯101を墨出
しし、その後大引き用中心線102の墨出しをする。さ
らに大引き設置用アンカーボルト103の位置決めをす
るが、この方法では、間取り及び寸法が同じである部屋
に対して、全く同じ墨出しを何度も繰り返し行なわなく
てはならないため、迅速な作業に支障を来している。
【0004】また、大工が墨出しした大引き設置用アン
カーボルト位置103をさけて、配管業者が配管位置1
04の墨出しをするため、各部屋毎に配管の長さが多少
違ってくる場合がある。その結果、配管業者は、その部
屋の墨出しの長さにあうように長いパイプをその現場で
切断するが、パイプの長さに多少の違いが生じるため、
余分なパイプが必要以上に発生している。
【0005】さらに、現場でその都度パイプをカットし
ていると、配管業者の現場での作業時間がかかり、能率
の良い仕事状況とはいえない。
【0006】また、こうした配管作業は大工が大引き設
置用アンカーボルト位置103の位置決めをし、その後
配管業者が配管位置104を墨出しするため、配管業者
が現場の進行状況を確認しながらの作業となり、現場巡
回という無駄な時間がかかる。したがって、業者の迅速
な作業の妨げになっている。
【0007】そこで、本発明は上述した従来の建築工法
が有する各種の課題を解決するために提案されたもので
あって、工期の短縮化を図ることができるとともに、作
業簡易化及びコストダウンを行なうことができる建築工
事用給排水位置決め治具及びこれを用いた建築工法を提
供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために提案されたものであり、その第1の発
明は、建築工事用給排水位置決め治具に関するものであ
って、収縮性の少ないシートにより形成されてなり、給
水及び排水の配管の位置決めがされる位置決め部と、大
引き設置用アンカーボルト位置の位置決めがされる位置
決め部とが少なくとも形成されてなることを特徴とする
ものである。
【0009】また、第2の発明は、建築工法に関する発
明であって、土間コンクリートの上面に請求項1記載の
建築工事用給排水位置決め治具を載置し、給排水配管位
置及び大引き設置用アンカーボルトの配設位置をマーキ
ングするマーキング工程を特徴とするものである。
【0010】また、第3の発明は、建築工法に関する発
明であって、現場外で各部屋毎の指定寸法に配管のパイ
プをカットして、半組立品とし、現場では接続するのみ
で組立が完成する配管設置工程を特徴とするものであ
る。
【0011】
【作用】上記第1の発明に係る建築工事用給排水位置決
め治具によれば、先ず、この治具は、布に樹脂をかぶせ
たシートにより形成されてなるので、各作業工程中に変
形する心配が少なく、又、温度変化にも伸び縮みするこ
とが極めて少ないため、常に正確な位置決めをすること
ができる。また、この治具に形成された大引き設置用ア
ンカーボルトの位置孔及び配管の設置位置孔を用いて土
間コンクリートの上面にアンカーボルトの配設位置及
び、配管位置をマジックインキ及びスプレー等でマーキ
ングして置くことにより、今までの2つの位置決めが、
一度でできる。
【0012】したがって、第2の発明として記載した建
築工法によれば、上述のように、土間コンクリートの上
面に大引き設置用アンカーボルト位置及び配管位置をマ
ーキングする作業を極めて迅速且つ正確に行なうことが
できる。また、第3の発明として記載した建築工法によ
れば、各部屋毎の各配管の指定寸法は、常に全部屋にお
いて同一寸法仕様になるため、現場の外でパイプをカッ
トして半組立品とし、現場では接続するだけの作業にな
り、現場作業時間の短縮が図れる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る建築工事用給排水位置決
め治具及びこれを用いた建築工法の実施例について図面
を参照しながら詳細に説明する。先ず、第1の実施例に
係る建築工事用給排水位置決め治具について説明する。
【0014】図1に示すように、この治具1は、布に樹
脂をかぶせたシートを、1部屋分の寸法にあわせて作成
したものである。そして、この治具1には、両サイドの
角に金具2,3が設置されている。これらの金具2,3
は、それぞれ各部屋の両端の鉄骨に取付けられるように
作成されており、常に正確な位置にシートが設置でき、
正確な位置決めができるようにされている。
【0015】また、この治具1の上面には、大引き設置
用アンカーボルト位置を示す位置孔4と湯の配管位置を
示す設置位置孔5と、水の配管位置を示す設置位置孔6
と、排水の配管位置を示す設置位置孔7がそれぞれ形成
されている。さらに、一部屋の中でのアンカーセット位
置及び配管位置が判るように大引き用中心線8が形成さ
れている。
【0016】以下、上記治具1を用いた建築工法につい
て各工程順に説明する。先ず、鉄骨組立が終了した後
に、土間コンクリート9を充填硬化させ、その後に、図
2に示すように、上記土間コンクリート9の上に前述し
た建築工事用給排水位置決め治具1を所定の場所に設置
し、この治具1を用いて、大引き設置用アンカーボルト
位置10、及び湯の配管位置11、水の配管位置12、
排水の配管位置13をそれぞれマーキングする。マーキ
ング後、図3に示すように土間コンクリート9上に位置
決めが終了する。
【0017】そして、上記マーキング工程が終了した後
には、図4に示すようにカットした配管パイプを設置す
る。この時、前記土間コンクリート9の上には、上述の
ように、同一の治具1を使用して配管位置がマーキング
されているので、接続すべき各部屋毎の配管の指定寸法
は全て同一の寸法仕様となる。そのため、図5に示すよ
うに、同じ寸法の配管のパイプをカットし、組み合わせ
ることができるため、現場の外でカット済みのパイプ1
4と継手15,以下同じように16と17、18と19
を組み立てた半組立品及び指定寸法でカットしたパイプ
20,21を現場に搬入し、接着剤で接続するだけで、
