JPH06212804A - アルミカーテンウォール大型ユニット工法と吊り治具 - Google Patents

アルミカーテンウォール大型ユニット工法と吊り治具

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JPH06212804A
JPH06212804A JP2199393A JP2199393A JPH06212804A JP H06212804 A JPH06212804 A JP H06212804A JP 2199393 A JP2199393 A JP 2199393A JP 2199393 A JP2199393 A JP 2199393A JP H06212804 A JPH06212804 A JP H06212804A
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JP
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building
floor
winch
curtain wall
large unit
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Application number
JP2199393A
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Hiroyuki Yamamoto
裕行 山本
Kazuo Fukazawa
和夫 深沢
Teruo Sasaki
照夫 佐々木
Masahito Matsukawa
正仁 松川
Kazumi Yamane
一三 山根
Takao Yamaoka
隆夫 山岡
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Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
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  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 上部にオーバーハングがある高層・超高層の
建物についても適用可能なアルミカーテンウォール大型
ユニット工法とそれに好適に使用できる吊り治具を提供
する。 【構成】 建物の上層部にウインチHと、先端側にウイ
ンチのワイヤー9のガイドプーリー10が装備された水平
アーム12と該水平アーム12を摺動自在に支持する本体フ
レーム11とを備え且つ建物の側面からの突出量を調整可
能にした吊り治具Iとを設けておき、アルミカーテンウ
ォールの大型ユニットAを予め建物に隣接した下部地盤
面Gで組み立て、当該大型ユニットAをウインチHによ
り吊り上げ且つ吊り治具Iにより大型ユニットAを建物
側に引き込んで、建物に取り付けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高層・超高層の建物に
おけるマリオン形式のアルミカーテンウォールを施工す
るのに好適なアルミカーテンウォール大型ユニット工法
とそれに使用する吊り治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、全面ガラス張りの温室のような
低層の建物のアルミカーテンウォールを施工する方法と
しては、予め、地上でアルミカーテンウォール用のサッ
シを垂直姿勢のまま組み立てて大型パネル化すると共
に、ガラスまで嵌め込んだ大型ユニットを作製してお
き、この大型ユニットをクレーンで吊り上げて、建物の
骨組に取り付けて行くようにした工法が既に知られてい
る。
【0003】しかしながら、上記の従来例では、次のよ
うな問題点があった。 地上で組み立てた大型ユニットをクレーンで建物に
吊り込んでいるため、上部にオーバーハングがある建物
については、適用が困難であった。即ち、オーバーハン
グした部分の下方に大型ユニットを吊り込む場合、クレ
ーンの吊りワイヤーをオーバーハング部分に触れささず
に、大型ユニットを所定の取付け位置まで建物側に引き
込むことができなかった。 温室程度の小規模の建物では、鉄骨建方の終了後、
カーテンウォールの工事に着工しても、さほど問題はな
いが、高層・超高層の建物においては、最上層までの鉄
骨建方が完了する前に、早期にカーテンウォールに着工
することが必要になることがある。この場合、鉄骨建方
には、クライミング方式のタワークレーンが使用される
