JPH0621248Y2 - ピングリッドアレイパッケージ用回路基板 - Google Patents

ピングリッドアレイパッケージ用回路基板

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JPH0621248Y2
JPH0621248Y2 JP1988112032U JP11203288U JPH0621248Y2 JP H0621248 Y2 JPH0621248 Y2 JP H0621248Y2 JP 1988112032 U JP1988112032 U JP 1988112032U JP 11203288 U JP11203288 U JP 11203288U JP H0621248 Y2 JPH0621248 Y2 JP H0621248Y2
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JP
Japan
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circuit board
grid array
array package
pin
pin grid
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JP1988112032U
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JPH0233441U (ja
Inventor
徹 村山
Original Assignee
東芝ケミカル株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電子機器に組込まれて用いられるセミカスタム
大規模集積回路の用途の一つであるピングリッドアレイ
パッケージ用回路基板の改良に関する。
(従来の技術) 電子機器の高度な発展を支える基本デバイスの一つに集
積回路(IC)がある。
周知のように、このICは近年集積度が増して、ゲート
数100ないし50,000の大規模集積回路(LSI)へ、さ
らにこのLSIの規模を上回るゲート数50,000以上の超
大規模集積回路(VLSI)へと発展を遂げつつあり、
電子機器における技術革新のキーデバイスとして不動の
地位を占めるに至っている。
ところで、このようなLSI、VLSI等が組込まれる
電子機器は総じて小形化、薄形化、軽量化の要求が強い
ことで知られている。LSIの適用はこの場合に受動素
子とLSIチップとが一つの基板を共有する形に構成さ
れる、いわゆるハイブリットICが主流となっている
が、電子機器側のかかる要求に応えるにはパッケージ全
体の小形化、薄形化を一層推し進める必要がある。
第4図および第5図にセミカスタムLSIの用途である
ピングリッドアレイ(以下、PGAと称する)のパッケ
ージ用基板の一例を示している。すなわち、このPGA
パッケージ用回路基板はガラスエポキシ積層板1の上面
および下面に例えば銅箔等により回路2、3を形成する
と共に、ガラスエポキシ積層板1を貫いて金属製のピン
端子4を挿入し、さらにハンダ5によって銅箔回路3と
の電気的接続と機械的結合とを図るように一体化したも
のである。なお、ここで回路2、3は相互にスルーホー
ルメッキにより電気的な接続がなされている。ちなみ
に、以後工程ではガラスエポシキ積層板1の上面にLS
Iチップ6が搭載され、この後ワイヤ7によって回路2
とLSIチップ6とが接続されてPGAとして完成させ
られる。なお、図中符号8は回路保護のために使用され
るカバーを示している。
(考案が解決しようとする課題) ところで、PGAのパッケージ用基板に仕様を決定する
うえで常に問題となるのはガラスエポキシ積層板1の剛
性を損なわずに如何に薄形化を達成するかという点にあ
る。例えば、ピン端子4をソケット等に挿入したり、あ
るいはこれから抜いたりする場合、ガラスエポキシ積層
板1の剛性が不足しているとピン端子2の位置が定まら
なくなり、取扱いに難渋させられる。パッケージ全体の
薄形化の要求は最近になり、ガラスエポキシ積層板1の
厚さが2mmでは厚ぎ、これを1mm程度の厚さにするとい
う、厳しい要求に変わりつつある。仮に、このような厚
さのガラスエポキシ積層板1とした場合にはピン端子4
は極端に曲がり易くなり、取扱いはさらに制約を受ける
ことになる。また、ピン端子4の曲がり具合いによって