配管の設置が終了することができる。給水管、湯管も同
様の半組立品として搬入し、現場では接続のみで設置が
終了することができる。
【0018】このように、上記治具1を使用して建築給
排水工事を行なうことにより、土間コンクリート上に、
大引き設置用のアンカーボルト位置10及び、湯の配管
位置11及び、水の配管位置12及び、排水の配管位置
13を極めて簡単にマーキングすることができるので、
従来のように、間取り及び寸法が同じである部屋に対し
て全く同じ墨出しを何度も繰り返し行なう必要がなくな
る。さらに、上記治具1の使用により配管のパイプの指
定寸法が決定されるので、現場作業に入る前に配管のパ
イプを事前に準備できるため、現場作業時間の短縮化が
できる。
【0019】したがって、この治具1を使用して行われ
る建築工法によれば、大工と配管業者がそれぞれ大引き
設置用アンカー位置9と、湯の配管設置位置10、水の
配管設置位置11、排水の配管設置位置12を位置決め
する必要がないので、配管業者が現場の進行状況確認の
ため、巡回する必要性がなくなる。また、位置決め作業
の2度手間も解消され、この結果作業時間の短縮化を実
現することができる。また、この治具1は、布に樹脂で
かぶせたシートにより成形されてなるものであることか
ら、簡単に折りたため、持ち運びに便利であるととも
に、温度変化や現場作業中の取扱にも変形することが極
めて少ないため、配管の位置及びパイプの寸法仕様は常
に一定となり、精度の高い配管作業ができる。
【0020】なお、上記実施例に係る建築工事用給排水
位置決め治具1は、布に樹脂をかぶせたシートを説明し
たが、本発明に係る当該治具は、容易に伸び縮みしない
材質のものであれば、上記布に樹脂をかぶせたものでな
く、収縮性の少ない樹脂フィルムのようなシートであっ
ても良い。
【0021】
【発明の効果】上記実施例の説明からも明らかなよう
に、本発明に係る建築工事用給排水位置決め治具は、布
に樹脂をかぶせたシートにより形成されてなるので、各
作業工程中に変形する心配が少なく、また、温度変化に
も伸び縮みすることが極めて少ないため、常に正確な位
置決めをすることができる。また、この治具に形成され
た大引き設置用アンカーボルトの位置孔及び配管の設置
位置孔を用いて土間コンクリートの上面にアンカーボル
トの配設位置及び、配管位置をマジックインキ及びスプ
レー等でマーキングして置くことにより、今までの2つ
の位置決めが、一度でできる。
【0022】したがって、第2の発明として記載した建
築工法によれば、上述のように、土間コンクリートの上
面に大引き設置用アンカーボルト位置及び配管位置をマ
ーキングする作業を極めて迅速且つ正確に行なうことが
できる。また、第3の発明として記載した建築工法によ
れば、各部屋毎に各配管の指定寸法は常に全部屋におい
て同一の寸法仕様になるため、現場の外でパイプをカッ
トして半組立品とし、現場では接続するのみで組立が完
成する配管設置作業になり、現場作業時間の短縮が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る建築工事用給排水位置決
め治具の外観を示す平面図である。
【図2】図2は、土間コンクリート上に図1に示す治具
を載置してマーキングしている状態を模式的に示す平面
図である。
【図3】図3は、治具により土間コンクリート上に大引
き設置用アンカーボルト位置及び配管位置がマーキング
された状態を示す平面図である。
【図4】図4は、同じ寸法にカットされた配管のパイプ
の状態を摸式的に示す斜視図である。
【図5】図5は、カットしたパイプを接続した状態を摸
式的に示す斜視図である。
【図6】図6は、土間コンクリート上に間仕切り壁通り
芯が墨出しされる状態を摸式的に示す斜視図である。
【図7】図7は、土間コンクリート上に大引き用中心線
が墨出しされる状態を摸式的に示す斜視図である。
【図8】図8は、土間コンクリート上に、大引き設置用
のアンカーボルトの位置決めをする状態を摸式的に示す
斜視図である。
【図9】図9は、土間コンクリート上に配管位置の墨出
しをする状態を摸式的に示す斜視図である。
【図10】図10は、カットしたパイプを接続した状態
を摸式的に示す斜視図である。
【符号の説明】
1 建築工事用給排水位置決め治具 2 シート角の金具 3 シート角の金具 4 大引き設置用アンカーボルト位置孔 5 湯の配管設置位置孔 6 水の配管設置位置孔 7 排水の配管設置位置孔 8 大引き用中心線 9 土間コンクリート 10 大引き設置用アンカーボルト位置 11 湯の配管設置位置 12 水の配管設置位置 13 排水の配管設置位置 14 パイプ 15 継手 16 パイプ 17 継手 18 パイプ 19 継手 20 パイプ 21 パイプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布に樹脂をかぶせたシートにより形
    成されてなり、給水及び排水の配管の位置決めがされる
    位置決め部と、大引き設置用アンカーボルト位置の位置
    決めがされる位置決め部とが少なくとも形成されてなる
    ことを特徴とする建築工事用給排水位置決め治具。
  2. 【請求項2】 土間コンクリートの上面に請求項1
    記載の建築工事用給排水位置決め治具を載置し、給排水
    配管位置及び大引き設置用アンカーボルトの配設位置を
    マーキングするマーキング工程を特徴とする建築工法。
  3. 【請求項3】 現場外で各部屋毎の指定寸法に配管
    のパイプをカットして、半組立品とし、現場では接続す
    るのみで組立が完成する配管設置工程を特徴とする建築
    工法。
JP3726093A 1993-01-14 1993-01-14 建築工事用給排水位置決め治具及びこれを用いた建築工法 Pending JPH06212805A (ja)

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