が、このタワークレーンをカーテンウォールの大型ユニ
ットの吊り込みに使用すると、鉄骨建方とカーテンウォ
ール吊り込みとの並行作業が行えないことになり、クレ
ーンの稼動率が低下するばかりでなく、工期、工費の両
面で多大の不都合が生じることになる。このため、高層
・超高層の建物におけるマリオン形式のアルミカーテン
ウォールについては、上記の工法は採用できず、方立や
横枠などのアルミ部材やガラス、シール等の材料を単材
の形で施工階に個別に揚重し、各施工階でアルミカーテ
ンウォールを組み立てて建物の躯体に取り付けるという
ノックダウン方式の施工法を強いられているが実情であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の点に
留意してなされたものであって、その目的とするところ
は、上部にオーバーハングがある高層・超高層の建物に
ついても適用可能なアルミカーテンウォール大型ユニッ
ト工法とそれに好適に使用できる吊り治具を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明が講じた技術的手段は次のとおりである。即
ち、第1発明によるアルミカーテンウォール大型ユニッ
ト工法は、建物の上層部にウインチと、建物の側面から
の突出量が調整可能で且つ先端側にウインチのワイヤー
のガイドプーリーが装備された吊り治具を設けておき、
ガラスが嵌め込まれたアルミカーテンウォールの大型ユ
ニットを予め建物に隣接した下部地盤面で組み立て、当
該大型ユニットを前記ウインチにより吊り上げ且つ前記
吊り治具により大型ユニットを建物側に引き込んで、建
物に取り付けることを特徴としている。
【0006】尚、第1発明において、下部地盤面とは、
地面の他、低層部の屋上スラブを包含する意味である。
つまり、低層部の上に、低層部よりも細い(平面視での
面積が小さい)高層部を建てる建物の場合には、低層部
の屋上スラブの上で前記大型ユニットを組み立てること
になる。
【0007】第2発明による吊り治具は、柱に対して着
脱可能な状態に固定される本体フレームと、先端側にウ
インチのワイヤーのガイドプーリーが軸支され、前記本
体フレームにより長手方向に摺動自在に支持された水平
アームとを備え、水平アームにその長手方向に沿ったラ
ックギヤを設ける一方、本体フレームには前記ラックギ
ヤと噛み合うピニオンギヤを備えた駆動機構を設けてな
るものである。
【0008】
【作用】第1発明の構成によれば、建物に隣接した下部
地盤面で予め組み立てたアルミカーテンウォールの大型
ユニットを、ウインチによって吊り上げ、吊り治具によ
り建物側に引き込んで、建物に取り付けるようにしたの
で、上部にオーバーハングのある建物についても、オー
バーハングよりも下方の階にウインチと吊り治具を設置
することにより、適用可能である。また、ウインチと吊
り治具を用いて大型ユニットを吊り込むので、カーテン
ウォールの工事と、タワークレーンを用いた鉄骨建方と
を並行作業として行うことが可能である。第1発明にお
いて、吊り治具としては、種々の構成のものを採用でき
るが、第2発明の吊り治具を使用することが、後述する
理由により望ましい。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係るアルミカーテンウォール
大型ユニット工法を図面に基づいて説明する。図におい
て、Aはマリオン形式のアルミカーテンウォールの大型
ユニットである。この大型ユニットAは、一層分の高さ
と8メートル程度の横幅を有するもので、図3に示すよ
うに、多数のアルミ製方立1、上下のアルミ製横枠2
a,2b、これら1、2a,2bで囲まれた部分に嵌め
込まれたガラス板3、上の横枠2aよりも上方の方立1
間に取り付けられたアルミ製パネル4、ガラス板周囲の
シール材(図示せず)等によって構成されている。
【0010】Bは大型ユニットAの吊り下げに使用され
る横長の2段のトラバーサーであり、上段トラバーサー
1 と下段トラバーサーB2 とは複数のチェーンブロッ
ク5を介して連結されている。Cは、大型ユニットAの
上端部にボルト・ナットにより着脱自在に取り付けた大
型ユニットAの横幅全長にわたる鋼製アングル材であ
る。このアングル材Cは、吊り込み時における大型ユニ
ットAの補強(変形防止)と、大型ユニットAの壁厚方
向における重心近くを吊り下げ支持できるようにする役
目とを果たすものであり、上面に多数の吊り環6を有す
る。アングル材Cと下段トラバーサーB2 とは前記吊り
環6に対して係合離脱可能なターバックル7付きの吊り