は回路2、3に損傷が生じて回路基板の機能が失なわれ
てしまうなどの問題が生じる。
そこで、本考案の目的はPGAパッケージ用回路基板の
剛性を損なうことなく、パッケージ全体の薄形化を図る
ようにしたPGAパッケージ用基板を提供することにあ
る。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために本考案は、可撓性を有する絶
縁基板と、この絶縁基板の1主面上に装着された半導体
チップと、この半導体チップと電気的に接続され前記1
主面上に形成された導電回路と、この導電回路と電気的
に接続され前記絶縁基板を貫通して他主面に形成された
ピン端子を有するピングリッドアレイパッケージ用回路
基板において、前記絶縁基板に金属材料からなる補強部
材を設けたことを特徴とするものである。
(作用) 本考案において、回路は可撓性を有する基板材料、たと
えばフィルム上に形成される。このフィルムはいうまで
もなく、剛さのない材料のため、機械的な力を受けとめ
ることはできない。そこで、これを補強するため部材が
必要であり、本考案では金属材料でつくられた補強部材
を用いて機械的な力をここで受けられるようにする。こ
れにより、厚さは比較的薄くとも充分な剛性の備わった
回路基板を構成することができ、電気機器における薄形
化の要求に応じることが可能になる。
(実施例) 本考案の実施例につき、それぞれ図面を参照して説明す
る。なお、各図に示された回路基板は各要素の間が離さ
れ、隙間があるように見えるが、これは説明のためのも
ので、実際は一体的なものとして構成される。
第1図において、符号11はフィルムを示しており、こ
のフィルム11の上面には回路12が形成され、可撓性
を有する回路基板として構成されている。さらに、回路
12の近くに一端を臨ませると共に、他端がフィルム1
1を貫いて反対側に延在するようにピン端子13が所定
の数だけ設けられている。このピン端子13の回路12
に臨ませた部分には双方を電気的に接続し、かつ機械的
な力でこれらを結合せしめるためのハンダ14が盛られ
ている。また、回路12が形成された側のフィルム11
面には絶縁フィルム15を介してLSIチップおよびピ
ン端子13のための逃がし穴16を穿設したフラット形
の補強板17が設けられている。なお、これらのフィル
ム11、絶縁フィルム15および補強板17が相互に結
合する面には接着剤(図示せず)が使用されており、こ
れらの要素間の一体的な結合状態が保たれている。
上記実施例の回路基板は以下材料の組合わせからなり、
次の手順を経て製作される。すなわち、初めにフィルム
11は耐熱性フィルム材料でその厚さは125μmのもの
が用意される。また、回路12は電解銅箔によってお
り、その厚さは35μmを基準としている。回路12の形
成方法はフィルム11上に銅箔をラミネート接続した
後、写真法にて回路パターンを焼付け、さらに現像処理
して塩化第二銅溶液中に浸して不要箇所を除去する方法
によっている。
一方、絶縁フィルム15は厚さ50μmのポリエステル材
のフイルムを用いて、また補強板17は厚さ0.3mmの
平鋼板を使用して製作され、これらの絶縁フィルム15
および補強板17が上記の回路基板の上に接着剤を使用
してそれぞれ一体的に重ね合わされる。この後、図には
省略されているが、回路基板上にLSIチップが搭載さ
れ、さらに適当なボンディング法により回路12とLS
Iチップとが接続されてPGAとして完成させられる。
次に、第2図を参照して本考案の別な実施例について説
明する。本実施例では上記した補強板17に代わる要素
として図に示されるようなLSIチップ18およびピン
端子13のための逃がし溝19を有するディンプル形の
補強板20が用いられる。これは回路基板が仕上げられ
た後に直ちにLSIチップ18を回路12と接続するボ
ンディング工程を行なうものに適用されるものであり、
フラット形の補強板17で構成するときに必要となるカ
バー等の手段をこのディンプル形の補強板20において
は兼用することが可能となる。なお、本実施例で使用さ
れる材料、さらにはこれを用いての製作手順は上記実施
例で述べられたところと変わるところがない。
次に、第3図を参照してさらに異なる実施例を説明す
る。本実施例は第1図に示されるフラット形の補強板1
7に代えてピン端子12の延在する側に装着されてピン