材8で連結されている。
【0011】Dは上部にオーバーハング部分(例えば、
屋上設備類の目隠しとなる塔屋外壁用のアルミパネル)
Eのある高層・超高層の建物である。Fは建物に隣接し
た下部地盤面(地表又は低層部の屋上スラブ)Gに設け
た仮設の組立工場であり、当該組立工場Fにおいて前記
大型ユニットAを垂直姿勢のまま組み立てるようになっ
ている。Hはウインチ、Iは建物Bの側面からの突出量
が調整可能で且つ先端側にウインチHのワイヤー9のガ
イドプーリー10が装備された吊り治具である。Jは組立
工場Fと建物BのウインチH設置階よりも上方の階とに
わたって張設された複数本のガイドロープであり、大型
ユニットAの下端側の両側部に設けた係止体aを案内し
て、風による大型ユニットAの回動を防止するようにし
ている。図示の係止体aは、抜止め爪の付いたフックと
ワイヤーとによって構成されており、大型ユニットAの
下端側にボルト止めしたアングルピースbにシャックル
cを介して取り付けられている。
【0012】本発明に係るアルミカーテンウォール大型
ユニット工法の施工手順は、次の通りである。図1、図
2に示すように、建物Dの上層部で且つオーバーハング
部分Eよりも下方の階に前記ウインチHと前記吊り治具
Iを設けておき、これらの設置階よりも上方の階と組立
工場Fとにわたって前記ガイドロープJを張設してお
く。
【0013】そして、組立工場Fにおいて、予め、組み
立てられた大型ユニットAを前記ウインチHにより所望
階まで吊り上げ且つ前記吊り治具Iにより大型ユニット
Aを建物D側に引き込んで、建物Dに取り付けるのであ
る。所定階まで大型ユニットAが取り付けられたら、前
記ウインチHと前記吊り治具Iは、図1に仮想線で示す
ように、上方へ盛り替えて転用されることになる。
【0014】上記の構成によれば、建物Dの上部にオー
バーハング部分Eがあっても、これにワイヤー9を接触
させることなく大型ユニットAの吊り込みを行うことが
できる。
【0015】尚、大型ユニットAの上端には突起部dが
突設され、下端には当該突起部dに対応する寸法の凹入
部が形成されている。そして、図5に示すように、先行
して建物Bに取り付けられた下階の大型ユニットAの突
起部dに、上階の大型ユニットAの凹入部を嵌合させ、
この状態で当該大型ユニットAを適当なファスナーeに
より建物Bに固定するようになっている。ガイドロープ
Jは、組立工場Fの片側(建物側)の作業足場を避けて
斜めに張設されているため、組立工場Fの作業足場近く
に位置する低層階では、ガイドロープJで係止体aを案
内する場合、係止体aとしてワイヤーの長いものを使用
する必要があるが、低層階では風による影響が少ないた
め、ガイドロープJによる案内を省略してもよい。
【0016】図6〜図8は、前記吊り治具Iの詳細を示
す。この吊り治具Iは、角筒状をなす鉄骨造の柱Kに対
して着脱可能な状態に固定される本体フレーム11と、先
端側に前記ガイドプーリー10が軸支され、前記本体フレ
ーム11により長手方向に摺動自在に支持された角筒状の
水平アーム12とを備えている。本体フレーム11は、柱K
の前面にボルト止めされる第1フレーム部分11aと、柱
Kの後面で且つ第1フレーム部分11aよりも高い位置に
ボルト止めされる第2フレーム部分11bとから構成され
ている。第1フレーム部分11aは、水平アーム12の挿通
孔が形成された角形プレート13aとそれに固定されたチ
ャンネル材14aおよびギヤボックス15とを備えている。
第2フレーム部分11bは、水平アーム12の挿通孔が形成
された角形プレート13bとそれに固定されたチャンネル
材14bとを備えている。
【0017】水平アーム12には、その上面の中央部に長
手方向に沿ったラックギヤ16が設けられており、ラック
ギヤ16の両側には、上面がラックギヤ16よりも若干上方
に位置する状態に、鋼製プレート17が設けられている。
前記ギヤボックス15には、前記ラックギヤ16と噛み合う
ピニオンギヤ18と該ピニオンギヤ18と噛み合う小径ギヤ
19とからなる駆動機構20が内装されている。21は前記小
径ギヤ19の支軸に当該小径ギヤ19と一体回転するように
設けられたハンドルである。また、水平アーム12の上面
には、水平アーム12が所定距離建物側に引き込まれるこ
とによって、つまり、上述した大型ユニットAが建物D
に対する所定の取付け位置に来るまで建物側に引き込ま
れることによって、本体フレーム11の一部(具体的に
は、角形プレート13aの前面)に当接して、水平アーム
12の摺動範囲を限定する位置決め突起22が固着されてお
り、さらに、位置決め突起22よりも建物側の位置には水
平アーム12の予想外の摺動を防止するための抜取り自在
なストッパーピン23が設けられている。
【0018】上記の吊り治具Iは、図2、図6、図7に
示すように、柱Kの床面から適当距離離れた位置に固定
される。従って、ガイドプーリー10に巻き掛けたウイン
チHのワイヤー9は、吊り治具Iの下方を通ってウイン
チHへと導かれることなり、吊り治具Iが障害になるこ
とがない。
【0019】そして、上記の吊り治具Iを使用すれば、
ウインチHでワイヤー9を巻き取って、大型ユニットA
を吊り上げる際、作業員が前記ハンドル21を適当なタイ
ミングで手動操作して、位置決め突起22が角形プレート
13aの前面に当接するまで水平アーム12を建物側に摺動
させ、大型ユニットAを所定の取付け位置まで容易かつ
正確に引き込むことができる。
【0020】図9、図10は、本発明に係るアルミカー
テンウォール大型ユニット工法を、鉄骨造多層建物の全
天候施工法に適用したものであり、屋上設備類の目隠し
となる塔屋外壁用のアルミパネルを、塔屋の構築に先立
って、予め、下部地盤面(地表又は低層部の屋上スラ
ブ)Gで組み立てて大型パネルLにしておき、鉄骨建方
の進行につれて、この大型パネルLをタワークレーンM
を用いて順次、スライドアップさせて、鉄骨工事におけ
る溶接作業の防風対策として利用する一方、大型パネル
Lを取り付けた階よりも下方の階で上記のアルミカーテ
ンウォール大型ユニット工法を実施するようにした点に
特徴がある。
【0021】より詳しく説明すると、鉄骨の建方は、タ
ワークレーンMを用いて、一般的な積層工法により、図
10に示すように、複数階分(例えば、3層分)を1節
として下から順に行われる。
【0022】Nは、鉄骨建方を行う都度、最上階に設け
られた止水床であり、当該止水床Nにより各節屋根面が
構成され、内部が降雨に対して遮蔽される。止水床Nと
しては、種々の具体的構成を採用できるが、例えば、床
用の本設材(床型枠)であるデッキプレートを梁鉄骨の
上に水密状に敷設して構成される。止水床Nに形成され
る資材搬入・搬出用の仮設開口、階段室等の開口部には
着脱自在な蓋体(図示せず)を設けて、降雨時には蓋体
で開口部を閉塞するものとする。また、タワークレーン
用開口を貫通するタワークレーンMのマストにタワーク
レーン用開口よりも大きなスカート状の庇(雨よけ)を
設ける等して、降雨時に雨水が入り込まないように雨仕
舞いを施すものとする。
【0023】前記大型パネルLは、タワークレーンMで
吊り上げられ、施工階までスライドアップされるもので
あるが、塔屋が構築されるまで、鉄骨の側面に取り付け
られて、各節壁面を構成しており、内部を横降り雨と風
に対して遮蔽している。24は各節壁面の四隅に設けられ
た幅狭の風通しネットである。風通しネット24は、内部
の換気を行って、溶接作業等を行う際の作業環境を良好
に維持する役目を果たすものであるが、各節壁面全体と
しての横降り雨や風の遮蔽機能を損なわないように可及
的に幅狭に形成される。
【0024】鉄骨造多層建物の全天候施工法の工程を説
明すると、次の通りである。 図10の(イ)に示すように、1節の鉄骨建方を行
い、最上階のデッキプレートを水密状に敷き込んで止水
床Nを構成する。止水床Nにより1節目の各節屋根面が
構成され、内部が降雨に対して遮蔽されることになる。
しかる後、大型パネルLを鉄骨の側面に取り付ける。こ
れにより、1節目の各節壁面が構成され、内部が横降り
雨と風に対して遮蔽されることになる。この状態で、内
部(二点斜線で示す部分)の現場溶接作業を行う。 図10の(ロ)に示すように、2節の鉄骨建方を行
う。1節の場合と同じように、最上階のデッキプレート
を水密状に敷き込んで止水床Nを構成し、当該止水床N
により2節目の各節屋根面を構成する。しかる後、前記
タワークレーンMを用いて大型パネルLを上方へスライ
ドアップし、2節の鉄骨の側面に取り付けて、2節目の
各節壁面を構成する。 図10の(ハ)に示すように、2節の内部(二点斜線
で示す部分)の現場溶接作業を行う。次いで、上述した
カーテンウォールの大型ユニットAを1節の鉄骨側面に
建て込み、鉄骨工事以降の全天候施工壁面を構成する。 上記の〜の工程を繰り返し、最後に、図10の
(ニ)に示すように、屋上の所定の位置に大型パネルL
を建て込み、塔屋の外壁を構成する。
【0025】上記の実施例によれば、上からの降雨に対
して遮蔽されるだけでなく、横降り雨や風に対しても遮
蔽されるため、鉄骨工事の中で大きな工期ウエイトを占