端子12のため逃がし穴21を穿ったフラット形の補強
板22による回路基板の構成の仕方である。この場合、
上記各実施例と異なり、絶縁フィルム15を省略するこ
とが可能であり、経済性において優れている。ここで、
製作手順についていえば、第1図の手順における絶縁フ
ィルム15に関する説明が除かれること、補強板22が
フィルム11の反対側に接着される点を注意することに
より、上記手順がそのまま適用可能である。また、材料
については上記実施例と同様のものが使用される。
以上の各実施例において、PGAパッケージ用回路基板
はフラット形の補強板17、22によった場合にはカバ
ーの厚さを含めて1mm以内に、一方ディンプル形の補強
板20によった場合もそれに近い値のものに構成するこ
とができ、薄形化の要求に対して充分に応えることがで
きる。しかも、剛性については平鋼板の剛さが相応に高
い値であり、殆んど問題にならない。
[考案の効果] 以上述べたように本考案においては可撓性を有する絶縁
基板を用いたピングリッドアレイパッケージ用回路基板
において、絶縁基板に金属材料からなる補強部材を設け
ているから、回路基板の剛性を何ら損なうことなく、薄
形化を達成することができ、電子機器の小型化、薄形化
に貢献することが可能になるなど、優れて実用的なもの
である。とくに、半導体チップとピン端子領域を除く領
域を覆うように絶縁体を介して補強部材を設けるとピン
グリッドアレイパッケージ用回路基板のより薄形化が達
成できる。
また、半導体チップとピン端子領域上に逃がし溝を設
け、かつ絶縁体を介してディンプル形の補強部材を設け
ると、この補強部材がカバーを兼ねることができるの
で、ピングリッドアレイパッケージ用回路基板のより小
型化が達成できる。
さらに、ピン端子と電気的に接触することなく、他主面
上に補強部材を設けると、絶縁フィルムを省略すること
ができ経済性に優れたピングリッドアレイパッケージ用
回路基板を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図はそれぞれ異なる本考案の
実施例を示す構成図、第4図および第5図は従来のピン
グリッドアレイパッケージ用回路基板を示す斜視図およ
び断面図である。 11……フィルム 12……回路 13……ピン端子 15……絶縁フィルム 17、22……フラット形補強板 20……ディンプル形補強板

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性を有する絶縁基板と、この絶縁基板
    の1主面上に装着された半導体チップと、この半導体チ
    ップと電気的に接続され前記1主面上に形成された導電
    回路と、この導電回路と電気的に接続され前記絶縁基板
    を貫通して他主面に形成されたピン端子を有するピング
    リッドアレイパッケージ用回路基板において、 前記絶縁基板に金属材料からなる補強部材を設けたこと
    を特徴とするピングリッドアレイパッケージ用回路基
    板。
  2. 【請求項2】請求項1記載のピングリッドアレイパッケ
    ージ用回路基板において、 前記補強部材は前記半導体チップと前記ピン端子領域を
    除く領域を覆うように絶縁体を介して前記1主面上に設
    けたことを特徴とするピングリッドアレイパッケージ用
    回路基板。
  3. 【請求項3】請求項1記載のピングリッドアレイパッケ
    ージ用回路基板において、 前記補強部材は前記半導体チップと前記ピン端子領域上
    に逃がし溝を設け、かつ絶縁体を介して前記1主面上に
    設けたことを特徴とするピングリッドアレイパッケージ
    用回路基板。
  4. 【請求項4】請求項1記載のピングリッドアレイパッケ
    ージ用回路基板において、 前記補強部材は前記ピン端子と電気的に接触することな
    く、前記他主面上に設けたことを特徴とするピングリッ
    ドアレイパッケージ用回路基板。
JP1988112032U 1988-08-26 1988-08-26 ピングリッドアレイパッケージ用回路基板 Expired - Lifetime JPH0621248Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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