める現場溶接作業が天候に左右されずに行えるのであ
る。しかも、屋上設備類の目隠しとなる塔屋外壁用の大
型パネルLを先行して作製し、これを各節壁面として利
用するため、本設材が有効に利用されて経済的であると
共に、塔屋外壁を短期間に且つ安全に構築できることに
なる。
【0026】
【発明の効果】請求項1によれば、建物に隣接した下部
地盤面で予め組み立てたアルミカーテンウォールの大型
ユニットを、ウインチによって吊り上げ、吊り治具によ
り建物側に引き込んで、建物に取り付けるようにしたの
で、上部にオーバーハングのある建物についても、オー
バーハングよりも下方の階にウインチと吊り治具を設置
することにより、適用可能である。また、ウインチと吊
り治具を用いて大型ユニットを吊り込むので、カーテン
ウォールの工事と、タワークレーンを用いた鉄骨建方と
を並行作業として行うことが可能であり、高層・超高層
の建物についても、好適にできる。吊り治具としては、
種々の構成のものを採用できるが、請求項2の吊り治具
を使用すれば、吊り治具自体の構成がシンプルで低コス
トで実施できるばかりでなく、吊り治具の本体フレーム
を柱に固定するように構成したため、床面よりも高い位
置で柱に固定することにより、水平アーム先端のガイド
プーリーに巻き掛けたウインチのワイヤーを吊り治具の
下方を通してウインチに導くことができ、吊り治具がワ
イヤーの取りまわしの邪魔にならず、上記の工法に好適
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】アルミカーテンウォール大型ユニット工法を説
明する概略側面図である。
【図2】要部の側面図である。
【図3】要部の正面図である。
【図4】要部の斜視図である。
【図5】要部の側面図である。
【図6】吊り治具の斜視図である。
【図7】吊り治具の要部の縦断側面図である。
【図8】吊り治具の要部の縦断正面図である。
【図9】鉄骨造多層建物の全天候施工法を説明する概略
斜視図である。
【図10】鉄骨造多層建物の全天候施工法を説明する工
程図である。
【符号の説明】
A…大型ユニット、D…建物、H…ウインチ、I…吊り
治具、9…ワイヤー、10…ガイドプーリー、11…本体フ
レーム、12…水平アーム、16…ラックギヤ、18…ピニオ
ンギヤ、20…駆動機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松川 正仁 大阪市中央区本町4丁目1番13号 株式会 社竹中工務店大阪本店内 (72)発明者 山根 一三 大阪市中央区本町4丁目1番13号 株式会 社竹中工務店大阪本店内 (72)発明者 山岡 隆夫 大阪市中央区本町4丁目1番13号 株式会 社竹中工務店大阪本店内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の上層部にウインチと、建物の側面
    からの突出量が調整可能で且つ先端側にウインチのワイ
    ヤーのガイドプーリーが装備された吊り治具を設けてお
    き、ガラスが嵌め込まれたアルミカーテンウォールの大
    型ユニットを予め建物に隣接した下部地盤面で組み立
    て、当該大型ユニットを前記ウインチにより吊り上げ且
    つ前記吊り治具により大型ユニットを建物側に引き込ん
    で、建物に取り付けることを特徴とするアルミカーテン
    ウォール大型ユニット工法。
  2. 【請求項2】 柱に対して着脱可能な状態に固定される
    本体フレームと、先端側にウインチのワイヤーのガイド
    プーリーが軸支され、前記本体フレームにより長手方向
    に摺動自在に支持された水平アームとを備え、水平アー
    ムにその長手方向に沿ったラックギヤを設ける一方、本
    体フレームには前記ラックギヤと噛み合うピニオンギヤ
    を備えた駆動機構を設けてなる吊り治具。
JP2199393A 1993-01-13 1993-01-13 アルミカーテンウォール大型ユニット工法と吊り治具 Pending JPH06212804A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6429418B1 (ja) * 2017-11-22 2018-11-28 株式会社ヤクテツ クレーン
CN114809397A (zh) * 2022-06-06 2022-07-29 山西建筑工程集团有限公司 一种钢结构异形幕墙固定安装工具

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